JP2014065192A - ポンプユニット及び成型装置 - Google Patents

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拓司 新舟
Atsushi Kajita
篤史 梶田
Kazuyuki Shimo
和幸 下
Yuki Namiki
裕樹 並木
Tomotaka Yamanoi
智隆 山野井
Hiroyuki Sakurai
寛之 櫻井
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Abstract

【課題】小型化が可能であって、且つ、安価なポンプユニット及び成型装置を提供すること。
【解決手段】成型装置1に用いられるポンプユニット5は、架台11と、樹脂材料を貯留する貯留槽12と、架台11に設けられ、シリンダ24及びピストン25を備えるポンプ13と、貯留槽12及びポンプ13、又は、ポンプ13及びその二次側を接続するとともに、前記接続を切替可能に形成された三方弁16と、樹脂材料の温度を調整する温度調整装置18と、架台11に固定され、回転軸31aを有する駆動モータ31、駆動モータ31の回転軸31aの回転を直進方向の運動に変換する伝達機構33及び伝達機構33及びピストン25を連結する連結部34を具備する駆動機構14と、を備える構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂材料を供給するポンプユニット、及び、樹脂成形品の成型装置に関する。
現在、樹脂材料を金型で成型することで、寝具、自動車用シート及び鉄道車両用シート等に用いられる、所謂軟質ポリウレタンフォームと呼ばれる樹脂成形品を製造する技術が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
この軟質ポリウレタンフォームは、高分子化合物を発泡させた樹脂材料を金型で成型することで形成される。具体的には、主原料の樹脂材料である発泡剤を含有するポリオール及びイソシアネートをそれぞれポンプユニットで混合部に供給し、混合部で混合されたポリオール及びイソシアネートから成る樹脂材料を、金型に供給し、キュアさせることで、樹脂成形品が成型される。
このような樹脂成形品の成型装置は、複数の主原料である樹脂材料を供給するポンプユニットと、ポンプユニットに接続され、供給された複数の主原料を混合する混合部を具備する混合装置と、混合装置により混合された樹脂材料が供給される金型装置と、を備える。
ここで、ポリオール及びイソシアネートを供給するために、ポンプユニットは、シリンダポンプと、シリンダポンプを駆動する油圧回路と、を備え、油圧回路によりシリンダポンプを駆動することで、定量の樹脂材料を供給可能に形成されている。このような、ポンプユニットは、用いる主原料の種類によって、それぞれシリンダポンプ及び油圧回路を有する。また、成型装置で製造される複数の樹脂成形品に用いる主原料の種類と同数だけ、シリンダポンプ及び油圧回路を設けることで、異なる樹脂成形品を、一つの成型装置で製造することが可能となる。
特開2001−316442号公報 実開平6−70852号公報
上述したポンプユニット及び成型装置では、以下の問題があった。即ち、ポンプユニットは、シリンダポンプを駆動するために、油圧回路を用いる構成とすると、油圧ポンプ、油圧ポンプを駆動するモータ、金属配管やホース等の配管類、各種弁装置、並びに、圧力や流量等の検出装置等が必要となる。このため、ポンプユニット及び成型装置の大型化となる。特に、成型装置で製造可能な樹脂成形品の数や、使用する主原料の数が増加すると、ポンプユニット及び成型装置の大型となる問題がある。
また、油圧回路は、その部品点数が多く、且つ、維持コストやランニングコストが高いという問題もある。
そこで本発明は、小型化が可能であって、且つ、安価なポンプユニット及び成型装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のポンプユニット及び成型装置は、次のように構成されている。
本発明の一態様として、ポンプユニットは、架台と、樹脂材料を貯留する貯留槽と、前記架台に設けられ、シリンダ及び前記シリンダの内部を往復動可能なピストンを備えるポンプと、前記貯留槽及び前記ポンプ、又は、前記ポンプ及びその二次側を接続するとともに、前記接続を切替可能に形成された三方弁と、前記樹脂材料の温度を調整する温度調整装置と、前記架台に固定され、回転軸を有する駆動モータ、前記駆動モータの前記回転軸の回転を直進方向の運動に変換する伝達機構及び前記伝達機構及び前記ピストンを連結する連結部を具備する駆動機構と、を備える。
本発明の一態様として、成型装置は、架台、樹脂材料を貯留する複数の貯留槽、前記架台に設けられ、ピストン及びシリンダを備えるポンプ、前記貯留槽及び前記ポンプ又は前記ポンプ及びその二次側を接続するとともに、前記接続を切替可能に形成された三方弁、前記樹脂材料の温度を調整する温度調整装置、並びに、前記架台に固定され、回転軸を有する駆動モータ、前記駆動モータの前記回転軸の回転を直進方向の運動に変換する伝達機構及び前記伝達機構及び前記ピストンを連結する連結部を具備する駆動機構を具備するポンプユニットと、前記三方弁の二次側に接続され、前記貯留槽に貯留された前記複数の樹脂材料を混合可能、且つ、前記混合した前記複数の樹脂材料を前記金型装置に供給可能な混合装置と、を備える。
本発明によれば、小型化が可能であって、且つ、安価なポンプユニット及び成型装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る成型装置の構成を示す説明図。 同成型装置に用いられるポンプユニットの構成を示す正面図。 同ポンプユニットに用いられるポンプ及び駆動機構の構成を示す側面図。
以下、本発明の一実施の形態に係る成型装置1を、図1乃至図3を用いて説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る成型装置1の構成を示す説明図、図2は成型装置1に用いられるポンプユニット5の構成を示す正面図、図3はポンプユニット5に用いられるポンプ13及び駆動機構14の構成を示す側面図である。
図1に示すように、成型装置1は、ポンプユニット5と、混合装置6と、金型装置7と、作業台8と、制御部9と、を備えている。成型装置1は、ポンプユニット5から供給された複数の樹脂材料を混合装置6で混合し、金型装置7に供給することで、樹脂成形品を成形可能に形成されている。成型装置1は、例えば、工場内等に設置される。
なお、成型装置1で製造される樹脂成形品は、寝具、自動車用シート及び鉄道車両用シート等に用いられる、所謂軟質ポリウレタンフォームである。図2に示すように、成型装置1は、軟質ポリウレタンフォームに、ポンプユニット5に貯留された複数の樹脂材料、例えば、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2が用いられる。
第1樹脂材料W1は、ポリオールを主原料としてなる樹脂材料により構成される。ポリオールは、ポリオール化合物単体、又は、ポリオールが2種類以上混合されたものが用いられる。ポリオールは、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルエステルポリエール又はポリマーポリオール等が用いられる。
また、第1樹脂材料W1は、ポリオールとともに、発泡剤、触媒、整泡剤及びその他添加剤等が混合されることで形成されるが、これらをすべて含有する必要がなく、製造方法等に応じて適宜含有していればよい。
第2樹脂材料W2は、イソシアネートを主原料としてなる樹脂材料により構成される。イソシアネートは、軟質ポリウレタンフォーム発泡に用いるイソシアネート化合物単体、又は、イソシアネート化合物の混合物が用いられる。イソシアネート化合物は、例えば、脂肪族ジイソシアネート類、脂環式ジイソシアネート類、芳香族イソシアネート類、芳香族テトライソシアネート類、ポリイソシアネート類、又は、これらの混合物が用いられる。
脂肪族ジイソシアネート類は、例えば、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、1,2−プロピレンジイソシアネート、1,2−ブチレンジイソシアネート、2,3−ブチレンジイソシアネート、1,3−ブチレンジイソシアネート、エチリデンジイソシアネート又はブチリジイソシアネート等が用いられる。
脂環式ジイソシアネート類は、例えば、1,3−シクロペンタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート又は1,2−シクロヘキサンジイソシアネート等が用いられる。
芳香族イソシアネート類は、例えば、ジアニンジンジイソシアネート、4,4´−ジフェニルエーテルジイソシアネート又はクロロジフェニルジイソシアネート等が用いられる。
ポリイソシアネート類には、例えば、トルエンジイソシアネートダイマー又はトルエンジイソシアネートトリマー等が用いられる。
発泡剤は、例えば、水、有機系発泡剤、無機系発泡剤又は二酸化炭素等が用いられる。有機系発泡剤は、例えば、ジクロロメタン、ニトロアルカン又は活性メチレン化合物が用いられる。無機系発泡剤は、例えば、ホウ酸、固体炭酸、又は、水酸化アルミニウム等が用いられる。
触媒は、ポリオール及びイソシアネートの反応速度を調整可能に形成されている。触媒は、例えば、三級アミン又は反応アミン等が用いられる。整泡剤は、例えば、シリコン系整泡剤又はフッ素系整泡剤等が用いられる。
その他添加物は、例えば、活性水素化合物、架橋材、光安定剤、可塑剤、酸化防止剤、熱安定化剤、充填剤又は顔料等が用いられる。
ポンプユニット5は、架台11と、貯留槽12と、ポンプ13と、駆動機構14と、ストレーナ15と、三方弁16と、配管17と、温度調整装置18と、を備えている。
架台11は、ポンプ13及び駆動機構14を支持可能に形成されている。架台11は、例えば、接地可能に形成され、ポンプユニット5の設置領域に配置された基部11aと、基部11a上に設けられた柱部11bと、柱部11bの上端に設けられた方形枠状の天部11cと、を備えている。基部11aは、柱部11bを支持可能に形成された、板材又は鋼材である。
また、架台11は、柱部11b間、又は、基部11a、柱部11b及び天部11cのいずれかを連結する補強部材11dを備えている。本実施の形態においては、補強部材11dは、架台11の両側方の柱部11b間をそれぞれ2箇所で連結する。
貯留槽12は、使用する樹脂材料を収納可能に、単数又は複数設けられる。貯留槽12は、本実施の形態においては、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を貯留可能に2つ設けられる。貯留槽12は、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を貯留可能なドラム缶21と、ドラム缶21内の圧力を一定に保持可能な加圧装置22と、を備えている。加圧装置22は、例えば、エアコンプレッサ22a及びエアコンプレッサ22aに接続されたエア配管22bにより構成され、エア配管22bがドラム缶21の蓋体を介してドラム缶21内に接続される。
図2及び図3に示すように、ポンプ13は、シリンダポンプが用いられる。具体的には、ポンプ13は、シリンダ24と、シリンダ24内を摺動するピストン25と、を備えている。ポンプ13は、シリンダ24内に、シリンダ24及びピストン25により形成され、ピストン25の移動により容積が変化する2つのポンプ室である第1ポンプ室及び第2ポンプ室を備えている。
シリンダ24は、2つのポンプ室に接続された2つ第1ポート24a及び第2ポート24bを備えている。シリンダ24は、第1ポート24aに三方弁16が接続され、三方弁16を介して一次側にドラム缶21が接続され、その二次側に混合装置6が接続される。また、シリンダ24は、第2ポート24bに、充填液Xが貯留されたタンク26等に接続される。
第1ポート24aは、重力方向で第2ポート24bよりも上方に配置される。このような、ポンプ13は、例えば、その軸心方向が水平方向に交差する垂直方向(重力方向)に延設して配置される。ポンプ13は、第1ポート24aに接続された、重力方向で上方に位置する第1ポンプ室が、第1樹脂材料W1又は第2樹脂材料W2の吸込及び吐出を行う。
ピストン25は、シリンダ24内を2方向に摺動する、換言すると往復動するピストンヘッドと、ピストンヘッドに設けられたロッド部と、を備えている。
駆動機構14は、駆動モータ31と、減速機32と、伝達機構33と、連結部34と、を備えている。駆動モータ31は、固定子、回転子及び回転子に固定された回転軸31aを備えている。駆動モータ31は、制御部9に接続され、所定の回転数で回転軸31aを回転可能、且つ、回転方向を切り替え可能に形成されている。駆動モータ31は、架台11の天部11cの上面に固定される。
減速機32は、回転軸31a及び伝達機構33を接続可能、且つ、回転軸31aの回転をボールねじ33に伝達可能に形成されている。また、減速機32は、回転軸31aの回転数を減速させて、伝達機構33に回転軸31aの回転を伝達可能に形成されている。なお、ここで、減速機32の減速比は、ピストン25の移動速度が、所定の移動速度を得られる回転数であれば、各構成に応じて適宜設定可能である。
具体的には、減速機32は、回転軸31a及び伝達機構33の回転する部材である後述するボールねじ38に、カップリング32aを介して接続される。減速機32は、異なる2方向に回転を伝達可能に形成されている。また、減速機32は、架台11の天部11cの上面に固定される。
伝達機構33は、減速機32を介して伝達された回転軸31aの回転運動を直進運動に変換可能に形成されている。伝達機構33は、ボールねじ38及びボールナット39を備えている。ボールねじ38は、減速機32を介して回転軸31aに接続され、回転可能に形成されている。ボールナット39は、ボールねじ38に接続され、ボールねじ38の回転数及び回転方向に応じて、ボールねじ38の軸心方向に沿って所定の移動速度で2方向に移動(往復動)可能に形成されている。
連結部34は、ピストン25のロッド部及びボールナット39を連結可能に形成されている。連結部34は、ピストン25の軸心方向及びボールねじ38の軸心方向を同方向に配置可能に、ピストン25及びボールナット39を連結する。換言すると、連結部34は、ピストン25及びボールナット39を、それら移動方向が同一方向となるように連結する。なお、連結部34は、高さ方向に延設される。
ストレーナ15は、ドラム缶21と三方弁16との間に設けられる。ストレーナ15は、ドラム缶21からポンプ13に移動する第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2内に含有する不純物をろ過可能に形成されている。
三方弁16は、図3に実線及び破線の矢印で示すように、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2のドラム缶21からポンプ13への流路C1、並びに、ポンプ13から混合装置6への流路C2の切り替えが可能に、ドラム缶21及びポンプ13、並びに、ポンプ13及び混合装置6を接続可能に形成されている。三方弁16は、制御部9により制御されるエアコンプレッサに接続され、制御部9の指示に基づいて、ドラム缶21及びポンプ13、並びに、ポンプ13及び混合装置6の接続を切り替え可能に形成された、例えば空気圧切替弁である。なお、三方弁16は、制御部9により切替可能な電磁弁であってもよい。
配管17は、ドラム缶21、ストレーナ15、三方弁16、ポンプ13、混合装置6を接続可能に形成されている。具体的には、配管17は、ドラム缶21及びストレーナ15、ストレーナ15及び三方弁16、三方弁16及びポンプ13、並びに、三方弁16及び混合装置6を接続する。配管17は、金属材料若しくは樹脂材料で形成された配管、及び、樹脂材料等で形成されたホース等により構成される。
ドラム缶21及びストレーナ15を接続する配管17は、その一方の端部が、ドラム缶21内の樹脂材料W1,W2内に配置される。また、ドラム缶21及びストレーナ15を接続する配管17は、その中途部に、混合装置6に接続された分岐管17aが接続される。分岐管17aは、混合装置6からのリターン流路を構成する。
温度調整装置18は、熱交換器41と、チラー装置42と、循環ポンプ43と、ヒータ44と、熱交換器41、チラー装置42、循環ポンプ43及びヒータ44を接続することで、熱交換媒体の循環回路を形成する配管45と、循環ポンプ43を駆動制御する制御モータ46と、を備えている。また、温度調整装置18は、制御部9に接続された、熱交換媒体の温度を検出する温度検出器47を備えている。
熱交換器41は、三方弁16の一次側に設けられ、三方弁16の一次側の配管17内を通過する第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2と熱交換可能に形成されている。
チラー装置42は、配管45を移動する熱交換媒体を冷却可能に形成された温度調整手段である。チラー装置42は、制御部9に接続されている。循環ポンプ43は、制御モータ46を備えている。循環ポンプ43は、熱交換媒体を圧送し、熱交換媒体を配管45内に循環させる。制御モータ46は、制御部9に接続されている。ヒータ44は、配管45を移動する熱交換媒体を加熱可能に形成された温度調整手段である。
このような温度調整装置18は、配管45を介して、チラー装置42及びヒータ44により所定の温度に温度調整を行った熱交換媒体を熱交換器41に供給可能に形成されている。
なお、ここで、所定の温度とは、混合された第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2が発泡するのに適した温度であり、より好ましくは、発泡に適した温度であって、且つ、ポンプ13において第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を吸い込むのに好ましい温度である。なお、ポンプ13において第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を吸い込むのに好ましい温度とは、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の粘度が、吸い込みに適した所定の粘度となる温度である。
具体的には、温度調整装置18は、制御部9により、温度検出器47から検出された熱交換媒体の温度に基づいてチラー装置42及びヒータ44が制御され、樹脂材料を所定の温度に熱交換可能な温度に調整される。温度調整装置18は、当該温度が調整された熱交換媒体により、熱交換器41を介して第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の熱交換を行う。
混合装置6は、混合部51と、駆動機構52と、配管部53と、を備えている。混合部51は、配管部53を介してポンプユニット5、具体的には、配管17及び一対の三方弁16を介して一対のポンプ13に接続されている。また、混合部51は、配管部53を介して、ポンプユニット5の分岐管17aに接続されている。
混合部51は、ポンプ13から供給された樹脂材料、本実施の形態では第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を混合可能に形成されている。混合部51は、その先端に、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を混合することで形成される混合液を供給する供給口51aを備えている。
また、混合部51は、ポンプ13から供給され、混合を行わなかった第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を、配管部53及び分岐管17aを介して、ポンプユニット5のドラム缶21及びポンプ13に戻すことが可能に形成されている。
混合部51は、制御部9に接続され、その内部に設けられた樹脂材料の流れ方向を切替可能に形成されている。混合部51は、当該樹脂材料の流れ方向を切り替えることで、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を混合して二次側に吐出する流れ、及び、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2をポンプユニット5へ戻す流れに切替可能に形成されている。
駆動機構52は、駆動手段として例えば制御部9に接続された複数のモータを備え、混合部51の供給口51aを金型装置7の後述する下型65に対向する位置に移動可能に形成されている。駆動機構52は、例えば、直交する三軸方向に混合部51を移動可能に形成されている。
配管部53は、ポンプユニット5の配管17及び混合部51、並びに、混合部51及び分岐管17aを接続可能に形成されている。例えば、配管部53は、金属材料又は樹脂材料で形成された配管、並びに、樹脂材料で形成されたホース等により構成されている。
金型装置7は、金型61と、開閉機構62と、移動機構63と、金型加熱手段64と、を備えている。金型61は、例えば、下型65及び上型66を備えている。金型61は、開閉機構62に固定され、下型65及び上型66を開閉可能に形成されている。
開閉機構62は、下型65を支持し固定する第1支持部67と、上型66を支持し固定する第2支持部68と、第1支持部67及び第2支持部68を離接可能に形成された接続部69と、第2支持部68を駆動する駆動手段70と、第1支持部67及び第2支持部68を締め付け可能な固定具71と、を備えている。開閉機構62は、駆動手段70により第1支持部67及び第2支持部68を駆動することで、下型65及び上型66を所定の力で閉塞するとともに、下型65及び上型66を開放可能に形成されている。
第1支持部67は、下型65に固定されている。第1支持部67は、接続部69により第2支持部68に接続されている。
第2支持部68は、上型66に固定されている。第2支持部68は、移動機構63に接続され、第1支持部67に対して回動可能に形成されている。第2支持部68は、第1支持部67に対して回動することで、上型66を下型65に対して離接可能に形成されている。
接続部69は、第1支持部67及び第2支持部68の端部に設けられ、第1支持部67を第2支持部68に対して回動可能に形成されたヒンジである。具体的には、接続部69は、第1支持部67に接続された第1接続部73と、第2支持部68に接続された第2接続部74と、第1接続部73及び第2接続部74を回動自在に支持する回転軸75と、を備えている。接続部69は、例えば、第1支持部67が駆動手段70により駆動されることで、回転軸75を中心に第2接続部74が第1接続部73に対して回動し、この第2接続部74の回動により、第2支持部68に固定された上型66を回動可能に形成される。
駆動手段70は、例えば、油圧によって駆動する油圧アクチュエータや、空圧により駆動する空圧アクチュエータである。具体的には、駆動手段70は、空圧シリンダ70a及びピストン70bを備えている。空圧シリンダ70aは、第1支持部67に支持される。
ピストン70bは、その端部が第2接続部74に接続されている。ピストン70bは、その往復動により、回転軸75を中心に第2接続部74を第1接続部73に対して回動させ、第2支持部68を第1支持部67に対して離接させる。
固定具71は、第1支持部67及び第2支持部68の端部、具体的には、接続部69が設けられた端部とは相対する端部に設けられ、第1支持部67及び第2支持部68を互いに近接する方向に固定可能に形成されている。固定具71は、第1支持部67に設けられた第1固定部77と、第2支持部68に設けられ、第1固定部77と固定される第2固定部78と、を備えている。
固定具71は、所謂締め具等と呼ばれ、下型65及び上型66が所定の力で互いに近接するように、第1支持部67及び第2支持部68を固定可能に形成されている。また、固定具71は、第1固定部77及び第2固定部78の固定、及び、当該固定の解除が可能に形成されている。固定具71は、当該固定及び固定の解除を、制御部9により、油圧的、電気的若しくは機械的に行う構成であればよい。
金型加熱手段64は、金型61の下型65及び上型66を所定の温度、ここでは、混合された第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2のキュア温度に加熱可能に形成されており、制御部9に電気的に接続されている。
移動機構63は、開閉機構62を移動可能に形成されている。即ち、移動機構63は、開閉機構62を移動させることで、金型61を移動可能に形成されている。例えば、移動機構63は、開閉機構62を支持するベース81と、ベース81を回動させる回動手段82と、開閉機構62を傾斜させる傾斜手段83と、を備えている。
ベース81は、例えば、円盤状に形成され、金型61が支持された開閉機構62及び傾斜手段83を配置可能に形成されている。ベース81は、例えば、その中心に回転軸81aを備え、回転軸81aを中心に回転可能に設置される。
回動手段82は、第1モータ86と、第1モータ86の回転をベース81に伝達する伝達手段87と、を備えている。第1モータ86は、制御部9に接続されている。伝達手段87は、例えば、第1モータ86の回転軸に設けられた第1スプロケット87aと、ベース81の外周面に設けられた第1チェーン87bと、を備えている。回動手段82は、第1モータ86の回転力を、伝達手段87を介してベース81に伝達することで、ベース81を回転可能に形成されている。回動手段82は、ベース81を回転させることで、開閉機構62に支持された金型61を混合装置6及び作業台8の一方に対向させることが可能に形成されている。
傾斜手段83は、ベース81上に高さ方向に延設された柱部90と、ベース81に設けられた第2モータ91と、一方が第2モータ91の回転軸に設けられ、他方が柱部90に回転可能に固定された一対の第2スプロケットと、一対の第2スプロケットに設けられ、柱部90に沿って延設された第2チェーンと、第2チェーンに固定され、開閉機構62の一部を支持する支持ブロックと、ベース81上に設けられ、開閉機構62の一部を支持する支持ローラ95と、を備えている。
柱部90は、例えば、ベース81上に配置された金型61及び開閉機構62の一方の端部側に隣接して、高さ方向に沿って設けられる。第2モータ91は、制御部9に接続され、回転することで、一方の第2スプロケットを回転可能に形成されている。第2チェーンは、第2モータ91の回転軸に固定された第2スプロケットが回転することで、柱部90に沿って移動可能に形成されている。第2チェーンは、その移動に伴って、固定された支持ブロックを高さ方向に移動可能に形成されている。
支持ブロックは、第2チェーンに固定されるとともに、開閉機構62の一部、例えば、第1支持部67の接続部69が設けられる側の端部に固定され、第1支持部67を介して開閉機構62を支持可能に形成されている。
支持ローラ95は、開閉機構62の一部、具体的には、第1支持部67の支持ブロックが設けられる端部と相対する端部側の下面を支持可能に形成されている。支持ローラ95は、第1支持部67を介して金型61を支持可能に形成されている。支持ローラ95は、例えば、ベース81上に回転可能に形成された円筒状のローラであり、支持ブロックの移動による第1支持部67(金型61)の傾斜(回動)時においても、第1支持部67を介して金型61を支持可能に形成されている。
作業台8は、ベース81に隣接して設けられている。作業台8は、作業者Hが、その上部に立つことで、ベース81上の金型61と対向可能に形成されている。作業台8は、作業者Hが、金型61を用いて作業を行う立ち台であって、作業者Hの行動範囲を限定する案内である。
制御部9は、三方弁16、駆動モータ31、チラー装置42、ヒータ44、制御モータ46、温度検出器47、混合部51、駆動機構52、金型加熱手段64、第1モータ86及び第2モータ91に、信号線Sを介して電気的に接続されている。また、制御部9は、空圧シリンダ70aを駆動可能に形成されている。
制御部9は、三方弁16及び駆動モータ31を制御することで、ポンプ13を駆動し、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を、混合部51に供給可能に形成されている。また、制御部9は、チラー装置42、ヒータ44、制御モータ46を制御することで、所定の温度の熱交換媒体を熱交換器41に供給し、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の熱交換が可能に形成されている。
制御部9は、混合部51を制御することで、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を混合して供給口51aから吐出するとともに、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を混合せずに、ポンプユニット5に戻すことが可能に形成されている。
制御部9は、第1モータ86及び第2モータ91を制御することで、ベース81を回転させて、金型61を混合部51及び作業台8に対向可能に形成されている。また、制御部9は、空圧シリンダ70aを制御することで、金型61を傾斜可能に形成されている。
次に、このように構成された成型装置1を用いた樹脂成形品の製造について説明する。
先ず、制御部9は、ポンプ13を駆動し、ドラム缶21に貯留された第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を混合部51に供給する。また、制御部9は、温度調整装置18を制御することで、混合部51に供給する第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を制御する。
具体的には、制御部9は、2つの三方弁16をそれぞれ制御し、図3に示すドラム缶21及びポンプ13が接続する流路C1に切り替える。また、制御部9は、駆動モータ31を駆動し、ボールねじ38を回転させることで、ボールナット39を移動させ、ピストン25を、第1ポンプ室の体積が増大する方向、換言するとピストン25、連結部34及びボールナット39が減速機32から離間する方向に移動させる。
また、制御部9は、温度検出器47により検出された熱交換媒体の温度に基づいて、チラー装置42及びヒータ44を駆動し、熱交換媒体の温度を所定の温度となるように制御を行う。また、制御部9は、循環ポンプ43を駆動することで、当該所定の温度となった熱交換媒体を熱交換器41に供給し、ポンプ13へ移動する前の第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の熱交換を行い、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を所定の温度に制御する。
これにより、ドラム缶21にそれぞれ貯留された第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2が、熱交換器41により所定の温度に熱交換され、第1ポート24aからシリンダ24内に吸い込まれる。また、第2ポート24bからシリンダ24内の充填液Xがタンク26へ吐出される。
次に、制御部9は、2つの三方弁16をそれぞれ制御し、図3に示すポンプ13及び混合部51が接続する流路C2に切り替える。
また、制御部9は、駆動モータ31を駆動し、ボールねじ38を回転させることで、ボールナット39を移動させ、ピストン25を、第2ポンプ室の体積が増大する方向、換言すると、ピストン25、連結部34及びボールナット39が減速機32に近接する方向に移動させる。
これにより、第1ポンプ室に吸い込まれた第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2が、第1ポート24aから吐出され、混合部51に供給されるとともに、タンク26に貯留された充填液Xが、第2ポート24bから第2ポンプ室内に移動する。
次に、制御部9は、駆動機構52、開閉機構62及び移動機構63を駆動することで混合部51及び金型61を移動させて互いに対向させる。制御部9は、混合部51を制御して第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を混合し、当該混合により形成された第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2からなる混合液を金型61に供給して、樹脂成形品を成型する。
具体的には、制御部9は、回動手段82の第1モータ86を駆動し、ベース81を回動させて、金型61を混合装置6と対向する位置に移動させる。また、制御部9は、傾斜手段83の第2モータ91を駆動し、開閉機構62を下降させて、金型の傾斜角度を0度、即ち金型61が傾斜していない状態とする。
なお、このとき、開閉機構62は、固定具71を解除し、駆動手段70を駆動して第2支持部68を第1支持部67と離間する方向に移動させることで、金型61を開状態とする。また、制御部9は、駆動機構52を駆動させて、混合部51を、ベース81上の金型61の下型65と対向する位置に移動させる。
この状態で、制御部9は、混合部51を制御し、混合部51で第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を混合させる。次に制御部9は、下型65に第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の混合液を供給する。
次に、制御部9は、駆動手段70を駆動して第2支持部68を第1支持部67に近接させて、金型61を閉状態とし、固定具71により、第1支持部67及び第2支持部68を固定する。
なお、金型61は、金型加熱手段64により所定の温度に加熱されており、制御部9は、所定の時間を経過するまで金型61の閉状態を維持し、供給された第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の混合液をキュアさせる。
また、混合液を所定の時間キュアさせた後、制御部9が金型61を開状態とし、且つ、金型61を移動させる。具体的には、制御部9は、駆動手段70を駆動して第2支持部68を移動させて第1支持部67と離間させ、金型61を開状態とする。次に制御部9は、第2モータ91を駆動して、開閉機構62を上昇させて、金型61を所定の傾斜角度とする。次に、制御部9は、第1モータ86を駆動してベース81を回動させ、金型61を作業台8に対向する位置に移動させる。
作業者Hは、開状態となった金型61から、成型された樹脂成形品を取り出すことで、樹脂成形品が成型される。
制御部9は、次の樹脂成形品の成型として、上述の工程を繰り返し行うことで、樹脂成形品を製造する。
このように構成された成型装置1によれば、ポンプユニット5は、駆動モータ31による回転力を、ボールねじ38及びボールナット39により軸心方向の移動に変換し、当該軸心方向の移動により、ポンプ13のピストン25を移動させて、ポンプ室により第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を供給する構成である。また、ポンプ13により供給する第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の供給量は、ポンプ室の容積の変化量であり、ポンプ室の容積の変化量は、ピストン25の移動量から求められる。また、ピストン25の移動量は、ボールねじ38の回転数とねじのピッチから求められる。
このようなことから、ポンプユニット5は、ピストン25の移動量を制御することで、供給する樹脂材料(W1,W2)を定量供給することが可能となる。
また、ポンプユニット5は、ポンプ13を、駆動モータ31、減速機32、伝達機構33及び連結部34により駆動する構成とすることで、簡単な構成、且つ、小型化が可能となる。
具体的には、従来のポンプユニットにおいては、油圧ポンプ等が用いられており、油圧によりポンプを駆動することで、ポンプを駆動するための油圧回路や流量計の付帯設備等の構成が必要であり、大型となる原因であった。また、油圧ポンプでは、供給量の調整が困難であることから、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の供給量にばらつきが発生する虞があった。
しかし、本実施形態のポンプユニット5においては、ポンプ13を駆動するのに必要な構成は、駆動モータ31、減速機32、伝達機構33及び連結部34であり、簡単な構成とすることが可能となる。このため、ポンプユニット5は、製造コストを低減することが可能となり、安価となる。
また、ポンプユニット5は、ポンプ13のピストン25の移動方向を重力方向とすることで、これら各構成品の配置は、高さ方向に配置することが可能となり、設置スペースの低減、及び、ポンプユニット5の小型化が可能となる。
また、ポンプユニット5は、ポンプ13の一次側に熱交換器41を設け、ポンプ13に供給される第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の温度を所定の温度に調整することが可能となる。
第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の温度を所定の温度に調整することで、ポンプ13により吸い込まれる第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の粘度が、所定の粘度となる。このため、ポンプ13で吸い込むために必要な力が一定となり、駆動モータ31の小型化が可能となるとともに、ポンプ13により定量の第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2を安定して定量供給することが可能となる。
また、ポンプ13は、第1ポンプ室で第1樹脂材料W1又は第2樹脂材料W2の吸込及び吐出を行う構成とすることで、ポンプ13内のエア抜きが容易となる。具体的に説明すると、シリンダ24及びピストン25を用いたポンプ13では、その構成から、第1ポート24a及び第2ポート24bは、第1ポンプ室及び第2ポンプ室の死点側に位置する。このため、重力方向で下方に位置する第2ポンプ室では、第2ポート24bよりも上方に空気溜まりが発生すると、エア抜きが困難となる。
このため、第1ポンプ室で第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の吸込及び吐出を行う構成とすることで、極力エア抜きが可能となる。換言すると、第1ポンプ室では、第1ポート24aよりも上方に空気溜まりが発生する可能性が少なく、このため、第1ポンプ室で第1樹脂材料W1又は第2樹脂材料W2の吸込及び吐出を行う構成とすることで、ポンプ13内のエア抜きが容易となる。
また、ポンプ13は、下方に位置するポンプ室を、充填液Xが貯留されたタンク26に接続することで、第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の吐出時に、充填液Xがポンプ室内に吸い込まれる。これにより、シリンダ24及びピストン25の摺動部に充填液Xを供給する、換言すると、シリンダ24及びピストン25間の摺動部を潤滑することが可能となる。
上述したように、本発明の一実施の形態に係る成型装置1によれば、ポンプユニット5に、駆動モータ31により駆動するシリンダ24及びピストン25を用いたポンプ13を用いることで、簡単な構成であって、小型化とすることが可能となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した例では、伝達機構33はボールねじ38及びボールナット39を用いる構成を説明したがこれに限定されない。例えば、伝達機構33は、駆動モータ31の回転軸31aの回転運動を直進運動に変換可能に形成されていればよく、例えば、ラック及びピニオン、並びに、ボルト及びナット等であってもよい。ただし、好ましくは、小型化、摩擦、摺動抵抗、変換時の損失及びストローク量の精度等の観点から、伝達機構33は、ボールねじ38及びボールナット39が好ましい。
また、上述した例では、ポンプユニット5及び混合装置6は、2つの樹脂材料(第1樹脂材料及び第2樹脂材料)を供給して混合する構成を説明したがこれに限定されない。例えば、樹脂材料は、3つの樹脂材料を混合する構成であってもよい。
また、上述した例では、ポンプ13は、第1ポート24aに接続された、重力方向で上方に位置する第1ポンプ室が、第1樹脂材料W1又は第2樹脂材料W2の吸込及び吐出を行う構成を説明したがこれに限定されない。例えば、第2ポート24bに配置された、重力方向で下方に位置する第2ポンプ室で第1樹脂材料W1又は第2樹脂材料W2の吸込及び吐出を行う構成であってもよい。
ただし、ポンプ13内のエア抜きを考慮すると、重力方向で上方に位置する第1ポンプ室で第1樹脂材料W1及び第2樹脂材料W2の吸込及び吐出を行う構成が好ましい。
また、ポンプ13は、両方のポンプ室で、異なる樹脂材料又は同一の樹脂材料を吸込及び吐出を行う構成であってもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…成型装置、5…ポンプユニット、6…混合装置、7…金型装置、8…作業台、9…制御部、11…架台、12…貯留槽、13…ポンプ、14…駆動機構、15…ストレーナ、16…三方弁、17…配管、17a…分岐管、18…温度調整装置、21…ドラム缶、22…加圧装置、24…シリンダ、25…ピストン、26…タンク、31…駆動モータ、31a…回転軸、32…減速機、32a…カップリング、33…伝達機構、34…連結部、39…ボールナット、41…熱交換器、42…チラー装置、43…循環ポンプ、43a…モータ、44…ヒータ、45…配管、46…制御モータ、47…温度検出器、51…混合部、52…駆動機構、53…配管部、61…金型、62…開閉機構、63…移動機構、64…金型加熱手段、65…下型、66…上型、67…第1支持部、68…第2支持部、69…接続部、70…駆動手段、71…固定具、73…第1接続部、74…第2接続部、75…回転軸、77…固定部、78…固定部、81…ベース、81a…回転軸、82…回動手段、83…傾斜手段、86…第1モータ、87…伝達手段、90…柱部、91…第2モータ、95…支持ローラ、H…作業者、S…信号線、W1…第1樹脂材料、W2…第2樹脂材料。

Claims (10)

  1. 架台と、
    樹脂材料を貯留する貯留槽と、
    前記架台に設けられ、シリンダ及び前記シリンダの内部を往復動可能なピストンを備えるポンプと、
    前記貯留槽及び前記ポンプ、又は、前記ポンプ及びその二次側を接続するとともに、前記接続を切替可能に形成された三方弁と、
    前記樹脂材料の温度を調整する温度調整装置と、
    前記架台に固定され、回転軸を有する駆動モータ、前記駆動モータの前記回転軸の回転を直進方向の運動に変換する伝達機構及び前記伝達機構及び前記ピストンを連結する連結部を具備する駆動機構と、
    を備えることを特徴とするポンプユニット。
  2. 前記伝達機構は、ボールねじ及びボールナットであることを特徴とする請求項1に記載のポンプユニット。
  3. 前記温度調整装置は、前記三方弁の一次側に設けられた熱交換器と、前記熱交換器に熱交換媒体を供給するポンプと、前記熱交換媒体の温度を調整する温度調整手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のポンプユニット。
  4. 前記ピストン及び前記伝達機構の前記直進方向の運動は、重力方向に延設され、
    前記ポンプは、前記駆動モータよりも下方に配置されることを特徴とする請求項1に記載のポンプユニット。
  5. 前記ポンプは、2つのポンプ室、及び、前記ポンプ室にそれぞれ接続されたポートを具備し、
    前記三方弁は、上方に配置された前記ポンプ室に、前記ポートを介して接続されることを特徴とする請求項1に記載のポンプユニット。
  6. 架台、複数の樹脂材料を貯留する複数の貯留槽、前記架台に設けられ、ピストン及びシリンダを備えるポンプ、前記貯留槽及び前記ポンプ又は前記ポンプ及びその二次側を接続するとともに、前記接続を切替可能に形成された三方弁、前記樹脂材料の温度を調整する温度調整装置、並びに、前記架台に固定され、回転軸を有する駆動モータ、前記駆動モータの前記回転軸の回転を直進方向の運動に変換する伝達機構及び前記伝達機構及び前記ピストンを連結する連結部を具備する駆動機構を具備するポンプユニットと、
    樹脂材料を成型する金型装置と、
    前記三方弁の二次側に接続され、前記貯留槽に貯留された前記複数の樹脂材料を混合可能、且つ、前記混合した前記複数の樹脂材料を前記金型装置に供給可能な混合装置と、
    を備えることを特徴とする成型装置。
  7. 前記伝達機構は、ボールねじ及びボールナットであることを特徴とする請求項6に記載の成型装置。
  8. 前記温度調整装置は、前記三方弁の一次側に設けられた熱交換器と、前記熱交換器に熱交換媒体を供給するポンプと、前記熱交換媒体の温度を調整する温度調整手段と、を備えることを特徴とする請求項6に記載の成型装置。
  9. 前記ピストン及び前記伝達機構の前記直進方向の運動は、重力方向に延設され、
    前記ポンプは、前記駆動モータよりも下方に配置されることを特徴とする請求項6に記載の成型装置。
  10. 前記ポンプは、2つのポンプ室、及び、前記ポンプ室にそれぞれ接続されたポートを具備し、
    前記三方弁は、上方に配置された前記ポンプ室に、前記ポートを介して接続されることを特徴とする請求項6に記載の成型装置。
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