JP2014065579A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レジスト補正後の用紙が画像転写位置に到達する前に、確実に片寄り補正を完了できるようにすると共に、用紙の坪量が異なる場合であっても、片寄り補正後の用紙を確実に転写ローラーに挟持できるようにする。
【解決手段】2次転写部42に給紙される用紙の先端部をレジストローラー対32に突き当てて当該用紙の傾きを補正するレジスト補正部40と、用紙の端部基準位置に対する傾きが補正された用紙の片寄り量を検知する検知部11と、用紙の片寄り量を補正するためのレジストローラー対の実際の移動量に対するその移動指令値を算出する制御部50とを備え、レジスト補正後の用紙をレジストローラー対32で挟持し、移動指令値に基づいて当該用紙の搬送方向と直交する方向へレジストローラー対32を移動する移動部41を有し、制御部50は、移動指令値に対して設定された制御上限値内にレジストローラー対32の移動を完了する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レジスト補正後の用紙の搬送開始から画像転写位置到達に至るまでの搬送時間内に用紙の片寄り補正を実行する機能を備えたモノクロ用や、カラー用のプリンタ、複写機、複合機等に適用して好適な画像形成装置に関するものである。
近年の画像形成装置によれば、位置ずれ検知部及び、レジストローラー対を有した移動部を備え、画像転写位置の直前で、位置ずれ検知部によって用紙の位置ずれを検知し、当該用紙の検知量に基づき用紙をレジストローラー対で挟んで、移動部により当該用紙をその搬送方向と直交する方向に移動させて位置ずれを補正(片寄り補正)する機能が利用されている(特許文献1)。
特開2007−022680号公報
ところで、特許文献1に見られるような片寄り補正機能を備えた画像形成装置によれば、次のような問題がある。
i.レジストローラー対を用紙の搬送方向に対して直交する方向へ移動させる際に、移動部にバックラッシュ等の駆動連結ガタがあるため、通紙ガイド等の搬送路と用紙の摩擦力、駆動負荷によって、レジストローラー対の移動量の指令値(移動指令値)とその実測値との間に誤差が発生する。その際にレジストローラー対の移動指令値を大きく設定すると、移動時間が長くなり、用紙が画像転写位置に到達する前に片寄り補正が完了しないという問題がある。
ii.また、片寄り補正時、薄紙や厚紙(用紙の坪量)等で同じ移動量が要求された場合、厚紙の方がレジストローラー対の実際の移動時間が長くなる。この結果、片寄り補正が完了する前の用紙の先端部が画像転写位置の転写ローラーにニップされた状態で、用紙が搬送方向に対して直交する方向へ移動されるという事態が予想され、ジャムの発生原因につながる。
iii.更に、片寄り補正機能を有する画像形成装置を備えた画像形成システムにおいて、高速化の要求から、システム速度を速くすると、用紙が画像転写位置に到達する時間が短くなり、同様の問題が発生するという恐れがある。
そこで、この発明は上述した課題を解決したものであって、レジスト補正後の用紙が画像転写位置に到達する前に、確実に片寄り補正を完了できるようにすると共に、用紙の坪量が異なる場合であっても、片寄り補正後の用紙を確実に転写ローラーに挟持できるようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の画像形成装置は、像担持体に画像を形成する画像形成部と、前記像担持体に形成された前記画像を用紙に転写する転写部と、レジストローラー対を有し、前記転写部に給紙される用紙の先端部を前記レジストローラー対に突き当てて当該用紙の傾きを補正するレジスト補正部と、前記用紙の端部基準位置に対する前記傾きが補正された前記用紙の片寄り量を検知する検知部と、前記用紙の片寄り量を補正するための移動指令値を算出する制御部とを備え、前記レジスト補正部は、レジスト補正後の前記用紙をレジストローラー対で挟持し、前記移動指令値に基づいて当該用紙の搬送方向と直交する方向へ前記レジストローラー対を移動する移動部を有し、前記制御部は、前記移動指令値に対して設定された制御上限値内に前記レジストローラー対の移動を完了するように前記移動部を制御するものである。
請求項1に記載の画像形成装置によれば、常に、レジスト補正後の用紙が画像転写位置に到達する前に、確実に片寄り補正を完了させることができる。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1において、前記制御上限値は、前記レジストローラー対が移動を開始する時刻から当該レジストローラー対が移動を終了する時刻に至るまでの移動時間に対して設定された移動制限時間及び、前記レジストローラー対が移動を開始する位置から当該レジストローラー対が移動を終了する位置に至るまでの移動許容範囲における移動最大値に対して設定された移動上限値の少なくともいずれか一方であるものである。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1において、前記制御部は、前記用紙の坪量に対応した前記レジストローラー対の移動指令値を算出するものである。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項3において、前記制御部は、複数の前記用紙の坪量に対応した前記レジストローラー対の移動量と、当該レジストローラー対の移動指令値とを対応付ける一次関数グラフを構築するための補正係数及び切片に関するデータを記憶した記憶部を備えるものである。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項4において、前記制御部は、前記用紙を転写部へ搬送する搬送路と当該用紙との間で生じる摩擦力に対応した前記移動指令値を算出するものである。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項5において、前記制御部は、前記搬送路と用紙との間で生じる用紙の摩擦力が大きくなる場合に前記摩擦力が小さい場合に比べて前記移動指令値を大きく設定するものである。
請求項1に係る画像形成装置によれば、レジスト補正後の用紙をレジストローラー対で挟持し、実際の移動量に対する移動指令値に基づいて当該用紙の搬送方向と直交する方向へレジストローラー対を移動する際に、制御部は、移動指令値に対して設定された制御上限値内にレジストローラー対の移動を完了するように移動部を制御するものである。
この構成によって、レジスト補正後の用紙が画像転写位置に到達する前に、確実に片寄り補正を完了させることができる。これにより、用紙の坪量が異なる場合であっても、片寄り補正を完了した後の用紙を確実に転写ローラーに挟持できるようになる。従って、片寄り補正途中の用紙に画像が転写されるといった事態を回避でき、ジャムの発生を無くせると共に、用紙の坪量に左右されることなく高品質の画像を形成できるようになる。
請求項2に係る画像形成装置によれば、移動制限時間及び移動上限値の少なくともいずれか一方の制御上限値内にレジストローラー対の移動を完了するように移動部を制御できるようになる。片寄り補正機能を有した画像形成システムの高速化に寄与する。
請求項3〜6に係る画像形成装置によれば、用紙の坪量に対応したレジストローラー対の実際の移動量と、その移動指令値とを対応付けた移動テーブルを参照して、移動指令値に設定された制御上限値内にレジストローラー対の移動を完了するように移動部を制御できるようになる。片寄り補正機能を有した画像形成システムの高速化に寄与する。
本発明に係る実施形態としてのカラー複写機100の構成例を示す断面図である。 移動部41の構成例を示す正面図である。 片寄り補正時の用紙Pの検知例を示す上面図である。 制御部50における移動指令値Yと実際の移動量ΔXとの関係例(その1)を示すグラフ図である。 実際の移動量ΔXの実測値とその移動指令値Yとの関係例を示すグラフ図である。 カラー複写機100の制御系の構成例を示すブロック図である。 操作表示部48におけるUI画面の表示例を示す説明図である。 ROM51における移動テーブルの格納例を示す表図である。 制御部50における移動指令値Yと実際の移動量ΔXとの関係例(その2)を示すグラフ図である。 移動上限値越えにおけるモーター37の動作特性例を示すグラフ図である。 用紙Pの片寄り補正時の制御例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態としての画像形成装置の構成例及びその制御例について説明をする。本欄の記載は、特許請求の範囲に記載される技術的範囲や、用語の意味等を限定するものではない。
図1に示すカラー複写機100は、画像形成装置の一例を構成し、用紙Pの片寄りを補正する機能を備えており、片寄り補正(レジスト揺動補正)後の所定の用紙Pにカラー画像を形成するものである。本発明に係る画像形成装置はカラー複写機100に限られることはなく、モノクロ用やカラー用のプリンタ、これらの複合機に適用可能なものである。
カラー複写機100は、片寄り補正モードを有している。ここに片寄り補正モードとは、用紙Pの端部基準位置Psに対する当該用紙Pの端部通過位置の差分である片寄り量に基づいて、画像転写の直前に、用紙Pをレジストローラー対で挟み込んで、当該用紙Pの搬送方向yと直交する幅方向xに移動する動作をいう(図3参照)。
カラー複写機100は、給紙部20、レジスト補正部40、2次転写部42、定着部44、制御部50、電子写真方式の画像形成部80、画像読取部90及び自動原稿給紙部を有している。自動原稿給紙部の構成については便宜上説明を省略している。
画像読取部90は、自動原稿給紙部から一枚ずつ搬送される原稿等に光源から光を照射し、その反射光をCCD(Charge Coupled Device)94で受光することで原稿の画像データを取得する。画像読取部90で取得された赤(R)色、緑(G)色、青(B)色(RGB)系の画像データは、図示しない画像処理部によりアナログ処理、アナログ/ディジタル(以下A/Dという)変換処理、画像圧縮処理等が行われる。
制御部50には、画像処理部等からRGB系の画像データDinが入力され、制御部50では、画像データDinがYMCK系の画像データDy,Dm,Dc,Dkに色変換される。画像形成部80は画像形成位置において用紙Pにモノクロ又はカラーの画像を形成する。例えば、色変換後のイエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色及び黒(BK)色用の画像データに基づいてカラーのトナー画像が形成される。
画像形成部80は、所定のサイズの用紙Pに画像を形成するために、Y,M,C,BK色の像形成出力機能を各々分担する画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kを備えている。この例では、それぞれ共通する機能名称、例えば、符号10の後ろに形成する色を示すY,M,C,Kを付して表記する。
各作像色毎に対応する帯電部2によって一様に帯電された感光体ドラム1に、画像データに基づいてポリゴンミラー等を使用した光書き込み部3により静電潜像が形成される。静電潜像は各作像色毎に対応する現像装置4によって現像される。このような帯電、露光、現像を行い、感光体ドラム1上に形成されたカラートナー像は、Y,M,C,BK色用の感光体ドラム1に対応して1次転写ローラー7を動作させ、中間転写ベルト8に転写される(1次転写)。カラートナー像は、中間転写ベルト8上で重ね合わされる。
ここに重ね合わされたカラートナー像が2次転写部42によって用紙Pに転写される。用紙Pは、給紙部20によって、給紙トレイ20A,20B,20C等から2次転写部42へ搬送される。各々の給紙トレイ20A,20B,20C内には所定のサイズの用紙Pが収容される。給紙トレイ20A,20B,20Cには、各給紙トレイから用紙Pを取り出すピックアップローラー22と、各給紙トレイにおける用紙Pの二重搬送を防止する捌きローラー24とが設けられている。この例で、カラー複写機100には給紙部20の他に用紙Pを給紙する大給紙装置(PFU)が接続可能となされている。
上述の2次転写部42と搬送ローラー28との間の用紙Pの搬送路には、レジスト補正部40が設けられている。レジスト補正部40はレジストローラー対32、ループローラー36及び移動部41等から成る。レジストローラー対32は、図2に示す移動部41によって、用紙Pを挟み込んだ状態で用紙Pの搬送方向yと直交する幅方向xに移動可能な構成を有している。2次転写部42の直ぐ上流側であって、レジストローラー対32の下流側には用紙Pの片寄検知用の検知部11が配置されている。検知部11は、画像形成部80へ給紙される用紙Pのサイズ選択と共に設定される端部基準位置Psから用紙Pの端部通過位置に至る片寄り量を検知する。
カラー複写機100には、両面印刷モードが備えられると共に、用紙反転ユニット60(ALU)が備えられている。用紙反転ユニット60は給紙トレイ20Aの上方に配置され、両面印刷モード時、表面画像を形成した後の用紙Pの表裏を自動的に反転する。
上述の給紙部20は、操作表示部48(図6参照)で選択された各給紙トレイからピックアップローラー22等により用紙Pを取り出し、取り出した用紙Pを搬送ローラー26,28等を介してレジストローラー対32に搬送する。レジストローラー対32に搬送された用紙Pは、ループローラー36によるレジストローラー対32への用紙先端突き当てにより斜行(傾き)が補正される(レジスト補正機能)。
レジスト補正が終了すると、用紙Pは所定のタイミングで2次転写部42に搬送されると共に、レジストローラー対32によって、用紙Pの片寄りが補正される。例えば、図2に示すxを用紙Pの幅方向とし、yをその搬送方向としたとき、移動部41(揺動部)によって、レジストローラー対32が、用紙Pの片寄り量を無くすように当該用紙Pの搬送方向yと直交する幅方向xに移動される。2次転写部42は、中間転写ベルト8に担持されたカラー画像を片寄り補正後の用紙Pに転写する。このとき、カラートナー像は、中間転写ベルト8と2次転写部42とのニップにより用紙Pに転写される。
所定の用紙P上に転写されたトナー像は、定着部44により定着される。定着部44は図示しない加圧ローラーや加熱ローラーを有しており、用紙Pに転写されたトナー画像に、加圧ローラー及び加熱ローラーを介して熱を加えて熱定着する。これにより、画像データDinに基づくカラー画像を所定の用紙Pに形成することができる。
なお、上述の感光体ドラム1の各々の左側下方には、Y,M,C,K色用の感光体ドラム1に対応してクリーニング部6が設けられ、前回の書込みで感光体ドラム1に残留したトナー剤を除去(クリーニング)するように動作する。中間転写ベルト8の左側上方にはクリーニング部6Aが設けられ、2次転写後の中間転写ベルト8上に残存するトナー剤をクリーニングするように動作する。
両面印刷モードが設定されている場合は、表面画像を形成した後の用紙Pが定着部44から用紙反転ユニット60へ搬送される。用紙反転ユニット60では、用紙Pの表裏が自動的に反転される。反転後の用紙Pは画像形成部80へ再給紙される。なお、給紙部20又は大給紙装置からループローラー36に至る搬送路は、図中、用紙Pの片面経路Iを構成し、用紙反転ユニット60の搬送路は、用紙Pの両面経路IIを構成する。これらにより、カラー複写機100を構成する。
ここで、図2を参照して、移動部41の構成例及びその動作例について説明する。図2に示す移動部41は、レジストローラー対32に係合されたラック&ピニオン33(rack and pinion )を有している。ラック&ピニオン33は歯車の一種で、回転力を直線の動きに変換するために、平板状の棒に歯切りを施したラック部34と、小口径の円形歯車を成したピニオンギア35を有している。
ラック部34の所定の位置には軸受け部301,302が設けられ、この軸受け部301,302がレジストローラー対32の回転軸部303の一端に抜け止め機構304,305と共に回動自在に係合されている。ラック部34にはピニオンギア35が噛合され、ピニオンギア35にはモーターギア38が噛合されている。モーターギア38にはモーター37が取り付けられている。
この移動部41によれば、モーター37を駆動し、モーターギア38を介してピニオンギア35に回転力を加えると、ラック部34が歯すじ設定された末端まで水平方向に動くようになる。このとき、ラック部34がレジストローラー対32の抜け止め機構304等に当接して、その回転軸部303を主走査方向(用紙の幅方向)に移動するようになる。
これにより、移動部41において、レジストローラー対32のニップ部位に用紙Pの先端部を突き当てて傾きを補正(矯正)した後の用紙Pをレジストローラー対32で挟持し、制御部50によって算出された実際の移動量ΔXに対する移動指令値に基づいて当該用紙Pの搬送方向yと直交する幅方向xへ移動できるようになる。
なお、ラック部34は、移動時のバックラッシュ等によりレジストローラー対32の移動量が変化する。ここにバックラッシュ(Backlash)とは、移動部41に用いられるラック部34と、ピニオンギア35等のように互いに嵌り合って運動する機械要素において、運動方向に意図して設けられた隙間をいう。この隙間によって、ラック部34や、ピニオンギア35等が自由に動くことができる。図中のCW及びCCWは、モーター37の回転方向を示しており、CW(clock wise)は時計方向回りであり、CCW(counter clock wise)は反時計方向回りである。
また、HPはレジストローラー対32のホームポジションであり、ラック部34の中央部分である。「+側」及び「−側」は用紙Pを当該用紙Pの搬送方向yと直交する幅方向xにおいて、レジストローラー対32を移動する方向である(図3参照)。例えば、用紙Pを+側に移動し、又は、用紙Pを−側に移動する際の指標である。上述の移動部41によれば、用紙Pを2次転写部42に受け渡した後は、レジストローラー対32による用紙Pの挟持が解除される。レジストローラー対32はホームポジションHPに復帰するようになる。用紙Pは2次転写部42によって定着部44へ搬送される。
ここで、図3を参照して、片寄り補正時の用紙Pの検知例について説明する。図3に示す片寄り補正時の用紙Pの検知例によれば、用紙サイズWが決定されると、用紙Pの端部基準位置Psが決定される。この例では、用紙Pが端部基準位置Psから片寄り量ΔX(=実際の移動量)だけ右側へ片寄っている場合である。
用紙Pの片寄り量ΔXは検知部11によって検知される。図中の一点鎖線は画像形成位置を示す線(以下で画像センターGcという)である。この例では画像センターGcを基準にして形成された画像が用紙Pに転写される。図中の点線は用紙中心位置を示す線(以下で用紙センターPcという)である。
図中のx0は端部基準距離であり、画像センターGcから端部基準位置Psへ至る長さである。図中のx1は端部通過距離(検出値)であり、画像センターGcから用紙Pの端部通過位置へ至る長さである。片寄り量ΔXは端部基準距離x0と端部通過距離x1との差分を計算することで得られる。実際には検知部11を構成するラインセンサの画素数を距離の情報に変換する。片寄り量ΔXは用紙Pの片寄り補正時、実際の移動量ΔXとなる。本来、用紙Pが右側に片寄ることなく、用紙Pの端部基準位置Psとその端部通過位置とが一致する場合は、図中、点線に示す用紙P’となる。従って、右側に片寄っていた用紙Pは片寄り補正後に図中、点線に示す位置の用紙P’となる。
この例で、レジストローラー対32はホームポジションHPを基準にして「+側」及び「−側」が設定され、用紙Pの片寄り対するレジストローラー対32の移動方向を示している。レジストローラー対32の主走査方向(回転軸方向)において、当該レジストローラー対32の両側に点線で囲んだ移動範囲が設けられている。主走査方向は、用紙Pの搬送方向yと直交する幅方向xである(レジストローラー対32の移動方向でもある)。
このレジストローラー対32の終端部から移動範囲の終端部(Rmax=移動最大値:ラック部34の終端)に至る範囲が移動許容範囲(以下で移動許容幅Rともいう)である。移動最大値Rmaxは移動許容幅Rの最大値である。移動許容幅Rはレジストローラー対32の駆動中心位置を画像センターGcに一致させたとき、その両側に同じ移動量を設けている。この例では、移動最大値Rmaxにマージンを加えた、移動指令値Yの制御上限値としての移動上限値αmaxを導入している。
続いて、図4を参照して、制御部50における移動指令値Yの算出例について説明をする。この例では、制御部50が実際の移動量ΔXから移動指令値Yを算出する。図4に示すグラフ図において、縦軸は移動指令値Yであり、制御部50から移動部41へ出力される移動制御信号S4に反映される。横軸は、実際の移動量ΔXであり、検知部11から制御部50へ出力される。実際の移動量ΔXは検知部11で取得した片寄り検知信号S11に含まれる。移動指令値Yの傾きは1(θ=45°)である。
ここで、移動指令値をYとし、実際の移動量をΔXとし、補正係数をaとし、切片をbとしたとき、移動指令値Yは一次関数形式、すなわち、(1)式
Y=aΔX+b(正転:CW時) ・・・・(1)
によって与えられる。但し、実際の移動量ΔX(片寄り量)は端部基準距離x0と端部通過距離x1との差分である。補正係数a(傾き)は、紙種や通紙経路(片面経路又は両面経路)等によって決定され、切片bは負荷変動によって決定される。
移動指令値Yはモーター37の正転及び逆転で異なる。逆転(CCW)時の移動指令値Yは、バックラッシュにより、補正係数をa’とし、切片をb’としたとき、(2)式、すなわち、
Y=a’ΔX+b’ ・・・・(2)
によって与えられる。制御部50は、用紙Pが端部基準位置Psから右側へ片寄っている場合、又は、用紙Pが端部基準位置Psから左側へ片寄っている場合に対応して上述の(1)又は(2)式に基づいて移動部41を制御するようになる。
ここで、図5を参照して、実際の移動量ΔXの実測値とその移動指令値Yとの関係例について説明する。この例では、用紙Pの坪量や片面経路、両面経路等によって補正係数a(傾き)が異なっている。図5において、縦軸は実際の移動量ΔXの実測値であり、横軸はその移動指令値Yである。実線は移動指令値Y=実測値(傾き1:θ=45°)の場合の移動制御特性(理想値)である。
実線に丸印は普通紙の場合の移動制御特性(現実値)である。実線に四角印は厚紙の場の移動制御特性(現実値)である。普通紙の場合において、移動指令値Y=4mmに対して、実測値=3mmであり、その差分として1mmのずれが生じている。この差分は、紙種や通紙経路等によってラック部34、すなわち、レジストローラー対32の移動時間が異なることが考えられる。
図中の下向きの白抜き矢印は、実際の移動量ΔXが低下する方向を示している。例えば、厚紙の場合において、移動指令値Y=4mmに対して、実測値=3mm以下となり、その差分として1mm以上のずれが生じるようになる。
このように移動指令値Y=実測値(傾き1)の場合の移動制御特性(理想値)に比べて、現実では、移動指令値Y≠実測値となり、用紙Pの坪量や、片面経路、両面経路等によって、厚紙>普通紙で差分が発生することが分かった。そこで、本発明者は、用紙Pの坪量等によって、移動指令値Yと実測値との間に差分が生じないように、移動指令値Yを算出する際の移動(揺動)テーブルを導入した。
続いて、図6〜図8を参照して、カラー複写機100の制御系の構成例について説明する。図6に示すカラー複写機100の制御系によれば、検知部11、給紙部20、搬送部30、レジスト補正部40、2次転写部42、定着部44、操作表示部48、制御部50及び画像形成部80を備えている。レジスト補正部40は移動部41を有している。
制御部50は、例えば、制御プログラム等を記憶する読み出し専用メモリ(Read Only Memory:以下ROM51という)、データの一時記憶等に用いられる汎用メモリ(Random Access Memory:以下でRAM52という)及び中央処理装置(Central Processing Unit:以下CPU53という)等を有している。CPU53は電源オンと共にROM51から制御プログラムを読み出してRAM52に展開し、制御システムを起動する。CPU53はカラー複写機100の各部の動作を制御するようになる。
ROM51は記憶部の一例を構成し、ROM51には制御プログラムの他に複数種類の用紙Pの坪量に対応したレジストローラー対32の実際の移動量ΔXと、その移動指令値Yとを対応付ける移動テーブルが記憶される(図8参照)。ROM51に移動テーブルを備えると、用紙Pの坪量に対応して、レジストローラー対32の移動量や移動時間を制限した制御を実行できるようになる。
制御部50には操作表示部48が接続されている。操作表示部48は、例えば、画像形成時、画像形成条件や、所定の紙サイズの用紙Pが収納された給紙トレイ20A,20B,20C等の中から1つの給紙トレイを選択する際に操作される。操作表示部48で設定された情報は、操作データD48となって制御部50に出力される。操作表示部48は、液晶表示パネルや、タッチパネル、テンキー等から構成されている。
操作表示部48には図7に示すようなUI(User Interface)画面が表示される。UI画面内には用紙サイズや、坪量等の設定項目が表示される。用紙サイズや、坪量等の設定項目はアイコンキーK1やK2等により選択が可能となされ、用紙Pの坪量のアイコンキーK2が押下されると、図8に示す移動テーブルが決定する。この例では、9種類の用紙Pの坪量に対応したレジストローラー対32の実際の移動量ΔXと、その移動指令値Yとを対応付ける(一次関数グラフを構築するための)補正係数a,a’及び切片b,b’に関するデータをまとめた移動テーブルが準備されている。
図8に示す移動テーブルにおいて、横方向の項目欄には用紙Pの坪量[g/m2]が記述され、縦方向の項目欄には通紙経路としてトレイ(片面)及びADU(両面)が記述されている。用紙Pの坪量については、左側が軽い(薄)→右側が重い(厚)となるように、「62〜74」、「75〜80」、「81〜91」、「92〜105」、「106〜135」、「136〜176」、「177〜216」、「217〜256」及び、「257〜300」が順に記述されている。坪量が大きいほど用紙Pの摩擦力が大きくなる。
トレイ(片面)については、用紙Pの坪量(薄)→(厚)に対応して、移動テーブルを構成する参照値(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9)の9パターンが記述されている。ADU(両面)については、用紙Pの坪量(薄)→(厚)に対応して、移動テーブルを構成する参照値(1)’,(2)’,(3)’,(4)’,(5)’,(6)’,(7)’,(8)’,(9)’の9パターンが記述されている。参照値(9),(9)’は移動テーブルで移動指令値Yの制御上限値を示している。
上述の参照値(1)〜(9)には、移動指令値Y=aΔX+bに関して、モーター37の正転時の補正係数a,切片b,の値や、その逆転時のY=a’ΔX+b’に関して、補正係数a’,切片b’の値が記述されている。参照値(1)’〜(9)’についても、モーター37の正転時の補正係数a,切片bの値や、その逆転時の補正係数a’,切片b’の値が記述されている。これらの参照値(1)〜(9)及び参照値(1)’〜(9)’を記述した移動テーブルは、図6に示したROM51に格納される。
図6において、制御部50には給紙部20及び搬送部30が接続されている。給紙部20は、給紙制御信号S2に基づいて選択された給紙トレイ20A等から、ピックアップローラー22や、捌きローラー24等を介して用紙Pを繰り出す(図1参照)。給紙制御信号S2は、制御部50から給紙部20へ出力される。
搬送部30は搬送制御信号S3に基づいて給紙部20から繰り出された用紙Pを画像形成部80の2次転写部42(画像転写位置)に搬送する。この例で搬送部30は、搬送ローラー26,28等を介して用紙Pをレジストローラー対32に搬送する。レジストローラー対32に搬送された用紙Pは、ループローラー36によるレジストローラー対32への用紙先端突き当てにより斜行(傾き)が補正される(レジスト補正機能)。搬送制御信号S3は制御部50から搬送部30へ出力される。
上述の制御部50には検知部11が接続されている。検知部11はレジスト補正後の用紙Pの搬送路で、画像形成部80へ給紙される用紙Pのサイズ選択と共に設定される端部基準位置Psから用紙Pの端部通過位置に至る片寄り量ΔXを検知して片寄り検知信号S11を発生する。片寄り検知信号S11は端部基準位置Psに対する当該用紙Pの片寄り量ΔXを示す信号であり、検知部11から制御部50へ出力される。
この例で、制御部50はレジスト補正後の用紙Pの片寄り量ΔXを検知し、当該片寄り量ΔXに基づいて移動部41を制御する。制御部50は、検知部11によって検知された片寄り量ΔXから用紙Pの片寄りを補正するためのレジストローラー対32の実際の移動量ΔXに対応した移動指令値Yを算出する。この例で、制御部50は、レジストローラー対32の移動量及び移動時間の少なくともいずれか一方に制御上限値を設定し、この制御上限値を設定した移動指令値Yに基づいてレジストローラー対32を移動制御する。
この例で、制御部50は、画像形成部80へ用紙Pを搬送する搬送路と当該用紙Pとの間で生じる摩擦力に対応した移動指令値Yを算出する。用紙Pの摩擦力と坪量との関係は、坪量が大きいと摩擦力が多くなり、坪量が小さいと摩擦力が小さいことが知られている。この例で、制御部50は、搬送路と用紙Pとの間で生じる摩擦力が大きくなる場合に摩擦力が小さい場合に比べて移動指令値Yを大きく設定するようになる。
移動部41は、移動制御信号S4(移動指令値Y)に基づいてレジスト補正後の用紙Pをレジストローラー対32で挟持し、制御部50によって算出された実際の移動量ΔXに対応する移動指令値Yに基づいて当該用紙Pの搬送方向yと直交する幅方向xへレジストローラー対32を移動する。この移動により用紙Pの片寄りが補正される(片寄り補正)。移動制御信号S4はレジストローラー対32を用紙Pの搬送方向yと直交する幅方向xに移動する信号であり、制御部50から移動部41へ出力される。
画像形成部80は像形成信号S8及び画像データDy,Dm,Dc,Dkに基づいてカラー画像を形成する。像形成信号S8は、各作像色毎に対応する感光体ドラム1、帯電部2、光書き込み部3及び現像装置4を制御する信号である。画像データDy,Dm,Dc,Dkはカラー画像を形成するためのデータである。像形成信号S8及び画像データDy,Dm,Dc,Dkは制御部50から画像形成部80へ出力される。
2次転写部42は転写制御信号S42に基づいて中間転写ベルト8上のトナー画像を用紙Pに転写する(2次転写)。転写制御信号S42は2次転写部42を制御する信号であり、制御部50から2次転写部42へ出力される。定着部44は、定着制御信号S44に基づいてトナー画像を用紙Pに定着する。定着制御信号S44は定着部44を制御する信号であり、制御部50から定着部44へ出力される。これらにより、カラー複写機100の制御系を構成する。
続いて、図9〜図11を参照して、用紙Pの片寄り補正時の制御例について説明する。この例で制御部50は、用紙Pの坪量に対応した移動指令値Yを算出する。例えば、坪量62〜74g/m2に含まれる紙種の用紙Pが選択された場合及び、坪量257〜300g/m2に含まれる紙種の用紙Pが選択された場合を挙げる。もちろん、レジスト補正後の用紙Pを画像転写位置に搬送する場合を前提とする。また、制御部50ではレジストローラー対32を移動制御するための移動指令値Yに制御上限値が設定され、レジスト補正後の用紙Pの搬送開始時刻から画像転写位置への到達の時刻に至るまでの搬送時間内に、レジストローラー対32の移動を完了するようにした。この例で、移動指令値Yの制御上限値として移動上限値αmax+マージンが設定される。
これらを制御条件にして、図11に示すステップST1で制御部50は画像形成条件の設定を入力する。このとき、操作表示部48では、例えば、所定の紙サイズの用紙Pが収納された給紙トレイ20A,20B,20C等の中から1つの給紙トレイ等が選択される。操作表示部48には図7に示したUI画面が表示される。
UI画面内には用紙サイズや、坪量等の設定項目がアイコンキーK1やK2等と共に表示される。用紙Pの坪量のアイコンキーK2が押下されると、操作表示部48から制御部50へ用紙Pの坪量を示す操作データD48が出力されるので、図8に示した用紙Pの坪量に対応する移動テーブルが決定する。この例では、坪量62〜74g/m2に含まれる紙種の用紙Pが選択された場合である。このとき、用紙サイズの選択と共に端部基準位置Psが設定される。
次に、ステップST2で制御部50は給紙及び画像形成処理を実行する。制御部50は給紙トレイ20A,20B,20C等の中から選択された、坪量62〜74g/m2が含まれる紙種の用紙Pが収容された給紙トレイから、当該用紙Pを画像形成部80へ給紙する。画像形成部80では、像形成信号S8及び画像データDy,Dm,Dc,Dkに基づいて各作像色毎に対応する帯電部2によって一様に帯電された感光体ドラム1に、光書き込み部3により静電潜像が形成される。静電潜像は各作像色毎に対応する現像装置4によって現像される。現像後のトナー画像は、感光体ドラム1から中間転写ベルト8に1次転写されるようになる。
そして、ステップST3で制御部50は2次転写部42の直前の用紙Pの片寄りを検知するように検知部11を制御する。検知部11は、用紙サイズの選択と共に設定された端部基準位置Psから用紙Pの端部通過位置に至る片寄り量ΔXを検知して、片寄り検知信号S11を制御部50に出力する。
そして、ステップST4で制御部50は、用紙Pの片寄り量ΔXが移動上限値αmax以下であるか否かを判別する。このとき、制御部50はレジストローラー対32の移動指令値Yに制御上限値を設定する。移動指令値Yの制御上限値は、ホームポジションHPを基準にした±側の移動上限値αmaxである。その際の判断基準は、片寄り量ΔXとαmaxとを比較して、片寄り量ΔX≦αmaxの場合と、片寄り量ΔX>αmaxの場合とで制御を分岐する。
この例では、ステップST1で、坪量62〜74g/m2に含まれる紙種の用紙Pが選択されており、用紙Pの片寄り量ΔXが移動上限値αmax以下である場合は、ステップST5に移行して実際の移動量ΔXに対応した移動指令値Yで片寄り補正を実行する。このとき制御部50は、検知部11から片寄り検知信号S11を入力し、片寄り量ΔXから用紙Pの片寄りを補正するための実際の移動量ΔXに対応した移動指令値Yを算出する。
この場合に、移動指令値Yに関して、移動テーブルの参照値(1)が参照される。図9において、実線に示す参照値(1)の移動テーブルに基づく移動指令値Y=aΔX+bの傾きaが「1」の場合である。この移動テーブルの参照によれば、移動指令値Yが実際の移動量ΔXと同一となるため、モーター37の動作時間が移動指令値Yと実際の移動量ΔXとで同じ値に設定される。
参照値(1)の移動テーブルに基づくモーター37の動作(運転)特性によれば、図10において、縦軸はモーター37の回転速度[rpm]であり、横軸はモーター37の動作又は経過時間[ms]である。この例で、実線に示すモーター37の動作特性は、移動指令値Yに関して、移動テーブルの参照値(1)に基づく加速、低速及び減速を成す台形状を有している。
そして、制御部50は、レジスト補正後の用紙Pをレジストローラー対32で挟持し、算出された実際の移動量ΔXに対応する移動指令値Yに基づいて当該用紙Pの搬送方向yと直交する幅方向xへ、用紙Pを挟持したレジストローラー対32を移動する。このとき、モーター37の動作特性によれば、時刻t0でモーター37が起動され、時刻t1に至る立ち上がり区間でモーター37が加速する。時間が経過して時刻t1に到達すると、その後、時刻t2に至る時間までモーター37が定速を維持する。時間が経過して時刻t2に到達すると、その後、時刻t3に至るまでモーター37が減速する。時間が経過して時刻t3に到達すると、モーター37が停止する。搬送部30は用紙Pを2次転写部42に受け渡す。
そして、ステップST7で制御部50は画像転写出力するように2次転写部42を制御する。2次転写部42では転写制御信号S42に基づいて中間転写ベルト8上のトナー画像を用紙Pに2次転写する。2次転写後の用紙Pは定着部44で定着処理されて排紙される。なお、移動部41は、用紙Pを2次転写部42に受け渡した後は、レジストローラー対32による用紙Pの挟持が解除される。レジストローラー対32はホームポジションHPに復帰し、次回の用紙Pの片寄り補正に備えるようになる。
上述のステップST4で用紙Pの片寄り量ΔXが移動上限値amaxを越えている場合であって、ステップST1で、坪量257〜300g/m2に含まれる紙種の用紙Pが選択されているので、ステップST6に移行して制御部50は、移動上限値越えに対応した移動指令値Yで片寄り補正を実行する。制御部50は、移動指令値Yに対して設定された制御上限値内にレジストローラー対の移動を完了するように移動部41を制御する。
例えば、ステップST61で制御部50は用紙Pの坪量に対応した移動テーブルを参照する。この例では、坪量257〜300g/m2に含まれる紙種の用紙Pが選択されており、図9において、移動指令値Y=aΔX+bの傾きaが「1」よりも大きい場合(θ’>45°)であって、移動指令値Yに関して、移動テーブルの参照値(9)が参照され、二点鎖線に示すような一次関数グラフとなる。
その後、ステップST62で制御部50は用紙Pの坪量に対応した移動指令値Yを算出する。この算出に際して、移動指令値Yが実際の移動量ΔXによって異なるため、モーター37の動作時間が移動指令値Yと実際の移動量ΔXとで異なる値に設定される。図10で二点鎖線に示すモーター37の動作特性によれば、移動指令値Yに関して、移動テーブルの参照値(9)に基づく加速、低速及び減速を成す台形状を有しているが、参照値(1)の場合よりも横長の台形状を有している。モーター37の動作時間が長くなっている。
この例で、二点鎖線に示すモーター37の動作特性によれば、時刻t0でモーター37が起動され、時刻t1に至る立ち上がり区間でモーター37が加速する。時間が経過して時刻t1に到達すると、その後、坪量62〜74g/m2の場合に比べて動作時間が延長され、時刻t4に至る時間までモーター37が定速を維持する。時間が経過して時刻t4に到達すると、その後、時刻t5に至るまでモーター37が減速する。時間が経過して時刻t5に到達すると、モーター37が停止する。
なお、図中のtmaxは移動制限時間であり、レジストローラー対32の移動時間の制御上限値である。移動制限時間tmaxは、レジスト補正後の用紙Pが、図示しない画像形成信号(Vtop)の立ち上がり時刻に2次転写部42へ向けて搬送が開始され、当該2次転写部42に到達する時刻tgに至る搬送時間内に設定され、当該搬送時間内に許容される所要時間の最大値である。この例では用紙Pの搬送時間内に移動制限時間tmaxが設定されるので、移動制限時間tmax以内にレジストローラー対32の移動を完了できるようになる。
そして、ステップST7で制御部50は画像転写出力するように2次転写部42を制御する(上述の2次転写参照)。移動部41は、用紙Pを2次転写部42に受け渡した後は、レジストローラー対32による用紙Pの挟持が解除される。レジストローラー対32はホームポジションHPに復帰し、次回の用紙Pの片寄り補正に備えるようになる。
その後、ステップST8で制御部50はEOF(エンド・オブ・フラグ)等を検出して画像形成制御の終了判別を実行する。EOFが検出された場合は、画像形成制御を終了する。EOFが検出されない場合は、ステップST2に戻って上述の制御を繰り返す。
このように、実施形態に係るカラー複写機100によれば、レジスト補正後の用紙Pをレジストローラー対32で挟持し、実際の移動量ΔXに対応する移動指令値Yに基づいて当該用紙Pの搬送方向yと直交する幅方向xへ当該レジストローラー対32を移動する際に、制御部50は、移動指令値Yに対して設定された制御上限値内にレジストローラー対32の移動を完了するように移動部41を制御するようにした。
この制御によって、レジスト補正後の用紙Pの先端部が画像転写位置に到達する前に、確実に片寄り補正を完了させることができる。これにより、用紙Pの坪量が異なる場合であっても、片寄り補正を完了した後の用紙Pを確実に2次転写ローラーに挟持できるようになる。従って、片寄り補正途中の用紙Pにトナー画像が転写されるといった事態を回避でき、ジャムの発生を無くせると共に、用紙Pの坪量に左右されることなく高品質の画像を形成できるようになる。片寄り補正機能を有した画像形成システムを高速化できる。
カラー複写機100によれば、移動制限時間tmax及び移動上限値amaxの少なくともいずれか一方の制御上限値内にレジストローラー対32の移動を完了するように移動部41を制御できるようになる。従って、2次転写部42に到達する前に片寄り補正を確実に完了させた後の用紙Pにトナー画像を転写できるようになる。
カラー複写機100によれば、用紙Pの坪量に対応した算出された移動指令値Yの制御上限値内にレジストローラー対32の移動を完了するように移動部41を制御できるようになったので、2次転写部42に到達する前に片寄り補正を確実に完了させた後の用紙Pにトナー画像を転写できるようになる。
カラー複写機100によれば、2次転写位置へ用紙Pを搬送する搬送路と当該用紙Pとの間で生じる摩擦力に対応して算出された移動指令値Yの制御上限値内、例えば、搬送路と用紙との間で生じる摩擦力が大きくなる場合に、摩擦力が小さい場合に比べて大きく設定された移動指令値の制御上限値内にレジストローラー対32の移動を完了するように移動部41を制御できるようになった。これにより、坪量の大きな用紙が選択されて、摩擦力が大きくなってきた場合でも、レジスト補正後の用紙Pの搬送開始時刻から画像転写位置到達の時刻に至るまでの搬送時間内に、片寄り補正を完了できるようになる。
カラー複写機100によれば、複数の用紙Pの坪量に対応したレジストローラー対32の実際の移動量ΔXとその移動指令値Yとを対応付ける移動テーブルを備えるので、当該移動テーブルを参照して、移動指令値Yに設定された制御上限値内にレジストローラー対32の移動を完了するように移動部41を制御できるようになった。
この例では、用紙Pの坪量に関して、62〜74g/m2及び257〜300g/m2の場合について説明したが、これに限られることはなく、坪量75〜80g/m2、81〜91g/m2、92〜105g/m2、106〜135g/m2、136〜176g/m2、177〜216g/m2及び217〜256g/m2の場合についても、移動テーブルで対応する参照値(2)〜(8)を適用することで同様な効果が得られるようになる。
10Y,10M,10C,10K 画像形成ユニット(画像形成部)
11 検知部
20 給紙部
30 搬送部
32 レジストローラー
36 ループローラー
40 レジスト補正部
41 移動部
48 操作表示部
50 制御部
60 用紙反転ユニット
80 画像形成部
100 カラー複写機(画像形成装置)

Claims (6)

  1. 像担持体に画像を形成する画像形成部と、
    前記像担持体に形成された前記画像を用紙に転写する転写部と、
    レジストローラー対を有し、前記転写部に給紙される用紙の先端部を前記レジストローラー対に突き当てて当該用紙の傾きを補正するレジスト補正部と、
    前記用紙の端部基準位置に対する前記傾きが補正された前記用紙の片寄り量を検知する検知部と、
    前記用紙の片寄り量を補正するための移動指令値を算出する制御部とを備え、
    前記レジスト補正部は、
    レジスト補正後の前記用紙をレジストローラー対で挟持し、前記移動指令値に基づいて当該用紙の搬送方向と直交する方向へ前記レジストローラー対を移動する移動部を有し、
    前記制御部は、
    前記移動指令値に対して設定された制御上限値内に前記レジストローラー対の移動を完了するように前記移動部を制御する画像形成装置。
  2. 前記制御上限値は、
    前記レジストローラー対が移動を開始する時刻から当該レジストローラー対が移動を終了する時刻に至るまでの移動時間に対して設定された移動制限時間及び、前記レジストローラー対が移動を開始する位置から当該レジストローラー対が移動を終了する位置に至るまでの移動許容範囲における移動最大値に対して設定された移動上限値の少なくともいずれか一方である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記用紙の坪量に対応した前記レジストローラー対の移動指令値を算出する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    複数の前記用紙の坪量に対応した前記レジストローラー対の移動量と、当該レジストローラー対の移動指令値とを対応付ける一次関数グラフを構築するための補正係数及び切片に関するデータを記憶した記憶部を備える請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記用紙を転写部へ搬送する搬送路と当該用紙との間で生じる摩擦力に対応した前記移動指令値を算出する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記搬送路と用紙との間で生じる摩擦力が大きくなる場合に前記摩擦力が小さい場合に比べて前記移動指令値を大きく設定する請求項5に記載の画像形成装置。
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