JP2014065422A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部機器と接続端子とを繋ぐワイヤハーネスの長さに余分な弛みを必要とせず、ワイヤハーネスの調整や決定、固定が簡易で利便性の高い自動二輪を提案する。
【解決手段】自動二輪車1は、前部にヘッドパイプ11を有する車体フレーム2と、ヘッドパイプ11に回転自在に支持されるステアリングシャフト93と、ステアリングシャフト93を中心に操舵可能なハンドル29と、ハンドル29よりも車両前方に配置される計器95と、計器95よりも車両後方側、かつステアリングシャフト93よりも車両前方側、かつ車両の幅方向略中央部に配置される外部装置E用の電気的な接続端子91と、を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、自動二輪車に関する。
従来、外部機器用の接続端子(所謂アクセサリーソケット)を備える不整地走行用の自動三輪車あるいは自動四輪車が知られている。
これら従来の車両の接続端子は、ハンドルを直進状態に操舵した場合、搭乗者の視線に対して略正対するメーターなどの計器を基準にすると、計器の左右いずれかに偏倚して、車両の側方へ向けて設けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−154889号公報
ところで、自動二輪車の場合、接続端子に接続される外部機器は、ハンドルの後方に配置されて車体フレームに搭載される燃料タンクやエアボックスの上方や、ハンドルポストの上方に固定されることが多い。
従来の自動三輪車あるいは自動四輪車のように、計器の左右いずれかに偏倚して、車両の側方へ向けて接続端子を設けると、操舵操作時に接続端子から外部機器へ延びるワイヤハーネスがハンドルに接近し、接触や干渉を起こしやすくなる。そこで、ワイヤハーネスとハンドルとの接触や干渉を回避するため、従来は、ワイヤハーネスに弛みを持たせ、この弛みをハンドルなどに固定用バンド等を用いて数箇所固定している。
しかしながら、外部機器を取り付けるにしても、取り外すにしても、ワイヤハーネスの配索経路を決め、固定用バンド等で固定箇所を調整し、決定したり、これを解除したりする作業は煩雑であり、利便性に劣っていた。
そこで、本発明は、外部機器と接続端子とを繋ぐワイヤハーネスの長さに余分な弛みを必要とせず、ワイヤハーネスの調整や決定、固定が簡易で利便性の高い自動二輪車を提案する。
前記の課題を解決するため本発明に係る自動二輪車は、前部にヘッドパイプを有する車体フレームと、前記ヘッドパイプに回転自在に支持されるステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトを中心に操舵可能なハンドルと、前記ハンドルよりも車両前方に配置される計器と、前記計器よりも車両後方側、かつ前記ステアリングシャフトよりも車両前方側、かつ車両の幅方向略中央部に配置される外部装置用の電気的な接続端子と、を備える。
本発明によれば、外部機器と接続端子とを繋ぐワイヤハーネスの長さに余分な弛みを必要とせず、ワイヤハーネスの調整や決定、固定が簡易で利便性の高い自動二輪を提供できる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車を示す右側面図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車を示す左側面図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺を後方から示す図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺を車両の左側後方から示す斜視図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺を車両の左側後方から示す斜視図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺をステアリング機構の揺動中心線上から示す図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺をステアリング機構の揺動中心線上から示す図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺をステアリング機構の揺動中心線上から示す図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺をステアリング機構の揺動中心線上から示す図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺をステアリング機構の揺動中心線上から示す図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺をステアリング機構の揺動中心線上から示す図。
以下、本発明に係る自動二輪車の実施の形態について、図1から図11を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車を示す右側面図である。
図2は、本発明の実施形態に係る自動二輪車を示す左側面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1は、車両の前後に延びる車体フレーム2と、車体フレーム2に固定されるV型エンジン3と、車体フレーム2の前方に配置されて車両の左右方向へ操舵自在に支持されるステアリング機構5と、車体フレーム2の前方に配置されてステアリング機構5に回転自在に支持される前輪6と、車体フレーム2の後方に配置されて車両の上下方向へ揺動自在に支持される後輪懸架装置7と、車体フレーム2の後方に配置されて後輪懸架装置7に回転自在に支持される後輪9と、を備える。
なお、以下の説明における上下前後左右の向きは、自動二輪車1の搭乗者から見て左手側を自動二輪車1の左方、搭乗者から見て右手側を自動二輪車1の右方と定義する。自動二輪車1の搭乗者の頭部側を自動二輪車1の上方、その反対側を自動二輪車1の下方と定義する。自動二輪車1を構成する各部の方向は自動二輪車1と同一とする。
車体フレーム2は、例えばツインチューブ型である。車体フレーム2は、車体フレーム2の前部に配置されるヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11の直後で車両の幅方向に広がりつつ斜め後ろ下方に延びる左右一対のメインフレーム12と、メインフレーム12の後端部に一体的に接続されて略下方に向かって延びる左右一対のセンターフレーム13と、メインフレーム12の後端から斜め後上方に向かって延びる左右一対のシートフレーム15と、を備える。
メインフレーム12は乗員が跨ぐのに好適な適宜の幅まで車両の幅方向に広がる。
ヘッドパイプ11はステアリング機構5を操舵自在に支持する。
センターフレーム13はピボット部16を備える。ピボット部16は後輪懸架装置7を揺動自在に支持する。
V型エンジン3は、車両の前後方向に見て前輪6と後輪9との間に配置されて車体フレーム2に設けられる。V型エンジン3は、V字形状に傾斜するシリンダ列を備える。V型エンジン3は、車両の前側に配置される前側シリンダ18と、後ろ側に配置される後側シリンダ19とを備える。V型エンジン3の吸気側はスロットルボディ(図示省略)に接続される。他方、V型エンジン3の排気側は排気管21に接続される。
排気管21は、前側シリンダ18から垂下してV型エンジン3よりも下方で車両の後方へ延びる前側排気管22と、後側シリンダ19から垂下してV型エンジン3よりも下方で車両の前方へ延び、反転して前側排気管22に合流する後側排気管23と、前側排気管22、後側排気管23から合流した排気を車両の右側面後方へ導く排気マフラー25と、を備える。
V型エンジン3の動力は、ドライブスプロケット(図示省略)と、チェーン(図示省略)と、ドリブンスプロケット(図示省略)とを順次に介して後輪9に伝達される。
ステアリング機構5はヘッドパイプ11を中心に左右へ操舵される。ステアリング機構5は、ヘッドパイプ11に回転自在に支持されるステアリングヘッド26と、ステアリングヘッド26に設けられる左右一対のフロントフォーク27と、フロントフォーク27に設けられて前輪6の上部を部分的に覆うフロントフェンダ28と、ステアリングヘッド26の頂部に設けられるハンドル29と、を備える。
フロントフォーク27はサスペンション機構(図示省略)を内装して前輪6を接地させる。
後輪懸架装置7はピボット部16を中心に揺動する。後輪懸架装置7は、ピボット部16から車両の後方へ延びるスイングアーム31と、スイングアーム31の後端部に回転自在に支持される後輪9と、スイングアーム31と車体フレーム2との間に架設されるリヤクッションユニット32と、を備える。
スイングアーム31はピボット部16に揺動自在に支持される前端部を備える。
リヤクッションユニット32は、車両の前後方向における略中央に配置されて車体フレーム2とスイングアーム31とを緩衝する。リヤクッションユニット32は、リンク機構34を介してスイングアーム31に接続される。
さらに、自動二輪車1は、V型エンジン3の上方に配置されて車体フレーム2に支持される燃料タンク33と、燃料タンク33の後方に配置される乗員用のシート35と、シート35の下方および後方を覆うフレームカバー36と、後輪9の上部を部分的に覆うリヤフェンダ37と、を備える。
さらにまた、自動二輪車1は車体の前部を覆う流線形のカウリング38を備える。カウリング38は、自動二輪車1の走行中の空気抵抗を低減させるとともに、走行風圧からライダーを保護する。
次に、自動二輪車1のハンドル29の周辺について、詳細に説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺を後方から示す図である。
図4は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺を車両の左側後方から示す斜視図である。
図5は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺を車両の左側後方から示す斜視図である。
図6は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺をステアリング機構の揺動中心線上から示す図である。
図7は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺をステアリング機構の揺動中心線上から示す図である。
図8は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺をステアリング機構の揺動中心線上から示す図である。
なお、図3、図4、図6はステアリング機構5の直進状態(所謂、ステアリングセンター)を示す。図5、図7はステアリング機構5を右一杯に操舵した状態を示し、図8はステアリング機構5を左一杯に操舵した状態を示す。
ところで、自動二輪車1では、乗員がGPS(Global Positioning System:グローバル・ポジショニング・システム)のような外部機器Eを燃料タンク33の上部やトップブリッジ89に搭載する場合がある。
そこで、図3から図8に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1は、燃料タンク33上の外部機器Eに電力を供給したり、制御信号を伝送したりする接続端子91を備える。接続端子91と外部機器の電気的な接続はワイヤハーネス92を介して行われる。自動二輪車1は、前部にヘッドパイプ11を有する車体フレーム2と、ヘッドパイプ11に回転自在に支持されるステアリングシャフト93と、ステアリングシャフト93を中心に操舵可能なハンドル29と、ハンドル29よりも車両前方に配置される計器95と、計器95よりも車両後方側、かつステアリングシャフト93よりも車両前方側、かつ車両の幅方向略中央部に配置される外部装置E用の電気的な接続端子91と、を備える。
また、自動二輪車1は、車体フレーム2に計器95を固定する計器支持部材96を備える。
ステアリングシャフト93はステアリング機構5の操舵に係る回転中心をなす。
ステアリング機構5は、ステアリングシャフト93の上端部に固定されるトップブリッジ89と、トップブリッジ89にハンドル29を固定するハンドルクランプ97と、を備える。トップブリッジ89はヘッドパイプ11を貫通するステアリングシャフト93の上端部に固定されるとともに左右のフロントフォーク27の上端部に固定される。トップブリッジ89は、乗員から見ると、ステアリングシャフト93の固定部、左右のフロントフォーク27の固定部をそれぞれの頂点とする逆三角形状を呈する。
ハンドルクランプ97は、左右それぞれのフロントフォーク27の固定部とステアリングシャフト93の固定部との間に左右一対に設けられ、ハンドル29の中央部29aを挟み込んで固定する。
ハンドル29は、車両の幅方向に連続して延びる一本の棒体または筒体の成形品であり、所謂バーハンドルである。ハンドル29の中央部29aはトップブリッジ89に固定される低い位置にあり、左右それぞれのグリップ29bは中央部29aよりも高い位置にある。
なお、ハンドル29は、右ハンドル、左ハンドルそれぞれに分かれてトップブリッジ89に固定される、所謂セパレートハンドルであっても良い。この場合、ハンドル29は中央部29aを有さず、左右それぞれのグリップ29bのみになり、左右のフロントフォーク27の上端部に固定される。
計器95は、例えばV型エンジン3の回転速度計(タコメーター)、自動二輪車1の速度計(スピードメーター)、走行距離計(オドメーター)、燃料計(フューエルゲージ)の少なくとも1つであり、アナログ表示であっても、デジタル表示であっても良い。
計器95は、カウリング38の内側に収容されるとともに、計器支持部材96を介して車体フレーム2に固定される。つまり、計器95は、ステアリング機構5の動揺には追従しない。また、計器95は、乗員の視認性を確保するために、ハンドル29の中央部29aの前方、かつシート35に着座する乗員が頭を下げて、斜め下に向ける視線の先に配置される。
接続端子91は、筒形状のプラグ(図示省略)を差し込み可能なソケットである。接続端子91は、V型エンジン3で発電された電力を外部機器Eへ供給したり、自動二輪車1の制御装置(ECU)などの機器の制御信号を双方向に伝送したりする。接続端子91に対するプラグの挿抜は、下方へ向かってプラグを接続端子91に差し込み、上方へ向かってプラグを接続端子91から引き抜く。特に、接続端子91に対するプラグの挿抜方向は、シート35に着座する乗員の方向へ向いていることが好ましい。これにより、乗員は接続端子91をプラグへ挿抜しやすく、また、ワイヤハーネス92はハンドル29の上方を跨ぎやすくなる。接続端子91は、車両の幅方向略中央部、特に車両の幅方向の中央3分の1程度の領域、または正面に向かうトップブリッジ89の投影領域に配置されることが好ましい。
また、接続端子91は車両の幅方向におけるハンドル29の中央部29aよりも上方に配置される。接続端子91は計器95に隣接して固定される。
さらに、接続端子91は、ステアリングシャフト93の回転中心線の方向に見て、操舵にともなうトップブリッジ89の移動領域Tの外側に配置される。また、接続端子91は、ステアリングシャフト93の回転中心線の方向に見て、操舵にともなうハンドル29の移動領域Hの外側に配置される。
このように構成される自動二輪車1では、燃料タンク33上の外部機器Eと接続端子91とを接続するワイヤハーネス92は、トップブリッジ89あるいはハンドル29の中央部29aの上方、特に真上を通過する。ハンドル29がバーハンドルの場合には、ワイヤハーネス92は、トップブリッジ89よりも上方にあるハンドル29の中央部29aのさらに上方、特に真上を通過する。ハンドル29がセパレートハンドルの場合には、ワイヤハーネス92は、トップブリッジ89の上方、特に真上を通過する。
トップブリッジ89あるいはハンドル29の中央部29aの真上の空間は、ステアリング機構5の操舵に係る回転中心近傍に位置するため、操舵にともない移動するトップブリッジ89やハンドル29の侵入や干渉を受け難く、しかも操舵によるトップブリッジ89やハンドル29の軌跡、あるいは移動範囲を正確に把握しやすい。他方、ハンドル29のグリップ29b側に近づくと、乗員の腕や、アクセルグリップ(右側のグリップ29b)近傍から延びるスロットルケーブル99や、左側のグリップ29b近傍から延びるクラッチケーブル101がトップブリッジ89の移動領域Tやハンドル29の移動領域Hの外側に存在することになり、これらの軌跡、あるいは移動範囲を個々の製品毎、あるいは乗員の体格毎に正確に把握することは難しい。
そこで、本実施形態に係る自動二輪車1は、トップブリッジ89あるいはハンドル29の中央部29aの真上の空間を通過させてワイヤハーネス92を接続端子91から外部機器Eへ到達させることによって、操舵にともない移動するトップブリッジ89やハンドル29とワイヤハーネス92との接触や干渉を回避する。
次に、実施形態に係る自動二輪車1の他の例を説明する。なお、自動二輪車1Aにおいて自動二輪車1と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図9は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺をステアリング機構の揺動中心線上から示す図である。
図10は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺をステアリング機構の揺動中心線上から示す図である。
図11は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のハンドルの周辺をステアリング機構の揺動中心線上から示す図である。
なお、図9はステアリング機構5の直進状態(所謂、ステアリングセンター)を示す。図10はステアリング機構5を右一杯に操舵した状態を示し、図11はステアリング機構5を左一杯に操舵した状態を示す。
図9から図11に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1Aは、燃料タンク33上の外部機器Eに電力を供給したり、制御信号を伝送したりする接続端子91Aを備える。接続端子91Aと外部機器の電気的な接続はワイヤハーネス92を介して行われる。自動二輪車1Aは、前部にヘッドパイプ11を有する車体フレーム2と、ヘッドパイプ11に回転自在に支持されるステアリングシャフト93と、ステアリングシャフト93を中心に操舵可能なハンドル29と、ハンドル29よりも車両前方に配置される計器95Aと、計器95Aよりも車両後方側、かつステアリングシャフト93よりも車両前方側、かつ車両の幅方向略中央部に配置される外部装置E用の電気的な接続端子91Aと、を備える。
また、自動二輪車1Aの計器95Aは、計器支持部材96Aを介してステアリング機構5に固定され、ハンドル29の操舵とともに移動し、ステアリング機構5の動揺に追従する。
計器95Aは、例えばV型エンジン3の回転速度計(タコメーター)、自動二輪車1の速度計(スピードメーター)、走行距離計(オドメーター)、燃料計(フューエルゲージ)の少なくとも1つであり、アナログ表示であっても、デジタル表示であっても良い。
計器95Aは、乗員の視認性を確保するために、ステアリング機構5の直進状態において、ハンドル29の中央部29aの前方、かつシート35に着座する乗員が頭を下げて、斜め下に向ける視線の先に配置される。
接続端子91Aは筒形状のプラグ(図示省略)を差し込み可能なソケットである。V型エンジン3で発電された電力を外部機器Eへ供給したり、自動二輪車1の制御装置(ECU)などの機器の制御信号を双方向に伝送したりする。
また、接続端子91Aは車両の幅方向におけるハンドル29の中央部29aよりも上方に配置される。接続端子91Aは計器95Aに隣接して固定され、ステアリングシャフト93に近接して固定される。
このように構成される自動二輪車1Aでは、燃料タンク33上の外部機器Eと接続端子91Aとを接続するワイヤハーネス92は、トップブリッジ89あるいはハンドル29の中央部29aの上方、特に真上を通過する。ハンドル29がバーハンドルの場合には、ワイヤハーネス92は、トップブリッジ89よりも上方にあるハンドル29の中央部29aのさらに上方、特に真上を通過する。ハンドル29がセパレートハンドルの場合には、ワイヤハーネス92は、トップブリッジ89の上方、特に真上を通過する。
トップブリッジ89あるいはハンドル29の中央部29aの真上の空間は、ステアリング機構5の操舵に係る回転中心近傍に位置するため、操舵にともない移動するトップブリッジ89やハンドル29の侵入や干渉を受け難く、しかも操舵によるトップブリッジ89やハンドル29の軌跡、あるいは移動範囲を正確に把握しやすい。また、ステアリング機構5の操舵にともなって接続端子91Aも移動するが、ステアリングシャフト93に近接していることから、接続端子91Aの軌跡、あるいは移動範囲も正確に把握できる。
他方、ハンドル29のグリップ29b側に近づくと、乗員の腕や、アクセルグリップ(右側のグリップ29b)近傍から延びるスロットルケーブル99や、左側のグリップ29b近傍から延びるクラッチケーブル101の存在により、これらの軌跡、あるいは移動範囲を個々の製品毎、あるいは乗員の体格毎に正確に把握することは難しい。
そこで、本実施形態に係る自動二輪車1Aは、トップブリッジ89あるいはハンドル29の中央部29aの真上の空間を通過させてワイヤハーネス92を接続端子91Aから外部機器Eへ到達させることによって、操舵にともない移動するトップブリッジ89やハンドル29とワイヤハーネス92との接触や干渉を回避する。
本実施形態に係る自動二輪車1、1Aは、計器95、95Aよりも車両後方側、かつステアリングシャフト93よりも車両前方側、かつ車両の幅方向略中央部に配置される接続端子91、91Aを備えることによって、燃料タンク33上に搭載される外部機器Eと接続端子91、91Aとの離間距離を極小化し、外部機器Eと接続端子91、91Aとを繋ぐワイヤハーネス92の長さを極力、短縮して弛みを排除できるとともに、ワイヤハーネス92の固定箇所を削減して固定作業の簡素化を図り、利便性を向上させる。なお、外部機器Eをトップブリッジ89に搭載する場合にも同様の効果を得る。
また、本実施形態に係る自動二輪車1、1Aは、車両の幅方向略中央部に接続端子91、91Aを配置することによって、ワイヤハーネス92がステアリングシャフト93の近傍を通過することになり、操舵にともなうハンドル29とワイヤハーネス92との接触、干渉を回避できる。
さらに、本実施形態に係る自動二輪車1、1Aは、計器95、95Aよりも車両後方側、かつステアリングシャフト93よりも車両前方側に接続端子91、91Aを配置することによって、シート35に座る乗員に対して接続端子91、91Aの視認性と、接続の容易性を高め、利便性を向上させる。
さらにまた、本実施形態に係る自動二輪車1、1Aは、計器95、95Aよりも車両後方側、かつステアリングシャフト93よりも車両前方側、かつ車両の幅方向略中央部に配置される接続端子91、91Aを備えることによって、カウリング38等の外装部品に開口や突起部を必要とせず、外装部品の小型化を図り、外観の美観を高められる。
また、本実施形態に係る自動二輪車1、1Aは、特にバーハンドルの場合、ハンドル29よりも高い位置に接続端子91、91Aを設けることによって、接続端子91、91Aの視認性や、接続の容易性を高め、利便性を向上させる。他方、本実施形態に係る自動二輪車1、1Aは、特にセパレートハンドルの場合、トップブリッジ89よりも高い位置に接続端子91、91Aを設けることによって、接続端子91、91Aの視認性や、接続の容易性を高め、利便性を向上させる。
さらに、本実施形態に係る自動二輪車1、1Aは、ハンドル29よりも高い位置に接続端子91、91Aを設けることによって、ハンドル29よりも上方の空間にワイヤハーネス92を確実に通過させ、操舵時のワイヤハーネス92とハンドル29とのクリアランスを確保し易い。他方、本実施形態に係る自動二輪車1、1Aは、トップブリッジ89よりも高い位置に接続端子91、91Aを設けることによって、トップブリッジ89よりも上方の空間にワイヤハーネス92を確実に通過させ、操舵時のワイヤハーネス92とトップブリッジ89とのクリアランスを確保し易い。
さらにまた、本実施形態に係る自動二輪車1は、ステアリングシャフト93の回転中心線の方向に見て、操舵にともなうトップブリッジ89の移動領域Tの外側に配置される接続端子91を備えるため、ステアリング機構5の任意の操舵状態でワイヤハーネス92とトップブリッジ89とのクリアランスを確保し易く、ワイヤハーネス92の固定箇所を削減して固定作業の簡素化を図り、利便性を向上させる。例えば、本実施形態に係る自動二輪車1は、ステアリング機構5を左右いずれかへ大きく傾けた駐車状態であっても、接続端子91にワイヤハーネス92を差し込みやすい。
また、本実施形態に係る自動二輪車1は、車体フレーム2に計器95を固定する計器支持部材96を備えるため、操舵によって移動するトップブリッジ89やハンドル29に対して、接続端子91と燃料タンク33との位置関係を固定し、ひいては接続端子91と外部機器Eとの位置関係を固定し、ワイヤハーネス92の経路を固定してトップブリッジ89やハンドル29との干渉や接触を確実に回避できる。
さらに、本実施形態に係る自動二輪車1、1Aは、計器95、95Aに隣接して固定される接続端子91、91Aを備えるため、一般的に暗所で発光する機能を有する計器95、95Aの発する光によって、暗所においても接続端子91、91Aを容易に視認でき、利便性を向上できる。
さらにまた、本実施形態に係る自動二輪車1、1Aは、接続端子91、91Aをステアリングシャフト93に近接させることによって、外部機器Eを燃料タンク33上で車両の左右いずれかに偏倚させた場合であっても、ワイヤハーネス92をハンドル29やトップブリッジ89の上方の空間へ確実に配置することが可能になる。
特に、本実施形態に係る自動二輪車1Aは、接続端子91Aをステアリングシャフト93に近接させることによって、接続端子91Aの移動範囲を回転中心に近づけて、より小さく限定し、ワイヤハーネス92の長さの短縮や、ワイヤハーネス92を接続端子91Aに接続する際の弛みを減じることもできる。
したがって、本発明に係る自動二輪車1、1Aによれば、外部機器Eと接続端子91、91Aとを繋ぐワイヤハーネス92の長さに余分な弛みを必要とせず、ワイヤハーネス92の調整や決定、固定が簡易で利便性が高い。
1、1A 自動二輪車
2 車体フレーム
3 V型エンジン
5 ステアリング機構
6 前輪
7 後輪懸架装置
9 後輪
11 ヘッドパイプ
12 メインフレーム
13 センターフレーム
15 シートフレーム
16 ピボット部
18 前側シリンダ
19 後側シリンダ
21 排気管
22 前側排気管
23 後側排気管
25 排気マフラー
26 ステアリングヘッド
27 フロントフォーク
28 フロントフェンダ
29 ハンドル
29a 中央部
29b グリップ
31 スイングアーム
32 リヤクッションユニット
33 燃料タンク
34 リンク機構
35 シート
36 フレームカバー
37 リヤフェンダ
38 カウリング
89 トップブリッジ
91、91A 接続端子
92 ワイヤハーネス
93 ステアリングシャフト
95、95A 計器
96、96A 計器支持部材
97 ハンドルクランプ
99 スロットルケーブル
101 クラッチケーブル

Claims (9)

  1. 前部にヘッドパイプを有する車体フレームと、
    前記ヘッドパイプに回転自在に支持されるステアリングシャフトと、
    前記ステアリングシャフトを中心に操舵可能なハンドルと、
    前記ハンドルよりも車両前方に配置される計器と、
    前記計器よりも車両後方側、かつ前記ステアリングシャフトよりも車両前方側、かつ車両の幅方向略中央部に配置される外部装置用の電気的な接続端子と、を備える自動二輪車。
  2. 前記ハンドルは車両の幅方向に連続して延びる一本の棒体または筒体であり、
    前記接続端子は車両の幅方向における前記ハンドルの中央部よりも上方に配置される請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記ステアリングシャフトの上端部に固定されるトップブリッジを備え、
    前記ハンドルは、右ハンドル、左ハンドルそれぞれに分かれて前記トップブリッジに固定され、
    前記接続端子は、車両の幅方向における前記トップブリッジの中央部よりも上方に配置される請求項1に記載の自動二輪車。
  4. 前記接続端子は、前記ステアリングシャフトの回転中心線の方向に見て、操舵にともなう前記ハンドルの移動領域の外側に配置される請求項1から3のいずれか1項に記載の自動二輪車。
  5. 前記接続端子は、前記ステアリングシャフトの回転中心線の方向に見て、操舵にともなう前記トップブリッジの移動領域の外側に配置される請求項3に記載の自動二輪車。
  6. 前記車体フレームに前記計器を固定する計器支持部材を備える請求項1から5のいずれか1項に記載の自動二輪車。
  7. 前記計器は前記ハンドルの操舵とともに移動する請求項1から3のいずれか1項に記載の自動二輪車。
  8. 前記接続端子は前記計器に隣接して固定される請求項1から7のいずれか1項に記載の自動二輪車。
  9. 前記接続端子は前記ステアリングシャフトに近接して固定される請求項1から7のいずれか1項に記載の自動二輪車。
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