JP2014067818A - フレームユニットのテープ弛み固定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ウエーハがエキスパンドテープを介して環状フレームに貼着されて形成されたフレームユニットのエキスパンドテープを拡張した後、ウエーハ外周のエキスパンドテープに発生した弛みを固定するフレームユニットのテープ弛み固定方法を提供することである。
【解決手段】 フレームユニットのテープ弛み固定方法であって、エキスパンドテープを拡張してチップ間隔を広げた後、エキスパンドテープに負圧を作用させながら環状部材をエキスパンドテープの粘着面に固定してエキスパンドテープの拡張を維持する拡張維持ステップを実施する。拡張維持ステップを実施後に、エキスパンドテープの拡張を解除することでエキスパンドテープの余剰部分が隆起した隆起部を発生させる。エキスパンドテープの隆起部を覆う範囲に補強テープを貼着し、隆起物を潰した状態で固定する。
【選択図】図9

Description

本発明は、ウエーハがエキスパンドテープを介して環状フレームに貼着されたフレームユニットの拡張されたテープの弛みを固定するフレームユニットのテープ弛み固定方法に関する。
半導体デバイス製造プロセスにおいては、略円盤形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって区画された各領域に、IC、LSI等のデバイスを形成する。
そして、半導体ウエーハをストリートに沿って切断することによってデバイスが形成された領域毎にウエーハを分割し、個々のデバイスチップを製造している。また、サファイア基板等のエピタキシー基板上にエピタキシャル層(発光層)が形成された光デバイスウエーハも同様に分割されて個々の光デバイスチップが製造される。
このような半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等のウエーハを分割予定ラインに沿って分割する方法として、ウエーハに対して透過性を有する波長のパルスレーザービームを分割予定ラインに沿って照射し、ウエーハ内部に改質層を形成し、その後ウエーハに外力を付与して、ウエーハを改質層に沿って破断して個々のデバイスチップに分割する方法がある(例えば、特許第3408805号公報参照)。
この方法では、ウエーハに外力を付与する際にウエーハを貼着したエキスパンドテープを半径方向に拡張させてウエーハを改質層に沿って破断するとともにチップ間距離を形成し、後の工程へ搬送する際やチップをピックアップする際にチップ同士が当たってエッジ部が欠けたりすることを防止している。
また、拡張したエキスパンドテープの伸びた領域を加熱して収縮させ、拡張前と変わらない状態にエキスパンドテープの弛みをなくし、チップ同士が当たることや次工程以降で問題なくハンドリングできるようにした技術が特開2007−123658号公報に開示されている。
このテープを拡張する工程は、切削ブレードを用いてウエーハをチップに分割するダイシングにおいても、20μm〜30μm等の薄い切削ブレードで形成されたチップ間隔では狭すぎる場合に、チップ間隔を拡大するために有効な工程である。
特許第3408805号公報 特開2007−123658号公報 特開2010−263164号公報
しかし従来の方法では、エキスパンドテープを拡張後、伸びた部分を加熱して収縮させる際に、局所的に加熱するようにしてもウエーハ領域のエキスパンドテープも多少縮んでしまうため、チップ間隔が狭くなり易い。
また、エキスパンドテープの伸びた領域を収縮させるため、発熱体を近づけたり熱風等で伸びた領域のエキスパンドテープを加熱したりするのに時間がかかってしまうため、その間にチップ間隔が狭くなってしまう。
更に、テープのエキスパンドを解除する際、チャックテーブルのバキュームだけではエキスパンドテープの固定が万全ではなく、チャックテーブルの外周についてはエキスパンドテープがめくれ、めくれた部分の拡張が解除されて特にその部分のチップ間隔が狭くなるという課題もあった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ウエーハがエキスパンドテープを介して環状フレームに貼着されて形成されたフレームユニットのエキスパンドテープを拡張した後、ウエーハ外周のエキスパンドテープに発生した弛みを固定するフレームユニットのテープ弛み固定方法を提供することである。
本発明によると、表面に形成された複数のデバイスを格子状に区画する複数の分割予定ラインに加工処理が施されたウエーハがエキスパンドテープを介して環状フレームに貼着されたフレームユニットの該エキスパンドテープを拡張した後、ウエーハ外周の該エキスパンドテープに発生した弛みを固定するフレームユニットのテープ弛み固定方法であって、該ウエーハの直径より大きく該環状フレームの内径より小さい直径の保持面を有するチャックテーブルに該エキスパンドテープを介して該フレームユニットの該ウエーハを載置するウエーハ載置ステップと、該環状フレームと該チャックテーブルを該保持面に対して垂直方向に相対移動させて該エキスパンドテープを拡張し、該ウエーハに外力を付与して該加工処理された該分割予定ラインを広げてデバイスチップ間の間隔を広げるチップ間隔拡張ステップと、該ウエーハの直径より大きい内径と該チャックテーブルの保持面の直径より小さい外径を有する環状部材を準備する環状部材準備ステップと、該チップ間隔拡張ステップを実施した後、該チャックテーブルの該保持面を介して該エキスパンドテープに負圧を作用させて該エキスパンドテープの収縮を抑制しつつ、内径に該ウエーハが収容される位置で該環状部材を該エキスパンドテープの粘着面に固定し、該エキスパンドテープの拡張を維持する拡張維持ステップと、該拡張維持ステップを実施した後、該環状フレームと該チャックテーブルを該保持面に対して垂直方向に相対移動させて該環状フレームと該チャックテーブルの該保持面とを略同等の高さに位置付け、該環状部材の外周の該エキスパンドテープの拡張を解除することで、該環状部材の外周と該環状フレームの内周との間で該エキスパンドテープの余剰部分が隆起した隆起部を発生させる隆起部発生ステップと、該隆起部発生ステップを実施した後、該環状部材を該エキスパンドテープの該粘着面から除去する環状部材除去ステップと、該環状部材除去ステップを実施した後に、該エキスパンドテープの該隆起部を覆う範囲に補強テープを貼着し、該ウエーハ外周の該エキスパンドテープの弛みを固定する補強テープ貼着ステップと、を備えたことを特徴とするフレームユニットのテープ弛み固定方法が提供される。
本発明によると、エキスパンドテープ拡張後、環状部材によってチップ間隔をウエーハ全域にわたって確実に維持しつつ、外周のエキスパンドテープの隆起部を覆う範囲に補強テープを貼着することにより隆起部を固定する。
これによって、チップ間隔が経時変化によって狭くなることが防止され、ウエーハ外周部のテープが弛んだりしてチップ同士がこすれて損傷したりすることも防止される。また、隆起部を潰すように補強テープを固定するので、テープを平坦に保つことが可能となり、次工程への悪影響もないという効果を奏する。
レーザー加工装置の概略斜視図である。 レーザービーム照射ユニットのブロック図である。 ウエーハをエキスパンドテープを介して環状フレームに装着したフレームユニットの斜視図である。 改質層形成ステップの説明図である。 ウエーハ載置ステップを示すテープ拡張装置の縦断面図である。 チップ間隔拡張ステップを示すテープ拡張装置の縦断面図である。 拡張維持ステップを示すテープ拡張装置の縦断面図である。 隆起部発生ステップを示すテープ拡張装置の縦断面図である。 補強テープ貼着ステップを示すテープ拡張装置の縦断面図である。 補強テープ貼着ステップを説明する平面図である。 隆起部発生ステップの他の実施形態を示すテープ拡張装置の縦断面図である。 補強テープ貼着ステップの他の実施形態を示すテープ拡張装置の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1はレーザー加工装置2の概略構成図を示している。レーザー加工装置2は、静止基台4上に搭載されたX軸方向に伸長する一対のガイドレール6を含んでいる。
X軸移動ブロック8は、ボール螺子10及びパルスモータ12とから構成されるX軸送り機構(X軸送り手段)14により加工送り方向、即ちX軸方向に移動される。X軸移動ブロック8上には円筒状支持部材22を介してチャックテーブル20が搭載されている。
チャックテーブル20は多孔性セラミックス等から形成された吸着部(吸着チャック)24を有している。チャックテーブル20には図3に示す環状フレームFをクランプする複数(本実施形態では4個)のクランパ26が配設されている。
X軸送り機構14は、ガイドレール6に沿って静止基台4上に配設されたスケール16と、スケール16のX座標値を読みとるX軸移動ブロック8の下面に配設された読み取りヘッド18とを含んでいる。読み取りヘッド18はレーザー加工装置2のコントローラに接続されている。
静止基台4上には更に、Y軸方向に伸長する一対のガイドレール28が固定されている。Y軸移動ブロック30は、ボール螺子32及びパルスモータ34とから構成されるY軸送り機構(割り出し送り機構)36によりY軸方向に移動される。
Y軸移動ブロック30にはZ軸方向に伸長する一対の(一本のみ図示)ガイドレール38が形成されている。Z軸移動ブロック40は、図示しないボール螺子とパルスモータ42から構成されるZ軸送り機構44によりZ軸方向に移動される。
46はレーザービーム照射ユニットであり、レーザービーム照射ユニット46のケーシング48中には後で詳細に説明するレーザービーム発振手段等が収容されており、ケーシング48の先端にはレーザービームを加工すべきウエーハ上に集光する集光器(レーザヘッド)50が装着されている。
レーザービーム照射ユニット46のケーシング48内には、図2のブロック図に示すように、レーザービーム発振手段51と、レーザービーム変調手段53が配設されている。
レーザービーム発振手段51としては、YAGレーザ発振器或いはYVO4レーザ発振器を用いることができる。レーザービーム変調手段53は、繰り返し周波数設定手段55と、パルス幅設定手段57と、波長設定手段59を含んでいる。
レーザービーム変調手段53を構成する繰り返し周波数設定手段55、パルス幅設定手段57及び波長設定手段59は周知の形態のものであり、本明細書においてはその詳細な説明を省略する。
ケーシング48にはアライメントユニット(アライメント手段)52が搭載されている。アライメントユニット52はチャックテーブル20に保持されたウエーハWを撮像する撮像ユニット(撮像手段)54を有している。集光器50と撮像ユニット54はX軸方向に整列して配置されている。
図3に示すように、レーザー加工装置2の加工対象である半導体ウエーハWの表面においては、第1のストリート(第1の分割予定ライン)S1と第2のストリート(第2の分割予定ライン)S2とが直交して形成されており、第1のストリートS1と第2ストリートS2とによって区画された各領域にデバイスDが形成されている。
ウエーハWは粘着テープであるエキスパンドテープTに貼着され、エキスパンドテープTの外周部が環状フレームFに貼着されてフレームユニット11が形成される。これにより、ウエーハWはエキスパンドテープTを介して環状フレームFに支持された状態となり、図1に示すクランプ26により環状フレームFをクランプすることにより、チャックテーブル20上に支持固定される。
ウエーハWがチャックテーブル20上に吸引保持され、環状フレームFがクランプ26によりクランプされると、レーザヘッド50で加工すべき領域を検出するアライメントが実施される。
このアライメントは、撮像ユニット54でレーザ加工すべき領域を撮像し、撮像により取得した画像に基づき、パターンマッチング等の画像処理によってレーザ加工すべきストリートを検出することにより遂行される。
アライメントが終了したら、図4(A)に示すように、チャックテーブル20をレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニット46の集光器50が位置するレーザービーム照射領域に移動し、アライメントされたストリートS1の一端をレーザービーム照射ユニット46の集光器50の直下に位置づける。
そして、集光器50からウエーハWに対して透過性を有する波長のレーザービームを照射しながら、チャックテーブル20をX軸方向に移動して、図4(B)に示すように、レーザービーム照射ユニット46の集光器50の照射位置がストリートS1の他端に達したら、パルスレーザービームの照射を停止するとともにチャックテーブル20の移動を停止する。
このレーザ加工時においては、パルスレーザービームの集光点Pを図4(A)に示すようにウエーハWの厚さ方向中間部に位置づける。その結果、図4(B)に示すように、ウエーハWの内部にストリートS1に沿った改質層58が形成される。
ウエーハWの内部に改質層58を形成するレーザ加工条件は、例えば以下のように設定されている。
光源 :LD励起QスイッチNd:YVO4パルスレーザー
波長 :1064nm
平均出力 :1W
パルス幅 :40ns
繰り返し周波数 :100kHz
集光スポット径 :φ1μm
加工送り速度 :100mm/秒
以上のようにして、ウエーハWの全てのストリートS1に沿って改質層形成工程を実施したならば、チャックテーブル20を90度回転させて第1のストリートS1に直交する第2のストリートS2に沿って改質層形成工程を実行する。これにより、ウエーハWの内部に全てのストリートS1,S2に沿った改質層が形成されることになる。
本発明のフレームユニットのテープ弛み平坦化方法は、内部に改質層58を有するウエーハWに適用可能であるばかりでなく、分割予定ラインに沿って他の加工処理が施されたウエーハにも同様に適用可能である。
ここで加工処理とは、上述したレーザーによるウエーハ内部への改質層の形成の他、ウエーハに対して吸収性を有する波長のレーザービームをウエーハに照射してアブレーションによるレーザー加工溝の形成、切削ブレードを使用したダイシングによる切削、先ダイシング法(DBG)による分割加工を含むものである。
先ダイシング法(Dicing Before Grinding)は、半導体ウエーハの表面から分割予定ラインに沿って所定の深さ(デバイスの仕上がり厚さに相当する深さ)の分割溝を形成し、その後、表面に分割溝が形成された半導体ウエーハの裏面を研削して裏面に分割溝を表出させて個々のデバイスに分割する技術である。
以下、ストリートS1,S2に沿って改質層58が形成されたウエーハWを、テープ拡張装置によって個々のデバイスに分割するとともに、ウエーハ外周のエキスパンドテープに発生した弛みを平坦化する本発明実施形態に係るフレームユニットのテープ弛み平坦化方法について図5乃至図13を参照して説明する。
図5を参照すると、ウエーハ保持テーブル(チャックテーブル)62上にストリートS1,S2に沿った改質層58が形成されたウエーハWが搭載された状態のテープ拡張装置60の縦断面図が示されている。
ウエーハ保持テーブル62は、多孔性セラミックス等から形成された保持面64aを備えた保持部(吸着部)64を有している。吸着部64の下方には吸着部64を加熱するヒータ66が配設されており、ヒータ66の下側には断熱材68が配設されている。ウエーハ保持テーブル62の中心穴70は真空吸引源72に接続されている。
ウエーハ保持テーブル62を囲繞するように外筒74が配設されている。外筒74は、図示しない移動手段により図5に示した待機位置と図6に示した拡張位置との間で上下方向に移動される。外筒74には環状フレームFを保持するフレーム保持手段としての複数個のクランプ76が取り付けられている。
以下、本発明第1実施形態のフレームユニットのテープ弛み固定方法について詳細に説明する。まず、図5に示すように、フレームユニット11のウエーハWをウエーハ保持テーブル62上に載置し、環状フレームFをフレーム保持手段としてのクランプ76でクランプする。この時には、吸引源72を非作動にして吸着部64に吸引力を作用させない。
次いで、ヒータ66によりウエーハ保持テーブル62の吸着部64を加熱して、ウエーハWが貼着されている部分のエキスパンドテープTを柔軟にするエキスパンドテープ柔軟化ステップを実施する。この時の加熱温度は、40〜100℃の範囲内であるのが好ましい。
次いで、外筒74の移動手段を作動して、図6に示すように、外筒74をウエーハ保持テーブル62に対して矢印A方向に引き落として拡張位置に位置付け、エキスパンドテープTを半径方向に拡張してウエーハWに外力を付与し、ウエーハWを改質層58に沿って個々のデバイスチップDに分割するとともにチップ間隔を拡張するチップ間隔拡張ステップを実施する。
チップ間隔拡張ステップを実施後、図7に示すように、ウエーハ保持テーブル62の保持部64を介してエキスパンドテープTに矢印Sで示すように負圧を作用させてエキスパンドテープTの収縮を抑制しつつ、ウエーハWの直径より大きい内径を有しウエーハ保持テーブル62の保持面62aの直径より小さい外径を有する環状部材80を、内径にウエーハWが収容される位置でエキスパンドテープTの粘着面に固定し、エキスパンドテープTの拡張を維持する拡張維持ステップを実施する。
拡張維持ステップ実施後、外筒74を図8に示す待機位置まで上昇させる。即ち、外筒74をウエーハ保持テーブル62の保持面64aと略同等の高さに位置付け、環状部材80の外周のエキスパンドテープTの拡張を解除する。
これにより、ウエーハWの外周と環状フレームFの内周との間でエキスパンドテープTの余剰分が隆起した隆起部82を環状部材80の外周面に沿って発生させる(隆起部発生ステップ)。この隆起部発生ステップは、ウエーハ保持テーブル62の保持部64に負圧を作用させたまま実施する。
隆起部発生ステップ実施後、環状部材80をエキスパンドテープTの粘着面から除去する環状部材除去ステップを実施する。その結果、図9に示すように、キスパンドテープTの隆起部82が残存する。
環状部材除去ステップ実施後、図9に示すように、環状の補強テープ84を矢印A方向に移動して隆起部82を押しつぶしてエキスパンドテープTに固定する補強テープ貼着ステップを実施する。
この補強テープ貼着ステップでは、図10(A)に示すように、ローラー86を補強テープ8上で転動することにより、補強テープ84で隆起部82を符号82´で示すように押しつぶして、エキスパンドテープTに固定する。
このように補強テープ84をエキスパンドテープTに貼着すれば、潰れた隆起部82´を固定したまま維持することができ、潰れた隆起部82´の固定が解消されることを確実に防止できる。
上述した実施形態では、エキスパンドテープTの隆起部82を押しつぶすように環状の補強テープ84をダイシングテープTに貼着して固定しているが、補強テープ貼着ステップはこの実施形態に限定されるものではない。
例えば、図11及び図12に示すように、ウエーハ保持テーブル62と外筒74との間の空間78中に環状の支持部材94を、駆動手段により上下方向に移動可能に配置する。この実施形態では、図11に示すように、直径のやや大きな環状部材80Aを使用して拡張維持ステップを実施後、外筒74を待機位置まで上昇させて隆起部又は弛み部92を、環状部材80Aの外周と環状フレームFの内周との間で発生させる(隆起部発生ステップ)。
隆起部発生ステップ実施後、図12に示すように、第1実施形態に比べて直径の大きい環状の補強テープ84Aを矢印A方向に下降させるとともに、環状支持部材94を矢印B方向に上昇させて、隆起部92を補強テープ84Aと環状支持部材94とで挟持して補強テープ84AをエキスパンドテープTに貼着することにより、隆起部92を押しつぶして固定する。この実施形態のように、隆起部92を環状支持部材94で支持しながら補強テープ貼着ステップを実施するようにしてもよい。
上述した各実施形態では、補強テープ84,84AをエキスパンドテープTの表面側から貼着しているが、図12の実施形態の場合には裏面側から補強テープ貼着ステップを実施するようにしてもよい。上述したように隆起部82,92を潰すように貼着してもよいし、隆起部の根本が剥がれないように固定してもよい。
上述した各実施形態では、ウエーハ保持テーブル62が固定で外筒74が上下方向に移動可能であるとして説明したが、外筒74を固定し、ウエーハ保持テーブル62を上下方向に移動可能に構成してもよい。
W ウエーハ
T エキスパンドテープ
F 環状フレーム
2 レーザー加工装置
46 レーザービーム照射ユニット
50 集光器(レーザヘッド)
60 テープ拡張装置
62 ウエーハ保持テーブル(チャックテーブル)
74 外筒
80,80A 環状部材
82,92 隆起部
84,84A 補強テープ
94 環状支持部材

Claims (1)

  1. 表面に形成された複数のデバイスを格子状に区画する複数の分割予定ラインに加工処理が施されたウエーハがエキスパンドテープを介して環状フレームに貼着されたフレームユニットの該エキスパンドテープを拡張した後、ウエーハ外周の該エキスパンドテープに発生した弛みを固定するフレームユニットのテープ弛み固定方法であって、
    該ウエーハの直径より大きく該環状フレームの内径より小さい直径の保持面を有するチャックテーブルに該エキスパンドテープを介して該フレームユニットの該ウエーハを載置するウエーハ載置ステップと、
    該環状フレームと該チャックテーブルを該保持面に対して垂直方向に相対移動させて該エキスパンドテープを拡張し、該ウエーハに外力を付与して該加工処理された該分割予定ラインを広げてデバイスチップ間の間隔を広げるチップ間隔拡張ステップと、
    該ウエーハの直径より大きい内径と該チャックテーブルの保持面の直径より小さい外径を有する環状部材を準備する環状部材準備ステップと、
    該チップ間隔拡張ステップを実施した後、該チャックテーブルの該保持面を介して該エキスパンドテープに負圧を作用させて該エキスパンドテープの収縮を抑制しつつ、内径に該ウエーハが収容される位置で該環状部材を該エキスパンドテープの粘着面に固定し、該エキスパンドテープの拡張を維持する拡張維持ステップと、
    該拡張維持ステップを実施した後、該環状フレームと該チャックテーブルを該保持面に対して垂直方向に相対移動させて該環状フレームと該チャックテーブルの該保持面とを略同等の高さに位置付け、該環状部材の外周の該エキスパンドテープの拡張を解除することで、該環状部材の外周と該環状フレームの内周との間で該エキスパンドテープの余剰部分が隆起した隆起部を発生させる隆起部発生ステップと、
    該隆起部発生ステップを実施した後、該環状部材を該エキスパンドテープの該粘着面から除去する環状部材除去ステップと、
    該環状部材除去ステップを実施した後、該エキスパンドテープの該隆起部を覆う範囲に補強テープを貼着し、該ウエーハ外周の該エキスパンドテープの弛みを固定する補強テープ貼着ステップと、
    を備えたことを特徴とするフレームユニットのテープ弛み固定方法。
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