JP2014073778A - 台車 - Google Patents

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志朗 瀬川
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Abstract

【課題】車両でも輸送機でも収納性がよく物品とともに搬送するのに適した台車の提供。
【解決手段】台車5は、本体フレーム54、本体フレーム54内の各コーナーにヒンジ部材55を介して垂直方向に回動可能に取り付けられる支持部材56、本体フレーム54内に設置され、各支持部材56を水平位置、垂直位置で回動を規制する水平方向ガイド59、垂直方向ガイド58、及び各支持部材56を垂直位置で垂直方向ガイド58に固定し、水平位置で水平方向ガイド59に固定するストッパー60を備え、各車輪570は各支持部材56の回動端に取り付けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、各種の物品の運搬に使用する台車に関する。
一般に、各種の物品の運搬に台車が使用される。この種の台車は、例えば、特許文献1に開示されているように、荷台となる台本体と、台本体の下面四隅に配設される4つの車輪と、台本体の後部側に立設されるハンドルとを備え、台本体に運搬しようとする各種の物品を載せ、ハンドルを押して運搬するようになっている。
特開2010−274673公報
この種の台車は、一般に、物品の配送先で、物品の運搬に使用されるため、トラックやワンボックスカーなどの車両に物品とともに載せて携行される。しかしながら、この台車は台本体の下面から複数の車輪が突出されるために、トラックやワンボックスカー内での収納性が悪く、物品とともに搬送するのに適さない、という問題がある。
また、物品によってはヘリコプターなどの輸送機を使って輸送されるものがあり、物品運搬用の台車を併せて載せる必要がある場合には、従来の台車では輸送機内での収納性が問題になる。
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、トラックやワンボックスカーなどの車両でもヘリコプターなどの輸送機でも、収納性に優れ、物品とともに搬送するのに適した台車を提供すること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、荷台をなす台本体と、台本体の下面側四隅に軸受を介して取り付けられる複数の車輪とを備え、各種の物品の運搬に使用する台車において、前記台本体は、外周を構成する本体フレームと、前記本体フレームの略四隅に設けられ、前記各車輪を取り付けるための車輪取付装置とを備え、前記各車輪取付装置は、前記本体フレーム内の略四隅にヒンジ部材を介して垂直方向に回動可能に取り付けられる支持部材と、前記本体フレーム内に設置され、前記各支持部材を水平位置で回動を規制する水平方向ガイド、及び前記各支持部材を垂直位置で回動を規制する垂直方向ガイドと、前記各支持部材を垂直位置で前記垂直方向ガイドに固定し、水平位置で前記水平方向ガイドに固定するストッパーとを有し、前記各車輪は軸受を介して前記各支持部材の回動端に取り付けられ、前記本体フレームの下方に突出して転動可能に、また、前記本体フレーム内に折り畳まれて収納可能に構成される、ことを要旨とする。
この場合、本体フレームは、外周の正面側及び背面側の各コーナーをなすコーナーフレームと、正面側及び背面側の前記各コーナーフレーム間に連結されて、前記各コーナーフレームとともに正面側及び背面側の各枠を構成する枠構成フレームと、正面側の前記各コーナーフレームと背面側の前記各コーナーフレーム間に連結されて、正面側及び背面側の各枠間を繋ぐ奥行フレームとを備え、前記各コーナーフレームは、正面側及び背面側の各コーナーをなすコーナー中央部、前記コーナー中央部の一端から幅方向に延び、前記枠構成フレームと連結される幅方向延長部、前記コーナー中央部の他端から高さ方向に延び、前記枠構成フレームと連結される高さ方向延長部、及び前記コーナー中央部の奥行側縁部から奥行方向に延び、前記奥行フレームと連結される奥行方向延長部を有し、前記各コーナーフレーム及び前記各奥行フレームにより、全体が箱形に構成されることが好ましい。
また、ストッパーは、各支持部材に設けられるねじ穴と、垂直方向ガイドに垂直位置の前記各支持部材のねじ穴に対応して設けられるねじ穴と、水平方向ガイドに水平位置の前記各支持部材のねじ穴に対応して設けられるねじ穴と、前記各支持部材と前記垂直方向ガイドの各ねじ穴間、前記各支持部材と前記水平方向ガイドの各ねじ穴間に締結される共通のねじとにより構成されることが好ましい。
本発明の台車によれば、上記の構成から、各支持部材を垂直位置でストッパーにより垂直方向ガイドに固定することにより、各車輪が本体フレームの下方に突出され、台車として使用することができ、各支持部材を水平位置でストッパーにより水平方向ガイドに固定することにより、各車輪が本体フレーム内に折り畳み収納されて、台車全体が本体フレームのみの外形となり、この台車を任意の向きにしてトラックやワンボックスカーなどの荷台、あるいはヘリコプターなどの荷物室に物品とともに載せる場合に、邪魔にならない場所や物品の上又は物品と物品の間にコンパクトに安定よく置くことができる。
したがって、本発明の台車は、トラックやワンボックスカーなどの車両でもヘリコプターなどの輸送機でも、収納性がよく、物品とともに搬送するのに適したものとなる。
本発明の一実施の形態における台車を示す正面図 同台車の内部の構成を示し、特に車輪が本体フレームの下方に突出された状態を示す側面図 同台車の内部の構成を示し、特に車輪が本体フレームの下方に突出された状態を示す底面図 同台車の内部の構成を示し、特に車輪が本体フレームの内部に折り畳み収納された状態を示す側面図 同台車の内部の構成を示し、特に車輪が本体フレームの内部に折り畳み収納された状態を示す底面図 同台車により運搬される機器収納用ラックの構成を示す側面図 同ラックに付属する脚の取付構造を示す図 同ラックに付属する取っ手の取付構造を示す図
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。図1に台車の外部の構成を示し、図2乃至図5に台車の内部の構成を示している。
図1に示すように、台車5は、荷台をなす台本体50と、台本体50の下面側四隅に軸受57を介して取り付けられる複数の車輪570とを備え、各種の物品の運搬に使用される。
この台車5は、台本体50が、外周を構成する本体フレーム54と、本体フレーム54内の略四隅に設けられ、各車輪570を取り付けるための車輪取付装置65とを備える。
各車輪取付装置65は、図2及び図3に示すように、本体フレーム54内の略四隅にヒンジ部材55を介して垂直方向に回動可能に取り付けられる支持部材56と、本体フレーム54内に設置され、各支持部材56を水平位置で回動を規制する水平方向ガイド59、及び各支持部材56を垂直位置で回動を規制する垂直方向ガイド58と、各支持部材56を垂直位置で垂直方向ガイド58に固定し、水平位置で水平方向ガイド59に固定するストッパー60とを有し、各車輪570は軸受57を介して各支持部材56の回動端に取り付けられ、本体フレーム54の下方に突出して転動可能に、また、本体フレーム54内に折り畳まれて収納可能に構成される。
この台車5の場合、特に、コンピュータや通信機器など各種の機器を収納するラックを運搬するのに使用するラック専用台車として製作される。
ここで、この台車により運搬されるラックの概要について説明する。
ラックR1は、図6に示すように、正面、背面に開口を有し、全体が箱形に構成されるラック本体Aと、ラック本体Aの正面、背面の各開口を開閉する正面、背面の蓋B1、B2とを備える。
ラック本体Aは、正面側及び背面側の各コーナーCをなすコーナーフレーム1と、正面側及び背面側の各コーナーフレーム1間に連結されて、各コーナーフレーム1とともに正面側及び背面側の各枠を構成する枠構成フレーム2と、正面側の各コーナーフレーム1と背面側の各コーナーフレーム1間に連結されて、正面側及び背面側の各枠間を繋ぐ奥行フレーム3と、各コーナーフレーム1、各枠構成フレーム2及び各奥行フレーム3により囲まれた面内に取り付けられて、上下左右の各面をなすパネル4とを備え、この場合、各コーナーフレーム1は、正面側及び背面側の各コーナーCを傾斜面とする傾斜面形状のコーナー中央部101、コーナー中央部101の一端から箱形の幅方向に延び、枠構成フレーム2と連結される幅方向延長部(図示省略)、コーナー中央部101の他端から箱形の高さ方向に延び、枠構成フレーム2と連結される高さ方向延長部103、及びコーナー中央部101の奥行側縁部から奥行方向に延び、奥行フレーム3と連結される奥行方向延長部104を有し、各奥行フレーム3は各コーナーフレーム1の奥行方向延長部104に斜めに連結されて、これらコーナーフレーム1及び奥行フレーム3により、ラック本体A全体が断面略8角形に構成される。
正面、背面の蓋B1、B2はそれぞれ、正面、背面の各コーナーをなす蓋コーナーフレーム71と、各蓋コーナーフレーム71間に連結されて、各蓋コーナーフレーム71とともに正面、背面の蓋B1、B2の枠を構成する蓋枠構成フレーム72と、各蓋コーナーフレーム71及び各蓋枠構成フレーム72により囲まれた面内に取り付けられて、正面、背面の蓋B1、B2の面をなす蓋パネル(図示省略)と、正面、背面の蓋B1、B2の蓋枠構成フレーム72に装着され、正面、背面の蓋B1、B2とラック本体Aとを固定する蓋ロック部材(図示省略)とを備え、蓋コーナーフレーム71は、蓋B1、B2の各コーナーを傾斜面とする傾斜面形状のコーナー中央部711、コーナー中央部711の一端から蓋B1、B2の幅方向に延び、蓋枠構成フレーム72と連結される幅方向延長部(図示省略)、コーナー中央部711の他端から蓋B1、B2の高さ方向に延び、蓋枠構成フレーム72と連結される高さ方向延長部713を有し、全体がラック本体Aに対応する断面略8角形に構成される。
このようにしてラック本体A、蓋B1、B2が構成され、ラック本体A内に各種の機器が収納され、ラック本体Aの正面及び背面に、正面及び背面の各蓋B1、B2が被せ付けられる。そして、各蓋B1、B2の蓋枠構成フレーム72に蓋ロック部材が装着され、ラック本体Aの枠構成フレーム2に係合されてロックし、ラック本体Aと各蓋B1、B2が結合される。
また、このラックR1の場合、図7、図8に示すように、ラック本体Aの各奥行フレーム3に外側の面の両側部に沿ってそれぞれ内方に向けて断面略L字形に突出するフランジ311が設けられて、外側の面に溝31が形成され、この外側の面に各種の付属部品が取付部品3Pにより着脱可能に取り付けられるようになっている。この場合、取付部品3Pは、奥行フレーム3の外側の面の各フランジ311間の開口幅より小さい幅で、かつ各フランジ311間の開口幅より大きく溝31の底部側の幅と略同じか少し小さい長さを有し、各フランジ311の内面間に係脱可能な平板に形成され、当該平板の長さ方向の中間部でフランジ311の開口に対向する位置に表側の平面から裏側の平面に向けて貫通するねじ穴330を有する固定部材33と、各種の付属部品側に一体的に、奥行フレーム3の各フランジ331の外面間に跨って設置可能な各種の形状に形成され、当該各種の形状のフランジ331間の開口に対向する位置に固定部材33のねじ穴330に対応して表側から裏側に向けて貫通するねじ穴340を有する取付部材34と、取付部材34のねじ穴340から各フランジ331間の開口を通して固定部材33のねじ穴330に貫通して螺合されるねじ35とを備え、固定部材33の幅方向を奥行フレーム3の各フランジ331間に合わせ、固定部材33を各フランジ311間の開口を通して、溝31の底面側へ挿入した後、固定部材33を回転し、固定部材33の長さ方向を溝31の幅方向に向けて各フランジ311の内面に係合可能に配置し、この状態で、取付部材34を奥行フレーム3の各フランジ311の外面間に跨って設置し、取付部材34及び固定部材33の各ねじ穴340、330間に各フランジ311間の開口を通してねじ35を挿通し締め込むことにより、固定部材33と取付部材34をそれぞれ、各フランジ311に内側及び外側から圧接させて、各種の付属部品を奥行フレーム3の外側の面上に固定する形式に構成される。また、この場合、ラック本体Aの下面側の各奥行フレーム3の外側の面に取り付けられる付属部品として脚37を備え、脚37に取付部材34が一体的に形成され、脚37は、固定部材33、取付部材34及びねじ35を介して下面側の奥行フレーム3の外側の面に固定されて取り付けられ、この脚37を使ってラックR1を設置面に設置することができる。また、ラック本体Aの上面側の奥行フレーム3の外側の面に取り付けられる付属部品として取っ手36を備え、取っ手36の取っ手台座363に取付部材34が一体的に形成され、取っ手台座363は、固定部材33、取付部材34及びねじ35を介して上面側の奥行フレーム3の外側の面に固定されて取り付けられ、これらの取っ手36により、ラックR1の上げ下ろし、搬送を行うことができる。
また、このラックR1では、図6に示すように、上下に積み重ねられる複数のラックR1間を固定するためのロック装置38を備える。このロック装置38は、ラックR1が上下に積み重ねられた状態において、上面側の各奥行フレーム3又は下面側の各奥行フレーム3のいずれか一方の外側の面に所定の間隔をあけて取り付けられる少なくとも2つの固定側ロック部材381、及び2つの固定側ロック部材381のうちの一方の固定側ロック部材381aで他方の固定側ロック部材381bに対向する面に形成される係合凹部又は係止凸部と、他方の外側の面に一方の外側の面の2つの固定側ロック部材381の間で一方の固定側ロック部材381aに連接可能に取り付けられる作動側ロック部材382、作動側ロック部材382の一方の固定側ロック部材381aに対向する面に形成され、一方の固定側ロック部材381aの係合凹部又は係止凸部に係合可能な係止凸部又は係合凹部、及び作動側ロック部材382の他方の固定側ロック部材381bに対向する面に垂直方向に回動可能に取り付けられ、作動側ロック部材382と他方の固定側ロック部材381bとの間に係脱可能なロックレバー383とにより構成される。このラックR1の場合、上面側の各奥行フレーム3の外側の面に前後に2つずつ取り付けられた取っ手台座363がそれぞれ、固定側ロック部材381として用いられ、各奥側の取っ手台座363aの各手前側の取っ手台座363bに対向する面に係合凹部364が設けられる。また、下面側の各奥行フレーム3の外側の面に前後に一つずつ取り付けられた脚37がそれぞれ、作動側ロック部材382として用いられ、下面側の各奥行フレーム3の外側の面に各脚37が上面側の各奥行フレーム3の外側の面の各2つの取っ手台座363の間で各奥側の取っ手台座363aに連接可能に取り付けられ、各脚37の各奥側の取っ手台座363に対向する面に、各奥側の取っ手台座363の係合凹部364に係合可能な係止凸部377が設けられ、各手前側の脚37の各手前側の取っ手台座363bに対向する面にロックレバー383が垂直方向に回動可能に取り付けられて、各手前側の脚37と各手前側の取っ手台座363bとの間に係脱可能になっている。
このようなラックの専用台車として、台車5は、図1に示すように、本体フレーム54が、アルミニウム合金などの金属材により形成され、外周の正面側及び背面側の各コーナーをなすコーナーフレーム51と、正面側及び背面側の各コーナーフレーム51間に連結されて、各コーナーフレーム51とともに正面側及び背面側の各枠を構成する枠構成フレーム52と、正面側の各コーナーフレーム51と背面側の各コーナーフレーム51間に連結されて、正面側及び背面側の各枠間を繋ぐ奥行フレーム53とを備え、この場合、各コーナーフレーム51が、正面側及び背面側の各コーナーを傾斜面とする傾斜面形状のコーナー中央部、コーナー中央部の一端から幅方向に延び、枠構成フレーム52と連結される幅方向延長部、コーナー中央部の他端から高さ方向に延び、枠構成フレーム52と連結される高さ方向延長部、及びコーナー中央部の奥行側縁部から奥行方向に延び、奥行フレーム53と連結される奥行方向延長部を有し、各コーナーフレーム51の幅方向延長部、高さ方向延長部にそれぞれ、枠構成フレーム52がスプリングピン、取付ねじ及びナットを介して連結され、奥行方向延長部に奥行フレームがスプリングピン、取付ねじ及びナットを介して連結され、各コーナーフレーム51及び各奥行フレーム53により、本体フレーム54全体が断面略8角形の箱形に構成される。また、この場合、各奥行フレーム53はラック本体Aの奥行フレーム3と共通で、各奥行フレーム53の外側の面に、ラックR1と共通の各種の付属部品が、ラックR1と共通の固定部材(33)、取付部材(34)及びねじ(35)からなる取付部品(3P)により着脱可能に取り付けられるようになっている。このようにして本体フレーム54はラックR1が載置可能に構成される。
また、車輪取付装置65は、図2及び図3に示すように、本体フレーム54内の略四隅、すなわち各コーナーにヒンジ部材55を介して垂直方向に回動可能に取り付けられる支持部材56と、本体フレーム54内に設置され、各支持部材56を水平位置で回動を規制する水平方向ガイド59、及び各支持部材56を垂直位置で回動を規制する垂直方向ガイド58と、各支持部材56を垂直位置で垂直方向ガイド58に固定し、水平位置で水平方向ガイド59に固定するストッパー60とを備える。この場合、支持部材56は金属製の板材により本体フレーム54内に収納可能な大きさにL字形に形成されて、垂直方向に延びる垂直部561と、垂直部561の下端から水平方向に延びる水平部562とを有し、垂直部561の上端が本体フレーム54のコーナーにヒンジ部材55を介して回動可能に取り付けられる。水平方向ガイド59は金属製の板材により本体フレーム54の平面と略同じ大きさの平板に形成され、本体フレーム54内の上面より少し下がった所定の位置に水平に取り付けられる。垂直方向ガイド58は金属製の板材により支持部材56の垂直部561と略同じ大きさの平板に形成され、本体フレーム54内のコーナーに垂直に取り付けられる。各車輪570は各支持部材56の水平部562に軸受57を介して取り付けられる。ストッパー60は、各支持部材56に設けられるねじ穴61(図4参照)と、垂直方向ガイド58に垂直位置の各支持部材56のねじ穴61に対応して設けられるねじ穴62(図4参照)と、水平方向ガイド59に水平位置の各支持部材56のねじ穴61と対応して設けられるねじ穴63と、各支持部材56と垂直方向ガイド58の各ねじ穴61、62間、各支持部材56と水平方向ガイド59の各ねじ穴61、63間に締結される共通のねじ64とにより構成される。なお、ねじ45は紐などにより本体フレーム54に連結される。
このようにして台車5は各車輪570が本体フレーム54の下方に突出して転動可能に、また、本体フレーム54内に折り畳まれて収納可能に取り付けられる。
この台車5を、ラックR1の搬送に使用する場合、図4及び図5に示すように、各車輪570が本体フレーム54内に折り畳み収納されていれば、各ストッパー60を一旦解除し、各支持部材56を垂直方向に回動して、各支持部材56を垂直位置で各ストッパー60により固定する。この場合、ストッパー60はねじ式で、各支持部材56のねじ穴61から各水平方向ガイド59のねじ穴63にねじ64が通されているので、まず、このねじ64を取り外す。ねじ64を取り外したら、各支持部材56を垂直方向、この場合、下方に向けて回動し、各支持部材56を垂直位置で、各支持部材56のねじ穴61から各垂直方向ガイド58のねじ穴62に共通に使用するねじ64を通して締結することにより固定して、各支持部材56先端の各車輪570を本体フレーム54の下方に向けて突出し固定する。これにより、台車5は走向可能状態となる。そして、この台車5上に1個又は複数個のラックR1を積み重ねて載せ、ラックR1を搬送方向に押せば、台車5の各車輪570はラックR1が押された方向に向けて転動し、ラックR1を容易に移動することができる。
この台車5を使用しない場合は、図2及び図3に示すように、各車輪570が本体フレーム54の下方に突出固定されていれば、各ストッパー60を一旦解除し、各支持部材56を水平方向に回動して、本体フレーム54内に折り畳み収納し、各支持部材56を水平位置で各ストッパー60により固定する。この場合、各支持部材56のねじ穴61から各垂直方向ガイド58のねじ穴62にねじ64が締結されているので、まず、このねじ64を取り外す。ねじ64を取り外したら、各支持部材56を水平方向、この場合、上方に向けて回動し、各支持部材56を水平位置で、各支持部材56のねじ穴61から各水平方向ガイド59のねじ穴63に共通に使用するねじ64を通して締結することにより固定して、各支持部材56先端の各車輪57を本体フレーム54内に折り畳み固定する。これにより、台車5は本体フレーム54のみの外形となる。
また、この台車5の場合、各奥行フレーム53にラック本体Aと同様の奥行フレーム3が使用されるので、ラック本体Aと同様に奥行フレーム53に脚37などの付属部品を取り付けることができる。例えば、脚37をラック本体Aと同様に取り付けることにより、この不使用時の台車5をラックR1上で手前側から奥側に向けて少しスライドさせるようにして重ね合わせることで、ラックR1の上面側の各奥行フレーム3の外側の面に取り付けられた各取っ手36の奥側の取っ手台座363の係合凹部364と、この台車5の各奥行フレーム53の外側の面に取り付けられた各脚37の係止凸部377が係合し、この状態から、ラックR1の上面側の各奥行フレーム3の外側の面に取り付けられた取っ手36とこの台車5の各奥行フレーム3の外側の面に取り付けられた脚37との間にロックレバー383を係合させることで、ラックR1上に重ねた台車5を確実に固定することができる。したがって、この台車5をラックR1とともに車両や航空機など各種の輸送手段に載せて輸送する場合に、台車5をラックR1上に積み重ねて固定することができる。
以上説明したように、この台車5では、各車輪570が本体フレーム54の下方に突出されて転動可能に、また、本体フレーム54内に折り畳まれて収納可能に構成されるので、台車5を使用する場合は、各車輪570を本体フレーム54の下方に突出固定することで、1個乃至複数個のラックR1を容易に搬送することができ、また、台車5を使用しないときは、各車輪570を本体フレーム54内に折り畳み収納し、本体フレーム54のみの外形とすることで、この台車5を邪魔にならないところに重ねて置いておくことができる。
また、この台車5の場合、特に、各奥行フレーム53にラック本体Aと同様の奥行フレーム3を使用できるため、ラック本体Aと同様に奥行フレーム53に脚37などの付属部品を取り付けることができ、例えば、脚37をラック本体Aと同様に取り付けることにより、この不使用時の台車5をラックR1上で手前側から奥側に向けて少しスライドさせるようにして重ね合わせることで、ラックR1の上面側の各奥行フレーム3の外側の面に取り付けられた各取っ手36の奥側の取っ手台座363の係合凹部364と、この台車5の各奥行フレーム53の外側の面に取り付けられた各脚37の係止凸部377が係合し、この状態から、ラックR1の上面側の各奥行フレーム3の外側の面に取り付けられた取っ手36とこの台車5の各奥行フレーム3の外側の面に取り付けられた脚37との間にロックレバー383を係合させることで、ラックR1上に重ねた台車5を確実に固定することができる。したがって、この台車5をラックR1とともに車両や航空機など各種の輸送手段に載せて輸送する場合に、台車5をラック上R1に積み重ね、この台車5とラックR1とをロツクすることができる。
以上のとおり、この台車5によれば、トラックやワンボックスカーなどの車両でもヘリコプターなどの輸送機でも、収納性がよく、物品とともに搬送するのに適したものとなる。
なお、この実施の形態では、台車5を特殊なラックの専用台車として例示したが、この台車5の有する車輪570の折り畳み構造は、一般に荷物の運搬に使用する台車や、この実施の形態とはまた異なる特殊な物品を搬送する際に使用する台車にも同様に適用することができ、上記と同様の作用効果を得ることができる。また、ストッパー60は任意に変更可能で、台車の用途に応じた各種形式のストッパーに適宜変更される。
R1 機器収納用ラック
A ラック本体
B1 正面の蓋
B2 背面の蓋
C コーナー
1 コーナーフレーム
101 コーナー中央部
103 高さ方向延長部
104 奥行方向延長部
2 枠構成フレーム
3 奥行フレーム
31 溝
311 フランジ
3P 取付部品
33 固定部材
330 ねじ穴
34 取付部材
340 ねじ穴
35 ねじ
36 取っ手
360 グリップカバー
361 取っ手本体
362 取付軸
363 取付台座
364 係合凹部
37 脚
371 脚部本体
372 フレーム支持部
373 パネル支持部
374 フレーム係合部
375 シリコンラバー
376 エンジニアリングプラスチック
377 係止凸部
38 ロック装置
381a 一方の固定側ロック部材
381b 他方の固定側ロック部材
381 固定側ロック部材
382 作動側ロック部材
383 ロックレバー
4 パネル
5 台車
50 台本体
51 コーナーフレーム
52 枠構成フレーム
53 奥行フレーム
54 本体フレーム
55 ヒンジ部材
56 支持部材
561 垂直部
562 水平部
57 軸受
570 車輪
58 垂直方向ガイド
59 水平方向ガイド
60 ストッパー
61 ねじ穴
62 ねじ穴
63 ねじ穴
64 ねじ
65 車輪取付装置
71 蓋コーナーフレーム
711 コーナー中央部
713 高さ方向延長部
72 蓋枠構成フレーム
73 蓋パネル

Claims (3)

  1. 荷台をなす台本体と、台本体の下面側四隅に軸受を介して取り付けられる複数の車輪とを備え、各種の物品の運搬に使用する台車において、
    前記台本体は、
    外周を構成する本体フレームと、
    前記本体フレームの略四隅に設けられ、前記各車輪を取り付けるための車輪取付装置と、を備え、
    前記各車輪取付装置は、前記本体フレーム内の略四隅にヒンジ部材を介して垂直方向に回動可能に取り付けられる支持部材と、前記本体フレーム内に設置され、前記各支持部材を水平位置で回動を規制する水平方向ガイド、及び前記各支持部材を垂直位置で回動を規制する垂直方向ガイドと、前記各支持部材を垂直位置で前記垂直方向ガイドに固定し、水平位置で前記水平方向ガイドに固定するストッパーとを有し、
    前記各車輪は軸受を介して前記各支持部材の回動端に取り付けられ、前記本体フレームの下方に突出して転動可能に、また、前記本体フレーム内に折り畳まれて収納可能に構成される、
    ことを特徴とする台車。
  2. 本体フレームは、外周の正面側及び背面側の各コーナーをなすコーナーフレームと、正面側及び背面側の前記各コーナーフレーム間に連結されて、前記各コーナーフレームとともに正面側及び背面側の各枠を構成する枠構成フレームと、正面側の前記各コーナーフレームと背面側の前記各コーナーフレーム間に連結されて、正面側及び背面側の各枠間を繋ぐ奥行フレームとを備え、前記各コーナーフレームは、正面側及び背面側の各コーナーをなすコーナー中央部、前記コーナー中央部の一端から幅方向に延び、前記枠構成フレームと連結される幅方向延長部、前記コーナー中央部の他端から高さ方向に延び、前記枠構成フレームと連結される高さ方向延長部、及び前記コーナー中央部の奥行側縁部から奥行方向に延び、前記奥行フレームと連結される奥行方向延長部を有し、前記各コーナーフレーム及び前記各奥行フレームにより、全体が箱形に構成される請求項1に記載の台車。
  3. ストッパーは、各支持部材に設けられるねじ穴と、垂直方向ガイドに垂直位置の前記各支持部材のねじ穴に対応して設けられるねじ穴と、水平方向ガイドに水平位置の前記各支持部材のねじ穴に対応して設けられるねじ穴と、前記各支持部材と前記垂直方向ガイドの各ねじ穴間、前記各支持部材と前記水平方向ガイドの各ねじ穴間に締結される共通のねじとにより構成される請求項1又は2に記載の台車。
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