JP2014070819A - 室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室外機の組立性を向上させる
【解決手段】室外機は、ケーシング内の所定固定位置に配置された状態でケーシングの前板46に固定される加湿ユニットを備えている。加湿ユニットには突起部(第1係合部)66が設けられており、ケーシングの前板46には切欠き(第2係合部)46dが設けられている。突起部66と切欠き46dとが係合されることで、加湿ユニットは所定固定位置に配置される。
【選択図】図14

Description

本発明は、例えば加湿ユニットなどの付加機能ユニットを備える室外機に関するものである。
空気調和機は、室内機と室外機で構成されており、室外機は、ファン、熱交換器および圧縮機等の内部機器と、これらを収容するケーシングとを備えている。例えば特許文献1、2の室外機においては、ファンは、熱交換器の前方に配置されており、ファンを駆動するファンモータは、モータと熱交換器との間に配置されたモータ支持部材によって支持されている。このモータ支持部材は、ケーシングの底板と熱交換器の上端に取り付けられている。
特許文献1では、モータ支持部材には、前方に延びる前面側支持部が設けられており、この前面側支持部と、ケーシング内を送風室と機械室とに仕切る仕切り板の上に、スイッチボックスが支持されている。
また、従来から、空気調和機として、外気から水分を取り込んで加湿空気を生成して室内に供給する加湿運転を行うものがある。例えば特許文献2では、加湿空気を生成する加湿ユニットが、室外機の上に併設されている。
近年では、室外機の小型化のために、加湿ユニットを室外機の内部に設けることが提案されている。この場合の加湿ユニットの取付構造の一例として、加湿ユニットを、特許文献1のスイッチボックスのように、モータ支持部材から前方に延びる前面側支持部と仕切板の上に支持させて、ケーシングと加湿ユニットをネジ等で固定する場合がある。
特開2003−106571号公報 特開2004−053198号公報
しかしながら、加湿ユニットが、モータ支持部材の前面側支持部と仕切板だけで支持される場合、加湿ユニットの自重によって、加湿ユニットと前面側支持部がたわんでしまう場合がある。ケーシングと加湿ユニットとを固定する際に、加湿ユニットがたわんでいると、ケーシングと加湿ユニットの固定位置がずれてしまうため、組立性が悪くなる。
そこで、本発明は、組立性を向上できる室外機を提供することを目的とする。
第1の発明に係る室外機は、ケーシング内の所定固定位置に配置された状態で前記ケーシングに固定される付加機能ユニットを備えており、前記付加機能ユニットが第1係合部を有し、前記ケーシングが第2係合部を有しており、前記第1係合部と前記第2係合部とが係合されると、前記付加機能ユニットが前記所定固定位置に配置されることを特徴とする。
この室外機では、付加機能ユニットとケーシングとを固定する際に、付加機能ユニットが自重によってたわんで所定固定位置からずれている場合であっても、付加機能ユニットの第1係合部とケーシングの第2係合部とを係合させることで、付加機能ユニットを所定固定位置に配置できるため、付加機能ユニットとケーシングの固定位置のずれを解消できる。したがって、室外機の組立性を向上させることができる。
第2の発明に係る室外機は、第1の発明において、前記第1係合部が、前記付加機能ユニットの外面から突出する突起部であり、前記第2係合部が、前記突起部が係合するとともに上方に開口した凹部であることを特徴とする。
この室外機では、付加機能ユニットが自重によりたわんで、所定の固定位置より下方にずれている場合であっても、付加機能ユニットに設けられた突起部を、ケーシングに設けられた上方に開口した凹部に係合させて、ケーシングを上方に移動させることで、付加機能ユニットを所定固定位置に配置することができる。
第3の発明に係る室外機は、第2の発明において、前記凹部が、上方に向かって幅が広くなっていることを特徴とする。
この室外機では、凹部の幅が開口側に向かって広くなっているため、凹部に突起部を挿入しやすい。
第4の発明に係る室外機は、第2または第3の発明において、前記ケーシングが、開口部を有しており、前記凹部が、前記開口部の下縁に形成された切欠きであることを特徴とする。
この室外機では、凹部が、開口部の下縁に形成された切欠きであるため、凹部の上方の空間を広く確保できる。そのため、凹部に突起部を挿入しやすい。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、付加機能ユニットとケーシングとを固定する際に、付加機能ユニットが自重によってたわんで所定固定位置からずれている場合であっても、付加機能ユニットの第1係合部とケーシングの第2係合部とを係合させることで、付加機能ユニットを所定固定位置に配置できるため、付加機能ユニットとケーシングの固定位置のずれを解消できる。したがって、室外機の組立性を向上させることができる。
第2の発明では、付加機能ユニットが自重によりたわんで、所定の固定位置より下方にずれている場合であっても、付加機能ユニットに設けられた突起部を、ケーシングに設けられた上方に開口した凹部に係合させて、ケーシングを上方に移動させることで、付加機能ユニットを所定固定位置に配置することができる。
第3の発明では、凹部の幅が開口側に向かって広くなっているため、凹部に突起部を挿入しやすい。
第4の発明では、凹部が、開口部の下縁に形成された切欠きであるため、凹部の上方の空間を広く確保できる。そのため、凹部に突起部を挿入しやすい。
本発明の実施形態に係る空気調和機の概略構成を示す図である。 空気調和機の回路図である。 室外機からグリルを取り外した状態を示す斜視図である。 図3の室外機からケーシングの前板および天板を取り外した状態の斜視図である。 図4の室外機から加湿ユニットと圧縮機等を取り外した状態の斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 グリルとケーシングの背面図である。 グリルの背面図である。 グリルを背面側の斜め上から見た斜視図である。 ファンモータ支持部材の斜視図である。 加湿ユニットの斜視図である。 図11の部分拡大斜視図である。 ファンモータ支持部材に加湿ユニットを取り付けた状態の部分拡大斜視図である。 室外機からグリルを取り外した状態の部分拡大正面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
[空気調和機の概要]
図1に示すように、本実施形態の空気調和機10は、室内に設置される室内機20と屋外に設置される室外機30とが連絡配管12によって接続されて構成されている。空気調和機10は、冷房運転、暖房運転、加湿運転、除湿運転、給気運転などの複数の運転モードを有しており、これらの運転モードは適宜組み合わせて実施することもできる。
冷房運転および暖房運転では、室外機30から送られた冷媒と室内空気とを室内機20の室内熱交換器21において熱交換させて、室内空気を冷却または加熱する。また、加湿運転では、室外機30の加湿ユニット60において、外気から水分を取り込んで加湿空気を生成し、この加湿空気を室内機20に供給する。給気運転では、外気を加湿せずに室内機20に供給する。
図2に示すように、空気調和機10は、室外機30と室内機20の間で冷媒を循環させる冷媒回路を有している。この冷媒回路は、室内機20の室内熱交換器21、室外機30の圧縮機31、四路切換弁32、室外熱交換器33、電動弁34、フィルタ35、アキュムレータ36、液閉鎖弁37、およびガス閉鎖弁38が接続されて構成されている。また、連絡配管12の中には、室内熱交換器21と液閉鎖弁37とを接続する液冷媒配管14、および、室内熱交換器21とガス閉鎖弁38とを接続するガス冷媒配管16が収容されている。
冷房運転時には、四路切換弁32は図2中実線の状態になっており、圧縮機31で圧縮された冷媒は、四路切換弁32を介して室外熱交換器33に供給される。室外熱交換器33において外気との熱交換により熱を奪われた冷媒は、電動弁34で減圧された後、フィルタ35、液閉鎖弁37、および液冷媒配管14を順に通って室内熱交換器21に供給される。室内熱交換器21において室内空気との熱交換により温度が上昇した冷媒は、ガス冷媒配管16、ガス閉鎖弁38、四路切換弁32、アキュムレータ36とを順に通って圧縮機31に戻される。
暖房運転時には、四路切換弁32は図2中点線の状態になっており、圧縮機31で圧縮された冷媒は、四路切換弁32、ガス閉鎖弁38、ガス冷媒配管16を順に通って、室内熱交換器21に供給される。室内熱交換器21において室内空気との熱交換により熱が奪われた冷媒は、液冷媒配管14、液閉鎖弁37、フィルタ35を順に通過した後、電動弁34で減圧されて、その後、室外熱交換器33に供給される。室外熱交換器33において外気との熱交換により温度が上昇した冷媒は、アキュムレータ36を介して圧縮機31に戻される。
図2に示すように、室内機20は、室内熱交換器21に加えて、クロスフローファンからなる室内ファン22を備えている。室内ファン22が駆動されると、室外機30の上部の吸込口23から室内空気が吸い込まれて、室内熱交換器21を通過した後、吹出口24から室内に吹き出される。
また、室内機20は、連絡配管12内に収容された加湿ダクト18を介して、室外機30の加湿ユニット60に接続されている。加湿ダクト18の給気口25は、空気の流れ方向に関して室内熱交換器21の上流側に配置されている。加湿運転時には、室外機30から加湿ダクト18を介して加湿空気が供給された状態で、室内ファン22が駆動されることで、吹出口24から加湿空気が室内に吹き出される。
[室外機の構成]
室外機30は、ケーシング40と、ケーシング40の前面に取り付けられたグリル56とを有する。図1および図4に示すように、ケーシング40の内部は、仕切板43によって送風室41と機械室42とに仕切られており、送風室41内には、室外熱交換器33と、室外ファン39と、加湿ユニット60とが配置されており、機械室42内には、圧縮機31、四路切換弁32、電動弁34、フィルタ35およびアキュムレータ36が配置されている。なお、以下の説明において、室外機30を正面から見たときの左右方向を単に左右方向と称する。
図3に示すように、ケーシング40は、略直方体状であって、前板46、後板50(図7参照)、右側板47、左側板51(図4参照)、天板48、および底板49で構成されている。
前板46には、円形状の吹出口46aが形成されている。吹出口46aは、前板46の左右方向中央部より左寄りに形成されている。吹出口46aの周囲には、リング状のベルマウス52が取り付けられている。前板46の左上部には、横長の略矩形状の吸湿用開口部46bが形成されている。この吸湿用開口部46bの右側には、横長の略矩形状の放湿用開口部46cが形成されている。
図7に示すように、後板50は、右端以外の大部分が開口しており、この開口部50aには図示しない保護金網が取り付けられている。また、左側板51には、格子状の開口部(図示省略)が形成されている。後板50と左側板51の開口部が、ケーシング40内に外気を取り込む吸込口を構成している。
図4および図5に示すように、仕切板43は、底板49に設置されており、上下方向に延びている。仕切板43の高さは、前端部だけが低くなっており、その他の部分の高さは一定であって、ケーシング40の側板の上端の高さよりも低い(図5参照)。仕切板43は、上方から見て、後板50の右端部から湾曲して前板46まで延びている。仕切板43の左側が送風室41であって、仕切板43の右側が機械室42である。
図5に示すように、室外熱交換器33は、上方から見て略L字状であって、ケーシング40の左側板51と後板50に沿って配置されている。室外熱交換器33は、底板49に設置されており、上下方向に延びている。室外熱交換器33の上端の高さは、ケーシング40の側板の上端の高さとほぼ同じである。
室外ファン39は、ファンモータ39aと、ファンモータ39aで駆動されるプロペラ39bとによって構成されたプロペラファンである。ファンモータ39aはプロペラ39bの後方に配置されて、プロペラ39bの回転軸39b1に連結されている。室外ファン39が駆動されると、後板50の吸込口50aと左側板51の吸込口(図示省略)とから外気が吸い込まれて、室外熱交換器33を通過した後、前板46の吹出口46aから吹き出される。
図5および図6に示すように、ファンモータ39aは、ファンモータ支持部材53に支持されている。図10に示すように、ファンモータ支持部材53は、略上下方向に延びる第1支持部材53aと、第1支持部材53aから前方に延びる第2支持部材53bとで構成されている。第1支持部材53aは、2本の支柱が複数の横桟で連結された構造となっている。この第1支持部材53aの上下方向略中央部に、ファンモータ39aは固定されている。第1支持部材53aの下端は、底板49の後側部分に固定されている。また、第1支持部材53aの上端部は、略U字状に形成されており、室外熱交換器33の上端に引っかけられている。
グリル56は、矩形板状であって、前板46の左右方向中央部より左寄りの位置に取り付けられて、吹出口46aを覆っている。図6に示すように、グリル56は、前板46との間に隙間を空けて配置されている。また、図1に示すように、グリル56のほぼ全面には、多数の桟56dが設けられている。図8および図9に示すように、グリル56の下側略3/4の部分において、桟56dと桟56dの間は開口しており、グリル56の下側略3/4の部分には、格子状の開口部56aが形成されている。
グリル56の上側略1/4の部分のうち、前板46の放湿用開口部46cに対向する位置には、格子状の放湿用開口部56pが形成されている(図7参照)。この放湿用開口部56pの周囲には、後方に突出するリブ56qが形成されている(図9参照)。リブ56qの突出先端は、前板46に接している。
また、グリル56の上側略1/4の部分のうち、放湿用開口部56p以外の部分56b(以下、非開口部56bとする)では、桟56dと桟56dの間は塞がれている。この非開口部56bは、正面視において前板46の吹出口46aの一部分と重なっている。この重なり部分を重なり部56b2とする。また、非開口部56bのうち、正面視において、吹出口46aの外周側部分と重なる部分を重なり部56b1とする。
非開口部56bの下端の左右両端部には、後方に突出するリブ56sが形成されている。また、非開口部56bには、リブ56qとリブ56sとを連結するリブ56rが形成されている。リブ56rは、吹出口46aの外周側に形成されている。つまり、リブ56rは、重なり部56b1に形成されている。リブ56r、56sの突出先端は、前板46に接している。
非開口部56bの図9中二点鎖線で表示した領域Arに、前板46の吸湿用開口部46bは対向している。そのため、吹出口46aの上端付近から吹き出された空気流r(図9参照)は、リブ56r、56qと非開口部56bと前板46とによって囲まれる流路に案内されて、吸湿用開口部46bからケーシング40内に流れ込む。
[加湿ユニットの構成]
図4に示すように、加湿ユニット(付加機能ユニット)60は、ケーシング40の内部空間の上部に配置されている。加湿ユニット60は、ファンモータ支持部材53の第2支持部材53bと仕切板43の上に支持されている。加湿ユニット60の上面の高さは、室外熱交換器33の上端の高さとほぼ同じである。加湿ユニット60の取付構造の詳細については後述する。
加湿ユニット60は、加湿ロータ用モータ65によって回転駆動される円盤状の加湿ロータ63(図2および図6参照)を備えている。加湿ロータ63は、ゼオライト等の吸放湿材で形成されている。また、加湿ロータ63は、ハニカム構造に形成されており、厚み方向に空気が通過可能である。ゼオライト等の吸放湿材は、常温の空気に接すると空気中の水分を吸湿し、加熱されると保持している水分を空気中に放湿する性質をもっている。加湿ロータ63の外周部にはギアが設けられており、このギアと噛み合う歯車を加湿ロータ用モータ65(図2参照)で駆動することで、加湿ロータ63は回転駆動される。
図2に示すように、加湿ユニット60には、外気中の水分を加湿ロータ63に吸湿させるための吸湿流路61と、加湿ロータ63に保持された水分を放湿させて空気を加湿するための放湿流路62とが形成されている。吸湿流路61と放湿流路62とは互いに連通しないように仕切られている。
吸湿流路61は、吹出口46aから吸湿用開口部46bに流入した空気を加湿ロータ63に導くための吸湿用ダクト68と、加湿ロータ63を通過した空気を室外ファン39に導くための吸湿用ガイド壁(図示省略)とを有する。
吸湿用ダクト68は、加湿ロータ63の上面の一部を覆うように配置されている。図4に示すように、吸湿用ダクト68は、前板46の吸湿用開口部46b(図3参照)に対向する位置に、吸気口68aを有する。吸気口68aは吸湿用開口部46bとほぼ同じ大きさである。図11に示すように、吸気口68aにはフィルタ68fが取り付けられている。
図示は省略するが、吸湿用ガイド壁は、加湿ロータ63の吸湿用ダクト68で覆われた領域の下方に配置されており、上下方向に延びる略筒状に形成されている。吸湿用ガイダ壁の下端には排気口69a(図2参照)が形成されている。排気口69aの下方には、室外ファン39のプロペラ39bが配置されている。
室外ファン39が駆動されると、図6に示すように、吹出口46aの上端付近から吹き出された空気が、グリル56の非開口部56bと前板46との間の隙間を通過した後、前板46の吸湿用開口部46bを介して、吸気口68aから吸湿用ダクト68に吸い込まれる。吸湿用ダクト68に流入した空気は、加湿ロータ63を上から下に通過した後、吸湿用ガイド壁69の排気口69aから室外ファン39に送られて、吹出口46aから再び吹き出される。加湿ロータ63を空気が通過する際に、空気中に含まれる水分が加湿ロータ63に吸湿される。
図2に示すように、放湿流路62には、加湿ロータ63を加熱するヒータ71と、ターボファンからなる加湿ファン75とが配置されている。放湿流路62は、加湿ロータ63に外気を導くための放湿用第1ダクト72と、加湿ロータ63を通過した空気を加湿ダクト18に導くための放湿用第2ダクト73とを有する。
ヒータ71は、加湿ロータ63の上方に配置されている。図6に示すように、ヒータ71は、加湿ロータ63の上面の一部(吸湿用ダクト68で覆われていない部分)を覆うように配置されたヒータカバー71aと、ヒータカバー71aの内側に配置された電熱線からなる発熱部71bとを有する。ヒータカバー71aの内側は、空気が通過可能となっている。
図6に示すように、放湿用第1ダクト72は、加湿ロータ63のヒータカバー71aで覆われた領域の一部を下方から覆っている。また、図4に示すように、放湿用第1ダクト72は、前板46の放湿用開口部46c(図5参照)に対向する位置に、吸気口72aを有する。吸気口72aは放湿用開口部46cとほぼ同じ大きさである。
図6に示すように、放湿用第2ダクト73は、加湿ロータ63のヒータカバー71aで覆われた領域の一部を下方から覆っている。したがって、加湿ロータ63のヒータカバー71aで覆われた領域の下面は、放湿用第1ダクト72と放湿用第2ダクト73で覆われている。放湿用第2ダクト73の排気口は、加湿ファン75の吸入側に接続されており、この加湿ファン75の吹出側は、加湿ダクト18に接続されている(図2参照)。また、放湿用第2ダクト73には、空気の逆流を防止するためのダンパ74(図2参照)が設けられている。
加湿ファン75が駆動されると、外気が前板46の放湿用開口部46cを介して、吸気口72aから放湿用第1ダクト72に吸い込まれる。そして、図6に示すように、放湿用第1ダクト72に流入した空気は、加湿ロータ63を下から上に通過した後、ヒータ71に流れ込む。ヒータ71に流入した空気は、加湿ロータ63を上から下に通過した後、放湿用第2ダクト73と加湿ダクト18とを介して、室内機20に供給される。加湿ロータ63はヒータ71によって加熱されることで、吸湿流路61を通過する外気から吸湿した水分を放湿するため、この放湿流路62では、加湿ロータ63を空気が通過する際に、空気が加湿される。
次に、加湿ユニット60とファンモータ支持部材53とケーシング40の前板46との取付構造の詳細について説明する。
上述したように、加湿ユニット60は、ファンモータ支持部材53の第2支持部材53bと仕切板43の上に支持されている。図10に示すように、第2支持部材53bは、前後方向に延びる略板状の部材であって、その上面には、延在方向に沿って延びる2本の凸部53cが形成されている。この凸部53cは、加湿ユニット60の下面に形成された凹部(図示省略)に嵌合する。これにより、加湿ユニット60が第2支持部材に対して左右方向に位置ずれするのを防止できる。
第2支持部材53bの前端部は、上方に向かって略直角に折れ曲がっており、ケーシング40の前板46と接する(図6参照)。第2支持部材53bの前端部には、ネジ孔54と2つの矩形状の係止孔55が形成されている。係止孔55の上縁は、左右方向中央部が差左右両端部よりも後方に位置している。
図12および図13に示すように、加湿ユニット60の前面部において、係止孔55と対向する位置には、前方に突出する係止爪67が形成されている。係止爪67の上端は、ほぼ水平な平坦面に形成されている。加湿ユニット60が第2支持部材53bの上に載せられた状態では、係止爪67の上端面が係止孔55の上縁に押し付けられて、係止爪67は係止孔55に固定される。上述したように、係止孔55の上縁は、左右方向中央部が左右両端部よりも後方に位置しており、上下方向から見て直線状ではないため、強度が高く破損しにくい。
また、ケーシング40の前板46は、第2支持部材53bのネジ孔54と対向する位置に、貫通孔(図示省略)を有しており、この貫通孔を貫通したネジ77が第2支持部材53bのネジ孔54に螺合されて、前板46と第2支持部材53bが固定される。
図12に示すように、加湿ユニット60の前面部において、吸気口72aの右下部には、ネジ孔60aが形成されている。また、このネジ孔60aの左側近傍には、前方に突出する十字状の突起部66が形成されている。また、加湿ユニット60の前面において、吸湿用開口部46bの左下部には、ネジ孔60bが形成されている。
図14に示すように、前板46の放湿用開口部46cの下縁には、三角形状の切欠き46dが形成されている。この切欠き46dに、加湿ユニット60の突起部66が係合される。また、前板46は、加湿ユニット60のネジ孔60a、60bと対向する位置に、貫通孔(図示省略)を有しており、この貫通孔を貫通したネジ77が加湿ユニット60のネジ孔60a、60bに螺合されて、前板46と加湿ユニット60が固定される。
図5の状態の室外機に、加湿ユニット60と前板46とを取り付ける際には、まず、加湿ユニット60の係止爪67を第2支持部材53bの係止孔55に挿入しつつ、加湿ユニット60を仕切板43と第2支持部材53bの上に設置する。これにより、係止爪67が係止孔55に固定されて、加湿ユニット60が第2支持部材53bに固定される。その結果、加湿ユニット60の自重による加湿ユニット60と第2支持部材53bのたわみが抑制される。
次に、前板46の切欠き46dに、加湿ユニット60の突起部66を係合させて、前板46を左右側板47、51と底板49に取り付ける。このとき、たとえ加湿ユニット60が自重により若干たわんでいたとしても、突起部66と切欠き46dとが係合しているため、前板46を上に移動させることで、加湿ユニット60を所定の固定位置に配置することができる。このように加湿ユニット60を所定の固定位置に配置した状態で、前板46の貫通孔(図示省略)と加湿ユニット60のネジ孔60a、60bにネジ77を挿入して、前板46と加湿ユニット60とをネジ止めする。また、前板46の貫通孔(図示省略)と第2支持部材53bのネジ孔54にネジ77を挿入して、前板46と第2支持部材53bとをネジ止めする。
本実施形態の室外機30には、以下の特徴がある。
本実施形態の室外機30では、加湿ユニット60とケーシング40の前板46とを固定する際に、加湿ユニット60が自重によってたわんで所定固定位置からずれている場合であっても、加湿ユニット60の突起部66とケーシング40の切欠き46dを係合させることで、加湿ユニット60を所定固定位置に配置することができるため、加湿ユニット60と前板46の固定位置のずれを解消できる。したがって、室外機30の組立性を向上させることができる。
切欠き46dは、上方に開口しているため、加湿ユニット60の突起部66を切欠き46dに係合させて、ケーシング40を上方に移動させることで、加湿ユニット60を所定固定位置に配置することができる。
また、切欠き46dは、三角形状であって、開口側に向かって幅が広くなっているため、切欠き46dに突起部66を挿入しやすい。
また、切欠き46dは、放湿用開口部46cの下縁に形成された切欠き46dであるため、切欠き46dの上方の空間を広く確保できる。そのため、切欠き46dに突起部66を挿入しやすい。
また、本実施形態では、加湿ユニット60を第2支持部材53bに固定することによって、加湿ユニット60と第2支持部材53bのたわみを低減できる。したがって、加湿ユニット60と前板46の固定位置のずれを抑制できるため、室外機30の組立性をより向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成は、上記実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。なお、以下の変更形態は、適宜組み合わせて実施することも可能である。
上記実施形態では、切欠き46dは三角形状であるが、この形状に限定されるものではない。また、上記実施形態では、突起部66は断面十字状であるが、この形状に限定されるものではない。
上記実施形態では、前板46の切欠き46dと加湿ユニット60の突起部66とを係合させることで、加湿ユニット60を所定の固定位置に配置できるようになっているが、加湿ユニット60を所定の固定位置に配置するための前板46と加湿ユニット60の係合機構はこれに限定されるものではない。例えば、前板46に設けた孔に、加湿ユニット60の突起部66を係合させてもよい。また、例えば、加湿ユニット60の前面に設けた下方に開口した凹部に、前板46の裏面から後方に突出する突起部を係合させてもよい。
上記実施形態では、加湿ユニット60を、仕切板43と第2支持部材53bで支持しているが、仕切板43で支持する代わりに、別途設けた支持部材によって支持してもよい。この支持部材は、ファンモータ支持部材53とは左右方向に離れた位置に配置する。
本発明の付加機能ユニットは、加湿ユニット60に限定されるものではない。
本発明を利用すれば、室外機の組立性を向上させることができる。
30 室外機
40 ケーシング
41 仕切板
46 前板
46c 放湿用開口部(開口部)
46d 切欠き
39 ファン
39a ファンモータ
53 ファンモータ支持部材(モータ支持部材)
53a 第1支持部材
53b 第2支持部材
60 加湿ユニット(付加機能ユニット)
60a、60b ネジ孔
66 突起部
77 ネジ

Claims (4)

  1. ケーシング内の所定固定位置に配置された状態で前記ケーシングに固定される付加機能ユニットを備えており、
    前記付加機能ユニットが第1係合部を有し、前記ケーシングが第2係合部を有しており、
    前記第1係合部と前記第2係合部とが係合されると、前記付加機能ユニットが前記所定固定位置に配置されることを特徴とする室外機。
  2. 前記第1係合部が、前記付加機能ユニットの外面から突出する突起部であり、
    前記第2係合部が、前記突起部が係合するとともに上方に開口した凹部であることを特徴とする請求項1に記載の室外機。
  3. 前記凹部が、上方に向かって幅が広くなっていることを特徴とする請求項2に記載の室外機。
  4. 前記ケーシングが、開口部を有しており、
    前記凹部が、前記開口部の下縁に形成された切欠きであることを特徴とする請求項2または3に記載の室外機。
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