JP2014058187A - 自動二輪車 - Google Patents
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Abstract
【課題】盗難対策装置の秘匿性を高め、不正アクセスし難くする。
【解決手段】シート9は、底板20と、乗員(運転者や同乗者)が着座する表皮21とにより一体的に構成され、シート9の底板20と表皮21とに囲まれた内部空間に、盗難対策装置24(例えばGPS機器)が配置される。シート9は車体に対して着脱可能とされており、前端部がシート係止機構26を介して車体側に着脱可能に係止し、後端部がシートロック機構27を介してロックされる、盗難対策装置24に接続するサブハーネスは、シート9の後端部、すなわちシートロック機構27の前側近傍を通って底板20からシート外に導出される。そして、サブハーネスは、シートロック機構27の近傍で、コネクタを介してメインハーネスに着脱可能に接続する。
【選択図】図1
【解決手段】シート9は、底板20と、乗員(運転者や同乗者)が着座する表皮21とにより一体的に構成され、シート9の底板20と表皮21とに囲まれた内部空間に、盗難対策装置24(例えばGPS機器)が配置される。シート9は車体に対して着脱可能とされており、前端部がシート係止機構26を介して車体側に着脱可能に係止し、後端部がシートロック機構27を介してロックされる、盗難対策装置24に接続するサブハーネスは、シート9の後端部、すなわちシートロック機構27の前側近傍を通って底板20からシート外に導出される。そして、サブハーネスは、シートロック機構27の近傍で、コネクタを介してメインハーネスに着脱可能に接続する。
【選択図】図1
Description
本発明は、GPS(Global Positioning System)機器等の盗難対策装置を備えた自動二輪車に関する。
盗難された車両を探し出すために、GPS機能を利用して車両位置を検出し、この位置情報を携帯電話等に送信することが可能な盗難対策装置が開発されている。例えば特許文献1には、自車の位置を測定可能で且つ測定された位置情報を無線送信可能な盗難対策装置を備える自動二輪車において、盗難対策装置が、シートの底面に対向するように配置(シートの底面の下方に配置)されている構成が開示されている。
しかしながら、シートの底面に対向するように盗難対策装置が配置されている場合、シートを取り外したり、開いたりすると、盗難対策装置が容易に発見されてしまう。そのため、盗難対策装置に不正アクセスしやすく、その除去や破壊等につながるおそれがある。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、盗難対策装置の秘匿性を高め、不正アクセスし難くすることを目的とする。
本発明の自動二輪車は、車体の骨格を形成する車体フレームと、前記車体フレームに支持されるエンジンと、前記車体フレームに支持され、底板と表皮とを具備するシートと、
盗難対策装置とを備え、前記盗難対策装置は、前記シートの前記底板と前記表皮とに囲まれた内部空間に配置されることを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車の他の特徴とするところは、前記盗難対策装置に接続するサブハーネスを備え、前記サブハーネスが車体側のメインハーネスに接続する点にある。
前記サブハーネスを前記メインハーネスに接続する構成として、前記シートの前端部及び後端部のうちいずれか一方を車体側に着脱可能に係止するシート係止機構と、前記シートの前端部及び後端部のうちいずれか他方を車体側にロックするシートロック機構とを備え、前記サブハーネスは、前記シート係止機構及び前記シートロック機構のうちいずれか一方の近傍を通って前記シートの底板から導出し、前記メインハーネスに接続するとよい。この場合に、前記シート係止機構はシート側部材と車体側部材とにより構成され、前記シート側部材を前記車体側部材に係止すると、前記サブハーネスが前記メインハーネスに接続する構成であってもよい。
また、前記サブハーネスを前記メインハーネスに接続する構成として、前記シートの一端部を回動可能に支持するシートヒンジを備え、前記サブハーネスは、前記シートヒンジの近傍を通って前記シートの底板から導出し、前記メインハーネスに接続するとよい。
盗難対策装置とを備え、前記盗難対策装置は、前記シートの前記底板と前記表皮とに囲まれた内部空間に配置されることを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車の他の特徴とするところは、前記盗難対策装置に接続するサブハーネスを備え、前記サブハーネスが車体側のメインハーネスに接続する点にある。
前記サブハーネスを前記メインハーネスに接続する構成として、前記シートの前端部及び後端部のうちいずれか一方を車体側に着脱可能に係止するシート係止機構と、前記シートの前端部及び後端部のうちいずれか他方を車体側にロックするシートロック機構とを備え、前記サブハーネスは、前記シート係止機構及び前記シートロック機構のうちいずれか一方の近傍を通って前記シートの底板から導出し、前記メインハーネスに接続するとよい。この場合に、前記シート係止機構はシート側部材と車体側部材とにより構成され、前記シート側部材を前記車体側部材に係止すると、前記サブハーネスが前記メインハーネスに接続する構成であってもよい。
また、前記サブハーネスを前記メインハーネスに接続する構成として、前記シートの一端部を回動可能に支持するシートヒンジを備え、前記サブハーネスは、前記シートヒンジの近傍を通って前記シートの底板から導出し、前記メインハーネスに接続するとよい。
本発明によれば、盗難対策装置がシートの底板と表皮とに囲まれた内部空間に配置されるので、盗難対策装置の秘匿性を高め、不正アクセスし難くすることができる。これにより、盗難対策装置の除去や破壊等を防ぐことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1を参照して、第1の実施形態に係る自動二輪車の構成を説明する。本願における前後左右は、自動二輪車の乗員から見た方向をいうものとする。
自動二輪車は、鋼製或いはアルミニウム合金製でなる車体フレームにより車体の骨格を形成し、車体フレームに対する各種部品の艤装を経て構成される。
ヘッドパイプ1は、不図示のフロントフォークを左右に回動可能に支持する。図1では図示を省略するが、フロントフォークの上端にはハンドルバーが固定され、下部には前輪が回転可能に支持される。
(第1の実施形態)
図1を参照して、第1の実施形態に係る自動二輪車の構成を説明する。本願における前後左右は、自動二輪車の乗員から見た方向をいうものとする。
自動二輪車は、鋼製或いはアルミニウム合金製でなる車体フレームにより車体の骨格を形成し、車体フレームに対する各種部品の艤装を経て構成される。
ヘッドパイプ1は、不図示のフロントフォークを左右に回動可能に支持する。図1では図示を省略するが、フロントフォークの上端にはハンドルバーが固定され、下部には前輪が回転可能に支持される。
ヘッドパイプ1の上部には、メインフレーム2が車体後方に向かってやや斜め下方に傾斜して延設される。メインフレーム2は、途中から下方向に湾曲して略鉛直下方向に延出し、左右のピボットプレート3に結合する。また、ヘッドパイプ1の下部には、ダウンフレーム4が車体後下方に向かって延設される。ダウンフレーム4は、エンジン懸架プレート5に結合する。エンジン懸架プレート5とピボットプレート3とは、左右のロアフレーム6を介して結合される。
メインフレーム2には、車体後方に向かって延出する左右のリヤフレーム7が配設される。また、左右のピボットプレート3には、それぞれ上斜め後方に延出するサイドフレーム8が配設される。左右のサイドフレーム8は、左右のリヤフレーム7とそれぞれ結合され、リヤフレーム7の剛性を向上させている。
リヤフレーム7には、運転者及び同乗者が着座するためのシート9が着脱可能に搭載される。シート9の前方には、メインフレーム2によって支持される燃料タンク10が配設される。
ピボットプレート3には、後輪11を回転可能に支持するスイングアーム12が揺動可能に結合する。後輪11は、エンジンユニット13の動力を伝達するチェーンを介して回転駆動される。スイングアーム12とリヤフレーム7との間には、ショックアブソーバ(後輪懸架装置)14が介装され、後輪11の振動を吸収する。
メインフレーム2とダウンフレーム4とによって囲まれる空間に、エンジンユニット13が搭載される。エンジンユニット13はエンジン懸架プレート5を介してダウンフレーム4に懸架される。エンジンユニット13は、クランクケース15及びクランクケース15から前傾するように設けられたシリンダアセンブリ16を備える。エアクリーナ17から供給される空気と燃料タンク10から供給される燃料とが燃料混合装置18で混合されて、シリンダアセンブリ16に供給される。シリンダアセンブリ16内では、混合気を燃焼させることでクランクケース15内のクランクシャフトを回転させて、動力を発生する。一方、混合気が燃焼されて生成された排気ガスは、シリンダアセンブリ16に結合する排気管19を通って排出される。
ここで、シート9は、底板20と、乗員(運転者や同乗者)が着座する表皮21とにより一体的に構成される。底板20は、前後に長い板材として構成され、その両端が垂れ下げるように成形されている。また、図4に示すように、底板20の適所には下方に突出する突出部20aが形成されており、突出部20aの端面がリヤフレーム7に設けられた弾性部材22で支持されるようになっている。また、表皮21は、底板20の全体を覆うように配置され、その内部にクッション23が内包される。
そして、シート9の底板20と表皮21とに囲まれた内部空間に、盗難対策装置24が配置される。本実施形態において、盗難対策装置24は、人口衛星を利用して自機の位置を測定可能で、且つ測定された位置情報を無線送信可能なGPS機器である。図2に示すように、盗難対策装置24は、その周囲に設けられた取り付け部24aを介して底板20にネジ止め等により固定される。
シート9の内部空間に盗難対策装置24を配置するに際して、乗員の体重が加わる着座面からずらして配置することにより、クッション性が損なわれるのを避けることができる。すなわち、盗難対策装置24の位置は図示する位置に限られるのではなく、例えばシート9の中間位置(運転者の着座面と同乗者の着座面との間)としてもよい。また、シート9の前部(運転者の着座面より前方)としたり、シート9の後部(同乗者の着座面より後方)としたりしてもよい。
なお、盗難対策装置24としてGPS機器を説明したが、GPS機器が本体部と受信部とに別体で構成される場合、その両方を本発明でいう盗難対策装置としてシート9の内部空間に配置するようにしてもよいし、本体部又は受信部の一方のみを本発明でいう盗難対策装置としてシート9の内部空間に配置するようにしてもよい。
次に、盗難対策装置24を車体側のメインハーネス25に接続する構成について説明する。メインハーネス25は、車体の各部に電力や電力信号を伝達するものである。
シート9は車体に対して着脱可能とされており、前端部がシート係止機構26を介して車体側に着脱可能に係止し(図3、図4を参照)、後端部がシートロック機構27を介してロックされる(図5を参照)。
シート9は車体に対して着脱可能とされており、前端部がシート係止機構26を介して車体側に着脱可能に係止し(図3、図4を参照)、後端部がシートロック機構27を介してロックされる(図5を参照)。
図3、図4に示すように、シート係止機構26は、シート側部材28と、車体側部材29とを備える。底板20には、下方に突出し、途中から板状部28aが前方に延出するシート側部材28が設けられる。また、左右のリヤフレーム7間には、板状の車体側部材29が掛け渡される。車体側部材29の後端辺では壁29aが垂下し、その中央部分がシート側部材28の板状部28aに合わせて切り欠かれている(切り欠き部29b)。シート9の前端部を係止するときは、シート側部材28の板状部28aを車体側部材29の切り欠き部29bに差し入れる。これにより、シート9が上方向及び左右方向に動くのが規制されることになる。
図5に示すように、シートロック機構27は、車体側に設けられた凸部30と、シート9の底板20に設けられた穴31とを備える。上述したようにシート側部材28の板状部28aを車体側部材29の切り欠き部29bに差し入れるようにしてシート9の前端部を係止した後、シート9の後端部を降ろすと、凸部30が穴31に挿入される。この状態で施錠することにより、シート9がロックされることになる。
ここで、図5に示すように、盗難対策装置24に接続するサブハーネス32は、シート9の後端部、すなわちシートロック機構27の前側近傍を通って底板20からシート外に導出される。そして、サブハーネス32は、シートロック機構27の近傍で、コネクタ32a、25aを介してメインハーネス25に着脱可能に接続する。
上述したように、シート9を取り付けるときは、まずシート9の前端部をシート係止機構26で係止した後、後端部を降ろしてシートロック機構27でロックする。逆に、シート9を取り外すときには、まずシートロック機構27を解錠してシート9の後端部を持ち上げた後、シート9の前端部をシート係止機構26から抜き取る。すなわち、シート9の着脱に際して、シート9の後端部を持ち上げた状態とするので、シート9の後端部と車体側との間にできる隙間からサブハーネス32をメインハーネス25に着脱する作業を行うことができる。
また、シートロック機構27は、シート9を取り付けるときは最初に、取り外すときは最後に作業する箇所である。その近傍でサブハーネス32をメインハーネス25に接続することにより、シート9の着脱に際して、ハーネス32の着脱を忘れるのを防ぐことができる。
上述したように、シート9を取り付けるときは、まずシート9の前端部をシート係止機構26で係止した後、後端部を降ろしてシートロック機構27でロックする。逆に、シート9を取り外すときには、まずシートロック機構27を解錠してシート9の後端部を持ち上げた後、シート9の前端部をシート係止機構26から抜き取る。すなわち、シート9の着脱に際して、シート9の後端部を持ち上げた状態とするので、シート9の後端部と車体側との間にできる隙間からサブハーネス32をメインハーネス25に着脱する作業を行うことができる。
また、シートロック機構27は、シート9を取り付けるときは最初に、取り外すときは最後に作業する箇所である。その近傍でサブハーネス32をメインハーネス25に接続することにより、シート9の着脱に際して、ハーネス32の着脱を忘れるのを防ぐことができる。
以上述べたように、盗難対策装置24がシート9の底板20と表皮21とに囲まれた内部空間に配置されるので、盗難対策装置24の秘匿性を高め、不正アクセスし難くすることができる。これにより、盗難対策装置24の除去や破壊等を防ぐことができる。
また、特許文献1のように盗難対策装置の上方にシートの底板が存在せず、クッションや表皮だけが存在することになり、GPS機器とした場合の送受信感度を向上させることができる。
また、特許文献1のように盗難対策装置の上方にシートの底板が存在せず、クッションや表皮だけが存在することになり、GPS機器とした場合の送受信感度を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、自動二輪車の基本構成は第1の実施形態と同様であり、以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
第2の実施形態では、盗難対策装置24に接続するサブハーネス32が、シート係止機構26の近傍を通って底板20からシート外に導出し、メインハーネス25に接続する例を説明する。
次に、第2の実施形態について説明する。なお、自動二輪車の基本構成は第1の実施形態と同様であり、以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
第2の実施形態では、盗難対策装置24に接続するサブハーネス32が、シート係止機構26の近傍を通って底板20からシート外に導出し、メインハーネス25に接続する例を説明する。
図6、図7に示すように、盗難対策装置24に接続するサブハーネス32は、シート9の前端部、すなわちシート係止機構26の近傍を通って底板20からシート外に導出される。そして、サブハーネス32のコネクタ32aが、シート側部材28の板状部28aの下面に固定される。一方、車体側部材29の下面には、シート側部材28の板状部28aが挿入可能なコネクタ部材33が固定されており、このコネクタ部材33の適所にメインハーネス25のコネクタが構成される。
この場合、シート9を取り付けるときは、シート側部材28の板状部28aを車体側部材29の切り欠き部29bに差し入れると、同時にサブハーネス32のコネクタ32aがメインハーネス25のコネクタに接続されることになる。逆に、シート9を取り外すときには、シート側部材28の板状部28aを車体側部材29の切り欠き部29bから抜くと、同時にサブハーネス32のコネクタ32aがメインハーネス25のコネクタから抜き取られることになる。したがって、シート9の着脱に際して、ハーネス32aを確実に着脱することができる。
また、盗難対策装置24に接続するサブハーネス32が目立たないようにすることができ、盗難対策装置24の所在をわかりにくくする効果もある。
また、盗難対策装置24に接続するサブハーネス32が目立たないようにすることができ、盗難対策装置24の所在をわかりにくくする効果もある。
(第3の実施形態)
第3の実施形態として、本発明をスクータ型の自動二輪車に適用した例を説明する。
図8を参照して、第2の実施形態に係る自動二輪車の構成を説明する。
ヘッドパイプ34は、フロントフォーク35を左右に回動可能に支持する。フロントフォーク35の上端にはハンドルバー36が固定され、下部には前輪37が回転可能に支持される
第3の実施形態として、本発明をスクータ型の自動二輪車に適用した例を説明する。
図8を参照して、第2の実施形態に係る自動二輪車の構成を説明する。
ヘッドパイプ34は、フロントフォーク35を左右に回動可能に支持する。フロントフォーク35の上端にはハンドルバー36が固定され、下部には前輪37が回転可能に支持される
ヘッドパイプ34には、略下方向に向けて延出し、その後湾曲して略後方に延出するダウンチューブ38が延設される。ダウンチューブ38の後部側には、左右一対のリヤフレーム39が結合し、それぞれが後上方に傾斜して延出する。
ダウンチューブ38の後端には、エンジンブラケット40が形成され、エンジンブラケット40はステー41を介してスイングユニット型エンジン42を支持し、ステー41の支持部を中心にスイングユニット型エンジン42を上下方向に向けて揺動可能とする。スイングユニット型エンジン42は、後輪43を支持するとともに、リヤフレーム39との間でショックアブソーバ44を装架することでスイングアームとしての機能も有するものである。
リヤフレーム39の上方には、運転者が着座するためのシート45が搭載される。また、ダウンチューブ38の上方には、運転者が着座した状態で足を載せるステップボード46が不図示のステップフレームにより支持される。ステップボード46は車両外観を構成するレッグフレームカバー47と一体的に形成される。また、車体の後方においてリヤフレームカバー48がシートの下方を覆い、その内側に物品収納スペースが形成されることになる。
本実施形態に係る自動二輪車においても、シート45は、底板49と、運転者が着座する表皮50とにより一体的に構成される。そして、シート45の底板49と表皮50とに囲まれた内部空間に、盗難対策装置24が配置される。なお、盗難対策装置24の固定の仕方や、乗員の体重が加わる着座面からずらして配置するのが好ましいといった点については第1の実施形態と同様であり、ここではその説明を省略する。
この種の自動二輪車では、図9に示すように、シート45の前端部がシートヒンジ51によって回動可能に支持されて、開閉可能となっている。すなわち、シート45は物品収納スペースの蓋としても機能する。
ここで、盗難対策装置24に接続するサブハーネス32は、シート45の前端部、すなわちシートヒンジ51の近傍を通って底板49からシート外に導出される。そして、サブハーネス32は、シートヒンジ51の近傍で、コネクタ32a、25aを介してメインハーネス25に着脱可能に接続する。これにより、シート45を開くときにサブハーネス32が邪魔になったり、引っ張られて絡まったりするのを避けることができる。また、シート45を大きく開かないとサブハーネス32が見えないので、サブハーネスの露出を少なくし、盗難対策装置の所在をわかりにくくする効果もある。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。例えば上記実施形態では、盗難対策装置としてGPS機器を例に挙げたが、それに限られるものではない。例えば不正な操作を行おうとすると、エンジン始動を許可しないイモビライザや、異常時に警報を発するアラーム等であってもよい。
1:ヘッドパイプ、2:メインフレーム、9:シート、13:エンジンユニット、20:底板、21:表皮、23:クッション、24:盗難対策装置、24a:取り付け部、25:メインハーネス、25a:コネクタ、26:シート係止機構、27:シートロック機構、32:サブハーネス、32a:コネクタ、34:ヘッドパイプ、38:ダウンチューブ、42:スイングユニット型エンジン、45:シート、49:底板、50:表皮、51:シートヒンジ
Claims (5)
- 車体の骨格を形成する車体フレームと、
前記車体フレームに支持され、底板と表皮とを具備するシートと、
盗難対策装置とを備え、
前記盗難対策装置は、前記シートの前記底板と前記表皮とに囲まれた内部空間に配置されることを特徴とする自動二輪車。 - 前記盗難対策装置に接続するサブハーネスを備え、
前記サブハーネスが車体側のメインハーネスに接続することを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。 - 前記シートの前端部及び後端部のうちいずれか一方を車体側に着脱可能に係止するシート係止機構と、
前記シートの前端部及び後端部のうちいずれか他方を車体側にロックするシートロック機構とを備え、
前記サブハーネスは、前記シート係止機構及び前記シートロック機構のうちいずれか一方の近傍を通って前記シートの底板から導出し、前記メインハーネスに接続することを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車。 - 前記シート係止機構はシート側部材と車体側部材とにより構成され、
前記シート側部材を前記車体側部材に係止すると、前記サブハーネスが前記メインハーネスに接続する構成であることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車。 - 前記シートの一端部を回動可能に支持するシートヒンジを備え、
前記サブハーネスは、前記シートヒンジの近傍を通って前記シートの底板から導出し、前記メインハーネスに接続することを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車。
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Legal Events
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