JP4921252B2 - 補修塗膜形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、特に自動車補修塗装の分野において有用な補修塗膜形成方法に関する。
従来より自動車外板などの補修塗装は、損傷箇所の旧塗膜の剥離処理やサンディング後、該箇所に鈑金パテをへら等で厚盛りに付け、乾燥後該パテ面を研磨する、次いでこの上に樹脂パテを該箇所周辺の旧塗膜までかかるようにへら等で付け、乾燥後該パテ面を研磨し、次いでこの上にプライマーサーフェーサー塗装、上塗り塗装などの非常に多くの工程からなるものであり、補修塗装時間の短縮が求められていた。
そこで本出願人は特許文献1において、パテ面の不十分な研磨によるペーパー目などを十分に隠蔽できるような厚膜形成可能な機能を有するプライマーサーフェーサーとして、特定のアクリルポリオール、顔料、樹脂微粒子を主剤とし、これに対してイソシアネートをリッチに添加してなる下塗り用塗料組成物を提案した。この組成物によれば、塗装後短時間で硬化が進み、下地隠蔽性や耐溶剤性に優れた塗膜を形成でき、これによって研磨作業や上塗り塗装までの時間が短縮可能であり、被補修面に生じた傷が軽微であればパテ工程も簡略化することができるものである。しかしながら被補修塗装部が隠蔽性の悪い塗色である場合には、プライマーサーフェーサーの上に塗装する色合わせのためのカラーベース塗料を何度も塗りなおす必要があるという不具合点がある。
また、特許文献2には、白色及び黒色の混色により明度が調整されてなるプライマーに、プライマー塗膜の上に塗装するカラー上塗り塗料を調合してなるカラープライマーが開示されている。
該カラープライマーによれば、カラー上塗り塗料の薄膜塗装が可能であるが、カラープライマーとしての調色作業性が良好である反面、被塗物の凹みを埋める機能が十分ではなく、このものを補修塗装における下塗り塗料として適用すると、何回も塗装を繰り返さなければならず、上塗り塗装を行うまでの下塗り処理面形成までに要する時間が長くなるという不具合が生じる。
ところで、自動車補修塗装における上塗り塗装工程では、ワキ、タレなどのない良好な仕上がり外観を得ることを目的として、上塗り塗料を塗装した後、塗板をセッティング(静置)したり、塗膜中の溶媒をエアーブローなどによって揮散させる工程(以下フラッシュオフと記する)が設けられている。
特に上塗り塗料が隠蔽性の悪い塗色で何回もの塗り重ねを要する場合においては、塗装そのものに要する時間に加えてセッティングやフラッシュオフ工程が塗り重ね回数分必要であるので上塗り塗装作業全体の時間が増加する一因となっており、補修塗膜形成に要するトータルの時間を大幅に短縮できる補修塗膜形成方法の開発が必要である。
特開2002−173632号公報 特開2002−20694号公報
本発明の目的は、隠蔽性の悪い塗色の被補修塗装物であっても補修塗膜形成に要するトータルの時間を大幅に短縮することが可能な補修塗膜形成方法を提案することにある。
本発明者らは上記した課題について鋭意検討した結果、隠蔽率が特定範囲であるカラーベース塗膜の下に、体質顔料と光輝性顔料を特定量含み、隠蔽率が特定範囲である特定のプライマー塗膜を設けることで、下層のプライマー塗膜によって上層のカラーベース塗膜の色調が大きく影響されることなく、しかも形成される複層塗膜の隠蔽性が非常に良好であることを見出し本発明に到達した。すなわち本発明は
1. 塗膜に生じた損傷部に、隠蔽率が0.990以下であるプライマー塗膜を設けた後、隠蔽率が0.990以下であるカラーベース塗膜を設ける工程を含んでなる補修塗膜形成方法であって、プライマー塗膜を形成するプライマー塗料が、プライマー塗料中の樹脂固形分100質量部に対して光輝性顔料を0.05〜5.0質量部、体質顔料を100〜300質量部含むものであることを特徴とする補修塗膜形成方法、
2. プライマー塗料が、着色顔料をプライマー塗料に含まれる樹脂固形分100質量部に対し50〜150質量部の範囲内で含む1項に記載の補修塗膜形成方法、
3. プライマー塗料が、アクリルポリオール及びポリイソシアネートを含む塗料である1項または2項に記載の補修塗膜形成方法、
4. 乾燥膜厚が100μmの時のプライマー塗膜のL値が、80以上の範囲内にある1項ないし3項のいずれか1項に記載の補修塗膜形成方法、
5. プライマー塗膜の乾燥膜厚が20〜150μmの範囲内にある1項ないし4項のいずれか1項に記載の補修塗膜形成方法、
6. カラーベース塗膜の乾燥膜厚が10〜50μmの範囲内にある1項ないし5項のいずれか1項に記載の補修塗膜形成方法、
7. 乾燥膜厚が100μmの時のカラーベース塗膜のL値が、85以上の範囲内にある1項ないし6項のいずれか1項に記載の補修塗膜形成方法、
に関する。
本発明補修塗装方法に従うプライマー塗料は、塗装作業性、傷うめ隠蔽性、研磨性に優れているので、補修塗装工程におけるプライマー塗装に要する時間が短く、プライマー塗膜の色調がその上に設けられるカラーベース塗膜の色調に与える影響が少ない利点を有する。本発明補修塗装方法によれば、隠蔽率が悪く下地の影響を受けやすい塗色のカラーベース塗料を用いるような場合でも、プライマー塗膜の上に設けるカラーベース塗膜を薄膜化できるので、補修塗装工程において時間を多く要するカラーベース塗装に要する時間を削減でき、補修塗装全体に要する時間を大幅に削減することができる。
本発明方法が適用される被補修塗装面としては、塗膜に生じた損傷部であり、該塗膜として例えば自動車外板部に塗装された塗膜等が挙げられる。かかる自動車外板部に塗装された塗膜は、電着層を含む下塗り塗膜、さらに中塗り塗膜、クリヤー層を含む上塗り塗膜などからなる複層塗膜であることが多い。該塗膜の塗色としてはソリッドカラー系、あるいはパール系やメタリック系等の光輝カラー系のいずれであってもよく、特に隠蔽性の低い塗色であると本発明の効果を最大限に発揮させることができる。
ここで隠蔽性の低い塗色の具体例としては、L*値が、85以上、特に90以上さらに特に95以上の塗装面を挙げることができる。本明細書においてLは、「CR−300」(ミノルタ社製、色彩色差計)を用いてL表色系で測定し、標準光源(D65)照射の下、塗面上を無作為に3箇所選び測定した値の平均値とする。
該塗膜に生じた損傷部は、該損傷部よりやや大きめにサンディングして必要に応じて補修用パテ付け、研磨などの下地調整を行い、損傷部を充填処理してもよいが本発明方法に用いられるプライマー塗料が良好な傷埋め隠蔽性を有するので、研磨面が荒くても良い。
本発明方法に用いられるプライマー塗料は、樹脂の合計100質量部に対し、光輝性顔料を0.05〜5.0質量部、好ましくは0.1〜3.0質量部、体質顔料を100〜300質量部、好ましくは150〜300質量部の範囲内で含有する。
かかる光輝性顔料としては従来公知のものを使用できる。例えば、アルミニウム粉、ブロンズ粉、銅粉、錫粉、鉛粉、亜鉛末、リン化鉄等のメタリック顔料;パール状金属コーティング雲母粉、マイカ状酸化鉄等のパール顔料等を挙げることができ、これらは単独でまたは2種以上組み合わせて使用することができる。
本発明方法においてプライマー塗料が光輝性顔料を含むとプライマー塗膜層内に達した光線が反射・散乱し、本発明方法で形成される補修塗膜、すなわちプライマー塗膜と後述されるカラーベース塗膜からなる複層塗膜の隠蔽性が向上する効果がある。
上記光輝性顔料として上記した中でもアルミニウム粉を使用することがプライマー塗膜とカラーベース塗膜からなる複層塗膜の隠蔽性の点から望ましい。かかるアルミニウム粉は鱗片状であることが適しており、平均粒子径が10nm以下であるとさらによい。
上記プライマー塗料中に含まれる樹脂の合計100質量部に対する光輝性顔料の配合量が0.05質量部未満では、プライマー塗膜とカラーベース塗膜からなる複層塗膜の隠蔽性が低下し、一方5.0質量部を超えると、プライマー塗膜の色調がカラーベース塗膜の色調に及ぼす影響が強くなり、プライマー塗膜及びカラーベース塗膜からなる複層塗膜が目的とする未補修部位の色調から離れることに伴い、カラーベース塗料をより多く塗装することが必要となり、カラーベース塗装作業時間を多く費やすことになるので好ましくない。
上記体質顔料は、バリタ粉、沈降性硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、石膏、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、珪藻土、タルク、炭酸マグネシウム、アルミナホワイト、グロスホワイト等を挙げることができ、これらは単独で又は2種以上併用することができる。
上記プライマー塗料中に含まれる樹脂の合計100質量部に対する体質顔料の配合量が100質量部未満では、プライマー塗膜の研磨作業性、プライマー塗膜の下地調整能及び乾燥性が低下するのに伴い塗装作業時間を多く費やすことになり、また、プライマー塗膜及びカラーベース塗膜からなる複層塗膜の仕上がり性が低下するので好ましくない。一方、300質量部を超えると、プライマー塗膜の色調がカラーベース塗膜の色調に及ぼす影響が強くなり、プライマー塗膜及びカラーベース塗膜からなる複層塗膜が目的とする色調である未補修部位から離れ、また、仕上がり性が低下するため好ましくない。
本発明方法において、上記プライマー塗料は顔料分として着色顔料を含むことができる。かかる着色顔料としては、酸化チタン等の白色顔料;カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラック、ボーンブラック、黒鉛、鉄黒、アニリンブラックなどの黒色顔料;黄色酸化鉄、チタンイエロー、モノアゾイエロー、縮合アゾイエロー、アゾメチンイエロー、ビスマスバナデート、ベンズイミダゾロン、イソインドリノン、イソインドリン、キノフタロン、ベンジジンイエロー、パーマネントイエロー等の黄色顔料;パーマネントオレンジ等の橙色顔料;赤色酸化鉄、ナフトールAS系アゾレッド、アンサンスロン、アンスラキノニルレッド、ペリレンマルーン、キナクリドン系赤顔料、ジケトピロロピロール、ウォッチングレッド、パーマネントレッド等の赤色顔料;コバルト紫、キナクリドンバイオレット、ジオキサジンバイオレット等の紫色顔料;コバルトブルー、フタロシアニンブルー、スレンブルーなどの青色顔料;フタロシアニングリーンなどの緑色顔料;等をあげることができ、単独でまたは2種以上組み合わせて使用することができる。
上記着色顔料の中でも酸化チタン等の白色顔料を使用すると、上記光輝性顔料による光の反射、散乱作用をより一層高めることができ、プライマー塗膜が及ぼすカラーベース塗膜の色調への影響を少なくさせ、しかも形成される複層塗膜の隠蔽性を向上させることができるので好適である。
該着色顔料の配合量としては、プライマー塗料に含まれる樹脂の合計100質量部に対し50〜150質量部、特に60〜100質量部の範囲内にあることが適している。
本発明方法において、上記プライマー塗料に含まれる全顔料の配合量としては、塗装作業性、下地調整能などの点から、プライマー塗料に含まれる樹脂100質量部に対し100.1〜350質量部、特に200〜300質量部の範囲内に調整されることがプライマー塗膜の研磨作業性と、プライマー塗膜が及ぼすカラーベース塗膜の色調への影響を少なくさせる点から、適している。
本発明方法において、上記プライマー塗料の塗膜形成成分としては、溶剤系、水性系、粉体系のいずれであってもよく、ラッカー系であっても架橋系であってもよい。架橋系の具体例としては、水酸基とイソシアネート基、水酸基とアルキルエーテル基、水酸基とイミノ基、カルボキシル基とエポキシ基、アミノ基とエポキシ基、光架橋系等を挙げることができる。特に塗膜形成成分がアクリルポリオール及びポリイソシアネートを含む2液型塗料であると、常温乾燥又は強制乾燥の条件でも早く硬化できると共に研磨性を有する硬化塗膜を形成することが可能であり好適である。
上記プライマー塗料がアクリルポリオールを含む場合において使用されるアクリルポリオールとしては、水酸基価が30〜85mgKOH/g、好ましくは40〜70mgKOH/gの範囲内で、重量平均分子量が1000〜30000、好ましくは3000〜20000の範囲内にあることが、プライマー塗料の塗装時の固形分と塗膜性能の点から好適である。
該アクリルポリオールを構成する重合性不飽和モノマーとしては、水酸基含有重合性不飽和モノマーを必須とし、他の重合性不飽和モノマーを用い、これらのモノマーを通常のラジカル重合によって重合させて得ることができる。
水酸基含有重合性不飽和モノマーとしては、例えば2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート;該ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートにε−カプロラクトン、γ−ブチロラクトン等のラクトン類が1〜10モル付加したラクトン変性水酸基含有重合性不飽和モノマー等を挙げることができる。
また、他の重合性不飽和モノマーとしては例えばメチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、iso−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、(メタ)アクリル酸等を挙げることができ、単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
また、上記プライマー塗料は塗料貯蔵安定性の点から樹脂微粒子を含むことが好ましい。かかる樹脂微粒子としては、従来公知のものを使用できるが、特にジビニルモノマーを含むモノマー混合物をアリル基含有反応性乳化剤の存在下で乳化重合して得られるゲル化重合体微粒子が適している。
該ゲル化重合体微粒子の製造に用いられるジビニルモノマ−としては、例えばエチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、1,6−ヘキサンジオ−ルジアクリレ−トなどが挙げられ、その他のモノマーとしては、上記アクリルポリオールにおける水酸基含有重合性不飽和モノマー及びその他の重合性不飽和モノマーで列記した通りである。
上記樹脂微粒子を使用する場合は、プライマー塗料に含まれる全顔料の質量に対して固形分で0.1〜5.0質量%、好ましくは0.5〜2.0質量%となるように配合されることが適している。
また、上記アクリルポリオールに対する硬化剤であるポリイソシアネート化合物としては、イソシアネート基を1分子中に2個以上、好ましくは3個有するポリイソシアネート化合物であり、その具体例としては、例えばヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ−ト、イソフォロンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、メタ−テトラメチルキシリレンシジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、リジンジイソシアネ−ト等のポリイソシアネート化合物、またはこれらポリイソシアネートと多価アルコール、低分子量ポリエステル樹脂もしくは水等との付加物、あるいは上記した如き各ポリイソシアネート同志の環化重合体、更にはイソシアネート・ビウレット体等が挙げられ、これらは1種用いても良いし2種以上組み合わせて用いても良い。
上記アクリルポリオールとポリイソシアネートは、アクリルポリオール中の水酸基1当量に対し、ポリイソシアネート成分中のイソシアネート基が2.0〜4.0当量、好ましくは2.2〜3.5当量の割合になるように配合することが、塗膜の速硬化性の点から適している。また、ポリイソシアネートの配合はプライマー塗料を2液型組成物にし、使用直前に行うことが望ましい。
上記プライマー塗料には、さらに硬化触媒、有機溶剤、繊維素誘導体、非水分散樹脂、またジメチルポリシロキサン共重合物等のレベリング剤などの塗料用添加剤を適宜配合することができる。
本発明方法において上記プライマー塗料の塗装は、スプレー塗装など従来公知の塗装手段によって、形成されるプライマー塗膜の隠蔽率が0.990以下となるように塗装するものであり、特に0.980以下、さらに特に0.950〜0.980となるように塗装することが望ましい。
本明細書において隠蔽率は、JIS K 5600 4−1の方法B(隠蔽率試験紙)に準じ、試験片(塗布済み隠蔽率試験紙)の白地(Y)及び黒地(Y)上の箇所を無作為に夫々4箇所選び、その箇所の三刺激値を測定し、平均の三刺激値Y及びYを計算し、Y/Yを隠蔽率とする。
また、隠蔽率を算出するための試験片は、JIS K 5600 4−1の方法B(隠蔽率試験紙)に記載の隠蔽率試験紙を平らなガラス板の上に水平に固定し、その上に試料となるプライマー塗料を目的とする乾燥膜厚となるまで塗布し、塗面を上向きに水平にし、組成に応じた乾燥条件(例えば60℃、相対湿度60%の条件下20分)で乾燥させることによって作成する。
本発明方法においてプライマー塗膜の隠蔽率が0.990を超えると、プライマー塗膜の色調がカラーベース塗膜の色調に及ぼす影響が強くなり、プライマー塗膜及びカラーベース塗膜からなる複層塗膜が目的とする色調である未補修塗装部位から離れることに伴い、カラーベース塗料をより多く塗装することが必要となり、カラーベース塗装作業時間を多く費やすことになるので好ましくない。
本発明方法において形成されるプライマー塗膜の膜厚は、隠蔽率が上記範囲内である限り、プライマー塗料の組成や被補修塗装面の状態などに応じて適宜調整でき、一般には乾燥膜厚で20〜150μm、特に40〜100μmであることが適している。
また、上記プライマー塗料の塗装回数は1回でもよいが複数回塗装してもよい。複数回塗り重ねる場合は、各段階におけるプライマー塗膜は完全に硬化させてもよいし、各塗装作業が終了した後セッティング、エアーブローなどの工程を設けて未硬化のままで塗装を繰り返し最後に乾燥工程を設けて完全に硬化させてもよい。
乾燥工程における乾燥条件としては、プライマー塗料の組成や塗装環境に応じて加熱乾燥、強制乾燥、常温乾燥など適宜選択することができるものであり、例えば一回の塗装当たり20〜100℃、5〜60分の条件で乾燥することが適している。
本発明方法においてプライマー塗膜は、L*値が80以上、特に85以上さらに特に88以上にあるものであることが、プライマー塗膜及びカラーベース塗膜からなる複層塗膜の隠蔽性の点から適している。
本明細書においてL*値とはボンデ鋼板を被塗板とし、該被塗板上に、試料を乾燥膜厚が100μmとなるようにスプレーで塗装した後、塗面が水平になるように静置し、温度60℃、相対湿度60%の条件下、20分乾燥した後、「CR−300」(ミノルタ社製、色彩色差計)を用いてL表色系で測定し、標準光源(D65)照射の下、塗面上を無作為に3箇所選び測定した値の平均値とする。
本発明方法において使用されるプライマー塗膜の上に塗装されるカラーベース塗料は隠蔽率が低い塗膜を形成するカラーベース塗料である。かかるカラーベース塗膜の具体的な隠蔽率としては0.990以下であり、より好ましくは0.980以下、さらに特に0.900〜0.980の範囲内であるとよい。
本発明方法においてカラーベース塗膜の隠蔽率は、上記プライマー塗膜の隠蔽率と同様の方法で測定したものとする。
本発明方法においてカラーベース塗膜の隠蔽性が悪くてもプライマー塗膜とカラーベース塗膜による複層塗膜構造が隠蔽性に優れる理由は定かではないが、カラーベース塗膜を通過して光輝性顔料を有するプライマー塗膜に達した光線が補修塗膜層内で光を反射・散乱し、補修塗膜と光が相伴って高隠蔽状態を作るものと推察される。
該カラーベース塗料は形成されるカラーベース塗膜の隠蔽率が上記範囲内にあるように塗装されるものであれば組成に制限はない。塗膜形成成分の具体例としては、例えばアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などの基体樹脂に、必要に応じて架橋剤を組み合わせて使用することができる。
上記塗膜形成成分は、溶剤系、水性系、粉体系のいずれであってもよく、ラッカー系であっても架橋系であってもよい。架橋系の具体例としては、水酸基とイソシアネート基、水酸基とアルキルエーテル基、水酸基とイミノ基、カルボキシル基とエポキシ基、アミノ基とエポキシ基、光架橋系等を挙げることができる。
特に上記プライマー塗料がポリイソシアネートを含む場合、カラーベース塗料が塗膜形成成分として水酸基含有樹脂を含むとプライマー塗膜及び/又はクリヤー塗膜との密着性などの塗膜性能の面から好適であり、また、上記カラーベース塗料が水系塗料であると本発明の効果を最大限に発揮することができる。
また、該カラーベース塗料の塗色としては、形成されるカラーベース塗膜の隠蔽率が上記範囲内にあれば、被補修塗装面の塗色に応じてソリッドカラー系、あるいはパール系やメタリック系等の光輝カラー系の中から適宜選択することができるが、L*値が、85以上、特に90以上さらに特に95以上であることが、本発明の効果を最大限に発揮することができるものである。
本発明方法においてカラーベース塗膜のL*値は、上記プライマー塗膜と同様の方法で測定することができる。
本発明方法において上記カラーベース塗料の塗装は、従来公知の塗装方法が採用でき、特にスプレー塗装が好適である。
また、上記カラーベース塗料の塗装回数は1回でもよいが複数回塗装することが望ましい。この場合各塗装の間に乾燥工程を設けて完全に硬化させてもよいし、必要に応じてセッティング、エアーブローなどの工程を設けてもよく、塗装環境やカラーベース塗料の組成に応じて適宜選択することができる。
乾燥工程における乾燥条件としては、カラーベース塗料又は後述のクリヤー塗料の組成や塗装環境に応じて加熱乾燥、強制乾燥、常温乾燥の中から適宜選択できるが、例えば20〜100℃、5〜60分の条件で乾燥することが適している。
本発明方法においては、上記プライマー塗膜を設けているのでその上に設けるカラーベース塗膜を隠蔽率が上記範囲であるがごとく薄膜化することが可能であり、カラーベース塗料の塗装回数を削減することが可能である。
本発明方法において形成されるカラーベース塗膜の膜厚は、隠蔽率が上記範囲内である限り、カラーベース塗料の組成や被補修塗装面の状態などに応じて適宜調整できるものであるが、一般には乾燥膜厚で10〜50μm、特に15〜45μmの範囲内に調整することができる。
また、本発明補修塗膜形成方法によれば、補修部位を未補修部位から目立たせなくすることができる。すなわち本発明方法により形成される補修塗膜とカラーベース単独膜との色一致性が良好である。具体的にはプライマー塗膜上に設けられたカラーベース塗膜と、隠蔽膜厚まで塗装したカラーベース単独塗膜との色差ΔEの絶対値が0.4以下、特に0.3以下とすることができる。
本明細書において色差ΔEは、ΔEabの意味であり、ΔEab=〔(ΔL+(Δa+(Δb1/2として、2種の色の色差をそれぞれのLの値から計算によって求めるものであり、「CR−300」(ミノルタ社製、色彩色差計)を用いてL表色系で測定し、標準光源(D65)照射の下、塗面上を無作為に3箇所選び測定した値の平均値とする。
本発明補修方法においては、プライマー塗膜上にカラーベース塗料を塗装した後、必要に応じて該カラーベース塗膜上にトップクリヤー塗料を塗装してクリヤー塗膜を形成させてもよい。
この場合において上記カラーベース塗料による塗膜はトップクリヤー塗料を塗装する前に硬化乾燥させてもよいし、未硬化の該塗膜上にトップクリヤー塗料を塗装し、両塗膜を乾燥させることもできる。
上記トップクリヤー塗料としては、従来公知のものを特に制限なく使用でき、例えば水酸基などの架橋性官能基を含有するアクリル樹脂やフッ素樹脂を主剤とし、ブロックポリイソシアネート、ポリイソシアネートやメラミン樹脂などを硬化剤として含有する硬化型塗料、あるいはセルロースアセテートブチレート変性のアクリル樹脂を主成分とするラッカー塗料などが好適に使用でき、さらに必要に応じて顔料類、繊維素誘導体類、添加樹脂、紫外線吸収剤、光安定剤、表面調整剤、硬化触媒などの塗料用添加剤を含有することができる。このうちポリイソシアネート硬化剤を含有する塗料を用いた場合、トップクリヤー塗膜からカラーベース塗料による塗膜中にポリイソシアネート硬化剤が一部しみ込んでくるので、カラーベース塗料が水酸基を有する場合は塗膜中の水酸基と反応することができ、カラーベース塗料中に硬化剤成分を用いない或いは減量できる上、カラーベース塗膜とトップクリヤー塗膜間の付着性、耐水付着性を向上させることができ、好適である。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。尚、「部」及び「%」はそれぞれ「質量部」及び「質量%」を示す。
プライマー塗料の製造
製造例1
固形分55%のアクリル樹脂溶液(注1)30部に、樹脂微粒子(注2)を0.15部、酢酸ブチル18部、「ディスパロンA630−20XN」(商品名、楠本化成社製、脂肪酸アマイドワックス)2.5部、チタン白10部、タルク20部、硫酸バリウム10部、炭酸カルシウム10部、アルミ顔料0.2部、ジブチル錫ジラウレート0.1部を順次配合し混合・攪拌し、30分間分散処理をし主剤を得た。該主剤に、硬化剤として「レタンPGハイブリッドエコ硬化剤」(商品名、関西ペイント社製、ポリイソシアネート化合物)を20部、「レタンPGハイブリッドエコシンナー」(商品名、関西ペイント社製、シンナー)を使用直前に混合、粘度調整しプライマー塗料(I−1)を得た。
(注1)アクリル樹脂溶液;
反応器に温度計、サーモスタット、攪拌機、還流冷却器、滴下ポンプを備え付け、それにキシレン42部、酢酸ブチル10部を仕込み、攪拌しながら110℃まで昇温し、スチレン10部、メチルメタクリレート10部、n−ブチルメタクリレート5部、i−ブチルメタクリレート60部、メタクリル酸1部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート14部及びアゾビスイソブチロニトリル2.3部からなる単量体及び重合開始剤の混合物を110℃以下で滴下用ポンプを利用して3時間かけて一定速度で滴下した。滴下終了後60分間110℃に保ち、攪拌を続けた。その後、追加触媒としてアゾビスイソブチロニトリル0.5部を酢酸ブチル7部に溶解させたものを60分間かけて一定速度で滴下した。そして滴下終了後60分間110℃に保持し、反応を終了した。得られた水酸基含有アクリル樹脂溶液は、不揮発分55%の均一な透明溶液であった。またアクリル樹脂の重量平均分子量は18000、水酸基価は60mgKOH/gであった。
(注2)樹脂微粒子:
攪拌装置、温度計、冷却管及び加熱マントルを備えた1リットルフラスコに、脱イオン水3547.5部と「ラテムルS−120A」(花王社製、スルホコハク酸系アリル基含有アニオン性反応性乳化剤、50%水溶液)40部を加えて攪拌しながら90℃まで昇温した。次いでこの中に「VA−086」(和光純薬工業社製、水溶性アゾアミド重合開始剤)12.5部を脱イオン水500部に溶解した水溶液の20%を加えた。15分後にスチレン300部、メチルメタクリレ−ト400部、n−ブチルアクリレ−ト200部、1,6−ヘキサンジオ−ルジアクリレ−ト100部からなるモノマー混合物の5%を加え、30分間攪拌した。その後、さらに残りのモノマ−混合物及び重合開始剤水溶液の滴下を開始し、モノマ−混合物の滴下は3時間で、重合開始剤水溶液の滴下は3.5時間かけてそれぞれ行ない、その間90℃に保持した。重合開始剤水溶液の滴下終了後、さらに30分間90℃に保持してから室温に冷却し、濾布を用いて取り出し、固形分20%の水性ゲル化微粒子重合体水分散液を得た。その粒径は72nmであった。これをステンレスパット上で乾燥させ樹脂微粒子を得た。
製造例2〜8
製造例1において、表1の配合組成とする以外は製造例1と同様の操作で各プライマー塗料(I−2)〜(I−8)を得た。表1には乾燥膜厚が100μmの時のプライマー塗膜のL値を記す。
Figure 0004921252
塗装
実施例1〜9及び比較例1〜6
軟鋼板をP240空研ぎペーパーで研磨しその上に、表2に示す各プライマー塗料をスプレー塗装し、常温で指触乾燥する操作を表2に示す塗装回数分繰り返した後、60℃で20分間乾燥炉内で乾燥させ、P600ペーパーで表面が平滑になるまで水研磨した。その上に、表2に示す各カラーベース塗料をスプレー塗装して常温で指触乾燥する操作を表2に示す塗装回数分繰り返すことによって得られた未硬化塗膜上に、「PG2KMクリヤー」(関西ペイント社製、ウレタン硬化型クリヤー塗料)を各ステージ塗装の間は常温で指触乾燥することで3ステージ塗装し、乾燥膜厚で40〜50μmとなるようにスプレー塗装した後、最後に60℃で20分間乾燥炉内で乾燥させて各試験塗板を得た。
評価試験
上記試験塗板について下記評価試験に供した。結果を表2に併せて示す。
Figure 0004921252
カラーベース塗料a:市販の白色溶剤型アクリルポリオール塗料、乾燥膜厚100μmの時のLは91である。
カラーベース塗料b:市販の白色水系アクリルポリオール塗料、乾燥膜厚100μmの時のLは92である。
(*1)色一致性(ΔE):実施例及び比較例で得られた試験塗板と、各試験塗板に使用されたカラーベースを乾燥膜厚が100μmになるように塗装して得られたカラーベース単独塗膜との色差(絶対値)。値が低いほど良好である。
(*2)仕上がり性:各試験塗板のツヤ感を評価した。
○:良好、○△:若干ツヤ感が低下、△:ツヤ感の低下が著しい、×:ツヤ感の低下が著しい上に吸い込み跡も認められる。
図1は本発明補修塗膜形成方法を表す概念図である。

Claims (7)

  1. 塗膜に生じた損傷部に、隠ぺい率が0.990以下であるプライマー塗膜を設けた後、隠ぺい率が0.990以下であるカラーベース塗膜を設ける工程を含んでなる補修塗膜形成方法であって、プライマー塗膜を形成するプライマー塗料が、プライマー塗料中の樹脂固形分100質量部に対して光輝性顔料を0.05〜5.0質量部、体質顔料を100〜300質量部含むものであることを特徴とする補修塗膜形成方法。
  2. プライマー塗料が、着色顔料をプライマー塗料に含まれる樹脂固形分100質量部に対し50〜150質量部の範囲内で含む請求項1に記載の補修塗膜形成方法。
  3. プライマー塗料が、アクリルポリオール及びポリイソシアネートを含む塗料である請求項1または2に記載の補修塗膜形成方法。
  4. 乾燥膜厚が100μmの時のプライマー塗膜のL値が、80以上の範囲内にある請求項1ないし3のいずれか1項に記載の補修塗膜形成方法。
  5. プライマー塗膜の乾燥膜厚が20〜150μmの範囲内にある請求項1ないし4のいずれか1項に記載の補修塗膜形成方法。
  6. カラーベース塗膜の乾燥膜厚が10〜50μmの範囲内にある請求項1ないし5のいずれか1項に記載の補修塗膜形成方法。
  7. 乾燥膜厚が100μmの時のカラーベース塗膜のL値が、85以上の範囲内にある請求項1ないし6のいずれか1項に記載の補修塗膜形成方法。
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