JP2014075477A - 配線基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コア基板を変形させることなく電子部品を内蔵する配線基板を製造することができる配線基板の製造方法を提供する。
【解決手段】コア基板40に開口46を形成する工程と、コア基板40の下面に樹脂シート48を載置する工程と、樹脂シート48の一部を加熱して、コア基板40の開口46以外の一部の領域で、樹脂シート48を接着する工程と、コア基板40の開口46に電子部品54を収納する工程と、コア基板40の上面に樹脂シート56を載置する工程と、樹脂シート48、56の全体を加熱してコア基板40を上面及び下面から樹脂58により封止する工程とを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は配線基板の製造方法に関する。
従来から積層セラミックコンデンサを構成するセラミック副コアが収容されたコア基板を備える配線基板が知られている。
このような配線基板を製造するには、例えば、セラミック副コアを収容する副コア収容部の開口を粘着シート材で、粘着剤が内側に露出するように塞ぐ。次に、副コア収容部の開口からセラミック副コアを収容するとともに粘着剤に固着させる。次に、コア本体及びセラミック副コアに樹脂フィルムを圧着することで、コア本体とセラミック副コアの隙間を充填する。その後、コア本体及びセラミック副コアに付されている粘着シート材を剥離する(特許文献1参照)。
特開2007−103789号公報
しかしながら、コア本体から粘着シート材を剥離する際に、粘着剤の粘着力により、コア基板が変形することがあった。コア基板が変形すると、その後の樹脂層、配線層等を精度よく形成することができない。
本発明の目的は、コア基板を変形させることなく電子部品を内蔵する配線基板を製造することができる配線基板の製造方法を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、コア基板に開口を形成する工程と、前記コア基板の下面に前記樹脂シートを載置する工程と、前記樹脂シートの一部を加熱して、前記コア基板の前記開口以外の一部の領域で、前記樹脂シートを接着する工程と、前記コア基板の前記開口に電子部品を収納する工程と、前記コア基板の上面に樹脂シートを載置する工程と、前記樹脂シートの全体を加熱して前記コア基板を上面及び下面から樹脂により封止する工程とを有することを特徴とする配線基板の製造方法が提供される。
開示の配線基板の製造方法によれば、コア基板を変形させることなく電子部品を内蔵する配線基板を製造することができる。
図1は、一実施形態による配線基板を示す平面図である。 図2は、一実施形態による配線基板を示す断面図である。 図3は、一実施形態による配線基板に内蔵される電子部品を示す図である。 図4は、一実施形態による配線基板の製造方法を示す平面図である。 図5は、一実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 図6は、一実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 図7は、一実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 図8は、一実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 図9は、一実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その5)である。 図10は、一実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その6)である。 図11は、一実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その7)である。 図12は、一実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その8)である。 図13は、一実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その9)である。 図14は、変形実施形態による配線基板を示す平面図である。
[一実施形態]
(配線基板)
一実施形態による配線基板について図1乃至図3を用いて説明する。図1は本実施形態による配線基板に半導体チップを搭載した状態の平面図である。図2は図1の平面図におけるA−A′線断面図である。図3は本実施形態による配線基板に内蔵される電子部品を示す図である。
本実施形態の配線基板10は、電子部品を内蔵しており、上面に半導体チップを搭載することができる。
本実施形態の配線基板10は、図2に示すように、例えばガラスエポキシ樹脂により形成されたコア基板12を有する。コア基板12は、例えば、約500μm厚である。コア基板12の厚さとしては、約200〜1000μmであることが好ましい。
コア基板12には、電子部品14を収納するための開口16が形成されている。図1に示すように、例えば、コア基板12の中央に、3行3列の合計9個の開口16が形成されている。各開口16にはそれぞれ電子部品14がひとつ収納されている。
本実施形態において配線基板10に内蔵される電子部品14は、例えば、積層セラミックチップコンデンサである。図3に電子部品14である積層セラミックチップコンデンサを示す。図3(a)は電子部品14の斜視図であり、図3(b)は電子部品14の断面図である。
電子部品14である積層セラミックチップコンデンサは、図3に示すように、直方体形状の本体部14aの両端部に電極14b、14cが形成されている。電子部品14の外形は、例えば、長さ×幅×厚さが1.0mm×0.5mm×0.5mmである。電極14b、14cの幅、すなわち、電子部品14の長手方向における電極14b、14cの寸法は、例えば、それぞれ0.3mmである。
コア基板12の開口16の大きさは、電子部品14の大きさにあわせ、ひとつの電子部品14のみが収納されるように設計する。コア基板12の開口16の大きさは、ひとつの電子部品14よりも大きく、電子部品14の2つ分よりも小さくなるように設計する。例えば、コア基板12の開口16を、電子部品14の大きさの約1.1倍の大きさにする。
本実施形態では、コア基板12の開口16の大きさ(平面視寸法)は、例えば、長さ×幅が1.2mm×0.7mmである。コア基板12の開口16内の中央に、長さ×幅×厚さが1.0mm×0.5mm×0.5mmの電子部品14が樹脂封止されている。
コア基板12の上下両面には、配線層18が形成されている。配線層18は、例えば、約20μm厚であり、例えば、銅により形成されている。
コア基板12には複数の貫通電極20が形成されている。貫通電極20は、例えば、約50μm径であり、例えば、銅により形成されている。
コア基板12の上下両面には、更に、絶縁層22と配線層24が交互に積層されている。絶縁層22は、例えば、約40μm厚であり、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル系樹脂、テフロン(登録商標)系樹脂、等を使用することができる。
配線層24は、接続のための開口が形成された絶縁層22上に,例えば、銅をめっきすることにより形成されている。
なお、絶縁層22と配線層24は、図2の積層数に限らず、より多く繰り返し積層してもよい。
コア基板12の上下両面の最外層の絶縁層22と配線層24は、ソルダレジスト層26により被覆されている。ソルダレジスト層26には、配線層24に達する開口が形成されている。ソルダレジスト層26は、例えば、約20μm厚である。
本実施形態の配線基板10は、上側の面に半導体チップ28が搭載される。配線基板10に半導体チップ28が搭載された半導体装置は、配線基板10の下側の面を介して他の基板(図示せず)に搭載される。
配線基板10の上側の面のソルダレジスト層26の開口には、半導体チップに接続するためのバンプ(接続端子)30が配置されている。配線基板10の下側の面のソルダレジスト層26の開口には、他の基板(図示せず)に接続するためのバンプ(接続端子)32が配置されている。バンプ(接続端子)30及びバンプ(接続端子)32は、例えば、はんだにより形成されている。
配線基板10の上側の面には半導体チップ28が搭載され、バンプ(接続端子)30により電気的に接続されている。配線基板10と半導体チップ28との間にはアンダーフィル樹脂34が充填されている。
なお、図1では、半導体チップ28が搭載された領域の両側に1個ずつ貫通電極20を図示したが、実際には貫通電極20は必要に応じて複数形成されており、貫通電極20の形成位置、数はこれに限らない。
また、本実施形態では、図1に示すように、電子部品14を、半導体チップ28が搭載された領域の下部に形成された3×3の9個の開口16内に内蔵したが、電子部品20の内蔵位置、数はこれに限らない。
なお、図1に示す、配線基板10の四隅にある接着部36については後述する。本実施形態では、図1に示すように、接着部36を配線基板10の四隅に設けたが、接着部36の形成位置、数についてはこれに限らない。
(配線基板の製造方法)
一実施形態による配線基板の製造方法について図4乃至図13を用いて説明する。図4は一実施形態による配線基板の製造方法を示す平面図であり、図5乃至図13は一実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図である。
本実施形態による配線基板の製造方法において、詳細については詳述するが、図4に示すように、コア基板40の中央には電子部品を収納するため3行3列の開口46が形成される。半導体チップ74が搭載される領域の両側に貫通電極47が形成される。コア基板40の四隅には接着部41が設けられる。
図5乃至図13の断面図は、図4の平面図において、左上部の接着部41から中央部の貫通電極47、3つの開口46、貫通電極47を経て、右上部の接着部41に至るA−A′線に沿った断面図である。
まず、例えば、ガラスエポキシ樹脂により形成されたコア基板40を用意する(図5(a))。 コア基板40は、例えば、約500μm厚である。コア基板40の上下両面には、導電層42が形成されている。導電層42は、例えば、約20μm厚であり、例えば、銅により形成されている。
次に、コア基板40の上下両面の導電層42をパターンニングして、配線層44を形成する(図5(b))。このとき、コア基板40の接着部41の形成位置には、配線パターンを形成することなく、ベタな導電層42として残しておく。これは、後述する仮止め工程において、配線パターンを避けるように樹脂シート48をコア基板40に接着するようにして良好な接着を行うためである。
次に、コア基板40に、貫通電極用の開口45を形成する(図5(c))。
コア基板40に開口45を形成する方法としては、レーザ照射による方法、ドリル加工による方法、ルーター加工による方法等があり、どのような方法により形成してもよい。
次に、コア基板40の貫通電極用の開口45に、例えば、銅を含む導電材料を埋め込んで貫通電極47を形成する(図6(d))。
コア基板40の開口45に導電材料を埋め込む方法としては、めっきによる方法、充填する方法等があり、どのような方法により埋め込んでもよい。
次に、コア基板40に、電子部品収納用の開口46を形成する(図6(a))。
コア基板40に開口46を形成する方法としては、レーザ照射による方法、ドリル加工による方法、ルーター加工による方法等があり、どのような方法により形成してもよい。
図5(c)、図6(a)では、開口45、46の断面形状が、径がほぼ一定であるストレート形状として示したが、加工条件の調整により、他の形状であってもよい。例えば、開口45、46の断面形状が、径が中央部分で小さくなる鼓型形状や、径が徐々に狭くなるテーパ形状、径の側面が凹凸である凹凸形状であってもよい。
コア基板40に形成する貫通電極用の開口45と電子部品収納用の開口46の配置について、図4を用いて説明する。
貫通電極用の開口45は複数設けられているが、図4においては、半導体チップ74が搭載される領域の両側に1個ずつ図示している。貫通電極用の開口45の径は、コア基板40を貫通する貫通電極として適切な径、例えば、50μmとする。
電子部品収納用の開口46としては、図4に示すように、例えば、コア基板40の中央に、3行3列の合計9個の開口46を形成する。開口46の大きさは、電子部品54の外形寸法に応じて決定される。開口46の大きさは、ひとつの電子部品54のみが収納されるように、ひとつの電子部品54よりも大きく、電子部品54の2つ分よりも小さくなるように設計する。例えば、コア基板40の開口46を、電子部品54の大きさの約1.1倍の大きさにする。
電子部品54の外形が、例えば、長さ×幅×厚さが1.0mm×0.5mm×0.5mmの直方体であると、開口46の大きさ(平面視寸法)は、例えば、長さ×幅が1.2mm×0.7mmの矩形形状である。開口46の大きさ(平面視寸法)を、長さ×幅が1.1mm×0.55mmの矩形形状とすることができる。
次に、コア基板40の下面に樹脂フィルム(樹脂シート)48を載置する(図6(b))。樹脂フィルム48は、例えば、半硬化状態(Bステージ状)の熱硬化性樹脂により形成され、その厚さは,例えば、30μmである。熱硬化性樹脂としては、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂である。
次に、例えば、加熱プローブを用いて、コア基板40の接着部41に対応する位置の樹脂フィルム48の一部を部分的に加熱する(図6(c))。
これにより、樹脂フィルム48の加熱された部分48aがコア基板40上の配線層44(導電層42)に接着される。このようにして、コア基板40に樹脂フィルム48が仮止めされ、以降の工程において、樹脂フィルム48がコア基板40から剥がれなくなる。
このように本実施形態では、樹脂フィルム48は、コア基板40に仮止め、固定されて、開口46の底部を塞ぐように機能する。これにより、電子部品を開口46下に落下させることなく、開口46内に収納することができる。
そして、開口46の底部を塞いでいる樹脂フィルム48は、後述する工程において、全体を加熱して開口46を充填するための樹脂として利用される。従来の粘着シート材のように製造工程の途中で樹脂フィルム48を剥がす必要がない。
次に、樹脂フィルム48に仮止めされたコア基板40を支持板50上に載置する(図7(a))。支持板50は、例えば、アルミニウム、ステンレスのような金属により形成されている。支持板50の上面には、後述する工程において支持板50をコア基板40から取り除くことを容易化するため、例えば、PETフィルム52が貼り付けられている。
次に、コア基板40上に、配線基板に内蔵する電子部品54である積層セラミックチップコンデンサを大量にばらまく(図7(b))。例えば、配線基板に内蔵する電子部品54の数の約2〜3倍の数の電子部品54を、コア基板40上の分布が均一となるようにばらまく。
次に、支持板50を振動させて、コア基板40に振動を与えることにより、コア基板40の開口46に電子部品54を振り込む(図7(c))。
支持板50を振動させてコア基板40に振動を与えると、図7(c)に示すように、コア基板40上にばらまかれた電子部品54がランダムに移動して開口46内に落下して収納され、樹脂フィルム48上に載置される。
コア基板40の開口46の大きさは、電子部品54の外形寸法に応じて、ひとつの電子部品54のみが収納されるように定められているので、各開口46にひとつの電子部品54が正しい姿勢で振り込まれる。
コア基板40に与える振動の振幅及び振動数は、コア基板40の開口46の大きさと電子部品54の外形寸法に応じて決定する。
次に、支持板50の振動を停止させて、コア基板40上を、例えば、ブラシのような掃き部材55により掃く(図8(a))。
これにより、開口46に電子部品54が収納された状態で、コア基板50上に残った電子部品54が掃きとられる(図8(b))。
次に、コア基板40上面に樹脂フィルム(樹脂シート)56を貼り付ける(図9(a))。
樹脂フィルム56は、例えば、半硬化状態の熱硬化性樹脂により形成され、その厚さは,例えば、30μmである。熱硬化性樹脂としては、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂である。
次に、真空ラミネータの真空チャンバー(図示せず)内において、全体を加熱しながら、ダイアフラム(図示せず)により圧力をかける。
図9(b)に示すように、樹脂フィルム48がコア基板40の下面に密着し、樹脂フィルム56がコア基板40の上面に密着すると共に、上下両方向から開口46内に樹脂が充填される(図9(b))。開口46内の樹脂フィルム48上に載置されていた電子部品54は、上下両方向から充填される樹脂により、開口46の中央に位置することとなる。
この後、加熱により樹脂フィルム48、56を完全に硬化させて絶縁層58とする。その結果、図9(b)に示すように、コア基板40の上下両面の絶縁層58が開口46内で繋がりあい、一体化された絶縁層58が形成される。電子部品54は電子部品収納用の開口46の中央で絶縁層58内に埋め込まれる。
次に、コア基板40を支持していた支持板50を取り除く(図10(a))。支持板50上にはPETフィルム52が貼り付けられているので、スムーズに支持板50を取り除くことができる。
次に、コア基板40の両面に形成されている絶縁層58に、配線層44及び電子部品54両端部の電極に達する開口58aを形成する(図10(b))。絶縁層58に開口58aを形成する方法としては、例えば、レーザを用いて加工する。
次に、コア基板40の両面の絶縁層58上に、例えば、銅を含む配線層60を形成する(図10(c))。例えば、絶縁層58上にシード層(図示せず)を形成し、シード層上にフォトレジスト層(図示せず)を形成し、フォトレジスト層を所定パターンにパターンニングして、電解めっき法により所定パターンの配線層60を形成する。その後、フォトレジスト層を除去し、シード層を除去する。
次に、コア基板40の両面の配線層60上に、例えば、半硬化状態の熱硬化性樹脂により形成された樹脂フィルム(図示せず)を積層し、加熱により硬化させることにより、絶縁層62を形成する(図11(a))。熱硬化性樹脂としては、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂である。
次に、コア基板40の両面の絶縁層62に、配線層60に達する開口を形成する。絶縁層62に開口を形成する方法としては、例えば、レーザを用いて加工する。
次に、コア基板40の両面の絶縁層62上に、例えば、銅を含む配線層64を形成する(図11(a))。配線層64は、例えば、配線層60と同様の方法で形成する。
次に、コア基板40の両面の配線層48上に、例えば、エポキシ系樹脂や、アクリル系樹脂、等により形成される感光性のソルダレジストフィルム(図示せず)を貼り付けることにより、ソルダレジスト層66を形成する(図11(b))。
次に、コア基板40の両面のソルダレジスト層66を所定のパターンで露光し、現像することにより、配線層64に達する開口66aを形成する(図11(b))。
次に、コア基板40の上面側のソルダレジスト層66の開口66aから露出している配線層(電極パッド)64に、半導体チップに接続するためのバンプ(接続端子)68を形成する(図12(a))。バンプ(接続端子)68は、例えば、はんだにより形成されている。
次に、コア基板40の下面側のソルダレジスト層66の開口66aから露出している配線層(電極パッド)64に、他の基板に接続するためのバンプ(接続端子)70を形成する(図12(b))。バンプ(接続端子)70は、例えば、はんだにより形成されている。
このようにして、電子部品54を内蔵した配線基板72が形成される。
次に、配線基板72の上側の面に半導体チップ74を搭載し、配線基板72と半導体チップ74との間にアンダーフィル樹脂76を充填する(図13)。半導体チップ74は、バンプ(接続端子)68を介して配線基板72に電気的に接続される。
このようにして、電子部品54を内蔵した配線基板72に半導体チップ74が搭載された半導体装置が形成される。
なお、本実施形態において、樹脂フィルム56を加熱・加圧して開口部46の充填及びコア基板40表面を被覆する際に樹脂量が不足して絶縁層58の開口部46の対応箇所に凹部が形成されてしまう場合がある。そのような場合には、例えば、25μm厚の樹脂フィルム(図示せず)を追加積層し、加熱・加圧することで絶縁層58表面を平坦とすることができる。
このように本実施形態によれば、電子部品を収納するためにコア基板に形成した開口の底部を塞ぐために、後工程で絶縁層となる樹脂シートを利用して、コア基板に仮止め、固定するようにしている。これより、従来の粘着シート材をコア基板に接着した場合のように、製造工程の途中で不要となった粘着シート材を剥がす必要がないので、コア基板を変形させることなく電子部品を内蔵した配線基板を製造することができる。
[変形実施形態]
上記実施形態は一例であって、必要に応じて種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、図4に示すように、接着部41をコア基板40の四隅に設けたが、接着部41の形成位置、数についてはこれに限らない。
例えば、図14(a)に示すように、配線基板40の右側の辺に沿って接着部41を設けてもよい。
また、接着部41の形成箇所は、電子部品収納用開口の周囲を囲うような領域であってもよい。
また、本発明は、個片化された配線基板の製造方法にも適用可能であるが、個片化される前の複数の配線基板用のコア基板を用いた製造方法にも適用可能である。
例えば、図14(b)に示すように、3×3の9個の配線基板用の大判のコア基板80の場合である。各配線基板に対応してコア基板80には電子部品収納用の開口82が形成される。このような大判のコア基板80に対して、右側の辺及び下側の辺に沿って接着部84を設けてもよい。
また、上記実施形態では、樹脂シートの一部を加熱することにより、コア基板に樹脂シートを固定したが、それに限らない。例えば、樹脂シートの一部を接着剤によりコア基板に樹脂シートを接着してもよい。
また、上記実施形態では、電子部品として積層セラミックチップコンデンサを配線基板に内蔵したが、半導体素子等の他の電子部品を内蔵してもよい。
また、上記実施形態では、内蔵する電子部品は直方体形状であったが、立方体形状、円筒形形状等の他の形状であってもよい。
また、上記実施形態では、コア基板の開口に電子部品を振り込みにより収納したが、他の方法で収納してもよい。例えば、電子部品を実装するチップマウンターのような表面実装装置により、コア基板の開口に電子部品を収納してもよい。
なお、チップマウンターを使用する場合は、底面となる樹脂フィルムに凹みや割れが生じないように押圧力を調整する必要がある。
また、上記実施形態では、コア基板の両面に絶縁層と配線層とを積層して配線基板としたが、コア基板の片面のみに絶縁層と配線層とを積層してもよい。また、配線基板における絶縁層と配線層とを積層する数は、上記実施形態に記載された数に限らず、いくつであってもよい。
また、上記実施形態では、配線基板にバンプ(接続端子)を形成したが、必要に応じて、バンプを形成しなくてもよい。
以上、好適な実施形態について詳述したが、これら特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内において、種々の変形や変更が可能である。
10…配線基板
12…コア基板
14…電子部品
14a…本体部
14b、14c…電極
16…開口
18…配線層
20…貫通電極
22…絶縁層
24…配線層
26…ソルダレジスト層
28…半導体チップ28
30…バンプ(接続端子)
32…バンプ(接続端子)
34…アンダーフィル樹脂
36…接着部
40…コア基板
41…接着部
42…導電層
44…配線層
45…貫通電極用の開口
46…電子部品収納用の開口
47…貫通電極
48…樹脂フィルム
50…支持板
52…PETフィルム
54…電子部品
55…掃き部材
56…樹脂フィルム
58…絶縁層
58a…開口
60…配線層
62…絶縁層
64…配線層
66…ソルダレジスト層
66a…開口
68…バンプ(接続端子)
70…バンプ(接続端子)
72…配線基板
74…半導体チップ
76…アンダーフィル樹脂
80…コア基板
82…開口
84…接着部

Claims (5)

  1. コア基板に開口を形成する工程と、
    前記コア基板の下面に前記樹脂シートを載置する工程と、
    前記樹脂シートの一部を加熱して、前記コア基板の前記開口以外の一部の領域で、前記樹脂シートを接着する工程と、
    前記コア基板の前記開口に電子部品を収納する工程と、
    前記コア基板の上面に樹脂シートを載置する工程と、
    前記樹脂シートの全体を加熱して前記コア基板を上面及び下面から樹脂により封止する工程と
    を有することを特徴とする配線基板の製造方法。
  2. 請求項1記載の配線基板の製造方法において、
    前記電子部品を収納する工程は、
    前記コア基板上に複数の前記電子部品を置く工程と、
    前記コア基板を振動させて前記開口に前記電子部品を振り込む工程と、
    前記コア基板上に残った前記電子部品を除去する工程とを有する
    ことを特徴とする配線基板の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の配線基板の製造方法において、
    前記樹脂シートを接着する工程で、前記樹脂シートの前記一部と接着される前記コア基板の前記一部の領域には金属層が形成されている
    ことを特徴とする配線基板の製造方法。
  4. 請求項3記載の配線基板の製造方法において、
    前記樹脂シートを接着する工程では、前記樹脂シートは、配線パターンを避けるように前記コア基板と接着されている
    ことを特徴とする配線基板の製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の配線基板の製造方法により電子部品を内蔵した配線基板を製造する工程と、
    前記配線基板上に半導体チップを実装する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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