JP2014065812A - 洗浄剤及び洗浄方法 - Google Patents
洗浄剤及び洗浄方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014065812A JP2014065812A JP2012211775A JP2012211775A JP2014065812A JP 2014065812 A JP2014065812 A JP 2014065812A JP 2012211775 A JP2012211775 A JP 2012211775A JP 2012211775 A JP2012211775 A JP 2012211775A JP 2014065812 A JP2014065812 A JP 2014065812A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- component
- ozone
- cleaning agent
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
【解決手段】(A)成分:デシル硫酸塩と、(B)成分:縮合リン酸塩とを含有し、前記(A)成分/前記(B)成分で表される質量比が3/97〜30/70であることよりなり、さらに、(C)成分:2−エチルへキサン酸又はそのアルカリ金属塩、パラオキシ安息香酸メチル、プロピレングリコール、安息香酸又はそのアルカリ金属塩から選択される1種以上を含有し、前記(A)成分/前記(C)成分で表される質量比が5〜50であることが好ましい。また、洗浄剤を含有する洗浄液を用いて洗浄することよりなり、前記洗浄液は、オゾンを含有することが好ましい。
【選択図】なし
Description
各種機器の洗浄方法としては、例えば、分解洗浄法や定置洗浄法が設備の規模や設備条件等に応じて選択されている。定置洗浄法はCIP洗浄法(Clean In Place)と呼ばれる方法であって、大規模な製造装置又はラインを分解することなく、原料や製品等が接触した配合釜や配管等の内部に洗浄剤を含む洗浄液を噴霧したり、流通させたりすることにより洗浄する方法である。
従来、前記各種機器の洗浄剤としては、洗浄液の廃棄処理を考慮して、アルカリと次亜塩素酸塩とを混合した洗浄剤が低濃度で使用されてきたが、十分な洗浄力の発揮、洗浄時の抑泡性、次亜塩素酸塩の使用による課題等、従来の洗浄剤が抱える全てを満足することはできなかった。
こうした問題に対し、例えば、特定の界面張力を備える組成物を用いて、食器等を超音波で洗浄する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
そこで、本発明は、抑泡性及び洗浄力に優れる洗浄剤を目的とする。
本発明の洗浄剤は、(A)成分:デシル硫酸塩と、(B)成分:縮合リン酸塩とを含有するものである。
液体の洗浄剤(以下、液体洗浄剤ということがある)の場合、(A)成分と(B)成分とが共に分散媒中に混在した一液型であってもよいし、(A)成分を含有する第一の液体と、(B)成分を含有する第二の液体とからなる二液型であってもよい。
一液型の液体洗浄剤としては、使用時に水で希釈して用いられる濃縮型や、水で希釈せずに用いられるストレート型が挙げられる。
ストレート型の液体洗浄剤の粘度は、特に限定されないが、例えば、10mPa・s以下が好ましい。上記上限値以下であれば、抑泡性のさらなる向上を図れる。
(A)成分は、デシル硫酸塩であり、デシルアルコールを硫酸化して得られるアニオン界面活性剤である。(A)成分は、タンパク質汚れを洗浄液中に分散する洗浄成分として作用すると共に、洗浄液中に分散したタンパク質に由来する起泡を良好に抑制する。
硫酸塩の対イオンとしては、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、アンモニウム等が挙げられ、中でも、アルカリ金属が好ましく、ナトリウム、カリウムがより好ましい。このような対イオンであれば、良好な抑泡性を維持しつつ、タンパク質汚れに対する洗浄力をより高められる。
(A)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(B)成分は、縮合リン酸又は縮合リン酸塩(総じて、縮合リン酸(塩))である。洗浄剤は、(A)成分と(B)成分とを含有することで、汚れ、特にタンパク質汚れに対する優れた洗浄力を発揮する。
(B)成分としては、メタリン酸塩、ポリリン酸塩が好ましく、ヘキサメタリン酸塩がより好ましい。
(B)成分としては、例えば、太平化学産業株式会社製、燐化学工業株式会社製のトリポリリン酸ナトリウム、太平化学産業株式会社製のヘキサメタリン酸ナトリウム等が挙げられる。
これらの(B)成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
濃縮型の液体洗浄剤中のAB合計量は、例えば、2〜20質量%が好ましく、4〜17質量%がより好ましい。上記下限値以上であれば、輸送効率を高められ、保管スペースを過度に広くする必要がない。上記上限値以下であれば、液安定性をより高められる。
洗浄剤は、(C)成分:2−エチルへキサン酸又はそのアルカリ金属塩、パラオキシ安息香酸メチル、プロピレングリコール、安息香酸又はそのアルカリ金属塩から選択される1種以上を含有してもよい。
洗浄剤が液体洗浄剤である場合、(C)成分を含有することで、低温(例えば、5℃以下)で保存した場合の液安定性(以下、低温保存安定性ということがある)を高められる。また、(C)成分を含有することで、洗浄剤を含有する洗浄液の低温保存安定性を高められる。
安息香酸又はそのアルカリ金属塩としては、安息香酸、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリム等が挙げられる。
洗浄剤は、剤形等を勘案し、必要に応じて(A)〜(C)成分以外に、(A)成分以外の界面活性剤、分散媒、殺菌剤、洗浄性ビルダー、pH調整剤等を含有してもよい。
洗浄剤中の任意界面活性剤の含有量は、任意界面活性剤の種類等に応じて適宜決定される。例えば、任意界面活性剤としてポリオキシエチレン硬化ひまし油(エチレンオキシドの平均付加モル数が20〜100)を用いる場合、洗浄液中の任意界面活性剤の含有量は100mg/L以下が好ましい。
殺菌剤としては、次亜塩素酸ナトリウム等の次亜塩素酸塩等が挙げられる。ただし、被洗浄物の腐食防止や作業環境への配慮等の観点から、洗浄剤は、次亜塩素酸塩を含有しないことが好ましい。
洗浄剤は、剤形等に応じ、従来公知の製造方法により製造される。
液体洗浄剤の製造方法としては、例えば、(A)〜(B)成分及び必要に応じてその他の成分を分散媒の一部に分散し、任意のpHに調整した後、分散媒の残部を加える方法が挙げられる。
固体洗浄剤としては、例えば、(A)〜(B)成分及び必要に応じてその他の成分を混合し、これを粉砕する方法等が挙げられる。
洗浄剤の使用方法、即ち、洗浄方法は、洗浄剤を含有する洗浄液を被洗浄物に接触するものであればよい。
例えば、被洗浄物(装置、機器、パイプ等)を分解し、それぞれを洗浄液に任意の時間浸漬したり(浸漬洗浄法)、分解した各種機器に洗浄液を噴霧した(噴射洗浄法)後、水で濯ぐ方法等の分解洗浄法が挙げられる。
あるいは、洗浄液をCIP洗浄法に用いてもよい。
被洗浄物の材質は、特に限定されず、例えば、ステンレスやアルミニウム等の金属、陶磁器、ガラス、コンクリート、プラスチック等が挙げられる。
洗浄液中の洗浄剤の含有量は、洗浄剤の剤形等に応じて適宜決定され、例えば、洗浄液中のAB合計量が10〜1000mg/Lとなる量が好ましく、AB合計量が50〜500mg/Lとなる量がより好ましい。上記下限値未満では、洗浄力が低下するおそれがあり、上記上限値超では、抑泡性が低下するおそれがある。
洗浄液の粘度は、特に限定されないが、例えば、10mPa・s以下が好ましい。上記上限値以下であれば、抑泡性のさらなる向上を図れる。
洗浄液のpHは、例えば、6〜8.5が好ましく、6.5〜8がより好ましい。上記範囲内であれば、洗浄力のさらなる向上を図れる。
洗浄液中のオゾンは、洗浄液中に気泡として存在してもよいし、洗浄液中に溶存していてもよい。
マイクロバブルの発生方法としては、例えば、加圧溶解型マイクロバブル発生装置、二相流旋回型マイクロバブル発生装置を用いて、オゾンを含有するガス(オゾン含有ガス)を洗浄液に混合する方法、多孔質材料を介して、洗浄液中にオゾン含有ガスを送り込む方法、エジェクターやベンチュリー管で、洗浄液とオゾン含有ガスとを混合する方法等が挙げられる。
なお、本発明においてマイクロバブルの発生方法は上記のいずれの方法を用いても十分な効果をもたらす。
洗浄液中でオゾンを生成する方法としては、電気分解法が最も一般的である。
オゾン含有ガスを水に溶解させる方法としては、紫外線照射、放電又は放射線照射によりオゾンを発生させ、このオゾンを含有するオゾン含有ガスで洗浄液を曝気する方法、ディフューザーを用いてオゾン含有ガスを洗浄液に曝気する方法、又はポリテトラフルオロエチレン製の膜等を通じて、オゾン含有ガスを洗浄液に溶解させる方法等が挙げられる。
本発明は、オゾンの濃度が100〜7500体積ppmのオゾン含有ガスを用いた曝気処理において、室温で効果的な殺菌効果が得られ、有用である。
<(A)成分>
A−1:デシル硫酸ナトリウム(Na(C10AS)、n−デシル硫酸ナトリウム、試薬、関東化学株式会社製)。
<(A’)成分:(A)成分の比較品>
A’−1:ドデシル硫酸ナトリウム(C12AS、試薬、和光純薬工業株式会社製)。
A’−2:オクチル硫酸ナトリウム(関東化学株式会社製)。
B−1:ヘキサメタリン酸ナトリウム(太平化学産業株式会社製)。
B−2:トリポリリン酸ナトリウム(太平化学産業株式会社製)。
<(B’)成分:(B)成分の比較品>
B’−1:リン酸ナトリウム(試薬、和光純薬工業株式会社製)。
B’−2:クエン酸三ナトリウム(試薬、和光純薬工業株式会社製)。
C−1:2−エチルヘキサン酸(試薬、和光純薬工業株式会社製)。
C−2:パラオキシ安息香酸メチル(試薬、関東化学株式会社製)。
C−3:プロピレングリコール(試薬、関東化学株式会社製)。
C−4:安息香酸ナトリウム(試薬、関東化学株式会社製)。
<(C’)成分:(C)成分の比較品>
C’−1:パラオキシ安息香酸エチル(試薬、関東化学株式会社製)。
C’−2:ポリエチレングリコール(試薬、分子量400、関東化学株式会社製)。
pH調整剤:水酸化ナトリウム(関東化学株式会社製)。
pH調整剤:硫酸(関東化学株式会社製)。
水:イオン交換水。
表1〜3の組成に従い、pH調整剤を除く各原料と水の一部とを混合し、これにpH調整剤を加えてpH7.2とした。次いで、水の残部を加えて、各例の洗浄剤を得た。得られた洗浄剤について、洗浄力、抑泡性及び低温保存安定性を評価し、その結果を表中に示す。
なお、表中の組成は純分換算量であり、水における「バランス」は洗浄剤を100質量%にするのに必要な量である。
<洗浄力>
≪汚垢板の製造≫
200mLのガラス製ビーカーに鶏卵1個(50g)を割り入れ、これを攪拌子で5分間攪拌した後、ポリアミド製のメッシュ(60メッシュ)で濾過した。濾液を50mLバイヤル瓶に入れ、ここにテストピース(SUS304、幅25mm、長さ75mm、厚み1mm、400番バフ研磨)を浸漬し、引き上げた。この際、テストピースの長さ方向を鉛直方向とし、長さ方向の中間まで濾液に浸かるようにした。これを3回繰り返した後、長さ方向を鉛直方向としてテストピースを吊り下げ、室温23℃、湿度40%の恒温室で18時間乾燥して汚垢板とした。得られた汚垢板には、濾液に浸漬され、汚垢が付着した部分(汚染部)と、濾液に浸漬されず、汚垢が付着していない部分(清浄部)とが形成された。
図1の洗浄装置1を用いて前記汚垢板を洗浄し、洗浄力を評価した。
洗浄装置1は、貯留槽10と、洗浄槽20と、攪拌機22と、ポンプ40とを備える。貯留槽10の上方には、洗浄槽20が設けられ、攪拌機22は、洗浄槽20内を攪拌できるように設けられている。貯留槽10は、配管42でポンプ40と接続され、洗浄槽20は、配管44でポンプ40と接続されている。
貯留槽10には、5000mL容量の有底円筒状のポリプロピレン製容器を用い、洗浄槽20には、500mL容量の有底円筒状のポリプロピレン製容器を用いた。
攪拌機22は、駆動部26と攪拌羽根24(羽根長30mm、4枚傾斜羽)とを備えるものであり、駆動部26にはスリーワンモータを用いた。ポンプ40には、シールレスポンプ(エレポン加工機株式会社製)を用い、配管42及び配管44には、シリコンチューブ(外径6mm)を用いた。
調製した洗浄液を貯留槽10に入れ、ポンプ40を起動し、貯留槽10内の洗浄液30を配管42、ポンプ40、配管44の順に経由させて、洗浄槽20に流入させた。洗浄槽20内に洗浄液30が満たされると、洗浄槽20内の洗浄液30は、洗浄槽20の開口部から溢れ出て貯留槽10に流入した。こうして、貯留槽10内の洗浄液30を配管42、ポンプ40、配管44、洗浄槽20、貯留槽10の順に循環させた。
攪拌機22を起動して、洗浄槽20内の洗浄液30を攪拌(攪拌羽根24の回転数150rpm)しつつ、洗浄槽20に2枚の汚垢板を入れた。この際、汚染部54が鉛直方向下方、清浄部52が鉛直方向上方になるようにし、かつ清浄部52と汚染部54との境界56が、洗浄槽20内の洗浄液30の液面よりも下方になるように、汚垢板50を洗浄槽20に入れた。
洗浄液30を20分間循環(洗浄処理)した後、2枚の汚垢板50を取り出し、20℃、1500mLの水道水が入ったポリプロピレン製ビーカーの中に垂直に浸漬して引き上げた(濯ぎ処理)。この濯ぎ処理を5回繰り返した後、汚垢板50を横250mm、縦400mm、高さ50mmのステンレス製バットに立てかけて自然乾燥した。下記評価基準に従って、汚垢板50を目視で評価した。4点以上を「洗浄力が優れる」と評価した。
5点:汚れの残存なし。
4点:汚染部と清浄部との境界線がわずかに残存し、その他の部位には汚れの残存なし。
3点:汚染部と清浄部との境界線がはっきりと残存しているが、その他の部位には汚れの残存なし。
2点:汚染部と清浄部との境界線がはっきりと残存し、その他の部位にも汚れがわずかに残存。
1点:汚れがほとんど落ちていない
図2の洗浄装置100を用いて抑泡性を評価した。
洗浄装置100は、貯留槽110と、ポンプ120と、ポンプ130と、ホッパー140とを備える。
ホッパー140の内部にはノズル144が設けられ、ノズル144は、配管148で圧力計146と接続されている。ホッパー140の底部には配管142が設けられ、配管142はポンプ130と接続されている。ポンプ130には、インバータ132が電気的に接続され、ポンプ130は、配管136で、貯留槽110と接続されている。貯留槽110は、流量計114を備えた配管112でポンプ120と接続され、ポンプ120は、配管122で配管148と接続されている。
貯留槽110には、6000mL容量のポリプロピレン製容器(直径190mm、高さ230mm)を用い、流量計114には、LW20−PTN(株式会社堀場エステック製)を用いた。ポンプ120には、渦流ポンプ(株式会社ニクニ製)を用い、ポンプ130には、渦巻き式ポンプ(レイシー RMD−701、株式会社イワキ製)を用いた。インバータ132には、FR−FS−0.8K(三菱電機株式会社製)を用い、ホッパー140には、HTF−ST−21(ステンレス製、三広アステック株式会社製)を用いた。ノズル144には、ES01(株式会社いけうち製)を用い、圧力計146には、ブルドン管圧力計(株式会社MonotaRO製)を用いた。配管112、122、136、142、148には、15AのSUS304配管を用いた。
この洗浄液5000mL(20℃)を貯留槽110に入れた。ポンプ120及び130を起動し、貯留槽110内の洗浄液102を配管112、ポンプ120、配管122、配管148の順に経由させ、ノズル144でホッパー140内に噴射(0.05MPa)した。この際、ポンプ120を流量2.3L/min.で運転し、ポンプ130を27Hzで運転した。
ホッパー140内の洗浄液をポンプ130で吸引し、配管136を経由させて貯留槽110に流入させた。
以上の操作を5分間行い、貯留槽110に生じた泡の高さを測定した。測定した泡の高さを下記評価基準に分類し、抑泡性を評価した。泡の高さが5cm以下であるものを抑泡性が良好と判断した。
◎:泡の高さが3cm以下である。
○:泡の高さが3cmを超え、5cm以下である。
△:泡の高さが5cmを超え、10cm以下である。
×:泡の高さが10cmを超える。
各例の洗浄剤40gを50mL容量の硬質ガラス製バイヤル瓶に入れ、ポリエチレン製のキャップで蓋をして保存用サンプルとした。保存用サンプルを0℃の恒温槽で保存した。保存開始10日後、20日後、30日後における洗浄剤の外観を目視で観察し、下記評価基準に従って評価した。「○」又は「◎」であるものを低温保存安定性が良好と判断した。
◎:30日後に凍結も分離も認められない。
○:20日後に凍結も分離も認められないが、30日後に凍結又は分離が認められた。
△:10日後に凍結も分離も認められないが、20日後に凍結又は分離が認められた。
×:10日以内に凍結又は分離が認められた。
デシル硫酸ナトリウム((A)成分)1質量部と、メタリン酸ナトリウム((B)成分)9質量部と、パラオキシ安息香酸メチル((C)成分)0.1質量部と、水酸化ナトリウム0.5質量部と、イオン交換水89.4質量部とをビーカーに入れ混合して、本例の洗浄剤を得た。この洗浄剤のpHは7.2であった。得られた洗浄剤について、下記「<殺菌力の評価方法>」に従い、殺菌力を評価した。
図3に示す洗浄装置200を用いて、殺菌力を評価した
洗浄装置200は、貯留槽210と、ポンプ220と、マスフローコントローラー230と、オゾンガスモニター240と、オゾン発生器250と、空気ボンベ260とを備える。
貯留槽210は、配管222及び配管224でポンプ220と接続されている。配管224にはエジェクター226が設けられ、エジェクター226には配管232が接続されている。配管232はマスフローコントローラー230と接続され、マスフローコントローラー230は配管242でオゾンガスモニター240と接続されている。オゾンガスモニター240は、配管252でオゾン発生器250と接続され、オゾン発生器250は配管262で空気ボンベ260と接続されている。
貯留槽210には、5000mL容量のポリプロピレン製容器(直径180mm、高さ220mm)を用い、ポンプ220には、シールレスポンプ(エレポン加工機株式会社製)を用いた。エジェクター226には、テトラフルオロエチレン製のものを用い、マスフローコントローラー230には、Model8500(コフロック株式会社製)を用いた。オゾンガスモニター240には、EG−600(荏原実業株式会社製)を用い、オゾン発生器250には、OZSD−3000A(荏原実業株式会社製)を用いた。配管222、224、232、242、252、262には、テトラフルオロエチレン製チューブ(内径4mm、外径6mm)を用いた。
ポンプ220を起動し、貯留槽210内の試験液202を配管222、ポンプ220、配管224、貯留槽210の順に、2L/min.の流速で循環させた。
空気ボンベ260から配管262を経由してオゾン発生器250に空気を供給し、オゾン発生器250でオゾンを生成した。生成したオゾンを含有するオゾン含有ガスを配管252、オゾンガスモニター240、配管242、マスフローコントローラー230、配管232、エジェクター226の順に経由させ、エジェクター226でオゾン含有ガスと試験液202とを混合した。この際、エジェクター226へのオゾン含有ガスの流量は、0.2L/min.であり、オゾン含有ガスのオゾン含有量は1200体積ppmであった。
試験液202を循環させ、オゾン含有ガスで貯留槽10内を20分間曝気した(曝気処理)。
洗浄剤を用いずに試験液を調製した以外は、実施例2−1と同様にして残存生菌数を求めた。この結果、曝気処理後の試験液中の残存生菌数は、104cfu/mLオーダーであった。
Claims (4)
- (A)成分:デシル硫酸塩と、(B)成分:縮合リン酸塩とを含有し、
前記(A)成分/前記(B)成分で表される質量比が3/97〜30/70であることを特徴とする洗浄剤。 - さらに、(C)成分:2−エチルへキサン酸又はそのアルカリ金属塩、パラオキシ安息香酸メチル、プロピレングリコール、安息香酸又はそのアルカリ金属塩から選択される1種以上を含有し、
前記(A)成分/前記(C)成分で表される質量比が5〜50であることを特徴とする請求項1に記載の洗浄剤。 - 請求項1又は2に記載の洗浄剤を含有する洗浄液を用いて洗浄することを特徴とする洗浄方法。
- 前記洗浄液は、オゾンを含有することを特徴とする請求項3に記載の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012211775A JP5965801B2 (ja) | 2012-09-26 | 2012-09-26 | 洗浄剤、食品製造機器洗浄用又は食器洗浄用の洗浄剤及び洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012211775A JP5965801B2 (ja) | 2012-09-26 | 2012-09-26 | 洗浄剤、食品製造機器洗浄用又は食器洗浄用の洗浄剤及び洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014065812A true JP2014065812A (ja) | 2014-04-17 |
JP5965801B2 JP5965801B2 (ja) | 2016-08-10 |
Family
ID=50742519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012211775A Active JP5965801B2 (ja) | 2012-09-26 | 2012-09-26 | 洗浄剤、食品製造機器洗浄用又は食器洗浄用の洗浄剤及び洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5965801B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017036346A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-16 | 花王株式会社 | 食器用液体洗浄剤組成物 |
JP2017036347A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-16 | 花王株式会社 | 食器用液体洗浄剤組成物 |
JP2017110058A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 花王株式会社 | 食器用液体洗浄剤組成物 |
JP2017110057A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 花王株式会社 | 食器用液体洗浄剤組成物 |
JP2017110065A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 花王株式会社 | 自動食器洗浄機用固体洗浄剤組成物 |
JP2018083862A (ja) * | 2016-11-21 | 2018-05-31 | 花王株式会社 | 食器用液体洗浄剤組成物 |
JP2018083861A (ja) * | 2016-11-21 | 2018-05-31 | 花王株式会社 | 食器用液体洗浄剤組成物 |
JP2019154840A (ja) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | 第一工業製薬株式会社 | 水溶性袋体を用いた洗濯方法 |
JP2020036599A (ja) * | 2019-11-06 | 2020-03-12 | 株式会社フジキン | 魚貝類養殖水浄化装置、魚貝類養殖装置、及び魚貝類養殖水の浄化方法 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53130704A (en) * | 1977-04-21 | 1978-11-15 | Yuuhou Shiyoukai Kk | Carpet shampoo compositions |
JPS60155298A (ja) * | 1983-12-22 | 1985-08-15 | ユニリ−バ−・ナ−ムロ−ゼ・ベンノ−トシヤ−プ | 香料および香料を含有する組成物 |
JPH03291213A (ja) * | 1990-04-09 | 1991-12-20 | Colgate Palmolive Co | ヘアコンディショニングシャンプー |
JPH0633098A (ja) * | 1992-07-20 | 1994-02-08 | Shiseido Co Ltd | 衣料用液体洗浄剤 |
JPH06503371A (ja) * | 1990-12-10 | 1994-04-14 | ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン | カーペット用洗浄剤 |
JPH09501981A (ja) * | 1993-08-30 | 1997-02-25 | エコラブ インコーポレイテッド | 汚れを表面から除去するための強化された水性オゾン洗浄組成物 |
JPH11512777A (ja) * | 1995-11-03 | 1999-11-02 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 粒状泡抑制成分 |
JP2003525950A (ja) * | 1997-10-24 | 2003-09-02 | ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー | クリーニングおよび再適用システム |
JP2004513188A (ja) * | 1999-07-20 | 2004-04-30 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 香料組成物 |
JP2009540044A (ja) * | 2006-06-16 | 2009-11-19 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 洗剤組成物 |
-
2012
- 2012-09-26 JP JP2012211775A patent/JP5965801B2/ja active Active
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53130704A (en) * | 1977-04-21 | 1978-11-15 | Yuuhou Shiyoukai Kk | Carpet shampoo compositions |
JPS60155298A (ja) * | 1983-12-22 | 1985-08-15 | ユニリ−バ−・ナ−ムロ−ゼ・ベンノ−トシヤ−プ | 香料および香料を含有する組成物 |
JPH03291213A (ja) * | 1990-04-09 | 1991-12-20 | Colgate Palmolive Co | ヘアコンディショニングシャンプー |
JPH06503371A (ja) * | 1990-12-10 | 1994-04-14 | ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン | カーペット用洗浄剤 |
JPH0633098A (ja) * | 1992-07-20 | 1994-02-08 | Shiseido Co Ltd | 衣料用液体洗浄剤 |
JPH09501981A (ja) * | 1993-08-30 | 1997-02-25 | エコラブ インコーポレイテッド | 汚れを表面から除去するための強化された水性オゾン洗浄組成物 |
JPH11512777A (ja) * | 1995-11-03 | 1999-11-02 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 粒状泡抑制成分 |
JP2003525950A (ja) * | 1997-10-24 | 2003-09-02 | ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー | クリーニングおよび再適用システム |
JP2004513188A (ja) * | 1999-07-20 | 2004-04-30 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 香料組成物 |
JP2009540044A (ja) * | 2006-06-16 | 2009-11-19 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 洗剤組成物 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017036346A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-16 | 花王株式会社 | 食器用液体洗浄剤組成物 |
JP2017036347A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-16 | 花王株式会社 | 食器用液体洗浄剤組成物 |
JP2017110058A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 花王株式会社 | 食器用液体洗浄剤組成物 |
JP2017110057A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 花王株式会社 | 食器用液体洗浄剤組成物 |
JP2017110065A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 花王株式会社 | 自動食器洗浄機用固体洗浄剤組成物 |
JP2018083862A (ja) * | 2016-11-21 | 2018-05-31 | 花王株式会社 | 食器用液体洗浄剤組成物 |
JP2018083861A (ja) * | 2016-11-21 | 2018-05-31 | 花王株式会社 | 食器用液体洗浄剤組成物 |
JP2019154840A (ja) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | 第一工業製薬株式会社 | 水溶性袋体を用いた洗濯方法 |
JP6991081B2 (ja) | 2018-03-14 | 2022-01-12 | 第一工業製薬株式会社 | 水溶性袋体を用いた洗濯方法 |
JP2020036599A (ja) * | 2019-11-06 | 2020-03-12 | 株式会社フジキン | 魚貝類養殖水浄化装置、魚貝類養殖装置、及び魚貝類養殖水の浄化方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5965801B2 (ja) | 2016-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5965801B2 (ja) | 洗浄剤、食品製造機器洗浄用又は食器洗浄用の洗浄剤及び洗浄方法 | |
JP2017500136A (ja) | 産業用食器洗い機 | |
JP5702370B2 (ja) | メタンスルホン酸を含む塩素化アルカリのパイプライン清浄剤 | |
BR112014032910B1 (pt) | Composição solfactante de etoxilato de éter de glicerina e método de empregar um solfactante | |
JP5699134B2 (ja) | オゾン殺菌用の殺菌助剤及びオゾン殺菌方法 | |
CN107079924A (zh) | 增强的抗微生物过酸组合物及在降低的温度下在无菌清洁中使用的方法 | |
TWI545187B (zh) | Liquid detergent compositions for food processing equipment and / or conditioning equipment | |
JP2020534414A (ja) | 高濃縮液体配合物における粘弾性を制御するためのeo/poブロックコポリマー界面活性剤の使用 | |
US9234162B2 (en) | Cleaning composition and methods of use thereof | |
BR112020004343A2 (pt) | métodos para limpar um sistema de filtro de membrana e uma membrana de filtração | |
JP2007077290A (ja) | Cip用脱臭剤組成物 | |
JP6214855B2 (ja) | 微細気泡含有の微酸性次亜塩素酸水、その製造方法及び使用方法 | |
JP2008255045A (ja) | 殺菌剤組成物および殺菌方法 | |
JP2018002784A (ja) | 粉末状洗浄剤 | |
US11274270B2 (en) | Cleaning compositions with pH indicators and methods of use | |
JP2014005426A (ja) | 発泡洗浄方法 | |
JP6611568B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物及びその洗浄方法 | |
JP2008260799A (ja) | 除菌性洗浄剤組成物およびそれを用いた除菌洗浄方法 | |
RU2572248C1 (ru) | Моющее средство | |
JP2019202976A (ja) | 洗浄除菌剤組成物 | |
JP2018002859A (ja) | 野菜類の異物除去洗浄用の洗浄剤組成物 | |
JP6371186B2 (ja) | 除菌剤組成物 | |
EP4174157A1 (en) | Non-chlorinated oxidizing alkaline degreasing gels and uses thereof | |
JP5364401B2 (ja) | 殺菌方法 | |
JP2017038528A (ja) | 洗浄方法及び洗浄溶液 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150622 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160202 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160401 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160607 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160704 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5965801 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |