JP2014069558A - ゴムストリップ巻回体形成装置 - Google Patents

ゴムストリップ巻回体形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014069558A
JP2014069558A JP2012220311A JP2012220311A JP2014069558A JP 2014069558 A JP2014069558 A JP 2014069558A JP 2012220311 A JP2012220311 A JP 2012220311A JP 2012220311 A JP2012220311 A JP 2012220311A JP 2014069558 A JP2014069558 A JP 2014069558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
rubber strip
axis
rigid core
applicator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012220311A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6063691B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Onimatsu
博幸 鬼松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2012220311A priority Critical patent/JP6063691B2/ja
Priority to CN201310456153.2A priority patent/CN103707533B/zh
Publication of JP2014069558A publication Critical patent/JP2014069558A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6063691B2 publication Critical patent/JP6063691B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

【課題】装置を小型化しうる。装置の制御が容易となってコントロール性を高める。
【解決手段】剛性中子の前記外表面に、ゴムストリップを貼り付ける装置であって、中子支持機とストリップ貼付け機とを具える。前記ストリップ貼付け機は、貼付けローラを有するアプリケータと、前記アプリケータを搬送方向(Y軸方向)に移動可能に支持する縦移動手段と、アプリケータを上下方向(Z軸方向)に移動可能に支持する昇降手段とを具える。前記中子支持機は、剛性中子を回転可能に支持する中子支持手段と、剛性中子をX軸方向に移動可能に支持する横移動手段と、剛性中子を、垂直な旋回軸心Ij廻りで旋回可能に支持する旋回手段とを具える。旋回軸心Ijは、前記中子軸心Iwと剛性中子の赤道面とが交わる中子中心点を通る。
【選択図】図1

Description

本発明は、生タイヤ形成用の剛性中子の外表面に、ゴムストリップ巻回体を精度良く形成するゴムストリップ巻回体形成装置に関する。
近年、タイヤの形成精度を高めるため、剛性中子を用いたタイヤ形成方法が提案されている(例えば特許文献1、2参照。)。この剛性中子は、加硫済みタイヤのタイヤ内腔面と略等しい外形形状を有し、この剛性中子の外表面上でタイヤ構成部材を順次貼り付けることにより、生タイヤが形成される。そしてこの生タイヤを剛性中子ごと加硫金型内に投入することにより、内型である剛性中子と外型である加硫金型との間に挟まれて、生タイヤが加硫成形される。
そして前記生タイヤの形成において、前記タイヤ構成部材のうち、例えばインナーライナゴム、サイドウォールゴム、トレッドゴム等のゴム部材を、長尺帯状のゴムストリップの巻回体によって形成することが提案されている。即ち、剛性中子の外表面に、ゴムストリップを巻回して貼り付け、これによってタイヤ構成部材の1つであるインナーライナゴム等のゴム部材を形成するのである。
他方、下記の特許文献3には、非円筒状をなすタイヤ形成フォーマの外表面に、ゴムストリップを巻回して貼り付け、ゴム部材を形成する装置が提案されている。この装置では、タイヤ形成フォーマを固定位置で回転駆動するとともに、ゴムストリップを貼り付けるアプリケータを、タイヤ形成フォーマのプロファイルに合わせて移動させている。
-
具体的には、前記アプリケータは、タイヤ形成フォーマの軸心と平行なx軸方向に沿って横移動させる横移動手段、前記x軸方向と直角なy軸方向に沿って縦移動させる縦移動手段、及び垂直な軸心廻りで旋回させる旋回手段を具え、これにより、アプリケータ先端に設ける送出しローラを前記プロファイルに沿って移動させている。
しかしながら、アプリケータ側を旋回移動させる前記装置では、旋回半径が大きく、アプリケータの移動量が大となる。その結果、装置の大型化を招く。しかも、剛性中子の場合にはプロファイルが複雑であるため、前記装置を剛性中子に適用させることは困難となる。又横移動手段と縦移動手段と旋回手段とを一方の装置に設けた場合(前記装置ではアプリケータ側に設けられている。)、旋回の基準角度、x軸方向の基準位置、y軸方向の基準位置が互いに影響し合うため、制御が複雑化してしまい、コントロールを難しくするなど応答速度や精度の低下を招くという問題も生じる。
特開2011−161896号公報 特開2011−167979号公報 特開2006−110856号公報
そこで本発明は、装置を小型化しうるとともに、装置の制御が容易となってコントロール性を高めることができ、ゴムストリップ巻回体を精度良くかつ迅速に形成しうるゴムストリップ巻回体形成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、外表面にタイヤ構成部材を順次貼り付けることにより生タイヤを形成する剛性中子の前記外表面に、長尺帯状のゴムストリップを巻回し貼り付けることにより前記タイヤ構成部材の1つであるゴムストリップ巻回体を形成するゴムストリップ巻回体形成装置であって、
前記剛性中子を水平な中子軸心Iw廻りで回転可能に支持する中子支持機と、
前記ゴムストリップをその長さ方向に搬送し、回転する前記剛性中子の外表面にゴムストリップを搬送方向先端の貼付けローラから供給して貼り付けるストリップ貼付け機とを具え、
前記ストリップ貼付け機は、搬送方向先端に前記貼付けローラを設けたアプリケータと、前記アプリケータを前記搬送方向であるY軸方向に移動可能に支持する縦移動手段と、前記アプリケータを上下方向であるZ軸方向に移動可能に支持する昇降手段とを具えるとともに、
前記中子支持機は、前記剛性中子を水平な中子軸心Iw廻りで回転可能に支持する中子支持手段と、前記中子支持手段に支持された剛性中子を前記搬送方向と直角なX軸方向に移動可能に支持する横移動手段と、前記中子支持手段に支持された剛性中子を、垂直な旋回軸心Ij廻りで旋回可能に支持する旋回手段とを具え、
しかも前記旋回軸心Ijは、前記中子軸心Iwと剛性中子の赤道面とが交わる中子中心点を通ることを特徴としている。
また請求項2では、前記ゴムストリップ巻回体形成装置は、制御手段を具えるとともに、前記制御手段は、前記貼付けローラの高さ基準位置PzからのZ軸方向の変位量δzを制御して、該貼付けローラの軸心Irを前記中子軸心Iwと同高さに位置合わせする高さ制御部を有することを特徴としている。
また請求項3では、前記制御手段は、横方向基準位置Pxからの剛性中子のX軸方向の変位量δxと、旋回基準位置Pjからの剛性中子の旋回軸心Ij廻りの変位量θjと、縦方向基準位置Pyからの貼付けローラのY軸方向の変位量δyとを制御して、ゴムストリップ貼り付け時、剛性中子の外表面が貼付けローラとゴムストリップを介して接する接点を通る前記外表面の法線に対して、前記貼付けローラの軸心Irが直角となる直角姿勢を維持させる姿勢制御部を有することを特徴としている。
本発明は叙上の如く、ストリップ貼付け機側ではなく、中子支持機側に旋回手段を設けるとともに、その旋回軸心Ijを中子中心点の位置に設けている。そのため旋回半径が小となって、旋回時の装置の移動量を小さく抑えることができ、装置全体に小型化を達成しうる。
又、ゴムストリップの貼り付けに際しては、ゴムストリップを貼付けローラによって剛性中子に押し付けることが、正確な位置に貼り付けるために要求される。この時、剛性中子の外表面が貼付けローラとゴムストリップを介して接する接点を通る前記外表面の法線に対して、前記貼付けローラの軸心Irが直角となる直角姿勢を保つように、貼付けローラと剛性中子との相対姿勢を制御する必要がある。しかし本発明では、縦移動手段をストリップ貼付け機側に、又横移動手段を中子支持機側に分けて設けている。そのため、旋回軸心Ijを中子中心点の位置に設けることと相俟って、前記制御が容易となり、コントロール性を高めることができる。その結果、ゴムストリップ巻回体を精度良く迅速に形成しうる。
本発明のゴムストリップ巻回体形成装置の一実施例を示す側面図である。 その略平面図である。 その部分斜視図である。 中子支持機の正面図である。 アプリケータの側面図である。 中子支持手段の断面図である。 (A)は貼り付け時における貼付けローラの直角姿勢を示す概念図、(B)その部分拡大図である。 制御手段による高さ制御を示す説明図である。 制御手段による姿勢制御を示す説明図である。 貼付けローラと剛性中子との相対位置の関係を時系列的に示す略図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1、2に示すように、本実施形態のゴムストリップ巻回体形成装置1(以下「形成装置1」という。)は、中子支持機2と、ストリップ貼付け機3とを具え、剛性中子4の外表面4Sに、長尺帯状のゴムストリップGを巻回して貼り付けることにより、ゴムストリップ巻回体GR(図4に示す。)を形成する。
前記ゴムストリップ巻回体GRは、タイヤ構成部材のうち、例えばインナーライナゴム、サイドウォールゴム、トレッドゴム等のゴム部材の1つとして形成される。そして前記ゴム部材を含むタイヤ構成部材を前記剛性中子4の外表面4Sに順次貼り付けることにより、生タイヤが、加硫済みタイヤと略同形状で形成される。この生タイヤは、剛性中子4ごと加硫金型内に投入されることにより、内型である剛性中子4と外型である加硫金型との間に挟まれて加硫成形される。
前記剛性中子4は、図4に示すように、タイヤ内腔面と等しい外面形状を有するトロイド状の中子本体4Aと、この中子本体4Aの中子軸心方向両側に取り付く一対の側板4Bとを具える。各前記側板4Bには、中子軸心方向外側に突出する支持軸部4B1が形成される。
次に、前記中子支持機2は、前記剛性中子4を水平な中子軸心Iw廻りで回転可能に支持する。又前記ストリップ貼付け機3は、ゴムストリップGをその長さ方向に搬送し、回転する前記剛性中子4の外表面4SにゴムストリップGを搬送方向先端の貼付けローラ6から供給して貼り付ける。
具体的には、前記ストリップ貼付け機3は、搬送方向先端に前記貼付けローラ6を設けたアプリケータ7と、前記アプリケータ7を前記搬送方向であるY軸方向に移動可能に支持する縦移動手段8と、前記アプリケータ7を上下方向であるZ軸方向に移動可能に支持する昇降手段9とを具える。
前記アプリケータ7は、図5に示すように、Y軸方向にのびる例えば板状のフレーム10を具えるとともに、このフレーム10に、ゴムストリップGをY軸方向に搬送するコンベヤ11と、前記貼付けローラ6とを具える。
前記コンベヤ11は、案内ローラ12と、この案内ローラ12により周回可能に案内される搬送ベルト15とを有する。そして前記搬送ベルト15上で、ゴムストリップGを供給手段(図示しない。)から受け取って前記貼付けローラ6まで搬送する。
本例のコンベヤ11は、複数の下の案内ローラ12Lによって周回可能に案内される下の搬送ベルト15Lを有する下コンベヤ部11Lと、複数の上の案内ローラ12Uによって周回可能に案内される上の搬送ベルト15Uを有する上コンベヤ部11Uとを具える。そして前記上下の搬送ベルト15U、15L間でゴムストリップGを挟んで搬送する。
前記上コンベヤ部11Uは、前後のコンベヤ部分11Uf、11Urに区分される。この前後のコンベヤ部分11Uf、11Urには、それぞれ上の搬送ベルト15Uを下の搬送ベルト15Lに押し付ける押付ローラ12aがそれぞれ配される。又前記前後のコンベヤ部分11Uf、11Ur間には、ゴムストリップGを切断する周知構造の切断手段16が配される。
又前記貼付けローラ6は、前記コンベヤ11よりも先端側に位置する。又貼付けローラ6は、水平な軸心Ir廻りで回転自在に枢支され、前記コンベヤ11からのゴムストリップGを剛性中子4の外表面4Sに押し付けて貼り着する。本例の貼付けローラ6は、圧接用のシリンダ17を介して前記フレーム10に保持される。
前記縦移動手段8は、図1に示すように、Y軸方向に敷設されるレール8Aと、このレール8Aに案内される縦移動台8Bと、前記縦移動台8Bをレール8Aに沿ってY軸方向に往復移動させる駆動具8Cとを具える。前記駆動具8Cとしては、例えばサーボモータMと、このサーボモータMによって回転制御されるボールネジ軸18a(図2に示す。)を有する所謂ボールネジ機構18とを具えるものが好適に採用しうる。
前記昇降手段9は、前記縦移動台8Bに取り付くZ軸方向のレール9Aと、このレール9Aに案内される昇降台9Bと、前記昇降台9Bをレール9Aに沿ってZ軸方向に往復移動させる駆動具9Cとを具える。本例のレール9Aは、前記昇降台9Bに立設された取付け板9B1を介して取り付けられる。又前記駆動具9Cとして、本例では前記駆動具8Cと同様、例えばサーボモータMと、このサーボモータMによって回転制御されるボールネジ軸18aを有する所謂ボールネジ機構18とを具えるものが採用される。そして前記昇降台9Bに前記アプリケータ7が取り付けられる。
次に、前記中子支持機2は、前記剛性中子4を水平な中子軸心Iw廻りで回転可能に支持する中子支持手段20と、前記中子支持手段20に支持された剛性中子4を前記搬送方向と直角なX軸方向に移動可能に支持する横移動手段21と、前記中子支持手段20に支持された剛性中子4を、垂直な旋回軸心Ij廻りで旋回可能に支持する旋回手段22とを具える。
具体的には、本例の横移動手段21は、図4に示すように、X軸方向に敷設されるレール21Aと、このレール21Aに案内される横移動台21Bと、前記横移動台21Bをレール21Aに沿ってX軸方向に往復移動させる駆動具21C(図1に示す。)とを具える。本例では、前記駆動具21Cとして、前記横移動台21Bに取り付くサーボモータM、及びこのサーボモータMによって回転制御されるギヤー19aと、X軸方向に敷設されかつ前記ギヤー19aと噛合するラック19bとを有するギヤラック機構19を具えるものが例示される。しかし前述のボールネジ機構18なども好適に採用しうる。
又前記旋回手段22は、本例では、前記横移動台21B上に設けられるリング状のガイド部22Aと、このガイド部22Aに同心にかつ垂直な旋回軸心Ij廻りで旋回可能に支持される旋回台22Bと、前記旋回台22Bを前記旋回軸心Ij廻りで旋回動させる駆動具22Cとを具える。本例では、前記旋回台22Bは、その下面から突出するボス部22B1を有し、このボス部22B1が前記ガイド部22Aに軸受け23を介して枢支される。又駆動具22Cは、本例ではサーボモータMであって、その出力軸が前記ボス部22B1と同心に連結している。
又前記中子支持手段20は、前記旋回台22Bに立設する支持台20Aと、この支持台20Aに支持されるとともに前記剛性中子4を着脱自在に取り付ける中子ホルダ20Bとを具える。前記中子ホルダ20Bは、前記支持台20Aに取り付く駆動モータ24により、水平な中子軸心Iw廻りで回転駆動される。又前記中子ホルダ20Bには、本例では、剛性中子4の前記支持軸部4B1をワンタッチで着脱するボールロック機構のチャック部25が設けられる。
図6に示すように、前記剛性中子4の支持軸部4B1には、その外端に、該支持軸部4B1と同心な連結凹部26が配されるとともに、この連結凹部26の内周面には周溝26Aが凹設される。又中子ホルダ20Bの前記チャック部25は、前記連結凹部26に挿入される連結筒部27、および前記連結凹部26と連結筒部27との間をロックするボールロック手段28を具える。
前記ボールロック手段28は、剛性ボール30と、ピストン片33と、プランジャ34とを具える。前記剛性ボール30は、前記連結筒部27の周壁に形成される複数の貫通孔29内に保持される。各前記貫通孔29は、周方向に分散配置され、かつ前記周壁を半径方向内外に貫通する。前記ピストン片33は、前記チャック部25内に設けるシリンダ室31内に収納される。そしてピストン片33は、前記シリンダ室31への圧縮空気の給排により、前記シリンダ室31内を中子軸心方向内外に移動する。又前記プランジャ34は、前記連結筒部27の中心孔27H内に配されるとともに、前記ピストン片33とは一体移動可能に連結される。
前記プランジャ34は、前記ピストン片33により、前記連結筒部27の中心孔27H内を中子軸心方向に移動しうる。この移動により、プランジャ34の外周面は、各前記剛性ボール30と当接し、各剛性ボール30を半径方向外側に押し広げる。従って各剛性ボール30が、前記周溝26Aに押し付けられ、支持軸部4B1とチャック部25とがロックされる。又前記プランジャ34は、前記ピストン片33により前記中心孔27H内を中子軸心方向内側に移動しうる。これにより、前記剛性ボール30の半径方向外側への押し広げが解除され、前記支持軸部4B1とチャック部25とのロックが解除される。なおプランジャ34の外周面は、軸心方向外側に向かって先細状となるコーン面を有する。このようにボールロック手段28を用いた場合には、支持軸部4B1とチャック部25との着脱をワンタッチで行いうるとともに、連結時のガタを防止し、かつセンタリング精度を向上しうる。そのため、剛性中子4へのゴムストリップ巻回体の形成精度の向上にも貢献しうる。
又図3、4に示すように、前記旋回手段22における旋回軸心Ijは、前記中子軸心Iwと剛性中子4の赤道面Scとが交わる中子中心点Coを通る。
ここで、中子軸心Iw廻りで回転する剛性中子4の外表面4Sに、ゴムストリップGを貼り付けていく場合、ゴムストリップGを貼付けローラ6によって剛性中子4に押し付けることが、正確な位置に貼り付けるために必要である。この時、前記貼付けローラ6の軸心Irは、前記中子軸心Iwを通りかつ前記旋回軸心Ijと直角な平面Qs(図1に示す。)内に位置する。図7に、前記平面Qsによる剛性中子4の断面が示される。該図7に示されるように、剛性中子4の外表面4Sが貼付けローラ6とゴムストリップGを介して接する接点Pを通る前記外表面4Sの法線Nに対して、前記貼付けローラ6の軸心Irが直角となる直角姿勢を保つように、貼付けローラ6と剛性中子4との相対姿勢を制御する必要がある。なお前記直角姿勢では、前記法線Nは、貼付けローラ6のローラ中心6cで、前記軸心Irと直交する。
そこで前記形成装置1では、前記相対姿勢を制御するための制御手段40(図1に示す。)を具える。この制御手段40は、高さ制御部40Aと姿勢制御部40Bとを有する。
前記高さ制御部40Aは、図8に示すように、高さ基準位置Pzからの貼付けローラ6のZ軸方向の変位量δzを制御する。本例では、中子軸心Iwを高さ基準位置Pzとし、この高さ基準位置Pzから貼付けローラ6の軸心IrまでのZ軸方向の距離を変位量δzとした場合が示される。前記Z軸方向の変位量δzは、前記昇降手段9のサーボモータM(駆動具9C)によって制御しうる。これにより、前記貼付けローラ6の軸心Irを、前記中子軸心Iwと同高さに位置合わせできる。即ち、貼付けローラ6の軸心Irを、前記中子軸心Iwを通りかつ前記旋回軸心Ijと直角な平面Qs内に位置させることができる。
又前記姿勢制御部40Bは、図9に示すように、横方向基準位置Pxからの剛性中子4のX軸方向の変位量δxと、旋回基準位置Pjからの剛性中子4の旋回軸心Ij廻りの変位量θjと、縦方向基準位置Pyからの貼付けローラ6のY軸方向の変位量δyとを制御する。本例では、前記貼付けローラ6のローラ中心6cを通るY軸方向線を横方向基準位置Pxとし、この横方向基準位置Pxから剛性中子4の中子中心点CoまでのX軸方向の距離を変位量δxとしている。又本例では、前記ローラ中心6cを通るY軸方向線を旋回基準位置Pjとし、この旋回基準位置Pjからの中子赤道面Scの角度を変位量θjとしている。又本例では、中子中心点Coを通るX軸方向線を縦方向基準位置Pyとし、この縦方向基準位置Pyから貼付けローラ6のローラ中心6cまでのY軸方向の距離を変位量δyとしている。
前記X軸方向の変位量δxは、前記横移動手段21のサーボモータM(駆動具21C)によって制御しうる。前記旋回軸心Ij廻りの変位量θjは、前記旋回手段22のサーボモータM(駆動具22C)によって制御しうる。Y軸方向の変位量δyは、前記縦移動手段8のサーボモータM(駆動具8C)によって制御しうる。
この変位量δx、θj、δyの制御により、ゴムストリップGの貼り付けにおいて、前記直角姿勢を維持することができる。その結果、プロファイルが複雑な剛性中子4に対しても、ゴムストリップGを正確な位置に皺や変形を抑制しながら精度良く巻回して貼り付けることができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1、2に示す構造をなすゴムストリップ巻回体形成装置1を試作し、剛性中子4の外表面4S上にゴムストリップG(厚さ0.5mm、巾20mm)を貼り付けることにより、インナライナゴムを形成した。図10には、その時の、貼付けローラ6と剛性中子4との相対位置の変化((1)→(23))が時系列的に示される。前記相対位置は、制御手段によって各変位量δx、θj、δyをそれぞれ制御することによって行われた。
前記変位量δx、θj、δyの制御により、直角姿勢を維持しながらゴムストリップGを剛性中子4に皺や変形を抑制しながら正確な位置に貼り付けでき、ゴムストリップ巻回体を精度良く形成しうるのが確認できた。
1 ゴムストリップ巻回体形成装置
2 中子支持機
3 ストリップ貼付け機
4 剛性中子
4S 外表面
6 貼付けローラ
7 アプリケータ
8 縦移動手段
9 昇降手段
20 中子支持手段
21 横移動手段
22 旋回手段
40 制御手段
40A 高さ制御部
40B 姿勢制御部
Co 中子中心点
G ゴムストリップ
N 法線
P 接点
Sc 赤道面

Claims (3)

  1. 外表面にタイヤ構成部材を順次貼り付けることにより生タイヤを形成する剛性中子の前記外表面に、長尺帯状のゴムストリップを巻回し貼り付けることにより前記タイヤ構成部材の1つであるゴムストリップ巻回体を形成するゴムストリップ巻回体形成装置であって、
    前記剛性中子を水平な中子軸心Iw廻りで回転可能に支持する中子支持機と、
    前記ゴムストリップをその長さ方向に搬送し、回転する前記剛性中子の外表面にゴムストリップを搬送方向先端の貼付けローラから供給して貼り付けるストリップ貼付け機とを具え、
    前記ストリップ貼付け機は、搬送方向先端に前記貼付けローラを設けたアプリケータと、前記アプリケータを前記搬送方向であるY軸方向に移動可能に支持する縦移動手段と、前記アプリケータを上下方向であるZ軸方向に移動可能に支持する昇降手段とを具えるとともに、
    前記中子支持機は、前記剛性中子を水平な中子軸心Iw廻りで回転可能に支持する中子支持手段と、前記中子支持手段に支持された剛性中子を前記搬送方向と直角なX軸方向に移動可能に支持する横移動手段と、前記中子支持手段に支持された剛性中子を、垂直な旋回軸心Ij廻りで旋回可能に支持する旋回手段とを具え、
    しかも前記旋回軸心Ijは、前記中子軸心Iwと剛性中子の赤道面とが交わる中子中心点を通ることを特徴とするゴムストリップ巻回体形成装置。
  2. 前記ゴムストリップ巻回体形成装置は、制御手段を具えるとともに、
    前記制御手段は、前記貼付けローラの高さ基準位置PzからのZ軸方向の変位量δzを制御して、該貼付けローラの軸心Irを前記中子軸心Iwと同高さに位置合わせする高さ制御部を有することを特徴とする請求項1記載のゴムストリップ巻回体形成装置。
  3. 前記制御手段は、横方向基準位置Pxからの剛性中子のX軸方向の変位量δxと、旋回基準位置Pjからの剛性中子の旋回軸心Ij廻りの変位量θjと、縦方向基準位置Pyからの貼付けローラのY軸方向の変位量δyとを制御して、ゴムストリップ貼り付け時、剛性中子の外表面が貼付けローラとゴムストリップを介して接する接点を通る前記外表面の法線に対して、前記貼付けローラの軸心Irが直角となる直角姿勢を維持させる姿勢制御部を有することを特徴とする請求項2記載のゴムストリップ巻回体形成装置。
JP2012220311A 2012-10-02 2012-10-02 ゴムストリップ巻回体形成装置 Active JP6063691B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012220311A JP6063691B2 (ja) 2012-10-02 2012-10-02 ゴムストリップ巻回体形成装置
CN201310456153.2A CN103707533B (zh) 2012-10-02 2013-09-29 橡胶条带卷绕体形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012220311A JP6063691B2 (ja) 2012-10-02 2012-10-02 ゴムストリップ巻回体形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014069558A true JP2014069558A (ja) 2014-04-21
JP6063691B2 JP6063691B2 (ja) 2017-01-18

Family

ID=50401061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012220311A Active JP6063691B2 (ja) 2012-10-02 2012-10-02 ゴムストリップ巻回体形成装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6063691B2 (ja)
CN (1) CN103707533B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016172360A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 住友ゴム工業株式会社 ゴムストリップの搬送装置
JP2018079566A (ja) * 2016-11-14 2018-05-24 住友ゴム工業株式会社 ストリップ巻回体形成装置
JP2019202454A (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム部材の形成装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010162704A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Bridgestone Corp タイヤ製造装置及びタイヤ製造方法
JP2011143680A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ成型設備

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4315476B2 (ja) * 1997-10-03 2009-08-19 株式会社ブリヂストン タイヤ補強層の形成方法および装置
JP2007030299A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Bridgestone Corp ピッチ送りローラによるワイヤ配列方法
BRPI0520688B1 (pt) * 2005-11-11 2016-07-26 Pirelli “aparelho, instalação e método para a fabricação de pneumáticos e para a produção de estrutura de reforço dos mesmos”
JP5271794B2 (ja) * 2009-05-11 2013-08-21 株式会社ブリヂストン タイヤ製造装置及びタイヤ製造方法
JP2011161660A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd タイヤ成形機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010162704A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Bridgestone Corp タイヤ製造装置及びタイヤ製造方法
JP2011143680A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ成型設備

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016172360A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 住友ゴム工業株式会社 ゴムストリップの搬送装置
JP2018079566A (ja) * 2016-11-14 2018-05-24 住友ゴム工業株式会社 ストリップ巻回体形成装置
JP2019202454A (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム部材の形成装置
JP7091828B2 (ja) 2018-05-22 2022-06-28 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム部材の形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN103707533B (zh) 2017-04-12
JP6063691B2 (ja) 2017-01-18
CN103707533A (zh) 2014-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4499782B2 (ja) タイヤ用ベルトの製造方法及び装置
JP6063691B2 (ja) ゴムストリップ巻回体形成装置
JP2007320151A (ja) タイヤ加硫装置
WO2017038440A1 (ja) コイル材搬送装置、プレスシステム、およびコイル材搬送方法
JP5824438B2 (ja) 生タイヤの製造ライン
JP2012111078A (ja) ゴム部材の供給貼付装置及びこれを用いたタイヤ用部材の成形方法
CN102180376B (zh) 自动矫正胶带机
KR100593036B1 (ko) 타이어 성형기의 벨트 반제품 커팅 장치
KR101482779B1 (ko) 스크린 이동 유닛 및 이를 구비한 스크린 인쇄 장치
CN105172217B (zh) 曲面贴合机
CN104210214A (zh) 电梯箱体板材粘合生产自动流水线
JP2001219478A (ja) フィルム付きインナーライナーの製造方法および製造装置
CN209566520U (zh) 一种型材一体加工成型的生产系统
JP5681222B2 (ja) 筒状部材の製造装置及び製造方法
CN114346426B (zh) 磨边轮自动激光焊接机
JP5968969B2 (ja) 筒状部材の製造装置及び製造方法
JP2003071523A (ja) 加工装置
JP2011161728A (ja) カーカスプライの成形装置及びそれを用いた空気入りタイヤの製造方法
JP4558151B2 (ja) タイヤ構成部材の貼付け装置
WO2022185622A1 (ja) タイヤの製造方法および成形装置
EP4194190A1 (en) Tire production device and tire production method
CN216443142U (zh) 一种内盒围框盒型设备
JP5969880B2 (ja) 中子搬送台車
CN208290020U (zh) 自动定位送料平台
KR101268381B1 (ko) 성형드럼 가동형 타이어 성형기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6063691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250