JP2018161415A - 医療用長尺体 - Google Patents

医療用長尺体 Download PDF

Info

Publication number
JP2018161415A
JP2018161415A JP2017061710A JP2017061710A JP2018161415A JP 2018161415 A JP2018161415 A JP 2018161415A JP 2017061710 A JP2017061710 A JP 2017061710A JP 2017061710 A JP2017061710 A JP 2017061710A JP 2018161415 A JP2018161415 A JP 2018161415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil member
inner shaft
shaft
outer layer
guide wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017061710A
Other languages
English (en)
Inventor
鈴木 健太
Kenta Suzuki
健太 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2017061710A priority Critical patent/JP2018161415A/ja
Publication of JP2018161415A publication Critical patent/JP2018161415A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

【課題】拡張部材を拡張している間、内側シャフトのガイドワイヤルーメンに挿通されたガイドワイヤに不用意な移動が生じるのを防止できる医療用長尺体を提供する。
【解決手段】バルーンカテーテル10は、バルーン170が拡張した状態において、内側シャフト130の軸心とコイル部材150との間に形成される傾斜角が変化し、かつ、外層160が間隙部155を通してガイドワイヤルーメン145に突出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、拡張可能な拡張部材を備える医療用長尺体に関する。
血管等の生体管腔に形成された狭窄部を拡張する医療器具として、いわゆるバルーンカテーテルと称される医療用長尺体が知られている(特許文献1を参照)。
一般的に、バルーンカテーテルは、拡張空間を備える拡張部材(バルーン)と、ガイドワイヤルーメンが形成された内側シャフトと、拡張部材の拡張空間に連通する内腔を内側シャフトとの間に形成する外側シャフトと、を備えている。
バルーンカテーテルは、狭窄部を拡張する用途以外、例えば、手技の最中に血管等の生体管腔に形成された穿孔の止血に用いられることがある。このような処置において、術者等は、生体管腔の内側でバルーンカテーテルの拡張部材を拡張させて、穿孔箇所に対して拡張部材を所定の期間に亘って押し付ける。
特開2014−57793号公報
しかしながら、ガイドワイヤは、バルーンカテーテルを使用して、狭窄部を拡張したり、穿孔箇所の止血を行ったりしている最中に、生体器官の動作(例えば、心臓の拍動)等の影響を受けて、ガイドワイヤルーメンに挿通された状態で不用意に軸方向へ移動することがある。このため、術者等は、拡張部材を拡張させて処置を行っている間、ガイドワイヤに不用意な移動が生じることのないように、例えば、生体外部でガイドワイヤを把持等してガイドワイヤの位置を固定する必要がある。これにより、術者は、手技中の作業が増加し、手技に要する作業負担が増加する場合がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、拡張部材を拡張している間、内側シャフトのガイドワイヤルーメンに挿通されたガイドワイヤに不用意な移動が生じるのを防止できる医療用長尺体を提供することを目的とする。
本発明に係るバルーンカテーテルは、内腔を備える外側シャフトと、前記外側シャフトの内腔に配置され、かつ、ガイドワイヤが挿入されるガイドワイヤルーメンを形成する内側シャフトと、前記内側シャフトの先端側と前記外側シャフトの先端側に固定された拡張部材と、を備えており、前記内側シャフトは、前記ガイドワイヤルーメンを形成する補強層と、前記補強層の外側に設けられる外層と、を有し、前記補強層は、コイル部材を含み、前記コイル部材は、前記外層を前記ガイドワイヤルーメンに露出させる間隙部を有し、前記拡張部材が拡張した状態において、前記内側シャフトの軸心と前記コイル部材との間に形成される傾斜角が変化し、かつ、前記外層が前記間隙部を通して前記ガイドワイヤルーメンに突出する。
上記のように構成した医療用長尺体は、拡張部材を拡張した状態において、外層が変形し、内側シャフトの軸方向に対するコイル部材の傾斜角が変化する。これにより、内側シャフトは、その内径および外径が小さくなるとともに、内側シャフトの外層は、間隙部を通してガイドワイヤルーメンに突出する。そして、医療用長尺体は、コイル部材の変形により、内側シャフトの内表面とガイドワイヤの外表面との間のクリアランスを小さくでき、外層の変形により、ガイドワイヤに対して内側シャフトを固定できる。そのため、本発明に係る医療用長尺体は、拡張部材の拡張時に内側シャフトを挿通したガイドワイヤを円滑に固定できる。
本発明の実施形態に係る医療用長尺体を示す図である。 図2(A)は、図1に示す破線部2A部分の軸方向に沿う断面を示す図であり、図2(B)は、図1に示す破線部2B部分の軸方向に沿う断面を示す図である。 図3(A)は、図2(A)に示す破線部3A部分の拡大図であり、図2(B)は、図3(A)に示す矢印3B−3B線に沿う内側シャフトの軸直交断面図である。 図4(A)は、拡張させる前の状態の拡張部材を示す拡大断面図、図4(B)は、図4(A)に示す破線部4B部分の拡大図である。 図5(A)は、拡張させた状態の拡張部材を示す図、図5(B)は、図5(A)に示す破線部5B部分の拡大図である。 図6(A)は、実施形態の変形例1に係る医療用長尺体の先端部の拡大断面図、図6(B)は、実施形態の変形例1に係る医療用長尺体の基端開口部付近を示す拡大断面図である。 図7(A)は、実施形態の変形例2に係る医療用長尺体の先端部の拡大断面図、図7(B)は、実施形態の変形例2に係る医療用長尺体の基端開口部付近を示す拡大断面図である。 実施形態の変形例3に係る医療用長尺体の内側シャフトを示す図であり、図3(A)に対応する拡大断面図である。 実施形態の変形例4に係る医療用長尺体の先端部の拡大断面図である。
以下、各図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1に示すように、本実施形態に係るバルーンカテーテル(「医療用長尺体」に相当する)10は、シャフト100の先端側に配置されたバルーン(「拡張部材」に相当する)170を生体管腔に形成された狭窄部等の病変部位において拡張させることにより、病変部位を押し広げて治療する医療器具である。
バルーンカテーテル10は、冠動脈の狭窄部を広げるために使用されるPTCA治療用バルーンカテーテルとして構成している。ただし、バルーンカテーテル10は、例えば、他の血管、胆管、気管、食道、その他消化管、尿道、耳鼻内腔、その他の臓器等の生体器官内に形成された狭窄部等の病変部位の治療を目的としたバルーンカテーテルとして構成することもできる。
バルーンカテーテル10は、例えば、血管等の生体管腔に形成された穿孔箇所の止血を行う処置や、バルーン170の拡張状態を比較的長時間に亘って維持しながら治療等を行う処置に好適に用いることができる。
バルーンカテーテル10について説明する。
図1に示すように、バルーンカテーテル10は、長尺状のシャフト100と、シャフト100の先端側に配置されたバルーン170と、シャフト100の基端側に配置されたハブ190と、を有している。
実施形態の説明において、バルーン170が配置された側をバルーンカテーテル10の先端側とし、ハブ190が配置された側をバルーンカテーテル10の基端側とし、シャフト100が延伸する方向を軸方向とする。
図1に示すように、バルーンカテーテル10は、シャフト100の先端部側寄りにガイドワイヤ200が出入り可能な基端開口部(ガイドワイヤポート)105が形成された、いわゆるラピッドエクスチェンジ型のカテーテルとして構成している。
図2(A)および図2(B)に示すように、シャフト100は、内腔(拡張ルーメン)115を備える外側シャフト110と、外側シャフト110の内腔115に配置され、かつ、ガイドワイヤ200が挿通されるガイドワイヤルーメン145を形成する内側シャフト130と、を有している。
図1および図2(B)に示すように、シャフト100は、内側シャフト130のガイドワイヤルーメン145に連通する基端開口部(内側シャフト130の基端開口部)105を有している。基端開口部105は、内側シャフト130の基端部133(内側シャフト130の外層160の基端部)付近に形成している。
図2(B)に示すように、外側シャフト110は、先端側シャフト110Aと、先端側シャフト110Aの基端側に接続された基端側シャフト110Bと、を有している。
先端側シャフト110Aおよび基端側シャフト110Bは、シャフト100の基端開口部105付近において内側シャフト130の外層160と一体的に接続(融着)している。
先端側シャフト110Aの内腔(図示省略)および基端側シャフト110Bの内腔(図示省略)は、先端側シャフト110Aと基端側シャフト110Bとが接続された状態において、バルーン170の拡張空間177と連通する内腔(拡張ルーメン)115を形成する。
図2(A)に示すように、内側シャフト130は、先端側に配置された先端部材180を有している。先端部材180は、ガイドワイヤ200を挿通可能な内腔181を有している。
先端部材180は、例えば、柔軟な樹脂材料で形成できる。ただし、先端部材180の材質は、内側シャフト130に対して固定が可能なものであれば特に限定されない。
内側シャフト130は、先端側に先端部材180を備えることにより、バルーンカテーテル10の先端が生体管腔(血管の内壁等)に接触した際に、生体器官に損傷が生じるのを防止できる。
図2(A)に示すように、ガイドワイヤルーメン145は、外層160の先端側で先端部材180の内腔181と連通している。また、図2(B)に示すように、ガイドワイヤルーメン145は、外層160の基端側で基端開口部105と連通している。
本実施形態においては、内側シャフト130のガイドワイヤルーメン145は、後述する内側シャフト130の補強層140の内周面と、内側シャフト130の外層160の内周面とにより形成している。具体的には、図2(A)および図2(B)に示すように、ガイドワイヤルーメン145は、軸方向に延びる補強層140の内周面と、補強層140よりも先端側に位置する外層160の内周面と、補強層140よりも基端側に位置する外層160の内周面とにより形成している。
図2(A)に示すように、バルーン170は、内側シャフト130の先端部131に固定された先端部171と、外側シャフト110の先端部111に固定された基端部173と、バルーン170の先端部171と基端部173との間に形成された最大外径部を形成する中間部176と、を有している。
また、バルーン170は、先端部171と中間部176との間に形成された先端側テーパー部174と、基端部173と中間部176との間に形成された基端側テーパー部175と、を有している。
バルーン170は、シャフト100の外周面との間に、内腔115と連通する拡張空間177を形成している。バルーン170は、拡張空間177内に流体が流入すると、バルーン170の軸方向と交差する放射方向へ拡張する。
図2(A)に示すように、内側シャフト130は、バルーン170の中間部176の軸方向の略中心位置を示す造影マーカー109を有している。造影マーカー109は、例えば、白金、金、銀、イリジウム、チタン、タングステン等の金属、またはこれらの合金等により形成できる。なお、造影マーカー109は、内側シャフト130において先端側テーパー部174と中間部176との間の境界部を示す位置、および、内側シャフト130において基端側テーパー部175と中間部176との間の境界部を示す位置に配置してもよい。
図1に示すように、ハブ190は、流体(例えば、造影剤や生理食塩水)を供給するためのインデフレーター等の供給装置(図示省略)と液密・気密に接続可能なポート191を有している。ハブ190のポート191は、例えば、チューブ等が接続・分離可能に構成された公知のルアーテーパー等によって構成することができる。
次に、内側シャフト130について説明する。
図2(A)および図3(A)に示すように、内側シャフト130は、ガイドワイヤルーメン145を形成する補強層140と、補強層140の外側に設けられる外層160と、を有している。
補強層140は、コイル部材150を含む。また、コイル部材150は、外層160をガイドワイヤルーメン145に露出させる間隙部155を有している。
コイル部材150は、外層160の内側に螺旋状に配置している。また、コイル部材150は、ガイドワイヤルーメン145を形成する内腔が内側に形成された管構造で形成を有している。
図3(A)に示すように、コイル部材150は、螺旋状に配置された状態で、コイル部材150を形成する線状部材(線材)150aの隣接した部分の間に間隙部155を形成する。
コイル部材150の機能について説明する。
図4(A)および図4(B)は、ガイドワイヤ200がガイドワイヤルーメン145を挿通した状態において、バルーン170が収縮した状態の内側シャフト130を示している。この状態において、コイル部材150は、内側シャフト130の軸心c1との間に第1傾斜角θ1を形成する。また、内側シャフト130の外層160は、補強層140の間隙部155から突出しない状態に保たれる。
図5(A)および図5(B)は、ガイドワイヤ200がガイドワイヤルーメン145を挿通した状態において、バルーン170が拡張した状態の内側シャフト130を示している。内側シャフト130のコイル部材150は、バルーン170が拡張すると、内側シャフト130の軸心c1との間に第2傾斜角θ2を形成する。また、内側シャフト130の外層160は、バルーン170が拡張すると、補強層140の間隙部155を通してガイドワイヤルーメン145に突出する。また、この際、内側シャフト130は、内径および外径が小さくなるように変形して、ガイドワイヤ200との間のクリアランスを小さくする。
上記のようにバルーンカテーテル10は、バルーン170が拡張変形すると、コイル部材150と内側シャフト130の軸心c1との間で形成される第1傾斜角θ1を第2傾斜角θ2へ変化させる。この第2傾斜角θ2は、第1傾斜角θ1よりも大きい角度である。
図5(B)に示すように、バルーン170は、拡張変形すると、軸方向の基端側へ伸長する。内側シャフト130は、バルーン170が軸方向の基端側へ伸長すると、この伸長に追従して軸方向に伸長する。この際、コイル部材150を形成する線状部材150aは、隣接する線状部材150aの間の間隙部155の幅(軸方向に沿う寸法)W2を広げるように変形する(図3(A)を参照)。外層160は、間隙部155を通してガイドワイヤルーメン145へ突出する。そして、外層160は、ガイドワイヤルーメン145に挿通したガイドワイヤ200の外表面と接触して、ガイドワイヤ200との間で摩擦を作用させることにより、ガイドワイヤ200を固定する。
外層160は、バルーン170の拡張状態が維持される間、ガイドワイヤ200の固定を維持する。コイル部材150は、バルーン170が拡張した状態から収縮した状態になると、第2傾斜角θ2を第1傾斜角θ1になるように間隙部155の幅W2を狭める。外層160は、コイル部材150の変形に追従して変形し、間隙部155から突出しない状態に戻る。このように、外層160は、バルーン170が拡張した状態から収縮した状態に遷移すると、ガイドワイヤ200の固定を解除する。
外層160がガイドワイヤ200の固定を開始する際のバルーン170の拡張圧は、例えば、バルーン170の推奨拡張圧(NP)と同程度、またはそれ以下の圧力に設定できる。
外層160の肉厚(軸直交断面における厚み)は、例えば、0.03mm〜0.1mmに形成できる。
第1傾斜角θ1は、例えば、100°〜160°に設定でき、第2傾斜角θ2は、例えば、110°〜170°に設定できる。
図3(A)に示すように、コイル部材150を形成する線状部材150aの軸方向の幅W1は、間隙部155の軸方向の幅W2よりも小さく形成できる。例えば、線状部材150aの軸方向の幅(断面が円形である場合、外径)W1は、0.01mm〜0.15mmに形成でき、間隙部155の軸方向の幅W2は、0.1mm〜10mmに形成できる。
図3(A)に示すように、コイル部材150の軸方向の断面形状(線状部材150aの断面形状)は円形に形成している。ただし、コイル部材150の断面形状は円形に限定されず、例えば、楕円形、矩形、三角形等であってもよい。
図3(A)及び図3(B)に示すように、コイル部材150の一部は、外層160に埋め込まれている。そして、コイル部材150は、内側シャフト130の軸方向に垂直な断面において、外層160から少なくとも一部が露出している。例えば、コイル部材150は、外層160の内表面から0.001mm〜0.05mm露出するように配置できる。
図2(A)に示すように、コイル部材150の先端部151は、内側シャフト130の先端部131よりも軸方向の基端側に配置している。また、図2(B)に示すように、コイル部材150の基端部153は、内側シャフト130の基端部133よりも軸方向の基端側に配置している。つまり、コイル部材150は、内側シャフト130の先端部131と内側シャフト130の基端部133との間で延在している。
コイル部材150の先端部151は、例えば、内側シャフト130の先端から0.5mm程度離れた位置に配置できる。また、コイル部材150の基端部153は、例えば、内側シャフト130の基端開口部105から10mm程度離れた位置に配置できる。
図2(A)に示すように、シャフト100は、内側シャフト130の外層160と外側シャフト110を固定する固定部108を有している。
固定部108は、内側シャフト130の外層160を、バルーン170の基端部173よりも軸方向の基端側で外側シャフト110に固定している。
固定部108は、例えば、外層160と外側シャフト110を固定する融着部や接着部で形成できる。なお、固定部108は、外側シャフト110の内腔115が閉塞することのないように、外層160の外周面の一部のみに設けられる。
固定部108は、例えば、バルーン170の基端部173から1〜100mm離れた位置に形成できる。
次に、バルーンカテーテル10の構成材料について説明する。
コイル部材150を形成する線状部材150aは、例えば、金属で形成できる。金属としては、例えば、ステンレス、タングステン、銅、ニッケル、チタン、ピアノ線、コバルト−クロム系合金、ニッケル−チタン系合金(超弾性合金)、銅−亜鉛系合金、アモルファス合金等の各種金属素線で形成できる。なお、コイル部材150は、例えば、線状部材150aの外周面に所定の樹脂材料が被覆されたものであってもよい。また、コイル部材150は、外層160の材料よりも剛性が高い材料であれば、樹脂材料のみで形成された線状材料や樹脂材料と金属粉末とを混合して形成された線状材料でもよい。
バルーン170は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリスチレンエラストマー、シリコーンゴム、ラテックスゴム等で形成できる。
外側シャフト110は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、軟質ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー等の各種エラストマー、ポリアミド、結晶性ポリエチレン、結晶性ポリプロピレン等の結晶性プラスチックで形成できる。
外層160は、例えば、エラストマー系の樹脂、ポリウレタン系の樹脂、ラテックス系の樹脂等で形成できる。なお、外層160は、コイル部材150および外側シャフト110を形成する材料よりも軸方向および周方向へ変形し易い材料で形成することが好ましい。このような外層160の材料として、例えば、外側シャフト110がポリアミド系の樹脂(例えば、ナイロン12)であり、コイル部材150の線状部材150aがSUS等の金属材料である場合、ポリアミドエラストマー系の樹脂を用いることができる。
また、外層160は、例えば、異なる樹脂で形成された複数の層を有していてもよい。例えば、外層160はバルーン170と融着される第1の層と、先端部材180と融着される第2の層と、を有するように形成できる。一例として、バルーン170をポリアミド系樹脂で形成し、先端部材180をポリウレタン系樹脂で形成する場合、外層160の第1の層をポリアミド系樹脂で形成し、外層160の第2の層を変性ポリオレフィン系樹脂で形成することにより、バルーン170に対する外層160の融着性および先端部材180に対する外層160の融着性を高めることができる。またこの場合、外側シャフト110は、例えば、ポリアミド系樹脂で形成できる。
また、外層160は、例えば、透明な層と、シャフト100の基端開口部105付近に色が付された着色層とを備える2層以上の層を備えるように構成してもよい。
なお、内側シャフト130は、例えば、所定の形状(例えば、らせん形状)に形状付けしたコイル部材150の内側にマンドレルを配置し、マンドレルが配置されたコイル部材150に対して外層160を形成する樹脂材料をディッピング加工することで形成できる。
次に、本実施形態に係るバルーンカテーテル10の作用を説明する。
本実施形態に係るバルーンカテーテル10は、内腔115を備える外側シャフト110と、外側シャフト110の内腔115に配置され、かつ、ガイドワイヤ200が挿入されるガイドワイヤルーメン145を形成する内側シャフト130と、内側シャフト130の先端側と外側シャフト110の先端側に固定されたバルーン170と、を備えており、内側シャフト130は、ガイドワイヤルーメン145を形成する補強層140と、補強層140の外側に設けられる外層160と、を有し、補強層140は、コイル部材150を含み、コイル部材150は、外層160をガイドワイヤルーメン145に露出させる間隙部155を有している。そして、バルーンカテーテル10は、バルーン170が拡張した状態において、内側シャフト130の軸心とコイル部材150との間に形成される傾斜角が変化し、かつ、外層160が間隙部155を通してガイドワイヤルーメン145に突出する。
上記のように構成したバルーンカテーテル10は、バルーン170を拡張した状態において、内側シャフト130の軸方向に対するコイル部材150の傾斜角が増加する。これにより、内側シャフト130は、その内径および外径が小さくなるとともに、外層160は、間隙部155を通してガイドワイヤルーメン145に突出する。このように、バルーンカテーテル10は、コイル部材150の変形により、内側シャフト130の内表面とガイドワイヤ200の外表面との間のクリアランスを小さくでき、外層160の変形により、ガイドワイヤ200に対して内側シャフト130を固定できる。そのため、バルーンカテーテル10は、バルーン170の拡張時に内側シャフト130を挿通したガイドワイヤ200を円滑に固定できる。
また、コイル部材150は、バルーン170が収縮した状態において、内側シャフト130の軸心とコイル部材150との間に形成される第1傾斜角θ1と、バルーン170が拡張した状態において、内側シャフト130の軸心とコイル部材150との間に形成される第2傾斜角θ2と、を有している。そして、第2傾斜角θ2は、第1傾斜角θ1よりも大きい。
上記のように構成したバルーンカテーテル10は、バルーン170が拡張した状態になると、コイル部材150が第1傾斜角θ1から第2傾斜角θ2へ変化し、コイル部材150の傾斜角度の変化に追従して間隙部155が軸方向に押し広げられるように変形する。これにより、バルーンカテーテル10は、バルーン170が拡張した状態において、外層160を間隙部155から好適に突出させることができる。
また、コイル部材150を形成する線状部材150aの軸方向の幅W1は、間隙部155の軸方向の幅W2よりも小さい。このため、外層160は、バルーン170が拡張した状態において、間隙部155から容易に突出できる。
また、コイル部材150は円形の断面形状を有する。バルーンカテーテル10は、円形の断面形状を有するコイル部材150を利用して補強層140が形成されているため、術者等が内側シャフト130内にガイドワイヤ200を挿通させる際、ガイドワイヤ200の摺動抵抗を低減できる。
また、コイル部材150は、内側シャフト130の軸方向に垂直な断面において、外層160から少なくとも一部が露出している。そのため、コイル部材150は、バルーン170が収縮した状態において、コイル部材150の一部がガイドワイヤルーメン145に露出するように外層160に埋め込まれている。これにより、バルーンカテーテル10は、外層160にコイル部材150の一部が埋め込まれているため、内側シャフト130の肉厚を薄くすることができる。また、バルーンカテーテル10は、術者等が内側シャフト130内にガイドワイヤ200を挿通させる際、コイル部材150の一部がガイドワイヤルーメン145に露出しているため、ガイドワイヤ200の摺動抵抗を低減できる。
また、外層160は、コイル部材150および外側シャフト110を形成する材料よりも軸方向および周方向へ変形し易い材料で形成している。このため、外層160は、バルーン170が拡張する際およびバルーン170が収縮する際、コイル部材150および外側シャフト110により変形が抑制されるのを防止でき、ガイドワイヤ200をより円滑に固定できる。また、外側シャフト110は、バルーン170が拡張した際、外側シャフト110の放射方向への変形が抑制される。このため、内側シャフト130の外層160は、バルーン170が拡張した際、間隙部155から突出し易くなる。
また、コイル部材150は、間隙部155を形成しつつ、外層160の内側に螺旋状に配置されている。このため、コイル部材150は、バルーン170の拡張および収縮に伴って軸方向に容易に伸長でき、螺旋状の連続した間隙部155を通して外層160を円滑に突出できる。これにより、外層160は、ガイドワイヤ200を固定した状態を安定的に維持できる。
また、コイル部材150は、内側シャフト130の先端部131と内側シャフト130の基端部133との間で延在している。このため、コイル部材150は、バルーン170が固定された内側シャフト130の先端部131付近で外層160が大きく変形するのを防止でき、バルーン170の固定力への影響を抑えることができる。また、バルーンカテーテル10は、内側シャフト130の基端部133付近にコイル部材150が形成されていないため、内側シャフト130と外側シャフト110とを内側シャフト130の基端部133側で容易に接合できる。これにより、バルーンカテーテル10の製造作業は容易なものとなる。
また、外層160は、バルーン170の基端部173よりも基端側で外側シャフト110に固定されている。このため、バルーン170が拡張した際、内側シャフト130の外層160は、バルーン170の軸方向への伸長に追従し、コイル部材150の先端と外層160と外側シャフト110の固定部108との間の領域で好適に伸張し、外層160は、その領域内で間隙部155を通して円滑に突出できる。これにより、外層160は、バルーンカテーテル10の先端付近で突出してガイドワイヤ200を固定でき、ガイドワイヤ200を固定した状態をより安定的に維持できる。
次に、上述した実施形態の変形例を説明する。なお、変形例において特に言及しない構成や部材等については、前述した実施形態と同様のものとすることができ、その説明を省略する。
<変形例1>
図6(A)および図6(B)は、変形例1に係るバルーンカテーテルを示す断面図である。
変形例1に係るバルーンカテーテルは、コイル部材350の構成が前述した実施形態に係るバルーンカテーテル10と相違する。
図6(A)および図6(B)に示すように、コイル部材350は、コイル部材350の先端351aから基端側へ折り返えされた先端側折り返し部351と、コイル部材350の基端353aから先端側へ折り返えされた基端側折り返し部353と、を有している。
コイル部材350の先端側折り返し部351は、コイル部材350の先端部を形成する。このため、図6(A)に示すように、コイル部材350の先端部は、コイル部材350の先端351aよりも基端側に位置する。
コイル部材350の基端側折り返し部353は、コイル部材350の基端部を形成する。このため、図6(B)に示すように、コイル部材350の基端部は、コイル部材350の基端353aよりも基端側に位置する。
変形例1に係るコイル部材350は、先端側に先端側折り返し部351が形成されることにより、コイル部材350の先端351aがコイル部材350の物性(弾性)によりばらつくのを防止できる。また、変形例1に係るコイル部材350は、基端側に基端側折り返し部353が形成されることにより、コイル部材350の基端353aがコイル部材350の物性(弾性)によりばらつくのを防止できる。このため、内側シャフト130を製造する際、作業者は、コイル部材350の端部の弾性を消失させる処理(溶断や焼鈍し等)を実施する作業工程を省くことができる。これにより、変形例1に係るバルーンカテーテルの製造作業は容易なものとなる。
なお、コイル部材350の先端側折り返し部351の軸方向の長さ(基端側に折り返す長さ)や折り返した部分の形状、コイル部材350の基端側折り返し部353の軸方向の長さ(先端側に折り返す長さ)や折り返した部分の形状は、特に限定されない。
<変形例2>
図7(A)および図7(B)は、変形例2に係るバルーンカテーテルを示す断面図である。
変形例2に係るバルーンカテーテルは、コイル部材450の構成が前述した実施形態に係るバルーンカテーテル10と相違する。
図6(A)および図6(B)に示すように、コイル部材450の先端部451とコイル部材450の基端部453は、リング状に形成されている。
コイル部材450の先端部451は、コイル部材450を外層160の内表面に沿って周方向に密巻きした部分で形成している。同様に、コイル部材450の基端部453は、コイル部材450を外層160の内表面に沿って周方向に密巻きした部分で形成している。
変形例2に係るコイル部材450は、コイル部材450の各端部451、453がリング状に形成されている。これにより、リング状に形成されたコイル部材450の各端部451、453は、溶断や焼鈍し等の処理を必要とするコイル部材の先端部および基端部が線状のままで延在するコイル部材と比較して、コイル部材450が当該コイル部材450の弾性によりばらつくことを簡単に防止できる。そのため、変形例2に係るコイル部材450は、コイル部材450の各端部451、453の処理が容易なものとなり、変形例2に係るバルーンカテーテルは、製造作業が容易なものとなる。
なお、コイル部材450の先端部451を形成するリング状部分の軸方向の長さおよびコイル部材450の基端部453を形成するリング状部分の軸方向の長さは、特に限定されない。
<変形例3>
図8は、変形例3に係るバルーンカテーテルの要部を示す拡大断面図である。
変形例3に係るバルーンカテーテルは、コイル部材550の構成が前述した実施形態に係るバルーンカテーテル10と相違する。
図8に示すように、コイル部材550(コイル部材550を形成する線状部材550a)は、楕円形の断面形状を有している。コイル部材550は、このような断面形状を有する場合においても、コイル部材550を形成する線状部材550aの断面形状が円形の場合と同様に、外表面が曲面で形成される。そのため、コイル部材550は、バルーン170が拡張した際に、間隙部155から外層160を円滑に突出できる。
なお、図8に示すように、コイル部材550を形成する線状部材550aの軸方向の幅W1は、間隙部155の軸方向の幅W2よりも小さく形成できる。また、コイル部材550は、内側シャフト130の軸方向に垂直な断面において、外層160から少なくとも一部が露出するように配置できる。
<変形例4>
図9は、変形例4に係るバルーンカテーテルを示す断面図である。
変形例4に係るバルーンカテーテルは、コイル部材650の構成が前述した実施形態に係るバルーンカテーテル10と相違する。
図9に示すように、コイル部材650は、コイル部材650の先端部651側に向けて間隙部155の幅W2が徐々に小さくなる。内側シャフト130は、先端側にコイル部材650がより密に配置されることにより、内側シャフト130の柔軟性が向上する。そのため、変形例4に係るバルーンカテーテルは、先端部分が柔軟になり、内側シャフト130のガイドワイヤ200への追従性等が向上する。
なお、各間隙部155の幅W2の具体的な大きさや、間隙部155の幅W2を先端側に向けて徐々に減少する部分の軸方向における長さや位置等は、特に限定されない。
以上、実施形態および複数の変形例を通じて本発明に係る医療用長尺体を説明したが、本発明は実施形態および各変形例において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、各変形例においてそれぞれ説明した構成(コイル部材の構成)は、適宜組み合わせることが可能である。
また、例えば、内側シャフトにおいてコイル部材が配置される軸方向の位置(範囲)は、ガイドワイヤの固定が可能な限り、特に限定されない。
また、例えば、コイル部材は、バルーンが拡張する前の状態において、内側シャフトの軸心との間に第1傾斜角を形成しないように内側シャフトの軸心に対して略垂直に配置してもよい。
また、例えば、コイル部材は、螺旋状に配置されたものに限定されない。コイル部材は、例えば、内側シャフトの軸方向に間隔を空けて配置される複数のリング状の部材と、リング状の部材同士を連結する可撓性を備える線状部材と、を有するように構成できる。このような構成において、例えば、リング状の部材は、バルーンが拡張する前の状態において、内側シャフトの軸心との間に第1傾斜角を形成しないように内側シャフトの軸心に対して略垂直に配置してもよいし、内側シャフトの軸心との間に第1傾斜角を形成するに配置してもよい。
また、例えば、バルーンカテーテルは、いわゆるパーフュージョンバルーンカテーテルとして構成することもできる。
10 バルーンカテーテル(医療用長尺体)、
100 シャフト、
108 固定部、
110 外側シャフト、
115 内腔、
130 内側シャフト、
140 補強層、
145 ガイドワイヤルーメン、
150 コイル部材、
150a 線状部材、
155 間隙部、
160 外層、
170 バルーン(拡張部材)、
200 ガイドワイヤ、
350 コイル部材、
351 先端側折り返し部、
353 基端側折り返し部、
450 コイル部材、
451 先端部、
453 基端部、
550 コイル部材、
550a 線状部材、
650 コイル部材、
c1 軸心、
θ1 第1傾斜角、
θ2 第2傾斜角。

Claims (11)

  1. 内腔を備える外側シャフトと、
    前記外側シャフトの内腔に配置され、かつ、ガイドワイヤが挿入されるガイドワイヤルーメンを形成する内側シャフトと、
    前記内側シャフトの先端側と前記外側シャフトの先端側に固定された拡張部材と、を備えており、
    前記内側シャフトは、前記ガイドワイヤルーメンを形成する補強層と、前記補強層の外側に設けられる外層と、を有し、
    前記補強層は、コイル部材を含み、
    前記コイル部材は、前記外層を前記ガイドワイヤルーメンに露出させる間隙部を有し、
    前記拡張部材が拡張した状態において、前記内側シャフトの軸心と前記コイル部材との間に形成される傾斜角が変化し、かつ、前記外層が前記間隙部を通して前記ガイドワイヤルーメンに突出する、ことを特徴とする医療用長尺体。
  2. 前記コイル部材は、前記拡張部材が収縮した状態において、前記内側シャフトの軸心と前記コイル部材との間に形成される第1傾斜角と、前記拡張部材が拡張した状態において、前記内側シャフトの軸心と前記コイル部材との間に形成される第2傾斜角と、を有し、
    前記第2傾斜角は、前記第1傾斜角よりも大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の医療用長尺体。
  3. 前記コイル部材を形成する線状部材の軸方向の幅は、前記間隙部の軸方向の幅よりも小さい、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療用長尺体。
  4. 前記コイル部材は、円形または楕円形の断面形状を有する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療用長尺体。
  5. 前記コイル部材は、前記内側シャフトの軸方向に垂直な断面において、前記外層から少なくとも一部が露出している、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療用長尺体。
  6. 前記外層は、前記コイル部材および前記外側シャフトを形成する材料よりも軸方向および周方向へ変形し易い材料で形成されている、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療用長尺体。
  7. 前記コイル部材は、前記間隙部を形成しつつ、前記外層の内側に螺旋状に配置される、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の医療用長尺体。
  8. 前記コイル部材は、前記コイル部材の先端から基端側へ折り返えされた先端側折り返し部と、前記コイル部材の基端から先端側へ折り返えされた基端側折り返し部と、を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の医療用長尺体。
  9. 前記コイル部材の先端部と前記コイル部材の基端部は、リング状に形成されている、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の医療用長尺体。
  10. 前記コイル部材は、前記内側シャフトの先端部と前記内側シャフトの基端部との間で延在している、ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の医療用長尺体。
  11. 前記外層は、前記拡張部材の基端部よりも基端側で前記外側シャフトに固定されている、ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の医療用長尺体。
JP2017061710A 2017-03-27 2017-03-27 医療用長尺体 Pending JP2018161415A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017061710A JP2018161415A (ja) 2017-03-27 2017-03-27 医療用長尺体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017061710A JP2018161415A (ja) 2017-03-27 2017-03-27 医療用長尺体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018161415A true JP2018161415A (ja) 2018-10-18

Family

ID=63859457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017061710A Pending JP2018161415A (ja) 2017-03-27 2017-03-27 医療用長尺体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018161415A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210084518A (ko) * 2018-10-31 2021-07-07 앵커 벌룬 인코포레이티드 환자 신체로의 의료 기기의 제어된 이송을 위한 시스템 및 방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210084518A (ko) * 2018-10-31 2021-07-07 앵커 벌룬 인코포레이티드 환자 신체로의 의료 기기의 제어된 이송을 위한 시스템 및 방법
JP2022509487A (ja) * 2018-10-31 2022-01-20 アンコール バルーン インク 医療器具を患者体内に導入するためのシステム及び方法
EP3873579A4 (en) * 2018-10-31 2022-08-10 Anchor Balloon, Inc. SYSTEM AND METHOD FOR CONTROLLING THE RELEASE OF MEDICAL DEVICES IN PATIENT'S BODY
US11684500B2 (en) 2018-10-31 2023-06-27 Anchor Balloon, Inc. System and method for controlled delivery of medical devices into patient bodies
KR102588511B1 (ko) * 2018-10-31 2023-10-11 앵커 벌룬 인코포레이티드 환자 신체로의 의료 기기의 제어된 이송을 위한 시스템 및 방법
JP7425078B2 (ja) 2018-10-31 2024-01-30 アンコール バルーン インク 医療器具を患者体内に導入するためのシステム及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI774832B (zh) 導管及導管套件
JP3813112B2 (ja) カテーテルおよび医療用チューブ
US10695531B2 (en) Balloon catheter and medical elongated body
US20200238057A1 (en) Balloon catheter
JP2018171318A (ja) 医療用長尺体
JP6031087B2 (ja) バルーンカテーテル
US20220088354A1 (en) Balloon catheter
JP2018161415A (ja) 医療用長尺体
JP2016187441A (ja) カテーテル
JP2020039376A (ja) バルーンカテーテル
JP2005110721A (ja) 拡張カテーテル
WO2019107206A1 (ja) バルーンカテーテルおよびその製造方法
WO2017159039A1 (ja) ステント
JP2016174709A (ja) バルーンカテーテル
JP2018149082A (ja) 医療用長尺体
JP7148308B2 (ja) バルーンカテーテル
JP6769905B2 (ja) 医療用長尺体
JP2018187229A (ja) 医療用長尺体
US20230129088A1 (en) Catheter
WO2022091784A1 (ja) カテーテル
JP2018166921A (ja) 医療用長尺体
JP6872969B2 (ja) 医療用長尺体
JP2018201575A (ja) カテーテルおよびその製造方法
JP2019058331A (ja) バルーンカテーテル
JP2016174828A (ja) 医療器具