JP2014063585A - 真空チャンバ内におけるxyステージの支持構造およびレーザ脱離イオン化装置 - Google Patents

真空チャンバ内におけるxyステージの支持構造およびレーザ脱離イオン化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 MALDI法に基づくレーザ脱離イオン化装置等の真空チャンバ内に、特定部材に対して鉛直方向に所定の距離を隔ててXYステージを配置した構造において、周囲環境の変化によるXYステージと特定部材間の距離の変化を可及的に少なくすることのできる構造を提供する。
【解決手段】 XYステージ10のベース11を、真空チャンバ20の底板21および側壁22に対して空隙を設けた状態で、真空チャンバ20内で内側に突出して特定部材31を保持する保持部材23に対して支持部材40を介して支持する構造により、真空チャンバ20の底板21や側壁22を真空断熱状態として周囲温度の影響を受けないようにするとともに、周囲温度や気圧の変化により真空チャンバ20の寸法が変化しても、特定部材31とXYステージ10間の鉛直方向への距離に影響を与えないようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、真空チャンバ内に配置されるXYステージの支持構造と、その支持構造を利用したレーザ脱離イオン化装置に関する。
物品を搭載し、水平面上を任意の方向に移動して位置決めする装置として、XYステージが多用されている。XYステージは、設置面に固定されるベース上に、互いに直交する方向に伸びる2つのリニアガイドを重ねて配置し、上側のリニアガイドに移動テーブルを配置した構造などが一般的に採用されている。
このようなXYステージは、MALDI法をはじめとするLDI法に基づくイオン化装置の試料の位置決め機構として採用されている。ここで、LDI(Laser Desorption/Ionization:レーザ脱離イオン化)法は、試料にレーザ光を照射し、レーザ光を吸収した物質の内部で電荷の移動を促進させて試料成分のイオン化を行う方法である。また、MALDI(Matrix Assisted Desorption/Ionization:マトリックス支援レーザ脱離イオン化)法は、レーザ脱離イオン化法のなかでも広く用いられる方法であって、レーザ光を吸収しにくい試料やタンパク質など、レーザ光で損傷を受けやすい試料を分析するために、レーザ光を吸収しやすく、かつ、イオン化しやすい物質をマトリックスとして試料にあらかじめ混合しておき、その混合試料にレーザ光を照射することで試料成分をイオン化する方法である(例えば特許文献1参照)。
このようなLDIないしはMALDI法に基づくレーザ脱離イオン化装置は、例えばTOF(Time of Flight;飛行時間)型等の分析部と組み合わされて質量分析装置を構築する。その構成と動作の一例を、MALDI法を例にとって説明すると、試料は、サンプルプレートと称される金属板に載置された状態で、真空チャンバ内でパルスレーザ光が照射される。このサンプルプレートには、例えば複数のウェルと称される囲み部が形成され、その各ウェルに試料とマトリックスの混合物があらかじめ入れられて結晶化される。このような複数のウェル内にそれぞれ試料が形成されたサンプルプレートは真空チャンバ内のXYステージ上に載置され、各ウェル内の試料がレーザ照射位置に順次移動するようにXYステージが駆動制御される。また、各ウェル内の試料に対するレーザ照射位置も複数点にわたって変更されるようにXYステージが駆動制御される(例えば特許文献2参照)。
レーザ光の照射により生成されたイオンは、レーザ照射位置の直上に配置された電極が作る電場により分析部へと引き出される。この種のイオン化装置の具体的な構造例を図5に要部縦断面図で示し、図6には図5の真空チャンバ20内におけるXYステージ10の平面図を示す。
XYステージ10は、ベース11上にY方向リニアガイド12を配置するとともに、そのY方向リニアガイド12上にX方向リニアガイド13を配置し、Y方向リニアガイド12に沿ってX方向リニアガイド13が移動するように構成する。さらに、そのX方向リニアガイド13の上に移動ステージ14を配置し、X方向リニアガイド13に沿って移動ステージ14が移動するように構成されている。以上のXYステージ10は、そのベース11が真空チャンバ20の底板21に対して固定用部材15によって固定されている。前記したサンプルプレートSは移動ステージ14の上に載置される。
真空チャンバ20には、その側壁22から内フランジ状に突出する保持部材23が設けられており、この保持部材23に環状の引出し電極31が固定されている。この引出し電極31の直下に、レーザ光の照射位置が設定されている。すなわち、引出し電極31の直下で、かつ、この引出し電極31の中心線上に位置するサンプルプレートS上の位置にレーザ光が照射され、その位置における試料およびマトリックスの成分がイオン化される。なお、図5においては図面の煩雑化を避けるため、レーザ光源並びに照射光学系については図示を省略した。
レーザ光の照射により発生したイオンは、引出し電極31によって引き寄せられ、その上方の分析部、例えばTOF型の分析部の場合は、チャンバ内に設けられたイオンの飛行空間へと導かれる。このTOF型の分析部においては、引出し電極31に続いてイオン集束電極32が設けられ、イオンはこれらの電極によって引き出されて収束され、m/zに応じた時間だけ飛行した後に検出器に到達する。その到達時間からイオンの種類を知ることができる。
特開2010−205460号公報 特開2011−174887号公報
ところで、以上の図5に示すようなレーザ脱離イオン化装置をTOF型の質量分析計と組み合わせた、例えばMALDI−TOF質量分析装置を構築する場合、サンプルプレートSと引出し電極31間のZ方向への距離の変化が、イオン化した試料を加速する部分であるため、装置の他の部分の寸法変化に比して測定結果に大きく影響を及ぼす。装置の校正後の測定結果の変化を10ppm以内に抑えるためには、以下の2つの問題がある。
その一つは、装置の周囲温度の変化であり、他の一つは、装置が置かれている環境での気圧の変化である。
図5の構造において、周囲温度が変化すると真空チャンバ20の側壁22の寸法変化が生じ、底板21と保持部材23とのZ方向距離が変化する。サンプルプレートSを搭載するXYステージ10は、そのベース11が底板21に固定されている一方で、引出し電極31は保持部材23に固定されているから、側壁22の寸法変化はサンプルプレートSと引出し電極31間のZ方向距離の変化に繋がる。また、周囲温度の変化が真空チャンバ20を介してXYステージ10に伝わることにより、XYステージ10自体の温度変化も生じる。
実機モデルによる調査によれば、周囲温度1℃の変化で、サンプルプレートSと引出し電極31間のZ方向距離は5.5μm変化し、測定結果に92ppmの変化を与える。10ppm以下の測定精度を求める場合には、この変化は許容できないレベルである。逆に、測定精度を10ppm以下とする場合の側壁における温度変化の許容範囲は約±0.1℃となるが、この温度範囲内での室温制御は実現困難である。
また、図5の構成において、真空チャンバ20が置かれている環境での気圧が変化すると、XYステージ10のベース11が真空チャンバ20の底板21に固定されているため、気圧変化による真空チャンバ20の寸法変化がXYステージ10のZ方向位置の変化、ひいてはサンプルプレートSと引出し電極31間の距離の変化となる。ただし、温度変化に比して気圧変化の影響は少ない。
すなわち、実機モデルによる調査によれば、1/100気圧の変化で、サンプルプレートSと引出し電極31間のZ方向距離は0.25μm変化し、測定結果に約4ppmの変化を与える。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、真空チャンバ内にXYステージを配置して、真空チャンバ内の保持部材に保持された特定の部材に対し、鉛直方向に所定の距離を隔ててXYステージを動作させる構造において、周囲温度や気圧の変化があっても、XYステージと特定の部材との間の距離の変化を可及的に減少させることのできる真空チャンバ内におけるXYステージの支持構造と、その支持構造を用いて、周囲温度や気圧が変化しても、サンプルプレートと引出し電極間における距離の変化が少なく、TOF型をはじめとする質量分析計との組み合わせにより高精度の測定が可能なレーザ脱離イオン化装置を提供することをその課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明の真空チャンバ内におけるXYステージの支持構造は、真空チャンバ内で、ベース上を2軸方向に移動する移動ステージを有してなるXYステージを支持する構造であって、上記真空チャンバの側壁には、内側に突出して設けられた保持部材に特定部材が保持され、上記XYステージの移動ステージは、上記特定部材に対して鉛直方向に所定の距離を隔てた状態で水平方向に移動して位置決めされるように構成されているとともに、上記XYステージのベースが、上記真空チャンバの底板および側壁に対して所定の空隙を介在させた状態で、上記保持部材に対して支持部材を介して支持されていることによって特徴づけられる(請求項1)。
また、本発明のレーザ脱離イオン化装置は、真空チャンバ内に、ベース上を2軸方向に移動する移動ステージを有してなるXYステージが配置され、その移動ステージ上に載置された試料に対してレーザ光を照射することにより、その試料に含まれる成分をイオン化し、そのイオンを、試料に対するレーザ照射位置の直上に設けられた電極が作る電場により所用方向に引き出すとともに、上記XYステージの駆動により上記移動ステージ上の試料に対するレーザ照射位置を順次変化させるように構成されたレーザ脱離イオン化装置において、上記電極が上記真空チャンバの側壁に内側に突出するように設けられた保持部材により保持されているとともに、上記XYステージのベースが、上記真空チャンバ内の底板および側壁に対して所定の空隙を介在させた状態で、上記保持部材に対して支持部材を介して支持されていることによって特徴づけられる(請求項3)。
ここで、本発明の真空チャンバ内におけるXYステージの支持構造、および、レーザ脱離イオン化装置においては、XYステージを保持部材に支持するための支持部材を、低線膨張係数を有する材料によって形成する構成(請求項2または4)を好適に採用することができる。
本発明は、真空チャンバの本来の機能を利用して、比較的簡単な構造により、周囲温度がXYステージに伝わる熱に対する熱抵抗を大きくし、かつ、周囲温度や気圧の変化による真空チャンバの側壁等の寸法変化による影響が、XYステージと特定部材間の距離に影響を与えにくい構造を採用することで、課題を解決するものである。
すなわち、本発明においては、XYステージを真空チャンバの底板や側壁に支持するのではなく、真空チャンバの側壁から内部に突出して特定部材(引出し電極)を保持する保持部材に対して支持部材を介して支持し、真空チャンバの底板および側壁に対して空隙を介在させる。この空隙は、真空チャンバを真空引きした状態では真空断熱の空隙として機能し、周囲温度がXYステージに伝わることは殆どない。
また、真空チャンバ内で特定部材(引出し電極)を保持する保持部材に対して、支持部材を介してXYステージを支持することにより、周囲温度の変化による真空チャンバの側壁の寸法変化や、気圧変化による真空チャンバの寸法変化があっても、XYステージはチャンバ内で特定部材と実質的かつ一体的に変位することになり、これら両者間の距離に殆ど影響を与えることがない。
また、請求項2または4に係る発明のように、保持部材に対してXYステージを支持する支持部材を、例えばセラミックス系材料のような低線膨張係数を有する材料で形成することで、真空チャンバの側壁から保持部材を介して周囲温度の変化が伝わった場合でも、特定部材とXYステージ間の距離の変化を少なくすることができる。
本発明によれば、XYステージは真空チャンバの底板および側壁に対して真空断熱された状態となり、周囲温度が真空チャンバを通じてXYステージに伝わることが殆どなく、しかも、XYステージは、引出し電極などの特定部材を真空チャンバ内で保持する保持部材に対し、支持部材を介して支持されているため、周囲温度の変化や気圧変化によって真空チャンバの各部に寸法変化があっても、その寸法変化によってXYステージと特定部材とは実質的かつ一体的に変位することになるため、XYステージと特定部材との距離の変化は従来に比して大幅に少なくなる。
そして、以上の構造をレーザ脱離イオン化装置のXYステージと引出し電極に適用することにより、サンプルプレートと引出し電極との距離が周囲温度や気圧によって変化することを少なくすることができ、ひいては高精度の測定が可能となる。
本発明の実施形態の要部縦断面図。 図1に示す保持部材よりも下側部分を示す斜視図。 図1に示す装置の熱伝導経路の説明図。 図5に示す装置の熱伝導経路の説明図。 従来のレーザ脱離イオン化装置の要部縦断面図。 図5に示す装置の真空チャンバ内におけるXYステージの平面図。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明をMALDI−TOF質量分析装置に適用した実施形態での要部縦断面図であり、図2はその保持部材23よりも下側部分を示す斜視図である。なお、図1,2において、図5,6に示したものと同様の部材については同一の符号を付している。
XYステージ10は、ベース11上にY方向リニアガイド12を配置し、その上にX方向リニアガイド13を配置し、さらにその上に移動ステージ14を配置した構造となっており、X方向リニアガイド13はY方向リニアガイド12に沿って移動するとともに、移動ステージ14はX方向リニアガイド13に沿って移動し、これにより、移動ステージ14はベース11に対して水平面に沿った任意の方向に移動可能となっている。そして、移動ステージ14の上に、複数のウェルを備えたサンプルプレートSが載置されている。
真空チャンバ20には、その底板21から所定の距離だけ上方の位置に、側壁22から内フランジ状に突出する保持部材23が設けられており、この保持部材23に環状の引出し電極31が固定されている。この引出し電極31の上方には、同じく環状の複数のイオン集束電極32が同軸上に配置されている。そして、これらの各電極の中心軸上で、かつ、引出し電極31から所定距離だけ下方の位置に、パルス状のレーザ光の照射位置が設定されている。すなわち、引出し電極31の直下に、その中心軸上に位置決めされたサンプルプレートS上の試料に対し、パルス状のレーザ光が照射される。このパルス状のレーザ光の照射により試料成分がイオン化され、そのイオンは引出し電極31によって引き出され、イオン集束電極32で集束されて検出器へと飛行する。検出器に到達するのに要する時間は、イオンのm/zに依存するので、その所要時間からイオンの種類が求められる。なお、レーザ光源およびその照射光学系については、従来から実用化されているものと同等であって本発明の特徴とは関係がないことから、図面の煩雑化を避けるため図示を省略した。
さて、本実施形態の特徴は、XYステージ10の支持構造にあり、以下、その構造について説明する。XYステージ10自体の構造は、図5のものと同様であるが、そのベース11の上面の四隅部分に、柱状の支持部材40が固定されている。これらの各支持部材40は、その上面が前記した保持部材23の下面に対して密着して固定されている。すなわち、XYステージ10のベース11は、4本の支持部材40によって真空チャンバ20の保持部材23に吊り下げられるように支持されている。そして、このように4本の支持部材40で支持されたXYステージ10は、ベース11がこれらの支持部材40にのみ接触し、真空チャンバ20の底板21および側壁22のいずれにも接触せず、空隙Gが形成されている。
ここで、支持部材40の材質については特に限定されるものではないが、線膨張係数の小さい材料、例えばセラミックス系材料とすることが好ましい。
以上の実施形態によると、まず、XYステージ10には、真空チャンバ20の周囲温度が伝わりにくく、熱的な影響を受けにくい。ここで、本発明の実施形態における熱伝導経路を表すモデルを図3に示し、図4には図5に示した従来装置の熱伝導経路を表すモデルを示す。なお、これらの図では右側面からの熱伝導経路のみを図示している。図3,4の比較から明らかなように、従来装置では周囲温度の変化が真空チャンバ20の側壁22全体から伝わり、真空チャンバ20の底板21に固定されているXYステージ10に伝わっていたのに対し、本発明では、XYステージ10は真空チャンバ20の側壁22並びに底板21に対して真空断熱され、4本の支持部材40にのみ接触している構造であるため、熱伝導経路の断面積(紙面に垂直な面)が約1/10に減少し、熱伝導距離が数倍になり、熱抵抗(℃/W)で比較すると数十分の一になる。
次に、XYステージ10は引出し電極31を保持する保持部材23に支持部材40を介して支持されているので、周囲温度や気圧の変化により、真空チャンバ20の側壁22や底板21などに寸法変化があっても、これらの寸法変化がXYステージ10のベース11、換言すれば、基準面と引出し電極31との位置関係に影響を与えることがなく、引出し電極31とXYステージ10の移動ステージ14、ひいてはサンプルプレートSとの間のZ方向距離に変化を生じない。
なお、以上の実施の形態は、本発明をMALDI−TOF質量分析装置に適用した例を示したが、本発明は、真空チャンバ内にXYステージを配置した装置に広く適用することができ、特に、特定部材に対するXYステージのZ方向距離が問題となる装置に適用して有効である。
10 XYステージ
11 ベース
12 Y方向リニアガイド
13 X方向リニアガイド
14 移動ステージ
20 真空チャンバ
21 底板
22 側壁
23 保持部材
31 引出し電極(特定部材)
32 イオン集束電極
40 支持部材
G 空隙
S サンプルプレート(試料)

Claims (4)

  1. 真空チャンバ内で、ベース上を2軸方向に移動する移動ステージを有してなるXYステージを支持する構造であって、
    上記真空チャンバの側壁には、内側に突出して設けられた保持部材に特定部材が保持され、上記XYステージの移動ステージは、上記特定部材に対して鉛直方向に所定の距離を隔てた状態で水平方向に移動して位置決めされるように構成されているとともに、
    上記XYステージのベースが、上記真空チャンバの底板および側壁に対して所定の空隙を介在させた状態で、上記保持部材に対して支持部材を介して支持されていることを特徴とする真空チャンバ内におけるXYステージの支持構造。
  2. 上記支持部材が、低線膨張係数を持つ材料によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の真空チャンバ内におけるXYステージの支持構造。
  3. 真空チャンバ内に、ベース上を2軸方向に移動する移動ステージを有してなるXYステージが配置され、その移動ステージ上に載置された試料に対してレーザ光を照射することにより、その試料に含まれる成分をイオン化し、そのイオンを、試料に対するレーザ照射位置の直上に設けられた電極が作る電場により所用方向に引き出すとともに、上記XYステージの駆動により上記移動ステージ上の試料に対するレーザ照射位置を順次変化させるように構成されたレーザ脱離イオン化装置において、
    上記電極が上記真空チャンバの側壁に内側に突出するように設けられた保持部材により保持されているとともに、上記XYステージのベースが、上記真空チャンバ内の底板および側壁に対して所定の空隙を介在させた状態で、上記保持部材に対して支持部材を介して支持されていることを特徴とするレーザ脱離イオン化装置。
  4. 上記支持部材が、低線膨張係数を有する材料によって形成されていることを特徴とする請求項3に記載のレーザ脱離イオン化装置。
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