JP2014062964A - 板バネ、カメラモジュールの駆動機構および電子機器端末 - Google Patents

板バネ、カメラモジュールの駆動機構および電子機器端末 Download PDF

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【課題】板バネに平面方向の応力が加わった際にスプリング部に変形が生じる不具合を防止することが可能な、板バネを提供する。
【解決手段】板バネ5、11は、外枠部5a、11aと、外枠部5a、11aの内側に配置された内枠部5b、11bと、内枠部5b、11bと外枠部5a、11aとの間に設けられ、内枠部5b、11bと外枠部5a、11aとを板バネ5の法線方向へ伸縮させるスプリング部5c、11cとを備えている。外枠部5a、11a、内枠部5b、11b及びスプリング部5c、11cのうち少なくとも1つに、平面方向外方へ突出し、スプリング部5c、11cの平面方向への変形を抑制する少なくとも1つの規制突起15が設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、カメラモジュールの駆動機構に用いられる板バネ、カメラモジュールの駆動機構および電子機器端末に関する。
携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ノートPCなど、カメラ付き小型電子機器などにおいて、オートフォーカスやズーム等を目的として、コイルに流れる電流と、ヨーク及びマグネットにより構成された磁気回路の磁界との相互作用によって、光軸方向にレンズユニットを変位させることができるカメラモジュールの駆動機構(ボイスコイルモーター(VCM))が用いられている。
このようなカメラモジュールの駆動機構には、レンズユニットを保持しているホルダをレンズユニットの光軸方向に変位可能に支持するための板バネが使用されている。
特開2009−210055号公報
ところで近年、小型電子機器の薄型化が進んでいることにより、カメラモジュールも薄型化することが要求されている。このため、カメラモジュールに組み込まれる板バネもできる限り薄くすることが求められている。一方、板バネに対して必要とされるバネ強度は、カメラレンズの重さにより異なっている。具体的には、重いレンズを搭載する場合には板バネのバネ強度を高めるため、板バネの厚みを厚くする必要があり、軽いレンズを搭載する場合には板バネの厚みを薄くする必要がある。このような背景の下、一般には、板バネは、20μm〜100μm程度の薄い銅合金製高強度材を用いて、エッチングにより作製されている。
また一般に、板バネのうちスプリング部は、板バネに必要とされる特性を得るために、非常に細い線を幾重にも折り返したような形状を有している。しかしながら、上述したように、板バネの厚みは非常に薄い上に、スプリング部が細い線形状を有している。このため、板バネの製造時等に板バネに平面方向の応力が加わった際、スプリング部に変形が生じ、その歩留りが低下してしまうという問題がある。また、電子機器端末に組み込まれた後、落下等の衝撃により板バネに平面方向の応力が加わり、スプリング部に変形が生じてしまうおそれもある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、板バネに平面方向の応力が加わった際にスプリング部に変形(塑性変形)が生じる不具合を防止することが可能な、板バネ、カメラモジュールの駆動機構および電子機器端末を提供することを目的とする。
本発明は、カメラモジュールの駆動機構に用いられる板バネにおいて、外枠部と、外枠部の内側に配置された内枠部と、内枠部と外枠部との間に設けられ、外枠部と内枠部とを板バネの法線方向へ伸縮させるスプリング部とを備え、外枠部、内枠部及びスプリング部のうち少なくとも1つに、平面方向外方へ突出し、スプリング部の平面方向への変形を抑制する少なくとも1つの規制突起が設けられていることを特徴とする板バネである。
本発明は、規制突起は、板バネの変形時に、外枠部、内枠部、スプリング部及び他の突起のうちのいずれかに当接することを特徴とする板バネである。
本発明は、スプリング部の幅をwとしたとき、スプリング部と外枠部又は内枠部との連結部と、板バネの変形時に規制突起が当接する部分との距離は、1.0w〜30wとなることを特徴とする板バネである。
本発明は、規制突起は、基端部と先端部とを有し、規制突起の長さは、規制突起の基端部と板バネの変形時に規制突起が当接する部分との間の距離の20%〜80%であることを特徴とする板バネである。
本発明は、筐体と、光学系を構成するレンズユニットと、筐体内に配置され、レンズユニットを収納してレンズユニットの光軸方向に移動可能なホルダと、ホルダに設けられたコイルと、筐体に設けられコイルに磁界を提供するヨーク及びマグネット片と、筐体とホルダとの間に介在された、板バネとを備え、板バネは、外枠部と、外枠部の内側に配置された内枠部と、内枠部と外枠部との間に設けられ、外枠部と内枠部とを板バネの法線方向へ伸縮させるスプリング部とを有し、板バネの外枠部、内枠部及びスプリング部のうち少なくとも1つに、平面方向外方へ突出し、スプリング部の平面方向への変形を抑制する少なくとも1つの規制突起が設けられていることを特徴とするカメラモジュールの駆動機構である。
本発明は、規制突起は、板バネの変形時に、外枠部、内枠部、スプリング部及び他の突起のうちのいずれかに当接することを特徴とするカメラモジュールの駆動機構である。
本発明は、スプリング部の幅をwとしたとき、スプリング部と外枠部又は内枠部との連結部と、板バネの変形時に規制突起が当接する部分との距離は、1.0w〜30wとなることを特徴とするカメラモジュールの駆動機構である。
本発明は、規制突起は、基端部と先端部とを有し、規制突起の長さは、規制突起の基端部と板バネの変形時に規制突起が当接する部分との間の距離の20%〜80%であることを特徴とするカメラモジュールの駆動機構である。
本発明は、カメラモジュールの駆動機構を備えたことを特徴とする電子機器端末である。
本発明によれば、外枠部、内枠部及びスプリング部のうち少なくとも1つに、平面方向外方へ突出し、スプリング部の平面方向への変形を抑制する少なくとも1つの規制突起が設けられている。この規制突起は、板バネの変形(弾性変形)時に、外枠部、内枠部、スプリング部及び他の規制突起のうちのいずれかに当接して、スプリング部を保護する。このことにより、板バネに平面方向の応力が加わった際、スプリング部に変形(塑性変形)が生じる不具合を防止することができる。
図1は、カメラモジュールの駆動機構を示す分解斜視図。 図2は、カメラモジュールを示す概略側面図。 図3は、カメラモジュールの駆動機構に組込まれる上部板バネを示す平面図。 図4は、カメラモジュールの駆動機構に組込まれる下部板バネを示す平面図。 図5は、板バネの部分拡大平面図。 図6は、板バネの作用を示す部分拡大平面図。 図7は、板バネの変形例を示す部分拡大平面図。 図8は、板バネの変形例を示す部分拡大平面図。 図9は、板バネの変形例を示す部分拡大平面図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(カメラモジュールの駆動機構の構成)
図1および図2に示すように、本発明によるカメラモジュールの駆動機構1は、カバー2とベース13とからなる筐体2Aと、光学系を構成する複数のレンズ26からなるレンズユニット26Aと、筐体2A内に配置されレンズユニット26Aを収納してレンズユニット26Aの光軸方向へ移動可能なホルダ9と、ホルダ9の外周に設けられたコイル8と、筐体2Aのベース13に設けられコイル8に磁界を提供するヨーク6及びマグネット片7とを備えている。
また筐体2Aのカバー2と、ホルダ9の上部との間に上部板バネ5が介在され、筐体2Aのベース13とホルダ9の下部との間に下部板バネ11が介在されている。
そして下部板バネ11を介してコイル8に電流を流すことによりホルダ9に上方への力が作用し、レンズユニット26Aを上部板バネ5および下部板バネ11の力に抗して全体として上方へ持上げることができる(図2参照)。
また、入力する電流量を調整することにより、ホルダ9を上方へ移動させる力を変化させ、上部板バネ5および下部板バネ11の力とのバランスをとることで、ホルダ9の上下移動及びその位置調整を行うことができる。
なお、図2に示すように、筐体2Aは、中間支持体21を介して基体20上方に固定され、中間支持体21には赤外線カットガラス22を保持するガラス板24が支持され、基体20上には撮像素子25が配置されている。
このように筐体2Aを有するカメラモジュールの駆動機構1と、赤外線カットガラス22とガラス板24とを支持する中間支持体21と、撮像素子25が配置された基体20とによりカメラモジュール1Aが構成されている。
なお、上記構成のうち、上部板バネ5は図3に示すように、筐体2A側の外枠部5aと、ホルダ9側の内枠部5bと、外枠部5aと内枠部5bとの間に設けられたバネ性をもつスプリング部5cとを有している。また下部板バネ11は図4に示すように、筐体2A側の外枠部11aと、ホルダ9側の内枠部11bと、外枠部11aと内枠部11bとの間に設けられたバネ性をもつスプリング部11cとを有している。
次にカメラモジュールの駆動機構1の各構成部分について、更に説明する。
上述のようにカバー2とベース13とからなる筐体2A内の空間には、レンズユニット26Aを保持しているホルダ9がレンズユニット26Aの光軸方向へ変位可能に収容されている。
ホルダ9の上下の各円筒縁部には、それぞれ上部板バネ5の内枠部5bと下部板バネ11の内枠部11bが取付けられており、上部板バネ5の外枠部5a(図3参照)は筐体2Aのベース13に固定されているヨーク6の上面に取付けられ、下部板バネ11の外枠部11a(図4参照)は筐体2Aのベース13に取付けられている。
上記ヨーク6には複数のマグネット片7が接着されており、カメラモジュールの駆動機構1の磁気回路を構成している。そしてこの磁気回路により形成された磁界内にコイル8が配置されている。このコイル8はホルダ9の外周に巻回されており、コイル8に電流を供給することによりホルダ9をレンズユニット26Aの光軸方向へ変位させることができる。なお、図2において、符号12により示す部材は外部電源からコイル8へ電流を供給するための導体(フレキシブルプリント基板等)であり、符号4により示す部材は上部板バネ5の上面に装着される調整板である。
このようなカメラモジュール1Aは、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ノートPCなど、カメラ付き小型電子機器等の電子機器端末に組み込まれて用いられる。本実施の形態において、このような電子機器端末も提供する。
(板バネの構成)
次に図3乃至図5により、上部板バネ5および下部板バネ11について更に述べる。
上部板バネ5および下部板バネ11は、それぞれ銅合金等、金属製の板バネ材料を用いて作製されたものである。
上部板バネ5は図3に示すように四角形状の外枠部5aと、ホルダ9側であって外枠部5aの内側に配置されたリング状の内枠部5bと、外枠部5aと内枠部5bとの間に設けられ、外枠部5aと内枠部5bとを上部板バネ5の法線方向へ伸縮させるバネ性をもつスプリング部5cとを有している。
また外枠部5aは内周縁5fを有しており、この内周縁5fの4隅近傍には、それぞれ外枠部5aと各スプリング部5cとを連結する連結部5gが設けられている。さらに、外枠部5aの4隅のうち3つに、それぞれ上部板バネ5を筐体2Aのベース13に固定されているヨーク6の上面に取付ける際の位置決め孔17が設けられている。位置決め孔17はヨーク6の上面側に設けられた位置決め突起(図示せず)に係合して、上部板バネ5をヨーク6の上面側に精度良く位置決めするものである。
さらに、外枠部5aには、上部板バネ5を筐体2Aに取付けるための接着部30Aが設けられている。この接着部30Aは外枠部5aの4隅であって外枠部5aと各スプリング部5cとの連結部5g近傍に設けられている。また、接着部30Aは、外枠部5aの周方向に所定間隔をおいて複数(4個)設けられている。
一方、内枠部5bは、円形状の外周縁5hを有している。この外周縁5hの4隅近傍には、それぞれ内枠部5bと各スプリング部5cとを連結する連結部5iが設けられている。さらに、内枠部5bには、上部板バネ5をホルダ9に取付けるための接着部30Bが設けられている。この接着部30Bは内枠部5bの4隅であって内枠部5bと各スプリング部5cとの連結部5i近傍に設けられている。また、接着部30Bは、内枠部5bの周方向に所定間隔をおいて複数(4個)設けられている。
図5に示すように、各スプリング部5cは、それぞれ細い線を幾重にも折り返したような蛇行形状を有している。またスプリング部5cは、複数の直線部5jと、各直線部5j同士を連結する湾曲部5kとを含んでいる。なお、スプリング部5cの幅wは、例えば30μm〜100μmとすることができる。
本実施の形態において、各スプリング部5cの一の直線部5jには、平面方向外方(外枠部5a側)へ突出する規制突起15が設けられている。この規制突起15は、上部板バネ5の変形時に、外枠部5aの内周縁5f(当接部5m)に当接することにより、スプリング部5cの平面方向への変形を抑制し、スプリング部5cを保護するものである。規制突起15の平面形状は、矩形状、多角形状、半円状、半楕円状など、特に限定されるものではない。
規制突起15が設けられる場所は、特に限定されるものではないが、図5に示すように、スプリング部5cのうち、スプリング部5cと外枠部5aとの距離Lが短い箇所に設けられることが好ましく、この場合、スプリング部5cのうち上部板バネ5の変形時に応力が集中しやすい領域である、連結部5gの近傍領域を保護することができる。なお、「規制突起15がスプリング部5cと外枠部5aとの距離Lが短い箇所に設けられる」とは、当接部5mが連結部5gから例えば1.0w〜30wの距離となる場合をいう(wはスプリング部5cの幅である)。なお、規制突起15は、スプリング部5cのうち、スプリング部5cと内枠部5bとの距離が短い箇所に設けられても良い。
また、規制突起15は、基端部15aと先端部15bとを有している。このうち基端部15aはスプリング部5cに連結され、先端部15bは外枠部5aから離間している。
また、規制突起15の長さ(すなわち基端部15aと先端部15bとの間の距離)Lは、規制突起15の基端部15aと上部板バネ5の変形時に規制突起15が当接する当接部5mとの間の距離Lの20%〜80%とすることが好ましい。規制突起15の長さLをこの範囲とすることにより、上部板バネ5の変形時に、規制突起15を外枠部5aに確実に当接させることができ、スプリング部5cを効果的に保護することができる。
次に下部板バネ11について、図4および図5により説明する。なお、図4に示す下部板バネ11において、図3に示す上部板バネ5の構成と同一部分には同一符号を付して一部詳細な説明を省略する。
下部板バネ11は、図4に示すように四角形状の外枠部11aと、ホルダ9側であって外枠部11aの内側に配置されたリング状内枠部11bと、外枠部11aと内枠部11bとの間に設けられ、外枠部11aと内枠部11bとを下部板バネ11の法線方向へ伸縮させるバネ性をもつスプリング部11cとを有している。
このうち外枠部11aは内周縁11fを有しており、この内周縁11fの4隅近傍には、それぞれ外枠部11aと各スプリング部11cとを連結する連結部11gが設けられている。さらに、外枠部11aには、下部板バネ11を筐体2Aのベース13に取付けるための接着部30Aが設けられている。
一方、内枠部11bは、円形状の外周縁11hを有している。この外周縁11hの4隅近傍には、それぞれ内枠部11bと各スプリング部11cとを連結する連結部11iが設けられている。さらに、内枠部11bには、下部板バネ11をホルダ9に取付けるための接着部30Bが設けられている。
各スプリング部11cは、それぞれ細い線を幾重にも折り返したような蛇行形状を有している。また、スプリング部11cは、図5に示すように、複数の直線部11jと、各直線部11j同士を連結する湾曲部11kとを含んでいる。なお、スプリング部11cの形状は、スプリング部5cの形状と同一である。
各スプリング部11cの直線部11jには、直線部11jから平面方向外方(外枠部11a側)へ突出する規制突起15が設けられている。この規制突起15は、下部板バネ11の変形時に、外枠部11aの内周縁11f(当接部11m)に当接することにより、スプリング部11cの平面方向への変形を抑制し、スプリング部11cを保護するものである。なお、下部板バネ11の規制突起15の構成は、上述した上部板バネ5の規制突起15の構成と略同一であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
また、下部板バネ11の外枠部11aには外部電源に接続される一対の接続端子11e、11eが設けられている。この接続端子11e、11eと外部のフレキシブルプリント基板12(図2)とが例えば半田接合されることにより、接続端子11e、11eと外部電源とが電気接続されるようになっている。
さらに内枠部11bにはコイル8側に接続される一対の電気接続用の接続端子11d、11dが設けられている。この接続端子11d、11dとコイル8(図2)とが例えば半田接合されることにより、接続端子11d、11dとコイル8とが電気接続されるようになっている。このようにして、外部電源から下部板バネ11を介してコイル8側へ電流を流すことができる。
また、図4に示すように、外枠部11aは、互いに離間した一対の外枠部材11a、11aからなっており、これにより接続端子11e、11e同士が短絡しないようになっている。また、内枠部11bは、互いに離間した一対の内枠部材11b、11bからなっており、これにより接続端子11d、11d同士が短絡しないようになっている。
なお、図3および図4において、4つのスプリング部5c、11cおよび4つの規制突起15は、図3および図4の上下又は左右に延びる板バネ5、11の中心軸線に対して線対称となる形状を有している。しかしながら、これに限らず、4つのスプリング部5c、11cおよび4つの規制突起15は、90°の回転対称性をもつ形状を有していても良い。
次に上部板バネ5および下部板バネ11の材料について述べる。上部板バネ5および下部板バネ11は、いずれも銅合金等の金属からなる金属板をエッチング加工して作製される。このような銅合金としては、例えばベリリウム銅(Cu−Be)、ニッケル錫銅(Cu−Ni−Sn)、チタニウム銅(Cu−Ti)などを挙げることができる。コイル8へ外部電源からの電流を流す導体の一部として使用する場合は、導電率のよい材料が好ましい。また、バネ特性の観点からは、硬度もしくは引張強度が重視されることもあり、コイル8へ外部電源からの電流を流す導体の一部として使用しない場合は、ステンレス合金(SUS304、SUS316、TS−4など)などの硬い金属板から上部板バネ5および下部板バネ11を作製してもよい。なお、上部板バネ5および下部板バネ11の厚みは、例えば20μm〜100μmとすることができる。
(本実施の形態の作用)
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。具体的には、板バネ5、11に対して平面方向に変形が生じる場合の作用について説明する。
板バネ5、11に対して平面方向に変形が生じる場合としては、例えばレンズユニット26Aを筐体2A内に取り付ける際、レンズユニット26Aを、上方から見て所定の方向に回転させながら筐体2A内に挿入する場合が考えられる。このとき、レンズユニット26Aが所定の方向に回転することに伴い、板バネ5、11の内枠部5b、11bも所定の方向に回転し、これによりスプリング部5c、11cが捻られる。
このほか、板バネ5、11に対して平面方向に変形が生じる場合としては、板バネ5、11を図示しない電子機器端末に組み込んだ後、電子機器端末に対して落下等の衝撃が加わる場合等も考えられる。
これに対して本実施の形態においては、各スプリング部5c、11cの直線部5j、11jには、平面方向外方(外枠部5a、11a側)へ突出する規制突起15が設けられている。このため、スプリング部5c、11cが変形(弾性変形)した際、規制突起15が外枠部5a、11aの内周縁5f、11f(当接部5m、11m)に当接する(図6の二点鎖線参照)。これにより、スプリング部5c、11cの変形による応力が一箇所(例えば連結部5g、11g近傍)に集中することがなく、応力を分散させることができ、スプリング部5c、11cが保護される。この結果、スプリング部5c、11cに変形(塑性変形)が生じる不具合を防止することができ、板バネ5、11の歩留まりが低下することを防止することができる。また、板バネ5、11を電子機器端末に組み込んだ後、オートフォーカス動作時にカメラモジュール1Aのレンズ26の駆動精度が劣化することを防止することができるので、電子機器端末の衝撃耐性を向上させることができる。
(カメラモジュールの駆動機構の作用)
次にカメラモジュールの駆動機構の作用について図2により述べる。
まず下部板バネ11を介してコイル8に電流を流す。このことにより電流とマグネット片7の磁界とで相互作用が起こり、ホルダ9に上方への力が作用し、レンズユニット26Aを上部板バネ5および下部板バネ11の力に抗して全体として上方へ持上げることができる(図2参照)。
また、コイル8に流す電流量を調整することにより、ホルダ9を上方へ移動させる力を変化させ、上部板バネ5および下部板バネ11の力とのバランスをとることで、ホルダ9の上下移動及びその位置調整を行うことができる。
この場合、上部板バネ5および下部板バネ11の外枠部5a、11aのうちスプリング部5c、11cとの連結部5g、11g近傍に接着部30Aを設け、内枠部5b、11bのうちスプリング部5c、11cとの連結部5i、11i近傍に接着部30Bを設けている。
このように上部板バネ5および下部板バネ11のスプリング部5c、11cの両端部を筐体2Aのベース13に固定されるヨーク6、ベース13およびホルダ9の各々に堅固に固定することにより、スプリング部5c、11cのバネ定数を安定化させることができる。
このことにより安定したバネ特性をもつカメラモジュールの駆動機構を得ることができる。
(変形例)
図1乃至図6に示す実施の形態においては、本発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
すなわち上述した実施の形態においては、規制突起15は、各スプリング部5c、11cのうち連結部5i、11i近傍の1箇所に設けられている。この1箇所の規制突起15は、板バネ5、11が変形した時に、外枠部5a、11aの内周縁5f、11fに当接するようになっている。
しかしながら、これに限られるものではなく、少なくとも1つの規制突起15が、外枠部5a、11a、内枠部5b、11b及びスプリング部5c、11cのうち少なくとも1つに設けられ、この少なくとも1つの規制突起15が、板バネ5、11の変形時に、外枠部5a、11a、内枠部5b、11b、スプリング部5c、11c及び他の規制突起15のうちのいずれかに当接して、スプリング部5c、11cを保護するようになっていれば良い。
例えば、以下に説明するように、図7乃至図9に示す構成とすることも可能である。なお、図7乃至図9において、図1乃至図6に示す構成と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図7において、スプリング部5c、11cおよび内枠部5b、11bに、複数の規制突起15(15A〜15C)が設けられている。この場合、スプリング部5c、11cには、平面方向外方(外枠部5a、11a側)へ突出する複数の規制突起15A、15Bが設けられている。また、内枠部5b、11bの外周縁5h、11hには、平面方向外方へ突出する規制突起15Cが設けられている。このうちスプリング部5c、11cの規制突起15Aは、板バネ5、11の変形時に、外枠部5a、11aの内周縁5f、11fに当接する(図5に示す規制突起15と略同様)。一方、スプリング部5c、11cの各規制突起15Bは、板バネ5、11の変形時に、それぞれスプリング部5c、11cの直線部5j、11jに当接する。また、内枠部5b、11bの規制突起15Cは、板バネ5、11の変形時に、スプリング部5c、11cの直線部5j、11jに当接する。
図8において、スプリング部5c、11cおよび外枠部5a、11aに、複数の規制突起15(15D〜15F)が設けられている。この場合、スプリング部5c、11cには、平面方向外方(内枠部5b、11b側)へ突出する複数の規制突起15D、15Eが設けられている。また、外枠部5a、11aの内周縁5f、11fには、平面方向外方へ突出する規制突起15Fが設けられている。このうちスプリング部5c、11cの規制突起15Dは、板バネ5、11の変形時に、内枠部5b、11bの外周縁5h、11hに当接する。一方、スプリング部5c、11cの各規制突起15Eは、板バネ5、11の変形時に、それぞれスプリング部5c、11cの直線部5j、11jに当接する。また外枠部5a、11aの規制突起15Fは、板バネ5、11の変形時に、スプリング部5c、11cの直線部5j、11jに当接する。
図9において、スプリング部5c、11c、外枠部5a、11a、および内枠部5b、11bに、複数の規制突起15(15G〜15K)が設けられている。この場合、スプリング部5c、11cには、平面方向外方へ突出する複数の規制突起15G、15H、15Iが設けられている。さらに、外枠部5a、11aの内周縁5f、11fには、規制突起15Jが設けられ、内枠部5b、11bの外周縁5h、11hには、規制突起15Kが設けられている。このうちスプリング部5c、11cの規制突起15Gは、外枠部5a、11aの規制突起15Jに対向しており、板バネ5、11の変形時にこの規制突起15Jに当接するようになっている。また、スプリング部5c、11cの各規制突起15Hは、スプリング部5c、11cの他の規制突起15Hに対向しており、板バネ5、11の変形時にそれぞれ当該他の規制突起15Hに当接するようになっている。さらに、スプリング部5c、11cの規制突起15Iは、内枠部5b、11bの規制突起15Kに対向しており、板バネ5、11の変形時にこの規制突起15Kに当接するようになっている。
図7乃至図9に示すように、複数の規制突起15を、外枠部5a、11a、内枠部5b、11b及びスプリング部5c、11cの1つまたは複数に設けることにより、板バネ5、11が平面方向に変形した際、スプリング部5c、11cをより確実に保護することができる。また、この場合、板バネ5、11が様々な方向に変形した場合でも、スプリング部5c、11cの変形による応力を分散させることができる。
1 カメラモジュールの駆動機構
1A カメラモジュール
2 カバー
2A 筐体
4 調整板
5 上部板バネ
5a 外枠部
5b 内枠部
5c スプリング部
5f 内周縁
5g 連結部
5h 外周縁
5i 連結部
5j 直線部
5k 湾曲部
5m 当接部
6 ヨーク
7 マグネット片
8 コイル
9 ホルダ
11 下部板バネ
11a 外枠部
11b 内枠部
11c スプリング部
11f 内周縁
11g 連結部
11h 外周縁
11i 連結部
11j 直線部
11k 湾曲部
11m 当接部
12 導体
13 ベース
15、15A〜15K 規制突起
17 位置決め孔
20 基体
21 中間支持体
22 赤外線カットガラス
24 ガラス板
25 撮像素子
26 レンズ
26A レンズユニット
30A、30B 接着部

Claims (9)

  1. カメラモジュールの駆動機構に用いられる板バネにおいて、
    外枠部と、
    外枠部の内側に配置された内枠部と、
    内枠部と外枠部との間に設けられ、外枠部と内枠部とを板バネの法線方向へ伸縮させるスプリング部とを備え、
    外枠部、内枠部及びスプリング部のうち少なくとも1つに、平面方向外方へ突出し、スプリング部の平面方向への変形を抑制する少なくとも1つの規制突起が設けられていることを特徴とする板バネ。
  2. 規制突起は、板バネの変形時に、外枠部、内枠部、スプリング部及び他の突起のうちのいずれかに当接することを特徴とする請求項1記載の板バネ。
  3. スプリング部の幅をwとしたとき、スプリング部と外枠部又は内枠部との連結部と、板バネの変形時に規制突起が当接する部分との距離は、1.0w〜30wとなることを特徴とする請求項2記載の板バネ。
  4. 規制突起は、基端部と先端部とを有し、規制突起の長さは、規制突起の基端部と板バネの変形時に規制突起が当接する部分との間の距離の20%〜80%であることを特徴とする請求項2又は3記載の板バネ。
  5. 筐体と、
    光学系を構成するレンズユニットと、
    筐体内に配置され、レンズユニットを収納してレンズユニットの光軸方向に移動可能なホルダと、
    ホルダに設けられたコイルと、
    筐体に設けられコイルに磁界を提供するヨーク及びマグネット片と、
    筐体とホルダとの間に介在された、板バネとを備え、
    板バネは、
    外枠部と、
    外枠部の内側に配置された内枠部と、
    内枠部と外枠部との間に設けられ、外枠部と内枠部とを板バネの法線方向へ伸縮させるスプリング部とを有し、
    板バネの外枠部、内枠部及びスプリング部のうち少なくとも1つに、平面方向外方へ突出し、スプリング部の平面方向への変形を抑制する少なくとも1つの規制突起が設けられていることを特徴とするカメラモジュールの駆動機構。
  6. 規制突起は、板バネの変形時に、外枠部、内枠部、スプリング部及び他の突起のうちのいずれかに当接することを特徴とする請求項5記載のカメラモジュールの駆動機構。
  7. スプリング部の幅をwとしたとき、スプリング部と外枠部又は内枠部との連結部と、板バネの変形時に規制突起が当接する部分との距離は、1.0w〜30wとなることを特徴とする請求項6記載のカメラモジュールの駆動機構。
  8. 規制突起は、基端部と先端部とを有し、規制突起の長さは、規制突起の基端部と板バネの変形時に規制突起が当接する部分との間の距離の20%〜80%であることを特徴とする請求項6又は7記載のカメラモジュールの駆動機構。
  9. 請求項5乃至8のいずれか一項記載のカメラモジュールの駆動機構を備えたことを特徴とする電子機器端末。
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