JP2014068743A - 消火栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、前倒方向にほぼ180°回動移動できる消火栓扉の回動機構部にシリンダーダンパーを具備し、消火栓扉の回動速度の低速化を図り、作業負荷を軽減できるとともに、消火栓扉の前面パネルへの衝突に起因する損傷の発生を抑制できる消火栓装置を得る。
【解決手段】消火栓扉12は、その下端が蝶番13により前面パネル11の開口部11aの下端縁部に回動可能に連結され、塞口位置と開放位置との間を略180°回動移動可能に構成されている。第1リンク20一端が消火栓扉12の裏面に第1ピン22周りに回動可能に連結され、第2リンク23の一端が前面パネル11の裏面の開口部11aの下部側に第2ピン27周りに回動可能に連結され、第2リンク23の他端が第1リンク20の他端側に第3ピン28周りに回動可能に連結されている。オイルダンパー32が第1リンク20他端と前面パネル11の裏面下部との間に配設されている。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えば高速自動車道等のトンネルに設置されて火災時に本体内部の消火用ホースを引き出して消火を行う消火栓装置に関し、特に消火栓扉の開閉機構に関するものである。
従来の消火栓装置は、消火用ホース、消火器などが内部に収納される本体と、消火用ホースの収納空間を開閉可能に本体の前面に取り付けられた消火栓扉と、消火器の収納空間を開閉可能に筐体の前面に取り付けられた消火器扉と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の消火栓装置では、消火栓扉が本体の前面開口部の下縁にヒンジを介して取り付けられており、前傾方向に約90°回動させることで開放することができる。そこで、開放時には、消火栓扉が前方に大きく突出し、避難用にも使用される監査員通路にまで及んでしまい、通行の邪魔になるという不具合があった。
このような状況を鑑み、消火栓扉を上側扉と下側扉とに上下に分割し、上側扉の下端を蝶番により下側扉の上端に回動可能に取り付けて、上側扉を前傾方向に下側扉に折り重なるまで回動できるように構成された消火栓装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−95943号公報 特開2010−104432号公報
この種の消火栓装置では、消火栓扉を含め筐体が鋼板で作製されているので、消火栓扉の重量が重くなっている。特許文献2に記載の従来の消火栓装置では、上側扉が蝶番により回動可能に構成されているので、上側扉の回動動作が急激に行われると、上側扉が下側扉に激突し、上側扉や下側扉が損傷してしまうことも考えられる。そこで、作業者は、操作ハンドルを持って上側扉を前傾方向に回動させる際に、回動角度が90°を超えるあたりから、腰を屈めながら上側扉をゆっくりと回動させて、上側扉を下側扉に折り重ねることになり、作業負荷が大きくなるという課題があった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、塞口位置と開放位置との間をほぼ180°回動移動できる消火栓扉の回動機構部にシリンダーダンパーを具備し、消火栓扉の回動速度の低速化を図り、作業負荷を軽減できるとともに、消火栓扉の前面パネルへの衝突に起因する損傷の発生を抑制できる消火栓装置を得ることを目的とする。
この発明による消火栓装置は、ホースを内部に収納し、前面を開放する箱形の本体と、上記本体の前面に取り付けられ、上記ホースの収納領域に相対する開口部を有する前面パネルと、下端が蝶番により上記前面パネルの上記開口部の下端縁部に回動可能に連結され、上記開口部を塞口する塞口位置と上記前面パネルの前面の上記開口部の下部側に沿った開放位置との間を略180°回動移動可能に構成された消火栓扉と、一端が上記消火栓扉の裏面に、上記蝶番の軸方向と平行な軸方向とする第1ピン周りに回動可能に連結された第1リンクと、一端が上記前面パネルの裏面の上記開口部の下部側に、上記蝶番の軸方向と平行な軸方向とする第2ピン周りに回動可能に連結され、他端が上記第1リンクの他端側に、上記蝶番の軸方向と平行な軸方向とする第3ピン周りに回動可能に連結された第2リンクと、上記第1リンクおよび上記第2リンクの一方の他端側と上記前面パネルの裏面下部側および上記本体の底部の一方との間に配設されたシリンダーダンパーと、を備えている。
この発明によれば、消火栓扉が、開口部を塞口する塞口位置と前面パネルの前面の開口部の下部側に沿った開放位置との間を略180°回動移動可能に構成されているので、開放時に、消火栓扉が通路に突出して、通行に支障をきたすような事態が回避される。
第1リンクの一端が消火栓扉の裏面に第1ピン周りに回動可能に連結され、第2リンクの一端が前面パネルの裏面の開口部の下部側に第2ピン周りに回動可能に連結され、第2リンクの他端が第1リンクの他端側に第3ピン周りに回動可能に連結されている。そして、シリンダーダンパーが第1リンクおよび第2リンクの一方の他端側と前面パネルの裏面下端および本体の底部の一方との間に配設されている。そこで、作業者が、消火栓扉を開放方向に少し回動させることで、消火栓扉が自重によりゆっくりと回動し、作業負荷が著しく軽減されるとともに、消火栓扉が前面パネルに衝突して、損傷するような事態の発生が抑制される。
この発明の一実施の形態に係る消火栓装置を示す正面図である。 この発明の一実施の形態に係る消火栓装置を示す一部破断平面図である。 この発明の一実施の形態に係る消火栓装置における消火栓扉の閉止状態を示す断面図である。 この発明の一実施の形態に係る消火栓装置における消火栓扉の開放途中の状態を示す断面図である。 この発明の一実施の形態に係る消火栓装置における消火栓扉の開放状態を示す断面図である。 この発明の一実施の形態に係る消火栓装置における第1フレームと第2フレームの連結構造を説明する図である。 この発明の一実施の形態に係る消火栓装置における消火栓扉の緩衝機構に用いられるオイルダンパーの構成を説明する断面図である。 この発明の一実施の形態に係る消火栓装置における消火栓扉の緩衝機構に用いられるオイルダンパーの伸長動作を説明する断面図である。 この発明の一実施の形態に係る消火栓装置における消火栓扉の緩衝機構に用いられるオイルダンパーの収縮動作を説明する断面図である。
以下、本発明の消火栓装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
図1はこの発明の一実施の形態に係る消火栓装置を示す正面図、図2はこの発明の一実施の形態に係る消火栓装置を示す一部破断平面図、図3はこの発明の一実施の形態に係る消火栓装置における消火栓扉の閉止状態を示す断面図、図4はこの発明の一実施の形態に係る消火栓装置における消火栓扉の開放途中の状態を示す断面図、図5はこの発明の一実施の形態に係る消火栓装置における消火栓扉の開放状態を示す断面図、図6はこの発明の一実施の形態に係る消火栓装置における第1リンクと第2リンクの連結構造を説明する図、図7はこの発明の一実施の形態に係る消火栓装置における消火栓扉の緩衝機構に用いられるオイルダンパーの構成を説明する断面図、図8はこの発明の一実施の形態に係る消火栓装置における消火栓扉の緩衝機構に用いられるオイルダンパーの伸長動作を説明する断面図、図9はこの発明の一実施の形態に係る消火栓装置における消火栓扉の緩衝機構に用いられるオイルダンパーの収縮動作を説明する断面図である。なお、図3乃至図5では、説明の便宜上、本体内に収納されている機器を省略している。
図1および図2において、消火栓装置1は、前面に開口する直方体の箱形に作製された本体2内に、消火栓弁3、消火栓弁3を開閉する開閉レバー50およびメンテナンス弁4などを有する配管部5、先端に消火用ノズル6を有する消火用ホース7が内巻きに収納されるホース収納部8、消火器が収納される消火器収納部9、各種電気機器が設けられた電気機器部10などを備えている。
本体2の前面には、ホース収納部8のホース引出口8a、消火栓弁3および開閉レバー50などに面する、開口形状を長方形とする開口部11aを有する前面パネル11が設けられている。そして、消火栓扉12が開口部11aを開閉可能に前面パネル11に取り付けられている。
消火栓扉12は、開口部11aの開口形状と同等の長方形平板状に作製され、その下端を前面パネル11の開口部11aの下縁に、軸方向を本体2の幅方向とする蝶番13により回動可能に連結されている。扉回動機構19が消火栓扉12と前面パネル11との間に設けられ、シリンダーダンパーとしてのオイルダンパー32(図示せず)が扉回動機構19と前面パネル11との間に設けられている。これにより、消火栓扉12は、起立して開口部11aを塞口する塞口位置と、前倒方向にほぼ180°回動して前面パネル11の前面に沿った開放位置と、の間を回動移動可能となっている。
磁石14が消火栓扉12の裏面上部の左右に一対配設されており、前面パネル11の開口部11aの開口縁部の上部に設けられた受け金具に磁気吸着して、消火栓扉12を塞口位置に保持できるようになっている。開閉操作用ハンドル15が消火栓扉12の前面上部の左右に一対配設されている。さらに、ゴム製のストッパ16が前面パネル11の前面の開口部11aの下部側の左右に一対配設され、ほぼ180°回動した消火栓扉12に当接して消火栓扉12を開放位置に保持できるようになっている。
このように構成された消火栓装置1は、例えばトンネル壁面に凹設された箱抜きに、本体2の幅方向を水平にして、前面パネル11をトンネル内に向けて、取り付けられる。
つぎに、消火栓扉12の扉回動機構19について図3乃至図6を参照しつつ説明する。
第1リンク20は、図3に示されるように、一端側が湾曲した平板状に作製されている。一対の取付金21が蝶番13の軸方向に第1リンク20の厚みより僅かに広く離間して消火栓扉12の裏面下部側に固着されている。そして、第1リンク20の一端が一対の取付金21間に挿入され、蝶番13の軸方向と平行な軸方向とする第1ピン22が第1リンク20の一端を遊嵌状態に挿通して一対の取付金21に固着されている。これにより、第1リンク20が、一端を第1ピン22周りに回動可能に消火栓扉12の裏面下部に連結されて、一端側が上に凸状に湾曲した状態に取り付けられる。
第2リンク23は、図6に示されるように、長方形平板状に作製された2枚のフレーム24の一端側で第1リンク20の厚みより僅かに厚い補強板25を挟持し、ねじなどの締着部材により締着一体化して構成されている。一対の取付金26が蝶番13の軸方向に第2リンク23の厚みより僅かに広く離間して前面パネル11の裏面の開口部11aの下部側に固着されている。
そして、第2リンク23が、一端を一対の取付金26間に挿入され、蝶番13の軸方向と平行な軸方向とする第2ピン27がフレーム24の対の一端を遊嵌状態に挿通して一対の取付金26に固着されている。これにより、第2リンク23が、一端を第2ピン27周りに回動可能に前面パネル11の開口部11aの裏面下部側に連結される。そして、第2リンク23を第2ピン27周りに前面パネル11側に回動させたときに、蝶番13との干渉を回避する切り欠き24aがフレーム24に凹設されている。
第1リンク20の他端側が、フレーム24の対の他端間に挿入され、蝶番13の軸方向と平行な軸方向とする第3ピン28が第1リンク20の他端側を遊嵌状態に挿通してフレーム24の対の他端に固着されている。これにより、第1リンク20と第2リンク23とが、第3ピン28周りに回動可能に連結される。
このように構成された消火栓扉12の扉回動機構19は、第1ピン22、第2ピン27、第3ピン28および蝶番13により連結された四節リンクのリンク機構に構成される。そして、消火栓扉12の開放動作では、消火栓扉12が、図3中蝶番13を中心に反時計回りに回動する。そして、消火栓扉12の回動力が第1ピン22を介して第1リンク20に伝達され、第2リンク23が第2ピン27を中心に反時計回りに回動する。消火栓扉12は、図4に示されるように、蝶番13を中心に90°回動した状態を経て、図5に示されるように、蝶番13を中心にほぼ180°回動した開放状態となる。蝶番13を中心にほぼ180°回動した消火栓扉12は、ストッパ16に当接し、開放位置に保持される。
消火栓扉12が蝶番13を中心にほぼ180°回動した状態では、蝶番13は図5に示されるように切り欠き24a内に収まり、蝶番13と第2リンク23との干渉が回避される。さらに、第1リンク20の一端側が上に凸状に湾曲しているので、消火栓扉12が開放位置に保持されたときに、図5に示されるように、第2リンク23の他端側が開口部11aから突出せず、かつ第1リンク20の開口部11aからの延出量が少なくなる。
このように構成された四節リンクは、第1ピン22、第2ピン27、第3ピン28および蝶番13の軸方向と直交する平面上で決まった動作を繰返す。なお、第1ピン22、第2ピン27、第3ピン28および蝶番13の軸方向は互いに平行である。
つぎに、消火栓扉12の緩衝機構について説明する。
一対の取付金29が、図3に示されるように、取付金26の下方の前面パネル11の裏面下端に固着されている。そして、オイルダンパー32のシャフト35の先端が、一対の取付金29間に挿入され、蝶番13の軸方向と平行な軸方向とする第4ピン30がシャフト35の先端を遊嵌状態に挿通して一対の取付金29に固着されている。これにより、オイルダンパー32が、シャフト35の先端を第4ピン30周りに回動可能に前面パネル11の裏面下端に連結される。さらに、オイルダンパー32の本体33の先端が、第1リンク20の他端に蝶番13の軸方向と平行な軸方向とする第5ピン31周りに回動可能に連結される。
オイルダンパー32は、図7に示されるように、本体33内にオイル34を充填して構成され、シャフト35に形成されたピストン36が本体33内を摺動するように配設されている。本体33内が、ピストン36により第1オイル室37aと第2オイル室37bとに画成される。そして、第1オリフィス38が第1オイル室37aと第2オイル室37bとを連通するようにピストン36に形成されている。また、第1オリフィス38より大径の第2オリフィス39が第1オイル室37aと第2オイル室37bとを連通するようにピストン36に形成されている。さらに、逆止弁40がピストン36の第2オイル室37b側に第2オリフィス39を開閉可能に配設されている。フリーピストン41が、ピストン36と相対して第1オイル室37aを画成するように本体33内を摺動するように配設されている。そして、高圧ガス42がフリーピストン41の第1オイル室37aと反対側に充填されている。逆止弁40は、第2オリフィス39を介して、第1オイル室37aから第2オイル室37bへのオイル34の流入を許容し、一方、第2オイル室37bから第1オイル室37aへのオイル34の流入を許容しない構造である。
シャフト35の伸長動作時には、図8に示されるように、ピストン36の移動により、第2オイル室37b内のオイル34が加圧される。そこで、逆止弁40が閉じ、第2オイル室37b内のオイル34が第1オリフィス38を介して第1オイル室37aに流入し、ピストン36が第2オイル室37b側に徐々に移動する。そして、ピストン36の速度、すなわちシャフト35の伸長速度は、第1オリフィス38の口径で制御される。これにより、シャフト35が低速度で伸長し、消火栓扉12がゆっくりと開けられることになる。
シャフト35の収縮動作時には、図9に示されるように、ピストン36の移動により、第1オイル室37a内のオイル34が加圧される。そこで、逆止弁40が開き、第1オイル室37a内のオイル34が主に大径の第2オリフィス39を介して第2オイル室37bに流入し、ピストン36が第1オイル室37a側に徐々に移動する。そして、ピストン36の速度、すなわちシャフト35の収縮速度は、ほぼ第2オリフィス39の口径で制御される。これにより、シャフト35が伸長速度より速い速度で収縮し、消火栓扉12が軽い力で閉じられることになる。
フリーピストン41の第1オイル室37aと反対側に充填された高圧ガス42が、第1オイル室37a内のオイル34に圧力を加えている。この圧力は、第1オイル室37aの容積を縮小するようにフリーピストン41を押圧し、シャフト35を押し出すように作用する。そこで、作業者が消火栓扉12を少し傾斜させることで、消火栓扉12は開放方向に動き、消火栓扉12の開放動作時の操作重量が軽減される。
この実施の形態によれば、消火栓扉12の下端が蝶番13により前面パネル11の開口部11aの下端縁部に回動可能に連結され、起立して開口部11aを塞口する塞口位置と前面パネル11の前面の開口部11aの下部側に沿った開放位置との間を略180°回動移動可能に構成されている。そこで、消火栓扉12の開放時に、消火栓扉12が前方に大きく突出して、避難用にも使用される監査員通路にまで及んでしまい、通行の邪魔になるような事態が回避される。また、消火栓扉12の開放時には、消火栓扉12は前面パネル11の前面に沿った開放位置に保持されるので、通水試験などのメンテナンス時に、作業者はホース収納部8に近づいて、消火用ホース7のホース収納部8からの引き出しやホース収納部8への収納を行うことができ、作業負荷が軽減される。
第1リンク20の一端が消火栓扉12の裏面に第1ピン22周りに回動可能に連結され、第2リンク23の一端が前面パネル11の裏面の開口部11aの下部側に第2ピン27周りに回動可能に連結されている。そして、第2リンク23の他端が第1リンク20の他端側に第3ピン28周りに回動可能に連結されている。さらに、オイルダンパー32が前面パネル11の裏面下端と第1リンク20の他端との間に配設されている。そこで、作業者が、開閉操作用ハンドル15を持って消火栓扉12を開放方向に少し回動させることで、消火栓扉12が自重によりゆっくりと回動する。そこで、消火栓扉12を開放する際の作業負荷が著しく軽減されるとともに、消火栓扉12が前面パネル11に衝突して損傷するような事態の発生が抑制される。
オイルダンパー32が前面パネル11の裏面下端と第1リンク20の他端との間に配設されているので、開口部11aの下端位置を低くすることができ、見栄えがよくなる。また、開閉レバー50を利用した消火栓弁3の開放操作への障害となりにくい。
第1リンク20の第1ピン22と第3ピン28との間の部位が上に凸状に湾曲しているので、消火栓扉12が開放位置に保持されているときに、第1リンク20の前面パネル11からの突出量が少なくなり、監査員通路の通行に支障をきたすことがない。さらに、第2リンク23およびオイルダンパー32の一端側の開口部11aからの突出がなく、消火用ホース7の引き出しの際に障害とならない。さらにまた、扉回動機構19の前面パネル11の裏面から奥行き方向への突出量が少なくなり、本体2の機器収納スペースが拡大される。
切り欠き24aが第2リンク23に凹設され、消火栓扉12が開放位置に保持されているときに、蝶番13が切り欠き24a内に収められる。そこで、第2リンク23の一端と前面パネル11の裏面との連結部の位置を前面パネル11に近づけることができる。これにより、扉回動機構19の前面パネル11の裏面から奥行き方向への突出量が少なくなり、本体2の機器収納スペースが拡大される。
なお、上記実施の形態では、オイルダンパー32が第1リンク20の他端に連結されているものとしているが、オイルダンパー32が第2リンク23の他端側に連結されてもよい。
また、上記実施の形態では、オイルダンパー32が第1リンク20の他端に連結されているものとしているが、第1リンク20と第2リンク23とを連結している第3ピン28の長さを長くして、オイルダンパー32が第3ピン28の延出部に連結されてもよい。
また、上記実施の形態では、オイルダンパー32が前面パネル11の裏面下端に連結されているものとしているが、オイルダンパー32は本体2の底部の前面パネル11側に連結されてもよい。
また、上記実施の形態では、シリンダーダンパーとして、流体抵抗を利用したオイルダンパー32を用いるものとしているが、摩擦抵抗を利用したダンパーを用いてもよい。
また、上記実施の形態では、シリンダーダンパーとして、オイル抵抗を利用したオイルダンパー32を用いるものとしているが、液体はオイルに限定されない。
また、上記実施の形態では、消火栓扉12は磁石14によって閉塞位置に保持されているが、磁石14に変えてラッチ機構によって消火栓扉12を塞口位置に保持するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、前面パネル11は、消火栓扉12の開放位置(前面パネル11の前面の開口部11aの下部側に沿った開放位置)に対向する部位も含めて一体で構成したが、従来例の特許文献2のように、消火栓扉12の開放位置に対向する部位は、下側扉として別体で構成してもよく、その構成も本発明に含まれる。
1 消火栓装置、2 本体、7 消火用ホース、11 前面パネル、11a 開口部、12 消火栓扉、13 蝶番、20 第1リンク、22 第1ピン、23 第2リンク、24a 切り欠き、27 第2ピン、28 第3ピン、32 オイルダンパー(シリンダーダンパー)。

Claims (4)

  1. ホースを内部に収納し、前面を開放する箱形の本体と、
    上記本体の前面に取り付けられ、上記ホースの収納領域に相対する開口部を有する前面パネルと、
    下端が蝶番により上記前面パネルの上記開口部の下端縁部に回動可能に連結され、上記開口部を塞口する塞口位置と上記前面パネルの前面の上記開口部の下部側に沿った開放位置との間を略180°回動移動可能に構成された消火栓扉と、
    一端が上記消火栓扉の裏面に、上記蝶番の軸方向と平行な軸方向とする第1ピン周りに回動可能に連結された第1リンクと、
    一端が上記前面パネルの裏面の上記開口部の下部側に、上記蝶番の軸方向と平行な軸方向とする第2ピン周りに回動可能に連結され、他端が上記第1リンクの他端側に、上記蝶番の軸方向と平行な軸方向とする第3ピン周りに回動可能に連結された第2リンクと、
    上記第1リンクおよび上記第2リンクの一方の他端側と上記前面パネルの裏面下部側および上記本体の底部の一方との間に配設されたシリンダーダンパーと、を備えていることを特徴とする消火栓装置。
  2. 上記シリンダーダンパーは、上記第1リンクの他端と上記前面パネルの裏面下端との間に配設されていることを特徴とする請求項1記載の消火栓装置。
  3. 上記第1リンクの上記第1ピンと上記第3ピンとの間の部位が、上に凸状に湾曲していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の消火栓装置。
  4. 上記消火栓扉が開放位置に位置しているときに、上記蝶番が収められる切り欠きが上記第2リンクに凹設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の消火栓装置。
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