JP7339771B2 - 保護部材形成装置 - Google Patents

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本発明は、保護部材形成装置に関する。
ワイヤーソーなどを用いてインゴットから切り出されたアズスライスウェーハの上下面には凹凸が形成されていることがあり、凹凸によるうねり等の変形要素を除去して平坦なウェーハを製造している。変形要素を除去するために、アズスライスウェーハの一方の面全面に供給した液状樹脂を硬化させて保護部材を形成した後、チャックテーブルに保護部材を保持してアズスライスウェーハの他方の面を研削する第1研削加工を行い、他方の面をチャックテーブルに保持して保護部材を剥離してから一方の面を研削する第2研削加工を実施している。
保護部材の形成においては、特許文献1、2に開示のように液状樹脂に保持手段が保持するウェーハを押し付けて液状樹脂を押し広げている。例えば、シートに供給した液状樹脂の中心部分に凹みができてしまい、この状態で液状樹脂にウェーハを押し付けると中心部分に気泡が入る可能性があるため、特許文献3に開示のようにウェーハの中心に微量の液状樹脂を付着させておき、ウェーハをシートの上に堆積した液状樹脂に押し付けた際に、液状樹脂の中央部分に形成されている凹みの分をウェーハの中心に付着させた液状樹脂によって補い、ウェーハと液状樹脂との間に気泡が入らないようにしている。
従来、保護部材を形成する際には、ウェーハと液状樹脂との間に気泡が生じるのを防ぐために、保持手段に保持されたウェーハを所定の速度で液状樹脂に押し付けている。
特開2012-143723号公報 特開2013-175647号公報 特開2016-167546号公報
保持手段に保持されたウェーハを降下させる際には、ウェーハと液状樹脂との間の距離にかかわらず一定の降下速度でウェーハを降下させており、そのことが非効率的であった。保護部材形成装置には、ウェーハに保護部材を効率的に形成するという課題がある。
本発明は、シートが載置される載置面を有するステージと、該ステージに載置された該シートの上に所定量の液状樹脂を供給する液状樹脂供給手段と、該載置面に対面しウェーハを保持する保持面を有する保持手段と、該ステージと該保持手段とを相対的に該載置面に直交する方向に移動させ該液状樹脂を押し広げる押し広げ手段と、該液状樹脂にかかる圧力を測定する圧力測定手段と、該液状樹脂に外的刺激を与えて硬化させる硬化手段と、制御手段とを備える保護部材形成装置であって、該制御手段は、該ステージと該保持手段とを第1速度で接近させ、該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置を、該シートの上の中央部分に供給した該液状樹脂の上面と該保持面が保持したウェーハの下面との間がわずかな隙間となる第1位置に移動させる第1制御部と、該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置が該第1位置にある状態から、該圧力測定手段で該液状樹脂にかかる圧力を測定しながら該第1速度より遅い第2速度でさらに該ステージと該保持手段とを接近させ、該シートの上に供給した該液状樹脂の上面に該保持手段が保持したウェーハの下面を接触させ、さらに該ステージと該保持手段とを接近させ該液状樹脂を押し広げ、該圧力測定手段が測定する圧力値が予め設定した設定値に達したら該ウェーハの下面全面に該液状樹脂が行きわたったと判断し、該押し広げ手段を停止させる第2制御部と、該第2制御部で該押し広げ手段を停止させた後、該保持面が該ウェーハを離し、該ステージと該保持手段とを離間させる離間制御部と、を備え、該第2制御部は、該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置が該第1位置にある状態から、該第2速度以下の第3速度で該ステージと該保持手段とを該第1位置から接近させ、該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置を、該液状樹脂の上面と該ウェーハの下面とが接触する第3位置まで移動させる第3制御部と、該第3位置まで移動して接近した該ステージと該保持手段とを該第2速度より速い速度、かつ該ステージと該保持手段とを所定時間接近させても該圧力測定手段が測定する該圧力値が該設定値に達しないような速度である第4速度で接近させて、該ステージと該保持手段とを該第2速度でさらに接近させて該液状樹脂を押し広げ、該圧力測定手段が測定する圧力値が予め設定した該設定値に達したら該押し広げ手段を停止させる第4制御部と、を備え、該ステージと該保持手段とを離間させた後、該硬化手段で押し広げられた該液状樹脂を硬化させウェーハの下面全面に保護部材を形成する保護部材形成装置である。
また、本発明は、シートが載置される載置面を有するステージと、該ステージに載置された該シートの上に所定量の液状樹脂を供給する液状樹脂供給手段と、該載置面に対面しウェーハを保持する保持面を有する保持手段と、該ステージと該保持手段とを相対的に該載置面に直交する方向に移動させ該液状樹脂を押し広げる押し広げ手段と、該液状樹脂にかかる圧力を測定する圧力測定手段と、該液状樹脂に外的刺激を与えて硬化させる硬化手段と、制御手段とを備える保護部材形成装置であって、該制御手段は、該ステージと該保持手段とを第1速度で接近させ、該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置を、該シートの上の中央部分に供給した該液状樹脂の上面と該保持面が保持したウェーハの下面との間がわずかな隙間となる第1位置に移動させる第1制御部と、該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置が該第1位置にある状態から、該圧力測定手段で該液状樹脂にかかる圧力を測定しながら該第1速度より遅い第2速度でさらに該ステージと該保持手段とを接近させ、該シートの上に供給した該液状樹脂の上面に該保持手段が保持したウェーハの下面を接触させ、さらに該ステージと該保持手段とを接近させ該液状樹脂を押し広げ、該圧力測定手段が測定する圧力値が予め設定した設定値に達したら該ウェーハの下面全面に該液状樹脂が行きわたったと判断し、該押し広げ手段を停止させる第2制御部と、
該第2制御部で該押し広げ手段を停止させた後、該保持面が該ウェーハを離し、該ステージと該保持手段とを離間させる離間制御部と、を備え、該第2制御部は、該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置が該第1位置にある状態から、該第2速度以下の第3速度で該ステージと該保持手段とを該第1位置から接近させ、該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置を、該液状樹脂の上面と該ウェーハの下面とが接触する第3位置まで移動させる第3制御部と、該第3位置まで移動して接近した該ステージと該保持手段とを該第2速度より速い第5速度で、該圧力測定手段が測定する圧力値が該設定値より小さい第2設定値に達するまで接近させる第5制御部と、該第5制御部により接近した該ステージと該保持手段とを該第2速度でさらに接近させ該圧力測定手段が測定する該圧力値が予め設定した該設定値に達したら該押し広げ手段を停止させる第6制御部と、を備え、該ステージと該保持手段とを離間させた後、該硬化手段で押し広げられた該液状樹脂を硬化させウェーハの下面全面に保護部材を形成する保護部材形成装置である。
上記の保護部材形成装置は、該ウェーハの温度、該シート上の空気の温度、該ステージの温度の内の少なくとも1つの温度を測定する温度測定手段と、該温度測定手段が測定した温度が高くなるほど該載置面と該保持面との間の距離を小さくし、該温度測定手段が測定した温度が低くなるほど該載置面と該保持面との間の距離を大きくして、該液状樹脂の上面と該ウェーハの下面との間隔が均一になるよう温度に対して該第1位置を設定したデータテーブルと、該温度測定手段が測定した温度で該データテーブルを参照し該第1位置を決定する該1位置決定手段と、を備える保護部材形成装置であることが望ましい。
ウェーハの下面と液状樹脂の上面との間がわずかな隙間になるまで、第1速度でウェーハの下面を降下させて、ウェーハの下面と液状樹脂の上面との間がわずかな隙間になった後は、第1速度よりも遅い第2速度でウェーハの下面を液状樹脂の上面に押し下げていく。このように、二段階の降下速度を設けることにより、ウェーハの下面と液状樹脂の上面との間に気泡が入るのを防ぐとともに、保護部材の形成にかかる時間を短縮することが可能となった。
第2位置にウェーハWの下面が位置付けられたときのウェーハWの下面とシートの上面との間の距離が、保護部材の厚みとなる。保護部材の形成において、ウェーハWの厚さが一定であれば、ウェーハの下面の高さ位置の下限を予め定めることによって、ウェーハの下面に形成される保護部材の厚みを一定にすることができ、ウェーハと保護部材との総厚みを一定に仕上げることができる。
第2速度を、例えば、第3速度や第4速度または第5速度のような異なる速度にわけることにより、第1位置からウェーハの下面が液状樹脂の上面に接触する第3位置までのウェーハの下面の降下速度を遅くして、ウェーハの下面と液状樹脂の上面との間に気泡が入るのを防ぎ、ウェーハの下面と液状樹脂の上面とが接触した後は、より速い速度で、ウェーハの下面を降下させることが可能となる。これにより、保護部材の形成にかかる時間を短縮することができる。
また、温度測定手段を用いて、ウェーハの温度、シートの上の空気の温度、または、ステージの温度のうちの1つを測定して、さらに、第1位置決定手段を用いて、温度のデータと、該温度データに対応した載置面と保持面との間の距離のデータとが予め設定されたデータテーブルを参照して、第1位置を決定することにより、ウェーハの下面が第1位置に位置付けられた際に、液状樹脂の上面とウェーハの下面との距離が一定になるようにすることができる。ウェーハの下面が第1位置に位置付けられたときのウェーハの下面と液状樹脂の上面との距離が一定であれば、保護部材形成装置の温度やそのまわりの環境温度が変化した際にも、ウェーハの下面と液状樹脂の上面との間に気泡が入るのを防ぐことができる。
保護部材形成装置の全体を表す斜視図である。 保持手段に保持されたウェーハを液状樹脂に押し付ける様子を表す断面図である。 横軸を経過時間、縦軸を保持面に保持されたウェーハの下面の高さとしてウェーハの下面の高さの時間変化を表したグラフと、同じく横軸を経過時間、縦軸を液状樹脂の圧力として液状樹脂の圧力の時間変化を表したグラフとを重ねて表示したグラフである。 横軸を経過時間、縦軸を保持面に保持されたウェーハの下面の高さとしてウェーハの下面の高さの時間変化を表したグラフと、同じく横軸を経過時間、縦軸を液状樹脂の圧力として液状樹脂の圧力の時間変化を表したグラフとを重ねて表示したグラフであり、図3における第2速度が第3速度及び第4速度から構成されている場合を示している。 横軸を経過時間、縦軸を保持面に保持されたウェーハの下面の高さとしてウェーハの下面の高さの時間変化を表したグラフと、同じく横軸を経過時間、縦軸を液状樹脂の圧力として液状樹脂の圧力の時間変化を表したグラフとを重ねて表示したグラフであり、図3における第2速度が第3速度及び第5速度から構成されている場合を示している。
1 保護部材形成装置の構成
図1に示す保護部材形成装置1は、保持手段62に保持されたウェーハWの下面Wbをステージ60に載置されたシートSの上に供給された液状樹脂Rに押し当てて、液状樹脂Rを押し広げることにより、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂Rを付着させた後、液状樹脂Rに外的刺激を与えることによって液状樹脂Rを硬化させてウェーハWに保護部材を形成する保護部材形成装置である。以下、保護部材形成装置1の構成について説明する。
図1に示すように、保護部材形成装置1には、筐体100と、筐体100の内部にX軸方向に延設されたベース101と、ベース101の上における-X方向側に立設されたコラム102とが備えられている。
コラム102の-X方向側には、カセット収容棚103が備えられており、カセット収容棚103には、保護部材が形成される前の状態のウェーハWが複数収容されているカセット103a、及び保護部材が形成された後にウェーハWが複数収容されるカセット103bが配設されている。
図1に示すように、カセット収容棚103の+X方向側には、カセット103aからのウェーハWの搬出及びカセット103bへのウェーハWの搬入を行う搬入出ロボット2が配設されている。
搬入出ロボット2は、ウェーハWを保持する保持部26と、保持部26を所望の位置に移動させるアーム27と、アーム27を駆動する駆動部24とを備えている。駆動部24は基台23によって支持されており、基台23は、その内部に備えたナットがY軸方向に延びるボールネジ20に螺合するとともに、下部がY軸方向に延びるガイドレール21に摺接している。また、ボールネジ20はモータ22に連結しており、モータ22を用いて回転軸25を軸にしてボールネジ20を回転駆動すると、基台23がガイドレール21に案内されてY軸方向に移動することとなる。
図1に示すように、搬入出ロボット2の保持部26の可動範囲には、ウェーハWを撮像してウェーハWの中心位置や大きさ、形状等の情報を取得するウェーハ中心検出手段4が配設されている。ウェーハ中心検出手段4には、コラム102の-X方向側に連結された仮置きテーブル40と、仮置きテーブル40の上に載置されたウェーハWを撮像するためのカメラ等を有した撮像部41とが備えられている。
図1に示すように、ウェーハ中心検出手段4の下方には、ウェーハWに貼着されたシートSを切断するシート切断手段5が配設されている。シート切断手段5には、保護部材が形成されたウェーハWを載置する保持テーブル50と、水平方向及びZ軸方向に移動可能なカッター51とが備えられている。保持テーブル50の中央には、円形の吸引領域50aが形成されており、吸引領域50aの外周側には、カッター51の刃先を受け入れる逃げ溝50bが形成されている。
図1に示すように、搬入出ロボット2の+X方向側には、保護部材が形成される前のウェーハWをウェーハ中心検出手段4から保持手段62へと搬送するとともに、保護部材が形成された後にウェーハWを保持手段62からシート切断手段5へと搬送する搬送手段3が設けられている。
搬送手段3は、ウェーハWを保持する保持部36と、保持部36を所望の位置に移動させるアーム37と、アーム37を駆動する駆動部34とを備えている。駆動部34は、基台33によって支持されており、基台33は、その内部に備えたナットがY軸方向に延びるボールネジ30に螺合するとともに、下部がX軸方向に延びるガイドレール31に摺接している。ボールネジ30は、図示しないモータに連結されており、モータに駆動されてボールネジ30が回動することにより、ガイドレール31に案内されて基台33がY軸方向に移動することとなる。
図1及び図2に示すように、コラム102の+X方向側の側面には、ウェーハWを保持する保持手段62と、保持手段62をZ軸方向に昇降させる押し広げ手段63とが配設されている。保持手段62には、円筒形状のホイール620とホイール620の下端に配設された円板形状の保持部621とが備えられており、保持部621の下面がウェーハWを保持する保持面621aとなっている。また、保持部621には、吸引手段622が接続されている。例えば、保持面621aにウェーハWが当接している状態で、吸引手段622が吸引力を発揮することにより、生み出された吸引力が吸引路623を通じて保持面621aに伝達されて、保持面621aにウェーハWを吸引保持することができる。
図1及び図2に示すように、押し広げ手段63には、Z軸方向の回転軸635を有するボールネジ630と、ボールネジ630に平行に配設された一対のガイドレール631と、回転軸635を軸にしてボールネジ630を回動するモータ632と、内部のナットがボールネジ630に螺合し側部がガイドレール631に摺接する昇降板633と、昇降板633に連結されたホルダ634とが備えられており、ホルダ634によって保持手段62が保持されている。モータ632を用いてボールネジ630を駆動することによって、ボールネジ630が回転軸635を軸にして回転すると、これに伴って昇降板633がガイドレール631に案内されてZ軸方向に昇降移動して、昇降板633に連結されたホルダ634、及びホルダ634に保持された保持手段62が、同じくZ軸方向に昇降移動することとなる。
図1及び図2に示すように、ベース101の上、且つ、保持手段62の下方にはステージ60が配設されている。ステージ60の上面は、シートSが載置される載置面60aとなっており、載置面60aの外周にはリング状の凸部60bが形成されている。また、載置面60aには、真空発生装置等からなる吸引源に接続された複数の図示しない吸引溝が形成されており、載置面60aに載置されたシートSを下方から吸引保持することができる。シートSが載置面60aの凹形状に沿って載置面60aに吸引保持された状態で、シートSの上面Saに液状樹脂Rを滴下して、凸部60bの内側の領域に液状樹脂Rを溜めることにより、凸部60bの外側に液状樹脂Rが飛散するのを防止することができる。
なお、ステージ60には、例えば、昇降機構が接続されていてもよく、かかる場合においては、該昇降機構を用いてステージ60をZ軸方向に昇降移動させることができる。すなわち、保持手段62に対してステージ60が相対的に昇降する構成としてもよい。
図1に示すように、ベース101の上における+X方向側には、シート供給手段7が配設されている。シート供給手段7には、シートSが巻かれたシートロールSRを支持するシート支持部70と、シートロールSRからシートSを引き出す引き出し部71と、シートロールSRから引き出されたシートSをステージ60に搬送するシート保持部72と、シート保持部72を支持するアーム73と、アーム73をX軸方向に移動させる駆動機構74とが備えられている。駆動機構74を用いてアーム73をX軸方向に移動させることによって、アーム73に支持されているシート保持部72をX軸方向に移動させることができる。
図1及び図2に示すように、ステージ60の-Y方向側には、ステージ60の載置面60aに保持されたシートSの上面Saに液状樹脂Rを供給する液状樹脂供給手段61が配設されている。液状樹脂供給手段61には、円筒状の軸部611と、軸部611に支持されたノズル610と、軸部611を通じてノズル610の内部に液状樹脂Rを供給する樹脂ディスペンサ612とが備えられており、ノズル610の端部にはノズル610の内部から液状樹脂Rを発射するための供給口610aが形成されている。液状樹脂供給手段61においては、例えば、図示しない駆動機構等を用いて軸部611を軸にしてノズル610を旋回移動することによって、ノズル610をステージ60の載置面60aの上方に位置付けたり、ノズル610を載置面60aの上方から退避させたりすることができる。
図2に示すように、ホイール620の内部には圧力測定手段64が配設されている。保持手段62に保持されたウェーハWをステージ60の載置面60aに載置されているシートSの上に供給された液状樹脂Rに押し付ける際に、圧力測定手段64を用いて液状樹脂Rにかかる圧力を測定することができる。
図1及び図2に示すように、ステージ60の下方には、硬化手段65が配設されている。硬化手段65は、ステージ60に向けて特定波長の紫外線を照射するための図示しないUVランプ等を備えている。なお、図示の例では、硬化手段65はステージ60の下方に位置しているが、ステージ60の側方外周側に位置していてもよい。
保護部材形成装置1には、温度測定手段97が配設されている。図2に示すように、温度測定手段97は、ホイール620の内部に配設されたウェーハ温度測定部970、ステージ60の上方に配設されたシート載置面温度測定部971、またはステージ60の内部に配設されたステージ温度測定部972のうちの少なくとも1つを備えている。温度測定手段97を用いて、ウェーハWの温度、シートSの上の空気の温度、またはステージ60の温度のうちの少なくともどれか1つを測定することができる。
保護部材形成装置1には、ウェーハWの温度、シートSの上の空気の温度、またはステージ60の温度のデータと、該温度データに対応した載置面60aと保持面621aとの間の距離のデータとが予め設定されたデータテーブル98、及びデータテーブル98を参照して第1位置を決定する第1位置決定手段99が備えられている。データテーブル98は、保護部材形成装置1に備えたメモリ又はハードディスク等の記憶装置内の領域に確保される。また、第1位置決定手段99は、保護部材形成装置1に備えたCPUにより実現される。なお、第1位置については後述する。
一般に、液状樹脂は高い温度であるほど粘性が低下して広がりやすくなるため、図2に示す液状樹脂Rの上面Raの高さは、温度が高い程低くなる。従って、温度測定手段97を用いて測定された温度が高いときには、第1位置決定手段99によってデータテーブル98に設定された載置面60aと保持面621aとの間の距離のデータの中から小さいものが選ばれ、該温度が低いときには、第1位置決定手段99によって載置面60aと保持面621aとの間の距離のデータの中から大きなものが選ばれることとなる。
図1に示すように、保護部材形成装置1には、保護部材形成装置1に備える各種の機構を制御する制御手段9が配設されている。制御手段9には、保持手段62の降下速度を制御して、ステージ60と保持手段62とを接近させる第1制御部91、第2制御部92、第3制御部93、第4制御部94、第5制御部95、及び第6制御部96、並びに保持手段62とステージ60とを離間させる離間制御部90が備えられている。各々の制御部から押し広げ手段63のモータ632に対して、適宜、制御信号が発信されると、モータ632によってボールネジ630が駆動されて保持手段62が適宜の速度でZ軸方向に昇降移動することとなる。各々の制御部の機能は、保護部材形成装置1に備えたCPU及びメモリにより実現される。
図3~図5は、横軸を保持手段62が降下を開始してからの経過時間、縦軸を保持手段62に保持されたウェーハWの下面Wbの高さとするグラフと、横軸を該経過時間、縦軸を液状樹脂Rにかかる圧力の大きさとするグラフとを重畳的に表したものである。
図3~図5に示すように、図2に示した保持手段62に保持されているウェーハWの下面WbとシートSの上に供給されている液状樹脂Rの上面Raとが距離dだけ離間している状態における液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置を第1位置Z1、ウェーハWの下面Wbと液状樹脂Rの上面Raとが接触している状態における液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置を第3位置Z3とする。また、ウェーハWの下面Wbが液状樹脂Rの上面Raに押し下げられていく際に、圧力測定手段64によって測定された液状樹脂Rにかかる圧力値が予め設定した設定値P1に達したときの液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置を第2位置Z2とする。
加えて、図4及び図5に示すように、上記の液状樹脂Rにかかる圧力値が設定値P1よりも小さい第2設定値P2に達したときの液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置を第4位置Z4とする。
第1制御部91は、ウェーハWが保持された状態の保持手段62を第1速度V1で-Z方向に移動させて、シートSに供給された液状樹脂Rの上面Raと保持面621aに保持されたウェーハWの下面Wbとの間隔が距離dとなる第1位置Z1までウェーハWの下面Wbを降下させて、保持手段62とステージ60とを接近させる機能を有している。なお、第1速度V1は例えば1~5mm/secとする。
第2制御部92は、保持手段62を第1速度V1よりも遅い第2速度V2で降下させて、ステージ60と保持手段62とを相対的に接近させることにより、液状樹脂Rにかかる圧力が予め設定された設定値P1に達するまでウェーハWの下面Wbを移動させる機能を有している。
ただし、第2速度V2は一定の速度であり、例えば、5~10μm/secとする。
第2制御部92は、保持手段62を第2速度V2以下の速度である第3速度V3で降下させて、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置を、第1位置Z1から、液状樹脂Rの上面Raと保持面621aに保持されたウェーハWの下面Wbとが接触する位置である第3位置Z3まで降下させる機能を有する第3制御部93を備えている。なお、第3速度V3は例えば3~5μm/secとする。
また、第2制御部92は、保持手段62を第2速度V2よりも速い速度、かつ所定時間接近させても液状樹脂Rにかかる圧力が設定値P1に達しないような降下速度である第4速度V4で降下させて、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置を第4位置Z4まで移動させたのちに、さらに、保持手段62を第2速度V2で降下させて、液状樹脂Rにかかる圧力が予め設定された設定値P1に達するまでウェーハWの下面Wbを移動させる機能を有する第4制御部94を備えている。なお、第4速度V4は例えば30~50μm/secとする。
さらに、第2制御部92は、保持手段62を第2速度V2よりも速い第5速度V5で降下させて、液状樹脂Rにかかる圧力が第2設定値P2に達するまでウェーハWの下面Wbを移動させたのちに、さらに、保持手段62を第2速度V2で降下させて、液状樹脂Rにかかる圧力が予め設定された設定値P1に達するまで液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置を移動させる機能を有する第6制御部96を備えている。
離間制御部90は、例えば吸引手段622の作動を停止させて、保持手段62から保持手段62に保持されているウェーハWを離す機能を有している。また、離間制御部90は、保持手段62を+Z方向に昇降させて、ステージ60と保持手段62とを離間させる機能を有している。
2 保護部材形成装置の動作
上記の構成の保護部材形成装置1を用いてウェーハWに保護部材を形成する際の保護部材形成装置1の動作について以下に説明する。
まず、図1に示す搬入出ロボット2の保持部26を用いてカセット103aからウェーハWを取り出す。そして、保持部26にウェーハWを保持した状態で、駆動部24を用いてアーム27を旋回させたり、モータ22を用いてボールネジ20を駆動して基台23をY軸方向に移動させたりすることによって保持部26を適宜移動させて、ウェーハWを仮置きテーブル40の上に載置する。
次いで、図1に示す撮像部41を用いて仮置きテーブル40に載置されたウェーハWを撮像して、ウェーハWの中心位置及び向きを検出した後、搬送手段3の保持部36にウェーハWを保持して、ウェーハWを仮置きテーブル40から保持手段62に移動させる。図2に示すように、保持面621aとウェーハWとを当接させて、その状態で、吸引手段622に吸引力を発揮させることにより、生み出された吸引力が吸引路623を通じて保持面621aに伝達されて、ウェーハWが保持面621aに保持される。
ウェーハWを保持手段62へ搬送するのと並行して、図1に示すシート供給手段7を用いてシートSをステージ60に供給する。具体的には、図1に示すシート支持部70に巻きつけられたシートロールSRから、引き出し部71によってシートSを引き出した後、シート保持部72を用いてシートSを保持する。シート保持部72にシートSが保持された状態で、駆動機構74を用いてアーム73を-X方向に移動させることによって、シート保持部72がステージ60の載置面60aの上を移動していき、ステージ60の載置面60aにシートSが供給される。ステージ60の載置面60aに供給されたシートSは、図示しない吸引源によって下方から吸引されて、図2に示すように、ステージ60の凹形状に沿うように載置面60aに吸引保持される。
このとき、例えば、図2に示すシート載置面温度測定部971を用いて、シートSの上の空気の温度を測定する。測定されたシートSの上の空気の温度に基づいて、第1位置決定手段99を用いてデータテーブル98を参照して第1位置Z1を決定する。
シートSの上の空気の温度が高いときには、載置面60aと保持面621aとの間の距離を小さくして、シートSの上の空気の温度が低いときには、載置面60aと保持面621aとの間の距離を大きくする。
なお、図2に示すウェーハ温度測定部970を用いて、保持面621aに保持されているウェーハWの温度を測定して、測定されたウェーハWの温度に基づいて第1位置決定手段99を用いてデータテーブル98を参照して第1位置Z1を決定してもよい。
また、ステージ温度測定部972を用いて、ステージ60の温度を測定して、測定されたステージ60の温度に基づいて第1位置決定手段99を用いてデータテーブル98を参照して第1位置Z1を決定してもよい。
次に、図2に示すように、液状樹脂供給手段61を用いて、ステージ60の載置面60aに載置されたシートSの上面Saに液状樹脂Rを供給する。具体的には、図示しない駆動機構を用いて、軸部611を軸にしてノズル610を旋回させて、図2に示すように、ノズル610の端部に形成されている供給口610aを、ステージ60の載置面60aに載置されたシートSの上面Saの中央部分の上方に位置付ける。さらに、図1に示す樹脂ディスペンサ612から軸部611を通じてノズル610に液状樹脂Rを供給する。
そして、供給口610aからシートSの上面Saの中央部分に液状樹脂Rを例えば5~6ml滴下する。すると、図2に示すように、シートSの上面Saに液状樹脂Rによる液溜まりが形成される。液状樹脂Rの供給により所定量の液状樹脂RがシートSの上に堆積したら、液状樹脂供給手段61によるシートSへの液状樹脂Rの供給を停止した後、ノズル610を旋回させてシートSの上方から退避させる。
シートSに液状樹脂Rを供給した後、保持手段62に保持されたウェーハWをステージ60に向かって降下させる。以下、図1~図4を用いて、保持手段62に保持されたウェーハWをステージ60に向かって降下させる際の保護部材形成装置1の動作について、第1実施形態、第2実施形態、及び第3実施形態に分けて詳述する。
[第1実施形態]
まず、図2に示す第1制御部91からモータ632に対して制御信号を発信する。制御信号を受けたモータ632がボールネジ630を駆動して、ボールネジ630が回転軸635を軸にして回動すると、昇降板633がガイドレール631に沿って第1速度V1で-Z方向に降下していく。これに伴って、昇降板633に連結しているホルダ634、及びホルダ634に支持されている保持手段62が同じく第1速度V1で-Z方向に降下し、ステージ60と保持手段62とが第1速度V1で接近する。保持手段62が第1速度V1で-Z方向に降下することにより、保持手段62に保持されたウェーハWの下面Wbは、第1速度V1で降下していく。
図3に示すように、保持手段62に保持されたウェーハWの下面Wbの高さ位置が第1位置Z1になるまで、保持手段62を第1速度V1で降下させる。これにより、シートSの上面Saの中央部分に供給した液状樹脂Rの上面Raと保持面621aに保持されたウェーハWの下面Wbとの間にわずかな隙間dが形成される。
次に、図2に示す第2制御部92からモータ632に対して、同様に制御信号を発信する。第2制御部92から制御信号を受けたモータ632がボールネジ630を駆動して、回転軸635を軸にしてボールネジ630が回動すると、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置が前記第1位置Z1にある状態から、昇降板633が第1速度V1よりも遅い第2速度V2で-Z方向に降下する。これにより、昇降板633にホルダ634を介して連結されている保持手段62が第2速度V2で-Z方向に降下していき、ステージ60と保持手段62とが第2速度V2で接近する。
保持手段62の降下中には、液状樹脂Rにかかる圧力が図2に示す圧力測定手段64によって測定される。上記のように、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置が第3位置Z3になると、液状樹脂Rの上面RaとウェーハWの下面Wbとが接触して、液状樹脂Rが載置面60aと保持面621aとによって挟まれて上下方向から加圧され始める。さらにウェーハWが降下して液状樹脂Rを押し広げていくと、図3に示すように、液状樹脂Rにかかる圧力が上昇していく。
図3に示すように、圧力測定手段64によって測定された圧力値が予め設定された設定値P1に達すると、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂Rが行きわたったと判断される。このとき、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置は第2位置Z2に位置付けられている。
圧力値が予め設定された設定値P1に達して、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂Rが行きわたったと判断された後、第2制御部92により制御されて押し広げ手段63を停止させる。すなわち、第2制御部92によってモータ632の駆動が停止する。これにより、保持手段62の-Z方向への降下が停止される。
その後、例えば、図2に示す離間制御部90から吸引手段622に制御信号が送られて、吸引手段622の作動が停止する。これにより、保持面62aとウェーハWとの間に吸引力が作用しなくなり、保持面621aからウェーハWが離間される。
さらに、離間制御部90からモータ632に制御信号を発信して、保持手段62を+Z方向に上昇させることにより、ステージ60と保持手段62とが離間する。
なお、保持手段62が、第3位置Z3から第2位置Z2へ向けて降下している際に、吸引手段622の作動を停止させ、保持面621aとウェーハWとの間に吸引力を作用させない状態にして液状樹脂を加圧させると、第2位置Z2に降下した保持手段62をウェーハWから離間させた後に、短時間でウェーハWのうねりを再現させる事が可能となる。
また、吸引手段622に制御信号が送られて、吸引手段622の作動を停止させる制御は、以下の3つの方法のいずれかを用いて行う。例1として、第3位置Z3から保持手段62が所定の距離(h)降下したときに行う。例2として、第3位置Z3から第2位置Z2に向けて降下する時間が所定の時間(t)経過したときに行う。例3として、液状樹脂Rの圧力が所定の圧力(P3)に達したときに行う。
離間制御部90によるモータ制御を行ってステージ60と保持手段62とを離間させて液状樹脂RをウェーハWに倣わせた後、硬化手段65を用いて、ウェーハWに押し広げられた液状樹脂Rを硬化させる。具体的には、硬化手段65に備える図示しないUVランプからステージ60に向けて特定波長の紫外線を照射することによって、液状樹脂Rを硬化させる。このようにして、ウェーハWの下面Wbの全面に例えば50~80μmの厚みを有する保護部材を形成することができる。
図3に示すように、ウェーハWの下面Wbと液状樹脂Rの上面Raとの間が距離dとなるまで、第1速度V1でウェーハWの下面を降下させて、ウェーハWの下面Wbと液状樹脂Rの上面Raとの間が距離dとなった後は、第1速度V1よりも遅い第2速度V2でウェーハWの下面Wbを液状樹脂Rの上面Raに押し下げていく。このように、二段階の降下速度を設けることにより、ウェーハWの下面Wbと液状樹脂Rの上面Raとの間に気泡が入るのを防ぐとともに、保護部材の形成にかかる時間を短縮することが可能となった。
液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置が第2位置Z2に位置付けられたときのウェーハWの下面WbとシートSの上面Saとの間の距離が、保護部材の厚みとなる。保護部材の形成において、ウェーハWの厚さが一定であれば、ウェーハWの下面Wbの高さ位置の下限を予め定めることによって、ウェーハWの下面Wbに形成される保護部材の厚みを一定にすることができ、ウェーハWと保護部材との総厚みを一定に仕上げることができる。
なお、シートSに堆積された液状樹脂Rは、表面張力の大きさの違いに起因して中央部分が凹みやすい。そこで、例えば、保持手段62の-Z方向への降下を開始する前に、保持手段62に保持されているウェーハWの下面Wbの中央部分に液状樹脂Rを適量付着させておくことによって、ウェーハWの下面Wbと液状樹脂Rとの間に気泡が入るのをより高精度に防止することができる。
[第2実施形態]
まず、第1実施形態と同様に、図2に示す第1制御部91からモータ632に対して制御信号を発信する。第1制御部91からの制御信号を受けたモータ632がボールネジ630を駆動することにより、回転軸635を軸としてボールネジ630が回動して、昇降板633がガイドレール631に沿って第1速度V1で-Z方向に降下していく。これに伴って、昇降板633に連結しているホルダ634、及びホルダ634に支持されている保持手段62が同じく第1速度V1で-Z方向に降下し、ステージ60と保持手段62とが第1速度V1でに接近する。
保持手段62が第1速度V1で-Z方向に降下することにより、保持手段62に保持されたウェーハWの下面Wbの高さは第1速度V1で降下していく。こうして、図4に示すように、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置を第1位置Z1に位置付ける。
保持手段62の降下中には、図2に示す圧力測定手段64を用いて、液状樹脂Rにかかる圧力の値を測定する。
液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置を第1位置Z1に位置付けた後、図2に示す第3制御部93からモータ632に対して制御信号を発信してモータ632を駆動することにより、昇降板633、昇降板633に連結しているホルダ634、及びホルダ634に支持されている保持手段62を、第2速度V2以下の速度である第3速度V3で-Z方向に降下させる。
これにより、図4に示すように、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置が第3位置Z3に位置付けられて、ウェーハWの下面Wbと液状樹脂Rの上面Raとが接触する。
液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置が第3位置Z3に位置付けられている状態で、図2に示す第4制御部94からモータ632に対して制御信号を発信してモータ632を駆動することにより、保持手段62を第2速度V2よりも速い第4速度V4で規定時間T降下させる。これにより、図4に示すように、ウェーハWの下面Wbが降下しながら液状樹脂Rを押し広げていき、液状樹脂Rにかかる圧力が上昇していく。図4に示すように、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置が第3位置Z3に位置付けられているときから規定時間Tが経過した後、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置は第4位置Z4に位置付けられる。
この状態で、さらに、図2に示す第4制御手段94からモータ632に対して制御信号を発信してモータ632を駆動することにより、保持手段62を第2速度V2で降下させる。これにより、図4に示すように、ウェーハWの下面Wbが降下するとともに、液状樹脂Rにかかる圧力が上昇していき、液状樹脂Rにかかる圧力値が設定値P1に達する。液状樹脂Rにかかる圧力値が設定値P1に達したら、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂Rが行きわたったと制御手段9において判断される。このとき、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置が第2位置Z2に位置付けられている。
液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置が第2位置Z2に位置付けられて、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂Rが行きわたったら、第4制御部94によって制御して押し広げ手段63の作動を停止させる。すなわち、第4制御部94によりモータ632の駆動を停止させることにより、ボールネジ650の回転を停止させて、昇降板633に連結しているホルダ634、及びホルダ634に支持されている保持手段62の降下を停止させる。
その後、例えば、図2に示す離間制御部90から吸引手段622に制御信号が送られて、吸引手段622の作動が停止する。これにより、保持面62aとウェーハWとの間に吸引力が作用しなくなり、保持面621aからウェーハWが離間する。
さらに、離間制御部95からモータ632に制御信号を発信して、保持手段62を+Z方向に上昇させることにより、ステージ60と保持手段62とが離間する。
ステージ60と保持手段62とを離間させた後、第1実施形態と同様に、硬化手段65に備えるUVランプからステージ60に向かって紫外線を照射して液状樹脂Rを硬化させ、ウェーハWの下面Wbの前面に保護部材を形成する。
例えば、第3速度V3と第4速度V4との平均速度が第2速度V2となるように、第3速度V3と第4速度V4とを定める。すると、図4に示すように、第1位置Z1から第3位置Z3までは、第2速度V2より遅い第3速度V3でウェーハWの下面Wbを降下させて、ウェーハWの下面Wbと液状樹脂Rの上面Raとの間に、より確実に気泡が入らないように両者を接触させてから、第3位置Z3から第2位置Z2までは、第3速度V3よりも速い降下速度で保持手段62を降下させることができる。これにより、保護部材の形成に要する時間は、図3に示すような、定速の第2速度V2で降下させた場合と同じ時間になる。
また、例えば、図4に示すように、第4速度V4を第2速度V2よりも速い速度にすることによって、図3に示すように、定速の第2速度V2で降下させた場合よりも、保護部材の形成にかかる時間を短縮させることができる。
[第3実施形態]
まず、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、図2に示す保持手段62を第1速度V1で-Z方向に降下させて、図5に示すように、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置を第1位置Z1に位置付ける。
保持手段62の降下中には、図2に示す圧力測定手段64を用いて、液状樹脂Rにかかる圧力の値を測定する。
液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置を第1位置Z1に位置付けた後、図2に示す第3制御部93からモータ632に対して制御信号を発信してモータ632を駆動することにより、昇降板633、昇降板633に連結しているホルダ634、及びホルダ634に支持されている保持手段62を、第2速度V2以下の速度である第3速度V3で-Z方向に降下させる。
これにより、図5に示すように、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置が第3位置Z3に位置付けられて、ウェーハWの下面Wbと液状樹脂Rの上面Raとが接触する。
ウェーハWの下面Wbが第3位置Z3に位置付けられた状態で、図2に示す第5制御部95からモータ632に対して制御信号を発信してモータ632を駆動することにより、保持手段62を第2速度V2よりも速い第5速度V5で降下させる。これにより、図5に示すように、ウェーハWの下面Wbが降下しながら液状樹脂Rを押し広げていき、液状樹脂Rにかかる圧力が上昇していく。液状樹脂Rにかかる圧力が第2設定値P2に達するまで、ステージ60と保持手段62とを接近させる。図5に示すように、液状樹脂Rにかかる圧力が第2設定値P2に達した状態においては、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置が第4位置Z4に位置付けられている。
液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置が第4位置Z4に位置付けられた状態で、さらに図2に示す第6制御手段96からモータ632に対して制御信号を発信してモータ632を駆動することにより、保持手段62を第2速度V2で降下させる。これにより、図5に示すように、液状樹脂Rにかかる圧力値が設定値P1に達する。このとき、液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置が第2位置Z2に位置付けられる。液状樹脂Rにかかる圧力値が設定値P1に達したら、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂Rが行きわたったと制御手段9において判断される。
液状樹脂Rの上面Raに対するウェーハWの下面Wbの相対位置が第2位置Z2に位置付けられて、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂Rが行きわたった後、同様に、第6制御部96によって制御して押し広げ手段63の作動を停止させる。これにより、保持手段62の-Z方向への降下が停止される。
その後、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、硬化手段65に備えるUVランプからステージ60に向かって紫外線を照射して液状樹脂Rを硬化させ、ウェーハWの下面Wbの前面に保護部材を形成する。
温度測定手段97を用いて、ウェーハWの温度、シートSの上の空気の温度、または、ステージ60の温度のうちの1つを測定して、第1位置決定手段99を用いて、温度のデータと、該温度データに対応した載置面60aと保持面621aとの間の距離のデータとが予め設定されたデータテーブル98を参照して、第1位置Z1を決定することにより、ウェーハWの下面Wbが第1位置Z1に位置付けられた際に、液状樹脂Rの上面RaとウェーハWの下面Wbとの距離が一定になるようにすることができる。
これにより、ウェーハWに保護部材を形成する際に、保護部材形成装置1の温度や周りの環境温度が変化する場合でも、ウェーハWの下面Wbと液状樹脂Rの上面Raとの間に気泡が入るのを防ぐことができる。
1:保護部材形成装置 100:筐体 101:ベース 102:コラム
103:カセット収容棚 103a:カセット 103b:カセット
2:搬入出ロボット 20:ボールネジ 21:ガイドレール 22:モータ
23:基台 24:駆動部 25:回転軸 26:保持部 27:アーム
3:搬送手段 30:ボールネジ 31:ガイドレール 33:基台 34:駆動部
36:保持部 37:アーム
4:ウェーハ中心検出手段 40:仮置きテーブル 41:撮像部
5:シート切断手段 50:保持テーブル 50a:吸引領域 50b:逃げ溝
51:カッター
60:ステージ 60a:載置面 60b:凸部 61:液状樹脂供給手段
610:ノズル 610a:供給口 611:軸部 612:樹脂ディスペンサ
62:保持手段 620:ホイール 621:保持部 621a:保持面
63:押し広げ手段 630:ボールネジ 631:ガイドレール 632:モータ
633:昇降板 634:ホルダ 635:回転軸
64:圧力測定部 65:硬化手段
7:シート供給手段 70:シート支持部 71:引き出し部 72:シート保持部
73:アーム 74:駆動機構
9:制御手段 91:第1制御部 92:第2制御部 93:第3制御部
94:第4制御部 95:第5制御部 96:第6制御部 90:離間制御部
97:温度測定手段 970:ウェーハ温度測定部 971:シート載置面温度測定部
972:ステージ温度測定部
98:データテーブル 99:第1位置決定手段
W:ウェーハ Wb:ウェーハの下面 SR:シートロール
S:シート S:シートの上面 R:液状樹脂 Ra:液状樹脂の上面
Z1:第1位置 Z2:第2位置 Z3:第3位置 Z4:第4位置
P1:設定値 P2:第2設定値
V1:第1速度 V2:第2速度 V3:第3速度 V4:第4速度 V5:第5速度
T:所定時間 d:液状樹脂の上面とウェーハの下面との間のわずかな隙間の大きさ

Claims (3)

  1. シートが載置される載置面を有するステージと、
    該ステージに載置された該シートの上に所定量の液状樹脂を供給する液状樹脂供給手段と、
    該載置面に対面しウェーハを保持する保持面を有する保持手段と、該ステージと該保持手段とを相対的に該載置面に直交する方向に移動させ該液状樹脂を押し広げる押し広げ手段と、該液状樹脂にかかる圧力を測定する圧力測定手段と、該液状樹脂に外的刺激を与えて硬化させる硬化手段と、制御手段とを備える保護部材形成装置であって、
    該制御手段は、
    該ステージと該保持手段とを第1速度で接近させ、該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置を、該シートの上の中央部分に供給した該液状樹脂の上面と該保持面が保持したウェーハの下面との間がわずかな隙間となる第1位置に移動させる第1制御部と、
    該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置が該第1位置にある状態から、該圧力測定手段で該液状樹脂にかかる圧力を測定しながら該第1速度より遅い第2速度でさらに該ステージと該保持手段とを接近させ、該シートの上に供給した該液状樹脂の上面に該保持手段が保持したウェーハの下面を接触させ、さらに該ステージと該保持手段とを接近させ該液状樹脂を押し広げ、該圧力測定手段が測定する圧力値が予め設定した設定値に達したら該ウェーハの下面全面に該液状樹脂が行きわたったと判断し、該押し広げ手段を停止させる第2制御部と、
    該第2制御部で該押し広げ手段を停止させた後、該保持面が該ウェーハを離し、該ステージと該保持手段とを離間させる離間制御部と、を備え、
    該第2制御部は、
    該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置が該第1位置にある状態から、該第2速度以下の第3速度で該ステージと該保持手段とを該第1位置から接近させ、該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置を、該液状樹脂の上面と該ウェーハの下面とが接触する第3位置まで移動させる第3制御部と、
    該第3位置まで移動して接近した該ステージと該保持手段とを該第2速度より速い速度、かつ該ステージと該保持手段とを所定時間接近させても該圧力測定手段が測定する該圧力値が該設定値に達しないような速度である第4速度で接近させて、該ステージと該保持手段とを該第2速度でさらに接近させて該液状樹脂を押し広げ、該圧力測定手段が測定する圧力値が予め設定した該設定値に達したら該押し広げ手段を停止させる第4制御部と、
    を備え、
    該ステージと該保持手段とを離間させた後、該硬化手段で押し広げられた該液状樹脂を硬化させウェーハの下面全面に保護部材を形成する保護部材形成装置。
  2. シートが載置される載置面を有するステージと、
    該ステージに載置された該シートの上に所定量の液状樹脂を供給する液状樹脂供給手段と、
    該載置面に対面しウェーハを保持する保持面を有する保持手段と、該ステージと該保持手段とを相対的に該載置面に直交する方向に移動させ該液状樹脂を押し広げる押し広げ手段と、該液状樹脂にかかる圧力を測定する圧力測定手段と、該液状樹脂に外的刺激を与えて硬化させる硬化手段と、制御手段とを備える保護部材形成装置であって、
    該制御手段は、
    該ステージと該保持手段とを第1速度で接近させ、該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置を、該シートの上の中央部分に供給した該液状樹脂の上面と該保持面が保持したウェーハの下面との間がわずかな隙間となる第1位置に移動させる第1制御部と、
    該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置が該第1位置にある状態から、該圧力測定手段で該液状樹脂にかかる圧力を測定しながら該第1速度より遅い第2速度でさらに該ステージと該保持手段とを接近させ、該シートの上に供給した該液状樹脂の上面に該保持手段が保持したウェーハの下面を接触させ、さらに該ステージと該保持手段とを接近させ該液状樹脂を押し広げ、該圧力測定手段が測定する圧力値が予め設定した設定値に達したら該ウェーハの下面全面に該液状樹脂が行きわたったと判断し、該押し広げ手段を停止させる第2制御部と、
    該第2制御部で該押し広げ手段を停止させた後、該保持面が該ウェーハを離し、該ステージと該保持手段とを離間させる離間制御部と、を備え、
    該第2制御部は、
    該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置が該第1位置にある状態から、該第2速度以下の第3速度で該ステージと該保持手段とを該第1位置から接近させ、該液状樹脂の上面に対するウェーハの下面の相対位置を、該液状樹脂の上面と該ウェーハの下面とが接触する第3位置まで移動させる第3制御部と、
    該第3位置まで移動して接近した該ステージと該保持手段とを該第2速度より速い第5速度で、該圧力測定手段が測定する圧力値が該設定値より小さい第2設定値に達するまで接近させる第5制御部と、
    該第5制御部により接近した該ステージと該保持手段とを該第2速度でさらに接近させ該圧力測定手段が測定する該圧力値が予め設定した該設定値に達したら該押し広げ手段を停止させる第6制御部と、を備え
    該ステージと該保持手段とを離間させた後、該硬化手段で押し広げられた該液状樹脂を硬化させウェーハの下面全面に保護部材を形成する保護部材形成装置。
  3. 該ウェーハの温度、該シート上の空気の温度、該ステージの温度の内の少なくとも1つの温度を測定する温度測定手段と、
    該温度測定手段が測定した温度が高くなるほど該載置面と該保持面との間の距離を小さくし、該温度測定手段が測定した温度が低くなるほど該載置面と該保持面との間の距離を大きくして、該液状樹脂の上面と該ウェーハの下面との間隔が均一になるよう温度に対して該第1位置を設定したデータテーブルと、
    該温度測定手段が測定した温度で該データテーブルを参照し該第1位置を決定する該1位置決定手段と、を備える請求項1または2に記載の保護部材形成装置。
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