JP2014061192A - ステントデリバリーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】バルーンを折り畳んでステントをマウントした際の外径を効果的に小さくできるステントデリバリーシステムを提供する。
【解決手段】内部に流体が流入することで膨張可能であって長尺なシャフト部60の外周面に折り畳まれて径外方向側に凸となる外側折り返し部34が形成されるバルーン30と、線材が環状に形成されて環の軸線方向に並ぶ複数の環状部71a〜71hおよび隣接する前記環状部71a〜71h同士を接続する複数の接続部72を備え、前記接続部72の全てが前記外側折り返し部34の上に位置するように前記バルーン30の外周に配置されるステント70と、を有するステントデリバリーシステムである。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば血管等の生体管腔内に生じた狭窄部を治療するために用いるステントデリバリーシステムに関するものである。
近年、例えば急性心筋梗塞や狭心症の治療では、冠動脈の病変部(狭窄部)にステントを留置する方法が行われており、他の血管、胆管、気管、食道、尿道、その他の生体管腔内に形成された狭窄部の改善についても同様の方法が行われることがある。ステントの留置に用いるステントデリバリーシステムは、通常、長尺なシャフト部と、シャフト部の先端側に設けられて径方向に拡張可能なバルーンとを備えており、収縮されているバルーンの外周に、金属線材からなる筒状のステントが設置(マウント)される。バルーンを細い生体管腔を経由して体内の目的場所まで到達させた後に拡張させると、ステントが塑性変形しながら拡張し、狭窄部が押し広げられる。この後、バルーンを収縮させると、ステントは拡張した状態で残され、狭窄部を押し広げた状態で維持することができる。
このため、ステントをマウントしたバルーンは、目的の場所へ到達するまで細く収縮されている必要があり、そのために、シャフト部の外周面にバルーンを周方向へ巻くように折り畳む方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−86463号公報
しかしながら、シャフト部の外周面にバルーンを折り畳みながら巻きつけると、バルーンの表面に折り返し部が生じ、この折り返し部の膨らみによってバルーンにマウントされたステントの軸直角断面の外径が大きくなり、細い生体管腔への挿入が困難となる虞がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、バルーンを折り畳んでステントをマウントした際の外径をより小さくできるステントデリバリーシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明は、内部に流体が流入することで膨張可能であって長尺なシャフト部の外周面に折り畳まれて径外方向側に凸となる外側折り返し部が形成されるバルーンと、線材が環状に形成されて環の軸線方向に並ぶ複数の環状部および隣接する前記環状部同士を接続する複数の接続部を備え、前記接続部の全てが前記外側折り返し部の上に位置するように前記バルーンの外周に配置されるステントと、を有するステントデリバリーシステムである。
上記のように構成したステントデリバリーシステムは、ステントの接続部の全てが、バルーンの外側折り返し部の上に位置するため、ステントにおいて強度の高い接続部を利用して、バルーンの浮き上がりやすい外側折り返し部を抑え込むことができ、バルーンを折り畳んでステントをマウントした際の外径を効果的に小径化できる。
前記外側折り返し部が、前記シャフト部の軸線方向に沿って線状に延びるとともに周方向に均等に配置されて複数形成され、前記接続部の全てが、前記複数の外側折り返し部のいずれかの上に位置するようにすれば、外側折り返し部が均等に配置されてバルーンの材料が偏らずに均等に配分され、効果的に小径化を図ることができ、かつ複数の外側折り返し部の浮き上がりを同時に抑制して、バルーンにマウントされたステントの外径を効果的に小径化できる。
前記接続部が、前記ステントの周方向に均等に設けられる複数の接続部配置領域上に設けられ、前記外側折り返し部の数が、前記接続部配置領域の数の整数倍であるようにすれば、均等に配置される複数の接続部配置領域を、外側折り返し部に一致させやすいため、全ての接続部を外側折り返し部の上に容易に配置することができる。
前記外側折り返し部の数が、前記接続部配置領域の数と同数であるようにすれば、全ての外側折り返し部の上に接続部を配置することができ、全ての外側折り返し部の浮き上がりを同時に抑制して、バルーンにマウントされたステントの外径を効果的に小径化できる。
前記外側折り返し部が4つ設けられるようにすれば、4つの接続部配置領域が設けられたステントの外径を効果的に小径化できる。
本発明の実施形態に係るステントデリバリーシステムの平面図である。 図1の2−2線に沿うステントデリバリーシステムの先端部の縦断面図である。 図1の3−3線に沿うステントデリバリーシステムの横断面図である。 ステントデリバリーシステムのバルーンを膨張させた際を示す縦断面図である。 ステントデリバリーシステムのバルーンの表面に設置(マウント)されるステントを展開した展開図である。 図5の一部を拡大した拡大展開図である。 バルーンによって拡張されたステントを示す展開図である。 本発明の実施形態に係るステントデリバリーシステムの変形例を示すバルーンの表面に設置されるステントを展開した展開図である。 本発明の実施形態に係るステントデリバリーシステムの他の変形例を示すバルーンの表面に設置されるステントを展開した展開図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。
本実施形態に係るステントデリバリーシステムは、図1に示すように、バルーンカテーテル10と、ステント70とを備えている。バルーンカテーテル10は、血管、胆管、気管、食道、尿道、またはその他の生体管腔内に生じた狭窄部にステント70を留置するために用いるものである。なお、本明細書では、管腔に挿入する側を「先端」若しくは「先端側」、操作する手元側を「基端」若しくは「基端側」と称することとする。
バルーンカテーテル10は、長尺なカテーテル本体部20と、カテーテル本体部20の先端部に設けられてステントを保持するバルーン30と、カテーテル本体部20の基端に固着されたハブ40とを有している。
カテーテル本体部20は、先端および基端が開口した管状体である外管50と、外管50の内部に配置される内管60(シャフト部)とを備えている。外管50は、バルーン30を拡張するための拡張用流体が流通する拡張用ルーメン51が内部に形成されており、内管60には、ガイドワイヤー9が挿通されるガイドワイヤールーメン61が形成されている。拡張用流体は、気体でも液体でもよく、例えば、ヘリウムガス、COガス、Oガス等の気体や、生理食塩水、造影剤等の液体が挙げられる。
内管60は、長尺な円筒管によって構成され、先端部が、図2に示すように、バルーン30の内部を貫通してバルーン30よりも先端側で開口しており、基端側が、図1に示すように、外管50の側壁を貫通して、外管50に接着剤または熱融着により液密に固着されている。
ハブ40は、図1に示すように、外管50の拡張用ルーメン51と連通して拡張用流体を流入出させるポートとして機能する基端開口部41を備えており、外管50の基端部が接着剤、熱融着または止具(図示せず)等により液密に固着されている。
外管50および内管60は、ある程度の可撓性を有する材料により形成されるのが好ましく、そのような材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、あるいはこれら二種以上の混合物等のポリオレフィンや、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が挙げられる。
ハブ40の構成材料は、例えば、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアリレート、メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合体等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
バルーン30は、ステント70を押し広げるものであり、所定の範囲を効率よく押し広げられるよう、バルーン30が拡張した際を示す図4のように、軸方向中央部に略円筒状で形成されてほぼ同一径の筒状部31を有している。なお、この筒状部31は、軸直交断面が必ずしも円形でなくてもよい。バルーン30の筒状部31の先端側には、先端側へ向かって径がテーパ状に縮小して形成される第1の縮径部32が設けられ、基端側には、基端側へ向かって径がテーパ状に縮小して形成される第2の縮径部33が設けられている。
第1の縮径部32の先端側は、内管60の外壁面に接着剤または熱融着等により液密に固着されており、第2の縮径部33の基端側は、外管50の先端部の外壁面に接着剤または熱融着等により液密に固着されている。したがって、バルーン30の内部は、外管50に形成される拡張用ルーメン51と連通し、この拡張用ルーメン51を介して、基端側から拡張用流体を流入可能となっている。バルーン30は、拡張用流体の流入により拡張し、流入した拡張用流体を排出することにより折り畳まれて収縮する。
バルーン30は、拡張させない状態では、図1〜3に示すように、内管60の外周面に周方向へ巻きつくように折り畳まれた状態となるよう、形状付けられている。このようなバルーン30は、金型内で、素材となるチューブを加熱し、内側から流体によって膨らますように加圧して金型に押し付けるブロー成形によって成形できる。
バルーン30は、図3に示すように、内管60に巻きつくように折り畳まれることで、径外方向へ凸となるように折り返される4つの外側折り返し部34と、径外方向へ凹となるように折り返される4つの内側折り返し部35とが形成される。外側折り返し部34および内側折り返し部35は、折り畳まれた状態において互いに重ならないように周方向に配置される。外側折り返し部34は、周方向に90度毎に均等に並んで配置され、内側折り返し部35も同様に、周方向に90度毎に均等に並んで配置される。バルーン30は、折り返しつつ内管60に巻かれることで、バルーン30を構成する膜状の材料が内管60の外周面上に重なる枚数が、周方向の部位によって異なる。本実施形態では、外側折り返し部34および内側折り返し部35が設けられる部位を境界として、バルーン30の材料が5層重なる最多層部と、バルーン30の材料が3層重なる最少層部とが周方向へ交互に形成される。なお、重なる層数は、内管60の外周の長さに対するバルーン30の周方向長さの程度により変わり、重なる層数が少なくなることもあり得、または重なる層数が多くなることもあり得る。例えば、最多層部が3層で最少層部が1層部で形成されてもよく、または最多層部が7層で最少層部が5層部で形成されてもよく、または、さらに多くの層数で形成されてもよい。外側折り返し部34は、バルーン30を構成する膜状の材料の膜厚に対応する幅Dで形成され、折り返しにおいて凸状となる最先端部36が、内管60に巻きつけられたバルーン30の外表面において直線状に観察される。
外側折り返し部34および内側折り返し部35は、筒状部31に対応する範囲、すなわちバルーン30の軸方向中央部において、軸方向に沿って直線的に延びて形成される。
バルーン30は、ある程度の可撓性を有する材料により形成されることが好ましく、そのような材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、あるいはこれら二種以上の混合物等のポリオレフィンや、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が挙げられる。
ステント70は、バルーン30の拡張力により拡張(塑性変形)する、いわゆるバルーン拡張型ステントであり、バルーン30の筒状部31上に装着(マウント)される。ステント70を構成する材料としては、生体適合性を有する金属が好ましく、例えば、ステンレス鋼等の鉄ベース合金、タンタル(タンタル合金)、プラチナ(プラチナ合金)、金(金合金)、コバルトクロム合金等のコバルトベース合金、チタン合金、ニオブ合金等が挙げられる。
ステント70は、図5,6に示す展開図のように、第1〜第8環状部71a、71b、71c、71d、71e、71f、71g、71hをその軸線方向に配列し、第1環状部71aと第2環状部71b、第2環状部71bと第3環状部71c、第3環状部71cと第4環状部71d、第4環状部71dと第5環状部71e、第5環状部71eと第6環状部71f、第6環状部71fと第7環状部71g、および、第7環状部71gと第8環状部71hのそれぞれを、複数の接続部72で接続することによって、全体として円筒状に形成されている。なお、環状部の数は、8つに限定されず、2つ以上設けられればよい。
第1環状部71aは、複数の線状パターン81を環状に連ねることにより形成されている。これと同様に、第2環状部71bは複数の線状パターン82を、第3環状部71cは複数の線状パターン83を、第4環状部71dは複数の線状パターン84を、第5環状部71eは複数の線状パターン85を、第6環状部71fは複数の線状パターン86を、第7環状部71gは複数の線状パターン87を、第8環状部71hは複数の線状パターン88をそれぞれ連ねることにより形成されている。
線状パターン81〜88は、略同一幅の金属線を折り返しつつM字に近似された形状に形成されている。なお、図5,6では、便宜上、1つの線状パターン81〜88を斜線で表示している。
金属線は、断面長方形状に形成されており、その幅は、例えば、100μm程度に設定され、その厚みは、例えば、1μm〜100μmの間に設定される。なお、金属線の幅及び厚みは、これに限定されず、適宜変更可能である。
第1環状部71aと第2環状部71bの間に形成される接続部72は、図6において一点鎖線で示される領域のように、第1環状部71aを構成する線状パターン81と、第2環状部71bを構成する線状パターン82との間の、線状パターン81および線状パターン82からはみ出す差分の部位として定義される。これと同様に、第2環状部71bと第3環状部71cの間、第3環状部71cと第4環状部71dの間、第4環状部71dと第5環状部71eの間、第5環状部71eと第6環状部71fの間、第6環状部71fと第7環状部71gの間、および、第7環状部71gと第8環状部71hの間の接続部72も、各々の接続部72を挟む2つの線状パターンからはみ出す差分の部位として定義される。
ステント70に存在する全ての接続部72は、ステント70の周方向に均等に配置されて内管60(シャフト部)の軸線に平行に延びる4本の接続部配置領域A1〜A4のいずれかの範囲内に位置している。この接続部配置領域A1〜A4の数は、外側折り返し部34の数と一致する。そして、ステント70は、ステント70に存在する全ての接続部72が、いずれかの外側折り返し部34の上に重なるようにバルーン30上に配置される。接続部72は、幅Dを有する外側折り返し部34の全幅を覆うように配置されることが好ましいが、外側折り返し部34の全幅を覆わずに幅Dの少なくとも一部を覆うように配置されてもよい。
次に、本実施形態に係るステントデリバリーシステムの作用を、血管の狭窄部の治療に使用する場合を例として説明する。
まず、血管の狭窄部を治療する前に、バルーン30および拡張用ルーメン51内の空気をできる限り抜き取り、バルーン30および拡張用ルーメン51内を拡張用流体に置換しておく。このとき、バルーン30は、折り畳まれた状態となっており、バルーン30の外周にステント70が装着(マウント)されている(図1〜3を参照)。
次に、患者の血管に、例えばセルジンガー法によりシースを留置し、ガイドワイヤールーメン61内にガイドワイヤー9を挿通させた状態で、ガイドワイヤー9およびバルーンカテーテル10をシースの内部より血管内へ挿入する。続いて、ガイドワイヤー9を先行させつつバルーンカテーテル10を進行させ、バルーン30を狭窄部へ到達させる。
次に、バルーン30が狭窄部に位置した状態で、ハブ40の基端開口部41より、インデフレーター、シリンジ、またはポンプ等を用いて拡張用流体を所定量注入し、拡張用ルーメン51を通じてバルーン30の内部に拡張用流体を送り込み、図4に示すように、折り畳まれたバルーン30を拡張させる。これにより、バルーン30の筒状部31が、ステント70を塑性変形させながら図7に示すように押し広げ、狭窄部をステント70によって押し広げた状態となる。
この後、拡張用流体を基端開口部41より吸引して排出し、バルーン30を収縮させて折り畳まれた状態とする。これにより、ステント70は、拡張した状態のまま狭窄部に留置される。この後、シースを介して血管よりガイドワイヤー9およびバルーンカテーテル10を抜去し、手技が終了する。
そして、本実施形態に係るステントデリバリーシステムは、ステント70の接続部72の全てが、バルーン30の外側折り返し部34の上に位置するため、ステント70において強度の高い接続部72を利用して、バルーン30の浮き上がりやすい外側折り返し部34を抑え込むことができ、バルーン30を折り畳んでステント70を装着(マウント)した際の外径を効果的に小径化できる。これにより、ステントデリバリーシステムを、より細い生体管腔へ挿入することが可能となる。
また、外側折り返し部34が、内管60の軸線方向に沿って線状に(すなわち内管60の軸線と平行に)延びるとともに周方向に均等に配置されて複数形成され、接続部72の全てが、外側折り返し部34のいずれかの上に位置するため、外側折り返し部34が均等に配置されて、バルーン30の材料が偏らずに均等に配分されて、効果的に小径化を図ることができ、かつ複数の外側折り返し部34の浮き上がりを同時に抑制して、バルーン30に装着(マウント)されたステント70の外径を効果的に小径化できる。
また、接続部72が、ステント70の周方向に均等に配置される複数の接続部配置領域A1〜A4上に設けられ、外側折り返し部34の数が、接続部配置領域A1〜A4の整数倍(本実施形態では1倍)となっているため、均等に配置される複数の接続部配置領域A1〜A4を、均等に配置される外側折り返し部34に一致させやすい。このため、接続部配置領域A1〜A4に設けられる全ての接続部72を、外側折り返し部34の上に容易に配置することができる。
また、外側折り返し部34の数が、接続部配置領域A1〜A4の数と同数であるため、全ての外側折り返し部34の上に接続部72を配置することができ、全ての外側折り返し部34の浮き上がりを同時に抑制して、バルーン30に装着(マウント)されたステント70の外径をより効果的に小径化できる。
また、外側折り返し部34が4つ設けられるため、4つの接続部配置領域A1〜A4が設けられたステント70の外径を効果的に小径化できる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、本実施形態では、接続部配置領域A1〜A4および外側折り返し部34は、4つずつ設けられるが、数は限定されず、3つ以下であっても、5つ以上であってもよい。
また、図8に示す変形例のように、外側折り返し部90の数が、接続部配置領域A1〜A4の数と同数でなくもよい。外側折り返し部90の数は、接続部配置領域A1〜A4の数の整数倍であることが好ましく、図8では2倍の8つとなっている。
また、図9に示す変形例のように、外側折り返し部100は、内管60の軸線と平行でなくてもよく、例えば、外側折り返し部100が内管60の軸線と傾斜して形成されてもよい。または、接続部配置領域A1〜A4が、内管60の軸線と傾斜して形成されてもよい。
また、ステントの構造も、接続部が設けられれば特に限定されない。また、本実施形態では、接続部72を、各々の接続部72を挟む2つの線状パターンからはみ出る差分の部位と定義しているが、必ずしもこのように定義されなくてもよい。例えば、接続部を含む領域において差分を特定するほど正確に線状パターンを特定できない場合等には、接続部の近傍における金属線の幅と等しい幅で、接続部と接続される環状部の形状を特定し、この環状部と接続部の間の境界を特定することで、接続部の範囲を明確に定義することもできる。
10 バルーンカテーテル、
30 バルーン、
34,90,100 外側折り返し部、
60 内管(シャフト部)、
70 ステント、
71a〜71h 第1〜第8環状部(環状部)、
72 接続部、
81,82,83,84,85,86,87,88 線状パターン、
A1〜A4 接続部配置領域。

Claims (5)

  1. 内部に流体が流入することで膨張可能であって長尺なシャフト部の外周面に折り畳まれて径外方向側に凸となる外側折り返し部が形成されるバルーンと、
    線材が環状に形成されて環の軸線方向に並ぶ複数の環状部および隣接する前記環状部同士を接続する複数の接続部を備え、前記接続部の全てが前記外側折り返し部の上に位置するように前記バルーンの外周に配置されるステントと、を有するステントデリバリーシステム。
  2. 前記外側折り返し部は、前記シャフト部の軸線方向に沿って線状に延びるとともに周方向に均等に配置されて複数形成され、前記接続部の全てが、前記複数の外側折り返し部のいずれかの上に位置する請求項1に記載のステントデリバリーシステム。
  3. 前記接続部は、前記ステントの周方向に均等に設けられる複数の接続部配置領域上に設けられ、
    前記外側折り返し部の数は、前記接続部配置領域の数の整数倍である請求項1または2に記載のステントデリバリーシステム。
  4. 前記外側折り返し部の数は、前記接続部配置領域の数と同数である請求項3に記載のステントデリバリーシステム。
  5. 前記外側折り返し部が4つ設けられる請求項1〜4のいずれか1項に記載のステントデリバリーシステム。
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