JP2005254539A - 液状材料計量搬送装置 - Google Patents

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実 又賀
Yoshito Kumada
義人 熊田
Masahiro Kubokawa
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Abstract

【課題】 複数種類の液状樹脂材料を混合させた混合材料を原料として製品を加工等する場合に、これら液状樹脂材料の混合割合を容易に変更できると共に、調整が容易な液状材料計量搬送装置を提供する。
【解決手段】 種類の異なる液状樹脂材料を貯留した第1容器21と第2容器22から切替弁70を介して第1計量シリンダ31と第2計量シリンダ32に搬送する。これら計量シリンダ31、32は各別のサーボモータ33、34によって駆動されて液状材料を排出する。このとき、サーボモータ33、34の動作の速度を異ならせ、同じ時間駆動すれば、計量シリンダ31、32からの排出量が異なり、混合割合を変更することができる。したがって、液状材料の製造ロットや作業環境の変更に応じて混合割合を容易に調整することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂、ウレタンゴム等の液状樹脂材料により各種製品を成形加工する場合、その材料樹脂と硬化剤等の補助剤との2液をそれぞれ計量し、混合して射出成形機に搬送する液状材料計量搬送装置に関し、特にこれら2液の混合割合を所望の大きさに容易に変更し、しかもその微調整を容易に行える液状材料計量搬送装置に関する。
シリコーン樹脂等の液状樹脂材料は、硬化剤等の補助剤と混合させ、加熱等の処理を行うことにより硬化させる。このため、液状樹脂材料を成形材料に用いて所望の製品に加工する場合には、硬化剤と混合させた混合材料を射出成形機に搬送し、金型内に射出することにより、所望の形状の成形品を得ている。
従来の液状材料計量搬送装置として、例えば、特許文献1または図4に記載されたものがある。図3は、大容量の液状樹脂の計量と搬送に適したものとして、特許文献1に記載された液状材料計量搬送装置であり、ペール缶やドラム缶などの容器1で、材料樹脂2と補助剤3とが提供される。これら容器1は昇降台4に載置され、材料樹脂2や補助剤3等の液状材料には、蓋体5cを有するペール/ドラムポンプ5が被せられて密閉される。このペール/ドラムポンプ5は、これが備えたピストン5aの進退動作と、蓋体5cの昇降動作、昇降台4の昇降動作とによって、容器1内の液状材料2、3を吐出口5bから排出する。それぞれの吐出口5bには各別に切替弁6a、6bを介して、材料樹脂射出ポンプシリンダ7と補助剤射出ポンプシリンダ8とがそれぞれ連通させてある。これら射出ポンプシリンダ7、8は駆動シリンダ9によって同期して動作するようにしてある。また、切替弁6a、6b同士を接続管路10で連通させてあり、その中央部に静的混合装置であるいわゆるスタティックミキサ11の供給口が接続されている。切替弁6a、6bは、前記吐出口5bのそれぞれと射出ポンプシリンダ7、8とを連通させる状態と、射出ポンプシリンダ7、8とスタティックミキサ11とを連通させる状態とに切り替える操作を行う。そして、スタティックミキサ11の排出口11a が射出用ノズルとされている。
この液状材料計量搬送装置では、切替弁6a、6bを前記吐出口5bのそれぞれと射出ポンプシリンダ7、8のそれぞれとを連通させた状態に切り替えて、ペール/ドラムポンプ5を作動させて、材料樹脂2を材料樹脂射出ポンプシリンダ7に、補助剤3を補助剤射出ポンプシリンダ8に、それぞれ搬送させる。一定量が搬送された状態で切替弁6a、6bを、射出ポンプシリンダ7、8がスタティックミキサ11に連通する状態に切り替える。この状態で前記駆動シリンダ9を作動させて、射出ポンプシリンダ7、8内の材料樹脂2と補助剤3とを排出させると、これらはスタティックミキサ11に搬送される。これら材料樹脂2と補助剤3は、スタティックミキサ11内を流れながら混合され、混合された成形材料は該スタティックミキサ11の排出口11a から金型に射出されることになる。この液状材料計量搬送装置では、材料樹脂2と補助剤3とは、射出ポンプシリンダ7、8に搬送された際に、それぞれが計量される。
図4は、液状樹脂を、高精度で計量して高圧力で射出するのに適している液状材料計量搬送装置の一例である。材料樹脂2と補助剤3とが充填された容器1は昇降台4に載置されて提供される。この容器1の液状材料2、3にペール/ドラムポンプ5の蓋体5cが載置されて密閉される。このペール/ドラムポンプ5は、ピストン5aの昇降動作と、蓋体5cの昇降動作、昇降台4の昇降動作、逆止弁5dの作用により吐出口5bから液状材料2、3を高圧で吐出する。蓋体5cとピストン5aの昇降動作は、駆動シリンダ12によって同期して行うようにしてある。吐出口5bは逆止弁13を介してスタティックミキサ13の供給口に接続されて、ペール/ドラムポンプ5から吐出された液状材料2、3は該スタティックミキサ14に搬送される。スタティックミキサ14の排出口は、逆止弁16を介して射出ポンプシリンダ15に連通させてある。この射出ポンプシリンダ15の吐出口15a が射出用ノズルとされている。
容器1内の液状材料2、3は前記駆動シリンダ12の動作によって前記スタティックミキサ14に搬送される。このスタティックミキサ14を通過する際に液状材料2、3が混合され、前記射出ポンプシリンダ15に供される。所定量の混合材料が射出ポンプシリンダ15に搬送されたならば、搬送を停止して該射出ポンプシリンダ15から混合材料を射出するようにしてある。
実公昭62−32810号
しかしながら、これら特許文献1と図4に記載された液状材料計量搬送装置では、2液をスタティックミキサに単一の駆動源によって同期して供給するものであるため、次のような問題がある。これら従来の液状材料計量搬送装置では、例えば樹脂材料と補助剤等、それぞれの液状材料の混合割合が一定の場合のものに利用されている。これは、2液が同期して供給されるため、混合割合はペール/ドラムポンプや射出ポンプシリンダの吐出量に依存することになるためである。混合割合を変更するには、内径の異なる射出ポンプシリンダに交換しなければならない。このため、混合割合を随時調整することができないものである。
ところで近年、シリコーン樹脂等の用途の拡大と共に、高い加工精度や安定した特性が要求されるようになってきている。他方、例えば薄く柔軟性に富んだシリコーン樹脂を成形する場合、樹脂材料と補助剤との混合割合が僅かに変化した場合であっても、所望の特性を得ることができなくなってしまう。また、樹脂材料や補助剤はこれらの製造ロットに応じて僅かに特性が変化してしまうことがあり、また成形時の雰囲気温度等の作業環境によってもこれら材料樹脂等の特性が変化してしまうおそれがある。加工の高精度化や特性の安定化のためには、このような材料の僅かな特性に対しても迅速かつ微妙に対応させられるよう、随時調整を可能とする必要が生じる。しかし、上述したように、従来の液状材料計量搬送装置では、射出ポンプシリンダを交換しなければ、材料樹脂や補助剤の特性や成形時の作業環境の変化に対応できず、しかも、製造ロットの異なることによる材料樹脂等の僅かな特性の変化には十分に対応することができない。したがって、従来の液状材料計量搬送装置では、シリコーン樹脂等の用途の拡大等に対応することができない。
そこで、この発明は、材料樹脂や補助剤等の特性や成形時の作業環境が変化した場合であっても、これら材料樹脂や補助剤等の混合割合をある範囲で容易にかつ随時微調整することができて、成形品の特性の安定化と加工の高精度化を図ることができる液状材料計量搬送装置を提供することを目的としている。
前記の目的を達成するための技術的手段として、この発明に係る液状材料計量搬送装置は、複数の種類の液状材料を混合する混合装置へ、それぞれの液状材料を計量し、搬送する液状材料計量搬送装置において、各別の液状材料を貯留させた容器からそれぞれの液状材料を各別に排出する材料供給装置と、前記材料供給装置から排出されたそれぞれの液状材料の供給を各別に受け、それぞれの液状材料を各別に所望の量を排出する材料計量装置とからなり、前記材料計量装置から前記混合装置へ液状材料を各別に搬送することを特徴としている。
液状材料は、各別に前記材料供給装置から前記材料計量装置へ搬送される。材料計量装置は供給された液状材料を前記混合装置へ搬送する際、複数種類の液状材料が所望の混合割合となるよう、液状材料のそれぞれを所望の量で供給する。このため、混合装置で混合された混合材料は所望の混合割合となり、所望の特性を備えた成形材料を得ることができる。しかも、材料計量装置は所望の量を排出させることができるから、材料の混合割合を容易に調整することができる。このため、製造ロットの異なる液状材料を使用する場合や加工時の作業環境が変化した場合にも容易に対処することができる。
また、請求項2の発明に係る液状材料計量搬送装置は、前記材料計量装置が、それぞれの液状材料の供給を各別に貯留するシリンダと、該シリンダ内を摺動して貯留させた液状材料を押し出すピストンとを備え、それぞれのピストンは各別の駆動手段で作動することを特徴としている。
前記材料供給装置から材料計量装置に供給された液状材料は、シリンダ内に貯留される。その後、前記駆動手段の作動によって前記ピストンによって押し出されて前記混合装置に搬送される。このとき、ピストンの移動量が変更されると、シリンダから排出される液状材料の量が変更される。したがって、ピストンの移動量を調整することにより混合装置へ搬送する液状材料の量を調整できる。しかも、液状材料は各別にシリンダから押し出されるから、それらの混合割合を任意に調整することができる。
また、請求項3の発明に係る液状材料計量搬送装置は、前記ピストンが、前記材料供給装置からの液状材料の供給によりシリンダ内を後退し、前記駆動手段によってシリンダ内を前進することを特徴としている。
前記ピストンは、前記材料供給装置から液状材料を供給される際にその圧力によって後退するようにしてある。したがって、このピストンの後退位置を制限することによりシリンダ内に供給される液状材料の量を定めることもできる。また、シリンダ内に貯留させた液状材料をすべて排出させれば、あるいは移動量を一定とすれば、材料を所望の割合で混合させられるから、ピストンの動作を行わせる駆動手段は、該ピストンを前進させるものであれば、高精度で動作するものを必要としない。
また、請求項4の発明に係る液状材料計量搬送装置は、前記材料計量装置のそれぞれによる液状材料の排出の開始時と、排出の完了時とをほぼ一致させてあることを特徴としている。
材料計量装置としてピストン・シリンダを用いた構造では、それぞれのピストンの移動開始時と移動終了時とをほぼ一致させる。前記混合装置にいわゆるスタティックミキサが用いられる場合には、該スタティックミキサで均一な混合状態を得るためには、混合材料の供給に同時性が必要となる場合がある。しかも、混合材料のそれぞれの供給量が異なる場合があり、前記シリンダの内径がいずれの材料についても等しい場合には、前記ピストンの移動量が異ならせることになる。斯かる場合、ピストンの移動速度を材料の供給量に応じて変えて、シリンダからの排出開始時と排出完了時とをほぼ一致させれば、混合装置に同時性を備えさせてそれぞれの材料を供給することができる。
また、請求項5の発明に係る液状材料計量搬送装置は、前記駆動手段は、サーボモータであることを特徴としている。
前記シリンダから排出する液状材料の量は、ピストンの移動量に応じて変更される。このシリンダに必要量を貯留して、貯留した全てを排出させる場合には、シリンダに最初に必要量を高精度に貯留させなければならない。しかし、シリンダに貯留させる材料の量を所定の量とすることは煩雑な操作が必要となる。そこで、シリンダ内に貯留させる材料の量を一定とし、ピストンの移動量を変更して排出量を調整することが好ましい。この場合ピストンの移動量の調整は駆動手段の動作状態に応じることになる。このため、この駆動手段にサーボモータを利用すれば、ピストンの移動を容易に制御することができ、排出量を容易に調整することができる。しかも、排出開始時と排出終了時をほぼ一致させるための制御を容易に行うことができる。
この発明に係る液状材料計量搬送装置によれば、混合装置へ搬送されるそれぞれの液状材料の量を変更することができるから、複数の液状材料の混合割合を変更することができる。このため、材料が異なる製造ロットのものに交換された場合や作業環境の変化により、液状材料の特性が変化した場合であっても、混合割合を調整することにより、安定した混合材料を得ることができる。しかも、排出量を変更することによるから、混合割合の調整を連続して行えると共に、容易に調整することができる。
また、請求項2の発明に係る液状材料計量搬送装置によれば、ピストンの移動量を変更することにより排出量を変更することができる。したがって、より容易に混合割合の微調整を行うことができる。
また、請求項3の発明に係る液状材料計量搬送装置によれば、ピストンの後退位置を調整することにより、シリンダ内に充填される液状材料の量を調整できる。したがって、ピストンの駆動手段に高精度の動作が要求されない。このため、駆動手段のコストを低減することができる。
また、請求項4の発明に係る液状材料計量搬送装置によれば、混合装置に対して液状材料のそれぞれを同時性を備えて供給できるから、材料の供給に同時性が要求されている混合装置であっても用いることができる。
また、請求項5の発明に係る液状材料計量搬送装置によれば、ピストンの移動量をさらに容易に調整することができると共に、より高精度に混合割合を調整することができる。したがって、混合材料の特性をより安定化させることができる。
以下、図示した好ましい実施の形態に基づいて、この発明に係る液状材料計量搬送装置を具体的に説明する。なお、この実施形態では、2種類の液体材料を混合装置に提供するもので、液状材料としてシリコーン樹脂と補助剤としての硬化剤とを混合装置で混合させ、その混合材料を該混合装置から射出成形機に提供する液状材料計量搬送装置について説明する。
図1は、この発明に係る液状材料計量搬送装置によってシリコーン樹脂と硬化剤との構造材料を射出成形機に供するものの概略の構造を示している。これは、主として、材料供給装置20と材料計量装置30、混合装置として静的混合を行ういわゆるスタティックミキサ40、射出装置50とにより構成されている。
材料供給装置20は、シリコーンの液状樹脂Aを貯留する第1容器21と硬化剤Bを貯留する第2容器22とを備えている。なお、これらの容器21、22はペール缶あるいはドラム缶等、これら材料を運搬する際に用いられたものがそのまま利用されるものであって構わない。それぞれの容器21、22にはペール/ドラムポンプ23、24が具備されている。このペール/ドラムポンプ23、24はシリンダ23a 、24a の作動によって容器21、22中の液状材料に被せられた蓋体23b 、24b が昇降する。蓋体23b 、24b には吸込口23c 、24c が設けられており、これら吸込口23c 、24c は逆止弁23d 、24d を介して吐出口23e 、24e と連通させてある。また、前記シリンダ23a 、24a を支持するフレーム25、26は、それぞれ昇降シリンダ27、28に支持されて、これらシリンダ23a 、24a が昇降するようにしてある。
前記吐出口23e 、24e はそれぞれ管路23f 、24f を介して切替弁70に連通させてある。この切替弁70は三方弁としてあり、管路23f を接続させた第1切替弁71と管路24f を接続させた第2切替弁72とが、切替駆動部73の作動によって同期して切替動作を行うようにしてある。前記材料計量装置30は、第1計量シリンダ31と第2計量シリンダ32とを具備しており、前記第1切替弁71は前記管路23f と第1計量シリンダ31、管路74とに接続されており、前記第2切替弁72は前記管路24f と第2計量シリンダ32、管路75とに接続されている。そして、第1切替弁71は管路23f と第1計量シリンダ31とを連通させる状態と、第1計量シリンダ31と管路74とを連通させる状態とを切り替え、第2切替弁72は管路24f と第2計量シリンダ32とを連通させる状態と、第2計量シリンダ32と管路75とを連通させた状態とを切り替える。
前記計量シリンダ31、32には、ピストン31a 、32a が摺動自在に収容されている。これらピストン31a 、32a は駆動手段としてのサーボモータ33、34の駆動力を受けて計量シリンダ31、32内の液状材料を前記切替弁71、72に向けて排出する方向、即ち前進するようにしてある。また、これらサーボモータ33、34によって昇降するロッド33a 、34a と前記ピストン31a 、32a とは別体とされており、ロッド33a 、34a が下降する際に、先端部がピストン31a 、32a に当接して、該ピストン31a 、32a を押動させるようにしてある。なお、本実施形態では該ロッド33a 、34a にボールネジを用い、該ボールネジと螺合させたナット33b 、34b をサーボモータ33、34により回転させて進退させるようにしてある。
前記管路74、75はそれぞれ逆止弁74a 、75a を介して前記スタティックミキサ40の入口に連通させてある。スタティックミキサ40の出口は前記射出装置50のストップ弁51を介して射出シリンダ52に連通させてある。射出シリンダ52は駆動モータ53によって該射出シリンダ52内のピストン54が摺動して、該射出シリンダ52の先端部に設けられたノズル55から射出シリンダ52内の成形材料が図示しない金型に向けて射出される。なお、ノズル55はノズルタッチシリンダ56の作動によって金型のノズルタッチ部と係脱し、また、ノズルシリンダ57の作動によって開閉するようにしてある。
以上により構成された本発明の液状材料計量搬送装置の実施形態について、以下にその作用を図2に示すタイムチャートを参照して説明する。
前記切替弁71、72を、管路23f と第1計量シリンダ31に、管路24f を第2計量シリンダ32に連通させた状態に切り替える。また、前記ロッド33a 、34a は、それぞれ混合割合に応じた位置まで上昇させてあり、前記ピストン31a 、32a は先行工程において計量シリンダ31、32からそれぞれシリコーン樹脂Aと硬化剤Bである液状材料を排出した後であるから前進端に位置して、ロッド33a 、34a とピストン31a 、32a は分離している。この状態で、前記ペール/ドラムポンプ23、24を作動させると、第1容器21内のシリコーン樹脂Aと第2容器22内の硬化剤Bとがそれぞれ前記切替弁71、72を通って、第1計量シリンダ31と第2計量シリンダ32へ供給される。これにより、ピストン31a 、32a が押動されて前記ロッド33a 、34a に当接し、計量シリンダ31、32への供給が停止する。このとき、シリコーン樹脂Aと硬化剤Bとの混合割合に応じて計量シリンダ31、32への供給量が異なる場合には、前記ロッド33a 、34a にピストン31a 、32a が当接する時間が異なる。このため、全てのピストン31a 、32a がロッド33a 、34a に当接した状態となるまで待つことになる(t1 )。
いずれの計量シリンダ31、32にもそれぞれの液状材料が充填された状態で、前記切替弁71、72の通路を切り替える。すなわち、第1計量シリンダ31と管路74を連通させ、第2計量シリンダ32と管路75とを連通させる。次いで、前記サーボモータ33、34を駆動させる。このとき、これらサーボモータ33、34の動作速度を、混合割合に応じて異ならせる。サーボモータ33、34を作動させると、前記ロッド33a 、34a がピストン31a 、32a を押動させるから、計量シリンダ31、32から液状材料が排出される。サーボモータ33、34はいずれもt1 からt2 までの間で作動させるが、動作速度を異ならせてあるから、ピストン31a 、32a の移動量が異なり、排出量が異なる。したがって、サーボモータ33、34の動作速度を異ならせることにより、シリコーン樹脂Aと硬化剤Bとの混合割合を変更することができる。しかも、これらサーボモータ33、34の動作の始期と終期とが一致するように異ならせることにより、同時性が確保されてスタティックミキサ40に供給される。
計量シリンダ31、32から排出された液状材料は、切替弁71、72から管路74、75を通り、逆止弁74a 、75a を通過して搬送され、スタティックミキサ40に同時性を有して供給される。該スタティックミキサ40を通過する際にこれら液状材料であるシリコーン樹脂Aと硬化剤Bとが混合されて混合材料が得られる。しかも、液状材料のそれぞれは同時性を有して供給されるから、該スタティックミキサ40における混合処理でシリコーン樹脂Aと硬化剤Bとが均一に混合される。そして、この混合材料が前記射出装置50の射出シリンダ52に供給され、該射出シリンダ52の作動によって成形材料としてノズル55から射出される。
他方、計量シリンダ31、32は液状材料の排出が終了した後、t3 まで待機する。この間に、前記切替弁71、72を、管路23f と第1計量シリンダ31とが連通し、管路24f と第2計量シリンダ32とが連通する状態に切り替える。また、前記サーボモータ33、34はロッド33a 、34a をピストン31a 、32a から離隔した位置であって、ピストン31a 、32a が後退して、これらロッド33a 、34a に当接した状態で、第1計量シリンダ31と第2計量シリンダ32の容量が混合割合に応じた大きさとなる位置まで移動させる。次いで、前述したように、ペール/ドラムポンプ23、24を作動させて、第1容器21と第2容器22のそれぞれの液状材料を計量シリンダ31、32のそれぞれに搬送させる。計量シリンダ31、32に液状材料が供給されると、前記ピストン31a 、32a が前記ロッド33a 、34a に当接するまで後退して停止する。それぞれのピストン31a 、32a が停止した状態では、計量シリンダ31、32内に混合割合に応じてそれぞれの液状材料が貯留されることになる。また、計量シリンダ31、32のそれぞれの液状材料は排出された量が異なるから、排出前の状態のピストン31a 、32a に復帰させるためには、第1容器21と第2容器22のそれぞれからの搬送量が異なることになる。したがって、一方の液状材料は時間t4 まで搬送されて計量シリンダに充填され、他方の液状材料は時間t5 まで搬送されて計量シリンダに充填されることになる。
その後、前述したように、切替弁71、72を切り替えて、液状材料をスタティックミキサ40に供給する工程が行われる。
なお、以上説明した実施形態では、シリコーン樹脂Aと硬化剤Bとを混合する場合について説明したが、エポキシ樹脂、ウレタンゴム等、他の液体樹脂を材料として混合するものであっても構わない。
また、本実施形態では、スタティックミキサ40で混合された液状材料は、射出装置50に供給されるものとして説明したが、射出装置50は図示した構造に限られず、液状材料の種類に応じた構造を備えた射出装置を用いることもできる。例えば、射出装置50に代えて、図4に示した射出ポンプシリンダ15を用いることもできる。
さらに、本実施形態ではスタティックミキサ40を利用したものについて説明したため、均一な混合状態を得るためには、該スタティックミキサ40へのそれぞれの材料の供給に同時性を備えたものとして説明したが、使用する混合装置によっては、供給の際の時間のずれが許容されるものもあり、斯かる混合装置を用いる液状材料計量搬送装置では、材料計量装置30からの排出に同時性は要しない。
この発明は、例えば薄く柔軟性に富んだシリコーン樹脂を成形する場合等のように、樹脂材料と補助剤との混合割合に厳密性が要求される樹脂成形品を成形加工する場合に適して、この種の樹脂材料の用途拡大に対応できるものである。
この発明に係る液状材料計量搬送装置の概略の構造を説明する図で、射出成形機に2液の混合材料を搬送する場合を示している。 この発明に係る液状材料計量搬送装置の動作を説明するタイムチャートである。 従来の液状材料計量搬送装置であって、大容量の計量、搬送に適した構造を説明する図である。 従来の液状材料計量搬送装置であって、高精度の計量と高圧での射出成形機に用いるのに適した構造を説明する図である。
符号の説明
20 材料供給装置
21 第1容器
22 第2容器
23 ペール/ドラムポンプ
23f 管路
24 ペール/ドラムポンプ
24f 管路
30 材料計量装置
31 第1計量シリンダ
31a ピストン
32 第2計量シリンダ
32a ピストン
33 サーボモータ(駆動手段)
33a ロッド
33b ナット
34 サーボモータ(駆動手段)
34a ロッド
34b ナット
40 スタティックミキサ(混合装置)
50 射出装置
70 切替弁
71 第1切替弁
72 第2切替弁
73 切替駆動部
74 管路
75 管路

Claims (5)

  1. 複数の種類の液状材料を混合する混合装置へ、それぞれの液状材料を計量し、搬送する液状材料計量搬送装置において、
    各別の液状材料を貯留させた容器からそれぞれの液状材料を各別に排出する材料供給装置と、
    前記材料供給装置から排出されたそれぞれの液状材料の供給を各別に受け、それぞれの液状材料を各別に所望の量を排出する材料計量装置とからなり、
    前記材料計量装置から前記混合装置へ液状材料を各別に搬送することを特徴とする液状材料計量搬送装置。
  2. 前記材料計量装置は、それぞれの液状材料の供給を各別に貯留するシリンダと、該シリンダ内を摺動して貯留させた液状材料を押し出すピストンとを備え、それぞれのピストンは各別の駆動手段で作動することを特徴とする請求項1に記載の液状材料計量搬送装置。
  3. 前記ピストンは、前記材料供給装置からの液状材料の供給によりシリンダ内を後退し、前記駆動手段によってシリンダ内を前進することを特徴とする請求項2に記載の液状材料計量搬送装置。
  4. 前記材料計量装置のそれぞれによる液状材料の排出の開始時と、排出の完了時とをほぼ一致させてあることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の液状材料計量搬送装置。
  5. 前記駆動手段は、サーボモータであることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の発明に係る液状材料計量搬送装置。
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