JP2014068837A - 物品吊り下げ具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 物品を保持する保持体の変形が防止でき、物品の出し入れが行い易く、しかも、保持体の見栄えが高まる物品吊り下げ具を提供する。
【解決手段】 物品吊り下げ具10は、物品11を保持する箱状の保持体20と、保持体20の左右の側壁22L,22Rに取り付けられて保持体20を吊るす紐体30と、保持体20の上方に配置されると共に紐体30により保持体20に連結され、所定の表示41を備える表示体40と、を有する。表示体40は、その左右方向の幅が保持体20の幅と略同一の寸法Wに設定される。紐体30は、表示体40の左右の側端45L,45Rのそれぞれから導出された後、鉛直線と略平行に下方に延びて、保持体20の左右の側壁22L,22Rに取り付けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、物品吊り下げ具に関し、より詳細には、物品を保持する箱状の保持体と、この保持体を吊るす紐体と有する物品吊り下げ具に関する。
従来、物品を吊り下げる各種の吊り下げ具が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の吊下式陳列具は、商品を収納するトレーと、このトレーの上方に配置される広告板とを有する。トレーの側壁および広告板の隅部には、それぞれ、紐穴が設けられる。
この吊下式陳列具では、トレーの紐穴および広告板の紐穴に帯体を通し、通した帯体を、店内に設けたフックなどに引っ掛ける。これにより、トレーに収納した商品を吊り下げて陳列することができる共に、商品の上方において広告板により所定の広告を表示することができる。
特開2003−199652号公報
しかしながら、特許文献1の吊下式陳列具では、商品が収納されることでトレーに荷重が加わると、トレーの左右の側壁が内向きに倒れて湾曲する。このようなトレーの変形により、例えば、需要者が商品を手に取って確かめる際、商品が取り出しにくくなったり、商品が入れにくく(戻しにくく)なったりする問題点があった。また、トレーが変形することで、化粧箱としてのトレーの見栄えが悪くなる問題が生じていた。このため、吊り下げ具において、物品を保持する保持体の変形を防止する技術が望まれる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、物品を保持する保持体の変形が防止でき、物品の出し入れが行い易く、しかも、保持体の見栄えが高まる物品吊り下げ具を提供することにある。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の物品吊り下げ具は、物品を保持する箱状の保持体と、前記保持体の左右の側壁に取り付けられて前記保持体を吊るす紐体と、前記保持体の上方に配置されると共に前記紐体により前記保持体に連結され、所定の表示を備える表示体と、を有し、前記表示体の左右方向の幅は、前記保持体の幅と略同一の寸法に設定され、前記紐体は、前記表示体の左右の側端のそれぞれから鉛直線と略平行に下方に延びて、前記保持体の左右の側壁に取り付けられることを特徴とする。
この構成によれば、紐体を、表示体の左右の側端のそれぞれから鉛直線と略平行に下方に延ばしたので、保持体の左右の側壁が紐体により鉛直上向きに引っ張られる。これにより、保持体の左右の側壁が内向きに倒れる心配が無い。結果、物品を保持する保持体の変形を防止することができる。
(2)本発明の物品吊り下げ具では、(1)の構成において、前記表示体は、表側の表面材と、前記表面材の下縁に折り曲げ部を介して連なると共に前記表面材の裏側に重なる裏面材と、を有し、前記裏面材は、前記裏面材の左右の側縁の近傍に左右の貫通穴を有し、前記紐体は、前記左右の貫通穴から前記裏面材と前記表面材の間に導入され、前記折り曲げ部の左右の側端のそれぞれから導出されることを特徴とする。
この構成によれば、貫通穴を利用して、紐体を裏面材と表面材の間に通すことで、折り曲げ部の左右の側端(表示体の左右の側端)から紐体を容易に導出することができる。また、紐体が裏面材と表面材の間を通るので、正面から紐体が見えない。これにより、表示体の美粧性を高めることができる。
(3)本発明の物品吊り下げ具は、(2)の構成において、前記裏面材の縁と前記貫通穴の間を結び、且つ、前記紐体を前記裏面材の縁から前記貫通穴に差し入れるスリットを有することを特徴とする。
この構成によれば、紐体を貫通穴に通す際、スリットを利用して紐体の中間部分を貫通穴に容易に差し入れることができる。すなわち、紐体の端部を貫通穴に差し通す必要がないため、物品吊り下げ具の組み立て作業性を向上することができる。
本発明の物品吊り下げ具によれば、物品を保持する保持体の変形を防止することができる。これにより、物品の出し入れが行い易くなり、しかも、保持体の見栄えを高めることができる。
本発明に係る実施形態の物品吊り下げ具の斜視図である。 物品吊り下げ具の正面図である。 表示体の展開図であり、内面側から見た図である。 物品吊り下げ具の背面図である。 図4のA部を拡大して斜め上方から見た斜視図である。 物品吊り下げ具の作用説明図であり、(a)は図4のB部拡大図、(b)保持体の正面図である。 比較例の物品吊り下げ具の作用説明図である。 第1変形例の物品吊り下げ具を説明する図であり、(a)は表示体の展開図、(b)は物品吊り下げ具の上部の正面図である。 第2変形例の物品吊り下げ具の正面図である。 第3変形例の物品吊り下げ具の正面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。また、実施形態において、「上」、「下」、「左」、「右」は、各々、物品吊り下げ具に正対したときの方向を示す。また、「前」、「後」は、各々、物品吊り下げ具に正対したときの「手前側」、「奥側」を示す。また、物品吊り下げ具の左右に同一の機能の要素がある場合、いずれも同一の番号に、左側の部材には「L」を、右側の部材には「R」を付けた符号で示す。また、左右の部材を纏めて称する場合には、番号に「L,R」を付けた符号を用いる。
(物品吊り下げ具の全体構成)
まず、物品吊り下げ具の全体構成を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、実施形態の物品吊り下げ具10は、物品11を保持する箱状の保持体20と、この保持体20をフック(例えば、店舗に設けたS字状のフックなど)12に吊るす紐体30と、保持体20の上方に配置されると共に紐体30により保持体20に連結される表示体40とを有する。
物品11は、例えば、菓子や日常雑貨を含む各種の商品、あるいは、各種の展示品などであり、物品11の種類や形態、個数は任意である。
保持体20と表示体40の構成材料には、各種の材料を用いることができる。この例では、コスト、軽量性、利便性、意匠性、輸送・保管時の折り畳み性などを考慮し、紙製のシートを用いて保持体20と表示体40を構成する。
(保持体の構成)
次に、保持体20の構成を図2に基づいて説明する。
図2に示すように、保持体20は、装飾を施した組み立て式カートン(いわゆる化粧箱)である。保持体20の形状は、各種の形状から選択可能であるが、ここでは、上方に開放した直方体状であり、保持体20には、上から物品11が挿入されて収納・保持される。保持体20は、いわゆるロックボトム式の長方形状の底壁21と、底壁21の左右両端から上方に立ち上がる左右の側壁22L,22Rと、左右の側壁22L,Rの前下部を連結する前壁23と、左右の側壁22L,Rの後部を連結する後壁25とを有する。保持体20に収納される物品11は、正面から見ると、前面および上面が露出する。
左右の側壁22L,Rのそれぞれには、左右方向に貫通する通し穴26L,26Rが設けられる。これら通し穴26L,Rは、側壁22L,Rの前後方向の中央部に設けられており、左右の通し穴26L,Rのそれぞれには、紐体30の左右の端部が通される。
なお、保持体20は、上下方向に複数連結してもよい。例えば、図2において二点鎖線で示すように、保持体20の下方に別の保持体20を配置し、下位の保持体20を上位の保持体20から紐体30で吊るす。このように上下方向に保持体20を連結することにより、2個または3個以上の保持体20を吊るすことができる。
(表示体の構成)
続いて、表示体40の構成を図2〜図4に基づいて説明する。
図2に示すように、表示体40は、所定の表示41を備える、いわゆるPOP(Point
Of Purchase)であり、表示体40の左右方向の幅は、保持体20の幅と略同一の寸法Wに設定される。ここで、表示41は、文字、絵、写真、記号、図形、あるいはこれらの組み合わせなどである。
図3は、折り曲げる前の表示体40を内面側から見た展開図であり、図3に示すように、表示体40は、表示41を備える表側の表面材50と、表面材50の下縁51に折り曲げ部(いわゆる罫線や、断続的な切り込みなど)42を介して連なると共に表面材50の裏側に重なる裏面材60とを有する。
表面材50は、左右方向に長い長方形状の表面材本体52と、この表面材本体52の上縁に連なる円弧状の表側片部53とを有する。この表側片部53には、左右1対の上貫通穴43L,43Rが設けられる。表面材本体52の内面は、表面材50と裏面材60が折り曲げ部42に沿って折り曲げられたとき、左右方向に帯状に延びる両面テープ(図中、斜線で示す部分)55により、裏面材60の内面に接着される。
なお、表面材50と裏面材60を接着する手段は、両面テープ55の他、接着剤を含む各種の接着手段から選択可能である。また、表面材50と裏面材60は、表示体40に求められる仕様によっては、接着しなくてもよい。
裏面材60は、折り曲げ部42を対称軸として、表面材50と線対称な形状であり、長方形状の裏面材本体62と、この裏面材本体62に連なる円弧状の裏側片部63とを有する。裏側片部63には、左右1対の上貫通穴43L,43Rが設けられる。表面材50と裏面材60は、折り曲げ部42に沿って折り曲げられたとき、表面材本体52と裏面材本体62の内面が接着されると同時に、表側片部53と裏側片部63の内面同士および上貫通穴43L,R同士が重なる。
さらに、裏面材本体62には、左右1対の下貫通穴65L,65Rが設けられる。図4に示すように、これら左右の下貫通穴65L,Rは、裏面材本体62の左右の側縁66L,66Rおよび折り曲げ部42の近傍、すなわち、折り曲げ部42の左右の側端45L,Rの近傍に設けられる。これら2個の下貫通穴65L,Rは、下方に行くに従って互いに近づく長円状に形成される。そして、裏面材本体62には、側縁(裏面材の縁に相当)66L,Rと下貫通穴65L,Rの間を結ぶスリット67L,67Rが設けられる。
これら左右のスリット67L,Rは、それぞれ、紐体30を裏面材本体62の側縁66L,Rから下貫通穴65L,Rに差し入れる切り込みである。この例では、スリット67L,Rを水平部71および傾斜部72によって形成する。水平部71は、下貫通穴65L,Rよりも高い位置において側縁66L,Rから水平方向に沿って内向きに切り込まれ、下貫通穴65L,Rの上方を通る。傾斜部72は、水平部71の先端から下貫通穴65L,Rに向けて斜め下方に延び、下貫通穴65L,Rの左右方向内側の端部73に連なる。
(紐体の構成)
次に、紐体30の構成を図4、図5に基づいて説明する。
図4に示すように、紐体30は、フック12から左右に分かれ、分かれた左右の半部31L,31Rは、それぞれ、上貫通穴43L,Rに表側から裏側に貫通するように差し通された後、下貫通穴65L,Rに向けて斜め下方に延びる。下貫通穴65L,Rに通された紐体30の半部31L,Rは、折り曲げ部42の側端(表示体の左右の側端に相当)45L,45Rから導出される。側端45L,Rから導出された紐体30の半部31L,Rは、側端45L,Rの直下に位置する保持体20の通し穴26L,Rに延び、通し穴26L,Rに差し通され、側壁22L,Rの上部に端部が取り付けられる。紐体30の半部31L,Rは、フック12、上貫通穴43L,R、下貫通穴65L,Rおよび側端45L,Rを略直線状に結ぶ。なお、下貫通穴65L,Rおよびスリット67L,Rの位置は、上下方向において任意に設定可能であるが、裏面材本体62の高さをHとしたとき、折り曲げ部42から高さ(H/3)までの範囲に収めることが望ましい。
図5に示すように、下貫通穴65Lでは、例えば、紐体30の半部31Lの中間部分をスリット67Lの水平部71から差し入れ(矢印(1))、さらに、傾斜部72によって、紐体30の半部31Lを下貫通穴65Lに導く(矢印(2))。これにより、紐体30の半部31Lは、下貫通穴65Lから裏面材60と表面材50の間に導入され、折り曲げ部42の側端45Lから導出される。このような紐体30の導出は、右側のスリット67R(図4参照)、下貫通穴65R(図4参照)および側端45R(図4参照)においても、同様に行うことができる。なお、下貫通穴65L,Rへの紐体30の引っ掛け易さや通し易さを考慮すると、水平部71に対する傾斜部72の傾斜角α(図4参照)は、30度以上90度未満、好ましくは、40度以上70度未満に設定することが好適である。
以上、説明した物品吊り下げ具10の作用・効果を図6に基づいて説明する。
図6(a)に示すように、本実施形態によれば、紐体30は、裏面材60と表面材50の間に導入され、折り曲げ部42の側端45L,Rのそれぞれから導出された後、鉛直線Vと略平行に下方に延びる。これにより、図6(b)に示すように、保持体20の側壁22L,Rは、紐体30によって鉛直上向きに引っ張られる(矢印(3))。
これに対し、図7に示すように、表示体101の下部に下貫通穴102L,102Rを単に設けた物品吊り下げ具100の場合、保持体20の側壁22L,Rと下貫通穴102L,Rとを結ぶ線103が鉛直線Vに対して内側に角度θ傾斜してしまい、側壁22L,Rが、角度θ傾斜した向きの力Fで引っ張られる。このため、力Fの水平成分F1によって、保持体20が内向きに湾曲してしまい、物品の出し入れが行いづらくなったり、保持体20の見栄えが悪くなったりする。
この点、本実施形態では、図6(b)に示すように、保持体20の左右の側壁22L,Rが鉛直上向きに引っ張られるので、保持体20の側壁22L,Rが内向きに倒れる心配が無い。結果、保持体20の変形を防止することができる。
したがって、本実施形態によれば、物品11(図2参照)を保持する保持体20の変形を防止することができる。これにより、物品11(図2参照)の出し入れが行い易くなり、しかも、保持体20の見栄えを高めることができる。
また、紐体30を裏面材60と表面材50の間に通すことで、折り曲げ部42の側端45L,R(表示体40の左右の側端)から紐体30を容易に導出することができる。また、紐体30が裏面材60と表面材50の間を通るので、表示体40の下部では正面から紐体30が見えない。このため、表示体40の美粧性を高めることができる。
さらに、紐体30を下貫通穴65L,Rに通す際、スリット67L,Rを利用して、紐体30の中間部分を下貫通穴65L,Rに容易に差し入れることができる。すなわち、紐体30の端部を下貫通穴65L,Rに差し通す必要がないため、物品吊り下げ具10の組み立て作業性を向上することができる。
加えて、物品吊り下げ具10を吊るしたとき、紐体30は、下貫通穴65L,Rの左右方向外側の端部75に寄るため、左右方向内側の端部73に連なるスリット67L,Rからは、紐体30が抜けない。これにより、紐体30が下貫通穴65L,Rからスリット67L,Rに戻って外れることを防止でき、紐体30の機能をしっかりと維持することができる。
(物品吊り下げ具の変形例)
次に、本発明に係る物品吊り下げ具の第1〜第3変形例を図8〜図10に基づいて説明する。なお、前述した物品吊り下げ具10(図2参照)と共通する要素には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
(第1変形例)
前述した物品吊り下げ具10(図2参照)においては、裏面材60(図3参照)と表面材50(図3参照)を互いに線対称な形状としたが、この他、表面材と裏面材は、互いに非対称な形状であってもよい。例えば、図8(a)に示すように、第1変形例に係る表示体40Aでは、表面材50に連なる裏面材60Aを左右方向に細長い帯状に形成し、この細長い裏面材60Aの長手方向に沿って両面テープ55を設ける。そして、裏面材60Aの側縁66L,Rの近傍に左右1対の下貫通穴65L,Rを設け、裏面材60Aの上縁(裏面材の縁に相当)76と下貫通穴65L,Rの間にスリット67L,Rを形成する。スリット67L,Rは、下貫通穴65L,Rの左右方向内側の端部73に連なる。
図8(b)に示すように、この第1変形例の物品吊り下げ具10Aでは、スリット67L,Rを利用して、紐体30の中間部分を裏面材60Aの上縁76から下貫通穴65L,Rに差し入れる。
この第1変形例によれば、前述した物品吊り下げ具10(図2参照)と同様の作用効果を得ることができる。加えて、第1変形例の物品吊り下げ具10Aの構成は、特に、表示体40Aを合紙で構成するなど裏面材60Aが小さくてもよい場合において、有効な手段である。
(第2変形例)
前述した物品吊り下げ具10(図2参照)では、1本の紐体30(図2参照)を使用したが、この他、複数本の紐体を使用することもできる。例えば、図9に示すように、第2変形例の物品吊り下げ具10Bでは、第1の紐体32の両端部を表示体40Bの上貫通穴43L,Rに取り付け、第2の紐体33を折り曲げ部42に沿って表面材50と裏面材60Bの間に通し、第2の紐体33の左右の端部を保持体20の通し穴26L,Rに取り付ける。
この第2変形例によれば、前述した物品吊り下げ具10(図2参照)と同様の作用効果を得ることができる。これに加え、表示体40Bにおける貫通穴の数を減らすことができるので、物品吊り下げ具10Bの組み立て作業性をより高めることができる。
(第3変形例)
前述した物品吊り下げ具10(図2参照)においては、折り曲げ部42の側端45L,R(図2参照)から紐体30(図2参照)を導出したが、本発明において紐体を導出する位置は、表示体の側端の上下方向において任意である。例えば、図10に示すように、第3変形例の物品吊り下げ具10Cでは、側縁66L,Rの上下方向の中央部に、切り起こし片などで引っ掛け部77L,77Rを設け、これら引っ掛け部77L,Rに紐体30を掛け止める。
この第3変形例によれば、前述した物品吊り下げ具10(図2参照)と同様の作用効果を得ることができる。さらに、引っ掛け部77L,Rの上下方向の位置を任意に設定することにより、表示体40Cと保持体20の離間距離を任意に変更することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 物品吊り下げ具
10A 物品吊り下げ具
10B 物品吊り下げ具
10C 物品吊り下げ具
11 物品
20 保持体
22L,R 側壁
30 紐体
32 第1の紐体
33 第2の紐体
40 表示体
40A 表示体
40B 表示体
40C 表示体
41 表示
42 折り曲げ部
45L,R 側端
50 表面材
51 下縁
60 裏面材
60A 裏面材
60B 裏面材
60C 裏面材
65L,R 下貫通穴(貫通穴)
66L,R 側縁(裏面材の縁)
67L,R スリット
76 上縁(裏面材の縁)
V 鉛直線
W 寸法

Claims (3)

  1. 物品を保持する箱状の保持体と、
    前記保持体の左右の側壁に取り付けられて前記保持体を吊るす紐体と、
    前記保持体の上方に配置されると共に前記紐体により前記保持体に連結され、所定の表示を備える表示体と、
    を有し、
    前記表示体の左右方向の幅は、前記保持体の幅と略同一の寸法に設定され、
    前記紐体は、前記表示体の左右の側端のそれぞれから鉛直線と略平行に下方に延びて、前記保持体の左右の側壁に取り付けられることを特徴とする物品吊り下げ具。
  2. 前記表示体は、
    表側の表面材と、
    前記表面材の下縁に折り曲げ部を介して連なると共に前記表面材の裏側に重なる裏面材と、
    を有し、
    前記裏面材は、前記裏面材の左右の側縁の近傍に左右の貫通穴を有し、
    前記紐体は、前記左右の貫通穴から前記裏面材と前記表面材の間に導入され、前記折り曲げ部の左右の側端のそれぞれから導出されることを特徴とする請求項1に記載の物品吊り下げ具。
  3. 前記裏面材の縁と前記貫通穴の間を結び、且つ、前記紐体を前記裏面材の縁から前記貫通穴に差し入れるスリットを有することを特徴とする請求項2に記載の物品吊り下げ具。
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