JP2014077069A - 光硬化樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬さと伸張性を備え、更に耐溶剤性を有する光硬化樹脂組成物の提供。
【解決手段】ポリエステル主鎖のウレタンアクリレートと芳香環を有する単官能アクリレートが含まれ、嵩高官能基を有する単官能アクリレート或いは単官能アクリルアミドのいずれかが含まれ、また、芳香環を有する単官能アクリレートと嵩高官能基を有する単官能アクリレートと単官能アクリルアミドが含まれる光硬化樹脂組成物であり、前記芳香環を有する単官能アクリレート単官能アクリレートがベンジル基、フェノキシアルキル基を有する単官能アクリレートであり、前記嵩高官能基を有する単官能アクリレートがジシクロペンタニル基、イソボルニル基、アダマンタニル基、テトラヒドロフラニル基、シクロヘキサニル基を有する単官能アクリレートであることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、伸びと強さを有する光硬化樹脂組成物に関するものである。
光硬化樹脂は無溶剤で、硬化速度が大きく、電子関係部品、実装等に用いられている。しかし、硬化速度、強度、耐溶剤性等を求めると伸びが乏しく、強靱性に乏しい硬化物となり、強靱性が求められるシール材料等では設計で伸びを回避するもので、熱膨張の異なる異種材料には適応が難しいものであった。
特許文献1の発明は(A)末端に(メタ)アクリル基を有し主骨格を水添されたポリブタジエンである重合体と、(B)飽和脂肪族エラストマーと、(C)光重合開始剤の(A)〜(C)を主成分とする光硬化性組成物とした。あるいは、前記(A)〜(C)の組成物に(D)炭素数5以上の鎖状脂肪族または脂環式単官能(メタ)アクリレートを、さらに添加した(A)〜(D)を主成分とする光硬化性組成物が耐溶剤性や透湿バリア性を高めるとともに、ヒートサイクルによる被着材の膨張、収縮に追従可能なシール材となることを開示している。
特許文献2の発明は水酸基と(メタ)アクリロイル基を有する化合物(a1)、ポリオール(a2)およびポリイソシアネート(b)から形成されてなるウレタン(メタ)アクリレート(A)、ポリオール(B)および光重合開始剤(C)からなる感光性樹脂組成物が紫外線による硬化後の透明性に優れ、熱や時間経過による外観や物性変化の小さい感光性樹脂硬化物、該硬化物を与える感光性樹脂組成物、並びに、該組成物を基材に塗布し紫外線を照射して硬化させる被覆物の製造方法となることを開示している。
特許文献3の発明は2層以上のポリカーボネート樹脂フィルムおよび/またはシートを、(A)(メタ)アクリレートモノマー、(B)(メタ)アクリレートオリゴマーおよび(C)アクリルアミド誘導体と、(D)シラン化合物および/または(E)有機リン化合物とを含有する曲げ加工性に優れた(メタ)アクリレート系接着剤組成物を用いて積層してなる厚さ0.1mm〜30mmの積層体において、該積層体を130℃〜185℃、積層体の上下表面温度差20℃以内で加熱した後、該積層体を曲率半径10mm以上の曲面に曲げ加工することを特徴とするポリカーボネート樹脂積層体の製造方法で透明性、接着力、耐熱性、耐湿
性および曲げ加工性に優れたポリカーボネート樹脂積層体となることを開示さしている。
特許文献4の発明は、(1) 〜(3) とを反応させて得られる成分(1) の繰り返し単位数が2以上でかつ成分(1) の構成単位あたり3〜11個のウレタン結合基及び/またはウレア結合基を有する分子量が1000〜20000のウレタンアクリレート(A) 、分子量が500未満の重合性モノマー(B) を含有してなることを特徴とする活性エネルギー線硬化型接着剤が活性エネルギー線に対する硬化性に優れ、基材に対する接着強度、柔軟性、耐候性、耐熱性、耐水性及び耐薬品性に優れる活性エネルギー線硬化型接着剤となることを開示している。 ((1) 芳香族ジカルボン酸を40モル%以上を含有し、かつ分子量1000〜10000の共重合ポリエステルポリオール(2) ポリイソシアネート化合物(3) 1個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基と1個以上の水素基を有する化合物)
特開2006−8819号公報 特開2007−314779号公報 特開2009−274255公報 特開平7−292323号公報
解決しようとする課題は、硬さと伸張性を備え、更に耐溶剤性を有する光硬化樹脂組成物を提供する。
請求項1の発明は、ポリエステル主鎖のウレタンアクリレートと芳香環を有する単官能アクリレートが含まれ、嵩高官能基を有する単官能アクリレート或いは単官能アクリルアミドのいずれかが含まれることを特徴とする光硬化樹脂組成物で硬度と伸張性が、強度と伸びが両立できる効果がある。
請求項2の発明は、嵩高官能基を有する単官能アクリレートおよび単官能アクリルアミドが含まれることを特徴とする請求項1に記載の光硬化樹脂組成物で、更に耐溶剤性が得られる効果がある。
請求項3の発明は、芳香環を有する単官能アクリレートがベンジル基、フェノキシアルキル基を有する単官能アクリレートである請求項1乃至2いずれかに記載の光硬化樹脂組成物で、上記の効果が増長される。
請求項4の発明は、嵩高官能基を有する単官能アクリレートがジシクロペンタニル基、イソボルニル基、アダマンタニル基、テトラヒドロフラニル基、シクロヘキサニル基を有する単官能アクリレートである請求項1乃至3いずれかに記載の光硬化樹脂組成物で、上記の効果が増長される。
本発明は樹脂組成物の硬度と伸張性を備え、更に耐溶剤性を有する効果を有する。
ラジカル重合性光硬化樹脂は、柔軟性を求めると強度が得られず、強度を追求すると伸びが得られない硬化物となっていた。また、耐溶剤性を有する硬化物は一般に架橋度を高めることで適うが硬く、靭性のあるものは得られなかった。本発明は、ポリエステル主鎖のウレタンアクリレートオリゴマーに芳香環を有する単官能アクリレート、嵩高官能基を有する単官能アクリレート、単官能アクリルアミドを組み合わせて配合することによって、強度と伸びが両立する強靱性を有する光硬化性樹脂組成物となり、さらに、耐溶剤性が高い光硬化樹脂組成物となることをみいだし、本発明に到った。
本発明に使用するウレタン(メタ)アクリレートはエステル構造を主鎖に持つもので、ポリエステルジオール、ポリカーボネートジオール、ポリカプロラクトンジオール等のエステル構造を有するジオールと水酸基を有する(メタ)アクリレートとポリイソシアネートから調成したものである。本願の伸びと強度の両立、耐溶剤性を求めるには、一構造単位(オリゴマー)当たり、2の(メタ)アクリロイル基を有し、数平均分子量が、8000〜18000のウレタン(メタ)アクリレートが好ましい。市販品に 紫光UV−3000B、UV−3200B(日本合成化学工業(株)、商品名)、UN−7600(根上工業(株)、商品名)、RX8−3−6、RX43−21(亜細亜工業(株)、商品名)等を上げることができる。
芳香環を有する単官能アクリレートはエステルにベンゼン環を有するアクリレートで、ベンジルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、エトキシ化o-フェニルフェノールアクリレート、フェノキシポリエチレングリコールアクリレート、フェノキシ-ポリエチレングリコールアクリレート、ノニルフェノールEO付加物アクリレート、フェノキシジエチレングリコールアクリレート、2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピルアクリレート、2-アクリロイロキシエチル-フタル酸、2-アクリロイロキシエチル-2-ヒドロキシエチル-フタル酸、ネオペンチルグリコール-アクリル酸-安息香酸エステルをあげることができ、中でもベンジルアクリレート、フェノキシエチルアクリレートが、粘度が低く、相溶性が良く、耐溶剤性を高め、好ましい。
嵩高官能基を有する単官能アクリレートはジシクロペンタニル基、ジシクロペンテニル基、イソボルニル基、アダマンタニル基、テトラヒドロフラニル基、シクロヘキサニル基を有するもので、ジシクロペンテニルアクリレ−ト、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレ−ト、ジシクロペンタニルアクリレ−ト、イソボルニルアクリレート、アダマンタニルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、シクロヘキシルアクリレートなどが挙げられる。中でもジシクロペンタニルアクリレ−ト、イソボルニルアクリレートが低粘度で、相溶性、硬化性、空気硬化性に優れ好ましい。
単官能アクリルアミドはアクリル酸とアミンとで、アミドを形成したアクリルアミドで、ジメチルアクリルアミド、アクリロイルモルホリン、イソプロピルアクリルアミド、 ジエチルアクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリルアミドがあげられ、中でも ジメチルアクリルアミド、アクリロイルモルホリンが耐溶剤性、保存性、相溶性、硬化性、空気硬化性が優れ好ましい。
光開始剤は、可視光や紫外線でラジカルを生じる、汎用される光重合開始剤で良く、エネルギーが高い紫外線が好ましい。更に、220〜260nmに最大吸収波長を有する紫外線重合開始剤(光開始剤Aとする)と300〜380nmに最大吸収波長を有する紫外線重合開始剤(光開始剤B)とするを組み合わせて配合することにより、本願発明の光硬化樹脂組成物を効率的に重合することができる。光開始剤Aと光開始剤Bの配合比率は3:1〜7:1が好ましく、ラジカル重合性成分に対して、2〜6重量%配合することが好ましい。光開始剤Aとして2−ヒロドキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、4'−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノンを上げることができる。光開始剤Bとして2‐メチル‐1‐[4‐(メチルチオ)フェニル]‐2‐モルホリノプロパン‐1‐オン、フェニルビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド、フェニル(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィン酸エチルを上げることができる。
その他、添加剤として汎用の添加剤の他、密着性を高めるため、リン酸基含有アクリルモノマー、アルコキシシラン含有アクリルモノマーを添加することができる。
ポリエステル主鎖のウレタンアクリレート、芳香環を有する単官能アクリレート、嵩高官能基を有する単官能アクリレート、単官能アクリルアミドはラジカル重合性成分中、40〜80重量%、15〜25重量%、0〜15重量%、0〜15重量%で配合され、硬度、強度と伸びを有する強靱性を示し、40〜80重量%、10〜25重量%、5〜12重量%、5〜12重量%で、さらに、耐溶剤性を付与することができる。
以下実施例で、詳細に説明する。なお、室温は25℃相対湿度65%で行った。
RX43−21(亜細亜工業(株)、商品名、ウレタンアクリレートオリゴマー、主鎖 エステル系、1分子当たりのアクリロイル基2、数平均分子量8700)60重量部、ライトアクリレートIB−XA(共栄社化学(株)、商品名、イソボルニルアクリレート)10重量部、ACMO((株)興人、アクリロイルモルホリン)10重量部、ライトアクリレートPO−A(共栄社化学(株)、商品名、フェノキシエチルアクリレート)20重量部、開始剤としてイルガキュア184(BASFジャパン、商品名、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)3重量部、Lucnin TPO(BASFジャパン、商品名、フェニル(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィン酸エチル)0.5重量を混合撹拌して、実施例1の光硬化樹脂組成物とした。
実施例1のACMOをDMAA((株)興人、ジメチルアクリルアミド)に変えた以外、実施例1と同じく行い実施例2の光硬化樹脂組成物とした。
実施例1のライトアクリレートPO−AをV#160(大阪有機化学工業(株)、商品名、ベンジルアクリレート)に変えた以外、実施例1と同じく行い実施例3の光硬化樹脂組成物とした。
実施例2のライトアクリレートPO−AをV#160(大阪有機化学工業(株)、商品名、ベンジルアクリレート)に変えた以外、実施例2と同じく行い実施例4の光硬化樹脂組成物とした。
実施例1のライトアクリレートIB−XAを20重量部に、ACMOを無配合に変えた以外、実施例1と同じく行い実施例5の光硬化樹脂組成物とした。
実施例1のACMOを20重量部に、ライトアクリレートIB−XAを無配合に変えた以外、実施例1と同じく行い実施例5の光硬化樹脂組成物とした。
実施例1のRX43−21を紫光UV−3000B(日本合成化学工業(株)、商品名、ウレタンアクリレートオリゴマー、主鎖 エステル系、1分子当たりのアクリロイル基2、数平均分子量18000))に変えた以外、実施例1と同じく行い実施例7の光硬化樹脂組成物とした。
実施例7のライトアクリレートIB−XAをファンクリルFA−513AS(日立化成工業(株)、商品名、ジシクロペンタニルアクリレ−ト
)に、ライトアクリレートPO−AをV#160に変えた以外、実施例7と同じく行い実施例8の光硬化樹脂組成物とした。
実施例7のACMOをDMAAに、ライトアクリレートPO−AをV#160に変えた以外、実施例7と同じく行い実施例9の光硬化樹脂組成物とした。
実施例8のACMOをDMAAに変えた以外、実施例8と同じく行い実施例10の光硬化樹脂組成物とした。
RX8−3−6(亜細亜工業(株)、商品名、ウレタンアクリレートオリゴマー、主鎖 エステル系、1分子当たりのアクリロイル基2、数平均分子量8500)70重量部、ライトアクリレートIB−XA(共栄社化学(株)、商品名、イソボルニルアクリレート)10重量部、ACMO((株)興人、アクリロイルモルホリン)10重量部、ライトアクリレートPO−A(共栄社化学(株)、商品名、フェノキシエチルアクリレート)10重量部、イルガキュア184 3重量部、Lucnin TPO 0.5重量部を混合撹拌して、実施例11の光硬化樹脂組成物とした。
比較例1
実施例11の ライトアクリレートIB−XAを30重量部に、ACMOおよびライトアクリレートPO−Aを無配合に変えた以外、実施例11と同じく行い比較例1の光硬化樹脂組成物とした。
比較例2
実施例11の ACMOを30重量部に、ライトアクリレートIB−XAおよびライトアクリレートPO−Aを無配合に変えた以外、実施例11と同じく行い比較例2の光硬化樹脂組成物とした。
比較例3
実施例11の ライトアクリレートPO−Aを30重量部に、ライトアクリレートIB−XAを無配合に変えた以外、実施例11と同じく行い比較例3の光硬化樹脂組成物とした。
比較例4
実施例11の ライトアクリレートIB−XAを15重量部、ACMOを15重量部に、ライトアクリレートPO−Aを無配合に変えた以外、実施例11と同じく行い比較例4の光硬化樹脂組成物とした。
比較例5
実施例1の RX43−21をSUA−008(亜細亜工業(株)、商品名、ウレタンアクリレートオリゴマー、主鎖 エーテル系、1分子当たりのアクリロイル基2、数平均分子量16300)に変えた以外、実施例1と同じく行い比較例5の光硬化樹脂組成物とした。
Figure 2014077069
硬化性:100μm ポリエチレンテレフタラートフイルム(以下 PETとする。)に 厚さ1mmのシリコン製型枠に実施例、比較例の光硬化樹脂組成物を入れ、泡が入らないように、PETを被せ、PET下で100mW/cmの強度で硬化するまで紫外線照射する、その時のPET下の積算光量が600mJ/cm以下を◎、600を超え、800mJ/cm以下を○、800J/cmを超えたものを×とした。硬化は屈折率を測定して屈折率が変化しなくなった時を硬化とした。
引張特性:JISK6251:2010に準じて、測定した。PETに110mm×110mm×1mmのシリコンゴムの型枠を載せ、実施例、比較例の光硬化樹脂組成物を入れ、泡が入らないように、PETを被せ、PET下で100mW/cmの強度で、PET下の積算光量が850mJ/cm紫外線照射し、これをダンベル3号の打抜き刃型で打ち抜き、23±2℃24時間静置後、引張速度は10mm/minで切断時引張強さ(N/mm)と切断時伸び(%)を測定した。
硬さ:JISK6253−3:2012に準じ、デュロメータ、タイプDにて測定した。PETに20mmφ×3mmtのシリコンゴムの型枠を載せ、実施例、比較例の光硬化樹脂組成物を入れ、泡が入らないように、PETを被せ、PET下で100mW/cmの強度で、PET下の積算光量が850mJ/cm紫外線照射し、23±2℃24時間静置後、これを2枚重ねて、測定した。
耐溶剤性:上記 試験片をエタノールおよびn−ヘキサンに25℃ 200時間浸漬して、取り出し後25℃24時間静置し、引張特性およびデュロメータ硬さDタイプを測定した。
参考値:引張特性の切断時引張強さと切断時伸びの積を参考値とした。参考値は伸張性と強度が両立していると大きな値となり、抗張積に準ずる数値となる。
変化率:上記 引張特性、硬さ、参考値を常態での数値を分母に、エタノール、n−ヘキサン浸漬後の数値を分子として、変化率(%)を求めた。
変化率=浸漬後数値÷常態数値×100
本発明は伸張性と硬さ、伸びと強さの両立性が優れ、更に、耐溶剤性が優れるため、構成物が外部応力等に歪みを生じたり、機構部品として、変形が必要な部位等のシール、接着、充填に向き、更に、これらは耐溶剤性が必要な用途も耐えることができる。

Claims (4)

  1. ポリエステル主鎖のウレタンアクリレートと芳香環を有する単官能アクリレートが含まれ、嵩高官能基を有する単官能アクリレート或いは単官能アクリルアミドのいずれかが含まれることを特徴とする光硬化樹脂組成物。
  2. 嵩高官能基を有する単官能アクリレートおよび単官能アクリルアミドが含まれることを特徴とする請求項1に記載の光硬化樹脂組成物。
  3. 芳香環を有する単官能アクリレートがベンジル基、フェノキシアルキル基を有する単官能アクリレートである請求項1乃至2いずれかに記載の光硬化樹脂組成物。
  4. 嵩高官能基を有する単官能アクリレートがジシクロペンタニル基、イソボルニル基、アダマンタニル基、テトラヒドロフラニル基、シクロヘキサニル基を有する単官能アクリレートである請求項1乃至3いずれかに記載の光硬化樹脂組成物。
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