JP2014064687A - 骨成長の促進を図る磁場発生装置と、これを用いたインプラント装置及びインプラント保護用義歯 - Google Patents

骨成長の促進を図る磁場発生装置と、これを用いたインプラント装置及びインプラント保護用義歯 Download PDF

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Abstract

【課題】顎骨における骨成長を促進しオッセオインテグレーションの期間短縮が期待される磁場発生装置と、これを用いたインプラント装置及びインプラント保護用義歯を提供すること。
【解決手段】磁場発生装置3は、顎骨61内に埋設されるよう構成された非磁性体からなるインプラント本体2に配されるものである。磁場発生装置3は、磁気を発生する磁石体30を備えている。また、磁場発生装置3は、インプラント本体2と着脱可能に構成されると共に、装着状態において、インプラント本体2の周囲に磁場を形成するよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、顎骨における骨成長を促進しオッセオインテグレーションの期間短縮が期待される磁場発生装置と、これを用いたインプラント装置及びインプラント保護用義歯に関する。
歯科の分野において、口腔内に義歯を固定するための構造としては、インプラント固定構造が知られている(特許文献1)。インプラント固定構造は、顎堤に埋設されたインプラントに義歯を固定することで、口腔内に義歯を安定して固定することができる。
このようなインプラントの一例としては、チタン合金からなり、その外周側面に顎骨と螺合するネジ部が形成されたものがある。このチタン合金からなるインプラントの表面は、微小な凹凸が形成された粗面をなしている。
インプラントを顎骨に埋設する施術順序としては、顎堤の歯肉を切開し、顎骨に下穴を形成した後、下穴の内周面にタップ加工を施してネジ穴を形成する。そして、外周側面にネジ部が形成された有底円筒形状のインプラントを、顎骨のネジ穴に螺合し植立した後、3〜6カ月間を経ることで顎骨とインプラントとが結合する。
顎骨とインプラントとの間における結合は、オッセオインテグレーションによって生じる。オッセオインテグレーションとは、インプラントの材料であるチタンと顎骨が拒否反応を起こさず結合する現象である。インプラントが埋設された顎骨は、インプラント表面との隙間を埋めながら、微小な凹凸に入りこむように成長する。これにより、顎骨とインプラントとが強固に結合される。
このように、顎骨とインプラントとを強固に結合した後、義歯をインプラントに固定することができるようになる。
特開平7−136190号公報
ところで、上記のインプラント装置には以下の課題がある。
上述のごとく、顎堤に埋設されたインプラントは、顎骨との間においてオッセオインテグレーションを完了するまでに3〜6カ月間と長い保持期間が必要となる。この期間中は、インプラントと顎骨とが強固に結合していないため、義歯の固定手段として使用することができない。そのため、オッセオインテグレーションの期間中は、顎堤に義歯を直接配置することとなり、義歯の外れが生じやすい。このように、オッセオインテグレーションの期間中は、患者にとって不便な状況が続くことから、オッセオインテグレーションにかかる期間の短縮が望まれている。
本発明は、上記の背景に鑑みてなされたものであり、顎骨における骨成長を促進しオッセオインテグレーションの期間短縮が期待される磁場発生装置と、これを用いたインプラント装置及びインプラント保護用義歯を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、顎骨内に埋設されるよう構成された非磁性体からなるインプラント本体に取り付け可能な磁場発生装置であって、
磁気を発生する磁石体を少なくとも1つ備えており、
上記インプラント本体と着脱可能に構成されると共に、装着状態において、上記インプラント本体の周囲に磁場を形成するよう構成されていることを特徴とする磁場発生装置にある(請求項1)。
本発明の他の態様は、上記磁場発生装置と、
顎骨内に埋設されるよう構成された非磁性体からなるインプラント本体とを有しており、
上記磁場発生装置は、上記インプラント本体と着脱可能に構成されていることを特徴とするインプラント装置にある(請求項6)。
本発明のさらに他の態様は、上記インプラント装置を装着した顎堤に装着するインプラント保護用義歯であって、
顎堤を覆う義歯床と、該義歯床に植設された人工歯とを有しており、
上記義歯床は、上記インプラント装置の顎骨から突出する部位を非接触状態で収容する保護凹部を有し、上記義歯床内には、上記磁場発生装置からの磁場を誘導する磁性部材が配置されていることを特徴とするインプラント保護用義歯にある(請求項7)。
上記磁場発生装置は、上記のごとく、インプラント本体の周囲に磁場を形成するよう構成されている。これにより、オッセオインテグレーションにかかる期間の短縮が可能と考えられる。
すなわち、整形外科分野においては、磁場によって骨の骨芽細胞に磁気刺激を加えることにより、磁気刺激を受けた骨芽細胞が、成長を促され、骨成長の促進効果を得られるといわれている。上記磁場発生装置を用いることにより、これと同様の効果が得られることが期待される。つまり、上記インプラント本体が埋設された部位の周囲の顎骨は、上記磁場発生装置が形成する磁場において磁気刺激を受けることとなる。磁気刺激を受けた顎骨の骨芽細胞は、成長を促され、顎骨の成長が促進されることが見込まれる。これにより、上記磁場発生装置を用いることで、オッセオインテグレーションにかかる期間の短縮が期待される。
また、上記インプラント装置は、上記のごとく、上記磁場発生装置と上記インプラント本体を備え、両者は、着脱可能に構成されている。そのため、オッセオインテグレーション終了後は、上記インプラント本体から上記磁場発生装置を取り外し、上記インプラント本体に上部構造を形成するアバットメント等を連結することができる。すなわち、上記インプラント本体を通常のインプラントとして使用することができる。
また、上記インプラント保護用義歯の上記義歯床は、上記保護凹部と上記磁性部材とを有している。
上記保護凹部は、上記のごとく、上記インプラント装置の顎骨から突出する部位を非接触状態で収容することができる。そのため、上記インプラント保護用義歯から上記インプラント装置に力が加わることを防止できる。これにより、上記インプラント装置の姿勢を安定させ、上記インプラント本体と顎骨との間におけるオッセオインテグレーションを効率よく行うことができる。
また、上記磁性部材は、上記磁場発生装置と磁気的に接続され、その周囲には磁場が形成される。したがって、磁性部材を介して、より広範囲に磁場を形成することができ、上記インプラント本体の周囲に配された顎骨のより広い範囲に対して、磁気刺激を加えることができる。これにより、効率よくかつ効果的に顎骨の成長を促進し、オッセオインテグレーションにかかる期間をより短縮することが期待される。
以上のごとく、上記磁場発生装置と、これを用いた上記インプラント装置及び上記インプラント保護用義歯によれば、顎骨の成長を促進しオッセオインテグレーションにかかる期間の短縮が期待される。
実施例1における、インプラント装置及びインプラント保護用義歯を示す断面図。 実施例1における、インプラント本体を示す断面図。 実施例1における、磁場発生装置を示す断面図。 実施例1における、磁場発生装置の磁場分布図。 実施例2における、インプラント装置及びインプラント保護用義歯を示す断面図。 実施例2における、磁場発生装置を示す断面図。 実施例3における、インプラント装置及びインプラント保護用義歯を示す断面図。 実施例3における、インプラント本体を示す断面図。 実施例3における、磁場発生装置を示す断面図。 実施例4における、インプラント装置及びインプラント保護用義歯を示す断面図。 実施例4における、磁場発生装置を構成する(a)磁石体を示す断面図、(b)キーパを示す断面図。
上記磁場発生装置は、上記インプラント本体に上記磁場発生装置を取り付けた状態において、上記インプラント本体に設けられた凹部内に挿入される挿入部を有し、該挿入部は1つ以上の磁性体からなり、上記磁石体によって上記挿入部に磁気回路が形成されていてもよい(請求項2)。この場合、上記挿入部は、上記インプラント本体の上記凹部内に挿入されるため、上記磁石体によって該挿入部に磁極を形成し、上記インプラント本体の周囲に磁場が形成される。この磁場により、顎骨に磁気刺激を加え、顎骨の成長促進を図ることができる。
尚、上記凹部は、上記インプラント本体における先端により近い位置まで形成されており、上記凹部のより先端側の位置まで上記挿入部が配されていることが好ましい。この場合には、より広い範囲に磁場を形成することができる。
また、磁性体とは、磁性を帯びることが可能な物質であり、保磁力の小さい軟磁性体や、保持力の大きい硬磁性体等を含むものである。例えば、軟磁性体としては軟磁性ステンレス鋼等が挙げられ、硬磁性体としては永久磁石等が挙げられる。
また、少なくとも1つの上記磁石体は、上記インプラント本体の軸方向において、上記凹部の開口部が形成された端部よりも外側の位置に配されていてもよい(請求項3)。この場合には、上記磁石体を上記インプラント本体の外側に配することができる。これにより、上記インプラント本体の内側に配する場合より、上記磁石体の大きさを大きくすることができる。それゆえ、上記磁場発生装置によって広範囲に強い磁場を形成することができる。尚、上記インプラントの軸方向とは、上記インプラントの長手方向を指すものである。
また、上記挿入部と上記磁石体とは、該磁石体の磁力によって、互いに着脱可能に接続されていてもよい(請求項4)。この場合には、上記磁石体が、磁気吸引力によって上記挿入部に吸着するため、工具等を用いることなく、上記磁石体における所定の位置への配置、及び取り外しを容易に行うことができる。
また、オッセオインテグレーションが完了した後には、上記挿入部及び上記インプラント本体を、義歯の固定としてそのまま利用することができる。この義歯は、磁気吸引力を発生する義歯内磁石構造体を備えており、該義歯内磁石構造体を上記挿入部に吸着することで固定可能に構成されるものである。
また、上記挿入部の少なくとも一部は、上記磁石体からなっていてもよい(請求項5)。この場合には、上記インプラント本体と顎骨との間における結合部位に、より近い位置に永久磁石を配することができる。これによって、顎骨における上記インプラント本体と結合する部位に確実に磁場を形成し、より効果的に顎骨の成長促進を図ることができる。
また、上記インプラント保護用義歯において、上記磁性部材は、上記義歯床内に分散配置された磁性体粒子であってもよい(請求項8)。この場合には、上記磁性体粒子を上記義歯床内の広い範囲に分散配置することができる。これにより、上記磁場発生装置と上記磁性体粒子とが磁気的に接続され、上記磁性体粒子は周囲に磁場を形成する。これにより、上記インプラント本体の周囲に配された顎骨のより広い範囲に磁気刺激を加えることができ、より効果的に骨成長の促進を図ることができる。
(実施例1)
磁場発生装置及びインプラント装置にかかる実施例について、図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すごとく、磁場発生装置3は、顎骨61内に埋設されるよう構成された非磁性体からなるインプラント本体2に配されるものである。磁場発生装置3は、磁気を発生する磁石体30を備えている。また、磁場発生装置3は、インプラント本体2と着脱可能に構成されると共に、装着状態において、インプラント本体2の周囲に磁場を形成するよう構成されている。
以下、さらに詳細に説明する。
図1に示すごとく、本例のインプラント装置1は、顎堤6に義歯(図示略)を固定するためのインプラント本体2を、顎骨61に埋設した後、顎骨61とインプラント本体2とがオッセオインテグレーションによって結合する期間中に用いられるものである。
図1に示すごとく、インプラント装置1は、インプラント本体2と、インプラント本体2に着脱可能に配される磁場発生装置3とを有している。
図2に示すごとく、インプラント本体2は、チタン合金からなり、その表面は、微小な凹凸が形成された粗面からなる。これにより、インプラント本体2と顎骨61とをより強固に結合することができる。また、粗面は、ショットブラストや強酸によるエッチング等、種々の方法により形成することができる。尚、インプラント本体2の外周表面には、ハイドロキシアパタイトコーティングを施してあってもよい。この場合には、オッセオインテグレーションにかかる期間をより短縮することができる。インプラント本体2は、円筒状のインプラント筒部21と、インプラント筒部21の先端側開口部を閉塞するインプラント底部22とを有する有底円筒形状をなしている。
図2に示すごとく、インプラント本体2の外周面には、ネジ山を有する埋設ネジ部24と、埋設ネジ部24の基端側に配されたインプラント鍔部25とが形成されている。
埋設ネジ部24は、インプラント本体2の先端から基端部近傍まで形成されており、インプラント鍔部25は、埋設ネジ部24の基端側の部位から外周側に延設されている。
図2に示すごとく、インプラント本体2おいてインプラント筒部21の内周は、凹部26を形成している。凹部26は、ネジ山を有する雌ネジ部261と、雌ネジ部261よりもインプラント底部22側に配された挿入配置部262とを有している。
雌ネジ部261は、インプラント筒部21における基端側開口部近傍から、軸方向においてインプラント筒部21の略中央の位置まで形成されている。
挿入配置部262は、内径が一様な円筒面をなしており、雌ネジ部261とインプラント底部22との間に形成されている。
図1及び図3に示すごとく、インプラント本体2の凹部26に着脱可能に配される磁場発生装置3は、凹部26内に配置される挿入部31と、挿入部31の基端部に形成されたヘッド部35とを有している。
挿入部31は、磁石体30と、軸方向において磁石体30を挟み込むように配された挿入部材321、322と、磁石体30の側面を覆うケース部材301とを有している。
図3に示すごとく、磁石体30は、円柱状をなす永久磁石からなり、磁石体30における軸方向と直交する方向に配された側面を覆うケース部材301を有している。また、磁石体30は、軸方向に着磁されており、磁石体30の軸方向両端には、それぞれ磁極が形成されている。尚、磁石体30の着磁方向は、軸方向以外の方向とすることもできるが、軸方向とした場合、より広範囲に磁場を形成することができる。
ケース部材301は、内径が磁石体30の外径と対応した円筒状をなしており、その内周に磁石体30を挿入配置してある。
図3に示すごとく、挿入部材321、322は、磁石体30よりも先端側に配される先端側挿入部材321と、磁石体30よりも基端側に配される基端側挿入部材322とを有している。
先端側挿入部材321は、軟磁性ステンレス鋼からなり、インプラント本体2の凹部26内に挿入配置可能な円柱状をなしている。
図3に示すごとく、基端側挿入部材322は、軟磁性ステンレス鋼からなる円柱状をなすと共に、その外周側面は、ネジ山が形成された雄ネジ部333をなしており、凹部26の雌ネジ部261と螺合可能に構成されている。
磁石体30及び挿入部材321、322は、一体に接合されており、磁場発生装置3をインプラント本体2に組付けた際に、磁石体30がインプラント筒部21の軸方向における略中央位置に配されるよう構成されている。磁石体30と一体に接合された挿入部材321、322は、磁石体30によって磁化され、挿入部材321、322にそれぞれ磁極が形成される。これにより、図4に示すごとく、基端側挿入部材322の側面部から、先端側挿入部材321の側面部に向けて挿入部の周囲に存在するインプラント本体2及び顎骨61などを磁力線が通過する開磁路が形成される。尚、開磁路を形成する磁力線の向きは、上述した向きと反対の向きであってもよい。
本例において、挿入部31は、磁石体30及び挿入部材321、322を一体に接合して構成されているが、磁石体30及び挿入部材321、322の間において磁気的に接続されていればよい。また、挿入部31の磁極は、本例に示すごとく、挿入部材321、322で構成してもよいし、挿入部31の全体を磁石体30とし、磁石体30によって磁極を構成してもよい。
図3に示すごとく、挿入部31の基端側挿入部材322の基端側にはヘッド部35が配されている。ヘッド部35は非磁性体からなるヘッド本体部351と、ヘッド本体部351の周囲に配された歯肉当接部37とを有している。
図3に示すごとく、ヘッド本体部351は、略円柱状をなしており、基端部から外周側に向かって延設されたヘッド鍔部352と、先端側端面から突出して形成された円柱状のヘッド連結部353とを有している。また、ヘッド本体部351の基端側端面には、軸方向から見たとき六角形をなし六角レンチと係合可能な係合穴36が形成されている。
ヘッド連結部353の先端面には、上記の挿入部31の基端側挿入部材322が接合されている。
図3に示すごとく、歯肉当接部37は、チタン合金によって形成された略円柱状をなしており、略円筒状の当接本体部371と、当接本体部371の内周面から内側に向かって延設された円環状をなす内周鍔部372とを有している。
図3に示すごとく、当接本体部371における基端側の開口部の内側には、ヘッド本体部351におけるヘッド鍔部352から先端側を挿入配置してある。また、図1に示すごとく、当接本体部371における先端側の開口部の内側には、インプラント本体2連結した際に、インプラント本体2の基端部が挿入配置される。このとき、当接本体部371とインプラント本体2とは互いに密着する。
内周鍔部372は、ヘッド本体部351に歯肉当接部37を配した際に、ヘッド本体部351の先端側端面と対応した位置となるように形成されている。
本例のインプラント装置1を顎堤6に埋設する施術順序としては、顎堤6の歯肉62に穴部を形成すると共に、顎骨61にネジ穴を形成する。そして、インプラント本体2を、顎骨のネジ穴に螺合し植立した後、インプラント本体2の凹部26に磁場発生装置3の挿入部31を配設する。インプラント本体2と磁場発生装置とは、インプラント雌ネジ部261と雄ネジ部333とを螺合することにより、着脱可能に固定される。このとき、インプラント本体2と磁場発生装置3とは、両者の間に隙間が生じないように密閉して結合される。
この後、インプラント本体2の表面に形成された微小な凹凸内に入り込むように、顎骨61が成長することにより、顎骨61とインプラント本体2とが強固に結合される。このとき、磁場発生装置3のヘッド部35がヒーリングアバットメントの役割を果たし、歯肉62の穴部が塞がることなく形成される。
インプラント装置1を埋設した顎堤6には、オッセオインテグレーションが完了するまでの間、インプラント保護用義歯50が配される。
インプラント保護用義歯50は、顎堤6を覆う義歯床51と、義歯床51に植設された人工歯53とを有している。
図1に示すごとく、義歯床51は、顎堤6の上部に配される頂部511と頂部511の両端からそれぞれ延設された側壁部512とを有している。義歯床51の頂部511の裏面側には、顎堤6から突出して配されたインプラント装置1のヘッド部35を非接触状態で収容する保護凹部513を有している。
顎骨61とインプラント本体2との間におけるオッセオインテグレーションが完了し、両者が強固に結合した後、インプラント本体2に義歯固定部材(図示略)を設けることで義歯側固定部材を有する義歯(図示略)を顎堤6に固定することができるようになる。
次に、本例の作用効果について説明する。
本例において、磁場発生装置3は、上記のごとく、インプラント本体2の周囲に磁場を形成するよう構成されている。これにより、オッセオインテグレーションにかかる期間の短縮が可能と考えられる。
すなわち、整形外科分野においては、磁場によって骨の骨芽細胞に磁気刺激を加えることにより、磁気刺激を受けた骨芽細胞が、成長を促され、骨成長の促進効果を得られるといわれている。磁場発生装置3を用いることにより、これと同様の効果が得られることが期待される。つまり、インプラント本体2が埋設された部位の周囲の顎骨61は、磁場発生装置3が形成する磁場において磁気刺激を受けることとなる。磁気刺激を受けた顎骨61の骨芽細胞は、成長を促され、顎骨61の成長が促進されることが見込まれる。これにより、磁場発生装置3を用いることで、オッセオインテグレーションにかかる期間の短縮が期待される。
また、インプラント装置1は、上記のごとく、磁場発生装置3とインプラント本体2を備え、両者は、着脱可能に構成されている。そのため、オッセオインテグレーション終了後は、インプラント本体2から磁場発生装置3を取り外し、インプラント本体2に上部構造を形成するアバットメント等を連結することができる。すなわち、インプラント本体2を通常のインプラントとして使用することができる。
インプラント装置1において、インプラント本体2の凹部26内に挿入される挿入部31は、軟磁性体からなる挿入部材321、322と、挿入部材321、322に接続された磁石体30とを有している。そのため、磁石体30と、軟磁性体からなる挿入部材321、322とが磁気的に接続されることにより、挿入部31の周囲に磁場を形成することができる。挿入部31は、インプラント本体2の凹部26内に挿入されるため、挿入部31によって、インプラント本体2の周囲に磁場が形成され、顎骨61の成長促進を図ることができる。
また、磁石体30は、挿入部31に内蔵されている。そのため、インプラント本体2と顎骨61との間における結合部位に、より近い位置に永久磁石を配することができる。これによって、顎骨61におけるインプラント本体2と結合する部位に確実に磁場を形成し、より効果的に顎骨61の成長促進を図ることができる。
以上のごとく、磁場発生装置3と、これを用いたインプラント装置1によれば、顎骨61の成長を促進しオッセオインテグレーションにかかる期間の短縮が期待される。
(実施例2)
本例は実施例1における磁場発生装置の構成を変更した例である。
図5及び図6に示すごとく、磁場発生装置302は、インプラント本体2の凹部26内に配される挿入部31を有している。
図6に示すごとく、挿入部31は、永久磁石からなる磁石体30と、磁石体30の外周に配されたケース部材301と、磁石体30の先端側に配された先端側挿入部材321と、磁石体30の基端側に配された基端側挿入部材322とを有している。尚、磁石体30、ケース部材301及び先端側挿入部材321は実施例1に示したものと同様のものである。
図6に示すごとく、基端側挿入部材322は、円柱状をなしており、インプラント本体2の凹部26内に配される。基端側挿入部材322の基端部には、円板状の蓋部331が形成されており、蓋部331の外周縁部には、基端側挿入部材322の先端側に向かって外周筒部332が形成されている。
基端側挿入部材322は、外周側面にネジ山が形成された雄ネジ部333を形成しており、インプラント本体2の凹部26に形成された雌ネジ部261と螺合可能に構成されている。
蓋部331の基端側端面における略中央位置には、係合穴36が形成されている。
蓋部331の軸方向寸法は、約1mmであり、実施例1におけるヘッド部35の軸方向寸法に比べて小さく形成されている。
その他の構成は実施例1と同様である。
本例のインプラント装置1は、上記のごとく、基端側挿入部材322における蓋部331の軸方向寸法を小さく設定してある。そのため、インプラント装置1における顎骨61からの突出量を小さくすることができ、インプラント装置1を埋設した後、歯肉62を縫合し、インプラント装置1を顎堤6の内部に埋入することができる。
この場合は、オッセオインテグレーションの後期又は終了後に、歯肉62に穴部を形成し、実施例1に示した磁場発生装置3又はヒーリングアバットメントを、インプラント本体2に配することで歯肉62の穴部が塞がることなく形成される。
その他、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施例3)
本例は、実施例1の磁場発生装置、インプラント装置及びインプラント保護用義歯の構成を変更した例である。
図7及び図8に示すごとく、インプラント本体20は、円筒状のインプラント筒部21と、インプラント筒部21の先端側開口部を閉塞するように配された円柱状のインプラント中実部23とを有している。インプラント本体20は、その軸方向において、基端側略半分をインプラント筒部21によって構成されており、残る略半分をインプラント中実部23によって構成されている。
インプラント筒部21の内周からなる凹部26は、その内周面にネジ山が形成された雌ネジ部261をなしている。
図7及び図9に示すごとく、磁場発生装置303は、軟磁性ステンレス鋼からなる挿入部31と、挿入部31と一体に配された磁石構造体300とを有している。
挿入部31は、軟磁性ステンレス鋼からなる円柱状をなすと共に、その外周側面にネジ山が形成された雄ネジ部333を形成しており、インプラント本体20の凹部26に形成された雌ネジ部261と螺合可能に構成されている。
挿入部31の基端部には、磁石構造体300において開口部を覆う円板状の蓋部311が一体に形成されている。
図9に示すごとく、挿入部31の基端側面には、磁石構造体300が一体に配されている。
磁石構造体300は、永久磁石からなる磁石体30と、磁石体30の周囲に配されたケース39と、ケース39の開口端部に配されたリング部材6とを有している。
磁石体30は、略円柱状をなしており、その外径は蓋部311の外径と同一に設定してある。また、磁石体30は、軸方向に着磁されており、磁石体30の軸方向両端には、それぞれ磁極が形成されている。尚、磁石体30の着磁方向は、軸方向以外の方向とすることもできるが、軸方向とした場合、より広範囲に磁場を形成することができる。
図9に示すごとく、ケース39は、非磁性ステンレス鋼からなり、磁石体30の上部に配されたケース上面部392と、磁石体30の外周に形成されたケース円筒部393とを有している。
ケース円筒部393は、円筒状をなしており、円板状のケース上面部392の外周縁部から磁石体30側に向かって形成されている。ケース円筒部393の軸方向における長さ寸法は、磁石体30の軸方向における寸法と蓋部311の寸法とを合わせた長さ寸法と略同一に設定してある。
図9に示すごとく、リング部材6は、略円環状をなしており、磁石体30と蓋部311を内包したケース円筒部393の開口端部に配されている。リング部材6は、磁場発生装置303とインプラント本体2との間において、両者の隙間を埋めるスペーサの役割を果たすものである。本例においては、リング部材6を、ケース39と一体に固定しているが、両者は、固定することなく、別体であってもよい。
図9に示すごとく、ケース39、磁石体30及び挿入部31は、ケース39の内側に磁石体30と蓋部311とを配した状態で、ケース39と蓋部311とを固定して配されている。尚、ケース39と蓋部311との固定は、例えば、溶接や圧入によって行うことができる。
磁石体30と磁気的に接続された挿入部31は、磁石体30によって磁化され、挿入部31の軸方向に磁極が形成される。これにより、たとえば、磁石構造体300の基端側端面から、挿入部31に向けて、挿入部31の周囲に存在するインプラント本体2及び顎骨61などを磁力線が通過する開磁路が形成される。
図7に示すごとく、磁場発生装置303をインプラント本体2に配した際に、磁石体30は、インプラント本体2の軸方向において、凹部26の開口部が形成された端部よりも外側の位置、つまり先端部と反対側の位置に配される。
図7に示すごとく、インプラント装置1を埋設した顎堤6に配されるインプラント保護用義歯5は、義歯床51の内部に配された磁性部材52を有しており、インプラント装置1を配した部位の顎堤6を覆うように形成されている。
義歯床51の頂部511の裏面側には、顎堤6から突出して配されたインプラント装置1の磁石構造体300を非接触状態で収容する保護凹部513を有している。
また、義歯床51内に配された磁性部材52は、曲げ形成された軟磁性ステンレス鋼板からなり、インプラント装置1における磁石構造体300の周囲に配されると共に保護凹部513の内周面に沿って形成された略コの字断面形状を有する上方伝達部521と、上方伝達部521の両端から顎堤6に沿って延設された側方伝達部522とを有している。
その他の構成は実施例1と同様である。
本例の磁場発生装置303において、磁石構造体300における磁石体30は、インプラント本体2の軸方向において、凹部26の開口部が形成された端部よりも外側の位置に配されている。そのため、磁石体30をインプラント本体2の外側に配することができる。これにより、インプラント本体2の内側に配する場合より、磁石体30の大きさを大きくすることができる。それゆえ、磁場発生装置303によって広範囲に強い磁場を形成することができる。また本例の磁場発生装置303においては、その部品構成を単純化することができ、その生産性を向上することができる。
また、インプラント保護用義歯5の義歯床51は、保護凹部513と磁性部材52とを有している。
保護凹部513は、上記のごとく、インプラント装置1の顎骨61から突出する部位を非接触状態で収容することができる。そのため、インプラント保護用義歯5からインプラント装置1に力が加わることを防止できる。これにより、インプラント装置1の姿勢を安定させ、インプラント本体202と顎骨61との間におけるオッセオインテグレーションを効率よく行うことができる。
また、磁性部材52は、磁場発生装置303と磁気的に接続され、その周囲には磁場が形成される。したがって、磁性部材52を介して、より広範囲に磁場を形成することができ、インプラント本体202の周囲に配された顎骨61のより広い範囲に対して、磁気刺激を加えることができる。これにより、効率よくかつ効果的に顎骨61の成長を促進し、オッセオインテグレーションにかかる期間をより短縮することが期待される。
その他、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施例4)
本例は、実施例3におけるインプラント装置及びインプラント保護用義歯の構成を変更した例を示すものである。
図10に示すごとく、インプラント装置1は、実施例3に示したものと同様のインプラント本体20と、インプラント本体20の凹部26に配される磁場発生装置304とを有している。
図10及び図11に示すごとく、磁場発生装置304は、磁石体30を内蔵する磁石構造体300と、磁石体30の磁力により吸引固定されるキーパ4とを備えている。
図11(a)に示すごとく、磁石構造体300は、円柱状の永久磁石からなる磁石体30と、磁石体30を内包するケース39と、ケース39の外周側に配されたスリーブ38とを有している。
ケース39は、有底円筒形状を有するケース本体部391と、ケース本体部391の開口端部を覆う蓋体394とを有している。
図11(a)に示すごとく、ケース本体部391は、非磁性ステンレス鋼からなり、磁石体30の上部に配されるケース上面部392と、ケース上面部392の外周縁部に形成されたケース円筒部393とを有している。ケース円筒部393の軸方向長さは、磁石体30及び蓋体394を重ね合せた際の軸方向長さと略同一に設定してある。
蓋体394は、軟磁性ステンレス鋼からなる円板形状を有しており、その外径は、ケース円筒部393の内径と対応している。
磁石構造体300は、ケース本体部391の内側に磁石体30を配置し、蓋体394をケース本体部391の開口端部の内側に圧入配置することで、ケース39の内側に磁石体30を封入して構成されている。尚、ケース39において、蓋体394を配した側の端面は、磁石体30の磁力によってキーパ4を吸着する吸着面をなしている。
図11(a)に示すごとく、スリーブ38は、全体形状が略円筒状をなしており、一方の開口端部はケース本体部391における開口端部側の外周面を覆うように配されている。スリーブ38における他方の開口端部は、ケース本体部391の開口端部よりも突出して形成されており、磁石体30をキーパ4に配した際に、その内側にキーパ4を配置可能なキーパ配置凹部381を形成している。
図11(b)に示すごとく、キーパ4は、磁性体からなるキーパ本体部41と、キーパ本体部41の外周側に配される歯肉当接部43とを有している。
キーパ本体部41は、インプラント本体20の凹部26に挿入される挿入部45と、顎堤6から突出して配されるヘッド部42とを有している。
図11(b)に示すごとく、挿入部45は、円柱状をなしており、外周側面にネジ山が形成された雄ネジ部451を形成しており、凹部26の雌ネジ部261と螺合可能に構成されている。
ヘッド部42は、挿入部45の基端側に形成されており、挿入部45と一体に形成されたヘッド本体部421と、ヘッド本体部421の外周に配された歯肉当接部43とを有している。
図11(b)に示すごとく、ヘッド本体部421は、略円柱状をなしており、基端部から外周側に向かって延設されたヘッド鍔部422を有している。また、ヘッド本体部421の基端側端面には、軸方向から見たとき六角形をなし、六角レンチを挿通係合可能な係合穴44が形成されている。尚、ヘッド本体部421の基端側端面は、磁石体30に吸着される被吸着面をなしている。
図10に示すごとく、磁石構造体300とキーパ4とは、磁石構造体300のキーパ配置凹部381の内側にキーパ4のヘッド部42を挿入配置し、磁石体30から生じる磁力によって、被吸着面に吸着面を吸着させることによって互いに固定される。
図10に示すごとく、インプラント装置1を埋設した顎堤6に配されるインプラント保護用義歯5の義歯床51には、磁性部材52として磁性体粒子523が分散配置されている。磁性体粒子523としては、例えば、粉末状の永久磁石やプラスチックマグネット等を用いることができる。
その他の構成は実施例1と同様である。
本例のインプラント装置1においては、磁石構造体300が、磁気吸引力によってキーパ4に吸着するため、工具等を用いることなく、磁石体30における所定の位置への配置、及び取り外しを容易に行うことができる。
また、オッセオインテグレーションが完了した後には、キーパ4及びインプラント本体2を、義歯の固定として、そのまま利用することができる。この義歯は、磁気吸引力を発生する義歯内磁石構造体を備えており、該義歯内磁石構造体をキーパ4に吸着することで固定可能に構成されるものである。
また、インプラント保護用義歯5において、磁性部材52は、義歯床51内に分散配置された磁性体粒子523からなる。そのため、磁性体粒子523を義歯床51内の広い範囲に分散配置することができる。これにより、磁場発生装置304が形成する磁場は、磁性体粒子523を介して広範囲に形成される。これにより、顎骨61のより広い範囲に磁気刺激を加えることができる。
また、本例に示した磁性体粒子には、粉末状の永久磁石やプラスチックマグネット等を用いることもできる。この場合には、インプラント保護用義歯単体で使用した場合にも、インプラント本体の周囲に磁場を形成することが可能となり、オッセオインテグレーションにかかる期間の短縮効果が期待される。また、磁場発生装置と併用することがで、永久磁石粉と磁石体との両方によって磁場が形成されるため、より広範囲に確実に磁場を形成することができる。これにより、さらなるオッセオインテグレーションの期間短縮効果が期待される。
その他、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
上記実施例1〜実施例4においては、磁石体として永久磁石を用いたがこれに限るものではなく、電磁石等の磁気発生装置を用いてもよい。
また、挿入部は、その一部が、磁性体によって形成されていてもよいが、挿入部の全体が磁性体によって構成されていることが好ましい。つまり、実施例1及び実施例2に示したように軟磁性体と磁石体とによって構成されるか、実施例3〜実施例4に示したように軟磁性体によって構成されているか、挿入部の全体が磁石体によって構成されていることが好ましい。また、挿入部の少なくとも一部が磁石体で構成されている場合には、実施例1及び実施例2に示した挿入部と同様の構成とすることが好ましい。この場合には、より広い範囲に磁場を発生させることができ、オッセオインテグレーションにかかる期間の更なる短縮が期待される。
また、磁場発生装置は、磁石体を複数有していてもよい。例えば、実施例1及び実施例2に示した挿入部に内蔵された磁石体と、実施例3〜実施例4のいずれかに示したインプラント本体における凹部の開口部が形成された端部よりも外側の位置に配された磁石体との両方を有していてもよい。この場合には、より広い範囲に強い磁場を発生させることができ、オッセオインテグレーションにかかる期間の更なる短縮が期待される。
1 インプラント装置
2、20 インプラント本体
26 凹部
3、302、303、304 磁場発生装置
30 磁石体
31 挿入部
61 顎骨
本発明の一態様は、顎骨内に埋設されるよう構成された非磁性体からなるインプラント本体に取り付け可能であり、オッセオインテグレーション期間中に使用される磁場発生装置であって、
上記インプラント本体の軸方向に沿って顎骨の内方側に向かう方向を先方、その反対側を後方とすると、
磁気を発生する磁石体
該磁石体の側周面及び後方面を覆う非磁性材料からなるケースと、
該ケースの先方側におけるケース開口端を塞ぐと共に上記磁石体の先方面を覆うように配置された軟磁性材料からなる蓋部と、
該蓋部よりも先方側に設けられた軟磁性材料からなる挿入部とを備えており、
該挿入部を上記インプラント本体に設けられた凹部に挿入することにより該インプラント本体に着脱可能に装着されるよう構成されていると共に、装着状態において、上記磁石体は上記インプラント本体の軸方向において上記凹部の開口部が形成された端部よりも後方に配され、該磁石体によって磁化された上記挿入部によって上記インプラント本体の周囲に磁場を形成するよう構成されていることを特徴とする磁場発生装置にある(請求項1)。
本発明の他の態様は、上記磁場発生装置と、
顎骨内に埋設されるよう構成された非磁性体からなるインプラント本体とを有しており、
上記磁場発生装置は、上記インプラント本体と着脱可能に構成されていることを特徴とするインプラント装置にある(請求項)。
本発明のさらに他の態様は、上記インプラント装置を装着した顎堤に装着するインプラント保護用義歯であって、
顎堤を覆う義歯床と、該義歯床に植設された人工歯とを有しており、
上記義歯床は、上記インプラント装置の顎骨から突出する部位を非接触状態で収容する保護凹部を有し、上記義歯床内には、上記磁場発生装置からの磁場を誘導する磁性部材が配置されていることを特徴とするインプラント保護用義歯にある(請求項)。
参考例1における、インプラント装置及びインプラント保護用義歯を示す断面図。 参考例1における、インプラント本体を示す断面図。 参考例1における、磁場発生装置を示す断面図。 参考例1における、磁場発生装置の磁場分布図。 参考例2における、インプラント装置及びインプラント保護用義歯を示す断面図。 参考例2における、磁場発生装置を示す断面図。 実施例1における、インプラント装置及びインプラント保護用義歯を示す断面図。 実施例1における、インプラント本体を示す断面図。 実施例1における、磁場発生装置を示す断面図。 実施例2における、インプラント装置及びインプラント保護用義歯を示す断面図。 実施例2における、磁場発生装置を構成する(a)磁石体を示す断面図、(b)キーパを示す断面図。
上記磁場発生装置は、上記インプラント本体に上記磁場発生装置を取り付けた状態において、上記インプラント本体に設けられた凹部内に挿入される挿入部を有し、該挿入部は1つ以上の磁性体からなり、上記磁石体によって上記挿入部に磁気回路が形成されていてもよい。この場合、上記挿入部は、上記インプラント本体の上記凹部内に挿入されるため、上記磁石体によって該挿入部に磁極を形成し、上記インプラント本体の周囲に磁場が形成される。この磁場により、顎骨に磁気刺激を加え、顎骨の成長促進を図ることができる。
また、少なくとも1つの上記磁石体は、上記インプラント本体の軸方向において、上記凹部の開口部が形成された端部よりも外側の位置に配されている。この場合には、上記磁石体を上記インプラント本体の外側に配することができる。これにより、上記インプラント本体の内側に配する場合より、上記磁石体の大きさを大きくすることができる。それゆえ、上記磁場発生装置によって広範囲に強い磁場を形成することができる。尚、上記インプラントの軸方向とは、上記インプラントの長手方向を指すものである。
また、上記インプラント本体の上記凹部には雌ネジ部が形成されており、上記挿入部の外周側面には上記雌ネジ部に螺合可能な雄ネジ部が設けられていることが好ましい(請求項2)。
また、上記蓋部と上記挿入部とが一体に形成されており、上記蓋部及び上記ケースにより上記磁石体を囲んでなる磁石構造体と上記挿入部とが一体に形成されていることが好ましい(請求項3)。
また、上記蓋部及び上記ケースにより上記磁石体を囲んでなる磁石構造体と、上記挿入部を備えたキーパとが上記磁石体の磁力により吸着固定されるよう構成されていてもよい(請求項4)。この場合には、上記磁石構造体が、磁気吸引力によって上記キーパに吸着するため、工具等を用いることなく、上記磁石構造体における所定の位置への配置、及び取り外しを容易に行うことができる。
また、オッセオインテグレーションが完了した後には、上記挿入部及び上記インプラント本体を、義歯の固定としてそのまま利用することができる。この義歯は、磁気吸引力を発生する義歯内磁石構造体を備えており、該義歯内磁石構造体を上記キーパに吸着することで固定可能に構成されるものである。
また、上記挿入部の少なくとも一部は、上記磁石体からなっていてもよい。この場合には、上記インプラント本体と顎骨との間における結合部位に、より近い位置に永久磁石を配することができる。これによって、顎骨における上記インプラント本体と結合する部位に確実に磁場を形成し、より効果的に顎骨の成長促進を図ることができる。
また、上記インプラント保護用義歯において、上記磁性部材は、上記義歯床内に分散配置された磁性体粒子であってもよい(請求項)。この場合には、上記磁性体粒子を上記義歯床内の広い範囲に分散配置することができる。これにより、上記磁場発生装置と上記磁性体粒子とが磁気的に接続され、上記磁性体粒子は周囲に磁場を形成する。これにより、上記インプラント本体の周囲に配された顎骨のより広い範囲に磁気刺激を加えることができ、より効果的に骨成長の促進を図ることができる。
参考例1
磁場発生装置及びインプラント装置にかかる実施例について、図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すごとく、磁場発生装置3は、顎骨61内に埋設されるよう構成された非磁性体からなるインプラント本体2に配されるものである。磁場発生装置3は、磁気を発生する磁石体30を備えている。また、磁場発生装置3は、インプラント本体2と着脱可能に構成されると共に、装着状態において、インプラント本体2の周囲に磁場を形成するよう構成されている。
参考例2
本例は参考例1における磁場発生装置の構成を変更した例である。
図5及び図6に示すごとく、磁場発生装置302は、インプラント本体2の凹部26内に配される挿入部31を有している。
図6に示すごとく、挿入部31は、永久磁石からなる磁石体30と、磁石体30の外周に配されたケース部材301と、磁石体30の先端側に配された先端側挿入部材321と、磁石体30の基端側に配された基端側挿入部材322とを有している。尚、磁石体30、ケース部材301及び先端側挿入部材321は参考例1に示したものと同様のものである。
蓋部331の基端側端面における略中央位置には、係合穴36が形成されている。
蓋部331の軸方向寸法は、約1mmであり、参考例1におけるヘッド部35の軸方向寸法に比べて小さく形成されている。
その他の構成は参考例1と同様である。
この場合は、オッセオインテグレーションの後期又は終了後に、歯肉62に穴部を形成し、参考例1に示した磁場発生装置3又はヒーリングアバットメントを、インプラント本体2に配することで歯肉62の穴部が塞がることなく形成される。
その他、参考例1と同様の作用効果を得ることができる。
実施例1
本例は、参考例1の磁場発生装置、インプラント装置及びインプラント保護用義歯の構成を変更した例である。
図7及び図8に示すごとく、インプラント本体20は、円筒状のインプラント筒部21と、インプラント筒部21の先端側(先方側)に配された円柱状のインプラント中実部23とを有している。インプラント本体20は、その軸方向において、基端側(後方側)略半分をインプラント筒部21によって構成されており、残る略半分をインプラント中実部23によって構成されている。
インプラント筒部21の内周からなる凹部26は、その内周面にネジ山が形成された雌ネジ部261をなしている。
また、義歯床51内に配された磁性部材52は、曲げ形成された軟磁性ステンレス鋼板からなり、インプラント装置1における磁石構造体300の周囲に配されると共に保護凹部513の内周面に沿って形成された略コの字断面形状を有する上方伝達部521と、上方伝達部521の両端から顎堤6に沿って延設された側方伝達部522とを有している。
その他の構成は参考例1と同様である。
また、磁性部材52は、磁場発生装置303と磁気的に接続され、その周囲には磁場が形成される。したがって、磁性部材52を介して、より広範囲に磁場を形成することができ、インプラント本体202の周囲に配された顎骨61のより広い範囲に対して、磁気刺激を加えることができる。これにより、効率よくかつ効果的に顎骨61の成長を促進し、オッセオインテグレーションにかかる期間をより短縮することが期待される。
その他、参考例1と同様の作用効果を得ることができる。
実施例2
本例は、実施例1におけるインプラント装置及びインプラント保護用義歯の構成を変更した例を示すものである。
図10に示すごとく、インプラント装置1は、実施例1に示したものと同様のインプラント本体20と、インプラント本体20の凹部26に配される磁場発生装置304とを有している。
図10及び図11に示すごとく、磁場発生装置304は、磁石体30を内蔵する磁石構造体300と、磁石体30の磁力により吸引固定されるキーパ4とを備えている。
図11(a)に示すごとく、磁石構造体300は、円柱状の永久磁石からなる磁石体30と、磁石体30を内包するケース39と、ケース39の外周側に配されたスリーブ38とを有している。
ケース39は、有底円筒形状を有するケース本体部391と、ケース本体部391の開口端部を覆う蓋394とを有している。
図11(a)に示すごとく、ケース本体部391は、非磁性ステンレス鋼からなり、磁石体30の上部に配されるケース上面部392と、ケース上面部392の外周縁部に形成されたケース円筒部393とを有している。ケース円筒部393の軸方向長さは、磁石体30及び蓋394を重ね合せた際の軸方向長さと略同一に設定してある。
394は、軟磁性ステンレス鋼からなる円板形状を有しており、その外径は、ケース円筒部393の内径と対応している。
磁石構造体300は、ケース本体部391の内側に磁石体30を配置し、蓋394をケース本体部391の開口端部の内側に圧入配置することで、ケース39の内側に磁石体30を封入して構成されている。尚、ケース39において、蓋394を配した側の端面は、磁石体30の磁力によってキーパ4を吸着する吸着面をなしている。
図10に示すごとく、インプラント装置1を埋設した顎堤6に配されるインプラント保護用義歯5の義歯床51には、磁性部材52として磁性体粒子523が分散配置されている。磁性体粒子523としては、例えば、粉末状の永久磁石やプラスチックマグネット等を用いることができる。
その他の構成は参考例1と同様である。
また、本例に示した磁性体粒子には、粉末状の永久磁石やプラスチックマグネット等を用いることもできる。この場合には、インプラント保護用義歯単体で使用した場合にも、インプラント本体の周囲に磁場を形成することが可能となり、オッセオインテグレーションにかかる期間の短縮効果が期待される。また、磁場発生装置と併用することがで、永久磁石粉と磁石体との両方によって磁場が形成されるため、より広範囲に確実に磁場を形成することができる。これにより、さらなるオッセオインテグレーションの期間短縮効果が期待される。
その他、参考例1と同様の作用効果を得ることができる。
上記参考例及び実施例においては、磁石体として永久磁石を用いたがこれに限るものではなく、電磁石等の磁気発生装置を用いてもよい。
また、挿入部は、その一部が、磁性体によって形成されていてもよいが、挿入部の全体が磁性体によって構成されていることが好ましい。つまり、参考例1及び参考例2に示したように軟磁性体と磁石体とによって構成されるか、実施例1実施例2に示したように軟磁性体によって構成されているか、挿入部の全体が磁石体によって構成されていることが好ましい。また、挿入部の少なくとも一部が磁石体で構成されている場合には、参考例1及び参考例2に示した挿入部と同様の構成とすることが好ましい。この場合には、より広い範囲に磁場を発生させることができ、オッセオインテグレーションにかかる期間の更なる短縮が期待される。
また、磁場発生装置は、磁石体を複数有していてもよい。例えば、参考例1及び参考例2に示した挿入部に内蔵された磁石体と、実施例1実施例2のいずれかに示したインプラント本体における凹部の開口部が形成された端部よりも外側の位置に配された磁石体との両方を有していてもよい。この場合には、より広い範囲に強い磁場を発生させることができ、オッセオインテグレーションにかかる期間の更なる短縮が期待される。

Claims (8)

  1. 顎骨内に埋設されるよう構成された非磁性体からなるインプラント本体に取り付け可能な磁場発生装置であって、
    磁気を発生する磁石体を少なくとも1つ備えており、
    上記インプラント本体と着脱可能に構成されると共に、装着状態において、上記インプラント本体の周囲に磁場を形成するよう構成されていることを特徴とする磁場発生装置。
  2. 請求項1に記載の磁場発生装置において、上記インプラント本体に上記磁場発生装置を取り付けた状態において、上記インプラント本体に設けられた凹部内に挿入される挿入部を有し、該挿入部は1つ以上の磁性体からなり、上記磁石体によって上記挿入部に磁気回路が形成されるよう構成されていることを特徴とする磁場発生装置。
  3. 請求項2に記載の磁場発生装置において、少なくとも1つの上記磁石体は、上記インプラント本体の軸方向において、上記凹部の開口部が形成された端部よりも外側の位置に配されていることを特徴とする磁場発生装置。
  4. 請求項3に記載の磁場発生装置において、上記挿入部は、軟磁性体からなり、該挿入部と上記磁石体とは、互いに着脱可能に接続されていることを特徴とする磁場発生装置。
  5. 請求項2又は3に記載の磁場発生装置において、上記挿入部の少なくとも一部は、上記磁石体からなることを特徴とする磁場発生装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の磁場発生装置と、
    顎骨内に埋設されるよう構成された非磁性体からなるインプラント本体とを有しており、
    上記磁場発生装置は、上記インプラント本体と着脱可能に構成されていることを特徴とするインプラント装置。
  7. 請求項6に記載のインプラント装置を装着した顎堤に装着するインプラント保護用義歯であって、
    顎堤を覆う義歯床と、該義歯床に植設された人工歯とを有しており、
    上記義歯床は、上記インプラント装置の顎骨から突出する部位を非接触状態で収容する保護凹部を有し、上記義歯床内には、上記磁場発生装置からの磁場を誘導する磁性部材が配置されていることを特徴とするインプラント保護用義歯。
  8. 請求項7に記載のインプラント保護用義歯であって、上記磁性部材は、上記義歯床内に分散配置された磁性体粒子からなることを特徴とするインプラント保護用義歯。
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