JP2014065564A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常紙発生の際に、後処理部を2以上有する搬送経路で用紙の衝突を招くことなく異常紙を円滑に排出する。
【解決手段】画像形成部、画像形成部から搬送される用紙に処理を行う複数の処理部を備え、搬送経路に処理部を経由する処理搬送経路と処理搬送経路をバイパスするバイパス経路と処理搬送経路とバイパス経路とが合流する共通搬送経路とを2以上連続して有し、処理部および搬送経路の動作を制御する制御部は、画像形成部から搬送される用紙が正常紙か異常紙を判定し、異常紙の場合、処理搬送経路から共通搬送経路に跨る先の用紙がないとき、先の用紙が処理搬送経路にあれば待機させて、異常紙は排紙し、
後処理搬送経路から共通搬送経路に跨る先の用紙があるとき、先の用紙を下流側に搬送し、異常紙を処理搬送経路に搬送し、その後、排紙する、異常紙発生時制御を行う。
【選択図】図6

Description

この発明は、画像形成を行う画像形成部と、2以上の処理部とを含む画像形成装置に関するものである。
画像データに基づいて画像を形成する複写機、ファクシミリ、プリンタこれらを複合した複合機などの画像形成装置では、所望により画像形成をした用紙に後処理などの処理を行っている。後処理には種々のものがあり、例えば、ステイプル、パンチ、綴じ、折り処理などがあり、複数の後処理を可能にした画像形成装置も提案されている。また、後処理装置には中継装置や用紙の重ね部や反転部を有するものもある。後処理は、通常画像形成を行う画像形成装置本体に接続された後処理装置で行われる。この後処理装置では、後処理部を経由する後処理搬送経路を設け、後処理搬送経路を通して搬送される用紙に後処理部で所望の後処理を行っている(例えば特許文献1〜4)。また、一部のものでは、後処理搬送経路をバイパスするバイパス経路を設け、該当する後処理を行わない場合には、用紙をバイパス経路を通して搬送することを可能にしている(例えば特許文献1、4)。後処理搬送経路とバイパス経路とは合流して共通搬送経路に至るようになっている。
特開2011−184177号公報 特開2010−241528号公報 特開2009−300536号公報 特開2010−111454号公報
ところで、画像形成装置本体と後処理装置とは直結されているため、画像形成された用紙がそのまま後処理装置に搬送され、効率よく処理がされる。しかし、画像形成装置本体側で画像形成が正常になされないなどして異常が発生する場合があり、その場合は印刷物から排除する必要があるが、後処理装置と画像形成装置本体とが直結されているため、異常があった用紙(以下、異常紙という)はそのまま後処理装置に搬送される。後処理装置では、所定の紙間で用紙が搬送されており、処理搬送経路のみしか有していない特許文献2、3の装置では、異常紙とともに正常であった用紙(以下正常紙という)を全て排出することが必要のため、用紙の無駄が多く発生してしまう。これを避けるためには装置を停止させて搬送経路から異常紙を取り除く必要がある。特許文献2ではシート搬送路内にシートを停止させることが可能な複数の停止可能位置を備える。しかし、装置を停止して異常紙を取り除くものとすれば、生産効率が著しく低下する。
一方、搬送経路を複数有する特許文献1、4の装置では、後処理搬送経路とバイパス経路とを使い分けることで正常紙が後処理装置内にある場合にも異常紙を優先的に排出できるケースもある(用紙が後処理搬送経路上にある)。特許文献4では、画像形成部で発生した無効紙を有効紙と区別して、本体とは別の搬送ユニットで円滑に両方の用紙を排出する。
しかし、後処理搬送路と共通搬送経路とに跨って先の正常紙が位置している場合、先の正常紙が後処理搬送経路を抜けるまでに時間を要するため、そのまま異常紙を排出しようとすると先の正常紙と異常紙とが衝突してしまう。特に、後処理搬送経路とバイパス経路の組み合わせが2つ以上あると、組み合わせ間に排紙部があれば、そこから異常紙を排出することも可能であるが、これがないとそれぞれの組み合わせで異常紙と正常紙との衝突の可能性があり、用紙がJAMになってしまうという問題がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、異常紙が発生した際に、異常紙を効率よく装置から排紙することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち第1の本発明は、
画像データに基づいて用紙に画像形成を行う画像形成部と、
前記画像形成部を経た用紙を排紙部まで搬送する搬送経路と、
前記画像形成部から搬送される用紙に対する処理を前記搬送経路途中で行う複数の処理部、を備え、
前記搬送経路は、前記処理部を経由する処理搬送経路と、前記処理搬送経路をバイパスするバイパス経路と、前記処理搬送経路と前記バイパス経路とが合流する共通搬送経路とを1ユニットとして、前記ユニットを2以上連続して有し、
さらに各処理部および前記搬送経路を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記画像形成部から搬送される前記用紙が正常紙か異常紙を判定し、異常紙と判定された場合、
前記処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る先の正常紙または正常紙束がないときは、先の正常紙または正常紙束が前記処理搬送経路にあれば該処理搬送経路に待機させ、前記異常紙は前記処理搬送経路を経ることなく前記バイパス経路と前記共通搬送経路を通して前記排紙部に排紙し、
前記後処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る先の正常紙または正常紙束があるときは、前記先の正常紙または正常紙束を下流側に搬送するとともに、前記先の正常紙または正常紙束があった前記共通搬送経路の上流側に位置するいずれかの前記処理搬送経路に前記異常紙を搬送し、その後、前記排紙部に排紙する、異常紙発生時制御を行うことを特徴とする。
第2の本発明の画像形成装置は、前記第1の本発明において、前記制御部は、前記後処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る先の正常紙または正常紙束があり、異常紙発生時制御により前記先の正常紙または正常紙束を下流側に搬送するとき、前記先の正常紙または正常紙束を下流側に搬送して前記排紙部に排紙し、前記処理搬送経路に搬送した異常紙を前記先の正常紙または正常紙束の後に前記排紙部に排紙する制御を実行することを特徴とする。
第3の本発明の画像形成装置は、前記第1の本発明において、前記制御部は、前記後処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る先の正常紙または正常紙束があり、異常紙発生時制御により前記先の正常紙または正常紙束を下流側に搬送するとき、搬送方向下流側の他の後処理搬送経路に、前記先の正常紙または正常紙束を搬送して待機させ、上流側の前記処理搬送経路に搬送した異常紙を前記排紙部に排紙する制御を実行することを特徴とする。
第4の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第3の本発明のいずれかにおいて、操作者の操作入力を受ける操作部を有し、
前記制御部は前記制御部を通して異常紙発生時の動作設定が可能であり、該動作設定では、前記処理搬送経路に待機している前記先の正常紙または正常紙束の排紙タイミングの設定が可能であることを特徴とする。
第5の本発明の画像形成装置は、前記第4の本発明において、前記排紙タイミングに、即時、画像形成装置の停止前および画像形成装置の再開後のいずれか1以上を含むことを特徴とする。
第6の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第5の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、異常紙発生時制御に際し、前記処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る先の正常紙または正常紙束があり、前記処理搬送経路以前の上流側の前記処理搬送経路に別の先の正常紙または正常紙束が収まっているときは該別の先の正常紙または正常紙束を前記処理搬送経路に待機させることを特徴とする。
第7の本発明の画像形成装置は、前記第6の本発明において、前記制御部は、前記別の先の正常紙または正常紙束を待機させた前記処理搬送経路が前記異常紙を搬送する前記処理搬送経路と同一の場合、前記別の先の正常紙または正常紙束に、搬送された前記異常紙を重ね、前記別の先の正常紙または正常紙束とともに前記異常紙を前記排紙部に排紙することを特徴とする。
第8の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第7の本発明のいずれかにおいて、前記処理部の少なくとも1つが用紙を堆積させるスタッカを含むことを特徴とする。
第9の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第8の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、当該用紙に画像形成が正常になされているか否かで正常紙か異常紙かを判定することを特徴とする。
第10の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第9の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、用紙が最上流の前記処理搬送経路または前記バイパス経路に前記用紙が至る前に正常紙か異常紙かを判定して、前記異常紙発生時制御を実行することを特徴とする。
第11の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第10の本発明のいずれかにおいて、用紙に画像形成を行う画像形成装置本体と、画像形成装置本体から搬送される用紙に後処理を行う1または2以上の後処理装置とを含み、前記後処理装置に1または2以上の後処理部を有することを特徴とする。
第12の本発明の画像形成装置は、前記第11の本発明において、前記共通搬送経路の少なくとも1つが複数の後処理装置間に亘っていることを特徴とする。
第13の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第12の本発明のいずれかにおいて、前記異常紙と先の正常紙または正常紙束が、同じジョブまたは異なるジョブに関わるものであることを特徴とする。
第14の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第13の本発明のいずれかにおいて、前記処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る用紙を検知する用紙検知部を備え、
前記制御部は、前記用紙検知部の検知結果を受けて前記処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る用紙があるかを判定することを特徴とする。
すなわち、本発明によれば、異常紙が発生した際に、用紙の衝突を招くことなく後処理部を含む搬送経路から前記異常紙を効率よく排紙して早期に画像形成装置を正常な状態で動作させることができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の外観を示す概略図である。 同じく、機械構成の概略を示す図である。 同じく、制御ブロック図である。 同じく、異常紙が発生した際の用紙搬送におけるタイムチャートである。 同じく、異常時発生時の先の正常紙の位置関係を示す図である。 同じく、異常紙発生時の制御手順を示すフローチャートである。 同じく、正常紙の排紙タイミングを設定する画面を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態の画像形成装置を添付図面に基づいて説明する。
本実施形態の画像形成装置1は、図1に示すように画像形成を行う画像形成装置本体10の用紙搬送下流側に折り処理および中綴じ処理が可能な後処理装置20が連接されており、さらに画像形成装置本体10の用紙搬送上流側に大容量給紙装置30が連接されている。
後処理装置20は、重ね・反転および折り処理を行う前段処理側20aに対し、中綴じ処理を行う後段処理側20bが平面視でL字状に配置されており、画像形成装置1には前段処理側20aが連接されている。
画像形成装置本体10は、上部側に自動原稿給送装置(ADF)14が設けられており、自動原稿給送装置(ADF)14で給送される原稿は図示しないスキャナー部で画像読取が可能になっている(図2参照)。なお、原稿は、図示しないプラテンガラス上で読み込むこともできる。上記したスキャナー部や自動原稿給送装置(ADF)14やプラテンガラスなどにより、原稿読み込み部140(図3示)が構成されている。
また、画像形成装置本体10の上部側で、プラテンガラスが位置しない箇所に、タッチパネルからなる操作表示部15が設けられて、操作者による操作および情報の表示が可能になっている。操作表示部15は、操作部と表示部を兼用している。なお、操作部と表示部とを別体で構成することも可能である。
画像形成装置本体10の下部側には、複数の給紙トレイ12(図では2段)が配置され、さらに画像形成装置本体10に付設するようにして、大容量給紙トレイを有する大容量給紙装置30が配置されている。
画像形成装置本体10内には、いずれかの給紙トレイから給紙される用紙を搬送する搬送経路13が設けられており、画像形成装置本体10内の搬送路途中に、画像形成部110が設けられている。画像形成部110は、感光体111、感光体111の周囲に配置した図示しない、帯電器、LD、現像器、転写部を有し、さらに感光体111の下流側の搬送経路13に配置した定着器112などで構成されている。
画像形成部110では、帯電器は画像書込み前に感光体111の表面を一様に帯電し、LDは、表面が一様に帯電された感光体111に半導体レーザを照射することにより感光体111に静電潜像を形成する。現像器は、LDによって感光体111に形成された静電潜像をトナー部材によって現像する。この現像処理によって感光体111にトナー画像が形成される。転写部は、給紙トレイ12や大容量給紙装置30から搬送されてきた用紙に感光体111のトナー画像を転写する。トナー画像が転写された用紙は、感光体111から分離されて定着器112に搬送される。感光体111に残留したトナー部材は図示しない、クリーニング部によって除去される。
定着器112は、搬送された用紙を加熱することにより用紙の表面側に転写されたトナー画像を定着する。定着処理が施された用紙は、搬送経路13によって後処理装置20に搬送される。
後処理装置20では、重ね・反転、折り、中綴じステイプルなどの処理が行われる。後処理装置20には、画像形成装置本体10の搬送経路13に連なる搬送経路23を有しており、搬送経路23は、処理搬送経路211とバイパス経路212とに分岐している。
処理搬送経路211には、重ね・反転部210が介設されており、処理搬送経路211を搬送される用紙を重ねて反転することができる。重ね・反転をしない用紙はバイパス経路212を通して下流側に搬送される。
処理搬送経路211とバイパス経路212とは下流側で合流して共通搬送経路213に連なっており、バイパス経路212を通った用紙と、処理搬送経路211を通った用紙とが、共通搬送経路213を搬送される。
共通搬送経路213の上流端近傍には、用紙検知部215が配置されており、共通搬送経路213に位置する用紙を検知する。用紙検知部215で用紙が検知されると、用紙は処理搬送経路211と共通搬送経路213に跨っており、その後、用紙が処理搬送経路211を抜けると用紙検知部215で用紙が検知されなくなる。
共通搬送路213は、下流側に伸長して処理搬送経路221とバイパス経路222とに分岐している。処理搬送経路221には、折り部220が介設されている。折り部220は、処理搬送経路221を搬送される用紙を中折りまたは三つ折りすることができる。なお、折り部220で中折り処理された用紙は、後段搬送部242(図3示)によって後段処理側20bに搬送して中綴じステイプルの後処理を行うことができる。
処理搬送経路221とバイパス経路222とは下流側で合流して共通搬送経路223に連なっている。共通搬送経路223の上流端近傍には、用紙検知部225が設けられており、共通搬送経路223に位置する用紙を検知する。用紙検知部225で用紙が検知されると、用紙は処理搬送経路221と共通搬送経路223に跨っており、その後、用紙が処理搬送経路221を抜けると用紙検知部225で用紙が検知されなくなる。
共通搬送経路223は下流側でサブトレイ経路226と三つ折りサブトレイ経路227とに分岐しており、サブトレイ経路226はサブトレイ230に接続され、三つ折りサブトレイ経路227は、三つ折りサブトレイ231に接続されている。バイパス経路222を通った用紙は、共通搬送経路223を通り、さらにサブトレイ経路226を通してサブトレイ230に排紙される。後処理搬送経路221を搬送されて折り部220で三つ折りされた用紙は、共通搬送経路223を通り、さらに三つ折りサブトレイ経路227を通して三つ折りサブトレイ231に排紙される。
前記した搬送経路23、処理搬送経路211、221、バイパス経路212、222、共通経路213、223、サブトレイ経路226、三つ折りサブトレイ経路227は、搬送部240を構成し、さらに搬送経路13とともに本発明の搬送経路を構成する。
なお、この形態では、処理搬送経路、バイパス経路、共通搬送経路を一ユニットとして同一の後処理装置内で2つのユニットが連続して位置しているが、これらが複数の装置、例えば第1後処理装置、第2後処理装置の間に亘っているものであってもよい。また、上記ユニットが3つ以上連続するものであってもよい。各ユニット間には、用紙を搬送経路から外部に排紙できる中間の排紙部は有していない。
次に、画像形成装置1の制御ブロックを図3に基づいて説明する。
画像形成装置本体10では、画像形成装置本体10を含む画像形成装置1全体を制御する画像形成装置制御部100を備えている。画像形成装置制御部100は、CPUやこれを動作させるプログラム、不揮発のROMやフラッシュメモリなどにより構成される。画像形成装置制御部100は、本発明の制御部として機能する。
画像形成装置制御部100には、DRAMなどからなる画像データ記憶部101、JOB記憶部102が制御可能に接続されている。原稿などが原稿読み取り部140で読み取られて生成された画像データが画像データ記憶部101に記憶され、出力などに際し画像データ記憶部101から画像データが読み出される。原稿読み取り部140は前記したように自動原稿給送装置(ADF)14やスキャナー部などにより構成される。
JOB記憶部102には、画像データと関連付けた印刷設定などを含むJOBデータが格納されており、JOB記憶部102に格納されたJOBデータに基づいて画像形成出力が行われる。JOBデータは、画像データの生成に伴って初期設定や操作者による設定により生成される。前記した画像形成部110は、画像形成装置制御部100に制御可能に接続されており、前記JOBデータおよび画像データの基づいて用紙への画像形成が行われる。
搬送部130は、搬送経路13を含み、画像形成装置制御部100に制御可能に接続されている。搬送部130は画像形成装置制御部100の制御により、給紙トレイ12や大容量給紙装置30の用紙を搬送経路13を通して搬送し、画像形成部110で画像形成をした後、後処理装置20に搬送する。
画像形成装置本体10における操作や表示は操作表示部15を通して行うことができる。
操作表示部15は画像形成装置制御部100に制御可能に接続されており、操作者の操作入力を受け付ける操作部15aと表示を行う表示部15bとを備える。本実施形態では、操作部15aと表示部15bとは一体に構成されている。
また、画像形成装置制御部100には、シリアル通信部160が制御可能に接続されている。シリアル通信部160は後処理装置20に備えるシリアル通信部260にシリアル通信可能に接続されている。シリアル通信部160は、画像形成装置制御部100による指令や画像形成装置本体10からの情報をシリアル通信部260を通して後処理装置20に送信可能であり、さらに後処理装置20からの情報をシリアル通信部260を通して取得可能である。
後処理装置20では、後処理装置20全体を制御する後処理装置制御部200を備えている。後処理装置制御部200は、CPUやこれを動作させるプログラム、不揮発のROMやフラッシュメモリなどにより構成される。後処理装置制御部200は、画像形成装置制御部100の指令を受けて後処理装置20を制御し、本発明の制御部としての機能を有している。
後処理装置20には、画像形成装置本体10のシリアル通信部160とシリアル通信を行うシリアル通信部260を備えている。シリアル通信部260は、後処理装置制御部200に制御可能に接続されており、画像形成装置制御部100の制御指令や状態情報などを受け後処理装置制御部200に送信する。後処理装置制御部200は、この制御指令や状態情報などを受けて後処理装置20を制御する。また、後処理装置20は、後処理装置20の状態情報などをシリアル通信部260、シリアル通信部160を通して画像形成装置制御部100に送信する。画像形成装置制御部100は、この状態情報などを受けて、画像形成装置10の制御や後処理装置20に対する制御指令送信などを行う。
なお、後処理装置20の後段に別途の後処理装置などを接続する場合に備えて、後段の装置とのシリアル通信を行うシリアル通信部261を備えており、該シリアル通信部261は、後処理装置制御部200に制御可能に接続されている。
後処理装置20には、搬送経路23、処理搬送経路211、221、バイパス経路212、222、共通経路213、223、サブトレイ経路226、三つ折りサブトレイ経路227を含む搬送部240を有しており、搬送部240は後処理装置制御部200に制御可能に接続されている。搬送部240は、前段処理側20aに設けられており、折り部220に連なるように後段処理側20bに伸長する後段搬送部242が設けられている。後段搬送部242は後処理装置制御部200に制御可能に接続されており、後処理装置制御部200によって搬送および経路の選択の制御がなされる。また、サブトレイ経路226、三つ折りサブトレイ経路227の排紙経路選択、共通搬送経路223と後段搬送部242との排紙経路選択を行う排出経路選択部241を有している。排出経路選択部241は後処理装置制御部200に制御可能に接続されており、搬送経路を搬送される用紙の排出経路を選択する。
さらに、用紙検知部215、225は、後処理装置制御部200に制御可能に接続されており、用紙検知部215、225の検知結果は後処理装置制御部200に送信される。後処理装置制御部200では、検知結果をシリアル通信部260、160を通して画像形成装置制御部100に伝達している。
また、前記したように後処理装置20の前段処理側20aには、用紙の重ねと反転を行う重ね・反転部210を有しており、重ね・反転部210は後処理装置制御部200に制御可能に接続されている。重ね・反転部210は、本発明の処理部に相当し、用紙の整合を行う整合部を含んでいる。さらに後処理装置20の前段処理側20aには、折り部220を有している。折り部220は後処理装置制御部200に制御可能に接続されている。折り部は、中綴じに備えて二つ折りが可能であり、また、折り処理で後処理を終了する場合、三つ折りが可能である。
さらに、前段処理側20aには、折り部220に含まれるすじ付け部250およびスリット部251を有しており、すじ付け部250、スリット部251はそれぞれ後処理装置制御部200に制御可能に接続されている。すじ付け部250は、用紙に折りすじを付けて折りに備え、スリット部251は、用紙が押し込まれて折り処理が行われる。
さらに、後段処理側20bには、角付け部252、中綴じステイプル部253、冊子断裁部254、冊子積載部255、冊子排出部256を備え、それぞれ後処理装置制御部200に制御可能に接続されている。
角付け部252は、表紙用紙に角付けを行って冊子作成に備えるものである。
中綴じステイプル部253は、折り部220から搬送された中折りされた用紙にステイプルを行って中綴じするものである。
冊子断裁部254は、冊子の周囲を断裁してサイズを整えるものである。
冊子積載部255は、作成された冊子を積載して排出に備えるものである。
冊子排出部256は、冊子積載部255に積載された冊子をメイントレイ232(図1示)に排出するものである。
次に、画像形成装置本体10から後処理装置20に用紙が搬送されて後処理が行われる際の動作説明を図4に基づいて説明する。
この例では、例えば「三つ折り3枚1部→サブトレイ1枚→三つ折り3枚1部」を予め画像形成装置本体10に予約しておいた際に動作する連続ジョブの例である。
上段に示すように三つ折りではそれぞれ300m秒の時間間隔で処理および排紙が行われるが、サブトレイに1枚の用紙を排紙する際には排紙モードの切り替えを行う。この切り替えおよび一枚用紙の排紙には十分な時間を要する。
一方、下段に示すように三つ折り3枚一部のジョブに際し異常紙が発生すると、モードを切り替えて異常紙をサブトレイに排紙しようとしても、モードを切り替えが間に合わず用紙同士が衝突してしまうことが分かる。
なお、異常紙の発生は、画像形成装置制御部100において動作状況の把握によって判定することができる。その例を以下に示す。
(1)DF−JAM
(本体ADFで用紙がJAMで、既に給紙を終えてしまっている用紙に印刷するデータが無くて白紙になる)
(2)本体メモリオーバー
(画像を展開するメモリが不足、例:A3を8in1で、A4サイズに印字の際に、演算でメモリが不足するなど)
また、画像形成部を経た用紙に対し、適宜のセンサで画像などの検知して、検知結果を受けた画像形成装置制御部100で画像形成が適正にされているかいないかで正常紙、異常紙を判定することができる。
すなわち、本発明としては異常紙としての判定基準は適宜設定することができ、特定の基準に限定されない。例えば適正な印刷物として使用が困難なものを異常紙として判定するのが望ましい。なお、正常紙、異常紙の判定は、上流側の処理搬送経路211、バイパス経路212に至る前に行うことが必要であり、この形態では、通常、用紙が画像形成装置本体10内にある時点で上記判定がなされる。
次に、正常紙、異常紙の別によって後処理装置での搬送を制御する際に、先の用紙または用紙束(以下、正常紙または正常紙束という)が位置するケースを説明する。
図5は、後処理装置20内の搬送経路の概略を示すものであり、異常紙が判定された際に、どの位置に先の正常紙または正常紙束があるかを示している。
ここで、正常紙または正常紙束が、重ね・反転部210を含む処理搬送経路211にスタック前やスタックの状態で収まっている場合や、折り部220を含む処理搬送経路211に、後処理前や後処理中の状態で収まっている場合はOKとし、処理搬送経路211や処理搬送経路221から排紙中で正常紙または正常紙束が処理搬送経路211と共通搬送路213に跨っている場合や処理搬送経路221と共通搬送路223に跨っている場合はNGとしている。NGの場合に、異常紙をそのまま搬送すると用紙同士の衝突が起こるおそれがある。
なお、正常紙または正常紙束が処理搬送経路と共通搬送経路に跨って位置しているかは、用紙検知部215、225の検知結果によって後処理装置制御部200で判定される。すなわち、用紙検知部215、225で用紙が検知されて、検知状態が継続していれば、正常紙または正常紙束は処理搬送経路と共通搬送経路に跨って位置していると判定される。一方、用紙が検知された後、用紙が検知されない状態になると用紙が処理搬送路から排出され、当該正常紙または正常紙束は処理搬送経路と共通搬送経路とに跨って位置してはいないと判定される。
次に、各用紙の位置による搬送制御の内容を表1に示す。
(ケース1):NGの用紙がない場合
異常紙発生検知直後は、正常紙または正常紙束(表では単に正常紙と記載)は処理搬送経路にあればそのまま待機させ、異常紙は、先出しによってバイパス経路、共通搬送経路を通して排紙する。その後は、処理搬送経路にある正常紙または正常紙束を全て排出する。
なお、排紙先は、予め定めておいたトレイなどに排紙する。また、異常紙を含む用紙と、正常紙のみの用紙とを異なる排紙先に排紙するようにしてもよい。以下も同様である。
(ケース2):重ね・反転部側ではOKで、折り部側でNGの場合
異常紙発生検知直後は、正常紙または正常紙束(表では単に正常紙と記載)は処理搬送経路にあればそのまま待機させる。異常紙は、重ね・反転部側の処理搬送経路211に搬送する。処理搬送経路211に正常紙または正常紙束があれば、重ね・反転部210で異常紙と重ねられる。その後は、正常紙または正常紙束を全て排出する。この際に、異常紙は、重ね・反転部210で重ねられた正常紙または正常紙束とともに排出される。なお、折り部側でNGとされた正常紙または正常紙束は、異常紙発生検知直後に排出してもよく、その後に排出してもよい。また、NGとされた正常紙または正常紙束は、異常紙を含む正常紙または正常紙束とは別のトレイに排出するようにしてもよい。
(ケース3):重ね・反転部側、折り部側ともNGの場合
(ケース4):重ね・反転部側はNG、折り部側はOKの場合
ケース3、4では、異常紙発生検知直後は、NGとされた正常紙または正常紙束は、下流側に搬送し、そのまま排紙するか、下流側に処理搬送経路がある場合、この処理搬送経路に搬送する。異常紙は、処理搬送経路211に搬送する。その後、処理搬送経路211にある異常紙を排出する。処理搬送経路211に正常紙または正常紙束があれば異常紙とともに排出する。さらに、その後、折り部側の処理搬送経路221に正常紙または正常紙束を搬送している場合、ユーザの設定に応じて正常紙または正常紙束を排出する。
Figure 2014065564
次に、後処理装置20における搬送制御の手順を図6のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は後処理装置制御部200の制御により実行される。
異常紙が検知されると処理が開始され、先ず、最上流にある処理搬送経路とバイパス経路の合流部分で下流側の合流地点に用紙があるか、すなわち、処理搬送経路211と共通搬送経路213に跨って用紙があるかを判定する(ステップs1)。あり[NG]の場合、正常紙は、下流側の処理搬送経路に搬送し、異常紙は上流側の処理搬送経路に搬送する(ステップs7)。その後、重ね部にある束を折り部側まで搬送して異常紙を搬出後、ユーザの設定に応じて処理搬送経路にある束の搬出を行い(ステップs8)、処理を終了する。
一方、最上流にある処理搬送経路とバイパス経路の合流部分で下流側の合流地点に用紙がない場合(ステップs1、なし[OK])、すなわち、処理搬送経路211と共通搬送経路213に跨って用紙がない場合、次の処理搬送経路とバイパス経路の合流地点に用紙があるか、すなわち、処理搬送経路221と共通搬送経路223に跨って用紙があるかを判定する(ステップs2)。あり[NG]の場合、正常紙は、その場で待機させ、異常紙は、上流側の処理搬送経路に搬送し、この処理搬送経路に正常紙がある場合、これと重ねる(ステップs5)。次いで、正常紙と異常紙とを排出し(ステップs6)、処理を終了する。
ステップs2で、なし[OK]の場合、正常紙が処理搬送路にあれば、その場に待機させ、異常紙は先に排出する(ステップs3)。その後、正常紙を排出して(ステップs4)、処理を終了する。
次に、ステップs8で示したユーザの設定を行う操作画面の例を図7に示す。
図7は、操作表示部15に表示された排出タイミング設定画面150を示すものであり、プリント開始前に操作されるものである。
排出設定画面150では、異常紙が発生した際の動作として正常紙の排出タイミングの設定が可能であり、「画像形成装置の停止前」釦151と「画像形成装置の再開後」釦152とが選択的に押釦可能になっている。図では、「画像形成装置の停止前」釦151が押釦されて反転表示されている。
さらに排出設定画面150の下部側には、OK釦153、機能OFF釦154、キャンセル釦155が押釦されている。OK釦153が押釦されると、選択されている「画像形成装置の停止前」釦151または「画像形成装置の再開後」釦152の設定が確定する。この場合、いずれかの釦がデフォルトで設定されているようにしてもよい。キャンセル釦155が押されると、選択されている「画像形成装置の停止前」釦151または「画像形成装置の再開後」釦152の設定が取り消される。機能OFF釦154は、正常紙の排出タイミングの設定を不可にするものである。この場合、例えば、異常紙の排出後、直ちに正常紙が排出される。
上記設定が確定されると、画像形成装置制御部100に備えられる不揮発の記憶部に読み出し可能に格納される。さらにシリアル通信部160と260を使用して、後処理装置制御部200に備えられる不揮発の記憶部にも読み出し可能に格納される。前記したステップs8で、異常紙を排出した後、後処理装置制御部200に設定された設定データが読み出され、設定内容に従って、即時、画像形成装置の停止前、画像形成装置の再開後のタイミングで処理搬送経路内にある正常紙または正常紙束が排紙される。
以上のように、本実施形態では、2ヶ所以上で衝突することを考慮しなければならない搬送経路において、正常紙もしくは異常紙のどちらか片方を待機させて、もう1方を適切に機外に排出することにより、正常紙と異常紙が衝突すること無く、円滑に用紙を機外に排出ができる。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
10 画像形成装置本体
100 画像形成装置制御部
110 画像形成部
111 感光体
112 定着器
12 給紙トレイ
14 自動原稿給送装置(ADF)
15 操作表示部
150 排出タイミング設定画面
20 後処理装置
200 後処理装置制御部
23 搬送部
210 重ね・反転部
211 処理搬送経路
212 バイパス経路
213 共通搬送経路
215 用紙検知部
220 折り部
221 処理搬送経路
222 バイパス経路
223 共通搬送経路
225 用紙検知部
30 大容量給紙装置

Claims (14)

  1. 画像データに基づいて用紙に画像形成を行う画像形成部と、
    前記画像形成部を経た用紙を排紙部まで搬送する搬送経路と、
    前記画像形成部から搬送される用紙に対する処理を前記搬送経路途中で行う複数の処理部、を備え、
    前記搬送経路は、前記処理部を経由する処理搬送経路と、前記処理搬送経路をバイパスするバイパス経路と、前記処理搬送経路と前記バイパス経路とが合流する共通搬送経路とを1ユニットとして、前記ユニットを2以上連続して有し、
    さらに前記各処理部および前記搬送経路を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記画像形成部から搬送される前記用紙が正常紙か異常紙を判定し、異常紙と判定された場合、
    前記処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る先の正常紙または正常紙束がないときは、先の正常紙または正常紙束が前記処理搬送経路にあれば該処理搬送経路に待機させ、前記異常紙は前記処理搬送経路を経ることなく前記バイパス経路と前記共通搬送経路を通して前記排紙部に排紙し、
    前記後処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る先の正常紙または正常紙束があるときは、前記先の正常紙または正常紙束を下流側に搬送するとともに、前記先の正常紙または正常紙束があった前記共通搬送経路の上流側に位置するいずれかの前記処理搬送経路に前記異常紙を搬送し、その後、前記排紙部に排紙する、異常紙発生時制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記後処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る先の正常紙または正常紙束があり、異常紙発生時制御により前記先の正常紙または正常紙束を下流側に搬送するとき、前記先の正常紙または正常紙束を下流側に搬送して前記排紙部に排紙し、前記処理搬送経路に搬送した異常紙を前記先の正常紙または正常紙束の後に前記排紙部に排紙する制御を実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記後処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る先の正常紙または正常紙束があり、異常紙発生時制御により前記先の正常紙または正常紙束を下流側に搬送するとき、搬送方向下流側の他の後処理搬送経路に、前記先の正常紙または正常紙束を搬送して待機させ、上流側の前記処理搬送経路に搬送した異常紙を前記排紙部に排紙する制御を実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 操作者の操作入力を受ける操作部を有し、
    前記制御部は前記制御部を通して異常紙発生時の動作設定が可能であり、該動作設定では、前記処理搬送経路に待機している前記先の正常紙または正常紙束の排紙タイミングの設定が可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記排紙タイミングに、即時、画像形成装置の停止前および画像形成装置の再開後のいずれか1以上を含むことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、異常紙発生時制御に際し、前記処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る先の正常紙または正常紙束があり、前記処理搬送経路以前の上流側の前記処理搬送経路に別の先の正常紙または正常紙束が収まっているときは該別の先の正常紙または正常紙束を前記処理搬送経路に待機させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記別の先の正常紙または正常紙束を待機させた前記処理搬送経路が前記異常紙を搬送する前記処理搬送経路と同一の場合、前記別の先の正常紙または正常紙束に、搬送された前記異常紙を重ね、前記別の先の正常紙または正常紙束とともに前記異常紙を前記排紙部に排紙する制御を実行することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記処理部の少なくとも1つが用紙を堆積させるスタッカを含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、当該用紙に画像形成が正常になされているか否かで正常紙か異常紙かを判定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、用紙が最上流の前記処理搬送経路または前記バイパス経路に前記用紙が至る前に正常紙か異常紙かを判定して、前記異常紙発生時制御を実行することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 用紙に画像形成を行う画像形成装置本体と、画像形成装置本体から搬送される用紙に後処理を行う1または2以上の後処理装置とを含み、前記後処理装置に1または2以上の後処理部を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記共通搬送経路の少なくとも1つが複数の後処理装置間に亘っていることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 前記異常紙と先の正常紙または正常紙束が、同じジョブまたは異なるジョブに関わるものであることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る用紙を検知する用紙検知部を備え、
    前記制御部は、前記用紙検知部の検知結果を受けて前記処理搬送経路から前記共通搬送経路に跨る用紙があるかを判定することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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