JP6991081B2 - 水溶性袋体を用いた洗濯方法 - Google Patents

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本発明は、水溶性袋体に被洗物を収納して洗濯機により洗浄することにより、当該被洗物に直接接触することなく洗浄する洗濯方法に関する。
病院などの医療施設においては、シーツ、包布、白衣などのリネン品が多く用いられる。これらリネン品は、通常、洗浄(洗濯)して再利用するが、当該リネン品は体液などの汚れが付着しており、このような汚れには病原体などの汚染物質が含まれている可能性がある。
そこで、医療施設では、水溶性袋体の中に汚れたリネン品などの被洗物(被洗濯物、洗濯対象物)を密封収納して回収し、この袋体を洗浄設備まで運搬する。洗浄設備では、袋体から被洗物を取り出すことなく、被洗物を密封収納したまま洗濯機で洗浄する。これにより、医療従事者あるいは洗濯作業者が汚れた被洗物に触れることが回避されるので、二次感染あるいは汚染物質の拡散などのおそれを有効に抑制することができる。
ところで、医療施設で回収される被洗物の汚れは、血液などの体液が主体であるが、血液を含む体液には、多くの場合タンパク質が含まれている。タンパク質は熱などによる変性で立体構造が変化するため、繊維に強固に付着してしまう。強固に付着したタンパク質は、通常の洗濯方法では容易に除去できないため、従来から、タンパク質主体の汚れを除去するためにさまざまな洗濯方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、血液および無機汚れ由来のタンパク質主体の複合汚れを効率的に除去することを目的として、第一洗浄工程、第二洗浄工程、およびすすぎ工程を含み、第一洗浄工程における洗浄液のpHを10以上に調整する選択方法が開示されている。この洗濯方法では、用いられる洗濯機が、第一洗浄工程を行うための洗浄槽を2槽以上有する連続式洗濯機である。また、第一洗浄工程では、液温が46℃~60℃の範囲内に限定されるとともに洗剤濃度も限定され、さらに、洗浄液の流れが被洗物とともに並流するように限定されている。さらに、第二洗浄工程およびすすぎ工程においても、洗濯水またはすすぎ水の流れが並流および/または向流に限定され、第二洗浄工程の洗浄温度が46℃~85℃に限定されている。
特許第6168339号公報
ところで、水溶性袋体を用いた洗濯方法では、水溶性袋体が、状況によっては洗濯過程で十分に溶解せず一部が残存する場合があることが明らかとなった。このような溶け残り(残存物)の発生は、洗浄後の繊維製品に付着して洗浄(洗濯)の品質を低下させるだけでなく、洗濯設備に障害を生じさせるおそれがある。
特許文献1に開示される洗濯方法は、タンパク質主体の複合汚れを除去することが目的である。そのため、この洗濯方法において水溶性袋体を用いるとしても、当該水溶性袋体の溶け残りを有効に抑制または防止することができない。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであって、水溶性ランドリーバッグなどの水溶性袋体を洗濯過程で十分に溶解させることが可能な洗濯方法を提供することを目的とする。
本発明に係る洗濯方法は、前記の課題を解決するために、第一洗浄工程と、この第一洗浄工程の後に行われる第二洗浄工程とを含む被洗物の洗浄方法であって、前記被洗物は、水溶性袋体内に収納された状態で洗浄に供され、前記第一洗浄工程における洗浄液のpHが4.5~9の範囲内であるとともに、当該洗浄液の液温が30℃~60℃の範囲内であり、前記第二洗浄工程における洗浄液の液温が60℃以上である構成である。
前記構成によれば、被洗物を水溶性袋体に収納してそのまま洗濯(洗浄)する際に、第一洗浄工程における洗浄液のpHおよび液温を所定範囲内に調整するとともに、第二洗浄工程において少なくとも液温の下限を限定する。これにより、被洗物を収納する水溶性袋体を洗浄過程で良好に溶解させることができる。その結果、水溶性袋体の溶け残りが被洗物に付着して洗浄(洗濯)の品質を低下させたり、洗濯設備に障害を発生させたりするおそれを有効に回避することができる。
前記構成の洗濯方法においては、前記第二洗浄工程における前記洗浄液のpHは8以上であり、かつ、液温が70℃以上である構成であってもよい。
また、前記構成の洗濯方法においては、前記水溶性袋体は、80℃以下の水温で溶解する水溶性を有する構成であってもよい。
また、前記構成の洗濯方法においては、前記水溶性袋体は、少なくとも水溶性樹脂フィルムにより構成されており、前記水溶性樹脂フィルムの厚さが500μm以下である構成であってもよい。
また、前記構成の洗濯方法においては、前記水溶性樹脂フィルムの厚さが1~100μmの範囲内である構成であってもよい。
また、前記構成の洗濯方法においては、前記第一洗浄工程および前記第二洗浄工程の少なくとも一方では、pH調整剤の添加により洗浄液のpHを調整する構成であってもよい。
また、前記構成の洗濯方法においては、前記被洗物は、少なくとも生体由来の体液が汚れとして付着したものである構成であってもよい。
本発明では、以上の構成により、水溶性ランドリーバッグなどの水溶性袋体を洗濯過程で十分に溶解させることが可能な洗濯方法を提供することができる、という効果を奏する。
以下、本開示の代表的な実施の形態について具体的に説明する。本開示に係る洗濯方法は、第一洗浄工程と、この第一洗浄工程の後に行われる第二洗浄工程とを含み、被洗物は、水溶性袋体内に収納された状態で洗浄に供される。第一洗浄工程では、洗浄液のpHは4.5~9の範囲内になるとともに、当該洗浄液の液温が30℃~60℃の範囲内になるように調整される。また、第二洗浄工程では、少なくとも洗浄液の液温が60℃以上になるように調整される。
[被洗物および水溶性袋体]
本開示に係る洗濯方法では、被洗物は、そのままの状態で洗浄(洗濯)に供されるのではなく、水溶性袋体に収納して洗浄に供される。本開示における被洗物は特に限定されないが、代表的な一例として、少なくとも生体由来の体液が汚れとして付着したものを挙げることができる。生体としては、ヒトを含む哺乳類が挙げられるが、哺乳類以外の動物であってもよい。体液としては、血液、リンパ液、消化液(唾液を含む)などのように、基本的に体内で保持される液体、あるいは、汗、涙、尿、鼻水、精液、乳汁などのように、基本的に体外に排出または分泌される液体を挙げることができる。
体液に含まれる汚れの成分としては、さまざまな物質が挙げられるが、特に代表的な汚れ物質としては、タンパク質を挙げることができる。体液には、汗、涙、または尿などのような排出型のものであれば大部分が水分であるが、体内保持型または分泌型の体液には、通常、タンパク質が含まれている。タンパク質は、熱などによる変性で立体構造が変化して被洗物に強固に付着するおそれがある。そのため、汚れ物質としては、特に着目すべきものである。
汚れの付着対象となる被洗物の具体的な種類は特に限定されず、一般的な繊維製品を挙げることができるが、本開示においては、代表的には、リネン品(リネン類、リネン製品)を挙げることができる。
本開示におけるリネン品は、「狭義のリネン品」すなわち亜麻を含む麻製品を指すのではなく、「広義のリネン品」すなわち、病院、福祉施設、ホテル、レストランなどにおいて用いられる繊維製品全般を指す。「広義のリネン品」は、繊維の具体的な種類を限定せず、麻製品、綿製品、化学繊維製品なども含まれる。本開示におけるリネン品としては、具体的には、例えば、シーツ、布団カバー、枕カバー、タオル類などのベッドリネン;白衣、手術衣、入院衣などの衣類;テーブルクロス、ナプキンなどのテーブルリネン;などが挙げられるが特に限定されない。
本開示における被洗物が、前記のようなリネン品である場合、被洗物の発生場所は、リネン品を用いている場所であればよいが、被洗物の汚れが、前記の通り体液汚れである場合には、被洗物の発生場所は、病院などの医療施設を挙げることができる。
医療施設で発生する被洗物には、体液が付着する可能性が高く、特に、血液が付着した場合には、被洗物を介した二次感染の可能性がある。そのため、被洗物を水溶性袋体に収納する必然性が高くなる。したがって、本開示において、体液汚れの代表的な一例としては血液汚れを挙げることができる。被洗物が医療施設で発生した体液汚れを有するものであれば、二次感染などの汚染を抑制または回避する観点から、被洗物は、水溶性袋体内に単に収納されるのではなく、被洗物の汚れが外部に拡散しないように、水溶性袋体内に密閉された状態で収納される。
本開示において、被洗物を収納する水溶性袋体は、水溶性を有するものであれば特に限定されないが、代表的には、水溶性樹脂フィルム製の袋体を挙げることができる。このような水溶性袋体は、一般的に、水溶性ランドリーバッグと呼ばれる。病院などの医療施設で用いられる場合には、病院用ランドリーバッグ、または、医療用ランドリーバッグと呼ばれることもある。
水溶性ランドリーバッグなどの水溶性袋体に用いられる水溶性樹脂フィルムの具体的な種類は特に限定されない。代表的な水溶性樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリビニルメチレンエーテルなどの水溶性ビニル系樹脂;ポリエチレンオキシドなどのポリエーテル系樹脂;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース系樹脂;ポリアクリレート、ポリメタクリレート、またはこれらの塩などのアクリル系樹脂;アルギン酸、プルラン、キサンタンなどの多糖類系高分子;等が挙げられるが、特に限定されない。
これらの水溶性樹脂はいずれも公知の手法で変性されたものであってもよい。また、水溶性樹脂フィルムには、これら水溶性樹脂の1種類のみが選択されて用いられてもよいし、2種類以上が適宜組み合わせられて用いられてもよい。代表的には、ポリビニルアルコールを主成分とする(少なくともポリビニルアルコールにより構成される)水溶性樹脂フィルムを挙げることができる。
水溶性樹脂フィルムの厚さ(フィルム厚)が特に限定されないが、その上限は500μm以下であればよく、100μm以下であれば好ましく、50μm以下であればより好ましい。また、下限も特に限定されないが、1μm以上であればよく、5μm以上であってもよく、10μm以上であってもよい。フィルム厚の好ましい範囲としては、例えば、1~100μmの範囲内を挙げることができ、5~50μmの範囲内であってもよく、10~40μmの範囲内であってもよい。
水溶性樹脂フィルムの厚さが500μmを超えると、十分な水溶性を発揮できないおそれがある。一方、水溶性樹脂フィルムの厚さが小さすぎると十分な強度を発揮できないおそれがある。例えば、水溶性ランドリーバッグに被洗物を収納したときに、当該被洗物の重さで破袋したり、水溶性ランドリーバッグの運搬時に破袋したりする可能性がある。そのため、水溶性樹脂フィルムを構成する樹脂の種類にもよるが、一般的には1μm以上であればよい。
また、水溶性樹脂フィルムは、温水に対する溶解性を有していればよい。ここでいう温水の範囲は特に限定されず、常温(例えば5~35℃の範囲内)以上であればよいが、その上限は、例えば80℃以下であればよい。被洗物が医療現場で発生するものであれば、当該被洗物を選択する際には、一般に、80℃以上の熱水で10分間以上処理する熱水消毒が行われる。そのため、水溶性樹脂フィルムは、熱水消毒の下限温度である80℃以下(あるいは80℃未満)の温水で溶解する水溶性を有していればよい。
なお、水溶性樹脂フィルムが水溶性を示す温水の上限温度は、70℃以下であってもよいし、65℃以下であってもよい。また、温水の下限温度も特に限定されないが、45℃以上であることが好ましく、50℃以上であることがより好ましい。温水の下限温度が45℃未満であると、常温の範囲内であっても高温多湿条件下に長期間放置されたときに、水溶性ランドリーバッグが破袋する場合がある。
水溶性樹脂フィルムは、前述した水溶性樹脂以外の成分が含有されてもよい。水溶性樹脂以外の成分としては、樹脂のフィルム成形の分野などで公知の各種添加剤を挙げることができる。また、二次感染の抑制などを図る観点から、公知の抗菌剤が含有されてもよいし、体液の腐敗などによる悪臭を抑制する観点から、公知の消臭剤が含有されてもよい。
水溶性ランドリーバッグなどの水溶性袋体は、少なくとも水溶性樹脂フィルムから構成される袋体を備えていればよいが、袋体以外の部材を備えていてもよい。具体的には、例えば、袋体を密閉するための密閉用部材を挙げることができる。具体的な密閉用部材は特に限定されないが、例えば、袋体の開口部を密閉封止するための紐部材またはリボン部材であってもよいし、袋体の開口部に取り付けられるファスナー部材であってもよい。密閉用部材も水溶性を有することが好ましいため、少なくとも水溶性樹脂で構成されたリボン部材が好適に用いられる。
ここで、水溶性ランドリーバッグなどの水溶性袋体は、常温での水濡れに対する耐久性(便宜上「水濡れ耐性」と称する)、通常の取扱では破袋しない強度(便宜上「袋強度」と称する)、温水に対する易溶解性(便宜上「温水溶解性」と称する)などの物性を有していればよい。水溶性樹脂フィルムに関する前述した物性のうち、温水の水温限定は、水濡れ耐性および温水溶解性に寄与するものであり、フィルム厚は、袋強度および温水溶解性に寄与するものである。
具体的には、密閉収納した被洗物が水分を多く含んでいれば、水溶性ランドリーバッグ(水溶性袋体)が濡れてしまうとともに、被洗物そのものが重くなる。水溶性ランドリーバッグが水濡れ耐性および袋強度を有していれば、運搬時などに水溶性ランドリーバッグが破袋する可能性を有効に回避することができる。洗浄設備では、被洗物の洗浄には温水が用いられるため、温水溶解性を有していれば、洗浄過程で水溶性ランドリーバッグが洗浄液に溶解して消失する。それゆえ、洗浄後には被洗物のみを回収することができる。
ここで、水溶性ランドリーバッグ(水溶性袋体)に求められる前記物性のうち、水濡れ耐性と温水溶解性とは、温度を限定しなければ水に対する溶解性(水溶性)であるということができる。それゆえ、水濡れ耐性および温水溶解性は、互いに両立しにくい物性であるということができる。また、袋強度を向上させるためには、前記の通り、水溶性樹脂フィルムの厚さ(フィルム厚)を大きく(厚く)することが挙げられるが、フィルム厚を大きくすると水溶性は低下しやすくなる。それゆえ、袋強度および温水溶解性も、互いに両立しにくい物性となり得る。
このように、水溶性ランドリーバッグにおいては、互いに両立しにくい物性が複数求められているため、洗濯過程において、状況によっては水溶性ランドリーバッグが十分に溶解せず一部が残存する、言い換えれば、水溶性樹脂フィルムの溶け残りが発生する場合がある。このように溶け残り(残存物)が発生すると、洗浄後の繊維製品に付着して洗浄(洗濯)の品質を低下させるおそれがある。また、溶け残りが洗濯機から乾燥機に移行すると、乾燥過程で水溶性樹脂フィルムが加熱されて炭化し、乾燥機内で焦げ付く可能性がある。さらに、洗濯設備が連続式洗濯機であれば、被洗物が連続的に供給されるため、後から供給される被洗物に対して溶け残りが影響するおそれもある。
本開示に係る洗濯方法では、このように相反する物性が要求される水溶性袋体(水溶性ランドリーバッグ)を洗浄過程で良好に溶解して、水溶性樹脂フィルムの溶け残りの発生を実質的に回避または防止することが可能となっている。
[洗濯方法]
本開示に係る洗濯方法は、前記の通り、第一洗浄工程と第二洗浄工程とを含んでいればよいが、他の工程を含んでもよい。第二洗浄工程は、前記の通り、第一洗浄工程よりも時間的に後で行われる工程であればよい。他の工程としては、例えば、すすぎ工程、仕上げ工程などを挙げることができるが、第二洗浄工程の後に行われる他の洗浄工程あるいは第一洗浄工程の前に行われる他の洗浄工程を含んでもよいし、他の洗浄工程、すすぎ工程、仕上げ工程以外の工程を含んでもよい。
第一洗浄工程は、例えば、予備洗浄を行う工程(予備洗浄工程または予洗工程)として位置付けることができ、第一洗浄工程の後に行われる第二洗浄工程は、例えば、本洗浄を行う工程(本洗条工程)として位置付けることができる。また、第一洗浄工程を、第一段階の本洗浄工程として位置付け、第二洗浄工程を、第二段階の本洗浄工程として位置付け、第一洗浄工程の前に他の洗浄工程として予備洗浄工程を行ってもよい。
第一洗浄工程では、洗浄液のpHを4.5~9の範囲内に調整するとともに、当該洗浄液の液温を30℃~60℃の範囲内に調整する。洗浄液のpHの調整は、洗浄液に用いられる洗剤または界面活性剤の種類を選択することによって行ってもよいが、洗浄液にpH調整剤を添加することによって行うことが好ましい。これにより、洗浄液のpHを所望の値または所望の範囲内に容易に調整することができる。
洗浄液のpH調整に用いられるpH調整剤の具体的な種類は特に限定されず、洗浄後の繊維製品に影響を及ぼさないものであればよい。代表的には、弱酸の無機酸、有機酸、アルカリ金属の弱酸塩、弱酸のアンモニウム塩、アルカリ金属の水酸化物などを挙げることができる。具体的には、弱酸の無機酸としては、例えば、リン酸、シュウ酸などを挙げることができる。また、有機酸としては、例えば、クエン酸、酒石酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、マロン酸、乳酸などを挙げることができる。アルカリ金属の弱酸塩としては、例えば、ホウ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、セスキ炭酸ナトリウムなどを挙げることができる。弱酸のアンモニウム塩としては、例えば、炭酸アンモニウムを挙げることができる。アルカリ金属の水酸化物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどを挙げることができる。
第二洗浄工程では、少なくとも洗浄液の液温を60℃以上に調整する。第二洗浄工程における洗浄液の液温の下限は70℃以上であってもよく、好ましい一例として80℃以上を挙げることができる。第一洗浄工程および第二洗浄工程において、洗浄液の液温を調整する方法は特に限定されないが、通常は、使用する洗濯機が備える水温調節機能を用いればよい。
第二洗浄工程では、洗浄液のpHは特に限定されないが、好ましくは洗浄液のpHが8以上である。したがって、第二洗浄工程においては、洗浄液のpHは8以上であり、かつ、液温が70℃以上であることが好ましい一例として挙げられる。なお、第二洗浄工程における洗浄液のpHの調整は、第一洗浄工程で説明した通り、pH調整剤の添加によって行えばよい(もちろん洗剤または界面活性剤の種類の選択によって行ってもよい)。
第一洗浄工程および第二洗浄工程で用いられる洗浄液の具体的な成分および組成については特に限定されない。洗浄液としては、被洗物の種類または汚れの種類などに応じて公知の洗剤または界面活性剤を含有するものを用いることができる。特に、被洗物が体液汚れを有するリネン品などの繊維製品であれば、非イオン性界面活性剤を含有する洗剤を好適に用いることができる。
非イオン性界面活性剤の具体的な種類は特に限定されないが、代表的には、次に示す一般式(1)で表されるものを好適に用いることができる。
1O(CH2CR2HO)nH ・・・(1)
なお、上記一般式(1)におけるR1 は炭素数6~18の範囲内の炭化水素基であり、R2 は水素原子(H)またはメチル基(CH3 )であり、nは5~20の整数である。
一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤を含有する洗剤は特に限定されないが、具体的には、例えば、ゲンブ株式会社製の商品名:グリーンフィールド、あるいは、商品名:スーパーファインバイオなどを挙げることができる。このような洗剤を第一洗浄工程および第二洗浄工程の少なくとも一方に用いることで、水溶性袋体(水溶性ランドリーバッグ)の溶解性をより良好なものとすることができる。
洗浄液には、前記の洗剤または界面活性剤以外に、公知の他の成分が含有されてもよい。具体的には、例えば、キレート剤、漂白剤、溶解促進剤、酵素、蛍光増白剤、消泡剤、還元剤、色素、香料などを挙げることができるが、特に限定されない。また、第一洗浄工程で用いる洗浄液と第二洗浄工程で用いる洗浄液とは、同一の組成であってもよいし異なる組成であってもよい。例えば、被洗物の種類または汚れの種類などにもよるが、第一洗浄工程および第二洗浄工程の目的に応じてそれぞれに好適な洗浄液を準備して用いてもよい。第一洗浄工程および第二洗浄工程以外の洗浄工程を行う場合も同様である。
本開示に係る洗濯方法では、第二洗浄工程の後にすすぎ工程が行われればよい。すすぎ工程の具体的な構成は特に限定されず、例えば、すすぎ水の液温などは適宜設定することができる。また、すすぎ工程においても、公知の添加剤をすすぎ水に添加してもよい。
本開示においては、第一洗浄工程および第二洗浄工程における洗浄液の流れ方は特に限定されず、並流(バッチフロー)で有ってもよいし向流(カウンターフロー)であってもよい。すすぎ工程におけるすすぎ水の流れ方も同様である。
本開示に係る洗濯方法を実行する洗濯機の具体的な構成は特に限定されず、連続式洗濯機であってもよいしバッチ式洗濯機であってもよい。被洗物が体液汚れを有するリネン品などの繊維製品であれば、水溶性袋体(水溶性ランドリーバッグ)の溶解性と被洗物の洗浄性とを両立させる観点から、連続式洗濯機を使用することが好ましいが、これに限定されない。
連続式洗濯機の具体的な構成は特に限定されず、例えば、複数の洗浄槽を備え、これら洗浄槽が一列に配列し、それぞれの洗浄槽に対して、第一洗浄工程、第二洗浄工程、すすぎ工程、および仕上げ工程などを割り当てればよい。例えば、連続式洗濯機が、一列に6槽~10槽の洗浄槽を配列する構成であれば、第1槽~第2槽で予備洗浄工程としての第一洗浄工程を行い、第2槽~第7槽で本洗浄工程として第二洗浄工程を行い、第6槽~第9槽ですすぎ工程を行い、第10槽で仕上げ工程を行うように、各工程を割り当てることができる。
また、洗濯機がバッチ式洗濯機である場合には、洗浄槽は1つのみであるため、この単一の洗浄槽において、第一洗浄工程を所定時間行い、その後、必要に応じて洗浄液を排水するなどして第二洗浄工程を所定時間行い、さらにその後、すすぎ工程および仕上げ工程を行えばよい。
また、本開示に係る洗濯方法は、前述した洗濯機を含む洗濯設備で実行することもできる。このような洗濯設備としては、洗濯機に加えて脱水機、乾燥機などを備える構成を挙げることができるが、特に限定されない。
このように、本開示に係る洗濯方法は、第一洗浄工程と、この第一洗浄工程の後に行われる第二洗浄工程とを含み、被洗物を、水溶性袋体内に収納された状態で洗浄に供する方法であって、第一洗浄工程における洗浄液のpHが4.5~9の範囲内であるとともに、当該洗浄液の液温が30℃~60℃の範囲内であり、第二洗浄工程における洗浄液の液温が60℃以上である構成である。これにより、被洗物を収納する水溶性袋体を洗浄過程で良好に溶解させることができる。その結果、水溶性袋体の溶け残りが被洗物に付着して洗浄(洗濯)の品質を低下させたり、洗濯設備に障害を発生させたりするおそれを有効に回避することができる。
本発明について、実施例および比較例に基づいてより具体的に説明するが、本開示はこれに限定されるものではない。当業者は本開示の範囲を逸脱することなく、種々の変更、修正、および改変を行うことができる。なお、以下の実施例または比較例における被洗物。洗濯機、洗浄液は次に説明するものを用い、評価方法は次に説明するようにして実施した。
(被洗物)
実施例および比較例における被洗物としては、リネン白布に羊血液(製品名:ヒツジ保存液、有限会社ジャパン・ラム製)を滴下した血液汚染布を用いた。
(洗濯機)
実施例および比較例においては、連続式洗濯機である、株式会社東京洗染機械製作所製、製品名:GIIIBF8-Lを用いた。この連続式洗濯機は、第一洗浄工程を行う洗浄槽を1槽、第二洗浄工程を行う洗浄槽を3槽、すすぎ工程を行う洗浄槽を8槽備えている。
(洗浄液)
洗浄液は、非イオン性界面活性剤として、ゲンブ株式会社製、商品名:グリーンフィールド、または、ゲンブ株式会社製、商品名:スーパーファインバイオを含有する粉末洗剤を水に溶解したものを用いた。なお、説明の便宜上、グリーンフィールド(商品名)を含有する粉末洗剤を用いた洗浄液を「洗浄液1」とし、スーパーファインバイオ(商品名)を含有する粉末洗剤を用いた洗浄液を「洗浄液2」とする。また、洗浄液1または洗浄液2における粉末洗剤の濃度は0.1質量%とした。
(水溶性ランドリーバッグの溶解性)
洗濯過程における水溶性ランドリーバッグ(水溶性袋体)の溶解性は、前記連続洗濯機内の洗浄槽を目視で確認することにより評価した。水溶性ランドリーバッグが完全に溶解し、溶け残りが確認できない場合を「A」とし、水溶性ランドリーバッグがほとんど溶解しているものの、少量の溶け残りが確認できる場合を「B」とし、水溶性ランドリーバッグが十分に溶解しておらず、多量の溶け残りが確認できる場合を「C」とした。
(被洗物の洗浄性の評価)
洗浄完了後の被洗物を目視で確認して評価した。リネン白布に血液染みを確認できない場合を「4」とし、「薄い」色の血液染みが確認される場合を「3」とし、「中程度」の色の血液染みが確認される場合を「2」とし、「濃い」色の血液染みが確認される場合を「1」とした。
(実施例1)
洗浄液として前記洗浄液1を用い、水溶性ランドリーバッグとして、株式会社モレーンコーポレーション製、商品名:アクアフィルムLBN-1を用いた(表1では、水溶性ランドリーバッグiとする)。なお、水溶性ランドリーバッグiのフィルム厚は22μmである。
この水溶性ランドリーバッグi内に、被洗物である血液汚染布を1枚収納して密封し、前述した連続式洗濯機に投入して被洗物を洗濯した。表1に示すように、第一洗浄工程では、クエン酸水溶液を用いて洗浄液のpHを5に調整するとともに、洗浄液の水温を40℃に調整した。また、第二洗浄工程では、水酸化ナトリウム水溶液を用いて洗浄液のpHを10に調整するとともに、洗浄液の水温を80℃に調整した。洗浄後の水溶性ランドリーバッグiの溶解性、並びに、被洗物の洗浄性の評価結果を表1に示す。
(実施例2)
表1に示すように、第一洗浄工程において、クエン酸水溶液を用いて洗浄液のpHを7に調整した以外は、実施例1と同様にして被洗物を洗濯した。洗浄後の水溶性ランドリーバッグiの溶解性、並びに、被洗物の洗浄性の評価結果を表1に示す。
(実施例3)
表1に示すように、第一洗浄工程において、水酸化ナトリウム水溶液を用いて洗浄液のpHを8に調整した以外は、実施例1と同様にして被洗物を洗濯した。洗浄後の水溶性ランドリーバッグiの溶解性、並びに、被洗物の洗浄性の評価結果を表1に示す。
(実施例4)
表1に示すように、第一洗浄工程において、洗浄液の液温を35℃に調整した以外は、実施例1と同様にして被洗物を洗濯した。洗浄後の水溶性ランドリーバッグiの溶解性、並びに、被洗物の洗浄性の評価結果を表1に示す。
(実施例5)
表1に示すように、第一洗浄工程において、洗浄液の液温を50℃に調整した以外は、実施例1と同様にして被洗物を洗濯した。洗浄後の水溶性ランドリーバッグiの溶解性、並びに、被洗物の洗浄性の評価結果を表1に示す。
(実施例6)
表1に示すように、第二洗浄工程において、クエン酸水溶液を用いて洗浄液のpHを7に調整した以外は、実施例2と同様にして被洗物を洗濯した。洗浄後の水溶性ランドリーバッグiの溶解性、並びに、被洗物の洗浄性の評価結果を表1に示す。
(実施例7)
表1に示すように、第二洗浄工程において、洗浄液の液温を65℃に調整した以外は、実施例2と同様にして被洗物を洗濯した。洗浄後の水溶性ランドリーバッグiの溶解性、並びに、被洗物の洗浄性の評価結果を表1に示す。
(実施例8)
表1に示すように、水溶性ランドリーバッグとして、株式会社アイセロ製、商品名:ソルバッグ1000を用いた(表1では、水溶性ランドリーバッグiiとする)以外は、実施例2と被洗物を洗濯した。なお、水溶性ランドリーバッグiiのフィルム厚を測定したところ40μmであった。洗浄後の水溶性ランドリーバッグiiの溶解性、並びに、被洗物の洗浄性の評価結果を表1に示す。
(実施例9)
表1に示すように、水溶性ランドリーバッグとして、株式会社アイセロ製、商品名:ソルバッグ2000を用いる(表1では、水溶性ランドリーバッグiiiとする)とともに、洗浄液として前記洗浄液2を用いた以外は、実施例2と被洗物を洗濯した。なお、水溶性ランドリーバッグiiiのフィルム厚を測定したところ40μmであった。洗浄後の水溶性ランドリーバッグiiiの溶解性、並びに、被洗物の洗浄性の評価結果を表1に示す。
(比較例1)
表1に示すように、第一洗浄工程において、水酸化ナトリウム水溶液を用いて洗浄液のpHを11に調整した以外は、実施例1と同様にして被洗物を洗濯した。洗浄後の水溶性ランドリーバッグiの溶解性、並びに、被洗物の洗浄性の評価結果を表1に示す。
(比較例2)
表1に示すように、第一洗浄工程において、洗浄液の液温を70℃に調整した以外は、実施例1と同様にして被洗物を洗濯した。洗浄後の水溶性ランドリーバッグiの溶解性、並びに、被洗物の洗浄性の評価結果を表1に示す。
(比較例3)
表1に示すように、第二洗浄工程において、洗浄液の液温を55℃に調整した以外は、実施例1と同様にして被洗物を洗濯した。洗浄後の水溶性ランドリーバッグiの溶解性、並びに、被洗物の洗浄性の評価結果を表1に示す。
Figure 0006991081000001
(実施例および比較例の対比)
実施例1~9の結果から明らかなように、本開示に係る洗濯方法であれば、水溶性ランドリーバッグは洗濯過程で完全に溶解し、溶け残りが発生しないことがわかる。また、実施例1~7の結果と実施例8,9の結果から明らかなように、本開示に係る洗濯方法であれば、水溶性ランドリーバッグの種類に関わらず、良好な溶解性を実現できることがわかる。
一方、比較例1の結果から、第一洗浄工程における水溶液のpHが本開示の範囲よりも高過ぎたり、比較例2の結果からに、第一洗浄工程における水溶液の液温が本開示の範囲よりも高過ぎたり、比較例3の結果から、第二洗浄工程における水溶液の液温が本開示の上限よりも低過ぎたりすれば、水溶性ランドリーバッグに溶け残りが発生することがわかる。
また、実施例6の結果から、第二洗浄工程のpHが低い場合には、水溶性ランドリーバッグの溶解性は良好であるものの、血液汚染布の洗浄性が低下することがわかる。同様に、実施例7の結果から、第二洗浄工程の水温が低い場合にも、水溶性ランドリーバッグの溶解性は良好であるものの、血液汚染布の洗浄性が低下することがわかる。それゆえ、本開示においては、水溶性ランドリーバッグの溶解性だけでなく、体液汚れを有する被洗物の洗浄性を向上させるためには、第一洗浄工程だけでなく、第二洗浄工程におけるpHおよび水温を好適な範囲に調整することが好ましいことがわかる。
なお、本発明は前記実施の形態の記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲内で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態や複数の変形例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、水溶性袋体内に被洗物を収納してそのまま洗濯する洗濯方法だけでなく、当該洗濯方法を実現可能な洗濯機または選択設備等の分野に広く好適に用いることができる。

Claims (6)

  1. 第一洗浄工程と、この第一洗浄工程の後に行われる第二洗浄工程とを含む被洗物の洗浄方法であって、
    前記被洗物は、少なくとも生体由来の体液が汚れとして付着したものであって、当該汚れがタンパク質を含み、当該被洗物が、水溶性袋体内に収納された状態で洗浄に供され、
    前記第一洗浄工程における洗浄液のpHが4.5~9の範囲内であるとともに、当該洗浄液の液温が30℃~50℃の範囲内であり、
    前記第二洗浄工程における洗浄液のpHは8以上に調整されるとともに、当該洗浄液の液温が70℃以上であることを特徴とする、
    洗濯方法。
  2. 前記第一洗浄工程における洗浄液のpHが5~8の範囲内であり、
    前記第二洗浄工程における洗浄液のpHが10以上であるとともに、当該洗浄液の液温が80℃以上であることを特徴とする、
    請求項1に記載の洗濯方法。
  3. 前記水溶性袋体は、80℃以下の水温で溶解する水溶性を有することを特徴とする、
    請求項1または2に記載の洗濯方法。
  4. 前記水溶性袋体は、少なくとも水溶性樹脂フィルムにより構成されており、
    前記水溶性樹脂フィルムの厚さが500μm以下であることを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の洗濯方法。
  5. 前記水溶性樹脂フィルムの厚さが1~100μmの範囲内であることを特徴とする、
    請求項4に記載の洗濯方法。
  6. 前記第一洗浄工程および前記第二洗浄工程の少なくとも一方では、pH調整剤の添加により洗浄液のpHを調整することを特徴とする、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の洗濯方法。
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