JP2014079674A - 旧メタリック塗膜の補修塗装方法 - Google Patents

旧メタリック塗膜の補修塗装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
補修メタリック塗膜と旧メタリック塗膜との色味やメタリック感が一致し、旧メタリック塗膜に対して違和感のない補修メタリック塗膜を形成するのに適する、旧メタリック塗膜の補修塗装方法を提案する。
【解決手段】
補修部位を有する旧メタリック塗膜の該補修部位の上に、補修塗装用メタリック塗料組成物をボカシ塗装をし、形成された補修メタリック塗膜上にトップクリヤー塗料組成物を塗装する補修塗装方法であって、該補修塗装用メタリック塗料組成物が、アルミフレーク顔料(a)及び樹脂成分を含み、顔料(a)が平均厚さが0.34μm以下、平均粒子径が10〜25μmの範囲内にあり、組成物に含まれる樹脂成分固形分質量を基準とするアルミフレーク顔料(a)の含有量が5〜40質量%にあることを特徴とする旧メタリック塗膜の補修塗装方法。
【選択図】なし

Description

本発明はメタリック色を有する自動車ボディなど既設のメタリック塗膜の補修塗装方法に関する。
従来、アルミニウム顔料に代表される金属顔料を配合したメタリック塗料組成物では、その金属顔料の塗料中での分散状態や、塗膜中の配向性の状態等によって、メタリックムラが発生したり、目的とする金属光沢感が得られないなどの問題が生じることが知られており、その改良の提案が種々されている。
例えば特許文献1には、特定量の塗膜形成性樹脂に、平均粒子径が20±5μm、平均粒子径厚み0.5〜1μmを有するアルミフレーク顔料を特定量含むことを特徴とするメタリック塗料組成物が開示されている。
特許文献2には、特定のカップリング剤が表面に吸着された金属顔料を含むメタリック塗料組成物が開示されている。
特許文献3には3種の異なるアルミニウムフレーク顔料を選択的に用いることにより、光輝感、フリップフロップ性、隠蔽性を満足するメタリック塗膜が得られることが記載されている。
特許文献1〜3によればこれらメタリック塗料組成物から自動車ボディのように広範囲の面積で高品質を要求されるケースでも、高い光輝感を与え、また、メタリックムラが防止された優れた外観のメタリック調の塗膜が得られることが記載されている。
ところで、自動車ボディなどの高品質な塗膜が設けられた対象を補修塗装する場合、補修塗装で形成された補修塗膜を既設の塗膜と同等の仕上がり外観とすることが求められている。また、完成した自動車ボディに対して補修塗装を施すため、ボディ内部の機器等の部品が影響を受けないように補修塗膜を低温で乾燥させることが求められる。
また、塗装環境も工業用塗装ラインが管理幅内で安定しているのと比較して各補修塗装現場によって大きく異なるために、すべての補修塗装現場で補修塗膜と既設の塗膜とで違和感のない仕上がり外観とすることが必要とされている。
従って、メタリック色を有する自動車ボディの補修塗装では、補修塗膜を高温で乾燥させることが出来ず、既設のメタリック塗膜の色味だけでなくメタリック感までも補修メタリック塗膜で再現しなければならず、その上、補修用メタリック塗料組成物を塗装した後に生じるフキムラ現象に加えて、補修メタリック塗膜上に補修塗装用トップクリヤー塗料を塗装したときに生じるモドリムラ現象も考慮する必要があり、それらをすべて改善することはきわめて難しい。
特許文献1〜3には、メタリック感や隠蔽性などに優れたメタリック塗膜が得られることが記載されているが、それは管理された塗装環境において、中塗りや基材上に新しく塗装するものであり、補修メタリック塗膜を既設のメタリック塗膜に色味だけでなく、メタリックのキラキラ感までも合わせ、さらには、トップクリヤー塗布時に発生するモドリムラ現象を抑制する方策については何ら開示されていない。
一方、特許文献4には、特定のアンダーコートによる塗膜上に着色ベース塗膜を徐々に膜厚が薄くなるようにぼかし塗装する補修塗装工法が開示されており、着色ベース塗膜が薄膜であっても顔料配向性が良好な仕上がり外観を有することができることも記載されている。
しかしながら特許文献4では、ぼかし塗装された着色ベース塗膜の下に着色ベース塗料のヌレ性を改善するために特定のアンダーコートを設けるものであり、旧メタリック塗膜に対して違和感のない補修メタリック塗膜を得るためのアルミフレーク顔料の特性については一切記載がされていない。
特開平08−170034号公報 特開2012−1598号公報 特開2005−200519号公報 特開2005−87877号公報
本発明の目的は、自動車ボディなどの既設のメタリック塗膜などの旧メタリック塗膜に対して違和感のない補修用メタリック塗膜を形成するのに適する、旧メタリック塗膜の補修塗装方法を提案することにある。
本発明者らは、上記した課題について鋭意検討した結果、補修部位の部分は厚く、補修部位から離れるに従って徐々に薄く塗り広げるボカシ補修塗装に、特定のアルミフレーク顔料を特定量含む補修塗装用メタリック塗料組成物を使用することで、旧メタリック塗膜に対して違和感のない補修用メタリック塗膜を形成することができることを見出し、本発明に到達した。
即ち本発明は、
補修部位を有する旧メタリック塗膜の該補修部位の上に、補修塗装用メタリック塗料組成物を隠蔽膜厚以上に、且つ補修部位から離れるに従って旧メタリック塗膜に達するまで徐々に薄く塗り広げるボカシ塗装をし、形成された補修メタリック塗膜上にトップクリヤー塗料組成物を塗装する補修塗装方法であって、
該補修塗装用メタリック塗料組成物が、アルミフレーク顔料(a)及び樹脂成分を含み、アルミフレーク顔料(a)が平均厚さが0.34μm以下、平均粒子径が10〜25μmの範囲内にあり、補修塗装用メタリック塗料組成物に含まれる樹脂成分固形分質量を基準とするアルミフレーク顔料(a)の含有量が5〜40質量%にあることを特徴とする旧メタリック塗膜の補修塗装方法、に関する。
本発明の補修塗装方法では、補修塗装用メタリック塗料組成物が補修部位上では膜厚が厚く、補修部位から離れるほど膜厚が薄く塗装するボカシ塗装がされているので、補修メタリック塗膜と旧メタリック塗膜との間で色味やメタリック感などの外観の違いを自然に目立たせなくすることができる。また、本発明に従う補修塗装用メタリック塗料組成物は着色塗料や顔料分散ペーストを用いて調色配合することで多種多様な外観色に調色することもでき、隠蔽性に優れ、膜厚差によるメタリック感の不一致も最小限にすることができるために、補修メタリック塗膜の厚膜部と薄膜部の膜厚差が大きく、そして補修塗装用トップクリヤー塗料を塗布した場合や補修メタリック塗膜と旧メタリック塗膜をスカシ方向において対比した場合であっても、厚膜部と薄膜部とで色調が異なって見える現象を抑制でき、旧メタリック塗膜に対して違和感のない外観とすることができる。
そして本発明に記載の補修塗装用メタリック塗料組成物は隠蔽性に優れた塗膜が得られる。よって本発明補修塗装方法によれば、補修メタリック塗膜を全体的に薄膜化でき、補修メタリック塗膜の膜厚差自体を低く抑えることが出来るという利点も有する。このため、補修塗装用メタリック塗料組成物の使用量を減少させ、かつ作業時間を短縮することができ、補修工程に要する労力と費用を大幅に削減することができる。
本発明が適用される旧メタリック塗膜を構成するメタリック塗膜としては、通常、硬化した塗膜形成性樹脂及びアルミニウム粉を含有するメタリックベース塗膜をいい、該メタリックベース塗膜の光沢向上、耐候性などの塗膜性能の向上などのため、あるいは意匠性の観点から、該メタリックベース塗膜上に光干渉性顔料入り塗膜やトップクリヤー塗膜が設けられた複層塗膜も旧メタリック塗膜として包含する。
旧メタリック塗膜が形成された具体的な被塗物としては、例えば、自動車、二輪車等の各種車体及びその部品;電気製品等を挙げることができ、特に自動車車体及び自動車部品が好ましい。また、これらの被塗物を形成する冷延鋼板、亜鉛メッキ鋼板、亜鉛合金メッキ鋼板、ステンレス鋼板、錫メッキ鋼板等の鋼板、アルミニウム板、アルミニウム合金板等の金属基材;各種プラスチック素材等であってもよい。
本発明では補修対象である上記被塗物の損傷部を補修部位とし、該補修部位はその損傷の状況に応じて下地処理したものであってもよい。下地処理としては、例えば損傷部を中心にその周辺までサンディングし、パテ付けした後、プライマーサーフェーサー塗装等の下塗り塗料の塗装を行ったものであってもよい。
本発明方法では補修塗装用メタリック塗料組成物を上記補修部位から離れるに従って旧メタリック塗膜に達するまで徐々に薄く塗り広げるボカシ塗装をする。
本発明において補修塗装用メタリック塗料組成物は有機溶剤系塗料組成物であっても水系塗料組成物であってもよいが、平均厚さが0.34μm以下、平均粒子径が10〜25μmの範囲内にあるアルミフレーク顔料(a)を、該補修塗装用メタリック塗料組成物に含まれる樹脂成分の合計固形分質量を基準として5〜40質量%含有することを特徴とする。
アルミフレーク顔料(a)の平均厚さとしては0.12〜0.28μmの範囲内にあることが好ましく、平均粒子径としては12〜24μmの範囲内にあることが好ましい。
また、補修塗装用メタリック塗料組成物に含まれるアルミフレーク顔料(a)の含有量としては補修塗装用メタリック塗料組成物に含まれる樹脂成分合計固形分質量を基準として好ましくは10〜30質量%の範囲内にあることが好ましい。
本発明において、補修メタリック塗膜は徐々に薄くなっているために補修部位から旧塗膜部分に至る補修メタリック塗膜の外観は正面方向から見れば自然なものとなっているものの、アルミフレーク顔料(a)の平均厚さが0.34μmを超えると、補修部位上のア厚膜部分をスカシ方向からみると白っぽいメタリック塗膜になる一方で、補修部位から離れた薄膜部分をスカシ方向からみると黒っぽいメタリック塗膜になり、色味もメタリック感もバラバラとなり、違和感を感じる仕上がりとなってしまう。
また、アルミフレーク顔料(a)の平均粒子径が10μm未満では、補修部位の厚膜メタリック塗膜と補修部位から離れた薄膜メタリック塗膜とで膜厚差による色味やメタリック感の違いは目立たないものの、補修メタリック塗膜のキラキラ感が全体的に不足してしまい旧メタリック塗膜との外観に差が出て違和感を生じる一方で、平均粒子径が25μmを超えると、スカシ方向からみたときの補修部位が黒っぽく、補修部位から離れた薄膜部分が白っぽくなる現象が生じると共に、補修メタリック塗膜部分に補修塗装用トップクリヤーを塗装したときのクリヤー塗膜のツヤが低下する。
また、補修塗装用メタリック塗料組成物に含まれるアルミフレーク顔料(a)の含有量が5質量%未満では、補修メタリック塗膜の隠蔽性が不十分であり、補修塗装作業性が良好とは言えず、また、旧メタリック塗膜との外観の差が目立つ不自然な補修メタリック塗膜となり好ましくなく、一方で40質量%を超えても、補修塗装用メタリック塗料組成物を塗装したときに発生するムラ(フキムラ)が目立ち好ましくない。
本明細書においてアルミフレーク顔料(a)の平均厚さ(μm)は、下記式によって算出される。
平均厚さ(μm)=4000/水面拡散面積(cm/g)
水面拡散面積は、JIS K 5906 塗料用アルミニウム顔料 8.6水面拡散面積に準じて、試料を石油系スピリット又はアセトンで洗浄・乾燥して粉末化し,その粉末を水面上に散布し、水面上を一様にアルミニウム粉末が被覆したときの面積を求める。
平均粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定装置により測定される粒度分布の50%の値を示す。
また、本発明に使用されるアルミフレーク顔料(a)の平均アスペクト比は50以上、好ましくは60以上にあることが補修メタリック塗膜をスカシ方向からみたときの膜厚差による色味の差が抑制される傾向があり、好ましい。
本明細書において平均アスペクト比は平均粒子径を平均厚さで割った値である。
上記補修塗装用メタリック塗料組成物に含まれる樹脂成分としては、例えば、水酸基、カルボキシル基、シラノール基、エポキシ基などの架橋性官能基を有するアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン含有樹脂、繊維素系樹脂などを挙げることができ、水系のものであっても有機溶剤系のものであってもよい。これらの樹脂成分は、1種を単独で用いることができ、あるいは、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
本発明においては、補修塗装用メタリック塗料組成物(A)に含まれる樹脂成分が、その成分の一部として固形分水酸基価が10〜150mgKOH/g、好ましくは50〜120mgKOH/gのポリオール樹脂を含むことが好ましい。
後述のトップクリヤーがポリイソシアネート化合物を含む場合、ポリイソシアネート化合物が補修メタリック塗膜にしみ込み、車体ボディーの補修塗装のような低温での乾燥条件でも十分に硬化できるためである。
一方、補修塗装用メタリック塗料組成物(A)が水系の場合は、補修塗装用メタリック塗料組成物に含まれる樹脂成分がその成分の一部としてウレタンエマルションを含有することが補修メタリック塗膜の耐水性や付着性の観点から望ましい。
上記補修塗装用メタリック塗料組成物は、アルミフレーク顔料(a)以外の他の顔料、顔料分散剤、紫外線吸収剤、光安定剤、ポリマー微粒子、分散助剤、防腐剤、シランカップリング剤、消泡剤、硬化触媒、粘性調整剤、有機溶剤、中和剤などの塗料用添加剤を適宜含むことができる。
本発明方法では、上記補修塗装用メタリック塗料組成物は、車体のボディーなどの多種多様な色調のメタリック塗膜を補修するために、アルミフレーク(a)以外の他の顔料を含ませることができる。
他の顔料としては特に限定されず、例えば、上記アルミフレーク顔料(a)以外のアルミ顔料、銅、亜鉛、鉄、ニッケル、スズ、酸化アルミニウム等の金属又は合金等の無着色又は着色された金属製光輝材及びその混合物等、干渉マイカ顔料、ホワイトマイカ顔料、グラファイト顔料等の光輝性顔料;酸化チタン、酸化鉄等の金属酸化物顔料、チタンイエロー等の複合酸化金属顔料、カーボンブラック、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属キレートアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、インダンスロン系顔料、ジオキサン系顔料、インジゴ系顔料等の着色顔料;クレー、カオリン、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、シリカ、アルミナホワイト等の体質顔料;等が挙げられ、これらはその目的とする色彩や塗膜性能に応じて単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
上記その他の顔料は、塗料製造者が補修塗装用メタリック塗料組成物中にアルミフレーク顔料(a)と共に公知の手法で含ませてもよいし、該その他の顔料を含む塗料組成物、或いは該その他の顔料を含む顔料ペーストを補修塗装業者が補修塗装現場で調色配合することで補修塗装用メタリック塗料組成物に含ませることもできる。
このように本発明においてはアルミフレーク顔料(a)を本発明範囲で含む限り、補修塗装用メタリック塗料組成物が1種のメタリック塗料組成物からなるものであってもよいし、複数種のメタリック塗料組成物を混合した組成物であってもよいし、該1種以上のメタリック塗料組成物に対して他の顔料を含む塗料組成物又は他の顔料を含む顔料ペーストを1種以上調色配合することにより得られる調色された組成物であってもよい。
上記顔料は目的とする塗色によって単独または2種以上を組み合わせることができるが、その中でもシリカを使用すると、補修メタリック塗膜に含まれるアルミフレーク顔料(a)の配向性を調節することができ、車体ボディーのような高級感のある旧メタリック塗膜のボカシ補修塗装用途には適している。
他の顔料としてシリカを含む場合、補修塗装用メタリック塗料組成物に含まれるシリカ含有量としては、組成物に含まれる樹脂合計固形分を基準として0.1〜10質量%の範囲内、好ましくは1〜5質量%の範囲内にあることができる。
また、上記その他の顔料として酸化チタンを使用すると、補修メタリック塗膜の明るさ又は光沢を調整したい場合などに適している。
ここで酸化チタンとしては従来公知のものを使用できるが、特に平均粒子径が0.001〜0.1μm、好ましくは0.02〜0.06μmの範囲内のものであることが好ましい。
他の顔料として酸化チタンを含む場合、補修塗装用メタリック塗料組成物に含まれる酸化チタン含有量としては組成物に含まれる樹脂合計固形分を基準として0.5〜20質量%、好ましくは1〜15質量%の範囲内にあることができる。
上記補修塗装用メタリック塗料組成物は、スプレー塗装、静電塗装、ハケ塗装、ローラー塗装等公知の塗装手段で塗装することができるが、塗膜の仕上がり外観の点からスプレー塗装を行うことが好ましい。
塗装回数としては補修部位上に塗装する場合、メタリック感と隠ぺい性を両立させる点から同一塗料を複数回、例えば3〜6回程塗り重ねることができる。
一方、本発明方法では補修部位から離れるに従い膜厚が薄くなるように塗装されるが、薄膜部は塗装回数か塗布量等を調整して塗装できる。
また補修塗装用メタリック塗料組成物を塗り重ね塗装する場合、必要に応じて各塗装の間にフラッシュオフ(塗装後塗膜を常温で静置)、エアーブローや予備加熱などの工程を設けてもよい。
補修塗装用メタリック塗料組成物の塗装が終了した後の乾燥は、特に制限されるものではないし、後述のトップクリヤーを塗り重ねる場合は未乾燥の状態であってもよいが、例えば20〜100℃、好ましくは40〜80℃の温度条件で、5〜60分間乾燥させることが好ましい。
補修メタリック塗膜の膜厚は適宜調整できるが、一例としては補修部位などの最大膜厚部が5〜30μm、特に8〜20μm程度であり、補修部位から最も離れた場所などの最小膜厚部が0.1〜5μm、特に0.1〜3μmの範囲内が適している。
また、補修メタリック塗膜の最大膜厚差は例えば2〜30μm、8〜15μm程度であることができる。
本発明の補修塗装方法では、上記の如きして得られる補修メタリック塗膜上に補修塗装用トップクリヤー塗料を塗装する。
かかる補修塗装用トップクリヤー塗料としては、従来公知のものを特に制限なく使用でき、例えば水酸基などの架橋性官能基を含有するアクリル樹脂やフッ素樹脂を主剤とし、ポリイソシアネート化合物等を硬化剤として含有する硬化型塗料、あるいはセルロースアセテートブチレート変性のアクリル樹脂を主成分とするラッカー塗料などが好適に使用でき、さらに必要に応じて顔料類、繊維素誘導体類、添加樹脂、紫外線吸収剤、光安定剤、表面調整剤、硬化触媒などの塗料用添加剤を含有することができる。
本発明方法によれば補修メタリック塗膜の膜厚差によるスカシ方向からみたメタリックの色味やキラキラ感に及ぼす影響を少なくすることができるものであり、具体的には上記の如くして得られる補修メタリック塗膜と補修塗装用トップクリヤー塗膜からなる補修複層塗膜を分光測色計の受光角75°で測色したときの色差ΔEの最大値が5.0以下とすることができる。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、下記例中の「部」及び「%」はそれぞれ「質量部」及び「質量%」を意味する。
<有機溶剤系アクリル樹脂溶液の製造>
製造例1
温度計、攪拌機、還流冷却器及び滴下用ポンプを備えた容量4リットルの反応器に、酢酸ブチル68部を仕込み、攪拌しながら110℃まで昇温し、下記モノマー混合物と重合開始剤の混合液を、110℃で約3時間かけて一定速度で滴下した。
イソブチルメタクリレート 59.75部
メチルメタクリレート 10部
「イソステアリルアクリレート」(大阪有機化学社製) 10部
2−ヒドロキシエチルアクリレート 19部
ジメチルアミノエチルメタクリレート 1部
メタクリル酸 0.25部
アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル) 0.2部
滴下終了後1時間110℃に保ち、攪拌を続けた。その後、追加触媒としてアゾビスジメチルバレロニトリル0.5部を酢酸ブチル14部に溶解させたものを1時間かけて一定速度で滴下した。そして、滴下終了後1時間110℃に保ち、反応を終了し、酢酸ブチルで希釈して、不揮発分49%、重量平均分子量は50,000、樹脂固形分水酸基価が92mgKOH/gのアクリル樹脂溶液を得た。
<ウレタン樹脂エマルションの製造>
製造例2
4リットルのフラスコに、数平均分子量2000、両末端に水酸基を有するポリブチレンアジペート115.5部、数平均分子量2000、両末端に水酸基を有するポリカプロラクトンジオール115.5部、ジメチロールプロピオン酸23.2部、1,4−ブタンジオール6.5部及びイソホロンジイソシアネート120.1部を重合容器に仕込み、撹拌下に窒素気流中、85℃で7時間反応せしめてNCO含有量4.0%のプレポリマーを得た。次いで該プレポリマーを50℃まで冷却し、アセトン165部を加え均一に溶解した後、撹拌下にトリエチルアミン15.7部を加え、50℃以下に保ちながら脱イオン水600部を加え、得られた水分散体を50℃で2時間保持し鎖伸長反応を完結させた後、減圧下70℃以下でアセトンを留去し、トリエチルアミンと脱イオン水でpHを8.0に調整し、固形分酸価が26mgKOH/g、固形分濃度30%のウレタン樹脂エマルションを得た。
<メタリックベース塗料の製造>
製造例3
製造例1で得られたアクリル樹脂固形分100質量部に対し、アルミフレーク顔料(a−1)25質量部を配合し、有機溶剤(酢酸ブチル/キシレン=70/30)を用いて固形分濃度が15%となるように調整し、ディスパーで約20分間攪拌混合し、有機溶剤系のメタリックベース塗料(I−1)を作成した。
製造例4
上記製造例3において、アルミフレーク顔料(a−1)を25部から15部にする以外は製造例3と同様にして有機溶剤系のメタリックベース塗料(I−2)を得た。
製造例5
上記製造例3において、アルミフレーク顔料(a−1)25部をアルミフレーク顔料(a−2)25部とする以外は製造例3と同様にして有機溶剤系のメタリックベース塗料(I−3)を得た。
製造例6
上記製造例3において、アルミフレーク顔料(a−1)25部をアルミフレーク顔料(a−3)25部とする以外は製造例3と同様にして有機溶剤系のメタリックベース塗料(I−4)を得た。
製造例7
上記製造例3において、アルミフレーク顔料(a−1)25部をアルミフレーク顔料(a−4)25部とする以外は製造例3と同様にして有機溶剤系のメタリックベース塗料(I−5)を得た。
製造例8(比較例用)
上記製造例3において、アルミフレーク顔料(a−1)25部をアルミフレーク顔料(a−5)25部とする以外は製造例3と同様にして有機溶剤系のメタリックベース塗料(I−6)を得た。
製造例9(比較例用)
上記製造例3において、アルミフレーク顔料(a−1)25部をアルミフレーク顔料(a−1)4部とする以外は製造例3と同様にして有機溶剤系のメタリックベース塗料(I−7)を得た。
製造例10(比較例用)
製造例9
上記製造例3において、アルミフレーク顔料(a−1)25部をアルミフレーク顔料(a−6)25部とする以外は製造例3と同様にして有機溶剤系のメタリックベース塗料(I−8)を得た。
製造例11(比較例用)
上記製造例3において、アルミフレーク顔料(a−1)25部をアルミフレーク顔料(a−7)25部とする以外は製造例3と同様にして有機溶剤系のメタリックベース塗料(I−9)を得た。
上記製造例3〜11で得られた各メタリックベース塗料(I−1)〜(I−9)の特徴を表1に示す。
Figure 2014079674
<実車両のボディー色に調色したメタリックベース塗料の製造例>
製造例12
上記製造例で得られたメタリックベース塗料(I−2)〜(I−4)及びシリカ、フタロシアニンブルーを下記配合量で混色することにより、実車両のボディー塗色に調色した有機溶剤系のメタリックベース塗料(I−10)を製造した。
メタリックベース塗料(I−2) 47.3部
メタリックベース塗料(I−3) 44.8部
メタリックベース塗料(I−4) 5.4部
シリカ(注1) 0.25部
フタロシアニンブルー(注2) 0.1部
シリカ(注1):「サイリシア446」:商品名、富士シシリア化学株式会社製
フタロシアニンブルー(注2):「BLUE G−314」、商品名、山陽色素株式会社製。
製造例13
上記製造例12において、配合組成を下記とする以外は製造例12と同様にして実車両のボデー塗色に調色した有機溶剤系のメタリックベース塗料(I−11)を得た。
メタリックベース塗料(I−4) 25.2部
メタリックベース塗料(I−5) 71.6部
シリカ(注1) 0.15部
酸化チタン(注3) 0.9部
カーボンブラック(注4) 0.8部
フタロシアニンブルー(注2) 0.1部
(注3)酸化チタン顔料(商品名;MT500SA、テイカ株式会社製、平均粒子径0.04μm)、
(注4)カーボンブラック顔料(商品名;BLACK100、エボニックカーボンブラック社製、
なお製造例12及び13において各顔料(シリカ、フタロシアニンブルー、酸化チタン、カーボンブラック)は、製造例1で得られたアクリル樹脂溶液固形分100質量部に対し、各顔料50質量部を配合し、酢酸ブチルで固形分30%に調整し、スキャンディクス(商品名、LAU−Disperser オーウェル株式会社製)で30分間分散し、顔料ペーストとして添加した。
製造例14
上記製造例12において、配合組成を下記とする以外は製造例12と同様にして実車両のボディー塗色に調色した水系のメタリックベース塗料(I−12)を得た。
水性メタリックベース塗料(II−1)(注5) 47.3部
水性メタリックベース塗料(II−2)(注6) 44.8部
水性メタリックベース塗料(II−3)(注7) 5.4部
シリカ(注1) 0.25部
フタロシアニンブルー(注2) 0.1部
なお製造例14において各顔料(シリカとフタロシアニンブルー)は、製造例2で得られたウレタン樹脂エマルション固形分100質量部に対し、各顔料50質量部を配合し、脱イオン水で固形分25%調整し、スキャンディクス(商品名、LAU−Disperser オーウェル株式会社製)で30分間分散し、各顔料の顔料ペーストとして添加した。
(注5)水性メタリックベース塗料(II−1):製造例2で得られたウレタン樹脂エマルション100質量部に対し、アルミフレーク顔料(a−1)15質量部を配合し、「プライマルASE60」(注8)を有効成分の量が樹脂固形分100質量部に対して3.0質量部となるように添加し、さらに1時間攪拌を続けた。得られた混合物をジメチルエタノールアミンでpH8.0に調整した後、脱イオン水を添加し、固形分濃度15%のメタリックベース塗料(II−1)を得た。
(注6)水性メタリックベース塗料(II−2):水性メタリックベース塗料(II−1)において、アルミフレーク顔料(a−1)15質量部に替えてアルミフレーク顔料(a−2)を25質量部使用する以外はメタリックベース塗料(II−1)と同様にして水性メタリックベース塗料(II−2)を得た。
(注7)水性メタリックベース塗料(II−3):水性メタリックベース塗料(II−1)において、アルミフレーク顔料(a−1)15部に替えてアルミフレーク顔料(a−3)を25部使用する以外はメタリックベース塗料(II−1)と同様にして水性メタリックベース塗料(II−3)を得た。
(注8)「プライマルASE−60」:商品名、ロームアンドハース社製、ポリアクリル酸系増粘剤、酸価270mgKOH/g、有効成分28%。
製造例15(比較例用)
上記製造例12において、配合組成を下記とする以外は製造例12と同様にして実車両のボデー塗色に調色した有機溶剤系のメタリックベース塗料(I−13)を得た。
メタリックベース塗料(I−6) 91.8部
メタリックベース塗料(I−8) 4.8部
シリカ(注1) 0.32部
フタロシアニンブルー(注2) 0.2部。
製造例16(比較例用)
上記製造例12において、配合組成を下記とする以外は製造例12と同様にして実車両のボディー塗色に調色した有機溶剤系のメタリックベース塗料(I−14)を得た。
メタリックベース塗料(I−6) 26.6部
メタリックベース塗料(I−8) 70.2部
シリカ(注1) 0.16部
酸化チタン(注3) 0.7部
カーボンブラック(注4) 0.9部
なお製造例15及び16において各顔料(シリカ、フタロシアニンブルー、酸化チタン、カーボンブラック)は、製造例1で得られたアクリル樹脂溶液固形分100質量部に対し、各顔料50質量部を配合し、酢酸ブチルで固形分30%に調整し、スキャンディクス(商品名、LAU−Disperser オーウェル株式会社製)で30分間分散し、顔料ペーストとして添加した。
<性能評価>
上記製造例3〜11で得られた、有機溶剤系の各メタリックベース塗料(I−1)〜(I−9)を下記評価試験に供した。結果を表2に示す。
Figure 2014079674
次いで上記製造例12〜16で得られた実車両ボディーのメタリック塗色に調色した、調色済みの有機溶剤系又は水系のメタリックベース塗料(I−10)〜(I−14)を下記評価試験に供した。結果を表3に示す。
Figure 2014079674

<ボカシ性評価用の評価塗板の作成>
電着塗装がされたドアパネル(約90×70cm)をイソプロピルアルコールで脱脂し、「レタンPGハイブリッドエコフィラー」(商品名、関西ペイント社製、2液ウレタンプライマーサーフェーサー)を乾燥膜厚50μmになるようにドアパネル全面にスプレー塗装し、60℃20分間乾燥させ、P600ペーパーで研磨、脱脂を行った。その後市販の有機溶剤系メタリックベース塗料を乾燥膜厚が15μmとなるようにドアパネル全面にスプレー塗装し、5分間インターバルをおき、クリヤー塗料「レタンPGエコクリヤーHX(Q)」(商品名、関西ペイント製、2液ウレタンクリヤー)を乾燥膜厚40μmとなるようにドアパネル全面にスプレー塗装し、60℃20分乾燥させ、旧塗膜を有するドアパネルを作成した。
このドアパネルの旧塗膜に対し、P1500ペーパーで軽く研磨し、イソプロピルアルコールで脱脂を行った。ドアパネルの長手方向の端部に大きさ(10cm×10cm)の白黒隠蔽紙を貼り付け、補修部位と仮定した。補修部位と仮定した部分は白黒隠蔽紙が完全に隠蔽するまで厚く(乾燥膜厚15μm程度)、そして白黒隠蔽紙上の補修部位の外周部分からドアパネル長手方向の2/3くらいまでの部分まで徐々に膜厚が薄くなるように各メタリックベース塗料(I−1)〜(I−14)を用いて膜厚傾斜塗装を行った。このときの最小膜厚は2μm程度である。各メタリックベース塗料(I−1)〜(I−14)の塗装後、5分間のインターバルをおき、クリヤー塗料「レタンPGエコクリヤーHX(Q)」(商品名、関西ペイント製、2液ウレタンクリヤー)を乾燥膜厚がほぼ40μmとなるように、ドアパネル全面にスプレー塗装し、60℃20分間乾燥させ、評価塗板とした。
(*)光輝感一致性
評価塗板の補修部位(厚膜部分)とその周辺部位(薄膜部分)のアルミの配向差に起因する光輝感について、暗い部屋の中で、調色用光源(商品名;ルミナス、関西ペイント製)で評価塗板を照らしながら、スカシ方向(斜め方向)から目視評価を行った。
◎;補修部位と周辺部位の光輝感の差は全く見られない。
○;補修部位と周辺部位の光輝感の差は若干見られるが、許容範囲である。
△;補修部位と周辺部位の光輝感の差が見られ、違和感がある。
×;補修部位と周辺部位の光輝感の差が著しく、両者で全く異なる。
(*)ΔE
評価塗板を右端から、3cm間隔で分光測色計CM−512m3(商品名、ミノルタ社製)を用いて、スカシ方向にあたる75°の受光角で測色した。表中の数値は補修部位と周辺部位とのΔEの最大値である。ΔEは値が低いほど良好であり、ΔE*=5.0以内であれば、ボカシ塗装で違和感のない範囲であり、本発明の目的に適合する。
(*)IV値
評価塗板の補修部位をアルコープ LMR−200(関西ペイント社製、レーザー式メタリック感測定装置)を用いてIV値を測定した。IV値が高いほど、正面の光輝感が高く良好である。
(*)クリヤー仕上がり
○;良好
△;若干ツヤ引け傾向が見られる。
×;ツヤが著しく低下している。
(*)旧塗膜との識別性
1メートル離れた位置から評価塗板を目視で観察し、旧塗膜部分と補修メタリック塗膜との識別の可否を評価した。
○:識別不可、△:識別できるがやや難しい、×:はっきりと容易に識別できる
(*)隠蔽性評価
ブリキ板(15cm×45cm)に白黒隠蔽紙(2cm×45cm)を長手方向に貼り付け、その上から上記製造例で得られた各メタリックベース塗料(I−1)〜(I−14)を用いて膜厚傾斜塗装を行い、十分に乾燥させたものを評価塗板とした。白黒隠蔽紙が完全に隠蔽したところを目視にて判定し、その部分の膜厚を測定し、隠蔽膜厚とした。隠蔽膜厚が小さいほど隠蔽性良好である。

Claims (6)

  1. 補修部位を有する旧メタリック塗膜の該補修部位の上に、補修塗装用メタリック塗料組成物を隠蔽膜厚以上に、且つ補修部位から離れるに従って旧メタリック塗膜に達するまで徐々に薄く塗り広げるボカシ塗装をし、形成された補修メタリック塗膜上にトップクリヤー塗料組成物を塗装する補修塗装方法であって、
    該補修塗装用メタリック塗料組成物が、アルミフレーク顔料(a)及び樹脂成分を含み、アルミフレーク顔料(a)が平均厚さが0.34μm以下、平均粒子径が10〜25μmの範囲内にあり、補修塗装用メタリック塗料組成物に含まれる樹脂成分固形分質量を基準とするアルミフレーク顔料(a)の含有量が5〜40質量%にあることを特徴とする旧メタリック塗膜の補修塗装方法。
  2. 補修塗装用メタリック塗料組成物が、シリカを含有する請求項1に記載の旧メタリック塗膜の補修塗装方法。
  3. 補修塗装用メタリック塗料組成物が、酸化チタンを含有する請求項1又は2に記載の旧メタリック塗膜の補修塗装方法。
  4. 補修塗装用メタリック塗料組成物に含まれる樹脂成分が、その成分の一部として固形分水酸基価が10〜150mgKOH/gの範囲内のアクリルポリオール樹脂を含み、トップクリヤー塗料組成物がポリイソシアネート化合物を含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載のメタリック塗膜の補修塗装方法。
  5. 補修塗装用メタリック塗料組成物が水系であり、樹脂成分がその成分の一部としてウレタン樹脂エマルションを含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載のメタリック塗膜の補修塗装方法。
  6. 請求項1〜5に記載の補修塗装方法で得られた補修メタリック塗膜と補修トップクリヤー塗膜からなる補修複層塗膜を、分光測色計の受光角75°で測色した色差ΔEの最大値が5.0以下である旧メタリック塗膜の補修塗装方法。
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