JP2014056533A - 設備管理支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 配電設備などの設備不良箇所や配電設備情報などを管理する。
【解決手段】 配電設備の不良箇所を含む不良情報を記憶する修理票データベース21aと、配電設備ごとに、配設位置や施設年度を含む設備情報を記憶する、設備情報データベース31aと、配電設備が配設された配電網情報を記憶する配電情報データベース32aとに基づいて、電柱不良箇所を抽出し、当該電柱に配設され、施設年度が所定条件を満たす他の配電設備を抽出し、当該電柱からの距離が所定範囲内に配設され、不良箇所である他の配電設備を抽出して、電柱不良箇所に抽出結果に応じた優先ポイントを付与する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、配電設備の設備不良箇所や配電設備情報などを管理する設備管理支援システムに関する。
電力会社は、電力を安定供給するために、配電設備を巡視・点検しており、不良箇所の有無を確認して修理内容を修理票に記入し、必要に応じて改修工事を実施する。ここで、電力会社の保有する電柱や電線、変圧器を含む配電設備は、電力会社管内に張り巡らされた配電網に配設されているため、その数は膨大になる。このため、巡視・点検を効率的に行ったり、改修工事を効率的に立案したりすることが必要である。
そこで、配電設備などの不良箇所の修理内容を記載した修理票をシステム上で管理することにより、配電設備の修理業務を効率的に行えるようにする修理票管理システムに関する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−040157号公報
ところで、修理票は、不良箇所が発見された配電設備ごとに記憶されているものである。しかしながら、例えば、不良箇所が発見された配電設備の中で電柱を抽出して、電柱と、その電柱に配設された他の配電設備の中で、所定の交換条件を満たす配電設備、例えば施設年度が交換時期となった配電設備や、その電柱の周辺の不良箇所を合わせることで、効率的な改修工事を立案することができると本願発明者は考えた。すなわち、電柱と関連設備や、その周辺をまとめて改修工事をできるため、要する時間や手間を削減可能であり、より効率的な改修工事を立案可能となる。これに対して、例えば、改修時期の早い順に改修工事を立案すると、改修時期がわずかに前後する隣接箇所の改修工事を別々に行ってしまい、効率的ではないおそれがある。
特許文献1に記載の技術は、配電設備の修理業務を効率的に行うことができるものであるが、不良箇所が発見された電柱に配設された他の配電設備の中で施設年度が交換時期となったものや、当該電柱の周辺の不良箇所は修理票に記載されていないため管理することはできない。
そこで、この発明は、前記の課題を解決し、巡視・点検によって発見され修理票に記載された不良箇所の中で電柱に着目し、不良箇所が発見された電柱に配設された他の配電設備の中で所定の交換条件を満たす配電設備や、当該電柱の周辺の不良箇所を合わせて管理することで効率的な設備改修工事の立案を支援する設備管理支援システムを提供することを目的としている。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、配電設備の不良箇所を含む不良情報を記憶する修理票情報記憶手段と、前記配電設備ごとに、配設位置や施設年度を含む設備情報を記憶する設備情報記憶手段と、前記配電設備が配設された配電網情報を記憶する配電情報記憶手段と、前記修理票情報記憶手段と、前記設備情報記憶手段と、前記配電情報記憶手段とに基づいて、電柱不良箇所を抽出し、当該電柱に配設され、施設年度が所定条件を満たす他の前記配電設備を抽出し、当該電柱からの距離が所定範囲内に配設され、不良箇所である他の前記配電設備を抽出して、電柱不良箇所に抽出結果に応じた優先ポイントを付与する電柱不良箇所抽出手段と、を備えることを特徴とする設備管理支援システムである。
この発明によれば、修理票情報記憶手段と、設備情報記憶手段と、配電情報記憶手段とに基づいて、電柱不良箇所が抽出され、当該電柱に配設され、施設年度が所定条件を満たす他の配電設備が抽出され、当該電柱の周辺に配設され、不良箇所である他の配電設備が抽出されて、電柱不良箇所に優先ポイントが付与される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の設備管理支援システムにおいて、前記修理票情報記憶手段は、改修の緊急度を示すレベルを含む不良情報を記憶し、前記電柱不良箇所抽出手段は、前記修理票情報記憶手段に記憶したレベルに基づいて、緊急度が高く優先ポイントが高い順に、前記電柱不良箇所を並び替える、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の設備管理支援システムにおいて、前記電柱不良箇所抽出手段で抽出した前記電柱不良箇所に前記優先ポイントを加味して地図上に表示する地図プロット手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、修理票情報記憶手段と、設備情報記憶手段と、配電情報記憶手段とに基づいて、電柱不良箇所だけではなく、当該電柱に配設され、施設年度が所定条件を満たす他の配電設備や、当該電柱からの距離が所定範囲内に配設され、不良箇所である他の配電設備を合わせて抽出することができる。すなわち、巡視・点検によって不良箇所が発見された電柱と、その電柱に配設された他の配電設備の中で、所定の交換条件を満たす配電設備、例えば施設年度が交換時期となった配電設備や、その電柱からの距離が所定範囲内の不良箇所を合わせて改修工事を立案することができる。これにより、電柱と関連設備や、その周辺の不良箇所をまとめて改修工事をすることができるため、改修工事に要する時間や手間を削減可能であり、効率的な改修工事を立案することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、緊急度が高く優先ポイントが高い順に、電柱不良箇所を並び替えるため、より適切に不良箇所の改修工事を立案することができる。
請求項3に記載の発明によれば、電柱不良箇所に優先ポイントを加味して地図上に表示するため視覚的に容易に認識できるので、不良箇所がより容易に把握できる。すなわち、プロットされた地図を確認することにより、不良箇所が集中している地域などを把握することができるので、効率的な改修工事を立案することがより容易になる。
この発明の実施の形態に係る設備管理支援システムの概略構成ブロック図である。 図1の設備管理支援システムの修理票データベースのデータ構成図である。 図1の設備管理支援システムの設備情報データベースのデータ構成図である。 図1の設備管理支援システムの電柱不良箇所抽出タスクによって抽出した不良電柱のリストを説明する図である。 図1の設備管理支援システムの電柱不良箇所抽出タスクによって抽出した不良電柱に優先ポイントによって順位付けされたリストを説明する図である。 図1の電柱不良箇所抽出タスクによる処理を示すフローチャートである。 図1の設備管理支援システムの地図プロットタスクによって不良電柱がプロットされた地図である。
つぎに、この発明の実施の形態について図面を用いて詳しく説明する。
図1ないし図7は、この発明の実施の形態を示している。設備管理支援システム1は、巡視・点検によって発見され修理票に記載された不良箇所の中で電柱に注目し、電柱の改修工事に合わせて、不良箇所が発見された電柱に配設された他の配電設備の中で施設年度が交換時期となったものや、当該電柱の周辺の不良箇所を合わせて管理するものである。ここで、配電設備とは、電柱、電線、変圧器、腕金を含むものである。設備管理支援システム1は、図1に示すように、主として、修理票管理サーバ2と、配電地図情報管理サーバ3と、修理票管理支援サーバ4とで構成されている。修理票管理サーバ2、配電地図情報管理サーバ3、修理票管理支援サーバ4は、それぞれ通信部(図示略)を備え、修理票管理支援サーバ4は、修理票管理サーバ2、配電地図情報管理サーバ3と、通信網NWを介して通信可能に接続されている。
修理票管理サーバ2は、配電設備の巡視・点検業務の担当部門に配設され、主として、修理票情報記憶手段としての修理票データベース21aと、通信部(図示略)と、これらを制御などする制御部(図示略)と、を備えている。
修理票情報記憶手段21は、配電設備の不良箇所を含む不良情報を修理票データベース21aとして格納している。修理票データベース21aは、作業者が、配電設備の巡視・点検によって発見した配電設備の不良情報を記憶しているものである。修理票データベース21aには、図2に示すように、修理票を識別する識別ID2101ごとに、線路コード2102、電柱番号2103、不良箇所2104、不良内容2105、不良設備名2106、不良設備ID2107、不良理由2108、改修方法2109、電柱位置2110、改修情報2111およびその他2112が記憶されている。線路コード2102には、不良箇所が発見された配電設備が接続されている線路を識別するIDが記憶され、電柱番号2103には、不良箇所が発見された配電設備が接続されている電柱を識別するIDが記憶されている。不良箇所2104には、不良箇所が発見された配電設備が記憶されており、例えば「本柱」、「腕金」、「高圧電線」などと記憶されている。不良内容2105には、不良の内容が、例えば、「風化,ひび,亀裂,変形,腐食,錆,かけがある」、「著しい湾曲,傾斜がある」、「バインド切れ,はずれ,ずれがある」などと記憶されている。不良設備名2106には、不良設備が分類されて記憶されており、例えば、「支持物・本柱」、「アーム・高圧アーム」、「電線・高圧架空線」などと記憶されている。不良設備ID2107には、不良箇所が発見された配電設備を識別するIDが記憶されている。不良理由2108には、改修の理由が記憶され、改修方法2109には、改修方法が、例えば、「取替」、「撤去」、「取付」などと記憶されている。電柱位置2110には、当該不良箇所が発見された配電設備の配設位置として緯度、経度が記憶されている。また、改修情報2111には、改修工事に関する工事内容、設計者、工程状態、工事希望日、施工決定日などが記憶されている。その他2112には、配電設備の改修の緊急度を示すレベルが、例えば「レベル1」(緊急度:低)〜「レベル3」(緊急度:高)などと順位付けして記憶されている。ここで、レベルは、数字が大きいほど順位が高い、すなわち、改修工事の緊急度が高いものであり、巡視・点検時に作業者によって判定、入力されるものである
修理票データベース21aは、巡視・点検を実施する作業者が携帯する携帯情報端末(図示略)から通信網を介して直接入力されたり、作業者が巡視・点検時に記入した紙の修理票を業務用パソコンを介して入力(転記)されたりするようになっている。この修理票データベース21aに記憶された修理票情報は、通信網NWを介して修理票管理支援サーバ4から参照可能となっている。
配電地図情報管理サーバ3は、配電設備の管理業務の担当部門に配設され、図1に示すように、主として、設備情報記憶手段としての設備情報データベース31aと、配電情報記憶手段としての配電情報データベース32aと、通信部(図示略)と、これらを制御などする制御部(図示略)と、を備えている。
設備情報記憶手段31は、配電設備ごとに、配設位置(緯度、経度)や施設年度を含む設備情報を設備情報データベース31aとして格納している。設備情報データベース31aは、電力会社が保有する電柱や電線を含む配電設備情報を記憶しているものである。設備情報データベース31aには、図3に示すように、配電設備を識別する設備ID311ごとに、電柱ID312、施設年313およびその他314が記憶されている。電柱ID312には、当該配電設備が配設されている電柱を識別する電柱IDが記憶されている。施設年313には、当該配電設備が施設された年が記憶されている。その他314には、例えば、配電設備の型番やメーカ名、製造年月日などが記憶されている。設備情報データベース31aは、配電設備が新設、更新、撤去されたりした際に、データが追加、更新、削除されるようになっている。
配電情報記憶手段32は、地図情報と配電設備の配設位置などを含む配電網情報を配電情報データベース32aとして格納している。配電情報データベース32aは、配電設備が新設、更新、撤去されたり、配電網が変更されたりした際に、データが追加、更新、削除されるようになっている。
修理票管理支援サーバ4は、改修工事の立案業務の担当部門に配設され、図1に示すように、主として、入力部41と、表示部42と、記憶部43と、電柱不良箇所抽出タスク44と、周辺抽出タスク45と、地図プロットタスク46と、通信部(図示略)と、これらを制御などする制御部40とを備えている。
入力部41は、後述するような配電設備の抽出条件や、周辺不良電柱の抽出範囲を含む情報を入力する機器であり、例えば、キーボードやマウスなどである。
表示部42は、入力部41から入力されたデータや、処理の結果などを表示する機器であり、例えば、CRTディスプレイ、LCDなどの表示装置などである。この表示部42は、地図プロットタスク46によって処理された地図を表示する。
記憶部43は、設備管理支援システム1に必要な各種データやプログラム、タスクを記憶しており、例えば、入力部41から入力される情報を記憶可能となっている。
電柱不良箇所抽出タスク44は、修理票管理サーバ2の修理票データベース21aと、配電地図情報管理サーバ3の設備情報データベース31aと、配電情報データベース32aとに基づいて、電柱の不良箇所(電柱不良箇所)を抽出し、当該電柱に配設され、施設年度が所定条件を満たす他の配電設備を抽出し、当該電柱からの距離が所定範囲内に配設され、不良箇所である他の配電設備を抽出して、電柱不良箇所に優先ポイントを付与する機能を有しているプログラム、タスクである。この電柱不良箇所抽出タスク44は、改修工事の立案業務の担当者が電柱不良箇所抽出タスク44の起動ボタンを押下すると、制御部40によって起動されるようにプログラミングされている。
電柱不良箇所抽出タスク44は、具体的には、図4に示すフローチャートの処理を行う。まず、修理票データベース21aから電柱不良データを抽出する(ステップS1)。すなわち、通信網NWを介して修理票管理サーバ2の修理票データベース21aから電柱不良データを取得する。
そして、ステップS1で取得した電柱不良データについて、当該電柱に配設されており、所定条件(抽出条件)に該当する配電設備(設備データ)を抽出する(ステップS2)。ここで、抽出条件は、入力部41を介して予め入力、設定されているものであり、配電設備ごとに設定可能で、具体的には例えば、「電柱:施設年が1975以前」、「電線(25sq、銅5.0mm):施設年が1985年以前」、「変圧器(柱上変圧器):製造年が1992年」などと入力、設定されている。このような抽出条件を指定するのは、例えば施設から長期間経過した設備(高経年化設備)は取替時期となることによる。このステップにおいては、通信網NWを介して配電地図情報管理サーバ3の設備情報データベース31aから、ステップS1で取得した電柱不良データに含まれるすべての電柱について、その電柱に配設されている配電設備の中で抽出条件に合致する配電設備(高経年化設備)を抽出する。このようにして、電柱不良箇所抽出タスク44は、不良電柱に配設されており、かつ、抽出条件を満たす配電設備を抽出する。
つぎに、周辺抽出タスク45が起動され、ステップS1で取得した電柱不良データについて、抽出範囲内の他の不良電柱を抽出する(ステップS3)。ここで、抽出範囲は、入力部41を介して予め入力、設定されているものであり、周辺電柱不良データとして抽出する抽出範囲を例えば「100m」、「1000m」などと入力、設定されている。
周辺抽出タスク45は、通信網NWを介して配電地図情報管理サーバ3の設備情報データベース31aと配電情報データベース32aとから、ステップS1で取得した電柱不良データに含まれるすべての電柱について、抽出範囲内に位置する他の電柱不良データを周辺電柱不良データとして取得する。
つぎに、ステップS1で取得した電柱不良データについて、通信網NWを介して修理票管理サーバ2の修理票データベース21aからレベルを取得する(ステップS4)。
このようにステップS1〜S4で抽出したデータは、例えば図5に示すような一覧として表示部42に出力されるようになっている。具体的には、「電柱番号」には、電柱不良データの電柱IDが表示され、「不良箇所」には、ステップS2で抽出した不良電柱に配設されている高経年劣化の配電設備が表示されている。ここで、1つの電柱不良データに対して複数の「不良箇所」がある場合は、複数行が表示されるようになっている。「周辺件数」には、ステップS3で抽出した周辺の不良電柱の数が表示されている。「LEV」には、ステップS4で取得したレベルが表示されている。
そして、ステップS1〜S3で抽出したデータに基づいて、各電柱不良データにポイントを加算する(ステップS5)。すなわち、各電柱不良データについて、ステップS2で抽出した配電設備データの数(図5における各電柱不良データの行数)と、ステップS3で抽出した周辺電柱不良データの数とに基づいてポイント加算する。具体的には、配電設備データの数が「1」の場合は「1」、「3」の場合は「3」をポイントとして加算する。また、周辺電柱不良データの数が2本の場合は「2」、10本の場合は「10」をポイントとして加算する。このような配電設備データの数と周辺電柱不良データの数とを加算して、当該電柱不良データのポイントとして算出する。
そして、取得した電柱不良データのレベルと、算出したポイントとに基づいて、電柱不良データに優先順位を付す。すなわち、レベルが高い順で、ポイントの高い順に電柱不良データが並び替えられる。ここで、「レベル3」のものは優先順位を最も高くし、「レベル2」以下のものはポイント順に並べるものとする。このようにして並び替えられた電柱不良データは、例えば図6に示すような一覧として表示部42に出力されるようになっている。この一覧は、優先順位が高い順、すなわち、数値が大きいものから降順(優先順位が「4」から「1」の順)となっている。
地図プロットタスク46は、電柱不良箇所抽出タスク44で抽出した電柱不良箇所を表示部42の地図上に表示する機能を有しているプログラム、タスクである。この地図プロットタスク46は、担当者が地図プロットタスク46の起動ボタンを押下すると、制御部40によって起動されるようにプログラミングされている。
地図プロットタスク46は、電柱不良箇所抽出タスク44で抽出した電柱不良データを緯度、経度に基づいて所定の区域に区分けして、当該区域に含まれる電柱不良データの数をカウントして、図7に示すように地図にプロットするものである。ここで、区域は、例えば1000m四方を1区域とし、1区域を1セルとして地図上に表示する。また、カウントした電柱不良データの中に緊急度が高いものが含まれていたり、カウント数が多い(例えば「10以上」)の区域は、セルの色を濃く表示するようになっている。
通信部は、通信網NWを経由したデータ通信を可能にし、修理票管理サーバ2、配電地図情報管理サーバ3とデータなどの送受信を行うものである。具体的には、修理票管理サーバ2については、修理票データベース21aの不良情報を取得し、配電地図情報管理サーバ3については、設備情報データベース31aの設備情報や配電情報データベース32aの配電網情報を取得する。
制御部40は、担当者が電柱不良箇所抽出タスク44や地図プロットタスク46の起動ボタンを押下すると所定のタスク44、46を起動するように設定されている。
次に、このような構成の設備管理支援システム1の作用・動作について、説明する。
まず、作業者によって配電設備の巡視・点検が実施され、発見された配電設備の不良箇所(要修理箇所)が修理票管理サーバ2の修理票データベース21aに記憶される。このとき、作業者が携帯する携帯情報端末から通信網を介して修理票管理サーバ2の修理票データベース21aに直接入力されたり、作業者が記入した紙の修理票に基づいて業務用パソコンを介して修理票管理サーバ2の修理票データベース21aに入力(転記)されたりする。
改修工事計画を立案する担当者によって、修理票管理支援サーバ4の電柱不良箇所抽出タスク44が起動される。このとき、予め抽出条件と抽出範囲が入力、設定されている。
電柱不良箇所抽出タスク44が起動されると、図4に示すような処理が行われる。すなわち、修理票データベース21aと、設備情報データベース31aと、配電情報データベース32aとに基づいて、電柱不良箇所が抽出される。そして、当該電柱に配設され、施設年度が所定条件を満たす他の配電設備が抽出され、さらに、当該電柱の周辺に配設され、不良箇所である他の配電設備が抽出される。そして、抽出したデータに基づいて、電柱不良箇所に優先ポイントが付与されて、優先順位が付けられる。
このようにして、電柱不良箇所が、レベル(緊急度)が高く、優先ポイントが高い順に抽出されて、図6に示すようなリストとして表示部42に表示される。
そして、担当者によって、表示部42に表示されたリストが確認されて、例えばリストの降順、優先度の高い順に改修工事が実施されるような計画が立案される。
また、例えば同順位のものが複数ある場合などには、担当者によって、修理票管理支援サーバ4の地図プロットタスク46が起動される。
地図プロットタスク46が起動されると、電柱不良箇所抽出タスク44で抽出した電柱不良箇所に基づいて表示部42に、図7に示すような区域ごとの電柱不良箇所数がプロットした地図が表示される。
そして、担当者によって、表示部42に表示された地図が確認されて、例えば電柱不良箇所数の多い(密集している)区域から改修工事が実施されるような計画が立案される。
さらに、例えば、図7に示す地図中で特定の区域を選択した状態で、図6に示すリストを表示すると、選択された区域に該当する電柱不良箇所の行の色を変えたり、マークを付したりするなどしてリスト上で認識することができるようになっている。
以上のように、この実施の形態に係る発明によれば、修理票データベース21aと、設備情報データベース31aと、配電情報データベース32aとに基づいて、電柱不良箇所だけではなく、当該電柱に配設され、施設年度が所定条件を満たす(高経年化した)他の配電設備や、当該電柱の周辺に配設され、不良箇所である他の配電設備を合わせて抽出することができる。すなわち、巡視・点検によって不良箇所が発見された電柱と、その電柱に配設された他の配電設備の中で、所定の交換条件を満たす配電設備、例えば施設年度が交換時期となった配電設備や、その電柱の周辺の不良箇所を合わせて改修工事を立案することができる。これにより、電柱と関連設備や、その周辺をまとめて改修工事をできるため、要する時間や手間を削減可能であり、効率的な改修工事を立案することが可能となる。
また、緊急度が高く優先ポイントが高い順に、電柱不良箇所を並び替えるため、改修の緊急度と優先ポイントとを合わせて把握することができるので、より適切に不良箇所の改修工事を管理することができる。
さらに、電柱不良箇所に優先ポイントを加味して図7に示すように地図上に表示するので、不良箇所の把握がより容易になる。すなわち、プロットされた地図を確認することにより、不良箇所が集中している地域などを容易に把握することができるので、効率的な改修工事の計画を立案が容易になる。例えば、担当者が地図を見て、電柱不良箇所の多い区域から先に改修工事を実施したり、緊急度が高い不良箇所の近くにある区域の改修工事を緊急度が高いものとあわせて実施したりするような、効率的な改修工事の立案が可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、電柱不良箇所抽出タスク44は、担当者によって起動されるように説明したが、所定の日時に自動的に起動されるように制御部40にプログラミングしてもよい。また、地図プロットタスク46を、電柱不良箇所抽出タスク44の終了後に自動的に起動されるように制御部40にプログラミングしてもよい。
また、電柱不良箇所抽出タスク44において電柱不良データに優先順位を付す際には、次のようにしてもよい。すなわち、緊急度が高い順、周辺電柱不良データの数が多い順、抽出された配電設備の数が多い順に優先順位を高くするようにしてもよい。
また、電柱不良箇所抽出タスク44のステップS5において、各電柱不良データにポイントを加算するは、配電設備データの数を単に加算するのではなく、配電設備ごとに予め決められている係数(例えば、「電柱:3」、「電線:1」、「変圧器:2」)を掛けて、ポイントを加算したり、配電設備が、修理票データベース21aに不良情報を有している場合は、ポイントを高くして加算したりしてもよい。周辺電柱不良データの数についても同様に重み付けをして加算してもよい。
1 設備管理支援システム
2 修理票管理サーバ
21 修理票情報記憶手段
3 配電地図情報管理サーバ
31 設備情報記憶手段
32 配電情報記憶手段
4 修理票管理支援サーバ
42 表示部
44 電柱不良箇所抽出タスク(電柱不良箇所抽出手段)
45 周辺抽出タスク
46 地図プロットタスク(地図プロット手段)

Claims (3)

  1. 配電設備の不良箇所を含む不良情報を記憶する修理票情報記憶手段と、
    前記配電設備ごとに、配設位置や施設年度を含む設備情報を記憶する設備情報記憶手段と、
    前記配電設備が配設された配電網情報を記憶する配電情報記憶手段と、
    前記修理票情報記憶手段と、前記設備情報記憶手段と、前記配電情報記憶手段とに基づいて、電柱不良箇所を抽出し、当該電柱に配設され、施設年度が所定条件を満たす他の前記配電設備を抽出し、当該電柱からの距離が所定範囲内に配設され、不良箇所である他の前記配電設備を抽出して、電柱不良箇所に抽出結果に応じた優先ポイントを付与する電柱不良箇所抽出手段と、
    を備えることを特徴とする設備管理支援システム。
  2. 前記修理票情報記憶手段は、改修の緊急度を示すレベルを含む不良情報を記憶し、
    前記電柱不良箇所抽出手段は、前記修理票情報記憶手段に記憶したレベルに基づいて、緊急度が高く優先ポイントが高い順に、前記電柱不良箇所を並び替える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備管理支援システム。
  3. 前記電柱不良箇所抽出手段で抽出した前記電柱不良箇所に前記優先ポイントを加味して地図上に表示する地図プロット手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の設備管理支援システム。
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