JP2014076815A - ガスバリア性を有する注出具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスバリア層の露出を確実に防ぎながら、安価に製造することができるガスバリア性を有する注出具を得る。
【解決手段】開封時に破断可能な弱化部2aが設けられた注出筒部2と、注出筒部2の先端に弱化部2aを介して連続し、頂面に射出成形時のゲート部3bが形成され、注出筒2の先端を上方から覆って閉鎖する閉鎖面3aを有する栓体部3とを備え、注出筒部2は、筒壁2cに、ガスバリア性を有する中間層2dと、その中間層3dを覆う被覆層2eとを含む多層部分2fを弱化部2aの下方に有しており、弱化部2aが破断されることにより注出口2gが形成されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、ガスバリア性を有する注出具に関する。
フィルム状の樹脂やアルミ箔等を袋状に溶着して形成した袋状容器(一般に「パウチ」と呼ばれている。)において、内容物の酸化等を防ぐためにガスバリア性を有するものがある。袋状容器には合成樹脂製の注出具(一般に「スパウト」と呼ばれている。)が装着されるものがあるが、装着される注出具もガスバリア性を有するものであることが好ましい。
袋状容器は、重ね合わせたフィルムの外縁部を溶着して袋状に製造するものであり、その形成に用いるフィルムをガスバリア層を含めた多層構造とすることで、ガスバリア性を有するものを容易に製造することができるが、注出具は、通常、ポリエチレン乃至ポリプロピレン等の単一の樹脂を射出成形により製造するものであり、ポリエチレン乃至ポリプロピレンはガスバリア性が低いため、ガスバリア性を付与したものを容器のそれのようには容易に製造することはできない。このため、ガスバリア性を有する注出具の製造方法については、従来より種々の提案がなされている。
従来のガスバリア性を有する注出具の製造方法は大別して2つある。1つは予め成形しておいたガスバリア体を注出具の筒壁内側に位置するようにインサート成形により製造する方法であり(例えば、特許文献1及び2参照。)、もう1つは注出具の筒壁内部に中間層としてガスバリア層を形成されるように多層成形により製造する方法である(例えば、特許文献3及び4参照。)。
前者のインサート成形による製造方法の場合、ガスバリア体を注出具と別体に形成するものとなり、製造コストが高くなってしまう。後者の多層成形による製造方法の方が、製造コストの点で優れているといえるが、多層成形で注出具を成形するのは高い成形技術を要することになる。即ち、従来の多層成形により注出具を製造する方法の場合、樹脂のゲート位置は筒壁の側方に設定され(例えば、特許文献3参照。)、その筒壁を形成する樹脂の流れは周方向の流れを含む複雑なものとなるが、そのような複雑な流れ方をするものに対して、ガスバリア層を中間層に有する注出具を設計通りに形成されるようにその流れを制御するのは非常に難しいと考えられ、筒壁における中間のガスバリア層を内外の被覆層で覆いきれずに、ガスバリア層が被覆層から露出する部分ができてしまう可能性が高く、不良品の率が高くなってしまう可能性があった。
そして、ガスバリア層を被覆する被覆層は所謂溶出の問題がない樹脂により形成され、容器内容物に触れた場合でも勿論問題はないが、中間のガスバリア層は容器内容物に触れる部分ができてしまえば、所謂溶出の問題が生じてしまうこととなり好ましくない。
そこで、本件特許出願人は、特開2012−71441号(特許文献5)において既に公開されているものであるが、前記の問題を解決するものとして、注出口形成部分が形成される筒状の注出具形成部分が形成される筒状の注出具形成部分と、その注出具形成部分の上部に連続し、成形用ゲート部が形成されるゲート形成部分とを有し、注出具形成部分の筒壁部にガスバリア中間層をなすガスバリア用樹脂の層とそれを側方から覆う被覆層をなす樹脂の層からなる多層部分が形成されるプリフォームをゲート形成部分に形成される成形用ゲート部をゲートとして射出成形により成形する成形工程と、成形工程で成形したプリフォームのゲート形成部分を切断して、注出具形成部分から分離する切断分離工程を含むことに特徴のある注出具の製造方法等の技術についての特許出願を行っている。
特開2001−213455号公報 特開2007−238104号公報 特開2005−231638号公報 特開2007−261630号公報 特開2012−71441号公報
本件特許出願人が先に出願をした前記の技術によれば、ガスバリア性を有する注出具において、ガスバリア層の露出を確実に防止し、且つ、ガスバリア層の膜厚を均一なものとすることが可能であり、それによるメリットは大きいが、成形後の後工程として、ゲート形成部分を切断して、注出具形成部分から分離する工程が必要なものとなっているので、その分製造コストは高いものとなってしまう。
この発明は、ガスバリア層の露出を確実に防ぎながら、安価に製造することができるガスバリア性を有する注出具を得ることを目的とする。
この発明は、ガスバリア性を有する注出具において、該注出具は、開封時に破断可能な弱化部が設けられた注出筒部と、該注出筒部の先端に該弱化部を介して連続し、頂面に射出成形時のゲート部が形成され、該注出筒の先端を上方から覆って閉鎖する閉鎖面を有する栓体部とを備え、該注出筒部は、筒壁に、ガスバリア性を有する中間層と、該中間層を覆う被覆層とを含む多層部分を該弱化部の下方に有しており、該弱化部が破断されることにより注出口が形成されることを特徴とする注出具である。
又、この発明は、前記栓体部は、外方に延出する延出部を有していることを特徴とする注出具である。
又、この発明は、前記注出具は、前記栓体部の閉鎖面にも、ガスバリア性を有する中間層と、その中間層を覆う被覆層とからなる多層部分が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の注出具である。
又、この発明は、前記注出具は、前記注出筒部に装着される上蓋をさらに備え、該上蓋は頂壁の側部内面又は側壁の上部内面に内方に突出する係合用突部を有しており、前記弱化部が破断されていない未開封の状態において、該係合用突部は前記栓体部の前記延出部の外側端と係合することを特徴とする注出具である。
又、この発明は、前記注出具は、前記注出筒部に装着される上蓋をさらに備え、該上蓋は、頂壁の中央部内面に内方に膨出するシール用膨出部を有しており、前記栓体部が前記注出筒部から分離された状態で、該上蓋が装着される際に、該シール用膨出部によって前記注出口がシールされることを特徴とする注出具である。
又、この発明は、前記栓体部は、上部に前記閉鎖面と、下部に前記弱化部を介して前記注出筒部に連続する筒状部とを有し、該筒状部は前記注出筒部の前記注出口内に上方から嵌入可能な外径であって、その外周面にシール用リング部が形成されていることを特徴とする注出具である。
この発明においては、射出成形する際に、ゲート部から栓体部を経て注出筒部に至る樹脂の流れを円滑なものとすることができるので、ガスバリア性を有する中間層を被覆層から確実に露出しないようにすることができ、又、弱化部を破断させることにより、注出筒部に注出口を形成することができるので、製造段階で栓体部を切断等せずとも、注出具としての完成品とすることができ、更に、弱化部を破断させて、注出筒部に注出口を形成したとしても、ガスバリア性を有する中間層は注出口を形成した位置の下方に位置していることとなるので、ガスバリア性を有する中間層を注出口から確実に露出しないようにすることができる。
従って、この発明によれば、ガスバリア層の露出を確実に防ぎながら、安価に製造することができるガスバリア性を有する注出具を得ることができる。
この発明の注出具の第1の実施形態を示し、注出筒部の弱化部が破断されておらず、栓体部が注出筒部から分離されていない状態で、上蓋が注出筒部に装着されている際の注出具の全体を示した半断面図である。 同上を示し、注出筒部が射出成形により形成される際の様子を示した断面図である。 同上を示し、注出筒部の弱化部が破断されて、栓体部が注出筒部から分離された状態で、上蓋が注出筒部に装着されている際の注出具の全体を示した半断面図である。 この発明の注出具の第2の実施形態を示したもので、図2に相当する断面図である。 この発明の注出具の第3の実施形態を示したもので、図1に相当する半断面図である。 この発明の注出具の第4の実施形態を示したもので、図2に相当する断面図である。
この発明の注出具の実施形態について、「パウチ」と呼ばれる袋状容器に接着されて用いられる「スパウト」と呼ばれる種類のものに適用する場合を例に図面に基いて説明する。
先ず、第1の実施形態の注出具1−1について、図1乃至図3に基いて説明する。
注出具1−1は、先端に開封時に破断可能な弱化部2aが環状に設けられた注出筒部2と、注出筒部2の先端上方に弱化部2aを介して連続し、注出筒部2の先端を上方から覆って閉鎖する閉鎖面部3aを有し、且つ、上部(具体的には頂面部)に射出成形時のゲート部3b(図2参照)が形成される栓体部3と、注出筒部2に螺合部2b,4aにより螺合して装着される上蓋4とを備えている。
尚、注出具1−1において、注出筒部2の下部には、複数のフランジを有し、パウチとの接着部となる溶着部2hが設けられている。
又、注出具1−1は、パウチと共に容器内容物の酸化等を防ぐことができるように、ガスバリア性を有するものとなっており、本実施形態では、注出筒部2が、その筒壁2cに、弱化部2aの下方に位置して、ガスバリア性を有する樹脂により形成されたガスバリア中間層2dと、その中間層2dを覆う被覆層2eとを含む多層部分2fが設けられたものとなっている。
更に、注出具1−1は、前記のように、注出筒部2の先端に弱化部2aが設けられているが、その弱化部2aを破断することにより、注出筒部2の先端に上方が開口された注出口2g(図3参照)が形成されるものとなっている。
この注出具1−1においては、注出筒部2の上部に破断されることにより注出口2eを形成する弱化部2aを介して連続する栓体部3を備え、その栓体部3の上部に射出成形時のゲート部3bが形成されるものとしていることで、又、注出筒部2の筒壁2cに、弱化部2aの下方に位置して、ガスバリア性を有する樹脂により形成されたガスバリア中間層2dを含む多層部分2fが形成されるものとしていることで、製造時は、射出成形する際に、ゲート部3bから栓体部3を経て注出筒部2に至る樹脂の流れを円滑なものとすることができるので、ガスバリア性を有するガスバリア中間層2dを被覆層2eから確実に露出しないようにすることが可能であり、又、製造後は、弱化部2aを破断させれば、注出筒部2に注出口2gを形成することができるので、製造時に栓体部3を切断等せずとも、注出具としての完成品とすることが可能である。更に、弱化部2aを破断させて、注出筒部2に注出口2gを形成したとしても、ガスバリア性を有するガスバリア中間層2dは注出口2gを形成した位置の下方に位置しているので、ガスバリア性を有するガスバリア中間層2dが注出口2g(弱化部2aの破断跡)に露出することがなく、溶出の恐れがない。
従って、注出具1−1によれば、ガスバリア中間層2dの露出を確実に防ぎながら、製造を安価にすることが可能となる。
本実施形態において、注出具1−1は、 栓体部3が、閉鎖面部3aが形成される部分から径方向に沿って外方に延出し、平面視において全体として一文字形状をなす延出部3cを更に有しており、弱化部2aを破断させる際に、それを把持して弱化部2aを捻じ切ったりすることができるようになっている。
又、本実施形態において、注出具1−1は、前記のように構成されているのに加えて、上蓋4が、頂壁4bの中央部内面に内方に膨出するシール用膨出部4cを有するものとなっており、図3に示したように、弱化部2aが破断されて、栓体部3が注出筒部2から分離され、注出筒部2に注出口2gが形成されている状態で、上蓋4が注出筒部2に装着されている際に、そのシール用膨出部4cが注出口2gをシールすることができるようになっている。
これにより、注出具1−1は、弱化部2aを破断させて、栓体部3を注出筒部2から分離させて後でも、上蓋4を注出筒部2に装着することにより、注出口2gをシールしつつ、再度閉鎖することができるようになっている。
尚、注出具1−1において、ガスバリア中間層2dを形成するガスバリア性を有する樹脂としては、例えば、エチレンビニルアルコール共重合体、ナイロン樹脂(ポリアミド)等を用いることができ、又、ガスバリア中間層2d以外の部分は被覆層2eの部分を含めて一種類の樹脂により形成されたものとなっているが、容器内容物に触れる部分を含んでいるので、その樹脂としては、所謂溶出の問題のない樹脂を用いるのが好ましく、例えば、ポリエチレンや、ポリプロピレン、ポリエステル等を用いることができる。
ここで、注出具1−1の製造方法について簡単に説明する。
注出具1−1は、前記の通り、栓体部3の上部に形成されるゲート部3bから射出成形により形成されるが、具体的には、ガスバリア性を有する樹脂により形成されるガスバリア中間層2dと、それを覆う被覆層2eとからなる多層部分2fを形成する必要があることから、共射出成形により形成される。
射出成形に際しては、ゲート部3bから栓体部3を経て注出筒部2に至る樹脂の流れを多層部分2fの形成部分を含めて栓体部3と注出筒部2の長さ方向に沿った単純で円滑なものとすることができ、樹脂の流れの制御を容易にすることができるので、多層部分2fにおいて、前記の通り、ガスバリア中間層2dを被覆層2eから確実に露出しないようにすることが可能である。
次に、第2の実施形態の注出具1−2について、図4に基いて説明する。
第2の実施形態の注出具1−2は、前記の第1の実施形態の注出具1−1の構成に加えて、栓体部3の閉鎖面部3aに、ガスバリア性を有する樹脂により形成されるガスバリア中間層3dと、それを覆う被覆層3eとからなる多層部分3fが設けられている。尚、図示の例では、多層部分3fのガスバリア中間層3dを延出部3cの先端側に至るまで形成したものとしているが、ガスバリア中間層3dは閉鎖面部3aを覆う程度にとどめて形成したものとしてもよいことは勿論である。
これにより、注出具1−2は、注出筒部2の弱化部2aが破断されておらず、栓体部3が注出筒部2から分離されていない状態にあれば、注出筒2の上方からもガスバリア性を得ることができるものとなっている。
次に、第3の実施形態の注出具1−3について、図5に基いて説明する。
第3の実施形態の注出具1−3は、前記の第2の実施形態の注出具1−2の構成に加えて、上蓋4の側壁4dの上部内面(頂壁4bの側部内面としてもよい)に設けられて内方に突出する係合用突部4eであって、弱化部2aが破断されておらず、注出筒部2から分離されていない状態で、上蓋4が注出筒部2に装着されている際に、栓体部3の延出部3cの外側端3gと接触して上下方向に係合する係合用突部4eを更に有している(図示の便宜上、一方の側部の突部4eのみ示したが、側壁4dの反対側にも同様の突部4eが設けられている。)。尚、ここでは、延出部3cは平面視において全体として円形状をなすように設けることが望ましい。
これにより、注出具1−3は、上蓋4を回して注出筒部2から外すのに伴って、延出部3cを介して弱化部2aを捻じ切ることができるものとなっており、又、弱化部2aを捻じ切った後は、栓体部3を上蓋4の内部に保持することができるものとなっている。
最後に、第4の実施形態の注出具1−4について、図6に基いて説明する。
第4の実施形態の注出具1−4は、前記の第1乃至第3の実施形態の注出具1−1乃至1−3における栓体部3の構成について、上部が閉鎖面部3aと連続すると共に、下部が弱化部2aを介して注出筒部2に連続する筒状部3hであって、弱化部2aが破断されて、注出筒部2から一端分離された後に、注出筒部2の注出口2g内に上方から嵌入可能な外径で形成された筒状部3hが設けられたものとし、前記の第1乃至第3の実施形態の注出具1−1乃至1−3における上蓋4の頂壁4bの中央部内面に設けられたシール用膨出部4cに代わるものとして、筒状部3hに、その外周面に形成された外方に膨出する環状のシール用リング部3iであって、筒状部3hが注出筒部2の注出口2g内に嵌入されている際に、注出口2gをシールするシール用リング部3iが設けられている(図示の例では、シール用リング部3iは1個であるが、勿論複数個としてもよい。)。
これにより、注出具1−4は、弱化部2aを破断させて、栓体部3を注出筒部2から分離させて後でも、栓体部3の筒状部3hを注出筒部2の注出口2g内に嵌入させることにより、上蓋4を注出筒部2に装着せずとも、注出口2gをシールしつつ、再度閉鎖することができるものとなっている。
以上、この発明の実施形態について詳細に説明したが、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨の範囲内で種々の変更等が可能である。
例えば、延出部3cの形状、大きさ等は把持または係止しやすいものに適宜変更することができ、また、上蓋4を回して注出筒部2から外すのに伴って、延出部3cを介して弱化部2aを捻じ切る構成とした場合には、上下方向に係合する係合用膨出部4eに加えて、周方向に係合するラチェット機構をさらに設けた構成としてもよい。
1−1〜1−4:注出具 2:注出筒部 2a:弱化部 2b:螺合部
2c:筒壁 2d:ガスバリア中間層 2e:被覆層 2f:多層部分
2g:注出口 2h:溶着部 3:栓体部 3a:閉鎖面部 3c:延出部
3d:ガスバリア中間層 3e:被覆層 3f:多層部分 3g:外側端
3h:筒状部 3i:シール用膨出部 4:上蓋 4a:螺合部 4b:頂壁
4c:シール用膨出部 4d:側壁 4e:係合用突部

Claims (6)

  1. ガスバリア性を有する注出具において、
    該注出具は、開封時に破断可能な弱化部が設けられた注出筒部と、該注出筒部の先端に該弱化部を介して連続し、頂面に射出成形時のゲート部が形成され、該注出筒の先端を上方から覆って閉鎖する閉鎖面を有する栓体部とを備え、
    該注出筒部は、筒壁に、ガスバリア性を有する中間層と、該中間層を覆う被覆層とを含む多層部分を該弱化部の下方に有しており、該弱化部が破断されることにより注出口が形成されることを特徴とする注出具。
  2. 前記栓体部は、外方に延出する延出部を有していることを特徴とする請求項1に記載の注出具。
  3. 前記注出具は、前記栓体部の閉鎖面にも、ガスバリア性を有する中間層と、その中間層を覆う被覆層とからなる多層部分が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の注出具。
  4. 前記注出具は、前記注出筒部に装着される上蓋をさらに備え、該上蓋は頂壁の側部内面又は側壁の上部内面に内方に突出する係合用突部を有しており、前記弱化部が破断されていない未開封の状態において、該係合用突部は前記栓体部の前記延出部の外側端と係合することを特徴とする請求項2又は3に記載の注出具。
  5. 前記注出具は、前記注出筒部に装着される上蓋をさらに備え、該上蓋は、頂壁の中央部内面に内方に膨出するシール用膨出部を有しており、前記栓体部が前記注出筒部から分離された状態で、該上蓋が装着される際に、該シール用膨出部によって前記注出口がシールされることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の注出具。
  6. 前記栓体部は、上部に前記閉鎖面と、下部に前記弱化部を介して前記注出筒部に連続する筒状部とを有し、該筒状部は前記注出筒部の前記注出口内に上方から嵌入可能な外径であって、その外周面にシール用リング部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の注出具。
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