JP5660089B2 - カード収納構造およびこれを利用した電子機器 - Google Patents

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本発明は、カード収納構造およびこれを利用した電子機器に関する。
従来、携帯電話などの電子機器において、外部アクセスにてメモリカードを着脱するトレイタイプのカードコネクタを搭載したものが普及している(例えば、特許文献1参照)。この種のカードコネクタでは、電子機器のハウジングの外部からメモリカードを抜き差しする開口部を介してコネクタ内に塵などが入り込むことを防止したり、あるいは外観性を高めるため、開口部にキャップが設けられている。
近年では、電子機器の使用環境の広がりにより、キャップによる防水性が望まれている。この種のキャップにおいて、Oリングを利用して防水性を維持する構造が開発されている(例えば、特許文献2参照)。このキャップによれば、Oリングの使用により、高防水性および高耐久性を両立することができる。
特開2002−216082号公報 特開2011−244247号公報
しかしながら、従来の電子機器の防水性を有するキャップにあっては、Oリングなどを利用した防水構造の小型化が困難である。特に、キャップの厚み方向には、ある程度の長さを確保する必要が生じてしまう。このため、開口部もまた厚み方向に長くなってしまうので、コネクタがハウジングの奥側に配置されるようになってしまう。
この場合、コネクタのトレイを最奥部に収納した状態では、使用者はキャップを外して指先をトレイに引っ掛けて取り出そうとしても、トレイが奥側にあるため指先が届きにくい。これにより、使用者はトレイに指や爪を引っ掛けることが困難になってしまい、トレイを排出しにくいか、状況によってはトレイを排出できない可能性があるという問題があった。
これを解決するために、開口部の開口面積を大きくして指先を入れ易くすることが考えられるが、その場合はハウジング全体の大型化を招いてしまう。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、カードを保持するトレイをハウジングから容易に取り出すことができるカード収納構造およびこれを利用した電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係るカード収納構造は、上記目的達成のため、開口部を有するハウジングと、カードを保持して前記開口部を介して前記ハウジングに収納可能なカード保持部と、前記ハウジングに収納された前記カード保持部を前記開口部から引き出すつまみ部と、を有するトレイと、前記開口部を閉塞可能なキャップと、を備えるカード収納構造において、少なくとも前記ハウジングの内部から前記トレイが取り出される際に、前記キャップと前記つまみ部とを連結可能な連結手段を備えるよう構成する。
本発明の構成により、ハウジングの内部にトレイが収納され、ハウジングの内部からトレイが取り出される際には、キャップとつまみ部とが連結手段により連結される。このため、この状態でキャップを開口部から引き抜くと、連結手段を介して少なくともつまみ部が引き出される。よって、少なくともつまみ部が開口部からハウジングの外部まで、あるいは開口部の内側であっても外部の近くまで引き出されるので、使用者は指先あるいは爪をつまみ部に引っ掛けることができる。これにより、従来のように指先や爪がトレイに届かない場合に比べて、ハウジングからトレイおよびカードを容易に取り出すことができるようになる。
また、本発明に係る電子機器は、上記目的達成のため、上述したカード収納構造を有するよう構成する。この構成により、上述したカード収納構造を搭載した電子機器では、電子機器に装着した例えばメモリカードやICカードなどのカードを取り出す際に、使用者は指先あるいは爪をつまみ部に引っ掛けることができ、ハウジングからトレイおよびカードを容易に取り出すことができるようになる。
本発明によれば、カードを保持するトレイをハウジングから容易に取り出すことができるカード収納構造およびこれを利用した電子機器を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るカード収納構造のキャップが閉塞された状態を示す斜視図である。 図1のII−II線から見た状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造のキャップが引き出された状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造のトレイが引き出された状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造のトレイを示す斜視図であり、(a)はつまみ部が引き出された状態、(b)はつまみ部が押し込まれた状態をそれぞれ示す。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造を示す縦断面図であり、(a)はトレイを開口部に挿入する直前の状態、(b)はトレイのカード保持部を開口部に挿入した状態、(c)はトレイを最奥部まで挿入した状態、(d)はキャップを閉塞した状態をそれぞれ示す。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造を示す縦断面図であり、(a)はキャップを閉塞した状態、(b)はキャップを開口部から引き出した状態、(c)はキャップをつまみ部から取り外した状態、(d)はトレイを引き出し始めた状態、(e)はトレイを開口部から完全に引き出した状態をそれぞれ示す。 本発明の実施の形態に係るカード収納構造のキャップとつまみ部との連結手段の変形例を示す縦断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るカード収納構造の斜視図であり、(a)はキャップが閉塞された状態、(b)はトレイが引き出されている状態をそれぞれ示す。 本発明の他の実施の形態に係るカード収納構造の縦断面図であり、(a)は図9のXa−Xa線から見た図、(b)は図9のXb−Xb線から見た図をそれぞれ示す。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施の形態においては、本発明に係るカード収納構造を電子機器としての携帯電話に搭載した場合について説明する。
まず、構成について説明する。
図1〜図4に示すように、カード収納構造1は、ハウジング10と、トレイ20と、キャップ30と、連結手段40と、コネクタ50と、を備えている。
ハウジング10は、携帯電話の筐体と兼用されている。ハウジング10は、トレイ20を挿通させるための開口部11を有している。
トレイ20は、カード保持部21と、つまみ部22とを備えている。
カード保持部21は、図1および図2に示すように、例えばマイクロSDカードのようなメモリカードや、SIMカードのようなICカード(以下、カード60と総称する)を保持するとともに、開口部11を介してハウジング10に収納可能になっている。
つまみ部22は、図3に示すように、トレイ20がハウジング10に収納されている際に、開口部11から引き出されることにより、図4に示すように、カード保持部21を開口部11から引き出し可能なようになっている。
本実施の形態では、図5に示すように、つまみ部22は、トレイ20の出し入れ方向Aを長手方向とするガイド穴22aを備えている。また、カード保持部21の引出し方向の先端側には、幅方向を長手方向としてガイド穴22aを貫通する連結軸23が設けられている。このため、つまみ部22は、カード保持部21に対して連結軸23により出し入れ方向Aへ摺動可能に支持されている。
これにより、つまみ部22はカード保持部21に対して、図5(a)に示すように、最も引き出された状態と、図5(b)に示すように、最も押し込まれた状態との間で摺動し、カード保持部21に対する相対位置を変化させるようになっている。
また、連結軸23とガイド穴22aとの間の摩擦係数は、各部の寸法や表面粗さなどの選択により適宜な大きさに設定することができる。これにより、例えば、摩擦係数を極度に小さく設定することにより、携帯電話を傾けて開口部11を下向きにすることでつまみ部22が開口部11から突出可能なようにしたり、あるいは、摩擦係数を大きめに設定することにより、携帯電話を傾けて開口部11を上向きにしてもつまみ部22が自重でハウジング10の内部に戻らないようにすることができる。
キャップ30は、図1および図2に示すように、開口部11を閉塞可能になっている。本実施の形態では、キャップ30は、開口部11に対して、出し入れ方向Aに沿って着脱可能なものとしている。キャップ30の開閉方式としては、出し入れ方向Aに沿って着脱可能なものに限られず、例えば、出し入れ方向Aとは直交する幅方向に摺動することで着脱可能になるものとしてもよい。
連結手段40は、図2に示すように、キャップ30およびつまみ部22の各々に設けられるとともに、互いに引き合ったり吸着したりする磁性体の組からなる。本明細書中では、磁性体とは磁性を帯びることが可能な物質を意味し、具体的には酸化鉄などを意味する。本実施の形態では、連結手段40は、キャップ30側に設けられたキャップ側磁石41と、つまみ部22側に設けられたトレイ側磁石42との組であるようになっている。
これにより、連結手段40は、少なくともハウジング10の内部にトレイ20が収納されるとともにキャップ30が開口部11を閉塞する際に、キャップ側磁石41とトレイ側磁石42とが磁力により引き合ってキャップ30とつまみ部22とを連結するようになっている。
キャップ側磁石41は、キャップ30の挿入方向の先端部に表面を露出して設けられている。このため、キャップ側磁石41は、トレイ側磁石42を引き付ける強力な磁力を発揮することができる。
トレイ側磁石42は、つまみ部22の引出し方向の先端部に係止穴22bを備えている。係止穴22bには、トレイ側磁石42が埋め込まれている。また、トレイ側磁石42は係止穴22bの開口側端面よりも深く埋め込まれている。これにより、使用者は係止穴22bに爪を引っ掛けることができるようになっている。
コネクタ50は、ケース51と、コネクタ電極52と、トレイセンサ53と、シールドカバー54とを備えている。
ケース51は、トレイ20を収容して保持可能であるとともに、携帯電話の基板70に固定されている。
コネクタ電極52は、トレイ20に保持されたカード60の端子61と、基板70に形成された端子とを接続するようになっている。
トレイセンサ53は、トレイ20がケース51に完全に挿入された場合にトレイ20の先端部が当接することによりオンされるスイッチにより形成されている。
シールドカバー54は、トレイ20がケース51に収納されるように、ケース51を覆って設けられている。
次に、動作について説明する。
まず、携帯電話にカード60を装着する動作について説明する。
図6(a)に示すように、使用者は、トレイ20のカード保持部21にカード60を装着する。図6(b)に示すように、使用者は、トレイ20を挿入方向の先端部から開口部11に挿入する。この時、使用者はつまみ部22を把持してトレイ20を押し込むので、つまみ部22はカード保持部21に最も近接した位置になっている。
図6(c)に示すように、使用者は、トレイ20をコネクタ50に装着し、トレイ20をコネクタ50の最奥部まで押し込む。この時、使用者は指先を開口部11に押し込んでつまみ部22を押し込むことにより、トレイ20を最奥部まで押し込むことができる。
図6(d)に示すように、使用者は、開口部11をキャップ30により閉塞する。これにより、携帯電話は、カード60が装着された通常の使用状態になる。この時、キャップ30とつまみ部22とは、連結手段40により吸着されて連結されている。
ここでは、トレイ20を最奥部に押し込んでからキャップ30を取り付けているが、装着手順はこれには限られず、例えば、トレイ20をコネクタ50の最奥部の少し手前まで押し込んでおき、キャップ30を取り付けることにより、キャップ30を利用してトレイ20をコネクタ50の最奥部まで押し込むようにしてもよい。
次に、携帯電話からカード60を取り出す動作について説明する。図7(a)に示すように、携帯電話にカード60が装着された状態では、カード60を保持するトレイ20がコネクタ50の最奥部に位置するとともに、キャップ30が閉塞されている。
図7(b)に示すように、使用者は、キャップ30を開口部11から外して、ハウジング10の外側に引き出す。ここで、キャップ30とつまみ部22とは連結手段40の磁力により連結しているので、キャップ30を引き出すことに伴い、つまみ部22が摺動してカード保持部21から離れて開口部11まで引き出される。この時点では、カード保持部21はコネクタ50から引き出されていない。
図7(c)に示すように、使用者は、キャップ30をつまみ部22から取り外す。キャップ30とつまみ部22とは連結手段40の磁力により連結されているので、この磁力より大きな引き離し力を与えることにより、キャップ30をつまみ部22から容易に取り外すことができる。
そして、図7(d)に示すように、使用者はつまみ部22の係止穴22bに爪を引っ掛けて、つまみ部22を開口部11から外側に引き出す。これにより、カード保持部21がコネクタ50から引き出される。図7(e)に示すように、使用者はトレイ20の全体を開口部11から引き出して、カード60をトレイ20から取り出すことができる。
以上のように、本実施の形態に係るカード収納構造1によれば、図1および図2に示すように、ハウジング10の内部にトレイ20が収納され、キャップ30が開口部11を閉塞した状態では、キャップ30とつまみ部22とが連結手段40により連結される。このため、この状態でキャップ30を開口部11から引き抜くと、連結手段40を介してつまみ部22が引き出される。よって、つまみ部22が開口部11からハウジング10の外部まで、あるいは開口部11の内側であっても外部の近くまで引き出されるので、使用者は指先あるいは爪をつまみ部22の係止穴22bに引っ掛けることができる。これにより、従来のように指先や爪がトレイに届かない場合に比べて、ハウジング10からトレイ20およびカード60を容易に取り出すことができるようになる。
また、本実施の形態に係るカード収納構造1によれば、つまみ部22は、カード保持部21に対してトレイ20の出し入れ方向Aに移動可能になっている。このため、つまみ部22とカード保持部21とが一体化されて相対的に固定されている場合に比べて、つまみ部22を移動させるための外力を小さくすることができる。よって、連結手段40の連結力を大きくする必要がないので、連結手段40の小型化や簡素化を図ることができるとともに、連結手段40によるキャップ30とつまみ部22との連結動作の確実性を向上することができる。
また、本実施の形態に係るカード収納構造1によれば、連結手段40は、キャップ30およびつまみ部22の各々に設けられるとともに、互いに吸着する磁性体の組としている。このため、磁力による吸着力を利用しているので、吸着部分の多少の寸法誤差を吸収することができ、部品加工精度を過度に高める必要が無く、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、磁力による吸着力を利用することにより、例えば、キャップ30がスライドで開閉するタイプであっても、キャップ30およびつまみ部22の連結を容易に行うことができる。
さらに、本実施の形態に係るカード収納構造1によれば、連結手段40は、キャップ30側に設けられたキャップ側磁石41と、つまみ部22側に設けられたトレイ側磁石42との組であるので、強力な連結力を得ることができる。
また、トレイ側磁石42を利用しているので、例えば、使用者がキャップ30を紛失してしまった場合でも、コネクタ50の最奥部に収納されたトレイ20を取り出すために、使用者はクリップなど、何らかの金属片を開口部11に差し込んでトレイ側磁石42に吸着させることにより、つまみ部22を引き出すことができる。
上述した本実施の形態のカード収納構造1においては、連結手段40はキャップ側磁石41とトレイ側磁石42との組である場合について説明している。しかしながら、本発明に係るカード収納構造においては、これに限られず、連結手段40は、キャップ側磁石41と、つまみ部22側に設けられた鉄などから成るトレイ側金属との組であるようにしてもよい。
この場合、例えば、トレイ側金属をトレイ20自体で構成すること、すなわち鉄製などのトレイ20を利用することで、連結手段40を構成することができるようになる。これによれば、つまみ部22とは別部材から成るトレイ側金属を設ける必要が無いので、トレイ側金属の分の部品点数の増加を抑えることができる。
また、上述した本実施の形態のカード収納構造1においては、連結手段40はキャップ側磁石41とトレイ側磁石42との組である場合について説明している。しかしながら、本発明に係るカード収納構造においては、これに限られず、連結手段40は、キャップ30側に設けられたキャップ側金属と、トレイ側磁石42との組であるようにしてもよい。
これにより、例えば、使用者がキャップ30を紛失してしまった場合でも、コネクタ50の最奥部に収納されたトレイ20を取り出すために、使用者はクリップなど、何らかの金属片を開口部11に差し込んでトレイ側磁石42に吸着させることにより、つまみ部22を引き出すことができる。
また、上述した本実施の形態のカード収納構造1においては、連結手段40は、キャップ30およびつまみ部22の各々に設けられるとともに、互いに吸着する磁性体の組である場合について説明している。しかしながら、本発明に係るカード収納構造においては、これに限られず、例えば、図8に示すように、連結手段80は、キャップ30およびつまみ部22にそれぞれ設けられた、互いに係止可能な係止爪30aおよび係止部であるようにしてもよい。ここでは、キャップ30のつまみ部22に対向する部分に係止爪30aを設けるとともに、係止爪30aはつまみ部22の係止穴22bの縁部によって形成された係止部に係止可能になっている。
この場合、つまみ部22はカード保持部21に対してトレイ20の出し入れ方向Aのみに摺動するように、ガイド機構を備えていることが好ましい。これによれば、キャップ30とつまみ部22とを近接させた際に、係止爪30aが係止穴22bに挿入されて係止部に係止することで、キャップ30とつまみ部22とが連結するようになる。よって、キャップ30が引き出されることにより、つまみ部22が引き出されるようになる。
また、連結手段40の他の例としては、例えば、吸盤や粘着剤や面ファスナーなど、2部材を連結する手段であれば適宜適用することができる。
また、上述した本実施の形態のカード収納構造1においては、つまみ部22はカード保持部21に対して出し入れ方向Aに沿って摺動する場合について説明している。しかしながら、本発明に係るカード収納構造においては、これに限られず、つまみ部22の移動形態として、直線方向のみの摺動以外の各種の移動を含むことができる。例えば、つまみ部22の一端がカード保持部21を含む面に対して直交する1軸線を中心に同一平面内で回転可能に設けられ、つまみ部22が、回転することによりカード保持部21に対して相対的に出し入れ方向Aに移動するようにしてもよい。
また、上述した本実施の形態のカード収納構造1においては、トレイ20のつまみ部22がカード保持部21に対して出し入れ方向Aに移動可能な場合について説明している。しかしながら、本発明に係るカード収納構造においては、これに限られず、図9および図10に示すように、トレイ90のつまみ部92およびカード保持部91は、一体化されて相対的に固定されているようにしてもよい。
この場合、図9(a)および図10(a)に示すように、トレイ90がコネクタ50の最奥部に収納されている際に、キャップ30により開口部11を閉塞することにより、連結手段40がキャップ30とつまみ部92とを連結する。そして、図9(b)および図10(b)に示すように、使用者がキャップ30を引き出すことにより、つまみ部22およびカード保持部21が一体となって引き出されるようになる。これにより、使用者は係止穴92bに爪を引っ掛けることができる。
また、上述した本実施の形態のカード収納構造1においては、カード収納構造1を携帯電話に搭載した場合について説明している。しかしながら、本発明に係るカード収納構造においては、これに限られず、例えば、ゲーム機器など、カードを利用する電子機器に搭載したり、あるいはメモリカードを持ち運ぶためのカードケースに搭載することができる。この場合、カードケースには、カードに電磁気的に接続するコネクタを設ける必要はない。
以上のように、本発明に係るカード収納構造およびこれを利用した電子機器は、カードを保持するトレイをハウジングから容易に取り出すことができるという効果を奏するものであり、カード収納構造およびこれを利用した電子機器に有用である。
1 カード収納構造
10 ハウジング
11 開口部
20 トレイ
21 カード保持部
22 つまみ部
22b 係止穴
30 キャップ
30a 係止爪
40 連結手段
41 キャップ側磁石
42 トレイ側磁石
50 コネクタ
60 カード
80 連結手段
90 トレイ
91 カード保持部
92 つまみ部
92b 係止穴

Claims (8)

  1. 開口部を有するハウジングと、
    カードを保持して前記開口部を介して前記ハウジングに収納可能なカード保持部と、前記ハウジングに収納された前記カード保持部を前記開口部から引き出すつまみ部と、を有するトレイと、
    前記開口部を閉塞可能なキャップと、を備えるカード収納構造において、
    少なくとも前記ハウジングの内部から前記トレイが取り出される際に、前記キャップと前記つまみ部とを連結可能な連結手段を備えることを特徴とするカード収納構造。
  2. 前記つまみ部は、前記カード保持部に対して前記トレイの出し入れ方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載のカード収納構造。
  3. 前記つまみ部および前記カード保持部は、一体化されて相対的に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のカード収納構造。
  4. 前記連結手段は、前記キャップ側に設けられたキャップ側磁石と、前記つまみ部側に設けられるとともに前記キャップ側磁石と引き合うトレイ側磁石との組であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のカード収納構造。
  5. 前記連結手段は、前記キャップ側に設けられたキャップ側磁石と、前記つまみ部側に設けられたトレイ側金属との組であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のカード収納構造。
  6. 前記連結手段は、前記キャップ側に設けられたキャップ側金属と、前記つまみ部側に設けられたトレイ側磁石との組であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のカード収納構造。
  7. 前記連結手段は、前記キャップおよび前記つまみ部の各々に設けられた、互いに係止可能な係止爪および係止部であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のカード収納構造。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のカード収納構造を有することを特徴とする電子機器。
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