JP2014048832A - サーバ装置およびサーバプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】ゲームアプリ内でユーザがコード等を入力することによる機能追加等が禁止される流通環境においても、事前登録を用いた利用促進策を実施可能にする。
【解決手段】端末装置から事前登録の対象となる対象アプリを特定する情報とユーザを特定する情報とを受け付けて登録する登録手段と、前記対象アプリがリリースされた後に、端末装置からの対象アプリを特定する情報とユーザを特定する情報との照合のために、登録情報を一括もしくは照会の都度に管理サービスに提供する提供手段とを備える。
【選択図】図１

Description

本発明は、ネットワークを介して端末装置上のゲーム等を制御する技術に関する。

端末装置上で動作するゲームアプリ（ゲームアプリケーションプログラム）の利用を促進する一手法として、ゲームアプリのリリース前の事前登録というものがある。

これは、ゲームアプリがリリースされる前にユーザ（プレイヤ）に事前登録を行わせ、リリース後にそのゲームアプリをダウンロードして実行した時点で、事前登録時に登録したメールアドレスや運営者側が発行したコード等をゲームアプリ内で入力することで、所定のアイテムや能力値等のリワード（報奨）を付与するというものである。

この手法によれば、ゲーム開始時点から所定のアイテムや能力値が使えることでゲームを有利に進めることができるため、ユーザにとって魅力的な特典であり、事前登録が活発に行われ、ダウンロードおよび実行に繋がることで、ユーザ数を増やす効果が期待できる。

なお、出願人は出願時点までに本発明に関連する公開された先行技術文献を発見することができなかった。よって、先行技術文献情報を開示していない。

上述した事前登録は、ゲームアプリの利用を促進する上で効果的なものであったが、ゲームアプリの流通環境によっては、ゲームアプリ内でユーザがコード等を入力することにより新しい機能やコンテンツをアンロック（ロック解除）したり追加したりするゲームアプリが政策的かつ人為的に禁止されることがある。

そのため、そのような流通環境においては、事前登録を用いた利用促進策が実施できないという問題があった。

本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、ゲームアプリ内でユーザがコード等を入力することによる機能追加等が禁止される流通環境においても、事前登録を用いた利用促進策を実施可能にすることにある。

上記の課題を解決するため、本発明にあっては、端末装置から事前登録の対象となる対象アプリを特定する情報とユーザを特定する情報とを受け付けて登録する登録手段と、前記対象アプリがリリースされた後に、端末装置からの対象アプリを特定する情報とユーザを特定する情報との照合のために、登録情報を一括もしくは照会の都度に管理サービスに提供する提供手段とを備える。

本発明にあっては、ゲームアプリ内でユーザがコード等を入力するものでないため、ゲームアプリ内でユーザがコード等を入力することによる機能追加等が禁止される流通環境においても、事前登録を用いた利用促進策を実施することができる。

本発明の一実施形態にかかるシステムの構成例を示す図である。 端末装置のハードウェア構成例を示す図である。 各種サーバのハードウェア構成例を示す図である。 第１の処理パターンにおける処理例を示すシーケンス図である。 事前登録を勧める画面の例を示す図である。 事前登録ページの画面例を示す図である。 事前登録完了通知メールの画面例を示す図である。 リリース通知メールの画面例を示す図である。 リワード取得時の画面の例を示す図である。 第２の処理パターンにおける処理例を示すシーケンス図である。 事前登録を行う画面への遷移を勧める画面の例を示す図である。 事前登録ページの画面例を示す図である。 事前登録完了通知メールの画面例を示す図である。 リリース通知メールの画面例を示す図である。 第３の処理パターンにおける処理例を示すシーケンス図である。 事前登録完了通知メールの画面例を示す図である。 リリース通知メールの画面例を示す図である。

以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。

＜構成＞
図１は本発明の一実施形態にかかるシステムの構成例を示す図である。

図１において、システムは、ユーザ（プレイヤ）が所持するスマートフォン、携帯電話等の端末装置１と、移動無線基地局やＷｉ−Ｆｉステーション等のアクセスポイント２と、インターネット等のネットワーク３と、各種のサーバ４〜７とを備えている。

端末装置１は、ブラウザアプリ１１とメールアプリ１２とゲームアプリ（Ａ）１３とゲームアプリ（Ｂ）１４とを備えている。

ブラウザアプリ１１は、インターネットの標準プロトコルであるＨＴＴＰ（Hyper Text Transfer Protocol）等に従い、ＨＴＭＬ（Hyper Text Markup Language）等の言語で記述されたページデータの要求・取得・表示およびフォームデータの送信等を行う機能を有している。

メールアプリ１２は、ＰＯＰ（Post Office Protocol）、ＩＭＡＰ（Internet Message Access Protocol）、ＨＴＴＰ等のプロトコルに従い、メールの送受信を行う機能を有している。メールアプリ１２は、アプリ内ブラウザ機能によりブラウザとして動作する機能も有している。メールアプリ１２は直接にはメールサーバにアクセスするが、以下では、途中のメールサーバを省略し、メール送信元からメールアプリ１２にメールが送信されるものとして説明する。

ゲームアプリ１３、１４は、所定のゲームを実行する機能を有している。ゲームアプリ１３、１４は、アプリ内ブラウザ機能によりブラウザとして動作する機能も有している。なお、以下の説明では、ゲームアプリ１４を事前登録のキャンペーン対象としており、事前登録の時点ではリリース前であるため、端末装置１にダウンロードおよびインストールがされていないものである。

アプリダウンロードサーバ４は、ゲームアプリ１３、１４等を記憶しており、これを端末装置１にダウンロードおよびインストールさせる機能を有している。

事前登録サーバ５は、事前登録ページを介して事前登録を受け付け、事前登録したユーザを特定する情報（ユーザＩＤ、メールアドレス、キャンペーンコード等）を対象ゲームアプリのアプリＩＤおよびリワード内容と対応付けて管理する機能を有している。

ユーザ管理サーバ６は、ゲームアプリやゲーム情報誌アプリ等の複数のアプリを横断的に管理する管理サービス（ユーザ管理サービス）を提供するものであり、ユーザを特定するユーザＩＤと端末装置を特定する端末ＩＤとを対応付けて管理する機能を有している。ユーザ管理サーバ６の提供するサービスに対応したアプリは、ユーザ管理サーバ６で管理されるユーザＩＤを内部に保持しており、サーバアクセス時に必要に応じてユーザＩＤを送信する。

ゲーム管理サーバ７は、ゲームアプリ１３、１４等についてログインや状態の管理等を行う機能を有している。特に、事前登録対象のゲームアプリ１４についてはリワードの付与等の管理を行う機能も有している。なお、ゲームアプリ１３とゲームアプリ１４についてゲーム管理サーバ７を別々に設けてもよい。また、事前登録サーバ５とユーザ管理サーバ６とゲーム管理サーバ７の運営主体が同じ場合、事前登録サーバ５とユーザ管理サーバ６とゲーム管理サーバ７は同じサーバ装置に配置してもよい。

図２は端末装置１のハードウェア構成例を示す図である。

図２において、端末装置１は、電源システム１０１と、プロセッサ１０３、メモリコントローラ１０４、周辺インタフェース１０５を含むメインシステム１０２と、記憶部１０６と、外部ポート１０７と、高周波回路１０８と、アンテナ１０９と、オーディオ回路１１０と、スピーカ１１１と、マイク１１２と、近接センサ１１３と、ディスプレイコントローラ１１５、光学センサコントローラ１１６、入力コントローラ１１７を含むＩ／Ｏサブシステム１１４と、タッチ反応型ディスプレイシステム１１８と、光学センサ１１９と、入力部１２０とを備えている。

図３は各種サーバ４〜７のハードウェア構成例を示す図である。

図３において、サーバ４〜７は、システムバス４０１に接続されたＣＰＵ（Central Processing Unit）４０２、ＲＯＭ（Read Only Memory）４０３、ＲＡＭ（Random Access Memory）４０４、ＮＶＲＡＭ（Non-Volatile Random Access Memory）４０５、Ｉ／Ｆ（Interface）４０６と、Ｉ／Ｆ４０６に接続された、キーボード、マウス、モニタ、ＣＤ／ＤＶＤ（Compact Disk/Digital Versatile Disk）ドライブ等のＩ／Ｏ（Input/Output Device）４０７、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）４０８、ＮＩＣ（Network Interface Card）４０９等を備えている。

＜動作：第１の処理パターン＞
図４は第１の処理パターンにおける処理例を示すシーケンス図であり、ユーザ管理サーバ６で管理されるユーザＩＤに対応したゲームアプリ１３、１４を対象とし、ゲームアプリ１３からリリース予定のゲームアプリ１４についての事前登録を行ない、リリース後にゲームアプリ１４においてリワードの取得を行うようにしたものである。

なお、事前登録を開始するゲームアプリ１３は、純粋なゲームアプリに限定されるものではなく、ユーザ管理サーバ６で管理されるユーザＩＤに対応したゲーム情報誌アプリ等であってもよい。

図４において、端末装置１のユーザが、ゲームアプリ１３の提供する、ゲームアプリ１４について事前登録を勧める画面から登録ボタン等を選択すると（ステップＳ１０１）、ゲームアプリ１３は、予めボタンに対応して設定された事前登録サーバ５のＵＲＬおよび事前登録対象（キャンペーン対象）であるゲームアプリ１４のアプリＩＤと、ゲームアプリ１３内に保持されているユーザ管理サーバ６で管理されるユーザＩＤとに従って、アプリ内ブラウザ機能により事前登録サーバ５にページ要求を行う（ステップＳ１０２）。このページ要求には、ユーザＩＤとアプリＩＤとが伴っている。なお、事前登録サーバ５へアクセスするＵＲＬが事前登録対象のゲームアプリ毎に設けられていて、事前登録サーバ５側でＵＲＬとアプリＩＤとの対応付けが管理されている場合には、アプリＩＤを省略することができる。

図５はゲームアプリ１３における事前登録を勧める画面の例を示す図であり、「近くリリースされるゲーム○○○に事前登録しよう！ 事前登録するとゲーム開始時にリワードをＧＥＴできます。」といった案内文と、「登録」ボタンとが表示されている。

なお、ゲームアプリ１３における事前登録を勧める画面は、ゲームの「お知らせ」メニュー等から表示するようにしてもよいし、ゲーム内の所定のアイコンが選択された際に表示するようにしてもよい。また、ゲームアプリ１３の内部に予め用意された画面に限らず、ゲーム内の所定のアイコンが選択された際に新作ゲームの情報を提供するサーバのページを表示し、その中から所望のゲームが選択された際に事前登録を勧める画面（サーバが提供する画面）を表示するようにしてもよい。

図４に戻り、事前登録サーバ５は、端末装置１のゲームアプリ１３からページ要求を受けると、所定の設計情報に従って事前登録ページを生成し（ステップＳ１０３）、ページデータを端末装置１のゲームアプリ１３に応答し（ステップＳ１０４）、端末装置１のゲームアプリ１３は事前登録ページを表示する（ステップＳ１０５）。

図６は事前登録ページの画面例を示す図であり、「事前登録ありがとうございます。メールを登録すると、リリース時にお知らせします(オプション)。」といった案内文と、メールアドレス入力欄と、「登録」ボタンとが表示されている。

図４に戻り、端末装置１のユーザは、必要に応じて自分のメールアドレスを入力し（ステップＳ１０６）、登録ボタン等を選択すると（ステップＳ１０７）、ゲームアプリ１３は、アプリ内ブラウザ機能により、ユーザＩＤとアプリＩＤとメールアドレス（入力された場合）とを伴う登録要求を事前登録サーバ５に対して行う（ステップＳ１０８）。

事前登録サーバ５は、端末装置１のゲームアプリ１３から登録要求を受けると、ユーザＩＤとメールアドレスとアプリＩＤとリワード内容とを対応付けて登録する（ステップＳ１０９）。リワード内容は、アプリＩＤによる特定されるゲームアプリ毎に、例えば、ポイントを○○ポイント付与とか、○○アイテムを付与といったように、予め定められている。

次いで、事前登録サーバ５は、事前登録を完了すると、メールアドレスが登録されている場合、事前登録完了メールを端末装置１に送信する（ステップＳ１１０）。

図７は事前登録完了通知メールの画面例を示す図であり、「Ｔｏ」（宛先）、「Ｆｒｏｍ」（送信元）の他に、「事前登録が完了しました。リリース後にゲームを開始するとリワードがＧＥＴできますよ。」といった案内文が表示されている。

なお、事前登録完了は、端末装置１のゲームアプリ１３に対してＷｅｂページにより応答して表示させるようにしてもよい。ただし、メールの方が記録に残るため、事前登録をしたということをユーザに思い出させる意味では有利である。

図４に戻り、事前登録サーバ５は、事前登録の受付期間が終了した時点で、登録された情報からアプリＩＤ毎に少なくともユーザＩＤとリワード内容の対応情報を抽出してユーザ管理サーバ６に提供する（ステップＳ１１１）。この情報はユーザ管理サーバ６側で保存される（ステップＳ１１２）。この情報の提供は、ＣＳＶ（Comma Separated Values）データ等の形式により、オンラインもしくはオフラインで行われる。なお、後の事前登録照合時に、その都度にユーザ管理サーバ６から事前登録サーバ５に登録情報を問い合わせる場合には、事前登録サーバ５からユーザ管理サーバ６に一括して情報提供するのを省略することができる。

その後、事前登録サーバ５は、事前登録対象のゲームアプリ１４がリリースされる直前になると、メールアドレスが登録されている場合、リリース通知メールを端末装置１に送信する（ステップＳ１１３）。

図８はリリース通知メールの画面例を示す図であり、「Ｔｏ」（宛先）、「Ｆｒｏｍ」（送信元）の他に、「事前登録いただいていたゲームがリリースされました。事前登録していただいていたので、ゲームを開始するとリワードがＧＥＴできますよ。」といった案内文が表示されている。

図４に戻り、端末装置１のユーザは、リリース後に、アプリダウンロードサーバ４からゲームアプリ１４をダウンロードし（ステップＳ１１４）、インストールする（ステップＳ１１５）。

そして、ゲームアプリ１４を起動すると（ステップＳ１１６）、ゲームアプリ１４は、予めゲームアプリ１４内に設定されたユーザ管理サーバ６のＵＲＬに従って、ユーザ管理サーバ６にユーザＩＤと端末ＩＤとアプリＩＤとを伴った実行通知を行う（ステップＳ１１７）。

ユーザ管理サーバ６は、端末装置１のゲームアプリ１４から実行通知を受けると、実行通知に伴うユーザＩＤと端末ＩＤがユーザ管理サーバ６側で管理している情報と整合するか否か判断し、更に、事前登録サーバ５から取得した事前登録情報に該当するユーザＩＤが含まれるか否かにより照合を行う（ステップＳ１１８）。

次いで、ユーザ管理サーバ６は、照合が正常に行われた場合、そのユーザＩＤに対応付けられたリワードを端末装置１のゲームアプリ１４に付与する（ステップＳ１１９）。ここでのリワードの付与は、該当するユーザＩＤの該当するアプリＩＤのゲームアプリについての管理情報の更新を含む。

次いで、ユーザ管理サーバ６は、ゲーム管理サーバ７に対してユーザＩＤとアプリＩＤとを伴うリワード付与通知を行う（ステップＳ１２０）。ゲーム管理サーバ７がゲームアプリ１４専用の場合には、アプリＩＤを省略することができる。

そして、ゲーム管理サーバ７は、リワードを端末装置１のゲームアプリ１４に付与する（ステップＳ１２１）。ここでのリワードの付与は、端末装置１側でリワードを反映するのに使われるリワードデータの生成・取得と、ユーザの履歴としてリワードの付与を記録に残す場合には記録の更新等を含む。

次いで、ゲーム管理サーバ７は、リワードデータを端末装置１のゲームアプリ１４に送信し（ステップＳ１２２）、ゲームアプリ１４は受信したリワードデータに基づいてリワードの反映を行う（ステップＳ１２３）。例えば、ゲーム管理情報の更新により、ポイントの追加を行ったり、アイテムの追加を行ったり、能力値の増加等を行ったりする。

リワードが反映されると、端末装置１のゲームアプリ１４は、リワードが反映した旨の表示を行う（ステップＳ１２４）。

図９はリワード取得時の画面の例を示す図であり、「事前登録ありがとう！ リワードをプレゼント！」といったメッセージが表示されている。

＜動作：第２の処理パターン＞
図１０は第２の処理パターンにおける処理例を示すシーケンス図であり、メールアドレスによりログインするタイプのゲームアプリ１４を対象とし、任意のブラウザからリリース予定のゲームアプリ１４についての事前登録を行ない、リリース後にゲームアプリ１４においてリワードの取得を行うようにしたものである。

以下ではブラウザアプリ１１から事前登録サーバ５にアクセスする場合を例に説明するが、メールアプリ１２に到着した紹介ＩＤ（後述）を含むＵＲＬを介してメールアプリ１２のアプリ内ブラウザ機能により事前登録サーバ５にアクセスすることもできるとともに、ゲームアプリ１３のアプリ内ブラウザ機能により事前登録サーバ５にアクセスすることもできる。また、端末装置１とは異なるＰＣ（Personal Computer）等から事前登録サーバ５にアクセスすることもできる。

図１０において、端末装置１のユーザが、ブラウザアプリ１１に表示された、ゲームアプリ１４について事前登録を行う画面への遷移を勧めるＧＯボタン等を選択すると（ステップＳ２０１）、ブラウザアプリ１１は、予めボタンに対応して設定された事前登録サーバ５のＵＲＬおよび事前登録対象（キャンペーン対象）であるゲームアプリ１４のアプリＩＤに従って、事前登録サーバ５にページ要求を行う（ステップＳ２０２）。このページ要求には、アプリＩＤが伴っている。なお、紹介ＩＤを含むＵＲＬを介してメールアプリ１２のアプリ内ブラウザ機能によりアクセスする場合には、紹介ＩＤを伴わせることができる。また、ブラウザアプリ１１に代えて、ユーザ管理サーバ６のユーザＩＤに対応するゲームアプリ１３からアクセスする場合には、ユーザＩＤを伴わせることができる。

なお、事前登録サーバ５へアクセスするＵＲＬが事前登録対象のゲームアプリ毎に設けられていて、事前登録サーバ５側でＵＲＬとアプリＩＤとの対応付けが管理されている場合には、アプリＩＤを省略することができる。

図１１は事前登録を行う画面への遷移を勧める画面の例を示す図であり、「ゲーム○○○ 事前登録ページへＧＯ！」といった案内文と、「ＧＯ」ボタンとが表示されている。

図１０に戻り、事前登録サーバ５は、端末装置１のブラウザアプリ１１からページ要求を受けると、拡散用の紹介ＩＤを生成する（ステップＳ２０３）。なお、ページ要求に紹介ＩＤが伴われていた場合は、その紹介ＩＤを引き継ぎ、新たに紹介ＩＤを生成しないようにすることもできる。

次いで、事前登録サーバ５は、所定の設計情報に従って事前登録ページを生成し（ステップＳ２０４）、ページデータを端末装置１のブラウザアプリ１１に応答し（ステップＳ２０５）、端末装置１のブラウザアプリ１１は事前登録ページを表示する（ステップＳ２０６）。

図１２は事前登録ページの画面例を示す図であり、「事前登録ありがとうございます。メールアドレスを登録してください。」といった案内文と、メールアドレス入力欄と、「登録」ボタンと、「下のアドレスを友達に紹介して追加リワードをＧＥＴしよう！ http://xxx/yyy?zzz」といった案内文とが表示されている。照会するＵＲＬには、事前登録サーバ５へアクセスするためのＵＲＬと紹介ＩＤとが含まれている。

図１０に戻り、端末装置１のユーザは、自分のメールアドレスを入力し（ステップＳ２０７）、登録ボタン等を選択すると（ステップＳ２０８）、ブラウザアプリ１１は、アプリＩＤとメールアドレスと、存在する場合には紹介ＩＤとユーザＩＤとを伴う登録要求を事前登録サーバ５に対して行う（ステップＳ２０９）。

事前登録サーバ５は、端末装置１のブラウザアプリ１１から登録要求を受けると、登録要求に伴うメールアドレスがゲーム管理サーバ７に登録されているか否かの照会を行う（ステップＳ２１０〜Ｓ２１２）。なお、既にメールアドレスが登録されていることが期待できない場合は、メールアドレスの照会を省略することもできる。

次いで、事前登録サーバ５は、メールアドレスの照会が正常に行えた場合（照会が省略される場合は照会することなく）、アプリＩＤとメールアドレスと、存在する場合には紹介ＩＤとユーザＩＤとを対応付けて登録する（ステップＳ２１３）。リワード内容は、アプリＩＤによる特定されるゲームアプリ毎に、例えば、ポイントを○○ポイント付与とか、○○アイテムを付与といったように、予め定められている。

次いで、事前登録サーバ５は、事前登録を完了すると、事前登録完了メールを端末装置１に送信する（ステップＳ２１４）。

図１３は事前登録完了通知メールの画面例を示す図であり、「Ｔｏ」（宛先）、「Ｆｒｏｍ」（送信元）の他に、「事前登録が完了しました。リリース後に、登録された以下のメールアドレスでゲームを開始してください。リワードがＧＥＴできます。xxx@example.com」といった案内文が表示されている。

なお、事前登録完了は、端末装置１のブラウザアプリ１１に対してＷｅｂページにより応答して表示させるようにしてもよい。ただし、メールの方が記録に残るため、事前登録をしたということをユーザに思い出させる意味では有利である。

図１０に戻り、事前登録サーバ５は、事前登録の受付期間が終了した時点で、登録された情報から紹介インセンティブを集計する（ステップＳ２１５）。すなわち、紹介ＩＤを集計し、その紹介ＩＤを拡散したユーザを特定するメールアドレスに何人が紹介に応じて事前登録してきたかを対応付ける。

次いで、事前登録サーバ５は、登録された情報からアプリＩＤ毎に少なくともメールアドレスとリワード内容の対応情報を抽出してゲーム管理サーバ７に提供する（ステップＳ２１６）。この情報はゲーム管理サーバ７側で保存される（ステップＳ２１７）。この情報の提供は、ＣＳＶデータ等の形式により、オンラインもしくはオフラインで行われる。なお、後の事前登録照合時に、その都度にゲーム管理サーバ７から事前登録サーバ５に登録情報を問い合わせる場合には、事前登録サーバ５からゲーム管理サーバ７に一括して情報提供するのを省略することができる。

その後、事前登録サーバ５は、事前登録対象のゲームアプリ１４がリリースされる直前になると、登録されているメールアドレスに基づき、リリース通知メールを端末装置１に送信する（ステップＳ２１８）。

図１４はリリース通知メールの画面例を示す図であり、「Ｔｏ」（宛先）、「Ｆｒｏｍ」（送信元）の他に、「事前登録いただいていたゲームがリリースされました。登録していただいた以下のメールアドレスでゲームを開始するとリワードがＧＥＴできますよ。xxx@example.com」といった案内文が表示されている。

図１０に戻り、端末装置１のユーザは、リリース後に、アプリダウンロードサーバ４からゲームアプリ１４をダウンロードし（ステップＳ２１９）、インストールする（ステップＳ２２０）。

そして、ゲームアプリ１４を起動し、アカウントを作成してログインすると（ステップＳ２２１）、ゲームアプリ１４は、予めゲームアプリ１４内に設定されたゲーム管理サーバ７のＵＲＬに従って、ゲーム管理サーバ７にメールアドレスとアプリＩＤとを伴ったログイン要求を行う（ステップＳ２２２）。ゲーム管理サーバ７がゲームアプリ１４専用の場合には、アプリＩＤを省略することができる。

ゲーム管理サーバ７は、端末装置１のゲームアプリ１４からログイン要求を受けると、ログイン要求に伴うメールアドレスが事前登録サーバ５から取得した事前登録情報に含まれるか否かにより照合を行う（ステップＳ２２３）。

次いで、ゲーム管理サーバ７は、照合が正常に行われた場合、そのメールアドレスに対応付けられたリワードを端末装置１のゲームアプリ１４に付与する（ステップＳ２２４）。ここでのリワードの付与は、端末装置１側でリワードを反映するのに使われるリワードデータの生成・取得と、ユーザの履歴としてリワードの付与を記録に残す場合には記録の更新等を含む。また、リワードは、事前登録によるリワード以外に、紹介インセンティブとしての追加のリワードがある場合、そのリワードも対象となる。

次いで、ゲーム管理サーバ７は、リワードデータを端末装置１のゲームアプリ１４に送信し（ステップＳ２２５）、ゲームアプリ１４は受信したリワードデータに基づいてリワードの反映を行う（ステップＳ２２６）。例えば、ゲーム管理情報の更新により、ポイントの追加を行ったり、アイテムの追加を行ったり、能力値の増加等を行ったりする。

リワードが反映されると、端末装置１のゲームアプリ１４は、リワードが反映した旨の表示を行う（ステップＳ２２７）。ワードが反映した旨の表示は図９に示したものと同様である。

＜動作：第３の処理パターン＞
図１５は第３の処理パターンにおける処理例を示すシーケンス図であり、メールアドレスを用いて事前登録をした際にユニークなキャンペーンコードを発行し、そのキャンペーンコードをパラメータとして引き渡してゲームアプリ１４を起動するＵＲＬスキーム等の記述のリンクを埋め込んだメールをユーザに送信し、リリース後にメールのリンクからゲームアプリ１４を起動してゲーム管理サーバ７にアクセスすることで、リワードの取得を行うようにしたものである。

以下ではブラウザアプリ１１から事前登録サーバ５にアクセスする場合を例に説明するが、メールアプリ１２に到着した紹介ＩＤを含むＵＲＬを介してメールアプリ１２のアプリ内ブラウザ機能により事前登録サーバ５にアクセスすることもできるとともに、ゲームアプリ１３のアプリ内ブラウザ機能により事前登録サーバ５にアクセスすることもできる。また、端末装置１とは異なるＰＣ等から事前登録サーバ５にアクセスすることもできる。

図１５において、端末装置１のユーザが、ブラウザアプリ１１に表示された、ゲームアプリ１４について事前登録を行う画面への遷移を勧めるＧＯボタン等を選択すると（ステップＳ３０１）、ブラウザアプリ１１は、予めボタンに対応して設定された事前登録サーバ５のＵＲＬおよび事前登録対象（キャンペーン対象）であるゲームアプリ１４のアプリＩＤに従って、事前登録サーバ５にページ要求を行う（ステップＳ３０２）。このページ要求には、アプリＩＤが伴っている。なお、紹介ＩＤを含むＵＲＬを介してメールアプリ１２のアプリ内ブラウザ機能によりアクセスする場合には、紹介ＩＤを伴わせることができる。また、ブラウザアプリ１１に代えて、ユーザ管理サーバ６のユーザＩＤに対応するゲームアプリ１３からアクセスする場合には、ユーザＩＤを伴わせることができる。

なお、事前登録サーバ５へアクセスするＵＲＬが事前登録対象のゲームアプリ毎に設けられていて、事前登録サーバ５側でＵＲＬとアプリＩＤとの対応付けが管理されている場合には、アプリＩＤを省略することができる。

事前登録を行う画面への遷移を勧める画面は図１１に示したものと同様である。

図１５に戻り、事前登録サーバ５は、端末装置１のブラウザアプリ１１からページ要求を受けると、拡散用の紹介ＩＤを生成する（ステップＳ３０３）。なお、ページ要求に紹介ＩＤが伴われていた場合は、その紹介ＩＤを引き継ぎ、新たに紹介ＩＤを生成しないようにすることもできる。

次いで、事前登録サーバ５は、所定の設計情報に従って事前登録ページを生成し（ステップＳ３０４）、ページデータを端末装置１のブラウザアプリ１１に応答し（ステップＳ３０５）、端末装置１のブラウザアプリ１１は事前登録ページを表示する（ステップＳ３０６）。事前登録ページは図１２に示したものと同様である。

図１５に戻り、端末装置１のユーザは、自分のメールアドレスを入力し（ステップＳ３０７）、登録ボタン等を選択すると（ステップＳ３０８）、ブラウザアプリ１１は、アプリＩＤとメールアドレスと、存在する場合には紹介ＩＤとユーザＩＤとを伴う登録要求を事前登録サーバ５に対して行う（ステップＳ３０９）。

事前登録サーバ５は、端末装置１のブラウザアプリ１１から登録要求を受けると、ユニークなキャンペーンコードを発行し（ステップＳ３１０）、アプリＩＤとメールアドレスとキャンペーンコードと、存在する場合には紹介ＩＤとユーザＩＤとを対応付けて登録する（ステップＳ３１１）。リワード内容は、アプリＩＤによる特定されるゲームアプリ毎に、例えば、ポイントを○○ポイント付与とか、○○アイテムを付与といったように、予め定められている。

次いで、事前登録サーバ５は、事前登録を完了すると、事前登録完了メールを端末装置１に送信する（ステップＳ３１２）。事前登録完了メールには、選択されたときにゲームアプリ１４を起動し、キャンペーンコードをパラメータとしてゲームアプリ１４に引き渡す、ＵＲＬスキーム等の記述がリンクとして埋め込まれている。

図１６は事前登録完了通知メールの画面例を示す図であり、「Ｔｏ」（宛先）、「Ｆｒｏｍ」（送信元）の他に、「事前登録が完了しました。リリース後に、以下のリンクからゲームを開始してください。リワードがＧＥＴできます。http://zzzzzz?」といった案内文が表示されている。画面の下に表示された「http://zzzzzz?」の部分が、ゲームアプリを起動するためのアプリ固有のＵＲＬを文字列とするＵＲＬスキーム等のリンクとなっている。

なお、事前登録完了は、端末装置１のブラウザアプリ１１に対してＷｅｂページにより応答して表示させるようにしてもよい。ただし、メールの方が記録に残るため、事前登録をしたということをユーザに思い出させる意味では有利である。

図１５に戻り、事前登録サーバ５は、事前登録の受付期間が終了した時点で、登録された情報から紹介インセンティブを集計する（ステップＳ３１３）。すなわち、紹介ＩＤを集計し、その紹介ＩＤを拡散したユーザを特定するメールアドレス等に何人が紹介に応じて事前登録してきたかを対応付ける。

次いで、事前登録サーバ５は、登録された情報からアプリＩＤ毎に少なくともキャンペーンコードとリワード内容の対応情報を抽出してゲーム管理サーバ７に提供する（ステップＳ３１４）。この情報はゲーム管理サーバ７側で保存される（ステップＳ３１５）。この情報の提供は、ＣＳＶデータ等の形式により、オンラインもしくはオフラインで行われる。なお、後の事前登録照合時に、その都度にゲーム管理サーバ７から事前登録サーバ５に登録情報を問い合わせる場合には、事前登録サーバ５からゲーム管理サーバ７に一括して情報提供するのを省略することができる。

その後、事前登録サーバ５は、事前登録対象のゲームアプリ１４がリリースされる直前になると、登録されているメールアドレスに基づき、リリース通知メールを端末装置１に送信する（ステップＳ３１８）。リリース通知メールには、事前登録完了メールと同様に、選択されたときにゲームアプリ１４を起動し、キャンペーンコードをパラメータとしてゲームアプリ１４に引き渡す、ＵＲＬスキーム等の記述がリンクとして埋め込まれている。

図１７はリリース通知メールの画面例を示す図であり、「Ｔｏ」（宛先）、「事前登録いただいていたゲームがリリースされました。以下のリンクからゲームを開始するとリワードがＧＥＴできますよ。http://zzzzzz?」といった案内文が表示されている。画面の下に表示された「http://zzzzzz?」の部分が、ゲームアプリを起動するためのアプリ固有のＵＲＬを文字列とするＵＲＬスキーム等のリンクとなっている。

図１５に戻り、端末装置１のユーザは、リリース後に、アプリダウンロードサーバ４からゲームアプリ１４をダウンロードし（ステップＳ３１７）、インストールする（ステップＳ３１８）。

そして、端末装置１のユーザがメールアプリ１２においてリリース通知メールもしくは登録完了通知メールのリンクを選択すると（ステップＳ３１９）、ＵＲＬスキーム等の記述に基づいてゲームアプリ１４を起動し、その際にキャンペーンコードを引き渡す（ステップＳ３２０）。なお、ＵＲＬスキーム等の記述に基づいてゲームアプリ１４を起動しようとしたとき、ゲームアプリ１４がまだダウンロードおよびインストールされていない場合は、アプリダウンロードサーバ４に自動的に移行し、ダウンロードおよびインストールを行うことになる。この場合、ダウンロードおよびインストールの後に、再びリリース通知メールもしくは登録完了通知メールのリンクの選択を行うことになる。

正常に起動した場合、ゲームアプリ１４は、予めゲームアプリ１４内に設定されたゲーム管理サーバ７のＵＲＬに従って、ゲーム管理サーバ７にキャンペーンコードとアプリＩＤとを伴った実行通知を行う（ステップＳ３２１）。ゲーム管理サーバ７がゲームアプリ１４専用の場合には、アプリＩＤを省略することができる。

ゲーム管理サーバ７は、端末装置１のゲームアプリ１４から実行通知を受けると、実行通知に伴うキャンペーンコードが事前登録サーバ５から取得した事前登録情報に含まれるか否かにより照合を行う（ステップＳ３２２）。

次いで、ゲーム管理サーバ７は、照合が正常に行われた場合、そのキャンペーンコードに対応付けられたリワードを端末装置１のゲームアプリ１４に付与する（ステップＳ３２３）。ここでのリワードの付与は、端末装置１側でリワードを反映するのに使われるリワードデータの生成・取得と、ユーザの履歴としてリワードの付与を記録に残す場合には記録の更新等を含む。また、リワードは、事前登録によるリワード以外に、紹介インセンティブとしての追加のリワードがある場合、そのリワードも対象となる。

次いで、ゲーム管理サーバ７は、リワードデータを端末装置１のゲームアプリ１４に送信し（ステップＳ３２４）、ゲームアプリ１４は受信したリワードデータに基づいてリワードの反映を行う（ステップＳ３２５）。例えば、ゲーム管理情報の更新により、ポイントの追加を行ったり、アイテムの追加を行ったり、能力値の増加等を行ったりする。

リワードが反映されると、端末装置１のゲームアプリ１４は、リワードが反映した旨の表示を行う（ステップＳ３２６）。ワードが反映した旨の表示は図９に示したものと同様である。

＜総括＞
以上説明したように、本実施形態によれば、ゲームアプリ内でユーザがコード等を入力するものでないため、ゲームアプリ内でユーザがコード等を入力することによる機能追加等が禁止される流通環境においても、事前登録を用いた利用促進策を実施することができる。

以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。

１ 端末装置
１１ ブラウザアプリ
１２ メールアプリ
１３、１４ ゲームアプリ
２ アクセスポイント
３ ネットワーク
４ アプリダウンロードサーバ
５ 事前登録サーバ
６ ユーザ管理サーバ
７ ゲーム管理サーバ

Claims (5)

1. 端末装置から事前登録の対象となる対象アプリを特定する情報とユーザを特定する情報とを受け付けて登録する登録手段と、
   前記対象アプリがリリースされた後に、端末装置からの対象アプリを特定する情報とユーザを特定する情報との照合のために、登録情報を一括もしくは照会の都度に管理サービスに提供する提供手段と
   を備えたことを特徴とするサーバ装置。
2. 請求項１に記載のサーバ装置において、
   前記ユーザを特定する情報は、ユーザ管理サービスにより複数のアプリについて横断的に管理されるユーザＩＤであり、
   前記対象アプリとは異なる他のアプリから前記ユーザＩＤを伴う事前登録要求を行い、
   リリースされてインストールされた前記対象アプリから前記ユーザＩＤを伴う実行通知を行い、登録情報との照合を経てリワードの付与を受ける
   ことを特徴とするサーバ装置。
3. 請求項１に記載のサーバ装置において、
   前記ユーザを特定する情報は、メールアドレスであり、
   ブラウザから前記メールアドレスを伴う事前登録要求を行い、
   リリースされてインストールされた前記対象アプリから前記メールアドレスを伴うログイン通知を行い、登録情報との照合を経てリワードの付与を受ける
   ことを特徴とするサーバ装置。
4. 請求項１に記載のサーバ装置において、
   前記ユーザを特定する情報は、前記登録手段が対象アプリを特定する情報とユーザを特定する情報とを受け付けた際に発行するユニークなキャンペーンコードであるとともに、当該キャンペーンコードは、前記対象アプリを起動して当該キャンペーンコードを前記対象アプリにパラメータとして引き渡す記述を含んだリンクとして前記端末装置にメールにより通知され、
   ブラウザから事前登録要求を行い、
   前記対象アプリがリリースされてインストールされた後、メールに含まれる前記リンクの選択により起動された前記対象アプリから前記キャンペーンコードを伴う実行通知を行い、登録情報との照合を経てリワードの付与を受ける
   ことを特徴とするサーバ装置。
5. サーバ装置を構成するコンピュータを、
   端末装置から事前登録の対象となる対象アプリを特定する情報とユーザを特定する情報とを受け付けて登録する登録手段、
   前記対象アプリがリリースされた後に、端末装置からの対象アプリを特定する情報とユーザを特定する情報との照合のために、登録情報を一括もしくは照会の都度に管理サービスに提供する提供手段
   として機能させるサーバプログラム。

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