JP2014059480A - ズームレンズ及びプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ズームレンズは、拡大側から縮小側へ向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1、正の屈折力を有する第2レンズ群G2、正の屈折力を有する第3レンズ群G3、正の屈折力を有する第4レンズ群G4を配してなり、第1レンズ群が、負の屈折力を有する第1レンズと、該第1レンズよりも強い負の屈折力を有する第4レンズとを含む4枚以上のレンズで構成されることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
微小ミラーデバイスをライトバルブとして用いられる投射用のズームレンズは、上記有効光を良好に取り込むとともに、無効光を出来る限り取り込まないことが必要である。
図1、図3、図5、図7、図9、図11に、ズームレンズの実施の形態を6例示す。
図1、図3、図5、図7、図9、図11において、図の左方が「拡大側」、右方が「縮小側」である。繁雑を避けるために、これらの図において、符号を共通化する。
図1、図3、図5、図7、図9、図11において、符号G1は第1レンズ群、符号G2は第2レンズ群、符号G3は第3レンズ群、符号G4は第4レンズ群を示す。
これら実施の形態・実施例において、ライトバルブとしては「微小ミラーデバイスであるDMD」を想定しているが、勿論ライトバルブがこれに限定される訳ではない。
第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4は、何れも「正の屈折力」を持つ。即ち、第1〜第4レンズ群G1〜G4の屈折力配分は、負・正・正・正である。
図1、図3、図5、図7、図9、図11に示す例では、第1レンズ群G1は5枚のレンズで構成されているが、第1レンズ群G1を4枚のレンズで構成することも可能である。
また、第1レンズ群G1内において、拡大側から4番目に配置される第4レンズは「第1レンズよりも強い負の屈折力」を有する。
(2) 6.2≦DDw/fw≦7.7
(3) 0.1≦|fw/fI1|≦0.15
(4) 2.0 ≦ HS/HE ≦ 3.0
(5) 5.5 ≦ TLw/HE ≦ 7.0
(6) 0.70 ≦ tan(ωw) ≦ 0.93 。
「最も拡大側のレンズ面」は、第1レンズ群の第1レンズの拡大側のレンズ面である。
このため、第1レンズ群内の各レンズで発生する収差の量が大きくなりやすい。
条件(1)の下限を超えると、逆に、第1レンズ群の負のパワーが相対的に弱くなり、第1レンズ群で光線を広げることが難しくなり、広角化が困難となりやすい。
条件(2)の上限を超えると、レンズ系に必要とされる焦点距離:fwを実現するために、広角端でのレンズ全長が長くなり、ズームレンズのコンパクト化が困難になり易い。
条件(4)は、最も拡大側に配置される第1レンズの有効レンズ径(レンズ外径で良好に近似できる。)と最も縮小側のレンズの有効レンズ径の比を規制する条件である。
ライトバルブとしてDMDが用いられる場合、前述したように、ライトバルブに近いレンズのレンズ径は小さく設定され、大きさに制限がある。
条件(5)の下限を超えると、最も縮小側のレンズの径が大きくなり、照明光学系との干渉を避けることが難しくなり易い。
条件(6)の上限を超えると、広角端の画角は大きくなるが、大きい収差が発生しやすくなり、補正が困難となり易い。
また、正の屈折力を有する第5レンズは、第1レンズ群の最も縮小側に配置され、負の屈折力の第1〜第4レンズで発生した収差を打ち消す機能を持つ。
実施例1〜6では、第1レンズ群の第2レンズを非球面とすることにより、これらの収差を有効に補正することができている。
ズームレンズ4と照明系2のスペースの上記の如き関係上、ズームレンズ4のバックフォーカスをある程度確保する必要がある。
F:光学系全体の焦点距離
Fno:開口数
R:曲率半径(非球面にあっては「近軸曲率半径」)
D:面間隔
Nd:屈折率
Vd:アッベ数
BF:バックフォーカス 。
+C4・H4+C6・H6+C8・H8+C10・H10+・・・ 。
実施例1のズームレンズは、図1に示した如きものである。
実施例1のズームレンズのデータを表1に示す。
これ等の表記は、他の実施例2〜6においても同様である。
非球面のデータを表2に示す。
なお、非球面は上のデータの表において「*」印を付した面である。以下の実施例2〜6においても同様である。
可変量のデータを表3に示す。
なお、間隔:d1、d2、d3、BFは投射距離:1600mmのときの間隔である。
各条件のパラメータの値を表4に示す。
実施例2のズームレンズは、図3に示した如きものである。
実施例2のデータを表5に示す。
非球面のデータを表6に示す。
可変量のデータを表7に示す。
各条件のパラメータの値を表8に示す。
負メニスカスレンズL13の縮小側には、両凹レンズL14と、拡大側に凸面を向けた正メニスカスレンズL15が配されている。
拡大側から2枚目の負メニスカスレンズL12は「両面とも非球面」である。
実施例3のズームレンズは、図5に示した如きものである。
非球面のデータを表10に示す。
可変量のデータを表11に示す。
各条件のパラメータの値を表12に示す。
実施例4のズームレンズは、図7に示した如きものである。
実施例4のデータを表13に挙げる。
非球面のデータを表14に挙げる。
可変量のデータを表15に挙げる。
各条件のパラメータの値を表16に挙げる。
実施例5のズームレンズは、図9に示した如きものである。
実施例5のデータを表17に挙げる。
非球面のデータを表18に挙げる。
可変量のデータを表19に挙げる。
各条件のパラメータの値を表20に挙げる。
実施例6のズームレンズは、図11に示した如きものである。
実施例6のデータを表21に挙げる。
非球面のデータを表22に挙げる。
可変量のデータを表23に挙げる。
各条件のパラメータの値を表24に挙げる。
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
S 開口絞り
CG 画像表示素子のカバーガラス
Claims (12)
- 拡大側から縮小側へ向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群を配してなり、
第1レンズ群が、負の屈折力を有する第1レンズと、該第1レンズよりも強い負の屈折力を有する第4レンズとを含む4枚以上のレンズで構成されることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1記載のズームレンズにおいて、
広角端における全系の焦点距離:fw、第1レンズ群の焦点距離:fIが、条件:
(1) 1.0<|fw/fI|<1.5
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1または2記載のズームレンズにおいて、
広角端における全系の焦点距離:fw、広角端における最も拡大側のレンズ面から最も縮小側のレンズ面までの光軸上の距離:DDwが、条件:
(2) 6.2<DDw/fw<7.7
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜3の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
第1レンズ群が、拡大側から縮小側へ向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ、負の屈折力を有する第2レンズ、負の屈折力を有する第3レンズ、負の屈折力を有する第4レンズ、正の屈折力を有する第5レンズを配してなることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜4の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
広角端における全系の焦点距離:fw、第1レンズ群において最も拡大側に配置される第1レンズの焦点距離:fI1が、条件:
(3) 0.1<|fw/fI1|<0.15
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜5の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
第1レンズ群の第2レンズが非球面レンズであることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜6の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
第3レンズ群と第4レンズ群との間に開口絞りが配置されていることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項7記載のズームレンズにおいて、
ズーミング時に、開口絞りが第4レンズ群と一体的に移動することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜8の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
最も拡大側に配されるレンズの光学有効径:HS、最も縮小側に配されるレンズの光学有効径:HEが、条件:
(4) 2.0 < HS/HE < 3.0
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜9の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
投射画像が投射されるスクリーン面から最も拡大側の第1レンズの拡大側レンズ面までの距離が1600mmであるときに、前記スクリーン面にピントが合ったときの、最も拡大側の面から画像表示面までの距離:TLw、最も縮小側に配されるレンズの光学有効径:HEが、条件:
(5) 5.5 < TLw/HE < 7.0
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜10の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
広角端における半画角:ωwが、条件:
(6) 0.70 < tan(ωw) < 0.93
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 画像表示面を有する光変調器と、この光変調器の前記画像表示面を照明する照明系と、
この照明系により照明された画像表示面の拡大像をスクリーン上に結像投射するズームレンズと、を有し、
前記ズームレンズとして、請求項1〜11の任意の1に記載のズームレンズを用いたことを特徴とするプロジェクタ。
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JP2012204888A JP2014059480A (ja) | 2012-09-18 | 2012-09-18 | ズームレンズ及びプロジェクタ |
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