JP2013071833A - 搬送装置 - Google Patents
搬送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013071833A JP2013071833A JP2011213807A JP2011213807A JP2013071833A JP 2013071833 A JP2013071833 A JP 2013071833A JP 2011213807 A JP2011213807 A JP 2011213807A JP 2011213807 A JP2011213807 A JP 2011213807A JP 2013071833 A JP2013071833 A JP 2013071833A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- sheet
- paper
- reverse
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Abstract
【課題】装置の大型化を抑えつつ、シートの反転に要する時間を低減できる搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送装置3は、搬送する用紙Pのスイッチバックを行う正逆転可能な反転ローラ73と、互いに逆方向の回転駆動力を発生する2つの駆動源と、2つの駆動源の回転駆動力に応じた回転速度の大小関係に応じた回転方向および2つの駆動源の回転速度の差に応じた回転速度で反転ローラ73を回転させる差動機構部77と、2つの駆動源を制御する制御部とを備え、制御部は、一方の駆動源の減速動作と他方の駆動源の加速動作とを並行して行うことで2つの駆動源の回転速度の大きさを逆転させることにより、差動機構部77による反転ローラ73の回転方向を逆転させて用紙Pのスイッチバックを行わせる。
【選択図】図1
【解決手段】搬送装置3は、搬送する用紙Pのスイッチバックを行う正逆転可能な反転ローラ73と、互いに逆方向の回転駆動力を発生する2つの駆動源と、2つの駆動源の回転駆動力に応じた回転速度の大小関係に応じた回転方向および2つの駆動源の回転速度の差に応じた回転速度で反転ローラ73を回転させる差動機構部77と、2つの駆動源を制御する制御部とを備え、制御部は、一方の駆動源の減速動作と他方の駆動源の加速動作とを並行して行うことで2つの駆動源の回転速度の大きさを逆転させることにより、差動機構部77による反転ローラ73の回転方向を逆転させて用紙Pのスイッチバックを行わせる。
【選択図】図1
Description
本発明は、用紙等を搬送する搬送装置に関する。
印刷された用紙に対する後処理を行う後処理装置が印刷装置に接続されることがある。この場合において、印刷装置で印刷後の用紙の向きをそのままの状態で、後処理装置に用紙を送ると、後処理装置側で不都合が生じることがある。
例えば、印刷装置で用紙の上面に片面印刷された用紙をそのままの向きでページ順に後処理装置へと搬送すると、後処理装置側では、用紙の印刷面である上面側に、ページ順が後の用紙が載ることになる。このため、本来とは逆のページ順で用紙が積層される。後処理装置が行う処理内容によっては、このように印刷物のページ順が本来の逆順になることが不都合な場合がある。
そこで、印刷装置で印刷された用紙をスイッチバックして上下反転させて後処理装置へと送る技術が知られている。しかし、この場合、用紙をスイッチバックするローラを駆動するモータを一度停止した後、逆回転での起動をさせる必要がある。このため、用紙の反転に要する時間が長くなり、生産性の低下を招く。
これに対し、特許文献1において、用紙をスイッチバックして反転する反転経路を2つ備える用紙反転装置が提案されている。この用紙反転装置では、2つの反転経路を交互に用いることで、生産性の低下を抑えている。
しかしながら、特許文献1の用紙反転装置は、2つの反転経路を備えるため、装置全体が大型化していた。そこで、装置の大型化を抑えつつ、用紙等のシートの反転に要する時間を低減できる技術が要望されていた。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、装置の大型化を抑えつつ、シートの反転に要する時間を低減できる搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る搬送装置の第1の特徴は、搬送するシートのスイッチバックを行う正逆転可能なローラと、互いに逆方向の回転駆動力を発生する2つの駆動源と、前記2つの駆動源の回転駆動力に応じた回転速度の大小関係に応じた回転方向および前記2つの駆動源の回転速度の差に応じた回転速度で前記ローラを回転させる差動機構部と、前記2つの駆動源を制御する制御部とを備え、前記制御部は、一方の駆動源の減速動作と他方の駆動源の加速動作とを並行して行うことで前記2つの駆動源の回転速度の大きさを逆転させることにより、前記差動機構部による前記ローラの回転方向を逆転させて前記シートのスイッチバックを行わせることにある。
本発明に係る搬送装置の第2の特徴は、前記ローラは、印刷装置から排出された前記シートを受け取り、前記シートのスイッチバックを行って、前記シートに対する後処理を行う後処理装置に向けて前記シートを送り出すものであり、前記制御部は、前記ローラが、前記印刷装置が前記シートを排出する速度に応じた第1の搬送速度で前記シートを受け取り、前記後処理装置が前記シートを導入する速度に応じた第2の搬送速度で前記シートを送り出し、前記シートのスイッチバック動作中における最大の搬送速度が前記第1の搬送速度および前記第2の搬送速度よりも大きくなるよう前記2つの駆動源を制御することにある。
本発明に係る搬送装置の第3の特徴は、前記シートが前記ローラを経由する反転経路と、前記シートが前記ローラをショートカットする非反転経路との間で前記シートの搬送経路を切り替える切替部をさらに備え、前記制御部は、印刷ジョブに応じて、前記切替部の切替制御を行うことにある。
本発明に係る搬送装置の第4の特徴は、前記制御部は、前記シートのスイッチバックを行う際、前記シートの搬送負荷に影響する因子に応じて、前記一方の駆動源の減速動作および前記他方の駆動源の加速動作のタイミングを制御することにある。
本発明に係る搬送装置の第1の特徴によれば、制御部は、一方の駆動源の減速動作と他方の駆動源の加速動作とを並行して行うことで2つの駆動源の回転速度の大きさを逆転させることにより、差動機構部によるローラの回転方向を逆転させてシートのスイッチバックを行わせる。これにより、ローラの停止動作および起動動作の時間が短縮されるとともに、ローラの停止と起動を連続して行うことができる。この結果、搬送装置は、短時間でシートのスイッチバックを行うことができ、シートの反転に要する時間を低減できる。搬送装置では、シートのスイッチバックに必要な経路は1つのみであり、装置の大型化は抑えられる。
本発明に係る搬送装置の第2の特徴によれば、ローラが、印刷装置が前記シートを排出する速度に応じた第1の搬送速度でシートを受け取り、後処理装置がシートを導入する速度に応じた第2の搬送速度でシートを送り出す。また、シートのスイッチバック動作中におけるローラの最大の搬送速度が第1および第2の搬送速度よりも大きい。これにより、シートのジャムの発生を防止しつつ、シートの反転に要する時間を短縮できる。
本発明に係る搬送装置の第3の特徴によれば、反転経路と非反転経路との間でシートの搬送経路を切り替える切替部を有するので、シートの反転が不要な場合には、シートを反転せずに搬送することができる。
本発明に係る搬送装置の第4の特徴によれば、シートのスイッチバックを行う際、シートの搬送負荷に影響する因子に応じて、一方の駆動源の減速動作および他方の駆動源の加速動作のタイミングを制御することで、スイッチバックのタイミングを安定させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る搬送装置が設けられた印刷システムの概略構成図、図2は、図1に示す印刷システムの制御系の構成を示すブロック図、図3は、搬送装置の差動機構部の外観図、図4は、図3に示す差動機構部の断面図である。以下の説明において、ユーザが位置する図1の紙面表方向を前方とする。また、図1に示すように、ユーザから見て、上下左右を上下左右方向とする。
図1、図2に示すように、印刷システム1は、印刷装置2と、搬送装置3と、後処理装置4とを備える。
印刷装置2は、印刷媒体である用紙(請求項のシートに相当)に印刷を行う。図1、図2に示すように、印刷装置2は、給紙部11と、印刷部12と、連絡部13と、上面搬送部14と、排紙部15と、反転部16と、操作パネル部17と、制御部18と、各部を収納または保持する筐体19とを備える。
なお、図1において太線で示す経路が、用紙が搬送される搬送経路である。印刷装置2における搬送経路のうち、実線で示す経路が通常経路RC、一点鎖線で示す経路が反転経路RR、長破線で示す経路が排紙経路RD、短破線で示す経路が連絡経路RJ、二点鎖線で示す経路が給紙経路RSである。以下の説明における上流、下流は、搬送経路における上流、下流を意味する。
給紙部11は、印刷部12に給紙する。給紙部11は、搬送経路の最も上流側に設けられる。給紙部11は、外部給紙台21と、外部給紙ローラ22と、複数の内部給紙台23と、複数の内部給紙ローラ24と、複数対の縦搬送ローラ25と、レジストローラ26とを備える。
外部給紙台21は、一部が筐体19の外部に露出して設置され、用紙Pが積載されるものである。
外部給紙ローラ22は、外部給紙台21から用紙Pを1枚ずつ取り出して給紙経路RSに沿ってレジストローラ26に向けて搬送する。外部給紙ローラ22は、外部給紙台21の上側に配置されている。
内部給紙台23は、筐体19の内部に設けられ、用紙Pが積載されるものである。
内部給紙ローラ24は、内部給紙台23から用紙Pを1枚ずつ取り出して給紙経路RSへと送り出す。内部給紙ローラ24は、内部給紙台23の上側に設けられている。
縦搬送ローラ25は、給紙経路RSに沿って配置され、内部給紙台23から取り出された用紙Pをレジストローラ26に向けて搬送する。
レジストローラ26は、外部給紙台21、内部給紙台23、反転部16から搬送されてきた用紙Pを一旦止めた後、印刷部12へと送り出す。レジストローラ26は、給紙経路RSと反転経路RRとの合流地点の近傍の通常経路RC上に配置されている。
また、給紙部11は、外部給紙ローラ22および最も下流側の縦搬送ローラ25を回転駆動させるモータと、内部給紙ローラ24および他の縦搬送ローラ25を回転駆動させるモータと、レジストローラ26を回転駆動させるモータ(いずれも図示せず)とを備える。
印刷部12は、用紙Pを搬送しつつ、用紙Pに印刷を行う。印刷部12は、給紙部11の下流側に配置されている。印刷部12は、ベルト搬送部31と、インクジェットヘッド部32と、ベルト搬送部31を駆動させるモータ(図示せず)とを備える。
ベルト搬送部31は、レジストローラ26から搬送されてきた用紙Pをベルトに吸着保持して搬送する。ベルト搬送部31は、レジストローラ26の下流側で、インクジェットヘッド部32の下方に配置されている。
インクジェットヘッド部32は、ベルト搬送部31の上方に配置され、用紙Pの搬送方向と略直交する方向に複数のノズルが配列されたラインタイプの複数のインクジェットヘッド(図示せず)を有する。インクジェットヘッド部32は、ベルト搬送部31により搬送される用紙Pにインクジェットヘッドからインクを吐出して画像を印刷する。
連絡部13は、印刷済みの用紙Pを搬送装置3へと排出する。連絡部13は、切替部35と、連絡ローラ36と、切替部35を駆動させるソレノイド(図示せず)と、連絡ローラ36を回転駆動させるモータ(図示せず)とを備える。
切替部35は、用紙Pの搬送経路を通常経路RCと連絡経路RJとの間で切り替える。切替部35は、通常経路RCと連絡経路RJとの分岐点に配置されている。連絡経路RJは、印刷部12と上面搬送部14との境界から搬送装置3に向けて延びる経路である。連絡経路RJの下流側の端部は、後述する搬送装置3の進入経路RIの上流側の端部に接続されている。
連絡ローラ36は、ベルト搬送部31から搬送されてきた用紙Pを搬送して搬送装置3へと送り出す。連絡ローラ36は、連絡経路RJに沿って切替部35の下流側に配置されている。
上面搬送部14は、ベルト搬送部31によって搬送されてきた用紙Pを右方向から左方向にUターンするように搬送する。上面搬送部14は、複数対の上面搬送ローラ38と、複数対の上面搬送ローラ38を回転駆動させる複数のモータ(図示せず)とを備える。
上面搬送ローラ38は、用紙Pをニップして搬送する。複数対の上面搬送ローラ38は、印刷部12と排紙部15との間の通常経路RCに沿って配置されている。1対の上面搬送ローラ38は、反転経路RRの上流部に配置されている。
排紙部15は、印刷済みの用紙Pを排紙して積載する。排紙部15は、切替部41と、排紙ローラ42と、排紙台43と、切替部41を駆動させるソレノイド(図示せず)と、排紙ローラ42を回転駆動させるモータ(図示せず)とを備える。
切替部41は、用紙Pの搬送経路を排紙経路RDと反転経路RRとの間で切り替える。切替部41は、排紙経路RDと反転経路RRとの分岐点に配置されている。
排紙ローラ42は、切替部41と排紙台43との間に配置され、上面搬送部14により搬送されてきた用紙Pを排紙経路RDに沿って搬送して排紙台43へと排紙する。
排紙台43は、排紙ローラ42により搬送されてきた用紙Pを積載する。
反転部16は、両面印刷の際に、片面印刷済みの用紙Pを印刷部12に再給紙するために、片面印刷済みの用紙Pを反転させてレジストローラ26へと搬送する。反転部16は、反転ローラ51と、スイッチバック部52と、再給紙ローラ53と、切替ゲート54と、反転ローラ51を回転駆動させるモータ(図示せず)と、再給紙ローラ53を回転駆動させるモータ(図示せず)とを備える。
反転ローラ51は、上面搬送部14により搬送されてきた用紙Pをスイッチバック部52に一時的に搬入した後に搬出して、再給紙ローラ53へと搬送する。反転ローラ51は、最も下流側の上面搬送ローラ38とスイッチバック部52の搬入口との間の反転経路RR上に配置されている。
スイッチバック部52は、反転ローラ51が用紙Pを一時的に搬入するための空間である。スイッチバック部52は、排紙台43の下部に形成されている。
再給紙ローラ53は、反転ローラ51により搬送されてきた用紙Pをレジストローラ26へと搬送する。再給紙ローラ53は、反転ローラ51とレジストローラ26との間の反転経路RR上に配置されている。
切替ゲート54は、上面搬送ローラ38によって搬送されてきた用紙Pを反転ローラ51へとガイドする。また、切替ゲート54は、反転ローラ51によってスイッチバック部52から搬出される用紙Pを再給紙ローラ53へとガイドする。切替ゲート54は、最も下流側の上面搬送ローラ38、反転ローラ51、および再給紙ローラ53の3個所の重心近傍に配置されている。
操作パネル部17は、各種の入力画面等を表示するとともに、ユーザの入力操作を受け付けるものである。操作パネル部17は、各種の入力画面等を表示する液晶表示パネル等、ユーザが各種の入力操作を行うための操作ボタンおよびタッチパネル等を備える。
制御部18は、印刷装置2全体の動作を制御する。制御部18は、搬送装置3および後処理装置4の動作も制御する。制御部18は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。
搬送装置3は、印刷装置2で印刷された用紙Pのスイッチバックを行って上下反転し、用紙Pを後処理装置4へと供給する装置である。搬送装置3は、印刷装置2の右側(下流側)であって、後処理装置4の左側(上流側)に接続されている。搬送装置3は、進入部61と、反転部62と、排出部63とを備える。
なお、図1において太線で示す搬送装置3における搬送経路のうち、実線で示す経路がストレート経路(請求項の非反転経路に相当)RT、一点鎖線で示す経路が反転経路RB、二点鎖線で示す経路が進入経路RI、短破線で示す経路が排出経路ROである。
進入部61は、印刷装置2から排出される印刷済みの用紙Pを受け取り、反転部62または排出部63へと送る。進入部61は、進入ローラ65と、進入モータ66と、進入センサ67とを備える。
進入ローラ65は、印刷装置2の連絡部13から用紙Pを取り込み、進入経路RIに沿って搬送する。進入経路RIの上流側の端部は、印刷装置2の連絡経路RJの下流側の端部に接続されている。
進入モータ66は、進入ローラ65を回転駆動させる。
進入センサ67は、進入経路RIを搬送される用紙Pを検出する。進入センサ67は、検出対象位置に用紙Pが存在するときにはON信号を出力し、検出対象位置に用紙Pが存在しないときにはOFF信号を出力する。進入センサ67は、進入ローラ65の上流側に配置されている。
反転部62は、進入部61から搬送されてくる用紙Pを上下反転するためにスイッチバックし、排出部63へと送るものである。反転部62は、切替部71と、ソレノイド72と、反転ローラ73(請求項のローラに相当)と、反転駆動部74と、切替ゲート75と、反転センサ76とを備える。
切替部71は、用紙Pの搬送経路をストレート経路RTと反転経路RBとの間で切り替える。切替部71は、ストレート経路RTと反転経路RBとの分岐点に配置されている。ストレート経路RTは、進入経路RIの下流側の端部と排出経路ROの上流側の端部とをつなぐ経路である。反転経路RBは、進入経路RIの下流側の端部から下側に延び、反転ローラ73を経由して排出経路ROの上流側の端部につながる経路である。
ソレノイド72は、切替部71を駆動させる。
反転ローラ73は、進入部61から搬送されてくる用紙Pをスイッチバックして排出部63へと搬送する。反転ローラ73は、用紙Pのスイッチバックを行うため、正逆転可能に構成されている。反転ローラ73は、進入ローラ65の右側の下方に配置されている。反転ローラ73は、一対のローラ対により構成されており、その一方のローラが反転駆動部74により回転駆動され、他方のローラは、一方のローラに従動する。反転ローラ73は、正転方向に回転駆動されているときは用紙Pを下方向に搬送し、逆転方向に回転駆動されているときは用紙Pを上方向に搬送する。
反転駆動部74は、反転ローラ73を回転駆動させる。反転駆動部74は、差動機構部77と、正転モータ78と、逆転モータ79とを備える。
差動機構部77は、正転モータ78と逆転モータ79との回転速度(回転数)の大小関係に応じた回転方向、および正転モータ78と逆転モータ79との回転速度の差に応じた回転速度で、反転ローラ73を正転方向または逆転方向に回転させる。
図3、図4に示すように、差動機構部77は、反転ローラ73に回転駆動力を出力する出力ギア81と、出力ギア81の一方の面に固定されたデフケース82と、デフケース82の内部において側壁に固定された軸部材であるピニオンシャフト83と、ピニオンシャフト83に回転自在に支持されたかさ歯車からなる一対のピニオンギア84,85と、出力ギア81の貫通穴81aに挿通された正転シャフト86と、正転シャフト86の先端部に固定され、ピニオンギア84,85と噛み合うかさ歯車からなるサイドギア87と、デフケース82の貫通穴82aに挿通された逆転シャフト88と、逆転シャフト88の先端部に固定され、ピニオンギア84,85と噛み合うかさ歯車からなるサイドギア89とを備える。
上記のように差動機構部77は、自動車の駆動輪に動力を伝える公知の差動ギアと同様の構成を有する。ただし、自動車においては、出力ギア81に対応するリングギアにエンジンからの動力が伝えられ、正転シャフト86、逆転シャフト88に対応する左右のアクスルシャフトに動力が振り分けられる。これに対し、本実施の形態の差動機構部77では、正転シャフト86、逆転シャフト88に駆動源である正転モータ78、逆転モータ79が接続される。正転シャフト86は、矢印R1の方向に回転駆動される。逆転シャフト88は、矢印R1と反対の矢印R2の方向に回転駆動される。正転シャフト86および逆転シャフト88が回転すると、ピニオンギア84,85が回転するとともに、ピニオンシャフト83が正転シャフト86、逆転シャフト88の軸線回りに回転する。これにより、デフケース82とともに出力ギア81が回転する。
正転シャフト86の矢印R1の方向の回転速度が、逆転シャフト88の矢印R2の方向の回転速度より大きい場合、出力ギア81は、矢印R1方向に回転する。正転シャフト86の矢印R1方向の回転速度が、逆転シャフト88の矢印R2方向の回転速度より小さい場合、出力ギア81は、矢印R2方向に回転する。正転シャフト86の矢印R1方向の回転速度と逆転シャフト88の矢印R2方向の回転速度とが等しい場合、出力ギア81は回転しない。
出力ギア81が回転すると、図示しないギア等を介して出力ギア81に接続された反転ローラ73が回転する。出力ギア81が矢印R1方向に回転すると、反転ローラ73が正転方向に回転し、出力ギア81が矢印R2方向に回転すると、反転ローラ73が逆転方向に回転するようになっている。出力ギア81は、正転モータ78による正転シャフト86の矢印R1の方向の回転速度と、逆転モータ79による逆転シャフト88の矢印R2の方向の回転速度の大きさの差に応じた回転速度で回転する。出力ギア81の回転速度に応じた回転速度で反転ローラ73が回転し、反転ローラ73の回転速度に応じた搬送速度で用紙Pが搬送される。
正転モータ78は、正転シャフト86を矢印R1の方向に回転させる回転駆動力を発生するものである。
逆転モータ79は、逆転シャフト88を矢印R2の方向に回転させる回転駆動力を発生するものである。逆転モータ79は、起動動作、停止動作に要する時間等が正転モータ78と略等しくなるよう、正転モータ78と同一特性のモータであることが好ましい。
切替ゲート75は、切替部71によって反転経路RBへと導かれた用紙Pを反転ローラ73へとガイドする。また、切替ゲート75は、反転ローラ73によってスイッチバックされて上方向に搬送される用紙Pを排出部63へとガイドする。切替ゲート75は、反転ローラ73の上方に配置されている。
反転センサ76は、反転経路RBを搬送される用紙Pを検出する。反転センサ76は、検出対象位置に用紙Pが存在するときにはON信号を出力し、検出対象位置に用紙Pが存在しないときにはOFF信号を出力する。反転センサ76は、反転ローラ73の下方に配置されている。
排出部63は、進入部61からストレート搬送された用紙Pまたは反転部62によりスイッチバックされた用紙Pを後処理装置4へと排出する。排出部63は、排出ローラ91と、排出モータ92と、排出センサ93とを備える。
排出ローラ91は、進入部61または反転部62から搬送されてきた用紙Pを排出経路ROに沿って搬送し、後処理装置4へと送り出す。排出ローラ91は、反転ローラ73の右側において、進入ローラ65と略同じ高さに配置されている。排出経路ROの下流側の端部は、後処理装置4の導入経路RFの上流側の端部に接続されている。
排出モータ92は、排出ローラ91を回転駆動させる。
排出センサ93は、排出経路ROを搬送される用紙Pを検出する。排出センサ93は、検出対象位置に用紙Pが存在するときにはON信号を出力し、検出対象位置に用紙Pが存在しないときにはOFF信号を出力する。排出センサ93は、排出ローラ91の下流側に配置されている。
前述のように、印刷装置2に備えられた制御部18が、搬送装置3の制御部としても機能する。搬送装置3で用紙Pの反転を行う場合、制御部18は、正転モータ78の停止動作と逆転モータ79の起動動作とを並行して行い、これらの回転速度の大きさを途中で逆転させることで、差動機構部77による反転ローラ73の回転方向を逆転させて用紙Pのスイッチバックを行う。
後処理装置4は、印刷装置2で印刷された用紙Pに対する後処理を行う装置である。後処理は、オフセット排紙、ステープル、パンチ等の処理である。後処理装置4は、複数種類の後処理を行う機能を有し、それらのなかから指定された後処理を実行するものでもよいし、1種類の後処理のみが可能なものでもよい。後処理装置4は、導入経路RFに沿って配置された導入ローラ95を有する。導入ローラ95は、搬送装置3から用紙Pを後処理装置4内へと導入するものである。
次に、印刷システム1の動作について説明する。
まず、印刷装置2における印刷について説明する。
片面印刷の場合、給紙部11から印刷部12へと給紙された用紙Pは、ベルト搬送部31により搬送されつつ、インクジェットヘッド部32により上向きの面に印刷される。後処理装置4が用いられる場合、印刷された用紙Pは、ベルト搬送部31によって搬送されつつ、連絡部13の切替部35により連絡経路RJへと導かれ、印刷面を上にした状態で、連絡ローラ36により搬送装置3へと送り出される。後処理装置4が用いられない場合、印刷された用紙Pは、連絡部13の切替部35により上面搬送部14へと導かれる。そして、用紙Pは、上面搬送部14により搬送され、排紙部15の切替部41により排紙経路RDへと導かれ、排紙ローラ42により排紙台43へと排紙される。
両面印刷の場合、給紙部11から印刷部12へと給紙された用紙Pは、片面印刷と同様に、ベルト搬送部31により搬送されつつ、インクジェットヘッド部32により一方の面に印刷される。その後、片面印刷済みの用紙Pは、連絡部13の切替部35により上面搬送部14へと導かれる。用紙Pは、上面搬送部14により排紙部15の切替部41まで搬送され、切替部41により反転部16へと導かれる。反転部16では、用紙Pは、切替ゲート54により反転ローラ51へと導かれ、反転ローラ51によりスイッチバック部52へと搬入される。その後、用紙Pは、反転ローラ51によりスイッチバック部52から搬出されるとともに、切替ゲート54により再給紙ローラ53へと導かれ、再給紙ローラ53によりレジストローラ26へと搬送される。そして、用紙Pは、レジストローラ26により印刷部12へと送り出される。ここで、用紙Pは、反転部16によって反転されているので、未印刷面(他方の面)が上に向けられており、インクジェットヘッド部32により他方の面に印刷される。後処理装置4が用いられる場合、両面印刷済みの用紙Pは、連絡部13の切替部35により連絡経路RJへと導かれ、後で印刷された面(裏面)を上にした状態で、連絡ローラ36により搬送装置3へと送り出される。後処理装置4が用いられない場合、両面印刷済みの用紙Pは、上面搬送部14により排紙部15へと搬送され、排紙台43へと排紙される。
上記のように、後処理装置4が用いられる場合、片面印刷では印刷面、両面印刷では後で印刷された面が上向きの状態で、用紙Pが搬送装置3へと送られる。片面印刷の場合、ページ順に印刷された複数の用紙Pが印刷面を上向きにしたままの状態で後処理装置4へと順次送られて積層されると、用紙Pの印刷面である上面側に、ページ順が後の用紙Pが載ることになる。このため、原稿本来とは逆のページ順で用紙Pが積層される。これに対し、両面印刷の場合、ページ順が前の印刷面を下向きにした用紙Pの上側に次の用紙Pが載るため、原稿本来のページ順が維持される。
このようなことから、搬送装置3では、印刷装置2における印刷内容および後処理装置4における後処理の種類を考慮して、用紙Pの反転を行うか否かを判断する。
図5は、搬送装置3の動作を説明するためのフローチャートである。搬送装置3は、印刷装置2で印刷された用紙Pに対して後処理装置4を用いた後処理が行われる場合に動作する。後処理装置4を用いるか否かは、例えば、ユーザによる操作パネル部17の操作により指定される。
印刷装置2による印刷を開始すると、図5のステップS10において、制御部18は、後処理装置4で行われる後処理の種類に基づき、後処理装置4に供給される用紙Pが原稿本来のページ順を維持している必要があるか否かを判断する。後処理の種類は、例えば、ユーザによる操作パネル部17の操作により指定される。例えば、後処理装置4において、下から上に用紙Pを重ねつつ、所定の単位ごとに用紙Pの位置をずらすオフセット排紙を行う場合、後処理装置4へと送られる複数枚の用紙Pは原稿本来のページ順を維持している必要がある。後処理装置4が1種類の後処理のみが可能な装置である場合は、制御部18は、その後処理装置4で後処理を行うにあたり、後処理装置4へと送られる複数枚の用紙Pが原稿本来のページ順を維持している必要があるか否かを判断する。
後処理装置4に供給される用紙Pが原稿本来のページ順を維持している必要がないと判断した場合(ステップS10:NO)、ステップS20において、制御部18は、ストレート搬送を実行する。ストレート搬送は、用紙Pが反転ローラ73をショートカットしてストレート経路RTを通過し、上下反転は行われない搬送方法である。
後処理装置4に供給される用紙Pが原稿本来のページ順を維持している必要があると判断した場合(ステップS10:YES)、ステップS30において、制御部18は、印刷装置2が行う印刷が両面印刷であるか否かを判断する。
両面印刷であると判断した場合(ステップS30:YES)、制御部18は、ステップS20において、ストレート搬送を実行する。両面印刷の場合、前述のように、印刷装置2の連絡部13から排出される状態のままで原稿本来のページ順が維持されるためストレート搬送とする。
片面印刷であると判断した場合(ステップS30:NO)、ステップS40において、制御部18は、複数ページの原稿の片面印刷であるか否かを判断する。1ページのみの原稿の片面印刷であると判断した場合(ステップS40:NO)、制御部18は、ステップS20において、ストレート搬送を実行する。1ページのみの原稿の片面印刷の場合、複数枚の印刷であってもページ順を考慮する必要がないためストレート搬送とする。
複数ページの原稿の片面印刷であると判断した場合(ステップS40:YES)、ステップS50において、制御部18は、反転搬送を実行する。反転搬送は、用紙Pが反転ローラ73を経由し、スイッチバックにより用紙Pを上下反転する搬送方法である。
次に、上記ステップS50における反転搬送の動作について説明する。
図6、図7は、搬送装置3による反転搬送の動作を説明するためのフローチャート、図8は、反転ローラ73による搬送速度の推移、正転モータ78の回転速度の推移、逆転モータ79の回転速度の推移を示すタイミング図である。
印刷装置2による印刷を開始すると、図6のステップS110において、制御部18は、正転モータ78の駆動を開始させる。正転モータ78が回転を開始すると、その時刻t0から差動機構部77の出力ギア81が矢印R1方向に回転を開始し、これにより反転ローラ73が正転方向に回転を開始する。制御部18は、反転ローラ73による搬送速度がV1になる回転速度まで正転モータ78を所定の加速度で加速させる。反転ローラ73による搬送速度がV1に達すると、制御部18は、その時刻t1から搬送速度V1を維持するよう正転モータ78を制御する。
なお、制御部18は、反転ローラ73と同様に進入ローラ65も搬送速度V1となるよう進入モータ66を駆動させる。ここで、搬送速度V1は、印刷装置2の連絡部13が用紙Pを搬送装置3へと排出する際の速度である。搬送速度V1は、請求項の第1の搬送速度に相当する。印刷装置2から用紙Pを受け取る際の進入ローラ65および反転ローラ73の搬送速度をV1とすることで、用紙Pのジャム(詰まり)を防止できる。また、制御部18は、ソレノイド72を制御して、進入経路RIから反転経路RBへと用紙Pを導くように切替部71の位置を設定する。
次いで、ステップS120において、制御部18は、進入センサ67がONになったか否かを判断する。進入センサ67がONになるのは用紙Pの先端が進入センサ67に到達したときである。進入センサ67がONになっていないと判断した場合(ステップS120:NO)、制御部18は、ステップS120の処理を繰り返す。
進入センサ67がONになったと判断した場合(ステップS120:YES)、ステップS130において、制御部18は、用紙Pの後端が印刷装置2の連絡ローラ36を抜けたか否かを判断する。具体的には、制御部18は、進入センサ67がONになった時点から、反転ローラ73の回転を検出するエンコーダ(図示せず)のパルス数をカウントし、そのカウント値が、所定の搬送量L1に相当する値になると、用紙Pの後端が連絡ローラ36を抜けたと判断する。ここで、搬送量L1は、用紙Pの先端が進入センサ67に到達してから後端が連絡ローラ36を抜けるまでに必要な搬送量である。搬送量L1は、用紙サイズによって異なる。制御部18は、印刷対象の印刷データ等から、印刷に用いられる用紙サイズを判断でき、用紙サイズに応じた搬送量L1を取得できる。用紙Pの後端が連絡ローラ36を抜けていないと判断した場合(ステップS130:NO)、制御部18は、ステップS130の処理を繰り返す。
用紙Pの後端が連絡ローラ36を抜けたと判断した場合(ステップS130:YES)、ステップS140において、制御部18は、その時刻t2から、正転モータ78の加速を開始させて、反転ローラ73の搬送速度V1からの加速を開始させる。制御部18は、反転ローラ73による搬送速度がV2になる回転速度まで正転モータ78を所定の加速度で加速させる。反転ローラ73の搬送速度がV2に達すると、制御部18は、その時刻t3から搬送速度V2を維持するよう正転モータ78を制御する。
搬送速度V2は、予め設定された、V1および後述のV3より大きい速度である。用紙Pの後端が連絡ローラ36を抜けることで、搬送速度V1からV2への加速が可能となる。なお、制御部18は、反転ローラ73の搬送速度の加速に同期して進入ローラ65も加速するよう進入モータ66を制御する。
次いで、ステップS150において、制御部18は、反転センサ76がONになったか否かを判断する。反転センサ76がONになるのは、切替部71により反転経路RBへと導かれた用紙Pの先端が反転センサ76に到達したときである。反転センサ76がONになっていないと判断した場合(ステップS150:NO)、制御部18は、ステップS150の処理を繰り返す。
反転センサ76がONになったと判断した場合(ステップS150:YES)、ステップS160において、制御部18は、反転ローラ73の減速開始タイミングになったか否かを判断する。減速開始タイミングは、用紙Pの先端が反転センサ76に達してから、反転ローラ73が当該減速開始タイミングで減速開始後に停止するまでの反転ローラ73による搬送量が、所定の搬送量L2になるように定められるものである。搬送量L2は、用紙Pの先端が反転センサ76に達してから後端が切替ゲート75と反転ローラ73との間の所定位置に達するまでに必要な搬送量である。反転ローラ73の減速開始から停止までにおける搬送量は一定であり、この搬送量をL2´とする。制御部18は、反転センサ76がONになった時点から、反転ローラ73のエンコーダのパルス数をカウントし、そのカウント値が、搬送量(L2−L2´)に相当する値になると、減速開始タイミングになったと判断する。ここで、搬送量L2は、用紙サイズによって異なるため、減速開始タイミングも用紙サイズによって異なる。
減速開始タイミングになっていないと判断した場合(ステップS160:NO)、制御部18は、ステップS160の処理を繰り返す。
減速開始タイミングになったと判断した場合(ステップS160:YES)、ステップS170において、制御部18は、その時刻t4において、正転モータ78の停止動作を開始させる。停止動作は、正転モータ78が停止するまで所定の減速加速度で減速させるものである。また、制御部18は、正転モータ78の停止動作の開始と同時に、逆転モータ79の駆動を開始させる。制御部18は、逆転モータ79による反転ローラ73の搬送速度がV2になる回転速度まで逆転モータ79を所定の加速度で加速させる。正転モータ78の減速加速度と逆転モータ79の加速度とは大きさが同じである。このため、正転モータ78が停止する時刻t6において、逆転モータ79が反転ローラ73を搬送速度V2で駆動させる回転速度に到達する。制御部18は、この時刻t6から反転ローラ73が搬送速度V2を維持するよう逆転モータ79を制御する。
時刻t4から時刻t6までの間では、その中間の時刻t5において、正転モータ78の回転速度と逆転モータ79の回転速度とが略同じ大きさになる。このとき、差動機構部77の正転シャフト86と逆転シャフト88とが互いに逆方向に同じ回転速度で回転するため、出力ギア81は回転しない。このため、反転ローラ73の搬送速度が0となる。このとき、用紙Pは、上端部(後端部)が反転ローラ73にニップされた状態でとまる。減速開始タイミングで反転ローラ73の減速を開始させているため、用紙Pの上端は、切替ゲート75と反転ローラ73との間の所定位置にある。そして、時刻t5において、正転モータ78と逆転モータ79とで回転速度の大きさが逆転し、反転ローラ73の回転方向が、正転方向から逆転方向へと逆転する。これにより、用紙Pがスイッチバックし、用紙Pは上方向へと搬送され、切替ゲート75により排出ローラ91へと導かれる。排出ローラ91は、予め排出モータ92により搬送速度V2で駆動されている。
時刻t4から時刻t5までの間では、正転モータ78の停止動作のみによる減速に対して略2倍の大きさの減速加速度で反転ローラ73の搬送速度が減速する。差動機構部77の作用により、反転ローラ73の搬送速度が、正転モータ78の回転速度と逆転モータ79の回転速度との差に応じた速度になるためである。同様に、時刻t5から時刻t6までの間では、逆転モータ79の起動動作のみによる加速に対して略2倍の大きさの加速度で反転ローラ73の搬送速度が加速する。
次いで、ステップS180において、制御部18は、排出センサ93がONになったか否かを判断する。排出センサ93がONになるのは用紙Pの先端が排出センサ93に到達したときである。排出センサ93がONになっていないと判断した場合(ステップS180:NO)、制御部18は、ステップS180の処理を繰り返す。
排出センサ93がONになったと判断した場合(ステップS180:YES)、ステップS190において、制御部18は、この時刻t7にから、逆転モータ79の減速を開始させて、反転ローラ73の搬送速度V2からの減速を開始させる。制御部18は、反転ローラ73による搬送速度がV3になる回転速度まで逆転モータ79を所定の減速加速度で減速させる。反転ローラ73の搬送速度がV3になると、制御部18は、その時刻t8から搬送速度V3を維持するよう逆転モータ79を制御する。
なお、制御部18は、反転ローラ73と同様に排出ローラ91も搬送速度V3となるよう排出モータ92を制御する。ここで、搬送速度V3は、後処理装置4の導入ローラ95が用紙Pを後処理装置4内へと導入する際の速度である。搬送速度V3は、請求項の第2の搬送速度に相当する。搬送装置3から用紙Pを送り出す際の排出ローラ91および反転ローラ73の搬送速度をV3とすることで、用紙Pのジャムを防止できる。
次いで、ステップS200において、制御部18は、反転センサ76がOFFになったか否かを判断する。反転センサ76がOFFになるのは用紙Pの後端(下端)が反転センサ76を通過したときである。反転センサ76がOFFになっていないと判断した場合(ステップS200:NO)、制御部18は、ステップS200の処理を繰り返す。
反転センサ76がOFFになったと判断した場合(ステップS200:YES)、図7のステップS210において、制御部18は、用紙Pの後端が反転ローラ73を抜けたか否かを判断する。具体的には、制御部18は、反転センサ76がOFFになった時点から、反転ローラ73のエンコーダのパルス数をカウントし、そのカウント値が、所定の搬送量L3に相当する値になると、用紙Pの後端が反転ローラ73を抜けたと判断する。ここで、搬送量L3は、反転ローラ73と反転センサ76との間の反転経路RB上の距離に相当する。用紙Pの後端が反転ローラ73を抜けていないと判断した場合(ステップS210:NO)、制御部18は、ステップS210の処理を繰り返す。
用紙Pの後端が反転ローラ73を抜けたと判断した場合(ステップS210:YES)、ステップS220において、制御部18は、当該用紙Pが、一連の印刷動作により印刷装置2から排出される最後の用紙Pであるか否かを判断する。
最後の用紙ではないと判断した場合(ステップS220:NO)、ステップS230において、制御部18は、用紙Pの後端が反転ローラ73を抜けた時刻t9から、逆転モータ79の停止動作を開始させる。また、制御部18は、逆転モータ79の停止動作の開始と同時に、正転モータ78の駆動を開始させる。制御部18は、正転モータ78による反転ローラ73の搬送速度がV1になる回転速度まで正転モータ78を所定の加速度で加速させ、その後、その回転速度を維持させる。これにより、正転モータ78の回転速度と逆転モータ79の回転速度とが略同じ大きさになる時刻t10において、反転ローラ73の搬送速度が0になる。そして、その前後で反転ローラ73の回転方向が逆転方向から正転方向へと逆転し、逆転モータ79が停止する時刻t11から、反転ローラ73の搬送速度がV1となる。なお、制御部18は、進入ローラ65も搬送速度がV1となるよう進入モータ66を制御する。これにより、次の用紙Pを受け入れられる状態となる。この後、制御部18は、図6のステップS120の処理に戻る。
ステップS220において、最後の用紙であると判断した場合(ステップS220:YES)、ステップS240において、制御部18は、逆転モータ79の停止動作を行う。また、制御部18は、進入モータ66および排出モータ92も適切なタイミングで停止させる。以上により、搬送装置3による反転搬送の動作が終了する。
ここで、1つの正逆転可能なモータを用いて反転ローラによる用紙のスイッチバックを行う従来の構成における反転ローラによる搬送速度およびモータの回転速度の推移の一例を図9に示す。
図9において、スイッチバック動作を行うため正転方向のモータの回転の停止動作が時刻t21で開始され、時刻t22で回転が停止している。その後、時刻t23で逆転方向のモータの回転駆動が開始され、時刻t24で起動動作が終了している。図9のように、従来のモータが1つの構成では、反転ローラの停止動作にはモータの停止動作と同じ時間(t21〜t22)を要し、反転ローラの起動動作にはモータの起動動作と同じ時間(t23〜t24)を要していた。また、反転ローラの停止から起動までにウエイト時間Tw(t22〜t23)が必要であった。
これに対し、搬送装置3では、図8に示したように、正転モータ78、逆転モータ79の停止動作、起動動作に要する時間(t4〜t6)の略半分の時間(t4〜t5,t5〜t6)で反転ローラ73の停止動作、起動動作が行われる。また、反転ローラ73の停止と起動とが連続し、ウエイト時間はない。このため、搬送装置3では、用紙Pのスイッチバックを短時間で行える。
次に、図5のステップS20におけるストレート搬送の動作について説明する。
まず、制御部18は、進入モータ66および排出モータ92を駆動させ、進入ローラ65および排出ローラ91による搬送速度をV1とする。また、制御部18は、ソレノイド72を制御して、進入経路RIからストレート経路RTへと用紙Pを導くように切替部71の位置を設定する。
印刷装置2から搬送装置3へと用紙Pが進入し、用紙Pの後端が印刷装置2の連絡ローラ36を抜けると、制御部18は、進入ローラ65および排出ローラ91による搬送速度をV3とするよう進入モータ66および排出モータ92を制御する。ここで、制御部18は、用紙Pの先端が進入センサ67に到達してから所定の時間T1が経過すると、用紙Pの後端が連絡ローラ36を抜けたと判断する。時間T1は、搬送速度V1で用紙Pの先端が進入センサ67に到達してから後端が連絡ローラ36を抜けるまでに必要な時間であり、用紙サイズによって異なる値である。
次いで、用紙Pの後端が進入ローラ65を抜けると、制御部18は、進入モータ66により進入ローラ65の搬送速度をV3からV1へと減速させる。ここで、制御部18は、用紙Pの後端が進入センサ67に到達してから所定の時間T2が経過すると、用紙Pの後端が進入ローラ65を抜けたと判断する。時間T2は、搬送速度V3で進入センサ67から進入ローラ65まで搬送するために必要な時間である。
次いで、用紙Pの後端が排出ローラ91を抜けると、制御部18は、排出モータ92により排出ローラ91の搬送速度をV3からV1へと減速させる。ここで、制御部18は、用紙Pの先端が排出センサ93に到達してから所定の時間T3が経過すると、用紙Pの後端が排出ローラ91を抜けたと判断する。時間T3は、搬送速度V3で用紙Pの先端が排出センサ93に到達してから後端が排出ローラ91を抜けるまでに必要な時間であり、用紙サイズによって異なる値である。
以上を繰り返し、最後の用紙Pを搬送させると、制御部18は、進入モータ66および排出モータ92を停止させる。
以上説明したように、搬送装置3では、正転モータ78の停止動作と逆転モータ79の起動動作とを並行して行い、これらの回転速度の大きさを途中で逆転させることで、差動機構部77による反転ローラ73の回転方向を逆転させて用紙Pのスイッチバックを行う。これにより、反転ローラ73の停止動作および起動動作の時間が短縮されるとともに、反転ローラ73の停止と起動を連続して行うことができる。この結果、搬送装置3は、短時間で用紙Pのスイッチバックを行うことができ、用紙Pの反転に要する時間を低減できる。一方、搬送装置3では、用紙Pのスイッチバックに必要な経路は1つのみであり、装置の大型化は抑えられる。
また、搬送装置3は、用紙Pの搬送経路をストレート経路RTと反転経路RBとの間で切り替える切替部71を有する。制御部18は、印刷ジョブに応じて切替部71の切替制御を行う。これにより、搬送装置3は、用紙Pの反転が不要な場合には、反転ローラ73をショートカットして、用紙Pを反転せずに搬送することができる。
また、搬送装置3では、反転ローラ73が搬送速度V1で印刷装置2からの用紙Pを受け取り、搬送速度V3で後処理装置4に向けて用紙Pを送り出す。そして、用紙Pのスイッチバック動作中における反転ローラ73の最大の搬送速度V2が搬送速度V1およびV3よりも大きい。これにより、用紙Pのジャムの発生を防止しつつ、用紙Pの反転に要する時間を短縮できる。
なお、制御部18は、用紙Pの搬送負荷に影響する因子に応じて、スイッチバック時の正転モータ78の停止動作および逆転モータ79の起動動作のタイミングを制御するようにしてもよい。用紙Pの搬送負荷に影響する因子としては、用紙サイズ、紙種等がある。反転ローラ73でスイッチバックする際、反転ローラ73にかかる搬送負荷が小さいほど、モータは停止(減速)しにくくなり、起動(加速)は速くなる。
そこで、例えば、用紙Pが、薄くて軽い、搬送負荷が小さい紙種である場合、制御部18は、図10に示すように、スイッチバック時の正転モータ78の停止動作の開始タイミング(時刻t31)を、逆転モータ79の起動動作の開始タイミング(時刻t32)よりも早くする。正転モータ78の停止動作は時刻t34で終了し、逆転モータ79の起動動作は時刻t34より早い時刻t33で終了する。逆に、用紙Pが、搬送負荷が大きい紙種である場合、制御部18は、スイッチバック時の逆転モータ79の起動動作の開始タイミングを、正転モータ78の停止動作の開始タイミングよりも早くする。
このように正転モータ78の停止動作および逆転モータ79の起動動作のタイミングを制御することで、用紙Pのスイッチバックのタイミングを調整することができる。これにより、スイッチバックのタイミングを安定させることができる。また、スイッチバック時に反転ローラ73が停止したときの用紙Pの後端残し量(反転ローラ73より上にある部分の長さ)のばらつきを抑えることができる。これにより、スイッチバック時に用紙Pが切替ゲート75に引っかかること等によるジャムを低減できる。
(変形例)
図11は、変形例における反転ローラ73による搬送速度の推移、正転モータ78の回転速度の推移、逆転モータ79の回転速度の推移を示すタイミング図である。
図11は、変形例における反転ローラ73による搬送速度の推移、正転モータ78の回転速度の推移、逆転モータ79の回転速度の推移を示すタイミング図である。
図11における反転ローラ73による搬送速度の推移は、図8に示した上記実施の形態における反転ローラ73による搬送速度の推移と同様である。図11において図8と異なるのは、反転ローラ73の搬送速度をV1,V3とするための正転モータ78および逆転モータ79の回転速度である。
具体的には、図8では、時刻t1から時刻t2までの間において、正転モータ78のみにより反転ローラ73を回転させ、搬送速度をV1としている。また、時刻t8から時刻t9までの間において、逆転モータ79のみにより反転ローラ73を回転させ、搬送速度をV3としている。
これに対し、図11では、時刻t1から時刻t2までの間において、正転モータ78および逆転モータ79が回転し、これらの回転速度の差により、反転ローラ73の搬送速度をV1としている。また、時刻t8から時刻t9までの間において、正転モータ78および逆転モータ79が回転し、これらの回転速度の差により、反転ローラ73の搬送速度をV3としている。
このようにしても、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、図8、図11の例に限らず、正転モータ78、逆転モータ79の回転制御のパターンは、どのようなものでもよい。正転モータ78および逆転モータ79の一方において、細かな回転速度制御が必要な場合、その一方のみに、回転速度制御に優れた特性を有するモータを使用するようにしてもよい。
上述した実施の形態および変形例では、用紙Pのスイッチバックを行う際、正転モータ78の停止動作と逆転モータ79の起動動作とを並行して行ったが、これに限らず、正転モータ78の減速動作と逆転モータ79の加速動作とを並行し、両者の回転速度の大きさを逆転させることでスイッチバックを行うことが可能である。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 印刷システム
2 印刷装置
3 搬送装置
4 後処理装置
11 給紙部
12 印刷部
13 連絡部
14 上面搬送部
15 排紙部
16 反転部
17 操作パネル部
18 制御部
61 進入部
62 反転部
63 排出部
73 反転ローラ
74 反転駆動部
77 差動機構部
78 正転モータ
79 逆転モータ
2 印刷装置
3 搬送装置
4 後処理装置
11 給紙部
12 印刷部
13 連絡部
14 上面搬送部
15 排紙部
16 反転部
17 操作パネル部
18 制御部
61 進入部
62 反転部
63 排出部
73 反転ローラ
74 反転駆動部
77 差動機構部
78 正転モータ
79 逆転モータ
Claims (4)
- 搬送するシートのスイッチバックを行う正逆転可能なローラと、
互いに逆方向の回転駆動力を発生する2つの駆動源と、
前記2つの駆動源の回転駆動力に応じた回転速度の大小関係に応じた回転方向および前記2つの駆動源の回転速度の差に応じた回転速度で前記ローラを回転させる差動機構部と、
前記2つの駆動源を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、一方の駆動源の減速動作と他方の駆動源の加速動作とを並行して行うことで前記2つの駆動源の回転速度の大きさを逆転させることにより、前記差動機構部による前記ローラの回転方向を逆転させて前記シートのスイッチバックを行わせることを特徴とする搬送装置。 - 前記ローラは、印刷装置から排出された前記シートを受け取り、前記シートのスイッチバックを行って、前記シートに対する後処理を行う後処理装置に向けて前記シートを送り出すものであり、
前記制御部は、前記ローラが、前記印刷装置が前記シートを排出する速度に応じた第1の搬送速度で前記シートを受け取り、前記後処理装置が前記シートを導入する速度に応じた第2の搬送速度で前記シートを送り出し、前記シートのスイッチバック動作中における最大の搬送速度が前記第1の搬送速度および前記第2の搬送速度よりも大きくなるよう前記2つの駆動源を制御することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。 - 前記シートが前記ローラを経由する反転経路と、前記シートが前記ローラをショートカットする非反転経路との間で前記シートの搬送経路を切り替える切替部をさらに備え、
前記制御部は、印刷ジョブに応じて、前記切替部の切替制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。 - 前記制御部は、前記シートのスイッチバックを行う際、前記シートの搬送負荷に影響する因子に応じて、前記一方の駆動源の減速動作および前記他方の駆動源の加速動作のタイミングを制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011213807A JP2013071833A (ja) | 2011-09-29 | 2011-09-29 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011213807A JP2013071833A (ja) | 2011-09-29 | 2011-09-29 | 搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013071833A true JP2013071833A (ja) | 2013-04-22 |
Family
ID=48476611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011213807A Withdrawn JP2013071833A (ja) | 2011-09-29 | 2011-09-29 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013071833A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9475667B2 (en) | 2014-03-27 | 2016-10-25 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus |
US9682834B2 (en) | 2015-03-27 | 2017-06-20 | Seiko Epson Corporation | Transport apparatus |
US9925763B2 (en) | 2016-01-21 | 2018-03-27 | Seiko Epson Corporation | Print system |
US10052867B2 (en) | 2015-12-04 | 2018-08-21 | Seiko Epson Corporation | Recording system, post-processing apparatus, and transport apparatus |
-
2011
- 2011-09-29 JP JP2011213807A patent/JP2013071833A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9475667B2 (en) | 2014-03-27 | 2016-10-25 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus |
US9682834B2 (en) | 2015-03-27 | 2017-06-20 | Seiko Epson Corporation | Transport apparatus |
US10029879B2 (en) | 2015-03-27 | 2018-07-24 | Seiko Epson Corporation | Transport apparatus |
US10464770B2 (en) | 2015-03-27 | 2019-11-05 | Seiko Epson Corporation | Transport apparatus |
US10052867B2 (en) | 2015-12-04 | 2018-08-21 | Seiko Epson Corporation | Recording system, post-processing apparatus, and transport apparatus |
US10471708B2 (en) | 2015-12-04 | 2019-11-12 | Seiko Epson Corporation | Recording system, post-processing apparatus, and transport apparatus |
US11001055B2 (en) | 2015-12-04 | 2021-05-11 | Seiko Epson Corporation | Recording system, post-processing apparatus, and transport apparatus |
US11400702B2 (en) | 2015-12-04 | 2022-08-02 | Seiko Epson Corporation | Recording system, post-processing apparatus, and transport apparatus |
US11964477B2 (en) | 2015-12-04 | 2024-04-23 | Seiko Epson Corporation | Recording system, post-processing apparatus, and transport apparatus |
US9925763B2 (en) | 2016-01-21 | 2018-03-27 | Seiko Epson Corporation | Print system |
US10155377B2 (en) | 2016-01-21 | 2018-12-18 | Seiko Epson Corporation | Medium transporting mechanism |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007038562A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2009046303A (ja) | 両面印刷装置 | |
JP6472241B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP5845648B2 (ja) | 記録装置 | |
JP2018034926A (ja) | 印刷装置 | |
JP2013071833A (ja) | 搬送装置 | |
JP2009173367A (ja) | 印刷装置 | |
EP3075555B1 (en) | Printing machine | |
JP2017119563A (ja) | 印刷システム | |
JP2014047054A (ja) | 画像記録装置 | |
JP2005029375A (ja) | 印刷機用の反転搬送装置及び両面印刷機並びに両面印刷方法 | |
JP2018171727A (ja) | 画像記録装置 | |
JP5385633B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6393580B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP2014118238A (ja) | 搬送装置 | |
JP2008246803A (ja) | 画像記録装置 | |
JP6630594B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP2014141341A (ja) | 印刷装置 | |
JP5246135B2 (ja) | 画像記録装置 | |
JP6443186B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP2015042464A (ja) | 印刷装置 | |
JP2012246128A (ja) | 印刷装置 | |
JP5890248B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP6428446B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP5294808B2 (ja) | 印刷装置の搬送機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20141202 |