JP2014073438A - 額縁発生抑制方法及び額縁発生抑制装置 - Google Patents

額縁発生抑制方法及び額縁発生抑制装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014073438A
JP2014073438A JP2012221216A JP2012221216A JP2014073438A JP 2014073438 A JP2014073438 A JP 2014073438A JP 2012221216 A JP2012221216 A JP 2012221216A JP 2012221216 A JP2012221216 A JP 2012221216A JP 2014073438 A JP2014073438 A JP 2014073438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
coating film
frame generation
infrared
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012221216A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Ikeda
克広 池田
Mitsuhiro Sakai
光広 坂井
Hironobu Kajiwara
拓伸 梶原
Tsunemoto Ogata
庸元 緒方
Kazuomi Himeno
和臣 姫野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2012221216A priority Critical patent/JP2014073438A/ja
Priority to KR1020130109049A priority patent/KR20140043863A/ko
Publication of JP2014073438A publication Critical patent/JP2014073438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/16Coating processes; Apparatus therefor
    • G03F7/168Finishing the coated layer, e.g. drying, baking, soaking

Abstract

【課題】基板上に形成された塗布膜の周縁部に乾燥の過程で額縁が発生するのを簡便かつ効率よく抑制して、乾燥後の塗布膜の膜厚均一性を向上させること。
【解決手段】この額縁発生抑制処理においては、換気中の赤外線照射室内で基板G上の液相状態の塗布膜RMの各部から溶剤が蒸発する中で、塗布膜の中心部よりも外気に接する表面積が大きい周縁部の方が溶剤の蒸発速度が高いことによって塗布膜RM内で中心部から周縁部に向かう液の流れが生じる一方で、塗布膜RMの周縁部に対する局所的な赤外線照射により塗布膜RMの中心部と周縁部との間に一定の温度差がつけられる。これによって、塗布膜RMの中心部と周縁部との間で表面張力が均衡して、塗布膜RMの額縁現象が防止ないし抑制される。
【選択図】図7

Description

本発明は、基板上に一面に形成された塗布膜の周縁部が乾燥の過程で高く盛り上がる額縁現象を抑制するための方法および装置に関する。
半導体デバイス、フラットパネルディプレイ、太陽電池パネル等の製造プロセスでは、基板上に一面の被膜を形成する様々な場面で塗布法が用いられている。一般に、この種の塗布法は、スピン方式とスキャン方式とロールコート法とに分類される。
スピン方式は、典型的には、スピンステージ、ディスペンサタイプのノズル、薬液供給源およびカップ等を有し、カップ内でスピンステージ上に載置されたウエハの中心部に一定量の薬液をノズルから滴下し、スピンステージと一体にウエハを高速回転させてウエハ上に薬液の塗布膜を形成する。スキャン方式は、典型的には、長尺型のスリットノズル、薬液供給源および走査機構等を有し、スリットノズルより薬液をカーテン状に吐出させながら、走査機構によりスリットノズルと基板との間に相対的な走査移動を行わせることにより、周囲に薬液を飛ばさずに基板上に薬液の塗布膜を形成する。ロールコート法は、基板をロールに接触させながら移動させて、ロールから基板に薬液を移行させ、基板上に塗布膜を形成する。
特開2007−208140 特開2011−23669
しかしながら、上記のようなスピン方式、スキャン方式およびロールコート法のいずれを用いても、層間絶縁膜やパッシベーション膜のように数十μm〜百μmあるいはそれ以上の厚い膜厚で薬液を基板上に塗布して乾燥後の塗布膜を機能性膜とする成膜処理においては、塗布時に塗布膜の膜厚を平坦に制御しても、乾燥後の塗布膜つまり機能性膜の膜厚が均一にならず、周縁部(外周部)が中心部に比べ厚くなることが課題となっている。これは、基板上に塗布された薬液の溶剤が蒸発する際に、塗布膜の中心部よりも外気に接する表面積が大きい周縁部の方が溶剤の蒸発速度が高く、それによって液相の塗布膜内で中心部から周縁部に向かう液の流れが生じて周縁部の溶質濃度が高くなり、結果的(乾燥後)に中心部よりも周縁部で固形分の量が多くなって厚くなるためであり、いわゆる額縁現象(あるいはコーヒーステイン現象もしくはクラウン現象)と呼ばれている。このような額縁現象が発生すると、塗布膜の周縁部が機能性膜として使えなくなるため、塗布膜の有効面積が狭まり、ひいては基板上の製品エリアが狭まる。
上記のような額縁現象を補償するために、予め額縁現象を見込んで基板上で中心部よりも周縁部が相対的に薄くなるように薬液を塗布する方法も考えられるが、この方法は実現困難で実用性がない。また、額縁現象を抑制するように薬液の物性(粘度、表面張力等)を改善することも考えられるが、この方法は薬液(機能性溶液)に本来の機能から離れた過大な負担をかけ、やはり実現困難である。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するものであり、基板上に形成された塗布膜の周縁部に乾燥の過程で額縁が発生するのを簡便かつ効率よく抑制して、乾燥後の塗布膜の膜厚均一性を向上させる額縁発生抑制方法および額縁発生抑制装置を提供する。
本発明の額縁発生抑制方法は、基板上に一面に形成された薬液の塗布膜においてその周縁部が乾燥の過程で高く盛り上がる額縁現象を抑制するための額縁発生抑制方法であって、前記基板上に薬液の塗布膜が形成された直後に、前記塗布膜の周縁部と中心部との間に前者の温度が後者の温度よりも高い一定の温度差をつけて、前記塗布膜を一定の段階まで乾燥させる。
上記構成の額縁発生抑制方法においては、基板上に薬液の塗布膜が形成された直後に塗布膜の各部から溶剤が蒸発する中で、塗布膜の中心部と周縁部との間に一定の温度差がつけられることにより、塗布膜の中心部と周縁部との間で表面張力が均衡して、塗布膜の額縁現象が抑制される。
本発明の第1の観点における額縁発生抑制装置は、基板上に一面に形成された薬液の塗布膜に対して、その周縁部が乾燥の過程で高く盛り上がる額縁現象を抑制するための処理を施す額縁発生抑制装置であって、前記基板を水平に支持するための水平支持部と、前記水平支持部に支持される前記基板上の前記塗布膜の周縁部に上方から局所的に赤外線を照射する赤外線照射部とを有する。
上記構成の額縁発生抑制装置においては、基板上に薬液の塗布膜が形成された直後に塗布膜の各部から溶剤が蒸発する中で、塗布膜の周縁部に対する局所的な赤外線照射によって塗布膜の中心部と周縁部との間に一定の温度差がつけられることにより、塗布膜の中心部と周縁部との間で表面張力が均衡して、塗布膜の額縁現象が抑制される。
本発明の第2の観点における額縁発生抑制装置は、基板上に一面に形成された薬液の塗布膜に対して、その周縁部が乾燥の過程で高く盛り上がる額縁現象を抑制するための処理を施す額縁発生抑制装置であって、前記基板を水平に支持するための水平支持部と、前記水平支持部に支持される前記基板上の前記塗布膜の周縁部に上方から局所的に熱風を当てる熱風ブロアとを有する。
上記構成の額縁発生抑制装置においては、基板上に薬液の塗布膜が形成された直後に塗布膜の各部から溶剤が蒸発する中で、塗布膜の周縁部に対する局所的な熱風の吹き付けによって塗布膜の中心部と周縁部との間に一定の温度差がつけられることにより、塗布膜の中心部と周縁部との間で表面張力が均衡して、塗布膜の額縁現象が抑制される。
本発明の第3の観点における額縁発生抑制装置は、基板上に一面に形成された薬液の塗布膜に対して、その周縁部が乾燥の過程で高く盛り上がる額縁現象を抑制するための処理を施す額縁発生抑制装置であって、前記基板を水平に支持するための水平支持部と、前記水平支持部に支持される前記基板上の前記塗布膜の周縁部に前記基板の裏側から熱伝導によって局所的に加熱するホットプレートと を有する。
上記構成の額縁発生抑制装置においては、基板上に薬液の塗布膜が形成された直後に塗布膜の各部から溶剤が蒸発する中で、塗布膜の周縁部に対する基板の裏側からの局所的な熱伝導の加熱によって塗布膜の中心部と周縁部との間に一定の温度差がつけられることにより、塗布膜の中心部と周縁部との間で表面張力が均衡して、塗布膜の額縁現象が抑制される。
本発明の額縁発生抑制方法または額縁発生抑制装置によれば、上記のような構成および作用により、基板上に形成された塗布膜の周縁部に乾燥の過程で額縁が発生するのを簡便かつ効率よく抑制して、乾燥後の塗布膜の膜厚均一性を向上させることができる。
本発明の額縁発生抑制装置の適用可能な一構成例としての機能性膜作製システムの構成を示す略平面図である。 本発明の一実施形態における額縁発生抑制装置の外観構成を示す斜視図である。 額縁発生抑制装置の内部の構成を示す一部断面正面図である。 額縁発生抑制装置において基板を載せるキャリアの構成を示す斜視図である。 キャリアに塗布処理直後の基板を載せた状態を示す斜視図である。 額縁発生抑制装置における赤外線ランプの配置構成を示す斜視図である。 額縁発生抑制装置における赤外線透過窓と基板との位置関係を示す平面図である。 額縁発生抑制装置における額縁発生抑制処理の作用を示す断面図である。 上記作用を模式的に説明するための図である。 別の実施形態における熱風ブロア方式の構成を示す斜視図である。 別の実施形態におけるホットプレート方式の構成を示す斜視図である。
図1に、本発明の額縁発生抑制装置の適用可能な一構成例としての機能性膜作製装置の構成例を示す。この機能性膜作製装置は、ダウンフローの清浄な空気が循環するクリームルーム内に設置され、搬送装置10が移動できる搬送路12に沿って、塗布装置14、額縁発生抑制装置16、プリベーク装置18およびバッチ式焼成装置20を配置している。
塗布装置14は、周知または公知の構成を有し、スピン方式、スキャン方式またはロールコート方式の塗布処理によって1枚の基板上に一面に薬液の塗布膜を形成する。額縁発生抑制装置16は、本発明の一実施形態によるものであり、塗布装置14で塗布処理を受けた直後の基板上の塗布膜に対して後述する額縁発生抑制処理を施す。額縁発生抑制装置16の構成および作用は、後に詳細に説明する。
プリベーク装置18は、周知または公知の構成を有し、額縁発生抑制装置16で額縁発生抑制処理を受けてきた基板上の塗布膜に対してたとえば100℃〜180℃の加熱温度でプリベーク処理を施し、塗布膜に残存していた溶媒を大方取り除く。バッチ式焼成装置20は、周知または公知の構成を有し、プリベーク装置18でプリベーク処理を受けてきた基板を一定のバッチ枚数ずつ加熱炉の中で高温(たとえば300℃〜400℃)に加熱して各基板上の塗布膜を焼き締めて機能性膜に仕上げる。搬送装置10は、搬送路12上を移動する搬送本体と、この搬送本体に搭載され回転自在かつ伸縮自在の搬送アームとを備える周知または公知の構成を有し、塗布装置14、額縁発生抑制装置16、プリベーク装置18およびバッチ式焼成装置20にアクセスして基板の出し入れを行うようなっている。
なお、塗布装置14、額縁発生抑制装置16およびプリベーク装置18の少なくとも1つは、同じ構成および機能を有する枚葉式の処理ユニットを縦方向および/または横方向に複数重ねてまたは並べて配置し、それら複数の処理ユニットを並列的に稼働させる形態を好適に採ることができる。
この機能性膜作製装置において塗布膜に使われる薬液は、特に限定されないが、好ましくは数十μm〜百μmあるいはそれ以上の膜厚を求められる機能性溶液たとえば層間絶縁膜用の材料溶液、パッシベーション膜用の材料溶液、高粘度の樹脂系溶液、接着剤などである。基板も、特に限定されず、たとえばFPD用の各種基板、半導体ウエハ、太陽電池パネル用の各種基板、フォトマスク、プリント基板などである。
図2および図3に、本発明の一実施形態における額縁発生抑制装置16の構成を示す。この額縁発生抑制装置16は、架台22の上に設置される観音開き扉24の付いたボックス状の本体26と、架台22の横に置かれる排気部28とを有しており、本体26の中には上から順に電装室30、ランプ室32および赤外線照射室34が設けられている。
赤外線照射室34においては、左右両側の側壁に一定の高さ位置で奥行方向に延びるL型レール36L,36Rがそれぞれ水平に取り付けられている。これら左右一対のL型レール36L,36Rは、たとえば矩形の基板Gを可搬性のキャリア38に載せた状態で、赤外線照射室34に出し入れするための案内部を構成するとともに、赤外線照射室34内の所定位置(赤外線照射位置)で水平に支持するための水平支持部40を構成している。
キャリア38は、図4Aおよび図4Bに示すように、基板Gに応じた形状(この場合は矩形)および寸法を有する剛性(たとえばアルミニウムまたはステンレス製)のフレーム40と、基板Gを複数の支持点で坦持するためにフレーム40の上面に取り付けられている複数の支持ピン42と、基板Gの横ずれを防ぐためにフレーム40の外側の側面に取り付けられている複数の保持片44と、位置決め用にフレーム40の所定箇所に形成されている複数の貫通孔45と、ハンドリング用の把手46とを備えている。
フレーム40の中央部には梁48が架けられ、この梁48の上面にも支持ピン42が取り付けられている。支持ピン42の上に基板Gが載っても、フレーム40は撓まずに水平姿勢を保てるようになっている。キャリア38は、L型レール36L,36R上で奥行方向に案内されるようにして赤外線照射室34に搬入され、図3に示すようにL型レール36L,36R上の所定位置つまり赤外線照射位置で水平に支持される。なお、キャリア38が赤外線照射位置まで搬入されると、赤外線照射室34内で進退可能に設けられている位置決めピン(図示せず)が位置決め用の貫通孔45に差し込まれ、キャリア38および基板Gが赤外線照射位置に保持されるようになっている。
また、赤外線照射室34においては、片側または両側の側壁に外の空気を室内に取り込むための通気孔50が形成されるとともに、底壁34aには室内の気体を排出するための排気口52が形成されている。この排気口52は、排気管54を介して排気部28に通じている。
赤外線照射室34の天板つまりランプ室32の底壁(隔壁)56には、額縁状の赤外線透過窓58が取り付けられている。赤外線照射室34内で基板Gが赤外線照射位置に位置決めされると、基板G上の塗布膜RMの周縁部が赤外線透過窓58の直下に位置するようになっている。赤外線照射室34内には、赤外線透過窓58の上にそれと平行に複数本の棒状の赤外線ランプたとえばカーボンヒータ60(1)〜60(4)が配置されている。
この実施形態では、矩形の基板Gに対応して、図5および図6に示すように、赤外線透過窓58が四辺形に形成され、赤外線透過窓58の各辺58(1),58(2),58(3),58(4)の上にそれと平行に4本の棒状カーボンヒータ60(1),60(2),60(3),60(4)が配置される。これらのカーボンヒータ60(1),60(2),60(3),60(4)は、石英管の中にカーボンワイヤを組み込んで不活性ガスを封入しており、2μm〜4μmの領域にピーク波長を有する赤外線を放射し、赤外線透過窓58の直下に位置している基板G上の塗布膜RMの周縁部を限定的または局所的に照射するようになっている。
隔壁56は、赤外線透過窓58の内側に配置される四角形の内側遮光板56(IN)と、赤外線透過窓58の外側に配置される矩形枠状の外側遮光板56(OUT)とを有している。これらの遮光板56(IN),56(OUT)は、赤外線を反射する材質たとえばアルミ板からなり、ランプ室32内に離散的に設けられている垂直支持部材または柱(図示せず)を介して各々独立に上方の仕切り板57に結合されている。これら遮光板56(IN),56(OUT)の一方または双方のサイズ(外径サイズ/内径サイズ)を変更することにより、赤外線透過窓58の幅を調節することができる。カーボンヒータ60(1)〜60(4)の背後または周囲には、各々のカーボンヒータより上方および横方向へ放射された赤外線を赤外線透過窓58の直下に向けて反射させるための傘型または凹面の反射板62(1)〜62(4)がそれぞれ設けられている。
図5に示すように、カーボンヒータ60(1)〜60(4)はそれらの軸方向において赤外線透過窓58を優に超える長さをそれぞれ有している。そして、赤外線透過窓58の四隅で交差するように、ランプ室32内の手前および内奥で幅方向に延びるカーボンヒータ60(1),60(3)と左右両サイドで奥行方向に延びるカーボンヒータ60(2),60(4)との間に高低差が設けられている。一般に、石英管を用いるカーボンヒータにおいては、軸方向の赤外線放射分布が石英管の両端部で著しく低くなる。このような立体交差の配置構成によれば、各々のカーボンヒータ60(1)〜60(4)において赤外線放射の少ない石英管の両端部を赤外線透過窓58のエリアから外すことができる。また、赤外線透過窓58の四隅の上で2つのカーボンヒータ60が交差していることによってその付近の赤外線照度が強くなり過ぎる場合は、赤外線透過窓58の四隅に赤外線を減衰させるフィルタを配置または貼付してもよい。
そして、このようにカーボンヒータ60(1)〜60(4)が立体交差する配置構成においては、赤外線透過窓58の各区間つまり各辺58(1),58(2),58(3),58(4)を透過する赤外線の光強度または照度が均一になるように、高い位置に配置されるカーボンヒータの出力が低い位置に配置されるカーボンヒータの出力よりも高くなるように調整される。図示の例では、奥行方向に延びるカーボンヒータ60(2),60(4)が幅方向に延びるカーボンヒータ60(1),60(3)よりも高い位置に配置されるので、カーボンヒータ60(2),60(4)の出力がカーボンヒータ60(1),60(3)の出力よりも幾らか(たとえば10%〜20%)高くなるように調整される。
なお、赤外線透過窓58には、素ガラスも使用できるが、赤外線を選択的に透過する赤外線透過ガラス(または赤外線透過フィルタ)を好適に用いることができる。その場合、たとえば正方形または長方形の赤外線透過ガラス片を一列に多数枚並べて一辺または一周の赤外線透過窓58を構成してもよい。
ランプ室32においては、片側(図の左側)の側壁に外の空気を室内に取り込むための通気孔66が形成されるとともに、反対側(図の右側)の側壁には室内の気体を排出するための排気口68が形成されている。この排気口68は、排気管70を介して排気部28に通じている。
本体26内で最上段の電装室30には、カーボンヒータ60(1),60(2),60(3),60(4)を点灯駆動するための電源回路や制御回路を搭載した電源・制御回路72やその他の電気系統または電気配線(図示せず)が収容される。
排気部28は、1つまたは複数のブロアファン(図示せず)を有しており、入側が排気管54,70に接続され、出側が工場の排気ダクト74に接続されている。後述する額縁発生抑制処理において、排気部28が作動すると、赤外線照射室34およびランプ室32内で空気が流通する。すなわち、赤外線照射室34およびランプ室32内の気体が排気口52,68より排出管54,70を介して排気部28へ引き込まれ、それと入れ替わりに外の空気が通気孔50,66より赤外線照射室34およびランプ室32内に流入する。これにより、赤外線照射室34内で基板G上の塗布膜RMより蒸発した溶剤は速やかに排出されるようになっている。また、カーボンヒータ60(1),60(2),60(3),60(4)が空気流で冷却されるため、ランプ室32に熱が籠ることはない。なお、赤外線照射室34の排気流量とランプ室32の排気流量を独立に制御することも可能である。
この額縁発生抑制装置16においては、扉24を開けた状態で、隣の塗布装置14(図1)で塗布処理を受けたばかりの基板Gをキャリア38に載せた状態で空き状態の赤外線照射室34内に搬入し、赤外線照射室34内の赤外線照射位置に基板Gを位置決めしてから、扉24を閉めて、ランプ室32内のカーボンヒータ60(1)〜60(4)を点灯させる。また、扉24が閉まると、排気部28が起動して、ランプ室32の空冷と赤外線照射室34の換気を開始する。こうして、当該基板Gに対する額縁発生抑制処理が行われる。
この額縁発生抑制処理では、カーボンヒータ60(1)〜60(4)により生成される赤外線IRのうち下方に放射されたものは赤外線透過窓58をまっすぐ透過し、上方および横方向に放射されたものは反射板62(1)〜62(4)で反射してから赤外線透過窓58を透過し、図7に示すように、赤外線透過窓58の直下に位置している基板G上の塗布膜RMの周縁部に入射する。この赤外線IRのスペクトルのピーク(2μm〜4μm)は液相状態の塗布膜RMの吸収スペクトルのピーク(3μm付近)と重なるため、赤外線IRの熱エネルギーが塗布膜RMの周縁部に非常に効率よく吸収される。これによって、塗布膜RMの中心部を常温(23℃付近)に維持しながら、塗布膜RMの周縁部だけを局所的に加熱し、短時間(通常数秒以内)で塗布膜RMの周縁部の温度をたとえば150℃付近まで上げることができる。
この額縁発生抑制処理においては、換気中の赤外線照射室34内で基板G上の液相状態の塗布膜RMの各部から溶剤が蒸発する中で、図8に示すように、塗布膜の中心部よりも外気に接する表面積が大きい周縁部の方が溶剤の蒸発速度が高いことによって塗布膜RM内で中心部から周縁部に向かう液の流れが生じる一方で、上記のように塗布膜RMの周縁部に対する限定的または局所的な赤外線照射により塗布膜RMの中心部と周縁部との間に一定(この例では125℃〜130℃)の温度差がつけられることにより、塗布膜RMの周縁部から中心部へ向かう液の流れ(いわゆるマランゴニ対流)が発生する。
こうして、塗布膜RMの中心部と周縁部との間で表面張力が均衡することにより、液相状態の塗布膜RM内で中心部から周縁部への液の流れが発生し難くなり、中心部よりも周縁部で溶質の濃度が高くなることや固形分量が多くなることもなくなり、あるいはその度合いが大幅に低減する。つまり、塗布膜RMの額縁現象が防止ないし抑制される。
上記のように、基板G上の塗布膜RMから蒸発した溶剤は、通気孔50より赤外線照射室34に入ってくる空気と一緒に排気口52から排出される。この額縁発生抑制処理は、塗布膜RMの乾燥度合いが一定の段階に達するまで、すなわち薬液に含有される溶剤の一定の割合(通常は15%〜25%)が蒸発するまで、所定の時間をかけて行われる。その結果、この額縁発生抑制処理の終了後に処理済みの基板Gがキャリア38に載って赤外線照射室34から搬出された時は、塗布膜RMの周辺部付近が生乾きまたは半乾きの状態になっていて、塗布膜RMの中心部は殆ど液相状態を保っている。
この後、基板Gは、プリベーク装置18へ移送され、上記のようなプリベーク処理を受ける。その際、基板G上の塗布膜RMは前工程の額縁発生抑制処理によってその周縁部付近が生乾きまたは半乾きの状態になっているので、プリベーク処理中に塗布膜RM内で中心部から周縁部へ液の流れが起こることはなく、したがって額縁現象が発生することはなく、塗布膜RMの平坦性が維持される。同様に、最後にバッチ式焼成装置20によって基板G上の塗布膜RMが焼き締められる時も、額縁現象が発生することはなく、塗布膜RMまたは機能性膜の平坦性が維持される。
本発明者が上記のような額縁発生抑制処理に関して実験を重ねた結果、塗布液に使用する薬剤や溶剤の種類にも因るが、塗布膜RMの中心部と周縁部との間におおよそ100℃以上の温度差をつけると、額縁現象を効果的に抑制できることがわかった。したがって、額縁発生抑制処理において塗布膜RMの中心部を常温に保つ場合は、塗布膜RMの周縁部を約125℃以上に加熱すればよく、好ましくは上記のように150℃以上に加熱すればよい。もっとも、加熱温度が高すぎると塗布膜RMの周縁部が沸騰して変質するので、通常は加熱温度を180℃以下にするのが望ましい。
上記した実施形態では2μm〜4μmにピーク波長を有するカーボンヒータ60を赤外線照射部に用いたが、他の波長領域にピーク波長を有する赤外線ランプを赤外線照射部に用いることも可能である。また、上記した実施形態では、矩形の基板Gに対応させて、赤外線照射室34を四辺形に形成し、その上に4本の棒状赤外線ランプ(カーボンヒータ)60(1),60(2),60(3),60(4)を配置した。しかし、たとえば、半導体ウエハのように基板が円形の場合は、赤外線照射室34を円環状に形成し、その上に1個の円環状赤外線ランプを配置する構成を採ることができる。

[他の実施形態または変形例]
上記した実施形態における額縁発生抑制装置16は、基板G上の塗布膜RMの周縁部と中心部との間に前者の温度が後者の温度よりも高い一定の温度差をつけるための加熱手段として赤外線照射部(カーボンヒータ60(1)〜60(4)、赤外線透過窓58、電源・制御基板72)を備えた。このような赤外線照射方式によれば、塗布膜RMの周縁部に対する局所加熱を高い加熱速度で精密に行うことが可能であり、額縁現象を効率的かつ十全に抑制することができる。
もっとも、本発明の別の実施形態として、図9に示すような局所加熱式の熱風ブロア80を備える装置構成や、図10に示すような局所加熱式のホットプレート90を備える装置構成も可能である。
図9において、熱風ブロア80は、外気を取り入れて熱風を発生する熱風発生器82と、基板G上の塗布膜RMの周縁部に熱風HAを当てるノズル84とを有している。熱風発生器82とノズル84との間には、熱風の流量または圧力を周回方向で均一化するためのマニホールド86を設けるのが好ましい。ノズル84は、水平支持部たとえばステージ88に水平に支持される基板G上の塗布膜RMの周縁部と対向して(その直上で)一周する回廊状または環状の吐出口84aを有し、その吐出口84aより熱風を塗布膜RMの周縁部に向けてカーテン状に吹き出すようになっている。熱風HAの温度は、塗布膜RMにおいて熱風HAを受けない常温の中心部と熱風HAを受けて加熱される周縁部との間に100℃以上の温度差がつくように調整され、たとえば180℃付近に設定される。
熱風ブロア方式の一変形例として、図示省略するが、塗布膜RMの周縁部に向けて熱風を棒状に吹き出すガン型の熱風ブロアを1本または複数本備え、塗布膜RMの周縁部に沿ってガン型ノズルを往復走査または巡回走査させる方式も可能である。
このような熱風ブロア方式によれば、額縁発生抑制の効率および精度にある程度の難を伴うが、基板G上の塗布膜RMの周縁部に対する限定的または局所的な熱風の吹き付けによって、塗布膜RMの中心部と周縁部との間に一定(100℃以上)の温度差をつけられることにより、塗布膜RMの周縁部から中心部へ向かう液の流れ(いわゆるマランゴニ対流)を発生させて、額縁現象を抑制することができる。
図10において、ホットプレート90は、水平支持部たとえば板状のベース92上に、基板Gの周縁部を載せる額縁状の面状ヒータ94と、基板Gの中心部を支持する複数の支持ピン96とを取り付けている。面状ヒータ94は、ヒータ電源・制御回路98より電力の供給を受けて発熱し、基板Gの裏側から基板G上の塗布膜RMの周縁部を局所的に加熱する。ベース92と面状ヒータ94との間には断熱材(図示せず)が設けられる。面状ヒータ94の発熱温度は、塗布膜RMにおいて面状ヒータ94と接触していない中心部と面状ヒータ94と接触している周縁部との間に100℃以上の温度差がつくように調整され、たとえば150℃付近に設定される。
このようなホットプレート方式によれば、額縁発生抑制の効率および精度にある程度の難を伴うが、基板G上の塗布膜RMの周縁部に対する限定的または局所的な熱伝導の加熱によって、塗布膜RMの中心部と周縁部との間に一定(100℃以上)の温度差をつけられることにより、塗布膜RMの周縁部から中心部へ向かう液の流れ(いわゆるマランゴニ対流)を発生させて、額縁現象を抑制することができる。
本発明の額縁発生抑制法おいては、処理中に、基板の周縁部を加熱する一方で、基板の中央部の温度上昇を抑制することが好ましい。したがって、たとえば、処理中に基板の裏面の中央部に限定して接触するような冷却板を使用または設置してもよい。これにより、基板周縁部からの熱伝導による基板中央部の温度上昇を十全に抑制することが可能であり、さらには基板周縁部と基板中央部の温度差を十全に維持することができる。あるいは、基板裏面の中央部に冷却風を当てる方法または構成を採ることもできる。
16 額縁発生抑制装置
26 本体
28 排気部
30 電装室
32 ランプ室
34 赤外線照射室
36L,36R L型レール
38 キャリア
40 水平支持部
50,66 通気孔
52,68 排気口
54,70 排気管
56 隔壁
56(IN) 内側遮光板
56(OUT) 外側遮光板
58 赤外線透過窓
60(1),60(2),60(3),60(4) カーボンヒータ
72 電源・制御基板
80 熱風ブロア
90 ホットプレート

Claims (17)

  1. 基板上に一面に形成された薬液の塗布膜においてその周縁部が乾燥の過程で高く盛り上がる額縁現象を抑制するための額縁発生抑制方法であって、
    前記基板上に薬液の塗布膜が形成された直後に、前記塗布膜の周縁部と中心部との間に前者の温度が後者の温度よりも高い一定の温度差をつけて、前記塗布膜を一定の段階まで乾燥させる額縁発生抑制方法。
  2. 前記温度差は100℃以上である、請求項1に記載の額縁発生抑制方法。
  3. 前記基板の上方から前記塗布膜の周縁部に局所的に赤外線を照射する、請求項1または請求項2に記載の額縁発生抑制方法。
  4. 前記赤外線は2μm〜4μmの領域にピーク波長を有する、請求項3に記載の額縁発生抑制方法。
  5. 前記基板の上方から前記塗布膜の周縁部に局所的に熱風を当てる、請求項1または請求項2に記載の額縁発生抑制方法。
  6. 前記基板の裏側から前記塗布膜の周縁部を局所的に熱伝導で加熱する、請求項1または請求項2に記載の額縁発生抑制方法。
  7. 基板上に一面に形成された薬液の塗布膜に対して、その周縁部が乾燥の過程で高く盛り上がる額縁現象を抑制するための処理を施す額縁発生抑制装置であって、
    前記基板を水平に支持するための水平支持部と、
    前記水平支持部に支持される前記基板上の前記塗布膜の周縁部に上方から局所的に赤外線を照射する赤外線照射部と
    を有する額縁発生抑制装置。
  8. 前記赤外線照射部は、
    前記水平支持部に支持される前記基板の周縁部の直上に位置する額縁状の赤外線透過窓と、
    前記赤外線透過窓の上に配置される赤外線ランプと、
    前記赤外線ランプを点灯駆動するためのヒータ駆動部と
    を有する、請求項7に記載の額縁発生抑制装置。
  9. 前記赤外線ランプは、前記赤外線透過窓と平行に配置される1本または複数本の棒状または環状の赤外線ランプを有する、請求項8に記載の額縁発生抑制装置。
  10. 前記赤外線ランプはカーボンヒータである、請求項8または請求項9に記載の額縁発生抑制装置。
  11. 前記赤外線透過窓は、前記水平支持部に支持される前記基板と前記赤外線ランプとを仕切る遮光性の隔壁に形成された額縁状の開口部に取り付けられる、請求項8〜10のいずれか一項に記載の額縁発生抑制装置。
  12. 前記水平支持部は、前記基板を水平姿勢で出し入れ可能に収容する赤外線照射室の中に設けられ、
    前記隔壁および前記赤外線透過窓は、前記赤外線照射室の天板を形成する、
    請求項11に記載の額縁発生抑制装置。
  13. 前記赤外線照射室には、外の空気を取り込むための第1の吸気口と、室内を排気するための第1の排気口とが設けられている、請求項12に記載の額縁発生抑制装置。
  14. 前記赤外線ランプは、前記隔壁を底壁とし、外の空気を取り込むための第2の吸気口と、室内を排気するための第2の排気口とが設けられているランプ室の中に配置されている、請求項8〜13のいずれか一項に記載の額縁発生抑制装置。
  15. 前記基板は、前記基板を載せる複数の支持ピンと、前記基板の横ずれを防ぐために前記基板の側面を保持する複数の保持部材とを備えている可搬性のキャリアを介して前記水平支持部に支持される、請求項7〜14のいずれか一項に記載の額縁発生抑制装置。
  16. 基板上に一面に形成された薬液の塗布膜に対して、その周縁部が乾燥の過程で高く盛り上がる額縁現象を抑制するための処理を施す額縁発生抑制装置であって、
    前記基板を水平に支持するための水平支持部と、
    前記水平支持部に支持される前記基板上の前記塗布膜の周縁部に上方から局所的に熱風を当てる熱風ブロアと
    を有する額縁発生抑制装置。
  17. 基板上に一面に形成された薬液の塗布膜に対して、その周縁部が乾燥の過程で高く盛り上がる額縁現象を抑制するための処理を施す額縁発生抑制装置であって、
    前記基板を水平に支持するための水平支持部と、
    前記水平支持部に支持される前記基板上の前記塗布膜の周縁部に前記基板の裏側から熱伝導によって局所的に加熱するホットプレートと
    を有する額縁発生抑制装置。
JP2012221216A 2012-10-03 2012-10-03 額縁発生抑制方法及び額縁発生抑制装置 Pending JP2014073438A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012221216A JP2014073438A (ja) 2012-10-03 2012-10-03 額縁発生抑制方法及び額縁発生抑制装置
KR1020130109049A KR20140043863A (ko) 2012-10-03 2013-09-11 액자 발생 억제 방법 및 액자 발생 억제 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012221216A JP2014073438A (ja) 2012-10-03 2012-10-03 額縁発生抑制方法及び額縁発生抑制装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014073438A true JP2014073438A (ja) 2014-04-24

Family

ID=50652102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012221216A Pending JP2014073438A (ja) 2012-10-03 2012-10-03 額縁発生抑制方法及び額縁発生抑制装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2014073438A (ja)
KR (1) KR20140043863A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016524121A (ja) * 2014-06-03 2016-08-12 アライド レイ テクノロジー カンパニー, リミテッドAllied Ray Technology Co., Ltd. コーティング硬化装置、コーティング硬化方法、およびこのための近赤外線ヒーティング装置
JP2020155496A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 芝浦メカトロニクス株式会社 基板処理装置及び基板処理方法
CN114054307A (zh) * 2020-07-30 2022-02-18 中外炉工业株式会社 边缘部平坦化设备及包括该设备的涂布干燥系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016524121A (ja) * 2014-06-03 2016-08-12 アライド レイ テクノロジー カンパニー, リミテッドAllied Ray Technology Co., Ltd. コーティング硬化装置、コーティング硬化方法、およびこのための近赤外線ヒーティング装置
JP2020155496A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 芝浦メカトロニクス株式会社 基板処理装置及び基板処理方法
JP7257199B2 (ja) 2019-03-18 2023-04-13 芝浦メカトロニクス株式会社 基板処理装置及び基板処理方法
CN114054307A (zh) * 2020-07-30 2022-02-18 中外炉工业株式会社 边缘部平坦化设备及包括该设备的涂布干燥系统

Also Published As

Publication number Publication date
KR20140043863A (ko) 2014-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101688689B1 (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP2013501908A (ja) 基板を熱加工するための装置及び処理チャンバ
JP2014073438A (ja) 額縁発生抑制方法及び額縁発生抑制装置
WO2015024339A1 (zh) 基板干燥装置及基板清洗系统
KR200482870Y1 (ko) 열처리 장치
TW201814779A (zh) 基板處理裝置
JP2008160011A (ja) 基板処理装置
JP2011106747A (ja) 基板乾燥方法、基板乾燥装置、基板の製造方法、及びフラットパネルディスプレイ
JP2008159768A (ja) ベーキング装置及び基板処理装置
JP2007085702A (ja) ガラス基板処理装置、ガラス基板処理システム及びガラス基板処理方法
US20160181133A1 (en) Substrate processing apparatus and substrate processing method
KR20080029812A (ko) 열처리장치
KR101464207B1 (ko) 평판 디스플레이 제조 장치 및 평판 디스플레이 제조에 사용되는 아이알 히터
JPH10223549A (ja) ランプアニール装置
JP4355182B2 (ja) 乾燥装置
US11527399B2 (en) Wafer cleaning apparatus based on light irradiation and wafer cleaning system including the same
JP3898579B2 (ja) 基板処理装置
CN107640911B (zh) 一种对玻璃基板进行烘干和冷却的方法及装置
JP2010080537A (ja) 基板処理装置
KR102371453B1 (ko) 기판 처리 장치 및 정전기 제거 방법
JP2008226934A (ja) 基板処理装置
KR102296277B1 (ko) 기판 처리 장치
JP6501469B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
KR101593493B1 (ko) 대면적 유리기판 열처리 장치
KR102402737B1 (ko) 박막 건조장치