JP2014056553A - カード収納用トレイ、カード収納構造およびカード収納構造を利用した電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カードを保持するトレイをハウジングから容易に取り出すことができるカード収納トレイ、カード収納構造およびカード収納構造を利用した電子機器を提供する。
【解決手段】 電子機器のハウジングの開口部を介して出し入れ可能なカード収納用トレイ20において、カード60を保持して開口部を介してハウジングに収納可能なカード保持部21と、ハウジングに収納されたカード保持部21を開口部から引き出すためのつまみ部22と、つまみ部22を、カード保持部21に近接する格納位置と、カード保持部21から離隔する突出位置との間で移動可能とする移動手段22a,23とを設け、つまみ部22が、その自重によって格納位置と突出位置との間を移動可能に構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、カード収納用トレイ、カード収納構造およびカード収納構造を利用した電子機器に関する。
従来、携帯電話などの電子機器において、外部アクセスにてメモリカードを着脱するトレイタイプのカードコネクタを搭載したものが普及している(例えば、特許文献1参照)。この種のカードコネクタでは、電子機器のハウジングの外部からメモリカードを抜き差しする開口部を介してコネクタ内に塵などが入り込むことを防止したり、あるいは外観性を高めるため、開口部にキャップが設けられたりしている。
近年では、電子機器の使用環境の広がりにより、キャップによる防水性が望まれている。この種のキャップにおいて、Oリングを利用して防水性を維持する構造が開発されている(例えば、特許文献2参照)。このキャップによれば、Oリングの使用により、高防水性および高耐久性を両立することができる。
特開2002−216082号公報 特開2011−244247号公報
しかしながら、従来の電子機器の防水性を有するキャップにあっては、Oリングなどを利用した防水構造の小型化は困難である。特に、キャップの厚み方向には、ある程度の長さを確保する必要が生じてしまう。このため、開口部もまた厚み方向に長くなってしまうので、コネクタがハウジングの奥側に配置されるようになってしまう。
この場合、コネクタのトレイを最奥部に収納した状態では、使用者はキャップを外して指先をトレイに引っ掛けて取り出そうとしても、トレイが奥側にあるため指先が届きにくい。これにより、使用者はトレイに指や爪を引っ掛けることが困難になってしまい、トレイを排出しにくいか、状況によってはトレイを排出できない可能性があるという問題があった。
これを解決するために、開口部の開口面積を大きくして指先を入れ易くすることが考えられるが、その場合はハウジング全体の大型化を招いてしまう。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、カードを保持するトレイをハウジングから容易に取り出すことができるカード収納用トレイ、カード収納構造およびカード収納構造を利用した電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係るカード収納用トレイは、上記目的の達成のため、電子機器のハウジングの開口部を介して出し入れ可能なカード収納用トレイであって、カードを保持して前記開口部を介して前記ハウジングに収納可能なカード保持部と、前記ハウジングに収納された前記カード保持部を前記開口部から引き出すつまみ部と、前記つまみ部を、カード保持部に最も近接する格納位置と、カード保持部から最も離隔する突出位置との間で移動可能とする移動手段とを有し、つまみ部22が、その自重によって、格納位置と突出位置との間を移動可能としたことを特徴とする。
また、本発明に係るカード収納構造は、電子機器のハウジングの開口部を介して該電子機器のハウジングに収容可能なカード収納用トレイと、前記電子機器のハウジングの開口部を閉塞可能なキャップとを備えることを特徴とする。
本発明のこれらの構成によると、ハウジングの内部からトレイを取り出す際に、キャップを開口部から取り外した上で、トレイとハウジングとを含む機器を適宜傾斜させることによって、つまみ部が、その自重によって、キャップを取り付けていた開口部からハウジングの外部まで、あるいは開口部の内側であっても開口部の近くまで移動するので、使用者は指先あるいは爪をつまみ部に引っ掛けることができるようになる。これにより、従来のように指先や爪がトレイに届かない場合に比べて、ハウジングからトレイおよびカードを容易に取り出すことができる。
また、本発明に係る電子機器は、上記目的達成のため、上述したカード収納構造を有するよう構成することを特徴とする。この構成により、上述したカード収納構造を搭載した電子機器では、電子機器に装着した例えばメモリカードやICカードなどのカードを取り出す際に、使用者は指先あるいは爪をつまみ部に引っ掛けることができ、ハウジングからトレイおよびカードを容易に取り出すことができるようになる。
本発明によれば、カードを保持するカード収納用トレイをハウジングから容易に取り出すことができる、カード収納用トレイ、カード収納構造およびカード収納構造を利用した電子機器を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るカード収納用トレイを示す斜視図であり、(a)はつまみ部が突出位置にある状態、(b)はつまみ部が格納位置にある状態をそれぞれ示す。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造のキャップが閉塞された状態を示す斜視図である。 図2のII−II線方向に見た状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造からカード収納用トレイを取り出す際に、カード収納用トレイのつまみ部が突出位置にあり、ハウジングの開口部から突出した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造からカード収納用トレイを引き出した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造を示す断面図であり、(a)はトレイをハウジングの開口部に挿入する直前の状態、(b)はトレイのカード保持部を開口部に挿入した状態、(c)はつまみ部を押しながらトレイをコネクタの最奥部まで挿入した状態、(d)はキャップを閉塞した状態をそれぞれ示す。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造を示す断面図であり、(a)はキャップを閉塞した状態、(b)はキャップを開口部から取り外した状態、(c)はキャップを開口部から取り外して携帯電話を傾斜させた状態、(d)はトレイを引き出し始めた状態をそれぞれ示す。 本発明の第2の実施の形態に係るトレイの斜視図であり、(a)はつまみ部が格納位置にある状態、(b)はつまみ部が突出位置にある状態をそれぞれ示す。 本発明の第2の実施の形態に係るカード収納構造の斜視図であり、(a)はトレイがコネクタの最奥部まで挿入されて、つまみ部が格納位置にある状態を、(b)はトレイをコネクタから引き出し始めて、つまみ部が突出位置にある状態をそれぞれ示す。 本発明の第3の実施の形態に係るトレイの斜視図であり、つまみ部が突出位置にある状態を示す。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施の形態においては、本発明に係るカード収納用トレイを収容するカード収納構造を携帯型電子機器としての携帯電話に搭載した場合について説明する。
まず、図1から図5を参照しながら、本発明の実施の形態に係るカード収納用トレイ(以下、単に、「トレイ」という)20、カード収納構造1およびカード収納構造を利用した携帯型電子機器の構成について説明する。
図1に示すように、トレイ20は、カード保持部21とつまみ部22とを備える。カード保持部21は、例えばマイクロSDカードのようなメモリカードや、SIMカードのようなICカード(以下、カード60と総称する)を保持する。
ハウジング10が、携帯型電子機器の一例の携帯電話の筐体と兼用されている。ハウジング10は、図4および図5に示すように、トレイ20を挿通させるための開口部11を有しており、トレイ20を開口部11を介してハウジング10内に収納することができる。
つまみ部22は、図2に示すようにトレイ20がハウジング10に収納されている場合に、図4および図5に示すように、トレイ20を開口部11から引き出すために用いるものである。
図1(a)および図1(b)に基づいて詳述すると、つまみ部22は、カード保持部21のカードが収容されない部分に形成された切欠部24に収容される大きさに形成されており、トレイ20の出し入れ方向Aを長手方向とするガイド穴22aを備える。切欠部24は、対向する一対の側面とそれらの側面を連結する底面とを有する。また、カード保持部21の引き出し方向の先端側には、幅方向を長手方向としてガイド穴22aを貫通するガイド軸23が設けられている。つまみ部22は、ガイド軸23に保持されていて、ガイド軸23がガイド穴22aに沿って相対的に移動することにより、出し入れ方向Aに沿って移動することができる。ガイド穴22aおよびガイド軸23は移動手段を構成する。ここで、ガイド軸23とガイド穴22aとの間のフリクションは十分に小さく設定されており、つまみ部22は、携帯電話を傾斜させることで、つまみ部22自身の自重によって移動することができる。
これにより、つまみ部22は、カード保持部21に対して、図1(a)に示すように、切欠部24から最も引き出された状態、すなわち、カード保持部から最も離隔した状態である突出位置と、図1(b)に示すように、切欠部24に最も押し込まれた状態、すなわち、カード保持部に最も近接した状態である格納位置との間で移動し、カード保持部21に対する相対位置を変化させることができる。
図2および図3に示すように、キャップ30は、ハウジング10にカード保持部21を収納した後に防水や防塵のために開口部11を閉塞することができる。本実施の形態では、キャップ30は、開口部11に対して、出し入れ方向Aに沿って着脱可能なものとしている。キャップ30の開閉方式としては、出し入れ方向Aに沿って着脱可能なものに限られず、例えば、出し入れ方向Aとは直交する幅方向に摺動することで着脱可能になるものであってもよい。
つまみ部22が突出位置の方向へと移動するように携帯電話を傾斜させた場合、図1(a)に示すように、つまみ部22は、カード保持部21の切欠部24の底面から離隔した位置である突出位置にある。その状態から、つまみ部22が格納位置の方向へと移動するように携帯電話を傾斜させた場合、あるいは、つまみ部22をカード保持部21へ向かって押し込んだ場合、つまみ部22は、格納位置の方向へと移動し、最終的には、図1(b)に示すように、格納位置に至る。
この後、図3に示すように、キャップ30によって開口部11を閉塞すると、つまみ部22が突出位置の方向へと移動するように携帯電話を傾斜させたとしても、つまみ部22が自重によって突出位置へ向けて移動することはない。尚、キャップ30とハウジング10との間の係合の構造は、つまみ部22の自重による突出位置方向への移動を抑えることができるものであればどのようなものであってもよく、例えば、摩擦を利用したり、係合部をそれぞれに設けたりする構造であってもよい。
図1に示すように、つまみ部22の引出し方向の先端部には係止穴22bを備える。係止穴22bに爪を引っ掛けることによってトレイ20をハウジング10から引き出すことができる。
コネクタ50は、ケース51と、コネクタ電極52と、トレイセンサ53と、シールドカバー54とを備える。
ケース51は、トレイ20を収容して保持可能であるとともに、携帯電話の基板70に固定されている。
コネクタ電極52は、トレイ20に保持されたカード60の端子61と、基板70に形成された端子とを電気的に接続する。
トレイセンサ53は、トレイ20がケース51に完全に挿入された場合にトレイ20の先端部が当接するとオンとなるスイッチにより形成されている。このトレイセンサ53の短絡を電気的に検出することで、トレイ20が挿入されたことを検知することができる。
シールドカバー54は、トレイ20がケース51に収納されるように、ケース51を覆って設けられている。
次に、動作について説明する。
まず、携帯電話にカード60を装着する動作について説明する。
図6(a)に示すように、最初に、使用者は、カード収納構造1のハウジング10の開口部11へトレイ20を近づける。つまみ部22の位置について、図6(a)では、便宜上、カード保持部21から離隔した突出位置にある状態を示しているが、構造上、この状態に限らず、つまみ部22は、突出位置と格納位置との間の任意の位置にあってよい。
次に、図6(b)では、使用者は、トレイ20を挿入方向の先端部から開口部11に挿入させる。この場合、使用者は、つまみ部22の先端部を押すことでトレイ20を挿入させることが想定されるため、図6(b)では、つまみ部22が格納位置にあるものとして記載している。
図6(c)では、使用者は、トレイ20を奥まで押し込んでコネクタ50に装着する。この場合には、使用者は、開口部11から指先でつまみ部22を押し込むことによって、トレイ20を最奥部まで押し込む。このため、つまみ部22は、図6(b)と同様に格納位置にある。
この後、図6(d)に示すように、使用者は、開口部11をキャップ30により閉塞する。これにより、携帯電話は、カード60が装着された通常の使用状態になる。
ここでは、トレイ20を最奥部に押し込んでからキャップ30を取り付けているが、装着手順はこれには限られず、例えば、トレイ20をコネクタ50の最奥部の少し手前まで押し込んでおき、キャップ30を取り付け、キャップ30を押し込むことによってトレイ20をコネクタ50の最奥部まで押し込むようにしてもよい。
次に、携帯電話からカード60を取り出す動作について説明する。図7(a)に示すように、携帯電話にカード60が装着された状態では、カード60を保持するトレイ20がコネクタ50の最奥部に位置するとともに、キャップ30が閉塞されている。この時、つまみ部22は格納位置にある。
図7(b)に示すように、使用者がキャップ30を開口部11から取り外しても、携帯電話が水平に保たれている間は、つまみ部22に対して、出し入れ方向Aに沿う方向の重力が作用しないため、つまみ部22が移動することはなく、依然として格納位置にある。尚、この時点では、カード保持部21はコネクタ50から引き出されていない。
図7(c)に示すように、使用者が、キャップ30を開口部11から取り外した上で、開口部11を下側へ向けるように携帯電話を傾斜させると、つまみ部22に対して出し入れ方向Aに沿う方向の重力が作用するので、その重力によって、すなわち、つまみ部22の自重によって、つまみ部22が突出位置へと移動し、つまみ部22の端部が開口部11から突出した状態となる。使用者は、つまみ部22の先端部に形成されている係止穴22bに爪を引っ掛けることにより、容易に、つまみ部22を開口部11から引き出すことができる。
そして、図7(d)に示すように、使用者は、つまみ部22の係止穴22bに爪を引っ掛けて、さらに、つまみ部22を開口部11から外側に引き出す。これにより、カード保持部21がコネクタ50から引き出される。この後、最終的に、使用者はトレイ20の全体を開口部11から引き出して、カード60をトレイ20から取り出すことができ、図6(a)に示した状態へと戻る。
以上のように、本実施の形態に係るカード収納構造1によれば、使用者は容易に指先あるいは爪をつまみ部22の係止穴22bに引っ掛けることができる。これにより、従来のように指先や爪がトレイに届かない場合に比べて、ハウジング10からトレイ20およびカード60を容易に取り出すことができるようになる。
このように、キャップ30を外して、携帯電話を適宜傾斜させるだけで、つまみ部22がトレイ20の取り外しを容易なものとする突出位置へと移動するため、つまみ部22やトレイ20を移動させる手段を別に設けることを必要としない。
上述した本実施の形態のカード収納構造1においては、つまみ部22はカード保持部21に対して、出し入れ方向Aに沿って、直線方向に移動する場合について説明している。しかしながら、本発明に係るカード収納構造においては、これに限られず、つまみ部22の移動の形態として、直線方向のみの移動以外の各種の移動を含むことができる。例えば、つまみ部22の一端がカード保持部21を含む面に対し直交する1軸線を中心にその面内で回転可能に設けられ、つまみ部22が、その軸線を中心に回転するようにカード保持部21から離隔するように移動するようにしてもよい。以下に、図8と図9とを参照しながら、そのような本発明の第2の実施の形態に係るトレイを説明する。
図8に示すように、本実施の形態に係るトレイは、つまみ部72を有する。つまみ部72は、矩形のプレート片からなり、一方の端部は、カード保持部21に固定されたつまみ保持部76に回転自在に保持され、他方の端部は、トレイを引き出す際に使用者の指先の爪が引っ掛かることのできる係止部72bを有する。
詳述すると、つまみ保持部76は、プレートを折り曲げて形成した上部プレート76aと下部プレート76bとからなり、上部プレート76aと下部プレート76bとの隙間には、つまみ部72が配置されている。上部プレート76a、下部プレート76bおよびつまみ部72を移動手段の軸75が貫通していて、つまみ部72が軸75の周りを回転することができる。軸75の両端部は軸芯部分より径が大きく形成されていて、上部プレート76aおよび下部プレート76bに形成された貫通孔から軸75が抜け出るのを防止している。
つまみ部72と軸75との間のフリクションは十分に小さく設定されており、つまみ部72は、携帯電話を適宜傾斜させることで、つまみ部72自身の自重によって、図8(a)に示される格納位置と、図8(b)に示される突出位置との間で自在に回動することができる。つまみ部72が回転すると、つまみ部72の係止部72bは、出し入れ方向Aに沿って、カード保持部21から最も離れた位置とカード保持部21に最も近接した位置との間で変位することができる。
図8と図9を参照しながら、本発明の第2の実施の形態に係るトレイを例えば携帯電話のハウジングに設けられたコネクタのケース51から取り出す動作を説明する。
本実施の形態に係るトレイがハウジング(図示せず)のコネクタのケース51内に収容されている場合には、例えば、図2および図3に示すように、ハウジング10の開口部11がキャップ30によって閉じられている。この状態では、キャップ30がつまみ部72の係止部72bを押さえているため、使用者が、携帯電話を傾斜させても、つまみ部72は回転せず、図9(a)に示すように、つまみ部72の係止部72bがカード保持部21に最も近接している格納位置に保たれている。
使用者が、キャップ30を開口部11から取り外した上で、開口部11を下側へ向けるように携帯電話を傾斜させると、つまみ部72に対して出し入れ方向Aに沿う方向の重力が作用するので、その重力によって、すなわち、つまみ部72の自重によって、図8(b)に示すように、つまみ部72が突出位置へと移動する。図示していないが、この状態では、つまみ部72の端部が、キャップ30が取り外された開口部11から突出した状態となる。この状態で、使用者が、つまみ部72の先端部に形成されている係止穴72bに爪を引っ掛けて、つまみ部72引っ張ると、図9(b)に示すように、コネクタのケース51からトレイを抜き出すことができる。
このように、本実施の形態によると、キャップを外して、携帯電話を適宜傾斜させるだけで、つまみ部72が回転して、つまみ部72の係止部72bが開口部から突出するので、使用者は、その突出した係止部72bに爪を引っ掛けることにより、容易に、つまみ部72を開口部から引き出すことができる。また、キャップの構造を問わずにどのようなコネクタにも本実施の形態に係るトレイを使用することができる。
図10に、本発明の第3の実施の形態に係るトレイを示す。尚、本実施の形態に係るトレイは第2の実施の形態に係るトレイの一部を改良したものであり、基本的な構成は第2の実施の形態と同様であるので、同じ符号を用いている。
本実施の形態に係るトレイの具体的な改良点は、本発明の第2の実施の形態に係るトレイに対して、つまみ部72とつまみ保持部76とを小型化するとともに、つまみ部72とつまみ保持部76とにおける軸75の位置をトレイ20の幅方向左側へ移設したことにある。このようにすることによって、つまみ部72が格納位置と突出位置との間を移動することに伴う出し入れ方向Aに沿った可動範囲寸法d2を、つまみ部72が格納位置にある状態におけるつまみ部72とつまみ保持部76の出し入れ方向Aに沿った寸法d1よりも大きくすることができる。すなわち、つまみ部72およびつまみ保持部76の出し入れ方向Aに沿う方向の寸法d1を小さくすることでトレイ20を小型化する一方で、つまみ部72の出し入れ方向Aに沿う方向の移動範囲寸法d2を十分に大きくすることができる。
本実施の形態は、第1の実施の形態および第2の実施の形態の場合よりも、開口部11からコネクタ50の距離を遠くせざるを得ない場合、つまり、開口部に対して、より奥まった位置にコネクタ50を配設せざるを得ない場合に好適である。
上述した本実施の形態のカード収納構造1においては、カード収納構造1を携帯電話に搭載した場合について説明している。しかしながら、本発明に係るカード収納構造においては、これに限られず、例えば、ゲーム機器など、カードを利用する携帯型電子機器に搭載したり、あるいはメモリカードを持ち運ぶための携帯型カードケースに搭載したりすることができる。この場合、携帯型カードケースには、カードに電磁気的に接続するコネクタを設ける必要はない。
以上のように、本発明に係るカード収納トレイ、カード収納構造およびカード収納構造を利用した携帯型電子機器は、カードを保持するトレイをハウジングから容易に取り出すことができるという効果を奏するものであり、カード収納トレイ、カード収納構造およびカード収納構造を利用した携帯型電子機器に有用である。
1 カード収納構造
10 ハウジング
11 開口部
20 トレイ
21 カード保持部
22 つまみ部
22a ガイド穴(移動手段)
22b 係止穴
23 ガイド軸(移動手段)
24 切欠部
30 キャップ
50 コネクタ
60 カード
72 つまみ部
72b 係止部
75 軸(移動手段)
76 つまみ保持部

Claims (7)

  1. 電子機器のハウジングの開口部を介して出し入れ可能なカード収納用トレイであって、
    カードを保持して前記開口部を介して前記ハウジングに収納可能なカード保持部と、
    前記ハウジングに収納された前記カード保持部を前記開口部から引き出すつまみ部と、
    前記つまみ部を、カード保持部に最も近接する格納位置と、カード保持部から最も離隔する突出位置との間で移動可能とする移動手段と、を有し、
    前記つまみ部が、その自重によって、格納位置と突出位置との間を移動可能としたことを特徴とするカード収納用トレイ。
  2. 前記つまみ部は、前記移動手段によって、前記ハウジングの開口部において、前記カード収納用トレイの出し入れ方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載のカード収納用トレイ。
  3. 前記移動手段は、前記つまみ部に形成したガイド穴と、前記ガイド穴を貫通し両端部が前記カード保持部に固定されたガイド軸とを備え、前記ガイド軸が前記ガイド穴に沿って相対的に移動することにより、前記つまみ部が、格納位置と突出位置との間を移動可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード収納用トレイ。
  4. 前記移動手段が、前記カード保持部および前記つまみ部の所定の箇所に設けられた軸からなり、前記つまみ部が前記軸を中心に所定の角度回転することによって、前記つまみ部の一部が格納位置と突出位置との間で移動することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード収納用トレイ。
  5. 前記カード保持部は、つまみ部を保持するためのつまみ保持部を一体に有し、
    前記軸は、つまみ保持部に設けられており、
    前記つまみ部が格納位置と突出位置との間を移動することに伴う前記カード収納用トレイの出し入れ方向に沿った可動範囲寸法が、前記つまみ部が格納位置にある状態におけるつまみ部とつまみ保持部のカード収納用トレイの出し入れ方向に沿った寸法よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載のカード収納用トレイ。
  6. 請求項1から請求項5までの何れか一項に記載のカード収納用トレイであって、電子機器のハウジングの開口部を介して電子機器のハウジングに収容可能なカード収納用トレイと、前記電子機器のハウジングの開口部を閉塞可能なキャップとを備えることを特徴とするカード収納構造。
  7. 請求項6に記載のカード収納構造を有することを特徴とする携帯型電子機器。
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