JP2014059653A - 車載装置、車載装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

車載装置、車載装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】どの走行履歴情報がアップリンク対象外となっているのかをユーザが確認することを容易とし、ユーザの負担を軽減することにより、アップリンク機能を有効にするユーザ数を増やして走行履歴情報の収集を円滑に行う。
【解決手段】取得部21は、車両の走行履歴情報を取得する。判定部22は、取得部21で取得された走行履歴情報が、アップリンク対象からの除外条件に該当するか否かを判定する。記録部23は、取得された走行履歴情報を、アップリンク対象と判定された第1の走行履歴情報と、アップリンク対象外であると判定された第2の走行履歴情報とに分けて記録する。表示部24は、第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを区別可能に地図画面上に表示する。送信部25は、第1の走行履歴情報を路側機にアップリンクする。
【選択図】図3

Description

本発明は、車載装置、車載装置の制御方法及びプログラムに関する。
高度道路交通システム(ITS)の一環として、道路を走行する車両から収集した走行履歴情報等に基づいて、渋滞情報、路面情報又は天候情報等の車両の運転に役立つとみなされる情報を生成し、生成された当該情報をドライバに提供するシステムが実用化されている。
ITS車載装置は、車両の走行履歴情報を路側機に送信(アップリンク)する機能を備えている。ただし、プライバシの観点から、自宅周辺や目的地周辺の走行履歴情報についてはアップリンクしないように、ITS車載装置カーナビ部標準仕様(JEITA TT-6003)で規定されている。ITS車載装置はそれらの走行履歴情報を記録せず、路側機にもアップリンクしないようになっている。
本仕様では、「走行履歴データの生成にあたっては、個人情報の保護を考慮し、送信する走行履歴情報から走行開始地点などの個人情報に関わる行動を特定できないよう保護するものとする」と規定されている。しかしながら、本仕様では、具体的なその保護方法については、規定されておらず、車載装置のメーカ各社がおのおの独自の仕様でその保護方法を実装しているのが実情である。そのため、同じルートを走行したとしてもユーザが装着する車載装置によってアップリンクされるデータが異なることがある。また、現状では、車載装置がどの走行履歴をアップリンク対象として、どの走行履歴をアップリンク対象外としているのかをユーザが知る術がないのが実情である。
そこで、収集されようとしている走行履歴情報の内容をユーザが確認することができ、必要に応じて所望の走行履歴情報を収集対象から除外することができるプローブ情報収集用車載装置及びこれを備えた情報提供システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、アップリンク対象の走行履歴情報をリストに表示したり、地図に重畳して表示したりすることが可能となっている。ユーザは、表示された走行履歴情報を確認して、走行履歴情報の一部をアップリンク対象から除外できるようになっている。
他にも、車両を出発地や目的地を特定できないように、プライバシを保護しつつ収集した走行履歴情報を伝送可能にする車載装置等が開示されている(例えば、特許文献2参照)。また、ユーザにとって走行軌跡が不要な領域においては、走行軌跡に関する処理を制限することにより、必要な走行軌跡をより多く記憶することができ、地図表示が見難しくなることを防止するナビゲーション技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2011−158446号公報 特開2006−11814号公報 特開2005−241303号公報
上記特許文献1に開示された装置では、ユーザがアップリンク対象の走行履歴情報を確認・編集できる。しかしながら、この装置では、走行したエリアのうち、どこの走行履歴情報がアップリンク対象で、どこの走行履歴情報がアップリンク対象外となっているかを直感的に認識できない。このため、アップリンク機能が妥当に機能しているか否かをユーザが確認するのが困難になる。また、特許文献2に開示された装置や特許文献3に開示された装置では、アップリンク対象外の走行履歴は表示されないので、アップリンク機能の妥当性を確認するのは難しい。
また、アップリンクする走行履歴情報は、走行時間によっては莫大なデータ量になることもある。このため、1点1点確認してアップリンクする走行履歴情報をユーザが選択・削除していくというのは非常に手間がかかり面倒な作業になる。このような面倒な作業をユーザに強いると、アップリンク機能をユーザが無効にしてしまい、走行履歴情報を十分に収集することができなくなってしまうおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、どの走行履歴情報がアップリンク対象となっているのか、また、どの走行履歴情報がアップリンク対象外となっているのかをユーザが確認することを容易とし、ユーザの負担を軽減することにより、アップリンク機能を有効にするユーザ数を増やして走行履歴情報の収集を円滑に行うことができる車載装置、車載装置の制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る車載装置は、
車両に搭載された車載装置であって、
前記車両の走行履歴情報を取得する取得部と、
前記取得部で取得された前記走行履歴情報が、アップリンク対象からの除外条件に該当するか否かを判定する判定部と、
前記取得された走行履歴情報を、アップリンク対象と判定された第1の走行履歴情報と、アップリンク対象外であると判定された第2の走行履歴情報とに分けて記録する記録部と、
前記第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを区別可能に地図画面上に表示する表示部と、
前記第1の走行履歴情報を外部装置にアップリンクする送信部と、
を備える。
この場合、前記表示部は、
前記第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを、異なるマークを用いて前記地図画面上に表示する、
こととしてもよい。
また、前記送信部によるアップリンクの有効/無効を設定可能な操作部をさらに備え、
前記表示部は、
前記操作部により、アップリンクが無効に設定されていても、前記第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを区別可能に前記地図画面上に表示する、
こととしてもよい。
また、前記表示部は、
前記地図画面上におけるアップリンク対象の第1の領域と、前記除外条件に規定されたアップリンク対象外の第2の領域とを色分けして表示する、
こととしてもよい。
この場合、前記表示部は、
前記第2の領域が複数存在する場合に、
それぞれの表示色を、アップリンク対象外とする要因に応じて色分けして表示する、
ようにしてもよい。
また、前記表示部は、
前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴を、前記第2の領域の表示と関連付けられたマークで表示する、
こととしてもよい。
また、前記表示部は、
前記除外条件に含まれる領域の基準となる基準地点をマークで明示する、
こととしてもよい。
この場合、前記表示部は、
前記基準地点を表示するマークを、前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴に関連付けて表示する、
こととしてもよい。
また、前記表示部は、
前記基準地点を表示するマークを、対応する領域の除外要因に関連付けて表示する、
こととしてもよい。
また、前記送信部は、
アップリンクする際、数回に1回は、前記第2の走行履歴情報を外部装置にアップリンクする、
こととしてもよい。
本発明の第2の観点に係る車載装置の制御方法は、
車両に搭載された車載装置の制御方法であって、
前記車両の走行履歴情報を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得された前記走行履歴情報が、アップリンク対象からの除外条件に該当するか否かを判定する判定工程と、
前記取得された走行履歴情報を、アップリンク対象と判定された第1の走行履歴情報と、アップリンク対象外であると判定された第2の走行履歴情報とに分けて記録する記録工程と、
前記第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを区別可能に地図画面上に表示する表示工程と、
前記第1の走行履歴情報を外部装置にアップリンクする送信工程と、
を含む。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
車両に搭載された車載装置を制御するコンピュータを、
前記車両の走行履歴情報を取得する取得部、
前記取得部で取得された前記走行履歴情報が、アップリンク対象からの除外条件に該当するか否かを判定する判定部、
前記取得された走行履歴情報を、アップリンク対象と判定された第1の走行履歴情報と、アップリンク対象外であると判定された第2の走行履歴情報とに分けて記録する記録部、
前記第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを区別可能に地図画面上に表示する表示部、
前記第1の走行履歴情報を外部装置にアップリンクする送信部、
として機能させる。
本発明によれば、車載装置が収集したアップリンク対象の走行履歴情報と、アップリンク対象外の走行履歴情報と、を区別して画面に表示する。このようにすれば、アップリンク機能が有効の場合でもプライバシがきちんと守られているということをユーザが実感できるようになる。また、本発明によれば、除外条件によって、走行履歴情報を予めアップリンク対象とアップリンク対象外とに分けている。このようにすれば、ユーザが逐一アップリンク対象外の走行履歴情報を指定する必要がなくなる。この結果、どの走行履歴情報がアップリンク対象外となっているのかをユーザが確認することが容易となり、ユーザの負担が軽減されるので、アップリンク機能を有効にするユーザ数を増やして走行履歴情報の収集を円滑に行うことができる。
走行履歴情報を収集するシステム全体の構成を示す模式図である。 車載装置の概略的な構成を示すブロック図である。 制御部の内部構成を示すブロック図である。 ディスプレイの表示画面の一例を示す図である。 車載装置の制御部の処理のフローチャートである。
本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1には、走行履歴情報を収集するシステム全体の構成が示されている。図1に示すように、車両1には、車載装置100が搭載されている。この車載装置100は、ITS車載装置であり、ITSスポット対応カーナビゲーション装置である。車載装置100は、車両1の走行履歴情報を、道路に設置された路側機2に送信(アップリンク)する。路側機2は、受信した走行履歴情報を、通信ネットワーク3を介してサーバ4に送信する。
実際には、道路には多数の車両1が走行しており、多数の路側機2が設置されている。サーバ4は、上述のようにして、多数の車両1の走行履歴情報を収集して、ドライバへの有用情報を、通信ネットワーク3及び路側機2を介して各車両1に提供している。
図2には、車載装置100の概略的な構成が示されている。
図2に示すように、車載装置100は、GPS(全地球測位システム)受信部10と、車速センサ11と、各種センサ12と、入力部13と、無線通信部14と、記憶部15と、ディスプレイ16と、スピーカ17と、制御部20とを備える。
GPS受信部10は、GPS衛星から送られたGPS信号を受信する。GPS受信部10は、受信したGPS信号に含まれるGPS情報を制御部20に出力する。
車速センサ11は、車両の速度、すなわち車速を検出する。車速センサ11は、検出した車速を含む情報を車速情報として制御部20に出力する。
各種センサ12は、車速センサを除いて、車両に搭載されたその他のセンサをまとめたものである。各種センサ12には、例えば高度センサ、加速度センサ等がある。各種センサのセンサ出力は、制御部20に出力される。
入力部13は、ユーザの操作入力を入力する。入力部13は、入力したユーザの操作入力情報を制御部20に出力する。ユーザは、入力部13への操作入力により、例えば、走行履歴情報のアップリンクの有効/無効を設定可能である。また、後述するように、走行履歴情報の一部をアップリンク対象から除くための除外条件を変更することも可能である。
無線通信部14は、路側機2と無線通信(DSRC通信)を行うための無線インターフェイスである。この無線通信部14により、走行履歴情報が路側機2に送信される。無線通信部14は、携帯電話通信網を用いた無線通信などのインターフェイスであってもよい。
記憶部15は、各種データを記憶する。記憶部15は、ROM、RAM、ハードディスク等の外部記憶装置等を含んでいる。
ディスプレイ16は、各種画像を表示する表示画面である。ディスプレイ16は、制御部20から出力される表示画像データに対応する表示画像を表示する。ディスプレイ16は、液晶表示画面であってもよいし、有機ELの画面であってもよい。
スピーカ17は、音声を出力する。スピーカ17は、制御部20から出力された音声信号に対応する音声を出力する。
制御部20は、車載装置100全体の動作を統括制御する。制御部20は、コンピュータである。制御部20は、CPUやメモリやタイマ等を備えている。制御部20のCPUが、メモリに格納されたプログラムを実行することにより、制御部20の機能を実現する。
ここで、制御部20の各種機能について説明する。
図3に示すように、制御部20は、取得部21と、判定部22と、記録部23と、表示部24と、送信部25と、を備えている。
取得部21は、車両1の走行履歴情報を取得する。より具体的には、取得部21は、GPS受信部10から入力したGPS情報と、車速センサ11から入力した車速情報と、各種センサ12から入力したセンサ入力情報とに基づいて、車両1の走行履歴情報を取得する。
この走行履歴情報には、例えば車両1の現在位置が含まれている。取得部21は、GPS情報と、車速情報とに基づいて、所定の演算を行って、車両1の現在位置を取得する。取得部21は、取得した車両1の現在位置情報を判定部22に出力する。
取得部21は、GPS受信部10からのGPS情報や車速センサ11からの車速情報の他、各種センサ12のセンサ出力も入力する。取得部21は、入力した情報に基づいて、車両の走行状態、挙動状態を示す情報、すなわち走行履歴情報を取得する。取得部21は、取得した走行履歴情報を判定部22に出力する。
判定部22は、取得部21で取得された走行履歴情報が、アップリンク対象からの除外条件に該当するか否かを判定する。アップリンク対象からの除外条件は、記憶部15の除外条件保持部30に保持されている。判定部22は、除外条件保持部30に保持された除外条件に基づいて、判定を行う。除外条件としては、例えば、以下のようなものを含むようにすることができる。
(1)車両1の現在位置が、個人が特定される可能性のある自宅を基準とするその周辺領域内(例えば、自宅の地点を中心とする所定半径の円の領域)であること
(2)車両1の現在位置が、目的地を基準とするその周辺領域内(例えば目的地を中心とする所定半径の円の領域)であること
(3)車両1の現在位置が、登録地点(会社を登録地とした場合)を基準とするその周辺領域内(例えば目的地を中心とする所定半径の円の領域)であること
(4)車両1が、所定時間以上ある位置に停止していること
判定部12は、この判定結果と、現在の走行情報とを記録部23に出力する。
記録部23は、入力された走行履歴情報を、アップリンク対象と判定された走行履歴情報(第1の走行履歴情報)と、アップリンク対象外であると判定された走行履歴情報(第2の走行履歴情報)とに分けて記録する。より具体的には、記録部23は、入力された現在の車両1の走行履歴情報(例えば車両1の現在位置)が除外条件に該当する場合には、その走行履歴情報を第2の走行履歴情報として非アップリンク走行履歴記録部32に蓄積する。一方、記録部23は、走行履歴情報が除外条件に該当しない場合には、その走行履歴情報を第1の走行履歴情報としてアップリンク走行履歴記録部31に蓄積する。
表示部24は、車両1の現在位置を基準とする地図画像を記憶部15の地図データベース33から車両1の現在位置の地図画像を読み込む。さらに、表示部24は、読み込んだ地図画像に車両1の現在位置を示すマークを重ね合わせた地図画像を生成する。
表示部24は、さらに、車両1の現在位置を中心とする地図画像上に、アップリンク走行履歴記録部31に記録された第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と、非アップリンク走行履歴記憶部32に第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを区別可能に重畳して最終的な表示画像を生成する。
さらに、表示部24は、生成した地図画像を、ディスプレイ16に出力する。ディスプレイ16は、入力した地図画像を表示する。すなわち、表示部24は、ディスプレイ16を用いてアップリンク対象となる走行履歴情報とアップリンク対象外の走行履歴情報とを区別して表示する地図画像を表示する。
図4には、ディスプレイ16に表示される地図画像の一例が示されている。図4に示すように、ディスプレイ16には、車両の現在位置を中心とする地図画像が表示されている。この地図画像には、車両の現在位置の他、車両が走行した軌跡、すなわち走行履歴も表示される。この走行履歴は、所定のタイミングで記録された車両の現在位置をそれぞれマークで示すことにより表示されている。
この地図画像では、アップリンク対象となる走行履歴と、アップリンクの対象外となる走行履歴とが区別して表示されている。より具体的には、アップリンク対象となる第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と、アップリンク対象外となる第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とが異なる色で地図画面上に表示されている。例えば、アップリンクの対象となる走行履歴は緑色でマーキングし、アップリンク対象外となる走行履歴は、赤色でマーキングする。図4に示す画像では、自宅周辺の道がプライバシ配慮のため、アップリンク対象外となっている。
なお、表示部24は、判定部22による除外条件に含まれる領域の基準となる基準地点である自宅を、旗のマークで明示している。このような基準地点には、他に、登録地点や、目的地、過去の目的地などがある。このようなマーク表示を行えば、ユーザが、アップリンク対象外となっている原因を容易に認識することができる。
送信部25は、無線通信部14と通信可能な通信部である。送信部25は、無線通信部14を介して路側機2に接続し、アップリンク走行履歴記録部31に記録されたアップリンク対象の走行履歴情報のみを路側機2へアップリンク送信する。
次に、本実施の形態に係る車載装置100の動作について説明する。図5には、車載装置100の制御部20で実行される処理の流れが示されている。
図5に示すように、まず、制御部20は、走行履歴の取得タイミングであるか否かを判定する(ステップS1)。ここで、取得タイミングとは、車両が所定距離走行した場合、一定時間経過した場合、急発進や急ブレーキが検出された場合、急なハンドル操作が検出された場合などとすることができる。
取得タイミングであった場合(ステップS1;YES)、制御部20は、取得部21が、GPS情報、車速情報、各種センサのセンサ出力に基づいて、現在の走行履歴情報を取得する(ステップS2)。続いて、制御部20は、取得した走行履歴情報に含まれる車両1の現在位置が、除外条件に設定されていない領域、すなわちアップリンク対象エリアであるか否かを判定する(ステップS3)。アップリンク対象エリアには、ドライバのプライバシの侵害を助長する情報とはなりえない領域であって、例えば自宅周辺、登録地周辺、目的地周辺などを除いた領域が設定されている。
アップリンク対象エリアであると判定した場合(ステップS3;YES)、制御部20は、取得した走行履歴をアップリンク対象の走行履歴として記憶部15のアップリンク走行履歴記録部31に記録する(ステップS4)。続いて、制御部20は、地図上にその走行履歴を緑マークで表示する(ステップS5)。
一方、アップリンク対象エリアでないと判定した場合(ステップS3;NO)、制御部20は、取得した走行履歴をアップリンク対象外の走行履歴として記憶部15の非アップリンク走行履歴記録部32に保持する(ステップS6)。続いて、制御部20は、地図上にその走行履歴を赤マークで表示する(ステップS7)。
一方、走行履歴の取得タイミングでなかった場合(ステップS1;NO)、ステップS5実行後又はステップS7実行後、制御部20は、アップリンクタイミングであるか否かを判定する(ステップS9)。アップリンクタイミングとは、路側機2と接続した場合、あるいは一定時間経過した場合、一定距離走行した場合など、無線通信部14を通じて走行履歴をアップリンクするタイミングを示す。
アップリンクタイミングであると判定された場合(ステップS9;YES)、制御部20は、無線通信部14を通じて、アップリンク走行履歴記録部31に記録された走行履歴、すなわちアップリンク対象の走行履歴のアップリンクを行う(ステップS10)。
アップリンクタイミングであると判定されなかった場合(ステップS9;NO)又はステップS10実行後、制御部20は、処理を継続するか否かを判定する(ステップS11)。処理を継続する場合(ステップS10;YES)、制御部20は、再び、走行履歴の取得タイミングであるか否かを判定し(ステップS1)、その後は、上述した処理を繰り返す。
なお、上述のようにユーザは、入力部13の操作入力により送信部によるアップリンクの有効/無効を設定可能である。しかしながら、表示部24は、入力部13により、アップリンクが無効に設定されていても、第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを区別可能に地図画面上に表示する。このようにすれば、アップリンクを無効に設定しているユーザにも、仮にアップリンク機能を有効にした場合に、どの走行履歴がアップリンク対象となっていて、どの走行履歴がアップリンク対象外なのかを確認することができる。これにより、アップリンクを有効にしてもプライバシが十分に守られていることが実感することができる。この結果、アップリンク機能を有効にすることに対するユーザの不安を解消することができる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、車載装置100が収集したアップリンク対象の走行履歴情報(第1の走行履歴情報)と、アップリンク対象外の走行履歴情報(第2の走行履歴情報)とを区別して画面に表示する。このようにすれば、アップリンク機能が有効の場合でもプライバシがきちんと守られているということをユーザが実感できるようになる。
また、本実施の形態によれば、除外条件によって、走行履歴情報を予めアップリンク対象とアップリンク対象外とに分けて記録している。このようにすれば、ユーザがアップリンク対象外の走行履歴情報を逐一指定する必要がなくなる。
以上のようなことから、どの走行履歴情報がアップリンク対象外となっているのかをユーザが確認することが容易となり、ユーザの負担が軽減されるので、アップリンク機能を有効にするユーザ数を増やして走行履歴情報の収集を円滑に行うことができる。
なお、上記実施の形態では、アップリンク対象の第1の走行履歴情報に基づく走行履歴とアップリンク対象外の第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを、異なる色のマークを用いて地図画面上に表示したが、本発明はこれには限られない。例えば、アップリンク対象の第1の走行履歴情報に基づく走行履歴とアップリンク対象外の第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを、異なる形状のマークを用いて地図画面上に表示するようにしてもよい。また、マークの大きさを変えるようにしてもよい。また、マークの色、形状、大きさを複合的に変えるようにしてもよい。
なお、表示部24は、地図画面上におけるアップリンク対象の領域(第1の領域)と、除外条件に規定されたアップリンク対象外の領域(第2の領域)と色分けして表示するようにしてもよい。このようにすれば、アップリンク対象の第1の走行履歴情報に基づく走行履歴とアップリンク対象外の第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とをさらに見分けやすくなる。
表示部24は、アップリンク対象外の領域(第2の領域)が複数存在する場合に、それぞれの表示色を、アップリンク対象外とする要因に応じて色分けして表示するようにしてもよい。例えば、自宅を含む○○町エリアを赤の地図色とし、会社を含む××町エリアを紫の地図色で表示させることができる。
また、表示部24は、アップリンク対象外の第2の走行履歴情報に基づく走行履歴を、アップリンク対象外の領域(第2の領域)の表示と関連付けられたマークで表示するようにしてもよい。例えば、アップリンク対象外の走行履歴のマークを赤丸印とした場合に、その原因となる領域の地図色を赤とすることができる。
また、表示部24は、アップリンク対象外の領域(第2の領域)の基準地点を表示するマークを、アップリンク対象外の第2の走行履歴情報に基づく走行履歴に関連付けて表示するようにしてもよい。例えば、図4の表示画面において、アップリンク対象外の走行履歴を×印で表示した場合に、その原因となる基準地点、例えば自宅の地点を×印の付いた旗マークで表示するようにしてもよい。マークについては、形状で関連付けてもよいし、色や大きさで関連付けてもよい。
また、表示部24は、アップリンク対象外の領域(第2の領域)の基準地点を表示するマークを、対応する領域の除外要因に関連付けて表示するようにしてもよい。例えば、自宅を示すマークと、登録地点を示すマークと、目的地を示すマークを、それぞれ異なる形状、色、大きさで表示するようにしてもよい。
なお、上記実施の形態では、アップリンクする際、何回かに1回は、アップリンク対象外の走行履歴情報を路側機2に送信するようにしてもよい。これは、全くアップリンクしない領域があれば、その領域がユーザと関連の深い領域であることが却って特定されるためである。
なお、上記実施の形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical Disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するシステムを構成することとしてもよい。
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
なお、本発明は以上の実施の形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施の形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
1 車両
2 路側機
3 通信ネットワーク
4 サーバ
10 GPS受信部
11 車速センサ
12 各種センサ
13 入力部
14 無線通信部
15 記憶部
16 ディスプレイ
17 スピーカ
20 制御部
21 取得部
22 判定部
23 記録部
24 表示部
25 送信部
30 除外条件保持部
31 アップリンク走行履歴記録部
32 非アップリンク走行履歴記録部
33 地図データベース
100 車載装置

Claims (12)

  1. 車両に搭載された車載装置であって、
    前記車両の走行履歴情報を取得する取得部と、
    前記取得部で取得された前記走行履歴情報が、アップリンク対象からの除外条件に該当するか否かを判定する判定部と、
    前記取得された走行履歴情報を、アップリンク対象と判定された第1の走行履歴情報と、アップリンク対象外であると判定された第2の走行履歴情報とに分けて記録する記録部と、
    前記第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを区別可能に地図画面上に表示する表示部と、
    前記第1の走行履歴情報を外部装置にアップリンクする送信部と、
    を備える車載装置。
  2. 前記表示部は、
    前記第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを、異なるマークを用いて前記地図画面上に表示する、
    請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記送信部によるアップリンクの有効/無効を設定可能な操作部をさらに備え、
    前記表示部は、
    前記操作部により、アップリンクが無効に設定されていても、前記第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを区別可能に前記地図画面上に表示する、
    請求項1又は2に記載の車載装置。
  4. 前記表示部は、
    前記地図画面上におけるアップリンク対象の第1の領域と、前記除外条件に規定されたアップリンク対象外の第2の領域とを色分けして表示する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車載装置。
  5. 前記表示部は、
    前記第2の領域が複数存在する場合に、
    それぞれの表示色を、アップリンク対象外とする要因に応じて色分けして表示する、
    請求項4に記載の車載装置。
  6. 前記表示部は、
    前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴を、前記第2の領域の表示と関連付けられたマークで表示する、
    請求項4又は5に記載の車載装置。
  7. 前記表示部は、
    前記除外条件に含まれる領域の基準となる基準地点をマークで明示する、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の車載装置。
  8. 前記表示部は、
    前記基準地点を表示するマークを、前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴に関連付けて表示する、
    請求項7に記載の車載装置。
  9. 前記表示部は、
    前記基準地点を表示するマークを、対応する領域の除外要因に関連付けて表示する、
    請求項7又は8に記載の車載装置。
  10. 前記送信部は、
    アップリンクする際、数回に1回は、前記第2の走行履歴情報を外部装置にアップリンクする、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の車載装置。
  11. 車両に搭載された車載装置の制御方法であって、
    前記車両の走行履歴情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得された前記走行履歴情報が、アップリンク対象からの除外条件に該当するか否かを判定する判定工程と、
    前記取得された走行履歴情報を、アップリンク対象と判定された第1の走行履歴情報と、アップリンク対象外であると判定された第2の走行履歴情報とに分けて記録する記録工程と、
    前記第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを区別可能に地図画面上に表示する表示工程と、
    前記第1の走行履歴情報を外部装置にアップリンクする送信工程と、
    を含む車載装置の制御方法。
  12. 車両に搭載された車載装置を制御するコンピュータを、
    前記車両の走行履歴情報を取得する取得部、
    前記取得部で取得された前記走行履歴情報が、アップリンク対象からの除外条件に該当するか否かを判定する判定部、
    前記取得された走行履歴情報を、アップリンク対象と判定された第1の走行履歴情報と、アップリンク対象外であると判定された第2の走行履歴情報とに分けて記録する記録部、
    前記第1の走行履歴情報に基づく走行履歴と前記第2の走行履歴情報に基づく走行履歴とを区別可能に地図画面上に表示する表示部、
    前記第1の走行履歴情報を外部装置にアップリンクする送信部、
    として機能させるプログラム。
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