JP2014071653A - 物品検査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送部3によって搬送される被検査物Wの品質データを取得し、予め設定された基準値と前記品質データとを比較して被検査物Wの品質の良否を検査する物品検査装置において、表示部6と、作業者ごとに作業者に対応して予め設定された少なくとも1つの表示形態の項目を記憶する記憶部とを備え、表示部6が、指定された作業者を表示するとともに、記憶部に記憶された表示形態の項目に従って、指定された作業者に対応した表示形態で表示することを特徴とする。
【選択図】図3
Description
このような従来の重量選別機は、搬送される被検査物の質量を測定し、得られた測定値が基準範囲内にあるか否かを判定し、基準範囲内の良品とそれ以外の不良品とを選別している。また、従来のX線異物検出装置は、搬送される被検査物にX線を照射し、この照射したX線の透過量から被検査物中に異物が混入しているか否かを検出している。また、従来の金属検出機は、搬送ラインに交番磁界を発生させておき、交番磁界中を各品種の被検査物を通過させ、磁界を通過しているときの検波出力から金属が混入しているか否かを検出している。
この物品検査装置に対して、多くの作業者が作業をすることができるので、作業経験が少ない者や作業経験の豊富な者、装置の操作内容を熟知している者や熟知していない者など、各作業者の操作レベルがそれぞれ異なっている。そのため、作業者によっては、面倒な作業が生じてしまうことがある。
特に、物品検査装置の表示が日本語表記でされた場合には、英語の得意な外国人には適さないので、作業の都度、英語表記に切り替える必要があり面倒な作業となってしまう。
また、装置の操作内容を熟知していない者に対応して装置の操作説明が表示されるガイダンスは、装置の操作内容を熟知している者には不要なので、ガイダンスのスキップなどの表示切替操作が面倒な作業となってしまう。また、各作業者によっては、文字サイズの大きさに好みがあり、文字サイズの選択のための表示切替操作も面倒な作業となってしまう。
このように、物品検査装置の表示画面に表示される表示形態を選択するのに手間が掛り、効率的な作業が促進できないという問題があった。
すなわち、指定された作業者の表示および前記指定された作業者に対応した表示形態の項目が一覧のテーブルで表示されるので、作業者が自分に設定されている表示形態の項目を容易に把握することができる。
特に、作業者に対応して設定された表示形態の項目で、例えば、言語、文字サイズ、説明1および説明2などの項目が表示され、表示形態がその項目に従って表示されるようにすることができる。その結果、作業者は、いちいち表示項目ごとに表示形態を選択させられるという煩わしさから解放され、物品検査装置における作業を円滑に進めることができる。日本語に不慣れで英語が得意な外国人作業者に対しては、英語表記で表示するよう、予め設定することができるので、日本語、英語の表記の選択をする手間を省くことができる。
また、作業経験の少ない作業者に対しては、前述のような説明1および説明2を表示画面に表示するようにして作業の促進を図ることができる。他方、作業経験の豊富な作業者に対しては、前述のような説明1および説明2の表示を省略するようにして作業の促進を図ることができる。
例えば、複数の作業者の表示および表示形態の項目が表示手段に表示された後、予め作業者に対応して設定されたバーコードを読み取って、予め記憶手段に記憶されたバーコードと照合することにより、該当する作業者を選択することができる。このバーコードにより作業者が選択されると、作業者に対応し決められた言語、文字サイズや説明1、説明2の扱いなどの表示形態の項目が、即実行されるよう構成することができ、表示形態の選択の必要がなくなる。
(実施形態)
図1〜図10は、本発明に係る物品検査装置を重量選別機1に適用した実施形態の一例を示している。
なお、本発明に係る物品検査装置は、実施形態に係る重量選別機1だけでなく、重量選別機1以外の他の装置で構成されていてもよい。例えば、搬送ラインに交番磁界を発生させておき、交番磁界中を各品種の被検査物を通過させ、磁界を通過しているときの検波出力から金属が混入しているか否かを検出する金属検出機で構成されていてもよい。また、搬送される被検査物にX線を照射し、この照射したX線の透過量から被検査物中に異物が混入しているか否かを検出するX線異物検出装置で構成されていてもよい。
このタッチパネルは、表示と入力の2つの機能を備えており、表示部6の外部から入力された画像情報を液晶ディスプレイの画面に表示するとともに、作業者がその画面に表示された文字や絵などの点または領域に手で触れた際に、触れられた画面位置の情報を感知して外部へ情報信号として出力するよう構成されている。
この図3に示すユーザーテーブルの紙面に向かって左側の列は、単に作業者を示す整理番号(No.)が1ないし6で表示されているが、作業者を示すIDや記号などの識別表示であってもよい。
整理番号の右列には、作業者の表示に対応する作業者の名称としての名前が表示されており、上から順にNo.1「山田○子」、No.2「佐藤○雄」、No.3「山下○マイク」、No.4「鈴木○美」、No.5「田中○朗」、No.6「木下○マリア」となっている。
名前の右欄には順に、言語、文字サイズ、説明1、説明2および最終ログイン日が表示されている。なお、現在作業をしている作業者から、他の作業者に切り替えるときには、前述のようなユーザーテーブルの表示を実行しなくとも、その切り替えた新たな作業者に対応して設定されている表示形態で、自動的に表示形態を表示するようにしてもよい。
文字サイズは、大、中、小と表示されているが、他の文字サイズを表示するようにしてもよい。例えば、ポイント活字の大きさを示す10ポイント程度から60ポイント程度の文字サイズを1ポイントないし数ポイントごとに設定して表示してもよい。
説明1は、重量選別機1の操作内容の説明であって、作業経験の少ない担当者向けの説明の表示となっている。この説明1は、いわゆるガイダンスやヘルプなどの操作や機能の内容の説明を表示画面に表示したもので、例えば、被検査物WにNG品が発生した場合の取扱方法や処置方法、記録データの回収方法などが含まれる。
最終ログイン日は、作業者が重量選別機1で最終に作業をした日が表示され、作業者ごとの重量選別機1の使用頻度の統計の参考などに使うことがてきる。
例えば、No.1の作業者「山田○子」の場合、「山田○子」の表示部分をタッチすると、図3の右上部分に「山田○子」が表示され、その下側にグループ表示の「担当者」が表示される。また、図4の右上部分の「山田○子」に近接して、「山田○子」の顔写真を表示するようにしてもよい。この顔写真の表示により、重量選別機1で作業する者が誰であるかが他の作業者などの第三者に知らせることができる。この顔写真の表示は、図4の右上部分だけでなく、中央部分の表示がされていない領域に拡大して表示するようにしてもよい。
また、作業者の名称の表示欄の表示は、識別コードなどのIDであってもよく、グループ表示であってもよい。例えば、「日本人 初心者グループ」、「日本人 管理者グループ」、「ブラジル人 初心者グループ」などのグルーブ表示であってもよい。
他方、文字サイズ大では、例えば、図9に示すように、表示画面の中央部上側に計量値が示され、その下側に比較的大きな文字で100.0gと表示される。この場合、文字サイズ小と比較して、表示画面から比較的離れた距離からでも作業者が表示内容を読むことができる。
このバーコードにより作業者が選択されると、作業者に対応し決められた言語、文字サイズや説明1、説明2の扱いなどの表示形態の項目が、即実行されるようになっている。
搬送部3は、ベルトコンベアBCから矢印A方向に流れてくる包装された生肉、魚、加工食品、医薬などの各種の被検査物Wを搬送するようになっている。搬送されてくる被検査物Wは助走コンベア3aにより、姿勢などが安定状態になり、秤量コンベア3bにより荷重センサに載荷され、さらに選別部5に搬送されるようになっている。
また、検出信号を後述する質量検出セクション12bおよび荷重センサ12aに出力するようになっている。
選別機構部5aは、例えば、押し出し型の選別機構により構成されている。選別機構部5aは、良品と不良品とを選別できるものであればよく、フリッパ機構、エアジェット機構およびドロップアウト機構などの何れかの選別機構で構成してもよい。
選別機構部5aは、上流の秤量コンベア3bから搬送される被検査物Wを搬送コンベア5bで矢印B方向に搬送している間に、後述する判定セクション12dの判定結果に基づいて被検査物Wに対して搬送ベルト5dの側面方向への押し出しやジェットエアーの吹き付けを行うようになっている。この選別機構部5aは、判定結果が不良品の被検査物Wを搬送ベルト5d上から排出し、判定結果が良品の被検査物Wと区別することにより選別を行っている。
荷重センサ12aは、電磁平衡機構、差動トランス機構および歪ゲージ機構などの何れかのはかり機構で構成される。電磁平衡機構では、天びんの片側に被検査物W、もう片側におもりとなる分銅を載せる代わりに、電気の力、すなわち電磁力を加えて、天びんを釣り合わせるようになっている。被検査物Wの重さにより、釣り合わせるのに必要な電気の量が変化することを利用し、天びんが釣り合ったとき、荷重センサ12aに生ずる電流を検知し、この電流の大きさに応じた信号を出力するようになっている。
いずれかの作業者が選択されると(S4)、例えば、作業者「山田○子」が選択されると、図4に示す表示画面の右上部分に選択された作業者「山田○子」および「山田○子」の顔写真が表示される(S5)。さらに、「山田○子」の下側に「山田○子」が重量選別機1の担当者であることが表示される。この選択された作業者は、本発明に係る物品検査装置における指定された作業者に対応している。
次いで、所定時間経過後に作業者「山田○子」の作業が終了したか否かが判断される(S7)。作業が終了していないと判断された場合には、さらに所定時間経過後に作業が終了したか否かが判断される(S7)。
すなわち、実施形態に係る重量選別機1は、搬送部3によって搬送される被検査物Wの品質データを取得し、予め設定された基準値と品質データとを比較して被検査物Wの品質の良否を検査するよう構成されている。そして、表示部6と、作業者ごとに作業者に対応して予め設定された少なくとも1つの表示形態の項目である言語、文字サイズ、説明1および説明2が含まれるユーザーテーブルを記憶する記憶部7とを備え、表示部6が、作業者の名前および表示形態の項目とを表示するよう構成されている。
すなわち、作業者の名前および前述のユーザーテーブルが表示画面に表示されるので、作業者が自分に設定されている表示形態の項目を容易に把握することができる。
特に、作業者に対応して設定された表示形態で言語、文字サイズ、説明1および説明2などの項目が表示されるので、作業者は、いちいち表示項目ごとに表示形態を選択させられるという煩わしさから解放され、重量選別機1における作業を円滑に進めることができる。日本語に不慣れで英語が得意な外国人作業者に対しては、英語表記で表示するよう、予め設定されるので、日本語、英語の表記の選択をする手間を省くことができる。
また、作業経験の少ない作業者に対しては、前述のような説明1および説明2を表示画面に表示するようにして作業の促進を図ることができる。他方、作業経験の豊富な作業者に対しては、前述のような説明1および説明2の表示を省略するようにして作業の促進を図ることができる。
また、表示画面には、作業者の名前および作業者の顔写真が表示されるので、作業者の名前および顔写真の表示により、重量選別機1で作業する者が誰であるかが他の作業者などの第三者が容易に把握することができ、作業者が誰であるかを探すか必要が解消され、他の作業者の作業の効率化も促進される。
例えば、ユーザーテーブルが表示部6に表示された後、予め作業者に対応して設定されたバーコードを読み取って、予め記憶部7に記憶されたバーコードと照合することにより、該当する作業者を選択することができる。このバーコードにより作業者が選択されると、作業者に対応し決められた言語、文字サイズや説明1、説明2の扱いなどの表示形態の項目が、即実行されるようになっているので、表示形態の選択の必要がなくなる。
また、ユーザーテーブルの作業者の名前の表記欄に、日本語表記および英語表記を併記することにより、日本語および英語の双方が一度に表示されるので、多くの作業者がユーザーテーブルを容易に把握することができる。
しかしながら、本発明に係る物品検査装置においては、予め設定されたユーザーテーブル以外のユーザーテーブルを表示部に表示するようにしてもよい。
例えば、予め設定されたユーザーテーブルを、物品検査装置での作業中に、表示形態の項目を追加、削除したり、文字サイズの大きさを変更したりした場合に、追加、削除および変更後の新たなユーザーテーブルとして更新し、更新されたユーザーテーブルを記憶手段に記憶し、この新たなユーザーテーブルを表示手段に表示するようにしてもよい。
2 装置本体
3 搬送部(搬送手段)
4 投受光部
5 選別部
6 表示部(表示手段)
7 記憶部(記憶手段)
8 選択部(作業者選択手段)
9 電源部
11 搬送制御部
12 重量選別部
13 操作部
14 収納筐体
Claims (5)
- 搬送手段(3)によって搬送される被検査物(W)の品質データを取得し、予め設定された基準値と前記品質データとを比較して前記被検査物の品質の良否を検査する物品検査装置において、
表示手段(6)と、
作業者ごとに前記作業者に対応して予め設定された少なくとも1つの表示形態の項目を記憶する記憶手段(7)とを備え、
前記表示手段が、指定された作業者を表示するとともに、前記記憶手段に記憶された前記表示形態の項目に従って、前記指定された作業者に対応した表示形態で表示することを特徴とする物品検査装置。 - 前記作業者の表示は、作業者の名称および作業者の顔写真のうち少なくともいずれか1つからなることを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置。
- 前記表示手段は、複数の作業者の表示をすることができ、
前記表示手段により表示された前記複数の作業者の中から、いずれかの作業者を選択することができる作業者選択手段(8)をさらに備え、
前記作業者選択手段が、前記作業者ごとに設定されたバーコード、前記作業者ごとに設定されたタグ、前記作業者ごとに設定された認証カードのいずれかに基づいて前記作業者を選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品検査装置。 - 前記表示形態の項目は、言語を含むことを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置。
- 前記作業者の名称は、日本語表記および英語表記を含む少なくとも2種類の表記からなることを特徴とする請求項2に記載の物品検査装置。
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