JP2014065598A - 排紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷物の汚れを低減しつつ、印刷物を搬送するすべてのローラ対の耐久性が低くなることを回避できる排紙装置を提供する。
【解決手段】排紙装置1は、用紙が積載される排紙台と、フェイスアップ排紙経路およびフェイスダウン排紙経路を有する搬送経路に沿って配置された複数のローラ対を有し、ローラ対により用紙をニップしつつ搬送して排紙台へ排紙する排紙部2と、両面印刷された用紙はフェイスアップ排紙経路を通過し、片面印刷された用紙はフェイスダウン排紙経路を通過するよう排紙部2を制御する制御部9とを備え、排紙部2の複数のローラ対は、用紙の印刷面が接触するローラが、表面に凹凸処理されたローラからなるローラ対であり、フェイスダウン排紙経路に沿って配置されたローラ対のうちの少なくとも一部は、片面印刷された用紙の印刷面が接触する一方のローラのみが表面に凹凸処理されたローラ対である。
【選択図】図2

Description

本発明は、印刷された用紙を排紙する排紙装置に関する。
印刷済みの用紙をローラ対でニップしつつ搬送することがある。例えば、印刷済みの用紙を排紙するために排紙台までローラ対により搬送することがある。
この際、用紙の印刷面にローラが接触することにより、インク等の記録材が用紙からローラに転写されることがある。ローラに転写された記録材が用紙に再転写されると、印刷物が汚れる。
これに対し、ローラの表面にセラミックコーティング等の凹凸処理を施すことが知られている(例えば、特許文献1参照)これにより、用紙とローラとの接触面積が小さくなり、ローラへの記録材の転写を低減することができる。
特開2001−122464号公報
しかしながら、凹凸処理されたローラ同士で構成されたローラ対は、ローラが互いに削り合うため、耐久性が低くなる。
ここで、印刷済みの用紙として、両面印刷された用紙が搬送されることがある。両面印刷された用紙に対してローラへの記録材の転写を低減するために、印刷済みの用紙を搬送するすべてのローラ対を凹凸処理されたローラ同士で構成すると、すべてのローラ対で耐久性が低くなってしまう。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、印刷物の汚れを低減しつつ、印刷物を搬送するすべてのローラ対の耐久性が低くなることを回避できる排紙装置を提供する。
上記目的を達成するため、本発明に係る排紙装置の第1の特徴は、用紙が積載される排紙台と、第1経路および第2経路を有する搬送経路に沿って配置された複数のローラ対を有し、前記ローラ対により用紙をニップしつつ搬送して前記排紙台へ排紙する排紙部と、両面印刷された用紙は前記第1経路を通過し、片面印刷された用紙は前記第2経路を通過するよう前記排紙部を制御する制御部とを備え、前記複数のローラ対は、用紙の印刷面が接触するローラが、表面に凹凸処理されたローラからなるローラ対であり、前記第2経路に沿って配置された前記ローラ対のうちの少なくとも一部は、片面印刷された用紙の印刷面が接触する一方のローラのみが表面に凹凸処理されたローラ対であることにある。
本発明に係る排紙装置の第2の特徴は、前記第1経路は、用紙の上下の向きを維持したまま用紙を搬送する経路であり、前記第2経路は、前記第1経路との共通経路と、前記第1経路に分岐接続され、用紙をスイッチバックさせて上下反転させる反転経路とを有し、前記反転経路に沿って配置された前記ローラ対は、片面印刷された用紙の印刷面が接触する一方のローラのみが表面に凹凸処理されたローラ対であり、前記制御部は、前記反転経路において用紙の搬送速度を加速させることにある。
本発明に係る排紙装置の第1の特徴によれば、複数のローラ対は、用紙の印刷面が接触するローラが、表面に凹凸処理されたローラからなるローラ対であるので、ローラへの記録材の転写、およびローラから用紙への記録材の再転写を低減できる。これにより、印刷物の汚れを低減できる。また、第2経路に沿って配置されたローラ対のうちの少なくとも一部は、片面印刷された用紙の印刷面が接触する一方のローラのみが表面に凹凸処理されたローラ対であるので、排紙装置で印刷物を搬送するすべてのローラ対の耐久性が低くなることを回避できる。したがって、排紙装置は、印刷物の汚れを低減しつつ、印刷物を搬送するすべてのローラ対の耐久性が低くなることを回避できる。
本発明に係る排紙装置の第2の特徴によれば、反転経路において用紙の搬送速度を加速させるので、生産性の低下を抑制できる。また、反転経路に沿って配置されたローラ対は、一方のローラのみが表面に凹凸処理されたローラ対であるので、搬送速度を高速にしても、ローラ対の劣化を抑えることができる。
実施の形態に係る排紙装置の全体概略図である。 実施の形態に係る排紙装置の制御系の構成を示すブロック図である。 排紙装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る排紙装置の全体概略図、図2は、図1に示す排紙装置の制御系の構成を示すブロック図である。以下の説明において、ユーザが位置する図1の紙面表方向を前方とする。また、図1に示すように、ユーザから視て、上下左右を上下左右方向とする。
図1、図2に示すように、排紙装置1は、排紙部2と、排紙台3と、昇降駆動部4と、一対のサイドフェンス5A,5Bと、エンドフェンス6と、フェンス駆動部7と、台車8と、制御部9とを備える。
排紙部2は、排紙装置1の左側に接続された印刷装置(図示せず)から送り出された印刷済みの用紙を搬送して排紙台3へと排紙する。印刷装置からは、片面印刷の場合は印刷面が上向き、両面印刷の場合は後で印刷された面(裏面)が上向きの状態で、印刷済みの用紙が送り出される。
ここで、図1において太線で示す経路が、排紙部2において用紙が搬送される搬送経路である。搬送経路のうち、実線で示す経路が進入経路RE、破線で示す経路が非反転経路RU、一点鎖線で示す経路が反転経路RR、二点鎖線で示す経路が排出経路RDである。以下の説明における上流、下流は、搬送経路における上流、下流を意味する。
進入経路RE、非反転経路RU、および排出経路RDからフェイスアップ排紙経路(請求項の第1経路に相当)が構成される。進入経路RE、反転経路RR、および排出経路RDからフェイスダウン排紙経路(請求項の第2経路に相当)が構成される。進入経路REおよび排出経路RDは、フェイスアップ排紙経路RE,RU,RDおよびフェイスダウン排紙経路RE,RR,RDに共通であり、請求項の共通経路に相当する。
排紙部2は、進入ローラ対11と、進入モータ12と、フェイスアップローラ対13と、上昇ローラ対14と、上昇モータ15と、第1排出ローラ対16と、第2排出ローラ対17と、排出モータ18と、第1反転ローラ対19と、第2反転ローラ対20と、スイッチバックローラ対21と、スイッチバックモータ22と、第1中間ローラ対23と、第2中間ローラ対24と、中間搬送モータ25と、経路切替フリッパ26と、経路切替ソレノイド27と、フェイスアップセンサ28と、上昇センサ29と、排出センサ30と、反転センサ31と、中間センサ32とを備える。
進入ローラ対11は、印刷済みの用紙を印刷装置から排紙装置1へと取り込む。進入ローラ対11は、進入経路REに沿って配置されている。進入経路REの上流端は、印刷装置の搬送経路の下流端に連結されている。進入ローラ対11は、上ローラ11aと下ローラ11bとの対で構成される。進入ローラ対11は、上ローラ11aと下ローラ11bとで用紙をニップ(挟持)しつつ搬送する。上ローラ11aおよび下ローラ11bは、両方とも、表面(用紙と接触する面)に凹凸処理が施されたローラからなる。例えば、上ローラ11aおよび下ローラ11bは、ゴムローラの表面にセラミックの粉体を付着させるセラミックコーティングが施されたローラからなる。なお、図1において、表面に凹凸処理されたローラは二重丸で示している。
凹凸処理されたローラでは、用紙との接触面積が小さくなる。このため、凹凸処理されたローラでは、用紙からローラへのインクの転写、およびローラから用紙へのインクの再転写が低減する。よって、凹凸処理されたローラにより、印刷物の汚れを低減できる。
進入モータ12は、進入ローラ対11、フェイスアップローラ対13、および第1反転ローラ対19を回転駆動させる。
フェイスアップローラ対13は、進入ローラ対11により印刷装置から取り込まれ、経路切替フリッパ26により非反転経路RUに導かれた用紙を上昇ローラ対14へ搬送する。フェイスアップローラ対13は、進入ローラ対11の下流側に、非反転経路RUに沿って配置されている。フェイスアップローラ対13は、上ローラ13aと下ローラ13bとの対で構成される。フェイスアップローラ対13は、上ローラ13aと下ローラ13bとで用紙をニップしつつ搬送する。上ローラ13aおよび下ローラ13bは、進入ローラ対11の上ローラ11aおよび下ローラ11bと同様に、両方とも、表面に凹凸処理が施されたローラからなる。
上昇ローラ対14は、フェイスアップローラ対13または後述の第2中間ローラ対24により搬送されてきた用紙を第1排出ローラ対16へ搬送する。上昇ローラ対14は、非反転経路RUと反転経路RRとの合流地点の近傍の排出経路RD上に配置されている。上昇ローラ対14は、上ローラ14aと下ローラ14bとの対で構成される。上昇ローラ対14は、上ローラ14aと下ローラ14bとで用紙をニップしつつ搬送する。上ローラ14aおよび下ローラ14bは、進入ローラ対11の上ローラ11aおよび下ローラ11bと同様に、両方とも、表面に凹凸処理が施されたローラからなる。
上昇モータ15は、上昇ローラ対14を回転駆動させる。
第1排出ローラ対16は、上昇ローラ対14により搬送されてきた用紙を第2排出ローラ対17へ搬送する。第1排出ローラ対16は、上昇ローラ対14の下流側に、排出経路RDに沿って配置されている。第1排出ローラ対16は、上ローラ16aと下ローラ16bとの対で構成される。第1排出ローラ対16は、上ローラ16aと下ローラ16bとで用紙をニップしつつ搬送する。上ローラ16aおよび下ローラ16bは、進入ローラ対11の上ローラ11aおよび下ローラ11bと同様に、両方とも、表面に凹凸処理が施されたローラからなる。
第2排出ローラ対17は、第1排出ローラ対16により搬送されてきた用紙を排紙台3へ排出する。第2排出ローラ対17は、排出経路RDの最下流部に配置されている。第2排出ローラ対17は、上ローラ17aと下ローラ17bとの対で構成される。第2排出ローラ対17は、上ローラ17aと下ローラ17bとで用紙をニップしつつ搬送する。上ローラ17aおよび下ローラ17bは、進入ローラ対11の上ローラ11aおよび下ローラ11bと同様に、両方とも、表面に凹凸処理が施されたローラからなる。
排出モータ18は、第1排出ローラ対16および第2排出ローラ対17を回転駆動させる。
第1反転ローラ対19は、進入ローラ対11により印刷装置から取り込まれ、経路切替フリッパ26により反転経路RRに導かれた用紙を第2反転ローラ対20へ搬送する。第1反転ローラ対19は、進入ローラ対11の下流側に、反転経路RRに沿って配置されている。第1反転ローラ対19は、上ローラ19aと下ローラ19bとの対で構成される。第1反転ローラ対19は、上ローラ19aと下ローラ19bとで用紙をニップしつつ搬送する。上ローラ19aは、進入ローラ対11の上ローラ11aおよび下ローラ11bと同様に、表面に凹凸処理が施されたローラからなる。下ローラ19bは、凹凸処理が施されていない、ゴム等の弾性体からなるローラである。
第2反転ローラ対20は、第1反転ローラ対19により搬送されてきた用紙をスイッチバックローラ対21へ搬送する。第2反転ローラ対20は、第1反転ローラ対19の下流側に、反転経路RRに沿って配置されている。第2反転ローラ対20は、上ローラ20aと下ローラ20bとの対で構成される。第2反転ローラ対20は、上ローラ20aと下ローラ20bとで用紙をニップしつつ搬送する。上ローラ20aは、進入ローラ対11の上ローラ11aおよび下ローラ11bと同様に、表面に凹凸処理が施されたローラからなる。下ローラ20bは、凹凸処理が施されていない、ゴム等の弾性体からなるローラである。
スイッチバックローラ対21は、第2反転ローラ対20により搬送されてきた用紙をスイッチバックして第1中間ローラ対23へ搬送する。スイッチバックローラ対21は、第2反転ローラ対20の下流側に、反転経路RRに沿って配置されている。スイッチバックローラ対21は、用紙のスイッチバックを行うため、正逆転可能に構成されている。スイッチバックローラ対21は、上ローラ21aと下ローラ21bとの対で構成される。スイッチバックローラ対21は、上ローラ21aと下ローラ21bとで用紙をニップしつつ搬送する。上ローラ21aは、進入ローラ対11の上ローラ11aおよび下ローラ11bと同様に、表面に凹凸処理が施されたローラからなる。下ローラ21bは、凹凸処理が施されていない、ゴム等の弾性体からなるローラである。
スイッチバックモータ22は、スイッチバックローラ対21を正転駆動または逆転駆動させる。
第1中間ローラ対23は、スイッチバックローラ対21によりスイッチバックされた用紙を第2中間ローラ対24へ搬送する。第1中間ローラ対23は、スイッチバックローラ対21と上昇ローラ対14との間の反転経路RR上に配置されている。第1中間ローラ対23は、上ローラ23aと下ローラ23bとの対で構成される。第1中間ローラ対23は、上ローラ23aと下ローラ23bとで用紙をニップしつつ搬送する。上ローラ23aは、進入ローラ対11の上ローラ11aおよび下ローラ11bと同様に、表面に凹凸処理が施されたローラからなる。下ローラ23bは、凹凸処理が施されていない、ゴム等の弾性体からなるローラである。
第2中間ローラ対24は、第1中間ローラ対23により搬送されてきた用紙を上昇ローラ対14へ搬送する。第2中間ローラ対24は、第1中間ローラ対23の下流側に、反転経路RRに沿って配置されている。第2中間ローラ対24は、上ローラ24aと下ローラ24bとの対で構成される。第2中間ローラ対24は、上ローラ24aと下ローラ24bとで用紙をニップしつつ搬送する。上ローラ24aは、進入ローラ対11の上ローラ11aおよび下ローラ11bと同様に、表面に凹凸処理が施されたローラからなる。下ローラ24bは、凹凸処理が施されていない、ゴム等の弾性体からなるローラである。
中間搬送モータ25は、第2反転ローラ対20、第1中間ローラ対23、および第2中間ローラ対24を回転駆動させる。
経路切替フリッパ26は、用紙の搬送経路を非反転経路RUと反転経路RRとの間で切り替える。経路切替フリッパ26は、非反転経路RUと反転経路RRとの分岐点に配置されている。
経路切替ソレノイド27は、経路切替フリッパ26を駆動させる。
フェイスアップセンサ28は、フェイスアップローラ対13と上昇ローラ対14との間において、非反転経路RU上を搬送される用紙を検出する。フェイスアップセンサ28は、光学式センサからなる。
上昇センサ29は、上昇ローラ対14と第1排出ローラ対16との間において、排出経路RD上を搬送される用紙を検出する。上昇センサ29は、光学式センサからなる。
排出センサ30は、第1排出ローラ対16と第2排出ローラ対17との間において、排出経路RD上を搬送される用紙を検出する。排出センサ30は、光学式センサからなる。
反転センサ31は、第1反転ローラ対19と第2反転ローラ対20との間において、反転経路RR上を搬送される用紙を検出する。反転センサ31は、光学式センサからなる。
中間センサ32は、第1中間ローラ対23と第2中間ローラ対24との間において、反転経路RR上を搬送される用紙を検出する。中間センサ32は、光学式センサからなる。
上述のように、排紙部2において、フェイスアップ排紙経路RE,RU,RDに沿って配置された進入ローラ対11、フェイスアップローラ対13、上昇ローラ対14、第1および第2排出ローラ対16,17は、両方のローラが、表面に凹凸処理されたローラからなる。
一方、反転経路RRに沿って配置された第1および第2反転ローラ対19,20、スイッチバックローラ対21、第1および第2中間ローラ対23,24は、上ローラ19a,20a,21a,23a,24aのみが、表面に凹凸処理されたローラからなる。
後述のように、片面印刷された用紙は、反転経路RRを経由する。そして、前述のように、印刷装置から進入経路REに進入する片面印刷された用紙は、印刷面が上向きの状態である。よって、上ローラ19a,20a,21a,23a,24aは、片面印刷された用紙の印刷面が接触するローラである。
排紙台3は、排紙部2により排紙された印刷済みの用紙が積載されるものである。排紙台3は、第2排出ローラ対17の右方の下方に配置されている。排紙台3は、昇降可能に構成されている。
昇降駆動部4は、排紙台3を昇降させる。昇降駆動部4は、モータ等を有する。
一対のサイドフェンス5A,5Bは、排紙台3上に排紙される用紙の幅方向(前後方向)の位置を規制する。サイドフェンス5A,5Bは、排紙台3の上方にフェンス駆動部7から吊り下げられる状態で設けられ、排紙台3からは分離している。サイドフェンス5A,5Bは、前後方向に離間して並設されている。
エンドフェンス6は、排紙台3に排紙される用紙の先端(右端)の位置を規制する。エンドフェンス6は、排紙台3の上方にフェンス駆動部7から吊り下げられる状態で設けられ、排紙台3からは分離している。
フェンス駆動部7は、一対のサイドフェンス5A,5Bを互いに接近させる方向または互いに離間させる方向に移動させる。また、フェンス駆動部7は、エンドフェンス6を左右方向に移動させる。フェンス駆動部7は、排紙台3の上方に設けられている。
台車8は、用紙が積載された排紙台3を排紙装置1から引き出すためのものである。排紙台3が下限位置まで下降すると、台車8上に載置されるようになっている。
制御部9は、排紙装置1全体の動作を制御する。制御部9は、CPU、RAM、ROM、HDD等の記憶装置等を備えて構成される。制御部9は、排紙時において、両面印刷された用紙はフェイスアップ排紙経路RE,RU,RDを通過させ、片面印刷された用紙はフェイスダウン排紙経路RE,RR,RDを通過させる。
次に、排紙装置1の動作について説明する。
図3は、排紙装置1の動作を説明するためのフローチャートである。図3のフローチャートの処理は、印刷装置における印刷の開始に応じて、開始となる。
印刷装置で印刷が開始すると、図3のステップS1において、制御部9は、両面印刷であるか否かを判断する。制御部9は、印刷装置との通信により、両面印刷であるか否かを判断できる。
両面印刷であると判断した場合(ステップS1:YES)、ステップS2において、制御部9は、用紙の通過経路としてフェイスアップ排紙経路RE,RU,RDを選択して、排紙を実行する。
具体的には、制御部9は、進入モータ12、上昇モータ15、排出モータ18を駆動開始させる。これにより、進入ローラ対11、フェイスアップローラ対13、上昇ローラ対14、第1および第2排出ローラ対16,17の駆動が開始される。ここで、制御部9は、これらの各ローラ対による搬送速度が、印刷装置からの用紙の進入速度V1と同じになるよう駆動させる。
また、制御部9は、経路切替ソレノイド27により、用紙を進入経路REから非反転経路RUへ導く方向に経路切替フリッパ26を設定する。また、制御部9は、フェンス駆動部7により、一対のサイドフェンス5A,5Bおよびエンドフェンス6の位置を用紙のサイズに応じた位置に調整する。
印刷装置から両面印刷された用紙が進入経路REに進入すると、用紙は、進入ローラ対11により搬送されつつ、経路切替フリッパ26により非反転経路RUへ導かれる。そして、用紙は、フェイスアップローラ対13、上昇ローラ対14、第1および第2排出ローラ対16,17により搬送され、排紙台3へと排出される。
ここで、用紙がフェイスアップローラ対13を抜けると、制御部9は、上昇モータ15および排出モータ18を制御して、上昇ローラ対14、第1および第2排出ローラ対16,17による搬送速度を、進入速度V1より大きい排出速度V2へと加速させる。これにより、用紙の速度がV1からV2へ加速される。この際、制御部9は、フェイスアップセンサ28がON(用紙検出)からOFF(用紙非検出)に切り替わると、用紙がフェイスアップローラ対13を抜けたと判断する。
その後、用紙が上昇ローラ対14を抜けると、制御部9は、上昇モータ15を制御して、上昇ローラ対14による搬送速度をV2からV1へと戻す。そして、用紙が第2排出ローラ対17を抜けると、制御部9は、排出モータ18を制御して、第1および第2排出ローラ対16,17による搬送速度をV2からV1へと戻す。ここで、制御部9は、上昇センサ29がONからOFFに切り替わると、用紙が上昇ローラ対14を抜けたと判断する。また、制御部9は、排出センサ30がONからOFFに切り替わった後、所定時間が経過すると、用紙が第2排出ローラ対17を抜けたと判断する。
複数枚の両面印刷の場合、印刷装置から進入経路REに順次進入する用紙が、上記のようにフェイスアップ排紙経路RE,RU,RDに沿って搬送されて、順次排紙台3へと排紙される。前述のように、両面印刷の場合、用紙は、後で印刷された面(裏面)が上向きの状態で、印刷装置から進入経路REに進入する。フェイスアップ排紙経路RE,RU,RDでは、用紙は、上下の向きを維持したまま搬送される。このため、排紙台3には、両面印刷された用紙が表面(先に印刷された面)を下向きして積載される。このため、排紙台3上に積載された印刷物において、本来のページ順が維持される。
一方、片面印刷であると判断した場合(ステップS1:NO)、ステップS3において、制御部9は、用紙の通過経路としてフェイスダウン排紙経路RE,RR,RDを選択して、排紙を実行する。
具体的には、制御部9は、進入モータ12、上昇モータ15、排出モータ18、スイッチバックモータ22、中間搬送モータ25を駆動開始させる。これにより、進入ローラ対11、上昇ローラ対14、第1および第2排出ローラ対16,17、第1および第2反転ローラ対19,20、スイッチバックローラ対21、第1および第2中間ローラ対23,24の駆動が開始される。
ここで、制御部9は、進入ローラ対11および第1反転ローラ対19による搬送速度が、進入速度V1となるよう駆動させる。また、制御部9は、上昇ローラ対14、第1および第2排出ローラ対16,17、第2反転ローラ対20、スイッチバックローラ対21、第1および第2中間ローラ対23,24による搬送速度が、進入速度V1および排出速度V2より大きい反転速度V3となるよう駆動させる。
また、制御部9は、経路切替ソレノイド27により、用紙を進入経路REから反転経路RRへ導く方向に経路切替フリッパ26を設定する。また、制御部9は、フェンス駆動部7により、一対のサイドフェンス5A,5Bおよびエンドフェンス6の位置を用紙のサイズに応じた位置に調整する。
印刷装置から片面印刷された用紙が進入経路REに進入すると、用紙は、進入ローラ対11により搬送されつつ、経路切替フリッパ26により反転経路RRへ導かれる。そして、用紙は、第1および第2反転ローラ対19,20により搬送される。ここで、第1反転ローラ対19による搬送速度V1に対して、第2反転ローラ対20による搬送速度がV1より大きい反転速度V3であるため、用紙は第2反転ローラ対20により加速される。
反転センサ31がONからOFFに切り替わった後、所定時間が経過すると、制御部9は、スイッチバックモータ22を停止させる。これにより、スイッチバックローラ対21が用紙の後端部をニップした状態で停止する。この後、制御部9は、スイッチバックモータ22の逆転駆動を開始させる。これにより、スイッチバックローラ対21が逆転駆動を開始し、用紙は第1中間ローラ対23へと搬送される。ここで、制御部9は、逆転駆動開始後のスイッチバックローラ対21による搬送速度も、反転速度V3とする。
スイッチバックされた用紙は、第1および第2中間ローラ対23,24、上昇ローラ対14、第1および第2排出ローラ対16,17により搬送され、排紙台3へと排出される。
ここで、用紙が第2中間ローラ対24を抜けると、制御部9は、上昇モータ15および排出モータ18を制御して、上昇ローラ対14、第1および第2排出ローラ対16,17による搬送速度を、反転速度V3から排出速度V2へと減速させる。これにより、用紙の速度がV3からV2へ減速される。この際、制御部9は、中間センサ32がONからOFFに切り替わった後、所定時間が経過すると、用紙が第2中間ローラ対24を抜けたと判断する。
その後、用紙が上昇ローラ対14を抜けると、制御部9は、上昇モータ15を制御して、上昇ローラ対14による搬送速度をV2からV3へと戻す。そして、用紙が第2排出ローラ対17を抜けると、制御部9は、排出モータ18を制御して、第1および第2排出ローラ対16,17による搬送速度をV2からV3へと戻す。ここで、制御部9は、上昇センサ29がONからOFFに切り替わると、用紙が上昇ローラ対14を抜けたと判断する。また、制御部9は、排出センサ30がONからOFFに切り替わった後、所定時間が経過すると、用紙が第2排出ローラ対17を抜けたと判断する。
複数枚の片面印刷の場合、印刷装置から進入経路REに順次進入する用紙が、上記のようにフェイスダウン排紙経路RE,RR,RDに沿って搬送されて、順次排紙台3へと排紙される。前述のように、片面印刷の場合、用紙は、印刷面が上向きの状態で、印刷装置から進入経路REに進入する。フェイスダウン排紙経路RE,RR,RDでは、用紙の上下の向きが反転される。このため、排紙台3には、片面印刷された用紙が印刷面を下向きして積載される。このため、排紙台3上に積載された印刷物において、本来のページ順が維持される。
以上説明したように、排紙装置1は、フェイスアップ排紙経路RE,RU,RDとフェイスダウン排紙経路RE,RR,RDとを有する。制御部9は、両面印刷された用紙はフェイスアップ排紙経路RE,RU,RDを通過させ、片面印刷された用紙はフェイスダウン排紙経路RE,RR,RDを通過させて排紙させる。フェイスアップ排紙経路RE,RU,RDに沿って配置されたローラ対11,13,14,16,17は、両方のローラが、表面に凹凸処理されたローラからなる。反転経路RRに沿って配置されたローラ対19,20,21,23,24は、片面印刷された用紙の印刷面が接触する上ローラ19a,20a,21a,23a,24aのみが、表面に凹凸処理されたローラからなる。
このように、印刷面が接触するローラは、表面に凹凸処理されたローラであるので、ローラへのインクの転写、およびローラから用紙へのインクの再転写を低減できる。これにより、印刷物の汚れを低減できる。また、片面印刷された用紙が通過するローラ対19,20,21,23,24は、一方のローラのみが表面に凹凸処理されたローラからなるので、両方のローラが表面に凹凸処理されたローラであるローラ対に比べて耐久性が高い。したがって、排紙装置1は、印刷物の汚れを低減しつつ、印刷物を搬送するすべてのローラ対の耐久性が低くなることを回避できる。
また、排紙装置1では、反転経路RRにおいて用紙の搬送速度を加速させる。これにより、印刷物の生産性の低下を抑制できる。また、反転経路RRに沿って配置されたローラ対19,20,21,23,24は、一方のローラのみが表面に凹凸処理されているので、搬送速度を高速にしても、ローラ対の劣化を抑えることができる。
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 排紙装置
2 排紙部
3 排紙台
9 制御部
11 進入ローラ対
13 フェイスアップローラ対
14 上昇ローラ対
16 第1排出ローラ対
17 第2排出ローラ対
19 第1反転ローラ対
20 第2反転ローラ対
21 スイッチバックローラ対
23 第1中間ローラ対
24 第2中間ローラ対
RE 進入経路
RU 非反転経路
RR 反転経路
RD 排出経路

Claims (2)

  1. 用紙が積載される排紙台と、
    第1経路および第2経路を有する搬送経路に沿って配置された複数のローラ対を有し、前記ローラ対により用紙をニップしつつ搬送して前記排紙台へ排紙する排紙部と、
    両面印刷された用紙は前記第1経路を通過し、片面印刷された用紙は前記第2経路を通過するよう前記排紙部を制御する制御部とを備え、
    前記複数のローラ対は、用紙の印刷面が接触するローラが、表面に凹凸処理されたローラからなるローラ対であり、
    前記第2経路に沿って配置された前記ローラ対のうちの少なくとも一部は、片面印刷された用紙の印刷面が接触する一方のローラのみが表面に凹凸処理されたローラ対であることを特徴とする排紙装置。
  2. 前記第1経路は、用紙の上下の向きを維持したまま用紙を搬送する経路であり、
    前記第2経路は、前記第1経路との共通経路と、前記第1経路に分岐接続され、用紙をスイッチバックさせて上下反転させる反転経路とを有し、
    前記反転経路に沿って配置された前記ローラ対は、片面印刷された用紙の印刷面が接触する一方のローラのみが表面に凹凸処理されたローラ対であり、
    前記制御部は、前記反転経路において用紙の搬送速度を加速させることを特徴とする請求項1に記載の排紙装置。
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