JP2005121412A - 検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査対象物品の寸法に関するデータの誤入力を低減又は回避し得る検査装置を得る。
【解決手段】表示画面11a上には、ミリメートル単位の目盛50が実寸大で表示されている。また、表示画面11a上には、数値入力ウインドウとしてのテンキー51が、目盛50と並列的に表示されている。作業者は、物品15を表示画面11aに近接又は当接させ、表示画面11a上に表示されている目盛50を用いて、搬送方向に関する物品15の長さLを測定する。その後、作業者は、そのようにして測定した物品15の長さLの測定値を、テンキー51を用いて入力する。作業者による確認の便宜のため、入力された測定値は表示画面11a上に表示される。
【選択図】図4

Description

本発明は、重量検査装置、X線異物検出装置、金属検出機、シールチェッカ等の検査装置に関する。
ベルトコンベアによって検査対象物品を搬送しながら重量の検査が実行される重量検査装置が、下記特許文献1に開示されている。当該重量検査装置では、ベルトコンベアの振動荷重等が検査に及ぼす影響を除去すべく、ローパスフィルタが設けられている。そして、ベルトコンベアの駆動速度と、搬送方向に関する検査対象物品の寸法とに基づいて、最適なフィルタリング条件が自動的に設定される。搬送方向に関する検査対象物品の寸法を検査装置に教示するにあたり、当該重量検査装置では、長さの目盛りがプリントされたシール(以下「目盛シール」)が装置の筐体に貼付されており、作業者がこの目盛シールを用いて検査対象物品のサンプルの寸法を測定し、その測定結果を検査装置にデータ入力する。あるいは、ベルトコンベアの駆動速度と、搬送経路上の所定箇所を検査対象物品が通過するのに要した時間を光センサで検出した結果とに基づいて、検査対象物品の寸法が算出され、その算出結果が自動的に検査装置にデータ入力される。
特公平8−27209号公報
しかしながら、重量検査装置の筐体に貼付された目盛シールを用いて検査対象物品の寸法を測定するという方法では、目盛シールで測定してから測定結果をデータ入力するまでの作業者の目線の移動が大きいこと等に起因して、その間の作業者の記憶変化によってデータの誤入力が生じる可能性が比較的高いという問題がある。また、貼付されていた目盛シールが剥がれて、検査対象物品に異物として混入するおそれがあるという問題もある。
また、ベルトコンベアの駆動速度と検査対象物品の通過所要時間とに基づいて検査対象物品の寸法を算出するという方法では、チャタリングに起因する誤検出や、ベルトコンベア上での検査対象物品の滑りに起因する誤検出等の影響で、データの誤入力が生じる可能性があるという問題がある。
本発明はかかる問題を解決するために成されたものであり、搬送方向に関する検査対象物品の寸法に基づいて稼動条件が決定される検査装置において、検査対象物品の寸法に関するデータの誤入力を低減又は回避し得る検査装置を得ることを目的とする。
この発明のうち請求項1に記載の検査装置は、検査対象物品を搬送しながら検査を行い、前記検査対象物品の寸法に応じて稼動条件が決定される検査装置であって、表示画面を有する表示手段と、前記表示画面上に長さの目盛を実寸大で表示させる目盛表示制御手段と、前記目盛を用いて測定された測定値を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された前記測定値に基づいて前記稼動条件を決定する条件決定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明のうち請求項2に記載の検査装置は、請求項1に記載の検査装置において特に、前記入力手段は、数値入力ウインドウを、前記目盛の表示と並列的に前記表示画面上に表示させる入力表示制御手段と、前記測定値を前記数値入力ウインドウから入力させる測定値入力手段と、を有することを特徴とする。
この発明のうち請求項3に記載の検査装置は、請求項1に記載の検査装置において特に、前記入力手段は、前記表示画面上で前記目盛上のポイントを指定するポイント指定手段と、前記目盛上で前記ポイントが指示する長さを前記測定値として入力する測定値入力手段と、を有することを特徴とする。
この発明のうち請求項4に記載の検査装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の検査装置において特に、前記目盛表示制御手段は、あらかじめ設定された複数の長さ単位から一の長さ単位を選択させる単位選択手段と、前記一の長さ単位に対応する目盛を前記目盛として前記表示画面上に表示させる単位別目盛表示手段と、を有することを特徴とする。
この発明のうち請求項5に記載の検査装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の検査装置において特に、前記目盛表示制御手段は、前記入力手段によって入力された前記測定値を、前記目盛に対応させて前記表示画面上に表示させることを特徴とする。
この発明のうち請求項6に記載の検査装置は、請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の検査装置において特に、前記測定値の許容範囲があらかじめ設定されており、前記測定値として、前記許容範囲外の値が前記入力手段から入力されたときに警告を発する警告手段、をさらに備えることを特徴とする。
この発明のうち請求項7に記載の検査装置は、請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の検査装置において特に、前記測定値の許容範囲があらかじめ設定されており、前記測定値として、前記許容範囲外の値を前記入力手段から入力することを禁止する禁止手段、をさらに備えることを特徴とする。
この発明のうち請求項8に記載の検査装置は、請求項6または請求項7に記載の検査装置において特に、前記許容範囲の上限値は、前記表示画面上に表示された前記目盛の表示最大値に応じて設定されることを特徴とする。
この発明のうち請求項9に記載の検査装置は、請求項1ないし請求項8のいずれか一つに記載の検査装置において特に、前記測定値として、前記搬送の方向に関して規定し得る前記検査対象物品の最大寸法が入力されることを特徴とする。
請求項1ないし請求項9のそれぞれに記載の検査装置によれば、作業者は、表示画面上に表示された実寸大の目盛を用いて検査対象物品の寸法を測定した後、そのようにして測定された寸法の測定値を、入力手段によって入力することができる。従って、検査装置の筐体に貼付された目盛シールを用いて検査対象物品の寸法を測定する場合と比較すると、作業者によって寸法の測定値が誤入力される可能性を低減することができる。しかも、筐体に貼付された目盛シールが剥がれて検査対象物品に混入するという事態を回避することもできる。
請求項2に記載の検査装置によれば、目盛の表示と並列的に数値入力ウインドウが表示画面上に表示されるため、目盛が表示された画面と数値入力ウインドウとを切り換えて表示する場合と比較すると、作業者によって寸法の測定値が誤入力される可能性を低減することができる。
請求項3に記載の検査装置によれば、作業者が、表示画面上で検査対象物品の一端を目盛の始端に位置合わせした状態で、検査対象物品の他端に対応する目盛上のポイントを指定することによって、検査対象物品の寸法が求められる。そして、そのようにして求められた寸法の測定値は、作業者による操作入力作業を介在することなく、測定値入力手段によって自動的に入力される。従って、作業者によって寸法の測定値が誤入力される可能性を回避することができる。
請求項4に記載の検査装置によれば、ミリメートル単位やインチ単位等の様々な長さ単位別の目盛を表示させることができるため、ユーザの利便性を向上することができる。
請求項5に記載の検査装置によれば、目盛に対応させて表示画面上に表示された測定値を参照することにより、作業者は、寸法の測定値の入力に誤りがあったか否かを容易に確認することができる。
請求項6または請求項7に記載の検査装置によれば、所定の許容範囲を逸脱した寸法の測定値を入力しようすると警告が発せられ、あるいはそのような入力そのものが禁止されるため、寸法の測定値に大幅な誤りが生じたまま稼動条件が決定されてしまうことを容易に防止することができる。
請求項8に記載の検査装置によれば、目盛の表示最大値に応じて許容範囲の上限値が設定されているため、表示画面上に表示された目盛では計測できないような大きな値が、寸法の測定値として誤って入力されてしまうことを容易に防止することができる。
請求項9に記載の検査装置によれば、搬送方向に関して規定し得る検査対象物品の最大寸法が測定されて入力される。従って、請求項9に記載の検査装置が、搬送方向の寸法に応じてフィルタリング条件が決定される重量検査装置に適用される場合において、たとえ寸法の測定又はその入力に誤りが生じたとしても、その誤りに起因する弊害は処理速度の低下だけで済み、重量の検査精度が低下することを防止することができる。
以下、重量検査装置を例にとり、本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明は、重量検査装置に限定されるものではなく、X線異物検出装置、金属検出機、シールチェッカ等の、検査対象物品を搬送しながら検査を行い、搬送方向に関する検査対象物品の寸法に応じて稼動条件が決定されるタイプの、あらゆる検査装置に適用することが可能である。
図1は、本発明の実施の形態に係る重量検査装置100の構成を模式的に示す正面図である。重量検査装置100は、計量部1と、計量部1の上流側(搬入端側)に配設された取り込み部2と、計量部1の下流側(搬出端側)に配設された振り分け部3とを備えている。
計量部1は、モータ(図示しない)に接続されたローラとアイドルローラとによって架張された搬送用ベルト4を有するベルトコンベア機構を、ロードセル方式又はフォースバランス方式の計量器5によって支持させて構成されている。計量部1は、検査対象物品である物品15を搬送用ベルト4によって搬送しながら、物品15の重量を計量器5によって計量する。物品15は、例えば、あらかじめ計量梱包されたパック詰め商品等である。
取り込み部2は、搬送用ベルト6を有するベルトコンベア機構を備えており、複数の物品15を同一方向に整列させて等間隔で計量部1へ送り込む。取り込み部2には、搬送用ベルト4の上流端に位置する光電センサ7が配設されており、光電センサ7は、搬送用ベルト4の上流端に物品15の先端が差し掛かったことを検出可能である。
また、重量検査装置100は、基台12によって床面13上に設置された本体部10を有しており、本体部10には、後述する制御部20と、表示画面11aを有する表示装置(LCD装置、PDP表示装置等)11とが組み込まれている。表示画面11aにはタッチパネル機能が備えられており、表示画面11aは、作業者によって画面の視認及びタッチ操作が容易な位置に配設されている。計量部1及び取り込み部2は、本体部10によって支持されている。
振り分け部3は、搬送用ベルト8と物品選別用の可動アーム9とを有しており、計量部1から送り出された物品15を、計量部1による計量結果に基づいて、良品(正量品)と不良品(過量品又は軽量品)とに振り分ける。振り分け部3は、基台14によって床面13上に配置されている。
図2は、制御部20の構成を示すブロック図である。制御部20は、CPU23、ROM24、RAM25、及びインタフェース26,27を有するマイクロコンピュータ28と、ディジタルフィルタ21及び計量データ記憶回路22とを備えている。
ディジタルフィルタ21は、搬送用ベルト4の振動荷重や物品15自身の振動荷重が検査に及ぼす影響を除去するためのローパスフィルタである。ディジタルフィルタ21には、計量器5から図示しない前置増幅器を介して計量データD1が入力される。後述するように、ディジタルフィルタ21は、間引き数Nや計量データD1の取り込み時期等のフィルタリング条件が、マイクロコンピュータ28からのデータD6によって可変に設定できるよう構成されている。
計量データ記憶回路22は、ディジタルフィルタ21から送られてきた計量データD2を複数個格納することが可能である。
マイクロコンピュータ28は、計量データ記憶回路22から計量データD3を、光電センサ7から検出信号D4を、後述する入力手段30からデータD5a,D5bを、それぞれ入力し、ディジタルフィルタ21へデータD6を、計量データ記憶回路22へ制御信号D7を、表示手段11へデータD8を、それぞれ出力する。
図3は、フィルタリング条件の設定に関してマイクロコンピュータ28が有する機能を示すブロック図である。マイクロコンピュータ28は、設定値記憶手段40、ベルト速度制御手段41、再検知禁止時間演算手段42、物品搬送時間演算手段43、間引き周期演算手段44、フィルタリング時間演算手段45、サンプリング時間演算手段46、計量データ出力手段47、及び自動零点禁止時間演算手段48を備えるようにプログラムされている。
設定値記憶手段40は、入力手段30から入力された、搬送用ベルト4の運転速度Vと、搬送方向に関する物品15の長さLとを記憶する。長さLの測定手法及びデータ入力手法については、後に詳述する。
ベルト速度制御手段41は、搬送用ベルト4の運転速度が速度Vとなるように調整を行う。
再検知禁止時間演算手段42は、光電センサ7によって物品15が検出された時点から、物品15が搬送用ベルト4に完全に乗り移るまでの時間、つまり再検知禁止時間T0を、速度Vと長さLとに基づいて、
0=L/{(V+搬送用ベルト6の速度)/2}
として算出する。
物品搬送時間演算手段43は、光電センサ7によって物品15が検出された時点から、物品15の先端が搬送用ベルト4の下流端に到達するまでの時間、つまり物品搬送時間T1を、速度Vと長さLとに基づいて、
1={(搬送用ベルト4のベルト長−L)/V}+T0
として算出する。
間引き周期演算手段44は、時間T0,T1と、必要とする計量データの数P(例えば4)とに基づいて、ディジタルフィルタ21での応答を規定する間引き数N、つまりサンプリングされた重畳信号の出力間隔をサンプリング周期ΔTの倍数で表した数を算出する。
フィルタリング時間算出手段35は、間引き数Nからディジタルフィルタ21の応答時間TNを算出する。
サンプリング時間演算手段46は、時間T0,T1,TNに基づいて、計量データを取り込むことが可能な時間T3を、
3=T1−T0−TN
として算出する。
計量データ出力手段47は、計量データ記憶回路22に格納されている複数の計量データD3の中から最も確からしいデータを選択して出力する。
自動零点禁止時間演算手段48は、速度V、長さL、及びディジタルフィルタ21の応答時間TNに基づいて、自動零点禁止時間T4を、
4=(L/V)+TN
として算出する。
図2を参照し、計量に先立って、搬送用ベルト4の運転速度Vに関するデータD5aと、搬送方向に関する物品15の長さLについてのデータD5bとが、入力手段30からマイクロコンピュータ28に入力される。すると、マイクロコンピュータ28は、入力されたデータD5aに基づいて搬送用ベルト4,6を駆動させ、上記の時間T0,T1を算出する。さらに、時間T0,T1と、予め設定されている上記の計量データの数Pと、ディジタルフィルタ21の基本サンプリング周期ΔT(例えば0.5ms)とに基づいて、フィルタリング動作が許可される時間内で計量データ数Pを得ることができる最大の間引き数Nを算出し、データD6としてディジタルフィルタ21に入力する。
この状態で、搬送用ベルト6によって送り込まれてきた物品15の先端が搬送用ベルト4の上流端に到達すると、光電センサ7からマイクロコンピュータ28に検出信号D4が入力される。マイクロコンピュータ28は、光電センサ7から検出信号D4が入力された時点からさらに時間T0の間、光電センサ7に対して物品15の検出を禁止する。これは、物品15が搬送用ベルト6から搬送用ベルト4に完全に乗り移る前に、光電センサ7が一つの物品15を複数の物品15として検出しないようにするための措置である。時間T0が経過して物品15が搬送用ベルト4に完全に乗り移った時点で、マイクロコンピュータ28はディジタルフィルタ21に動作命令を入力して、計量器5からの計量データD1を一定のサンプリング周期ΔTでサンプリングさせる。
ディジタルフィルタ21は、サンプリング周期ΔTで取り込んだ計量データD1を、マイクロコンピュータ28から指示された間引き数Nに一致して順次間引いて、計量データD1に含まれている高周波成分を除去する。
上記の応答時間TNが経過し、ディジタルフィルタ21から計量データD2が出力され始めると、マイクロコンピュータ28は、制御信号D7に基づいて、軽量データ記憶回路22に複数の計量データD2を順次格納させる。マイクロコンピュータ28は、あらかじめ演算により求めた上記の時間T3が経過した時点でディジタルフィルタ21のサンプリング動作を停止させ、以後に信頼性の低い計量データが取り込まれることを防止する。
マイクロコンピュータ28は、計量データ記憶回路22に格納されている複数の計量データD2を計量データD3として読み出し、複数の計量データD3の中から最も確からしいデータD8(例えば最高値、平均値、多頻度値等)を選択する。データD8は表示手段11に送られ、物品15の計量結果として表示画面11a上に表示される。
以上のように、本実施の形態に係る重量検査装置100においては、搬送用ベルト4の運転速度Vと、搬送方向に関する物品15の長さLとを入力手段30から入力することにより、条件決定手段としてのマイクロコンピュータ28が、入力された速度V及び長さLに基づいて、ディジタルフィルタ21のフィルタリング条件、つまり装置の稼動条件を自動的に設定するよう構成されている。なお、検査対象である物品15が複数存在する場合は、装置の稼動条件を設定するための上記の処理は、全ての物品15に関して行う必要はなく、複数の物品15の中から任意に抽出した1個(又は複数個)のサンプルに関してのみ行えば足りる。
以下、搬送方向に関する物品15の長さLを入力手段30から入力するにあたっての、長さLの測定手法及びデータ入力手法について説明する。なお、以下の説明において、表示画面11a上への画像の表示は、図2に示したマイクロコンピュータ28が表示装置11を制御することによって行われる。
図4は、表示画面11a上に表示されている画像の第1の例を示す正面図である。表示画面11a上には、ミリメートル単位の目盛50が実寸大で表示されている。また、表示画面11a上には、数値入力ウインドウとしてのテンキー51が、目盛50と並列的に表示されている。作業者は、物品15を手に持って表示画面11aに近接又は当接させ、表示画面11a上に表示されている目盛50を用いて、搬送方向に関する物品15の長さLを測定する。その後、作業者は、そのようにして測定した物品15の長さLの測定値を、テンキー51を用いて入力する。作業者による確認の便宜のため、入力された測定値は表示画面11a上に表示される。
図4に示した例によると、作業者は、表示画面11a上に表示されている実寸大の目盛50を用いて物品15の長さLを測定した後、そのようにして測定した長さLの測定値を、同じく表示画面11a上に表示されているテンキー51から入力することができる。従って、検査装置の筐体に貼付された目盛シールを用いて物品15の長さLを測定する従来の装置と比較すると、目盛50、テンキー51、及び測定値の表示が空間的に近い場所に存在する(特にこの例では一つの表示画面11a上にまとめられている)ため、作業者によって長さLの測定値が誤入力される可能性を低減することができる。しかも、筐体に貼付された目盛シールが剥がれて物品に混入するという事態を回避することもできる。
なお、図4には、目盛50とテンキー51とが同一画面上に並列的に表示された場合を示したが、目盛50が表示された画面と、テンキー51が表示された画面とを切り換えて表示してもよい。但し、同一画面上に並列的に表示させる場合には、作業者による画面の切り換え作業が不要となるため、作業者によって長さLの測定値が誤入力される可能性はより低い。
図5は、表示画面11a上に表示されている画像の第2の例を示す正面図である。図4に示した例と同様に、表示画面11a上には実寸大の目盛50が表示されている。一方、図4に示した例とは異なり、図5に示した例では、表示画面11a上にテンキー51が表示されていない。作業者は、物品15を表示画面11aに近接又は当接させ、搬送方向に関する物品15の一端を目盛50の始端(0mm)に位置合わせする。そして、作業者は、物品15の他端に対応する目盛50上のポイントを、ライトペン53や指先等によるタッチによって指定する。すると、目盛50上でポイントが指示する長さが、物品51の長さLとして自動的に入力される。例えば、図2に示したCPU23が、目盛50の始端に対応する表示画面11a内の位置座標と、指定されたポイントに対応する表示画面11a内の位置座標との差分値を算出し、その差分値を長さLに変換して入力する。あるいは、座標と長さとの対応関係が記述された変換テーブルをあらかじめROM24内に記憶しておき、指定されたポイントの位置座標に対応する長さを変換テーブルから導き出して、長さLとして入力する。なお、図5に示した例では、図4に示した例と同様に、作業者による確認の便宜のため、入力された値が表示画面11a上に表示されている。また、入力を取り消したい場合には、表示画面11a上に表示されている消去ボタン54をタッチすればよい。
図4に示した例によると、作業者が、表示画面11a上で物品15の一端を目盛50の始端に位置合わせした状態で、物品15の他端に対応する目盛50上のポイントを指定することによって、物品15の長さLが求められる。そして、そのようにして求められた長さLの測定値は、作業者による操作入力作業を介在することなく自動的に入力される。従って、作業者によって長さLの測定値が誤入力される可能性を回避することができる。
図6は、表示画面11a上に表示されている画像の第3の例を示す正面図である。図4,5を参照して、表示画面11a上には、あらかじめ設定された目盛の単位を選択するためのボタン52a,52bが表示されている。図4,5に示した例ではいずれもミリメートル単位に対応するボタン52aが選択されていたため、表示画面11a上には、ミリメートル単位の目盛50が表示されている。例えば図4に示した例において、作業者がインチ単位に対応するボタン52bにタッチすると、図6に示すように、ミリメートル単位の目盛50がインチ単位の目盛55に切り替わる。また、インチ単位の目盛55は米国のユーザによって使用される可能性が高いことを考慮して、画面上の表示言語が全て日本語から英語に切り替わる。例えば、日本語表記のテンキー51及びボタン52a,52bが、それぞれ英語表記のテンキー56及びボタン57a,57bに切り替わる。複数種類の画像データをROM24又はRAM25内にあらかじめ記憶しておき、作業者によってボタン52a,52bのいずれが選択されたかに応じて、対応する画像を選択して表示画面11a上に表示することにより、これを実現することができる。
このように、ミリメートル単位やインチ単位等の様々な長さ単位別の目盛50,55を切り換えて表示させることにより、ユーザの利便性を向上することができる。
図7は、表示画面11a上に表示されている画像の第4の例を示す正面図である。上記の第1〜第3の例において、長さLの測定値が入力された後、目盛50,55の全長のうち、入力された測定値に対応する長さ部分のみが、残余の長さ部分と目視にて識別可能なようにグラフィック表示されている。つまり、入力された測定値が目盛50,55上においてどの長さに対応するかが、目盛50,55に沿って表示画面11a上にグラフィック表示されている。図7に示した例では、入力された測定値が100.0mmであるため、目盛50の全長のうち0〜100.0mmの部分58のみが、残余の部分と異なる色で着色表示されている。例えば、長さLの測定値が入力された後に、目盛50,55の画像が上記に即して部分的に書き換えられた画面を再表示することにより、これを実現することができる。
作業者は、図7に示した表示画面11a上において、物品15を目盛50に近接又は当接させて長さを比較することにより、長さLの測定値の入力に誤りがあったか否かを容易に確認することができる。
上記の第1〜第4の例において、長さLの測定値に関する入力の許容範囲があらかじめ設定されてROM24又はRAM25内に記憶されており、また、その許容範囲が表示画面11a上に表示されている。例えば図4に示した例では、許容範囲は10〜240mmに設定されている。作業者がこの許容範囲外の値を長さLの測定値として入力しようとした場合、その測定値を一旦入力した上で、測定値が誤入力されていることを警告するメッセージが、表示画面11a上に表示される。あるいは、そのような許容範囲外の測定値の入力自体を受け付けることなく、測定値が誤入力されていることを警告するメッセージが、表示画面11a上に表示される。但し、表示画面11a上にメッセージを表示するのではなく、図示しないスピーカーから音声によって通知してもよい。例えば、長さLの測定値が入力されると、CPU23が、その入力値と、ROM24又はRAM25内に記憶されている許容範囲の上限値及び下限値とを比較し、入力値が上限値を上回るか下限値を下回る場合に上記の警告・禁止処理を行う。なお、許容範囲の上限値は、表示画面11aの画面サイズとの関係で、表示画面11a上に表示することが可能な目盛50,55の表示最大値に応じて設定するとよい。例えば図4に示した例において、表示画面11aの横方向の寸法LMが例えば240mmである場合は、表示画面11a上には最長240mmの目盛50を表示可能であるため、許容範囲の上限値も240mmに設定されている。
許容範囲を逸脱した長さLの測定値を入力しようすると警告が発せられ、あるいはそのような入力そのものが禁止されるため、長さLの測定値に大幅な誤りが生じたまま稼動条件が決定されてしまうことを容易に防止することができる。また、目盛50,55の表示最大値に応じて許容範囲の上限値を設定することにより、表示画面11a上に表示された目盛50,55では計測できないような大きな値が、長さLの測定値として誤入力されてしまうことを容易に防止することができる。
次に、長さLとして測定・入力すべき寸法の選択について説明する。図8は、物品15の上面図である。物品15は、短辺A1と長辺A2とから成る長方形の上面構造を有している。図1に示した例では、例えば物品15の搬送方向が長辺A2に沿った方向である場合には、長辺A2の長さが図4〜7で説明した手法によって測定され、長さLの測定値として入力される。しかしながら、物品15の搬送方向が短辺A1に沿った方向であるか長辺A2に沿った方向であるかに拘わらず、対角線A3の寸法を測定して長さLの測定値として入力してもよい。つまり、搬送方向に関して規定し得る物品15の最大寸法(四角形の場合は対角線)を、長さLとして測定・入力してもよい。
搬送方向に関する物品15の実際の寸法よりも短い長さを長さLとして誤って入力してしまった場合には、それに起因して重量の検査精度が低下する事態が生じ得る。例えば、物品15が搬送用ベルト6から搬送用ベルト4に完全に乗り移る前に光電センサ7の再検出禁止が解除されてしまうため、光電センサ7が一つの物品15を複数の物品15として検出してしまうという状況が発生し得る。これに対して、搬送方向に関して規定し得る物品15の最大寸法を長さLとして測定・入力した場合は、たとえ長さLの測定又はその入力に多少の誤りが生じたとしても、搬送方向に関する物品15の実際の寸法よりも短い長さが長さLとして入力されてしまうことがないため、その誤りに起因する弊害は処理速度の低下だけで済み、重量の検査精度が低下することを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る重量検査装置の構成を模式的に示す正面図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 フィルタリング条件の設定に関してマイクロコンピュータが有する機能を示すブロック図である。 表示画面上に表示されている画像の第1の例を示す正面図である。 表示画面上に表示されている画像の第2の例を示す正面図である。 表示画面上に表示されている画像の第3の例を示す正面図である。 表示画面上に表示されている画像の第4の例を示す正面図である。 物品の上面図である。
符号の説明
1 計量部
4 搬送用ベルト
5 計量器
11 表示装置
11a 表示画面
21 ディジタルフィルタ
28 マイクロコンピュータ
30 入力手段
50,55 目盛
51,56 テンキー
52a,52b,57a,57b ボタン
53 ライトペン
58 部分
100 重量検査装置

Claims (9)

  1. 検査対象物品を搬送しながら検査を行い、前記検査対象物品の寸法に応じて稼動条件が決定される検査装置であって、
    表示画面を有する表示手段と、
    前記表示画面上に長さの目盛を実寸大で表示させる目盛表示制御手段と、
    前記目盛を用いて測定された測定値を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された前記測定値に基づいて前記稼動条件を決定する条件決定手段と、
    を備える、検査装置。
  2. 前記入力手段は、
    数値入力ウインドウを、前記目盛の表示と並列的に前記表示画面上に表示させる入力表示制御手段と、
    前記測定値を前記数値入力ウインドウから入力させる測定値入力手段と、
    を有する、請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記入力手段は、
    前記表示画面上で前記目盛上のポイントを指定するポイント指定手段と、
    前記目盛上で前記ポイントが指示する長さを前記測定値として入力する測定値入力手段と、
    を有する、請求項1に記載の検査装置。
  4. 前記目盛表示制御手段は、
    あらかじめ設定された複数の長さ単位から一の長さ単位を選択させる単位選択手段と、
    前記一の長さ単位に対応する目盛を前記目盛として前記表示画面上に表示させる単位別目盛表示手段と、
    を有する、請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の検査装置。
  5. 前記目盛表示制御手段は、前記入力手段によって入力された前記測定値を、前記目盛に対応させて前記表示画面上に表示させる、請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の検査装置。
  6. 前記測定値の許容範囲があらかじめ設定されており、
    前記測定値として、前記許容範囲外の値が前記入力手段から入力されたときに警告を発する警告手段、
    をさらに備える、請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の検査装置。
  7. 前記測定値の許容範囲があらかじめ設定されており、
    前記測定値として、前記許容範囲外の値を前記入力手段から入力することを禁止する禁止手段、
    をさらに備える、請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の検査装置。
  8. 前記許容範囲の上限値は、前記表示画面上に表示された前記目盛の表示最大値に応じて設定される、請求項6または請求項7に記載の検査装置。
  9. 前記測定値として、前記搬送の方向に関して規定し得る前記検査対象物品の最大寸法が入力される、請求項1ないし請求項8のいずれか一つに記載の検査装置。
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