JP2014052618A - 駆動伝達装置、およびそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸偏心や軸偏角等の誤差を許容し回転伝達が可能で、かつ、画像形成ユニットの回転軸の着脱が可能で容易な駆動伝達装置、およびそれを用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】駆動伝達装置は、第1の外歯車81と、第2の外歯車83と、内歯車82を備えたスリーブ84とで2段のスプラインカップリングを備える。また、スリーブ84を軸線方向に沿って第1の外歯車81側に押し付ける圧縮スプリング86と、非連結状態では、スリーブ84に圧縮スプリング86の押付力を伝達し、連結状態では、スリーブ84に対する圧縮スプリング86の押付力を遮断し、スリーブ84と、隙間を有して軸線方向に保持するスリーブガイド85を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は駆動伝達装置、および画像形成装置に係り、特に画像形成装置の装置本体に配置した駆動源の回転駆動力を、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能な被駆動ユニットの回転部材に伝達する駆動伝達装置、およびこの駆動伝達装置を有する画像形成装置に関する。
画像形成装置として、感光体等の消耗部品をユニット化して着脱可能にし、ユーザーが消耗部品を容易に交換できるようにしたものがある。例えば、4色、すなわちイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックそれぞれの画像形成部を有するタンデム型の画像形成装置では、画像形成ユニットを各色に計4つ備えており、各画像形成ユニットを画像形成装置本体に着脱可能に装着している。
各画像形成ユニットには、感光体ドラム、現像ローラ等の回転部材を備えている。画像形成ユニットを画像形成装置本体へ装着した状態で、画像形成を行うとき、画像形成ユニットの感光体ドラムや現像ローラ等を回転駆動する。この回転駆動を行うための回転駆動源である駆動モータと、減速ユニットとは、画像形成装置本体に配置する。このため、画像形成装置の装置本体側に配置した減速ユニットの駆動軸と、画像形成ユニット側に配置した感光体ドラムの被駆動軸とを駆動伝達装置で連結し、駆動モータからの回転駆動力を感光体ドラムに伝達する。
このような駆動伝達装置として、外歯車と内歯車を用いたスプラインカップリング等、さまざまなものが提案されている。しかし、スプラインカップリングを使用した場合、連結する減速ユニットの駆動軸と感光体ドラムの被駆動軸とに軸偏心や軸偏角が発生することがある。また、連結部品である外歯車やスプラインの内歯車自体の軸に対する歯車偏心や、歯車偏角が発生するという問題がある。
特許文献1および特許文献2は、画像形成装置がスプラインカップリングを備え、外歯車の歯形をピッチ円方向の厚みが軸方向の中央部で極大となるようにクラウニング加工を施し、軸偏心や軸偏角を許容しながら、回転伝達誤差が発生しない高精度な連結手段を開示する。
しかし、特許文献1および特許文献2の連結手段は、許容できる軸偏心や軸偏角が小さく、許容を超えた場合に感光体ドラムの回転速度変動が生じ、画像伸縮による品質の劣化や、感光体ドラム軸をラジアル方向に振動させてしまう。このため、画像濃度変動が生じ画像品質が劣化するという問題がある。
これに対処するため、特許文献3は、スプラインカップリングを直列に2段連結して許容する軸偏心や軸偏角の誤差を大幅に広げた連結手段を開示する。例えば、この連結手段を画像形成装置に適用すると、画像形成装置本体側の減速ユニットの駆動軸と、画像形成ユニットの感光体ドラム軸にクラウニング加工された外歯車がそれぞれ組み付けられ、中間伝達部品として、それぞれの外歯車とかみ合う内歯が両端部に形成されたスリーブが設けられる。
さらに、特許文献4は、画像形成ユニットを画像形成装置本体に装着するときに、スプラインカップリングを確実に取り付けることを目的として、スプラインカップリングの一端である外歯車の外周部を覆う円筒形状の支持部材を備え、内歯車が外歯車とかみ合う際には、円筒形状が内歯車をガイドする構成を開示する。
しかし、特許文献3に記載のものは鉄道車両台車の駆動用電動機と車軸との連結に関するもので、画像形成ユニットに使用する、着脱可能である連結軸を容易に着脱することについては考慮されておらず、軸の着脱性に問題があった。
また、特許文献4に記載のものは、2段のスプラインカップリングの場合には、画像形成ユニットの軸に取り付けられた歯車をガイドしても、中間伝達部が傾斜している状態があるため、着脱性を向上させることは期待できない。
本発明は上述の点にかんがみてなされたものであり、軸偏心や軸偏角等の誤差を許容し回転伝達が可能で、かつ、画像形成ユニットの回転軸の着脱が可能で容易な駆動伝達装置、およびそれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る発明は、装置本体に対して着脱可能な被駆動ユニットの被駆動軸に固定された第1の外歯車と、前記装置本体側に配置された駆動軸に固定された第2の外歯車と、前記第1の外歯車および前記第2の外歯車の両方にかみ合う内歯車を有し、前記第1の外歯車と第2の外歯車の両方に前記内歯車がかみ合った連結状態から、前記第2の外歯車だけにかみ合う非連結状態まで、軸線方向に沿って移動可能に配置される中間伝達部材と、前記中間伝達部材を軸線方向に沿って前記第1の外歯車側に押し付ける弾性部材と、前記非連結状態では、前記中間伝達部材に前記弾性部材の押付力を伝達し、前記連結状態では、前記中間伝達部材に対する前記弾性部材の押付力を遮断し、前記中間伝達部材と隙間を有して軸線方向に保持する中間伝達部材保持機構と、を備え、前記中間伝達部材を移動させることで、前記非連結状態から前記連結状態へ切り替えることにより、前記弾性部材の押付力を伝達する状態から遮断する状態に切り替え、前記連結状態から前記非連結状態へ切り替えることにより、前記弾性部材の押付力を遮断する状態から伝達する状態に切り替える、ことを特徴とする駆動伝達装置である。
本発明によれば、駆動伝達装置において、軸偏心や軸偏角等の誤差を良好に吸収し、駆動伝達装置の着脱性が高いものとすることができる。
実施形態1に係る画像形成装置の全体構成を示す模式図である。 実施形態1に係る駆動伝達装置を示す断面図である。 実施形態2に係る駆動伝達装置を示す断面図である。 実施形態3に係る駆動伝達装置を示す断面図である。 実施形態4に係る駆動伝達装置を示す断面図である。 実施形態5に係る駆動伝達装置を示す図である。 実施形態6に係る駆動伝達装置を示す断面図である。 実施形態7に係る駆動伝達装置を示す断面図である。
以下本発明に係る駆動伝達装置、およびこの駆動伝達装置を用いた画像形成装置の実施の形態について説明する。各実施形態に係る駆動伝達装置は、画像形成装置の連結部に適用する2段のスプラインカップリングである。各実施形態に係る駆動伝達装置はいずれも基本的には、駆動伝達時(連結状態)は、中間伝達部品が揺動可能で、連結軸の軸心ずれを吸収することができ、非駆動伝達時(離間状態)からの連結時において、正常にかみ合わない場合には、中間伝達部品が軸方向に退避可能であり、非連結状態から連結状態となるように弾性部材で押し付けるという動作を行うものである。
<実施形態1>
以下、実施形態1に係る画像形成装置について説明する。まず、駆動伝達装置を使用する画像形成装置について説明する。図1は実施形態1に係る画像形成装置の全体構成を示す模式図である。
この画像形成装置10は、タンデム方式を用いた電子写真方式のカラー複写機である。画像形成装置10では、静電潜像を乾式2成分系現像剤による2成分現像方式で現像して可視像化する。なお、本実施形態では複写機を対象としているが、画像形成装置はこれに限ることなく、プリンターやファクシミリ装置、あるいは印刷機やこれら機能を複合した複合機を対象とすることができる。
画像形成装置10は、図示しない画像読取部から画像情報である画像データを受け取って画像形成処理を行う。この画像形成装置10には、図1に示すように、イエロー(以下、「Y」と略記する。)、マゼンタ(以下、「M」と略記する。)、シアン(以下、「C」と略記する。)、ブラック(以下、「Bk」と略記する。)の各色用の4個の回転体としての潜像担持体、すなわち感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bkを並べて設けている。これら感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bkは、駆動ローラを含む回転可能な複数のローラに支持された無端ベルト状の中間転写ベルト5に接触するように、そのベルト移動方向に沿って並んで配置する。
また、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bkの周りには、それぞれ、帯電装置2Y、2M、2C、2Bk、各色対応の現像装置9Y、9M、9C、9Bk、クリーニング装置4Y、4M、4C、4Bk、除電装置3Y、3M、3C、3Bk等の電子写真プロセス用部材をプロセス順に配置する。
画像形成装置10でフルカラー画像を形成する場合、後述する感光体ドラム駆動装置で、感光体ドラム1Yを図中矢印の方向に回転駆動しながら帯電装置2Yで一様帯電した後、図示しない光書込装置からの光ビームLYを照射して感光体ドラム1Y上にY静電潜像を形成する。
このY静電潜像は、現像装置9Yにより、現像剤中のYトナーにより現像される。現像時には、現像ローラと感光体ドラム1Yとの間に所定の現像バイアスが印加され、現像ローラ上のYトナーは、感光体ドラム1Y上のY静電潜像部分に静電吸着する。
このように現像されて形成されたYトナー像は、感光体ドラム1Yの回転に伴い、感光体ドラム1Yと中間転写ベルト5とが接触する1次転写位置に搬送される。この1次転写位置において、中間転写ベルト5の裏面には、1次転写ローラ6Yにより所定のバイアス電圧が印加される。そして、このバイアス印加によって発生した1次転写電界により、感光体ドラム1Y上のYトナー像を中間転写ベルト5側に引き寄せ、中間転写ベルト5上に1次転写する。
以下、同様にして、Mトナー像、Cトナー像、Bkトナー像を、中間転写ベルト5上のYトナー像に順次重ね合うように1次転写する。
中間転写ベルト5上に4色重なり合ったトナー像を、中間転写ベルト5の回転に伴い、2次転写ローラ7と対向する2次転写位置に搬送する。また、この2次転写位置には、図示しないレジストローラにより所定のタイミングで転写紙を搬送する。そして、この2次転写位置において、2次転写ローラ7により転写紙の裏面に所定のバイアス電圧を印加し、そのバイアス印加により発生した2次転写電界および2次転写位置での押付圧により、中間転写ベルト5上のトナー像を転写紙上に一括して2次転写する。その後、トナー像が2次転写した転写紙を、定着ローラ対8により定着処理を施し、その後装置外に排出する。
次に画像形成装置10に使用する駆動伝達装置80について説明する。図2は実施形態1に係る駆動伝達装置を示す断面図である。実施形態1では、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bkを回転体として回転駆動する駆動伝達装置を例として説明する。なお、この駆動伝達装置は、画像形成ユニットにある現像ローラやクリーニングローラを回転駆動する場合の駆動伝達装置に適用することができる。また、画像形成装置に配置する中間転写ベルトユニットの駆動ローラや、定着ユニットの定着ローラ、2次転写ユニットの転写ローラなどの駆動伝達装置に同様に適用できる。
画像形成装置10の各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bkは、同一構成の感光体駆動装置により回転駆動されているので、以下、感光体ドラム1Yと感光体駆動装置10Yとの連結部について説明する。他の感光体ドラム1M、1C、1Bkも同一構成の連結部を備える。
画像形成装置10の本体には、感光体ドラム1Yを着脱自在に装着する。感光体ドラム1Yを画像形成装置10の本体に配置した被駆動歯車71で回転駆動する駆動軸50Yに、駆動伝達装置80Yを介して連結する。感光体ドラム1Yは、ドラム筒(感光体ドラム本体)52Y、フロント側ドラムフランジ部53b、リア側ドラムフランジ部53aを備える。
リア側ドラムフランジ部53aおよびフロント側ドラムフランジ部53bは、ドラム筒52Yの両端部にはめ込んで取り付けられる。フロント側ドラムフランジ部53bおよびリア側ドラムフランジ部53aの中心にドラム軸55Yを貫通するようはめ込む。ドラム軸55Yは、感光体ドラムユニットフレーム54Yに軸受56で支持する。なお、ドラム軸55Yは、例えば外径が10mm程度の金属シャフトを使用する。
感光体ドラムユニットフレーム54Yは、感光体ドラム1Yを収納する感光体ドラムユニットの筐体をなす。感光体ドラム1Yを、その交換等のために画像形成装置本体から取り出す際には、感光体ドラムユニットフレーム54Yごと取り出す。また、ドラム軸55Yの画像形成装置10本体側(リア側)には、ドラム軸55Yを回転中心とする第1の外歯車81(スプラインカップリング出力部)が形成されている。また、ドラム軸55Yの他方側(フロント側)は、前側板61に設置された軸受で支持され画像形成装置本体に位置決めされる。
次に感光体ドラム1Yを駆動するための画像形成装置10本体側の駆動部について説明する。図2に示すように、感光体駆動装置10Yは、感光体ドラム1Yを駆動するために画像形成装置本体に設けられている。この感光体駆動装置10Yは、駆動モータ20Y、モータ軸20Yaに取り付けた外歯車である駆動歯車72、駆動歯車72にかみ合う外歯車である被駆動歯車71、この被駆動歯車71に取り付けた駆動軸50Y、駆動軸50Yに取り付けた第2の外歯車83(スプラインカップリング入力部)を備えている。駆動モータ20Yは、画像形成装置本体の駆動側板63に取り付けている。
実施形態1では、この感光体駆動装置10Yで駆動モータ20Yの回転駆動力を駆動軸50Yに取り付けられた第2の外歯車83に伝達する。駆動軸50Yは、駆動側板63に取り付けられた軸受63aと、画像形成装置本体の本体フレームの後側板62に取り付けられた軸受62aで画像形成装置本体側に支持されている。駆動軸50Yは、例えば外径が10mm程度の金属シャフトを使用する。
感光体ドラムユニットのドラム軸55Yと駆動軸50Yは、共に太径の金属シャフトを採用しているので、駆動側、被駆動側のどちらも剛性が高く、たわみ量が少ない。これによって、画像形成時に低周波の振動を押さえることができるため、バンディングと称される画像の周期的な濃度ムラを抑制することができる。しかし、ドラム軸55Yと駆動軸50Yは軸心ずれ、軸偏角の誤差が発生することがある。これをねじ締結などで固定連結したり、許容誤差範囲の少ないカップリングで連結したりすると大きな軸反力が発生し、感光体ドラムユニットの変形やかえって大きな振動を発生させてしまう。
なお、感光体ドラムユニットには、感光体ドラムの他に現像ローラを備えた現像装置9Yや帯電装置2Y、除電装置3Y、クリーニング装置4Yが含まれる場合がある。このようなユニットは大型化しており、軸心ずれや軸偏角はより大きくなりやすい。
そこで本実施形態では、許容誤差範囲の広い連結手段として知られている2段のスプラインカップリングを採用する。本実施形態の駆動伝達装置80Yは、第1の外歯車81、第2の外歯車83および中間伝達部材であるスリーブ84を備えて構成される。スリーブ84は円筒形の部材であり、その内周面に内歯車82が形成されている。この内歯車82は、第1の外歯車81、第2の外歯車83の両歯車とかみ合うものである。
このスリーブ84は、第1の外歯車81と第2の外歯車83の両方に内歯車82がかみ合った連結状態(図2の状態)から、第2の外歯車83だけにかみ合う非連結状態(図2の状態から圧縮スプリング86を圧縮させる方向にスリーブ84を移動させた状態)まで、軸線方向に沿って移動できる。
第1の外歯車81および第2の外歯車83は、それぞれ、ピッチ円方向の厚みが軸方向の中央部で極大となるようにクラウニング処理を施す。このクラウニング形状の歯車により、第1の外歯車81、83とスリーブ84の内歯車82とにおいて軸偏角を許容することができる。
この軸偏角を許容するかみ合部が2箇所、すなわち第1の外歯車81と内歯車82、第2の外歯車83と内歯車82にある。そのため、ドラム軸55Yと駆動軸50Yとに軸心ずれがあった場合も、スリーブ84の傾斜によって軸心ずれを許容して前記した連結状態とし、あるいは前記非連結状態とすることができる。
そのために、第1の外歯車81、83とスリーブ84とで2段のスプラインカップリングを構成する実施形態1に係る駆動伝達装置では、内歯車82を備えたスリーブ84が軸心の誤差に応じて揺動し、第1の外歯車81の回転中心軸と第2の外歯車83の回転中心軸とのずれを吸収する。また、ドラム軸55Yおよび駆動軸50Yが同一直線上になく、平行な位置関係となっている場合でも、軸反力を発生させることなく、かつ角速度を変化させることなく回転駆動力を伝達できる。
この駆動伝達装置80Yの構成をさらに詳細に説明する。図2に示すように、スリーブ84の第2の外歯車83側端部には外側に向け突出形成したフランジ部84sを形成している。また、このフランジ部84sの周囲には、スリーブガイド85を配置している。
中間伝達機構保持部材であるスリーブガイド85は、2つの円板部85a、85bを、フランジ部84sを挟むように間隔を開けて配置し、円板部85a、85bの周囲を円筒部85cで接続した溝形の構造を備える。また、円板部85aには、駆動軸50Yの貫通孔を、円板部55bには、スリーブ84の貫通孔を開設する。そして、このような構成のスリーブガイド85は、スリーブ84のフランジ部84sに対して、回転軸スラスト方向、およびラジアル方向に一定の隙間を持って保持される。この一定の隙間の寸法は、軸ずれを吸収するためにスリーブ84が揺動したときにスリーブガイド85が干渉しない十分なものである。
すなわち、スリーブガイド85は、スリーブ84のフランジ部84sに対して駆動軸50Yに沿ってスラスト方向に自由に移動可能な隙間を有する。また、弾性部材である圧縮スプリング86でスラスト方向の感光体ドラム1Y側に押し付けるように配置する。このスリーブガイド85とフランジ部84sの隙間によって、スリーブ84は連結時には自由に揺動が可能となり、第1の外歯車81がスラスト方向に外れた非連結時には、第2の外歯車83と内歯車82のかみ合が外れないようにスリーブ84を保持することができる。
圧縮スプリング86の他端は軸受62aに接触するように配置したスプリング保持部87によって支持する。スプリング保持部87は、駆動軸50Yに押し入れて固定する。
そのためスリーブガイド85は、圧縮スプリング86に付勢された状態で、第2の外歯車83のリム部83sと接触する。これによって、連結時にはスリーブガイド85と第2の外歯車83とがリム部83sを介して一体の状態になり、スリーブガイド85とスリーブ84のフランジ部84sが非接触となり、圧縮スプリング86による付勢力はスリーブ84に伝達されない。したがって、連結時のスリーブ84は、圧縮スプリング86の付勢力によって揺動姿勢が変化することなく、軸ずれを吸収することが可能となる。なお、第1の外歯車81と第2の外歯車83の両方に内歯車82がかみ合った連結状態は駆動力を伝達しようとする状態であるので、以上及び以下において記載する連結時には駆動伝達時も含まれるのはもちろんである。
スリーブ84を連結状態から非連結状態にするには、スリーブ84を圧縮スプリング86の圧縮方向に押し付ける。この動作により、スリーブ84の内歯車82は、第1の外歯車81から外れる。これにより、感光体ドラム1Yの交換を行うことができる。
一方、スリーブ84を非連結状態から連結状態にするには、スリーブ84を圧縮スプリング86の圧縮方向に押し付けるのをやめればよい。すると、圧縮スプリング86の付勢力によってスリーブ84が第1の外歯車81側へ移動し、感光体ドラム1Yを備えたユニットが装着されていれば、第1の外歯車81と内歯車82が噛み合いはじめる。このとき、内歯車82を備えたスリーブ84が軸心の誤差に応じて揺動し、第1の外歯車81の回転中心軸と第2の外歯車83の回転中心軸とのずれを吸収しつつスリーブ84が移動する。
スリーブ84がさらに移動するとスリーブガイド85への圧縮スプリング86による付勢力が小さくなっていき、スリーブ84のフランジ部84sがスリーブガイド85と接触しなくなり、両者の間に隙間が生じる。その状態では圧縮スプリング86による付勢力はスリーブ84側へ伝わらず、遮断状態となる。この状態で第1の外歯車81と第2の外歯車83の両方と内歯車82が噛み合う連結状態になる。
次に実施形態1に係る駆動伝達装置の動作について説明する。まず、感光体ドラム1Yの連結について説明する。連結に際しては、感光体ドラムユニット1Yのフレーム54Yを画像形成装置10の本体内の感光体駆動装置10Yに向け、ガイドフレーム(図示していない)に沿って回転軸に沿ってスライド挿入する。挿入するにつれて、第1の外歯車81とスリーブ84の内歯車82がかみ合う。しかし、第1の外歯車81と内歯車82を正しくかみ合わせることは容易ではない。
その理由は、挿入時の第1の外歯車81の歯の位置と内歯車82とがかみ合う位相関係になっていることが少ないためである。また、内歯車82とスリーブ84は、揺動できるので、第1の外歯車81が外れた非連結状態では、スリーブ84は重力で傾斜していることが多く、挿入すべき第1の外歯車81の歯部に対して、内歯車82の歯部が正しくかみ合う位置にないためである。
したがって、第1の外歯車81の軸先端部と内歯車82およびスリーブ84の端部が接触し、そのまま、感光体ドラムユニット1Yのフレーム54Yの挿入につれて内歯車82およびスリーブ84は感光体駆動装置10Y側に退避していく。このとき、スリーブ84がスリーブガイド85と接触し、スリーブ84がスリーブガイド85を介して圧縮スプリング86を押し込みながら移動する。内歯車82とスリーブ84とは、第1の外歯車81の軸先端部と内歯車82端部が接触したまま、感光体ドラムユニット1Yが画像形成装置10の本体に装着可能な位置まで移動できる。
圧縮スプリング86の付勢力はこの待避時に作用して、第1の外歯車81とスリーブ84との接触による衝撃を吸収する。
なお、第1の外歯車81と第2の外歯車83は同じ歯数で同じ歯形状としており、内歯車82は両外歯車81、83にかみ合うように軸方向に同一形状に形成している。このため、内歯車82の歯部が第1の外歯車81とのかみ合部と第2の外歯車83とのかみ合部において分割され、中間に歯が形成されていない場合には、内歯車の歯の位相がそれぞれ一致するように形成することが望ましい。このような構成にすることで、内歯車82とスリーブ84は、軸方向で感光体駆動装置10Y側にスムーズに移動することができる。
第1の外歯車81の軸方向先先端部の歯は、歯厚、歯たけが減少するようにクラウニングしているので、先細りのテーパー形状となっており、内歯車82とのかみ合連結が容易となる。例えば、内歯車82とスリーブ84の待避中において、内歯車82とスリーブ84の姿勢変化や、内歯車82と第2の外歯車83とのバックラッシ、被駆動歯車71と駆動歯車72とのバックラッシにより、内歯車82とスリーブ84の少しの回転によって、正しいかみ合位相となり、連結することができる。
実施形態1によれば、スリーブ84と両外歯車81、83が連結状態で揺動でき、軸ずれを吸収するので、回転伝達誤差がなく、高精度な回転伝達を実現できる。また、軸ずれ状態の駆動ユニットと画像形成ユニットを連結することによる軸反力の発生を防止して、高精度な画像形成が可能となる。さらに、非連結状態から連結時の第1の外歯車81と内歯車82の接触によるユニット装着の不可や連結部の破損を防止することができる。
<実施形態2>
次に実施形態2に係る駆動伝達装置について説明する。実施形態1に係る駆動伝達装置は、感光体ドラム1Y側のドラム軸55Yと、画像形成装置本体側の駆動軸50Yとを駆動伝達装置80Yで連結する構成であった。実施形態2に係る駆動伝達装置は、感光体ドラム1Y側と画像形成装置本体側で共通の回転軸を用いる点で第1の実施形態に係る駆動伝達装置と異なる。
従来、画像形成装置本体側の駆動ユニットから回転駆動軸を感光体ドラムの支持位置まで延長して、中空の感光体ドラムを回転駆動軸に装着するものが提案されている。この構成によれば、感光体ドラムが回転駆動軸に位置決めされるため、軸ずれがなく高精度な駆動伝達が実現できる。
しかし、連結部の部品精度によって、軸ずれと同様の課題が発生する。例えば、感光体ドラムフランジに形成された外歯車の偏心や回転軸に押し入れた外歯車の偏心によって、軸ずれと同様に連結部のずれが生じる。これが回転伝達誤差や軸反力の発生要因となり、先述と同様に画像品質の悪化を招く。
実施形態2に係る駆動伝達装置は、画像形成装置本体から延長配置された貫通タイプのドラム軸を採用している。また、画像形成装置本体内に遊星歯車機構による減速機構を採用した場合等、多数の部品を用いた場合には、連結部で発生する軸反力によって駆動ユニット側の複数の歯車かみ合状態へ影響し画像品質の劣化が大きくなりやすい。実施形態2に係る駆動伝達装置はこのような構成の画像形成装置に好適である。
以下、実施形態2に係る駆動伝達装置について説明する。図3は実施形態2に係る駆動伝達装置を示す断面図である。図3に示すように、画像形成装置10本体内に、駆動機構として、駆動モータ20Y、遊星歯車減速装置30Y、ジョイント41Yを備え、ドラム軸55Yを延長して配置する。
遊星歯車減速装置30Yの出力軸40と、ドラム軸55Yとは、ジョイント41Yで連結固定する。またドラム軸55Yには軸受51を押し入れており、この軸受51を介して装置筐体である後側板62に支持して位置決めし、感光体ドラム装着後に固定される前側板61の軸受61aで支持する。
遊星歯車減速装置30Yは、2K−H型2段構成の遊星歯車機構を用いる。なお、この例では遊星歯車減速装置の減速段数を2段としているが、減速比に応じて3段、4段と段数をさらに重ね合わせることもできる。
遊星歯車減速装置30Yの構成について説明する。駆動モータ20Yの出力軸21Yに第1太陽歯車31を直接歯切りし、この第1太陽歯車31およびブラケット22に固定した内歯歯車32にかみ合う1段目の第1遊星歯車33を1段目の第1キャリア34で支持して、第1太陽歯車31の外周を公転するように配置する。第1遊星歯車33は、回転バランスとトルク分担のために同心状の3箇所に配置する。第1遊星歯車33は、第1キャリア34に設けられた第1キャリアピン35で支持されて自転できる。
第1遊星歯車33は、第1太陽歯車31と内歯歯車32とのかみ合いにより、自転および公転回転し、第1遊星歯車33を支持する第1キャリア34は、第1太陽歯車31の回転に対し減速回転し、1段目の減速比が獲得できる。
次に、この第1キャリア34の回転中心に設けられた第2太陽歯車36が2段目減速機構の入力となる。第1キャリア34に回転支持部はなく、浮動回転を行う。
同様に、2段目の第2太陽歯車36には2段目まで一体で形成された内歯歯車32にかみ合う2段目の第2遊星歯車37が2段目の第2キャリア38で支持され、2段目の第2太陽歯車36の外周を公転する。
第2遊星歯車は、第2キャリア38に設けられた第2キャリアピン39で支持され、自転および公転する。最終段に相当する2段目の第2キャリア38の回転中心には出力軸40を設けており、中空円筒上のジョイント41Yを介してドラム軸55Yと連結している。ここで第2キャリア38の出力軸40は内歯歯車32により位置決めされた内歯歯車キャップ42に押し入れた軸受により支持される構成となっている。
内歯歯車キャップ42は内歯歯車32の内周といわゆるインローで位置決めされる構成となっているため、出力軸40は内歯歯車の中心軸と同軸度を最小化できる構成となっている。ジョイント41Yは中空円筒形状となっており、ドラム軸55Y、遊星歯車減速装置の出力軸40は同じ直径となっており、ジョイント41Yはドラム軸55Yに押し入れられ、ジョイント41Yは中央部にスリットを有しており、出力軸40は図示しない固定用ねじにより押し曲げられたジョイント41Yとの摩擦力により連結固定されている。
上述した駆動モータ20Yは、ブラケット22で支持されている。内歯歯車32は、ブラケット22にねじ43で固定しており、ブラケット22は内歯歯車32を固定・保持をし、また駆動モータ20Yの固定・保持をしている。またブラケット22は駆動側板63にねじで固定する構成としている。なお、駆動側板63は、後側板62にかしめられたスタッド64により支持位置決めしている。内歯歯車32の駆動モータ側には、内歯歯車中心軸に中空円筒形状のボスを設け、駆動モータ20Yをその円筒形状内周と駆動モータ20Y側に設けられた軸受がインローによる嵌合で位置決めし、中空円筒形状の外周をブラケット22の穴とインローによる嵌合で位置決めする。
以上の構成により、内歯歯車32を基準として、駆動モータの出力軸21Y、ブラケット22、遊星歯車減速装置の出力軸40をすべて同軸上に配置し、かつ部品寸法のばらつきによる同軸度を最小化することができる。
これより、駆動モータの出力軸21Yからドラム軸55Yまで中心軸をすべて同軸上に配置できかつ、部品寸法のばらつきによる同軸度を最小化することができる。加えて速度検知手段90を内歯歯車、駆動モータの出力軸21Y、ブラケット22、遊星歯車減速装置の出力軸40の中心軸の同軸上に設けている。
この例では、速度検知手段90として、エンコーダ90aと2つのセンサー90bで構成したものを示している。速度検知手段90の構成は必要制御精度によって任意にセンサーの数を変更できる。
また、ドラム筒52Yはドラム両端に設けられたリア側ドラムフランジ部53a、フロント側ドラムフランジ部53bを介してドラム軸55Yを中心に配置する。リア側ドラムフランジ部53aには第1の外歯車81を一体成形する。また、第1の外歯車81および両ドラムフランジ部53a、53bの中心には、ドラム軸55Yの貫通穴を形成している。これにより、組み立てられた両ドラムフランジ部53a、53b、ドラム筒52Y、および第1の外歯車81は、ドラム軸55Yの周囲を自由に回転できる。
なお、ドラム軸55Yをリア側ドラムフランジ部53aおよびフロント側ドラムフランジ部53bとはインローで位置決めする。また、スリーブ84には、フランジ部84sを形成しており、このフランジ部84sの周囲にはスリーブガイド85を配置している。
スリーブガイド85の画像形成装置10本体側には、圧縮スプリング86を配置し、スリーブガイド85を感光体ドラム1Y側に押し付けている。また、第2の外歯車83には、リム部83sを形成し、連結時に圧縮スプリング86による付勢力がスリーブ48に伝達しないようにしている。圧縮スプリング86の画像形成装置10本体側には、スプリング保持部87を配置する。これらの構成は実施形態1に係る駆動伝達装置と同じである。
ドラム軸55Yにはドラム筒52Yへと駆動伝達を行う第2の外歯車83を押し入れている。リア側ドラムフランジ部53aに固定している第1の外歯車81と第2の外歯車83とをスリーブ84の内歯車82にかみ合わせてドラム筒52Yを回転駆動する。
駆動伝達装置80Yを介して感光体ドラム1Yを画像形成装置10に取り付けるには、前側板61を取り外した状態で、ドラム軸55Yに感光体ドラム1Yのリア側ドラムフランジ部53a、フロント側ドラムフランジ部53b、第1の外歯車81を差し込む。そして、個の状態で、スリーブ84は圧縮スプリング86で押し出されて、第2の外歯車83と第1の外歯車81にかみ合い、ドラム軸55Yの回転駆動力が第2の外歯車83からスリーブ84を介して第1の外歯車81に伝達される。これにより、駆動モータ20Yの駆動力が感光体ドラム1Yに伝達できる。
一方、交換のため、1Yを取り外すには、前側板61を外して、ドラム軸55Yから、感光体ドラム1Yの第1の外歯車81、リア側ドラムフランジ部53a、フロント側ドラムフランジ部53bを抜き取る。
以上の構成により、駆動モータ20Yの出力軸21Y、遊星歯車減速装置30Yの内歯歯車32、第2キャリア38、出力軸40、ドラム軸55Y、感光体ドラム1Yの中心軸をすべて同一軸上に配置でき、同軸度を最小化できる。
このような状態で、両ドラムフランジ部53a、53bのドラム筒52Yへの押し入れ精度、リア側ドラムフランジ部53aに一体形成した第1の外歯車81の成形精度、第2の外歯車83の成形精度およびドラム軸55Yへの押し入れ精度による、第2の外歯車83に対する第1の外歯車81の回転中心ずれが発生することがある。しかし、これらのずれは、内歯車82とスリーブ84の揺動によって吸収でき、高精度な回転伝達が実現できる。実施形態2に係る駆動伝達装置によれば、吸収する軸ずれ量がより少ないため、両外歯車81、83のクラウン量が少なくてよい。このため、かみ合接触面積を広くでき高い伝達剛性を実現できる。
<実施形態3>
次に実施形態3に係る駆動伝達装置について説明する。図4は実施形態3に係る駆動伝達装置を示す断面図であり、(a)は連結状態を示す模式図である。実施形態3に係る駆動伝達装置は実施形態1に係る駆動伝達装置の変形例であり、要部以外の構造は実施形態1に係る駆動伝達装置と同じである。
実施形態3に係る駆動伝達装置は、基本的には請求項1に係る駆動伝達装置と同じ構成を備えるが、スリーブ84のフランジ部84s、スリーブガイド85、および第2の外歯車83のリム部83sの形状を変更している。
すなわち、スリーブ84には、フランジ部84sを備える。フランジ部84sは、断面形状において角部がない曲面で構成する。また、スリーブガイド85は、2つの円板部85a、85bで構成する。そして円板部85a、85bの内側に形成され、スリーブ84のフランジ部84sを囲む凹部85dを曲面で構成する。さらに、スリーブガイド85とリム部83sとの接触部を、テーパー形状とする。
駆動伝達装置のスリーブガイド85は、図4(a)に示す連結状態において、駆動軸50Yに沿って軸方向に自由に移動できるがたつきを有し、圧縮スプリング86に軸方向に付勢されてリム部83sと接触している。実施形態2に係る駆動伝達装置は、図中の丸印93に示すように、スリーブガイド85とリム部83sとの接触部を、テーパー形状としているので、スリーブガイド85は、圧縮スプリング86の付勢力によってテーパー形状の傾斜に案内されて、リム部83sに対し同軸となる位置に移動する。
このように駆動伝達装置の連結状態では、スリーブガイド85は駆動軸50Yに対し同軸に位置決めされる。画像形成装置において課題となる軸ずれ量は、0.5mm程度であり、この量を吸収するスリーブ84の揺動量を考慮すると、スリーブガイド85とスリーブ84との隙間は1mm程度となる。スリーブガイド85が位置決めされていないと、狙いの隙間が確保されず、スリーブ84の揺動が阻害されてしまう。
また、スリーブ84は軸のずれを吸収すべく揺動する。また、スリーブ84は、定常的にスラスト方向に移動することがある。実施形態3では、スリーブ84の感光体駆動装置10Y側端部に外側に向くフランジ部84sを設けるとともに、スリーブガイド85にこのフランジ部84sに接触する、スリーブガイド85とスリーブ84との連結が外れないようにする。この図中丸印91に示すように、スリーブガイド85とスリーブ突起部の接触部は曲面形状としているので、スリーブの揺動移動時の摩擦抵抗が少なく、軸ずれの吸収効果が向上する。
このようなスリーブガイド85は、駆動軸50Yとともに回転するように構成することが望ましい。スリーブガイド85を画像形成装置本体の筐体に固定してスリーブ84をガイドすることもできるが、スリーブ84の回転とガイド側が非回転のため、接触摩耗が発生し耐久性の問題が生じる。
図4(b)は実施形態3に係る駆動伝達装置のスリーブが退避状態にあるときを示す断面図である。この図は、駆動伝達装置が非連結状態から、第1の外歯車81が内歯車82に挿入される状態を示している。スリーブ84は揺動できるため、非連結状態では重力により傾斜している。そのため、第1の外歯車81端部と内歯車82端部が接触してかみ合うことができず、傾斜して接触したままの状態で、内歯車82とスリーブ84が駆動ユニット側に押し込まれる。このとき、スリーブガイド85は、駆動軸50Yに対して間隔を開けて配置しえいるため、内歯車82とスリーブ84にしたがって傾斜をしてしまう。このような状態で、スリーブ84およびスリーブガイド85が駆動ユニット側に退避していく。
図4(c)は実施形態3に係る駆動伝達装置のスリーブが姿勢を補正する状態を示す断面図である。スリーブ84、スリーブガイド85が駆動ユニット側に傾斜した状態のまま退避していくが、スプリング保持部87には、図中丸印92に示すように、駆動軸50Yに沿ったテーパー部を形成しているので、スリーブガイド85が退避方向に移動するにしたがってその姿勢が補正される。
スプリング保持部87は、駆動軸50Yに押し入れられており、スラスト方向および回転方向に移動しないよう固定されている。圧縮スプリング86の一端を保持すると同時に駆動軸50Yと一体に回転する。スリーブガイド85の姿勢が補正されると同時に、内歯車82、スリーブ84の姿勢も補正され、正しいかみ合位置に規制される。正しいかみ合位置に内歯車82の位置が修正されれば、第1の外歯車81の先端部のテーパー形状と、各歯車かみ合部のバックラッシ分の回転方向のかたつきによって、かみ合が容易となる。
次に、連結部の外歯車および内歯車の形状等の好ましい態様について説明する。一般に、歯車同士をかみ合わせる場合、歯車の歯数が少ないと歯の根元がえぐられ(干渉し)歯形曲線の一部が削り取られる切り下げ現象がおこる。
ただし、上記のように歯車をカップリングとして使用する場合には干渉はおこりにくいが、歯数の少ない歯車を切削加工で作成する際には切り下げ現象が発生する場合がある。したがって、切削加工によって精度の高い歯車を作成する場合には切り下げ現象が問題となる。
切り下げ現象が発生しない限界歯数は、歯車のモジュールには関係なく、歯車の圧力角が20°の場合には17である。ただし、実用上は14までよいとされている。このように、歯数を14以上にすることにより、切り下げ現象により歯元がえぐられることを防ぐことができる。
さらに、歯数を17以上とすることが好ましく、ここでは、さらに余裕をみて外歯車および内歯車の歯数を18としている。また、歯形はインボリュート曲線であることが好ましい。これにより、軸ずれを吸収するべく、スリーブ84が揺動して、各かみ合いにおいて、歯面上の接触位置が変動しても、駆動軸の回転を正確に伝達することができ、感光体ドラムを等角速度で回転させることができる。
また、ここでは、モジュール0.8のインボリュート曲線の歯形を形成している。また、同歯数の内歯車と外歯車をかみ合わせるためには、少なくとも一方の歯車を転位させる必要がある。ここでは、内歯車82の転位係数を+0.3、第1の外歯車81、第2の外歯車83の転位係数を+0.2とし、適度なバックラッシが存在するように設定している。
なお、転位係数の差を0.15より大きくするとバックラッシが大きくなりすぎるので、転位係数の差が0.15以下となるように設定するのが好ましい。また、ここでは、転位係数の差を0.1としている。これにより、カップリングとして機能する内歯車と外歯車との間に適度なバックラッシを形成することができる。また、感光体ドラムユニットの画像形成装置本体への装着が容易となる。バックラッシを設けるためには、外歯車をマイナス転位することも考えられるが、その場合、外歯車の歯と駆動軸との間の肉厚を薄くする、または駆動軸を細くする必要が生じ、駆動側の強度不足が懸念される。
<実施形態4>
次に実施形態4について説明する。実施形態4に係る駆動伝達装置は実施形態1に係る駆動伝達装置の変形例であり、要部以外の構造は実施形態1に係る駆動伝達装置と同じである。図5は実施形態4に係る駆動伝達装置を示す断面図である。
実施形態4では、円筒内に内歯車82が形成されたスリーブ84をその感光体駆動装置10Y側の端部に内側に向けて形成したフランジ部82bを備えるコップ形状としている。フランジ部82bの内側には、開口を形成し、この開口にリム部98の感光体駆動装置10Y側端部が挿入できる。リム部98は、その感光体駆動装置10Y側の直径を他の部分より小さく形成している。スリーブガイド97は、中心に駆動軸50Yの挿入孔を形成した環状の板材とし、連結状態において、圧縮スプリング86の付勢力によって、リム部98に接触する。
スリーブ84の位置は、リム部98の小径部と、大径部と間の段部と、スリーブガイド97で形勢される図中丸印96に示すガイド空間部で規制する。スリーブ84のフランジ部82bは、曲面で構成する。このため、スリーブ84の揺動移動が円滑に行える。
連結時に発生する内歯車82とスリーブ84の退避動作によりスリーブガイド97は感光体駆動装置10Y側に押し込むように移動させる。このため、スプリング保持部95に感光体ドラム1Y側に向け突出する円筒部95aを形成する。この円筒部95aの感光体ドラム1Y側には、先端に向け肉薄状態となるテーパー部95bを形成する(図中丸印94)。このため、退避時のスリーブ84の姿勢補正は、スプリング保持部95のテーパー部95bで行う。
スプリング保持部95は、駆動軸50Yに押し入れられており、圧縮スプリング86の一端を保持すると同時に駆動軸50Yと一体に回転する。この図中丸印94のテーパー部95bは、スリーブ84が退避するにつれて、その姿勢を直接補正する。スリーブ84の姿勢が補正され、正しいかみ合位置にスリーブ84の内歯車82が位置すると、第1の外歯車81の先端部のテーパー形状と、各歯車かみ合部のバックラッシ分の回転方向のがたつきによって、かみ合いが容易となる。
なお、実施形態4に係る各部の構成は、感光体ドラム内を貫通するドラム軸55Yが駆動軸50Yと共通で一体とした実施形態2に係る駆動伝達装置に適用することができる。
<実施形態5>
次に実施形態5について説明する。実施形態5の特徴部分であるスナップフィット付きの外歯車88(先の実施形態の第2の外歯車83に相当する)、内歯車スリーブ89、皿形状部付きのスリーブガイド93について、図6を用いて説明する。
図6(a)は、実施形態4の基本的な構造を示す断面図であり、スナップフィット付きの外歯車88と内歯車スリーブ89と皿形状部付きのスリーブガイド93を組み付けた時の断面を示している。外歯車88には一対のスナップフィット機構部88aが設けてあり、スリーブガイド93を挿入した際に内側に撓むようになっている。実際の使用時はドラム軸50Yが外歯車88に軽圧入されるのでスナップフィット機構部88aは内側からドラム軸50Yに支えられるため撓むことがなく、画像形成動作を行う時に脱落しないようになっている。また、外歯車88はその端面に円筒形状部88bを備えており、内歯車スリーブ89が傾斜した際に外歯車88の歯先が内歯車スリーブ89の鍔部内側に接触しないようになっている。さらに、内歯車82の歯たけ方向にせり出した鍔形状部(以下、鍔部89aと記載する。)の画像形成装置本体側となる外側端面には、曲面状に突出形成されている曲面状部89bが形成してあり、内歯車スリーブ89の傾斜時にスリーブガイド93に図示のように点接触(点接触に近い状態での当接を含む)させることで内歯車スリーブ89がスムーズに傾斜するようになっている。
なお図6(a)では実施形態4の基本的な構造を示すために図示を省略したが、実施形態4の構造とすると、図6(b)に示すように中間スリーブ付きのメスジョイント部材として1つの組立部品として扱える。この構造を部品ごとに分解して示したのが図6(c)である。スナップフィット付きの外歯車88が備えた一対のスナップフィット機構部88aのそれぞれにつき軸方向に伸びる2本のスリット88cが設けてあり、内歯車スリーブ89を通した後にスリーブガイド93を挿入して保持させるようになっている。
この実施形態4では、図6(b)に示すように、スプラインカップリングの噛合有効歯面(外歯車88の符号88dで示す面)の有効歯幅は例えば2mmとする。従来の画像形成装置で用いられているスプラインカップリングの歯幅は10mm前後であるのに対し、噛合有効歯面88dの歯幅を極小である2mmと短くすると、そのことで回転伝達特性が向上する。噛合有効歯面88dの歯幅を短くすると、歯元強度、特に歯幅方向端部の歯元強度が低くなりクラック損傷が発生しやすい。また、ギヤ嵌合時の組立性の低下も懸念されるので、2mmの噛合有効歯面88dの外側(スリーブガイド93と反対側の端部側)に幅が例えば5mmのテーパー形状部88eを設けている。
有効歯幅を短くすることで回転伝達特性が向上する理由について説明する。外歯車と内歯車スリーブとに偏角が生じても回転伝達誤差が発生しにくい歯車としてクラウニング歯車が知られている。クラウニング歯車は、ピッチ円方向の歯厚が歯幅方向の中央部で極大となるようにクラウニングしたもので、理想的な連結状態では、この歯厚が極大となる歯幅中央部で噛合い、偏角が生じた場合でも、ほぼ同じ歯幅中央部で噛合う。このため、噛合い箇所が常に安定し回転伝達時の変動が生じない。本実施形態では、これと同様の効果が得られるように歯形を形成している。すなわち幅2mmの短い範囲に噛合有効歯幅を設計し、偏角が生じても常に安定した回転伝達を可能としている。
<実施形態6>
次に実施形態6について説明する。図7は実施形態6に係る連結手段の具体的な構成や部品形状について示す。なお連結時の動作や効果については上述した実施形態5と同様であるので、連結状態のみで実施形態6等の先に説明した実施形態と異なる部分について説明する。
まず、円筒内に内歯車82が形成された内歯車スリーブ89はコップ形状とし、コップ底に当たる部分の中心部が開口しており、リム部(円筒形状部88b)の一部が入るようになっている。スリーブガイド93は、簡易な形状、具体的には円板形状となっており、連結状態において、圧縮スプリング86の付勢力によって円筒形状部88bに当接している。内歯車スリーブ89の位置を規制するガイドは、円筒形状部88bに当接したスリーブガイド93で形成される図中符号96で示す空間(以下、ガイド空間96と記載する。)により実現している。内歯車スリーブ89とガイド空間96で接触する内歯車スリーブ89内部の箇所については図示のように曲面形状としてあり、内歯車スリーブ89の揺動移動が容易となるようにしてある。連結時の内歯車82と内歯車スリーブ89の退避は、スリーブガイド93を駆動ユニット側に押し込むように移動することになる。スプリング保持部87は、駆動軸50Yに圧入されており、圧縮スプリング86の一端を保持すると同時に駆動軸50Yと一体に回転する。この図中の圧縮スプリング86によって、内歯車スリーブ89が退避するにしたがい、その姿勢が直接補正される。内歯車スリーブ89が規制され、正しい噛合い位置に内歯車82が位置すれば、外歯車81の先端部のテーパー形状と、各歯車噛合い部のバックラッシ分の回転方向のガタによって、噛合いが容易となる。
なお、実施形態6においても、感光体ドラム内を貫通するドラム軸55が駆動軸50Yと共通で一体の構成においても同様に適用が可能である。また、内歯車82の端部側と外歯車81の先端部の両方をテーパー形状とすることで、退避機構を省いてもよい。この場合、図7の圧縮スプリング86、スプリング保持部87を省いた構成となる。
<実施形態7>
次に実施形態7について説明する。図8は実施形態7に係る連結手段の具体的な構成や部品形状について示す。
実施形態5、6では外歯車81にスナップフィット機構部を設けた構造であったが、実施形態7ではスリーブガイド93にスナップフィット機構部93aを設けてある。スナップフィット機構部93aには軸方向に抜けないように返し93bが設けてあり、外歯車88の筒形状部88bに軸方向に沿って掘られた溝88gに嵌め込むことで脱落を防いでいる。
以上説明したように、本発明の各実施形態に係る駆動伝達装置によれば、駆動伝達装置の着脱性を高めることができる。また、非連結時に傾斜してしまったスリーブの姿勢をかみ合い位置となる水平状態に補正して連結容易にすることができる。また、非連結時に傾斜してしまったスリーブの姿勢をかみ合い位置となる水平状態により確実に補正して連結を容易に行える。
また、スリーブを保持するスリーブガイドが傾斜しているとスリーブの揺動を阻害してしまうため、ガイド位置がより高精度となるように補正部を設け、スリーブの揺動による軸ずれ吸収機能を有する。
また、駆動伝達時に、スリーブとスリーブガイドが接触する際に速度差がないので摩耗が少ない。さらに、駆動伝達時に、スリーブとスリーブガイド)が接触する際に接触面が少ないので中間伝達部材が揺動しやすい。
そして、軸ずれを吸収し、遊星歯車機構に発生する軸反力が抑えられ、高精度な駆動伝達が実現できる。
なお本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
1Y、1M、1C、1Bk:感光体ドラム
2Y、2M、2C、2Bk:帯電装置
3Y、3M、3C、3Bk:除電装置
4Y、4M、4C、4Bk:クリーニング装置
5:中間転写ベルト
6Y:1次転写ローラ
7:2次転写ローラ
8:定着ローラ対
9Y、9M、9C、9Bk:現像装置
10:画像形成装置
10Y:感光体駆動装置
20Y:駆動モータ
20Ya:モータ軸
21Y:出力軸
22:ブラケット
30Y:遊星歯車減速装置
31:第1太陽歯車
32:内歯歯車
33:第1遊星歯車
34:第1キャリア
35:第1キャリアピン
36:第2太陽歯車
37:第2遊星歯車
38:第2キャリア
39:第2キャリアピン
40:出力軸
41Y:ジョイント
42:内歯歯車キャップ
43:ねじ
48:スリーブ
50Y:駆動軸
51:軸受
52Y:ドラム筒
53a:リア側ドラムフランジ部
53b:フロント側ドラムフランジ部
54Y:感光体ドラムユニットフレーム
55Y:ドラム軸
55b:円板部
56:軸受
61:前側板
61a:軸受
62:後側板
62a:軸受
63:駆動側板
63a:軸受
64:スタッド
71:被駆動歯車
72:駆動歯車
80:駆動伝達装置
80Y:駆動伝達装置
81:第1の外歯車
82:内歯車
82b:フランジ部
83:第2の外歯車
83s:リム部
84:スリーブ(中間伝達部材)
84s:フランジ部
85:スリーブガイド(中間伝達部材保持機構)
85a、85b:円板部
85c:円筒部
85d:凹部
86:圧縮スプリング(弾性部材)
87:スプリング保持部
88:スナップフィット付きの外歯車
88a:スナップフィット機構部
88b:円筒形状部
88c:スリット
88d:噛合有効歯面
88e:テーパー形状部
88f:エッジ部
88g:溝
89:内歯車スリーブ
89a:内歯車スリーブの鍔部
89b:内歯車スリーブの鍔部の曲面状部
90:速度検知手段
90a:エンコーダ
90b:センサー
93:皿形状部付きのスリーブガイド
93a:スナップフィット機構部
93b:返し
95:スプリング保持部
95a:円筒部
95b:テーパー部
96:ガイド空間
97:スリーブガイド
特開2008−2671公報 特開2009−204002公報 特許第3891113号公報 特許第4775947号公報

Claims (10)

  1. 装置本体に対して着脱可能な被駆動ユニットの被駆動軸に固定された第1の外歯車と、
    前記装置本体側に配置された駆動軸に固定された第2の外歯車と、
    前記第1の外歯車および前記第2の外歯車の両方にかみ合い得る内歯車を有し、前記第1の外歯車と第2の外歯車の両方に前記内歯車がかみ合っている連結状態の位置と、前記第2の外歯車だけに前記内歯車がかみ合っている非連結状態の位置との間で、前記駆動軸の軸線方向に沿って移動可能に配置される中間伝達部材と、
    前記中間伝達部材を軸線方向に沿って前記第1の外歯車側に押す弾性部材と、
    前記非連結状態では、前記軸線方向に沿って前記弾性部材により前記第1の外歯車側に押された前記中間伝達部材と接触して、前記中間伝達部材に前記弾性部材の押付力を伝達し、前記連結状態では、前記中間伝達部材との間に隙間を有して位置して前記中間伝達部材に対する前記弾性部材の押付力を遮断するとともに前記中間伝達部材と隙間を有しつつ前記中間伝達部材を軸線方向で移動可能に保持する中間伝達部材保持機構と、
    を備え、
    前記中間伝達部材を移動させることで、
    前記非連結状態から前記連結状態へ切り替えることにより、前記弾性部材の押付力を伝達する状態から遮断する状態に切り替え、
    前記連結状態から前記非連結状態へ切り替えることにより、前記弾性部材の押付力を遮断する状態から伝達する状態に切り替える、
    ことを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 前記非連結状態へ前記中間伝達部材が移動した際に前記中間伝達部材がはまり、前記中間伝達部材の姿勢が補正される補正部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の駆動伝達装置。
  3. 前記補正部材は、前記中間伝達部材の軸線方向の移動に伴って前記中間伝達部材保持機構との隙間が少なくなるテーパー形状を有することを特徴とする請求項2記載の駆動伝達装置。
  4. 前記連結状態において、前記中間伝達部材保持機構を構成する部材の姿勢を補正する保持機構補正部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の駆動伝達装置。
  5. 前記中間伝達部材保持機構は、前記中間伝達部材の回転に伴って回転することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の駆動伝達装置。
  6. 前記中間伝達部材保持機構と、前記中間伝達部材の接触面は曲面であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の駆動伝達装置。
  7. 回転駆動源の回転を前記駆動軸まで伝達する手段として、遊星歯車機構を用いたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の駆動伝達装置。
  8. 前記第2の外歯車が前記駆動軸に沿って前記装置本体側へ伸びる円筒形状部を有し、
    前記内歯車は端部に歯たけ方向にせり出した鍔形状部を有し、
    該円筒形状部に挿入される筒部と、該筒部の前記円筒形状部側に設けた皿形状部とからなるスリーブガイドを有し、
    前記外歯車と前記皿形状部材のいずれか一方にスナップフィット機構部を有し、
    前記皿形状部を前記スナップフィット機構部によって前記円筒形状部から抜け止めする、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の駆動伝達装置。
  9. 前記鍔形状部の前記装置本体側となる外側端面に曲面状に突出形成されている曲面状部を有し、該曲面状部と前記スリーブガイドの前記皿形状部とを点接触あるいは当接させることを特徴とする請求項8に記載の駆動伝達装置。
  10. 画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に着脱自在に取り付ける被駆動ユニットと、前記画像形成装置本体からの回転駆動力を前記被駆動ユニットに請求項1から9のいずれかに記載の駆動伝達装置とを備え、前記画像形成装置本体側の回転駆動源の回転駆動力を前記被駆動ユニットの回転部材に伝達することを特徴とする画像形成装置。
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