JP2014078655A - 樹脂貼着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】板状ワークのうねりを再生可能な状態で板状ワークに液体樹脂を貼着できるようにすることを目的とする。
【解決手段】樹脂貼着装置1は、樹脂貼着ユニット10とワーク搬送ユニット20とから構成され、ワーク搬送ユニット20を構成する仮置きテーブル22に仮置きされた板状ワークWの上面Waの高さを測定する高さ測定手段30と、高さ測定手段30によって測定された板状ワークWの上面Wa高さの測定結果から板状ワークの高さ傾向を認識する認識部40と、認識部40が認識する高さ傾向に基づいて対面する載置面120と保持面132との角度関係を調整する調整部50とを備えている。したがって、液体樹脂8と板状ワークWとの間に気泡が混入することがなく液体樹脂8を板状ワークWの下面Wbに貼着することができ、液体樹脂8が有する粘性にかかわりなく板状ワークWに形成されたうねりを確実に再生することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、円形の板状ワークに樹脂を貼着する装置に関する。
半導体ウエーハなどの板状ワークを製造する製造工程では、円柱状のインゴットをワイヤーソーによってスライスして円盤状の板状ワークを形成する。このスライス時においては、板状ワークに反りやうねりが形成される。
板状ワークに形成された反りやうねりは、研削により除去される。具体的には、反りやうねりが形成された板状ワークの片面に樹脂膜を形成し、この樹脂膜が形成された片面をテーブルにおいて保持して反対側の面を研削し、その後、樹脂膜を除去した後に、研削済みの面をテーブルにおいて保持して樹脂膜が除去された面を研削する(例えば特許文献1参照)。かかる技術において、板状ワークの片面に樹脂膜を形成する方法としては、反りやうねりが形成された板状ワークの片面に樹脂を塗布し、樹脂を塗布した面を略水平な保持面を有する載置テーブルにおいて保持して樹脂が塗布されていない面を露出させ、樹脂が塗布されていない面を押圧パッドで押圧し、押圧パッドを離反させた後、液体樹脂に紫外光を照射して樹脂を硬化する方法が、特許文献2において提案されている。
上記特許文献2に開示されたような従来の方法では、板状ワークに液体樹脂を貼着する際、板状ワークを保持する保持面と液体樹脂を押圧する押圧面とを平行に維持することが、板状ワークの反りやうねりを除去するのに最適であると考えられている。
特開2006−269761号公報 特開2009−148866号公報
しかしながら、載置テーブルの保持面においてうねりのある板状ワークを保持した際はうねりが該保持面にならって略水平になり、板状ワークの保持を解除するとうねりが再生されることが必要となるところ、板状ワークを保持する保持面と液体樹脂を押圧する押圧面とが平行な状態で板状ワークの一方の面に樹脂を貼着した後、板状ワークの保持を開放しても、液体樹脂の粘性によって板状ワークのうねりが再生され難いという問題がある。
一方、板状ワークに形成されたうねりを再生させるために液体樹脂の粘性を弱めると、液体樹脂と板状ワークとの間に気泡が混入するという問題もある。
本発明は、上記の事情にかんがみてなされたものであり、うねりがある板状ワークと液体樹脂との間に気泡が混入することなく、板状ワークのうねりを再生可能な状態で板状ワークに液体樹脂を貼着できるようにすることに発明の解決すべき課題がある。
本発明は、樹脂貼着ユニットとワーク搬送ユニットとから構成される樹脂貼着装置であって、該樹脂貼着ユニットは、円形の板状ワークの上面を吸引保持する保持面を有する保持手段と、該保持面と対面する載置面を上面とする載置テーブルと、該載置テーブルに対して該保持手段を接近および離反させる移動手段と、該載置テーブルの該載置面にシートを載置するシート載置手段と、該シート載置手段によって該載置面に載置された該シートの上面に液体樹脂を供給する樹脂供給手段と、該シートの上面に供給され該保持手段の接近により液体樹脂が押圧された後に該液体樹脂を硬化する樹脂硬化手段と、を少なくとも備え、該ワーク搬送ユニットは、該保持手段の該保持面に板状ワークを搬送するワーク搬送手段と、板状ワークを仮置きする仮置きテーブルと、を少なくとも備え、該仮置きテーブルに仮置きされた板状ワークの上面高さを測定する高さ測定部と、該高さ測定部を該仮置きテーブルの上面に対して平行に走査させる走査部と、により構成される高さ測定手段と、該高さ測定手段によって測定された板状ワークの上面高さの測定結果から板状ワークの高さ傾向を認識する認識部と、該認識部が認識する高さ傾向に基づいて、対面する該載置面と該保持面との角度関係を調整する調整部と、を備える。
本発明は、上記樹脂貼着装置を用いた樹脂貼着方法であって、上記走査部によって上記高さ測定部を走査させ、上記仮置きテーブルに仮置きされた板状ワークの上面高さを測定して、上記認識部が該仮置きテーブルに仮置きされた板状ワークの上面高さ傾向を認識する高さ傾向認識工程と、該高さ傾向認識工程によって認識された高さ傾向に基づいて、上記調整部が作動し、対面する該載置面と該保持面との角度関係を調整する角度調整工程と、上記シート載置手段によって上記載置テーブルにシートを載置し、上記樹脂供給手段によって該シートの上面に液体樹脂を供給する樹脂供給工程と、該角度調整工程及び該樹脂供給工程の後、上記移動手段により上記保持手段を下降させ、該保持手段が保持する板状ワークによって該シートの上面の液体樹脂を押圧し、該液体樹脂を拡張する樹脂拡張工程と、該樹脂拡張工程の後、該保持手段による板状ワークの保持を解放し、拡張された液体樹脂を硬化する樹脂硬化工程と、により板状ワークに液体樹脂を貼着する。
本発明にかかる樹脂貼着装置は、仮置きテーブルに仮置きされた板状ワークの上面高さを測定する高さ測定部と、該高さ測定部を該仮置きテーブルの上面に対して平行に走査させる走査部とにより構成され板状ワークの高さを測定する高さ測定手段と、高さ測定手段によって測定された板状ワークの上面高さの測定結果から板状ワークの高さ傾向を認識する認識部とを備えているため、高さ測定手段によって求めた複数の板状ワークの上面高さの測定結果に基づき板状ワークの上面高さの平均的な高さ傾向を認識することができる。
また、樹脂貼着装置には、認識部が認識する高さ傾向に基づいて、対面する載置テーブルの載置面と保持手段の保持面との角度を調整する調整部を備えているため、保持手段の保持面を所定角度傾けることができる。
したがって、樹脂貼着装置では、液体樹脂の粘性を弱めなくても、板状ワークとの間に気泡を混入させずに液体樹脂を板状ワークの下面に貼着することができる。また、樹脂貼着ユニットに備える移動手段によって板状ワークの上面から保持手段の保持面を離反させる際、液体樹脂が有する粘性にかかわりなく板状ワークに形成されたうねりを確実に再生することが可能となり、厚み精度の良い板状ワークを形成することができる。
さらに、本発明に係る樹脂貼着方法は、上記樹脂貼着装置を用いた樹脂貼着方法であり、高さ傾向認識工程を実施することにより、板状ワークの上面高さを高さ測定部が測定し、この測定結果に基づき認識部が板状ワークの上面高さの傾向を認識することができる。その後、角度調整工程を実施することにより、調整部が板状ワークの上面高さの傾向に基づいて対面する該載置面と該保持面との角度を調整することができる。次いで、樹脂供給工程及び樹脂拡張工程を実施することにより、載置面と保持面との角度が調整された状態で、載置テーブルの載置面に載置されたシートの上面に供給された液体樹脂を板状ワークのうねりにあわせて拡張することができる。さらに、樹脂硬化工程を実施することにより、保持手段の保持面から板状ワークを解放するとともに液体樹脂を硬化することができる。したがって、保持テーブルの保持面と載置テーブルの載置面とを平行に維持する必要がなくなり、液体樹脂が有する粘性にかかわりなく板状ワークに形成されたうねりを確実に再生することが可能となる。
樹脂貼着装置の構成を示す斜視図である。 板状ワークの高さ傾向を認識する高さ傾向認識工程を示す断面図である。 保持手段の保持面と載置テーブルの載置面との角度を調整する角度調整工程を示す断面図である。 液体樹脂をシートに供給する樹脂供給工程を示す断面図である。 液体樹脂を拡張する樹脂拡張工程を示す断面図である。 液体樹脂を硬化する樹脂硬化工程を示す断面図である。
図1に示す樹脂貼着装置1は、Y軸方向にのびる装置ベース2を備え、液体樹脂を被加工物に貼着するための樹脂貼着ユニット10と被加工物を搬送するワーク搬送ユニット20とから少なくとも構成されている。装置ベース2のY軸方向前部には、液体樹脂が供給されるシート7がロール状に巻かれたロール部6が配設されている。
樹脂貼着ユニット10は、シート7が載置される載置テーブル12と、載置テーブル12にシート7を載置するシート載置手段11と、円形の被加工物を吸引保持する保持面132を有する保持手段13と、載置テーブル12に対して保持手段13を接近させるとともに載置テーブル12から保持手段13を離反させる移動手段14と、シート載置手段11によって載置テーブル12に載置されたシート7の上面に液体樹脂を供給する樹脂供給手段15と、液体樹脂を硬化することができる図3に示す樹脂硬化手段16と、を少なくとも備えている。また、ワーク搬送ユニット20は、保持手段13の保持面132に被加工物を搬送するワーク搬送手段21と、被加工物を仮置きする仮置きテーブル22と、を少なくとも備えている。
図1に示すように、装置ベース2に隣接して支持台4が配設されており、支持台4には、シート載置手段11が配設されている。シート載置手段11は、Y軸方向と直交する方向(X軸方向)にのびるアーム110と、アーム110に取り付けられたクランプ部111とを備えている。このクランプ部111は、ロール部6に巻かれたシート7をクランプしてY軸方向に引っ張り、載置テーブル12に載置することができる。
載置テーブル12の中央部分には、円形の載置面120が形成されており、載置面120は、例えば石英ガラスにより形成されている。載置面120の外周には、リング状の吸引部121が配設されている。吸引部121は、例えばステンレスにより形成されている。吸引部121には、複数の吸引口122が周方向に形成されており、載置面120に載置されたシート7を下方から吸引保持することが可能となっている。
装置ベース2には、Z軸方向にのびるコラム3が立設されている。コラム3の前方においては、移動手段14を介して保持手段13が配設されている。図3に示す保持手段13は、円形のホイール130と、保持部131と、を備え、保持部131の下面側が被加工物を吸引保持する保持面132となっており載置テーブル12の載置面120と対面している。さらに、保持手段13には、保持部131に連結された押圧部133と、保持部131に形成された吸引口134と、吸引源9に連通する吸引路135と、吸引路135に配設されたバルブ136とを備えている。
図1に示す移動手段14は、Z軸方向にのびるボールネジ140と、ボールネジ140の一端に接続されたモータ141と、ボールネジ140と平行にのびる一対のガイドレール142と、一方の面に保持手段13が連結され他方の面側にナットを備える昇降板143と、を備えている。昇降板143は、その他方の面に備えるナットがボールネジ140に螺合するとともに側部が一対のガイドレール142に摺接している。移動手段14は
、モータ141によって駆動されてボールネジ140が回動すると、一対のガイドレール142に沿って昇降板143をZ軸方向に移動させることにより、保持面132に対して垂直方向に保持手段13を昇降させることができる。
載置テーブル12の載置面120の近傍には、液体樹脂を供給する供給口150を備える樹脂供給手段15が配設されている。樹脂供給手段15は、供給口150から載置テーブル12の載置面120にむけて適量の液体樹脂を供給することができる。
ワーク搬送手段21は、装置ベース2に隣接するガイド板5に配設されている。装置ベース2のY軸方向後部には、被加工物を仮置きする仮置きテーブル22が配設されている。ワーク搬送手段21は、Y軸方向にのびるボールネジ210と、ボールネジ210と平行に配設された一対のガイドレール211と、ボールネジ210に螺合するナット構造を内部に有するとともに下部がガイドレール211に摺接する移動台212と、移動台212により支持された搬送ロボット213と、を備えている。そして、ボールネジ210が回動すると、一対のガイドレール211に沿って移動台212がY軸方向に移動することにより、移動台212に支持される搬送ロボット213を仮置きテーブル22及び保持手段13の近傍に移動させることができる。
仮置きテーブル22の近傍には、被加工物の高さを測定する高さ測定手段30が配設されている。高さ測定手段30は、仮置きテーブル22に仮置きされた被加工物の上面の高
さを測定する高さ測定部31と、高さ測定部31を仮置きテーブル22の上面に対して平行に走査させる走査部32と、により構成されている。
図1及び図2に示すように、高さ測定部31は、被加工物の幅よりも長いライン形状に形成されている。高さ測定部31には、例えば光学系のCCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサが内蔵されている。そして、高さ測定部31は、走査部32によって仮置きテーブル22に仮置きされた被加工物の上方をY軸方向に移動するとともに、被加工物の上面に光を投光し、その反射光を受光して被加工物の高さを測定することができる。
高さ測定部31には、高さ測定部31によって測定された被加工物の上面高さの傾向を認識する認識部40が接続されている。認識部40は、例えば、高さ測定手段30によって複数の被加工物の上面高さを測定した場合、この複数の測定結果に基づいて被加工物の上面高さの傾向を認識することができる。
図3に示すように、保持手段13には、保持手段13の保持面132の角度を調整するネジ部材等からなる調整部50が複数配設されている。調整部50は、認識部40に接続されており、認識部40が認識した被加工物の上面高さ傾向に基づいて載置面120と保持面132との角度関係を調整することができる。
載置テーブル12の下方には、液体樹脂を硬化させる樹脂硬化手段16が配設されている。樹脂硬化手段16には、紫外光を発するUVランプ160を複数備えており、液体樹脂を硬化することができる。
以下では、上記のように構成される樹脂貼着装置1によって、うねりのある被加工物に液体樹脂を貼着する工程を説明する。図2に示す板状ワークWは、円形に形成されているが、被加工物の一例であって、特に限定されるものではない。板状ワークWは、液体樹脂が貼着される面が下面Wbとなっており、下面Wbと反対側の面が上面Waとなっている。さらに、板状ワークWには、うねりが形成されている。
(1) 高さ傾向認識工程
図1及び図2に示す仮置きテーブル22に液体樹脂が貼着される前の板状ワークWを仮置きする。次に、走査部32によって高さ測定部31を仮置きテーブル22の上面に対してY軸方向に平行移動させながら、高さ測定部31は、うねりのある板状ワークWの上面Waに対して光を投光する。そして、高さ測定部31に内蔵されるCCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサが反射光を受光し、板状ワークWの上面Waの高さ分布を測定する。
認識部40は、高さ測定部31が測定した板状ワークWの上面Wa高さの測定結果に基づいて、板状ワークWの上面Waの高さ傾向を認識する。ここで、板状ワークWの上面Waの高さ傾向は、例えば、高さ測定部31によって複数の板状ワークWの上面Waの高さ分布を測定し、複数の板状ワークWについての特定の位置ごとの上面Waの高さの平均値を算出することによって求めることができる。
認識部40によって板状ワークWの上面Waの高さ傾向を認識した後、ワーク搬送手段21の作動により、搬送ロボット213は、仮置きテーブル22に仮置きされた板状ワークWを取り出す。次いで、移動台212がガイドレール211に沿ってY軸方向に移動し、搬送ロボット213を保持手段13の近傍に移動させ、保持手段13の保持面132に板状ワークWを搬送する。
(2)角度調整工程
高さ傾向認識工程を実施した後、図3に示すように、保持手段13は、バルブ136を開き、吸引源9からの吸引力により板状ワークWを保持面132に吸引保持させる。図3に示す保持面132に吸引保持された板状ワークWには、その下面Wbのうねりが右方に盛り上がるように形成されている。
ここで、調整部50は、高さ傾向認識工程において認識された板状ワークWの上面Waの高さ傾向に基づいて、保持手段13の保持面132と載置テーブル12の載置面120との角度関係を調整するため、例えば、保持手段13を所定角度だけ右に傾ける。
(3)樹脂供給工程
角度調整工程を実施した後、クランプ部111がシート7をクランプしつつアーム110がY軸方向に移動して、クランプ部111にクランプされたシート7を載置テーブル12の載置面120に載置する。
樹脂供給手段15は、図4(a)に示すように、供給口150から液体樹脂8を載置面120に載置されたシート7の上面7aに供給する。液体樹脂8としては、例えば、粘性を有する紫外線硬化樹脂を使用することができる。図4(b)に示すように、適量の液体樹脂8がシート7の上面7aに堆積したら、樹脂供給手段15は液体樹脂8の供給を停止する。
(4)樹脂拡張工程
樹脂供給工程を実施した後、図1に示した移動手段14によって保持手段13を保持面132に対して垂直方向に下降させる。そして、図5に示すように、所定角度右に傾いた保持面132に吸引保持された板状ワークWの下面Wbが液体樹脂8に接触する。
この際、図5に示す押圧部133による押圧力が板状ワークWを介して液体樹脂8に作用すると、液体樹脂8は板状ワークWの下面Wbのうねりにならって左方に盛り上がるようにして拡張する。そして、液体樹脂8の左方部分の厚みが高くなっているため表面張力が弱まり、板状ワークWが保持面132から離反する際に、板状ワークWのうねりを再生することが可能となる。
(5)樹脂硬化工程
樹脂供給工程を実施した後、図6に示すように、保持手段13は、バルブ136を閉じて吸引口134からの吸引を停止し、保持面132に保持された板状ワークWを解放する。これと同時に図1に示した移動手段14により、保持手段13を上昇させ、板状ワークWの上面Waから保持面132を離反させる。
図6に示すように、保持手段13による吸引保持から解放された板状ワークWには、うねりが再生される。これと同時に樹脂硬化手段16が作動し、複数のUVランプ160は、拡張された液体樹脂8にむけて下方から紫外光を照射する。このようにして、液体樹脂8を硬化するとともに板状ワークWの下面Wbに貼着する。
以上のように、樹脂貼着装置1には、板状ワークWの上面Waの高さを測定する高さ測定手段30と認識部40とを備えているため、複数の板状ワークWの上面Waの高さを測定し、認識部40が、高さ測定手段30による測定結果に基づき板状ワークWの上面Waの高さの平均的な高さ傾向を認識することができる。
また、樹脂貼着装置1には、認識部40が認識する板状ワークWの上面Waの高さ傾向に基づいて、対面する載置テーブル12の載置面120と保持手段13の保持面132との角度関係を調整する調整部50を備えているため、保持手段13の保持面132を所定角度傾けることが可能となっている。
したがって、液体樹脂8の粘性を弱めなくても、板状ワークWとの間に気泡を混入させずに液体樹脂8を板状ワークWの下面Wbに貼着することができる。また、板状ワークWの上面Waから保持手段13の保持面132を離反する際、液体樹脂8が有する粘性にかかわりなく板状ワークWに形成されたうねりを確実に再生することが可能となり、厚み精度の良い板状ワークWを形成することができる。
1:樹脂貼着装置 2:装置ベース 3:コラム 4:支持台 4a:上面
5:ガイド板 6:ロール部 7:シート 7a:上面 8:液体樹脂 9:吸引源
10:樹脂貼着ユニット
11:シート載置手段 110:アーム 111:クランプ部
12:載置テーブル 120:載置面 121:吸引部 122:吸引口
13:保持手段 130:ホイール 131:保持部 132:保持面 133:押圧部
134:吸引口 135:吸引路 136:バルブ
14:移動手段 140:ボールネジ 141:モータ 142:ガイドレール
143:昇降板
15:樹脂供給手段 150:供給口
16:樹脂硬化手段 160:UVランプ
20:ワーク搬送ユニット
21:ワーク搬送手段 210:ボールネジ 211:ガイドレール
212:移動台 213:搬送ロボット
22:仮置きテーブル
30:高さ測定手段 31:高さ測定部 32:走査部
40:認識部
50:調整部
W:板状ワーク Wa:上面 Wb:下面

Claims (2)

  1. 樹脂貼着ユニットとワーク搬送ユニットとから構成される樹脂貼着装置であって、
    該樹脂貼着ユニットは、円形の板状ワークの上面を吸引保持する保持面を有する保持手段と、
    該保持面と対面する載置面を上面とする載置テーブルと、
    該載置テーブルに対して該保持手段を接近および離反させる移動手段と、
    該載置テーブルの該載置面にシートを載置するシート載置手段と、
    該シート載置手段によって該載置面に載置された該シートの上面に液体樹脂を供給する樹脂供給手段と、
    該シートの上面に供給され該保持手段の接近により液体樹脂が押圧された後に該液体樹脂を硬化する樹脂硬化手段と、を少なくとも備え、
    該ワーク搬送ユニットは、該保持手段の該保持面に板状ワークを搬送するワーク搬送手段と、
    板状ワークを仮置きする仮置きテーブルと、を少なくとも備え、
    該仮置きテーブルに仮置きされた板状ワークの上面高さを測定する高さ測定部と、該高さ測定部を該仮置きテーブルの上面に対して平行に走査させる走査部と、により構成される高さ測定手段と、
    該高さ測定手段によって測定された板状ワークの上面高さの測定結果から板状ワークの高さ傾向を認識する認識部と、
    該認識部が認識する高さ傾向に基づいて、対面する該載置面と該保持面との角度を調整する調整部と、を備えた樹脂貼着装置。
  2. 請求項1記載の樹脂貼着装置を用いた樹脂貼着方法であって、
    前記走査部によって前記高さ測定部を走査させ、前記仮置きテーブルに仮置きされた板状ワークの上面高さを測定して、前記認識部が該仮置きテーブルに仮置きされた板状ワークの上面高さ傾向を認識する高さ傾向認識工程と、
    該高さ傾向認識工程によって認識された高さ傾向に基づいて、前記調整部が対面する該載置面と該保持面との角度を調整する角度調整工程と、
    前記シート載置手段によって前記載置テーブルにシートを載置し、前記樹脂供給手段によって該シートの上面に液体樹脂を供給する樹脂供給工程と、
    該角度調整工程及び該樹脂供給工程の後、前記移動手段により前記保持手段を下降させ、該保持手段が保持する板状ワークによって該シートの上面の液体樹脂を押圧し、該液体樹脂を拡張する樹脂拡張工程と、
    該樹脂拡張工程の後、該保持手段による板状ワークの保持を解放し、拡張された液体樹脂を硬化する樹脂硬化工程と、により板状ワークに液体樹脂を貼着する樹脂貼着方法。
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