JP2014048519A - 広告再生装置、及びカラオケ装置 - Google Patents

広告再生装置、及びカラオケ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タイアップ広告コンテンツを楽曲の再生に合わせて効率良く表示させることが可能な広告再生装置、及びカラオケ装置を提供する。
【解決手段】一般広告コンテンツの再生終了時間と、楽曲の再生に合わせて再生するタイアップ広告コンテンツのタイミング時間とを比較したとき、再生終了時間よりタイミング時間が早い場合に、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでに、タイアップ広告コンテンツのタイミング時間以下の再生所要時間で再生される調整コンテンツを再生する。
【選択図】図5

Description

本発明は、再生される楽曲に応じた広告コンテンツを再生させる装置及び方法等の技術分野に関する。
従来、例えばカラオケルームにおいて楽曲の間奏中などに広告コンテンツを再生するカラオケ装置が知られている。例えば、特許文献1には、カラオケ曲を演奏している間、モニタのカラオケ背景画像上に歌詞テロップを合成した映像をメインコンテンツとして表示するとともに、間奏の演奏中に広告コンテンツをサブコンテンツとして表示するカラオケ装置が開示されている。
特開2006−292810号公報
メインコンテンツを表示するメインディスプレイと、広告コンテンツを表示するサブディスプレイとを分けた場合、楽曲の間奏中以外であっても、例えば広告再生リストに登録された複数の広告コンテンツをサブディスプレイに順番に表示し続けることが可能である。サブディスプレイに複数の広告コンテンツが順次続けて表示されるとき、カラオケ装置による楽曲の再生とタイミングを合わせて楽曲に関連付けられたタイアップ広告コンテンツをサブディスプレイに表示させたい場合がある。この場合に、楽曲の再生中において、楽曲の再生に合わせて表示されるタイアップ広告コンテンツの再生開始と、タイアップ広告コンテンツの前に再生が開始された広告再生リストの広告コンテンツの再生終了とのタイミングが合わないことがある。そのため、タイアップ広告コンテンツを楽曲の再生に合わせて表示させることが困難な場合がある。
そこで、本発明は、以上の点等に鑑みてなされたものであり、タイアップ広告コンテンツを楽曲の再生に合わせて効率良く表示させることが可能な広告再生装置、及びカラオケ装置を提供する。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、再生所要時間が定められた広告コンテンツの再生リストに基づいて広告コンテンツを再生する第1再生手段と、前記再生リストに基づいて再生される前記広告コンテンツの再生終了までの再生終了時間を決定する第1決定手段と、楽曲再生装置により再生される楽曲の識別情報と楽曲再生時間とを取得する楽曲情報取得手段と、前記楽曲情報取得手段により取得される前記識別情報に基づいて、前記識別情報の楽曲の再生と関連付けた再生開始タイミングが定められた特定広告コンテンツがあるかを判定する判定手段と、前記判定手段により前記特定広告コンテンツがあると判定された場合、前記楽曲情報取得手段により取得された前記楽曲再生時間にしたがって、前記特定広告コンテンツの楽曲の再生と関連付けられた前記再生開始タイミングまでのタイミング時間を決定する第2決定手段と、前記第1決定手段により決定された前記再生終了時間と、前記第2決定手段により決定された前記タイミング時間とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果が、前記再生終了時間より、前記タイミング時間が早いことを示すとき、前記特定広告コンテンツの前記再生開始タイミングまでに、前記タイミング時間以下の再生所要時間で再生される調整コンテンツを再生する第2再生手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の広告再生装置において、前記特定広告コンテンツには、前記再生開始タイミングとして、前記楽曲情報取得手段により取得される前記識別情報の楽曲の間奏部分または歌唱部分を示す所定の楽曲構成部分が定められており、前記特定広告コンテンツの前記再生開始タイミングは、前記特定広告コンテンツが関連付けられた楽曲の前記楽曲構成部分が再生されるタイミングであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の広告再生装置において、前記楽曲再生装置により再生される楽曲には、前記楽曲の歌詞が、前記楽曲再生時間と対応付けられており、前記特定広告コンテンツの前記再生開始タイミングは、予め指定された歌詞の表示が行われるタイミングであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の広告再生装置において、前記調整コンテンツは、静止画のコンテンツ、または前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでに再生が終了する動画コンテンツ、または再生途中で再生終了されることが許容されるコンテンツであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の広告再生装置において、前記楽曲情報取得手段は、前記楽曲が再生されるときに実行されるアプリケーションプログラムが指定されているとき、前記アプリケーションプログラムの実行時間を含むアプリケーションプログラムを示す情報を、再生される楽曲の識別情報と楽曲再生時間とに加えて取得し、前記広告再生装置は、前記楽曲情報取得手段による取得結果に従って、前記楽曲が再生されるときに実行されるアプリケーションプログラムが指定されているかを判断する判断手段を更に備え、前記第2決定手段は、前記判断手段によりアプリケーションプログラムが指定されていると判断された場合、前記アプリケーションプログラムの実行時間を含む前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでの前記タイミング時間を決定し、前記比較手段は、前記第1決定手段により決定された前記再生終了時間と、前記第2決定手段により決定された前記アプリケーションプログラムの実行時間を含む前記タイミング時間とを比較し、前記第2再生手段は、前記比較手段による比較結果が、前記再生終了時間より、前記タイミング時間が早いことを示すとき、前記アプリケーションプログラムの実行時間を含む前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでに、前記タイミング時間以下の再生所要時間で再生される調整コンテンツを再生することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の広告再生装置において、前記広告再生装置は、前記楽曲の再生中に一時停止操作があったかを判断する判断手段を更に備え、前記第2決定手段は、前記判断手段により一時停止操作があったと判断された場合、前記一時停止の継続時間を含む前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでの前記タイミング時間を決定し、前記比較手段は、前記第1決定手段により決定された前記再生終了時間と、前記第2決定手段により決定された前記一時停止の継続時間を含む前記タイミング時間とを比較し、前記第2再生手段は、前記比較手段による比較結果が、前記再生終了時間より、前記タイミング時間が早いことを示すとき、前記一時停止の継続時間を含む前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでに、前記タイミング時間以下の再生所要時間で再生される調整コンテンツを再生することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の広告再生装置において、前記楽曲情報取得手段は、所定のタイミングで、前記楽曲再生装置から、再生される楽曲の識別情報と再生所要時間と、前記再生される楽曲の楽曲再生時間とを、取得し、前記広告再生装置は、前記楽曲再生装置により再生される楽曲の再生所要時間を記憶する記憶手段と、前記記憶手段による再生所要時間と、前記取得手段による前記楽曲再生時間とに従って、前記特定広告コンテンツが関連付けられた楽曲の再生前に再生される楽曲が再生途中に終了したかを判断する判断手段と、を更に備え、前記第2決定手段は、前記楽曲が再生途中に終了したと判断された場合、前記楽曲再生所要時間と、前記楽曲再生時間とに従って、前記楽曲の再生途中の終了により短縮された時間を除いた前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでの前記タイミング時間を決定し、前記比較手段は、前記第1決定手段により決定された前記再生終了時間と、前記楽曲の再生途中の終了により短縮された時間を除いた前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでの前記タイミング時間とを比較し、前記第2再生手段は、前記比較手段による比較結果が、前記再生終了時間より、前記楽曲の再生途中の終了により短縮された時間を除いた前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでの前記タイミング時間が早いことを示すとき、前記楽曲の再生途中の終了により短縮された時間を除いた前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでに、前記タイミング時間以下の再生所要時間で再生される調整コンテンツを再生することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7の何れか一項に記載の広告再生装置において、前記楽曲情報取得手段は、前記楽曲再生装置から、所定のタイミングで、再生中の楽曲の識別情報と楽曲再生時間とを、取得することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、カラオケ楽曲を再生するカラオケ装置であって、再生所要時間が定められた広告コンテンツの再生リストに基づいて広告コンテンツを再生する第1再生手段と、前記再生リストに基づいて再生される前記広告コンテンツの再生終了タイミングまでの再生終了時間を決定する第1決定手段と、前記楽曲再生装置により再生される楽曲の識別情報と楽曲再生時間とを取得する楽曲情報取得手段と、前記楽曲情報取得手段により取得される前記識別情報に基づいて、前記識別情報の楽曲の再生と関連付けた再生開始タイミングが定められた特定広告コンテンツがあるかを判定する判定手段と、前記判定手段により前記特定広告コンテンツがあると判定された場合、前記楽曲情報取得手段により取得された前記楽曲再生時間にしたがって、前記特定広告コンテンツの楽曲の再生と関連付けられた前記再生開始タイミングまでのタイミング時間を決定する第2決定手段と、前記第1決定手段により決定された前記再生終了時間と、前記第2決定手段により決定された前記タイミング時間とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果が、前記再生終了時間より、前記タイミング時間が早いことを示すとき、前記特定広告コンテンツの前記再生開始タイミングまでに、前記タイミング時間以下の再生所要時間で再生される調整コンテンツを再生する第2再生手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1、4、8、及び9に記載の発明によれば、楽曲の再生中において、特定広告コンテンツの再生開始と、特定広告コンテンツの前に再生されている広告コンテンツの再生終了とのタイミングが合わないということを回避し、特定広告コンテンツを楽曲の再生に合わせて適切なタイミングで効率良く表示させることができる。
請求項2又は3に記載の発明によれば、楽曲に関連付けられた特定広告コンテンツがタイミング良く再生されるため、特定広告コンテンツによる広告対象の広告効果を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、楽曲が再生されるときにアプリケーションプログラムが実行される場合であっても、特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでのタイミング時間を精度よく計算することができる。
請求項6に記載の発明によれば、特定広告コンテンツが関連付けられた楽曲の再生前に再生される楽曲が再生途中に終了した場合であっても、特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでのタイミング時間を精度よく計算することができる。
請求項7に記載の発明によれば、特定広告コンテンツが関連付けられた楽曲の再生前に再生される楽曲が再生途中に終了した場合であっても、特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでのタイミング時間を精度よく計算することができる。
本実施形態のカラオケシステムSの概要構成例を示す図である。 (A)は、管理サーバ4の制御部41における処理を示すフローチャートである。(B)は、カラオケ装置2の制御部21における処理を示すフローチャートである。 広告表示端末3の制御部31における処理を示すフローチャートである。 (A)は、タイアップリストに登録された内容の一例を示す図である。(B)は、広告再生リストに登録された内容の一例を示す図である。(C)は、調整コンテンツリストに登録された内容の一例を示す図である。(D)は、予約リストに登録された内容の一例を示す図である。 (A)は、再生終了時間より現在のカウントダウン時間が早くない場合の概念図である。(B)は、再生終了時間より現在のカウントダウン時間が早い場合の概念図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、例えばカラオケ店舗において利用されるカラオケシステムに対して、本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.カラオケシステムの構成及び動作の概要]
始めに、図1を参照して、本実施形態のカラオケシステムの構成の概要を説明する。図1は、本実施形態のカラオケシステムSの概要構成例を示す図である。図1に示すように、カラオケシステムSは、選曲装置1、カラオケ装置2、広告表示端末3、及び管理サーバ4を含んで構成される。カラオケ装置2は、本発明の楽曲再生装置の一例である。広告表示端末3は、本発明の広告再生装置の一例である。選曲装置1、カラオケ装置2、及び広告表示端末3は、例えば、カラオケ店舗のカラオケルーム(客室)に設置される。選曲装置1は、例えば赤外線により同室内のカラオケ装置2と通信可能になっている。カラオケ装置2は、選曲装置1からユーザにより行われるカラオケ楽曲の再生を予約する指示を、受信する。カラオケ装置2は、選曲装置1により予約されたカラオケ楽曲を順に再生する。カラオケ装置2は、例えばLANを介して同室内の広告表示端末3と通信可能になっている。カラオケ装置2及び広告表示端末3は、LAN及びルータを介してネットワークNWに接続される。ネットワークNWは、例えば、インターネット、携帯通信網、及びゲートウェイ等により構成される。管理サーバ4は、ネットワークNWに接続される。カラオケ装置2及び広告表示端末3は、ネットワークNWを介して管理サーバ4と通信可能になっている。管理サーバ4には、ネットワークNWを介して広告主の端末5及び管理者の端末6が接続可能になっている。
選曲装置1は、カラオケ装置2に向けて選曲を要求する専用のリモコンである。選曲装置1は、カラオケ店舗の客室を利用するユーザが楽曲を予約するために用いられる。楽曲には、カラオケ楽曲が含まれる。カラオケ楽曲とは、基となる楽曲のボーカルパートまたはギターなどの所定パートを除いた曲である。また、楽曲には、楽曲の歌詞が楽曲再生時刻と対応付けられている。楽曲再生時刻は、楽曲再生時間の一例である。楽曲再生時刻は、楽曲の再生開始時点からの時間軸上の再生位置を示す。楽曲再生時刻は、楽曲の再生進行に応じて変化するものである。なお、ユーザは、楽曲の予約に代えて、カラオケ装置2により実行されるゲーム等のアプリケーションプログラムを予約してもよい。選曲装置1は、ユーザにより選曲された楽曲の予約要求をカラオケ装置2へ送信する。
カラオケ装置2は、ユーザにより選曲された楽曲を再生する演奏装置である。カラオケ装置2は、選曲装置1から予約要求を受信すると、楽曲の予約を受け付ける。この予約要求には、予約対象の楽曲に付与された楽曲IDが含まれる。楽曲IDは、楽曲を識別するための識別情報である。言い換えれば、楽曲IDは、楽曲の曲番号である。カラオケ装置2は、予約を受け付けた楽曲の楽曲IDを予約リストに登録する。予約リストに楽曲IDが登録された楽曲は、例えば予約順に再生される。カラオケ装置2は、再生される楽曲について、再生中の楽曲の楽曲IDを含む曲情報を記憶する。カラオケ装置2は、広告表示端末3からの要求に応じて予約リストまたは再生中の楽曲の曲情報と共に楽曲の再生所要時間と、再生された楽曲の楽曲再生時刻とを広告表示端末3へ送信する。予約リストには、楽曲が再生中であることを示す再生フラグが登録されてもよい。楽曲の再生所要時間とは、楽曲が早送りやスキップ等の特殊再生されることなく通常再生されたときの楽曲の時間的な長さである。
広告表示端末3は、広告コンテンツを再生し、ディスプレイへ出力する端末である。広告コンテンツには、広告コンテンツIDが付与される。広告コンテンツIDは、広告コンテンツを識別するための識別情報である。広告コンテンツには、再生所要時間が定められている。広告コンテンツの再生所要時間とは、広告コンテンツが早送りやスキップ等の特殊再生されることなく通常再生されたときの広告コンテンツの時間的な長さである。広告コンテンツには、タイアップ広告コンテンツと、一般広告コンテンツとの2種類がある。タイアップ広告コンテンツは、本発明の特定広告コンテンツの一例である。タイアップ広告コンテンツは、楽曲の再生と関連付けた再生開始タイミングが定められた例えば静止画のコンテンツ又は動画のコンテンツである。再生開始タイミングとは、楽曲の再生開始から再生終了までの間にある何れかの時点で、タイアップ広告コンテンツの再生開始の時間を示す情報である。タイアップ広告コンテンツには、再生開始タイミングとして、例えば、楽曲の間奏部分または歌唱部分を示す所定の楽曲構成部分が定められる。この場合、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングは、タイアップ広告コンテンツが関連付けられた楽曲の上記楽曲構成部分が再生されるタイミングである。或いは、楽曲に歌詞が対応付けられている場合、再生開始タイミングは、例えば、予め指定された歌詞の表示が行われるタイミングである。
また、タイアップ広告コンテンツは、例えば、タイアップ広告管理リストにより、カラオケ装置2により再生可能な楽曲と関連付けが定められている。そして、タイアップ広告コンテンツは、タイアップ広告コンテンツと関連付けられた楽曲が再生中であるときに再生される。よって、タイアップ広告コンテンツを再生するときは、カラオケ装置2から取得される予約リストまたは再生中の楽曲の曲情報により、再生中の楽曲を判断する処理が必要となる。タイアップ広告コンテンツの例としては、楽曲に関連する広告情報が挙げられる。この広告情報には、例えば、楽曲のアーティストのコンサートなどのイベント情報がある。楽曲が再生中の間奏部分または歌唱部分、或いは予め指定された歌詞の表示が行われるタイミングで、この楽曲に関連付けられたタイアップ広告コンテンツがタイミング良く再生されるため、タイアップ広告コンテンツによる広告対象の広告効果を高めることができる。
一方、一般広告コンテンツは、システム運営者と広告主との取り決めに従って再生させる例えば静止画のコンテンツ又は動画のコンテンツである。一般広告コンテンツは、楽曲と関連付けられない。一般広告コンテンツは、カラオケ装置2により楽曲が再生中であるときと、楽曲が再生中でないときとのいずれのときにおいても、再生されてよい広告コンテンツである。よって、一般広告コンテンツを再生するときは、カラオケ装置2から取得される予約リストまたは再生中の楽曲の曲情報により判断する処理は不要である。一般広告コンテンツは、例えば、楽曲との関連付けが定められておらず、楽曲とは無関係な広告コンテンツである。一例としては、広告主である企業に関する広告情報が挙げられる。この広告情報には、例えば、広告主である企業により提供される商品またはサービスの情報がある。
広告表示端末3は、管理サーバ4により作成されたタイアップリスト及び広告再生リストを取得する。タイアップリストは、カラオケ装置2により再生される楽曲に応じて再生させるタイアップ広告コンテンツのリストである。タイアップリストには、タイアップ広告コンテンツの広告コンテンツID、楽曲の楽曲ID、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングを示す情報、及びタイアップ広告コンテンツの再生所要時間が関連付けられて登録される。広告再生リストは、予め決定された広告再生繰返し周期で繰り返して再生させる一般広告コンテンツのリストである。広告再生繰返し周期とは、例えば、広告再生リストに登録された順番が先頭の一般広告コンテンツから最後の一般広告コンテンツまでを再生する1周の時間である。広告再生リストには、一般広告コンテンツの広告コンテンツID、及び一般広告コンテンツの再生所要時間が関連付けられて登録される。また、広告表示端末3は、所定のタイミングで、カラオケ装置2から、予約リストまたは再生中の楽曲の曲情報と共に楽曲の再生所要時間と、再生された楽曲の楽曲再生時刻とを取得する。
そして、広告表示端末3は、タイアップリスト及び広告再生リストに基づいて、一般広告コンテンツを再生すると共に、カラオケ装置2により再生される楽曲に応じて、タイアップ広告コンテンツを再生する。この場合において、広告表示端末3は、広告再生リストに基づいて再生される一般広告コンテンツの再生終了タイミングまでの再生終了時間を決定し、且つ、楽曲の楽曲再生時刻にしたがってタイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでのタイミング時間を決定する。そして、広告表示端末3は、一般広告コンテンツの再生終了時間と、タイアップ広告コンテンツのタイミング時間とを比較する。この比較結果が、再生終了時間よりタイミング時間までの時間が早いことを示す場合、広告表示端末3は、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでに、タイアップ広告コンテンツのタイミング時間以下の再生所要時間で再生される調整コンテンツを再生する。なお、再生終了時間よりタイミング時間までの時間が早いとは、比較時点から再生終了時間までの時間より、比較時点からタイミング時間までの時間が短いことを示す。調整コンテンツは、タイアップ広告コンテンツを楽曲の再生中の適切なタイミングで再生させるために、一般広告コンテンツの代わりに再生させるコンテンツである。調整コンテンツは、例えば、静止画のコンテンツ、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでに再生が終了する再生所要時間が定められた動画コンテンツ、または再生途中で再生終了されることが許容されるコンテンツである。調整コンテンツは、例えば広告表示端末3が管理サーバ4から取得した調整コンテンツリストから選択される。調整コンテンツリストには、調整コンテンツの調整コンテンツID、及び調整告コンテンツの再生所要時間が関連付けられて登録される。調整コンテンツIDは、調整コンテンツを識別するための識別情報である。
管理サーバ4は、楽曲及び広告コンテンツを管理するサーバである。管理サーバ4は、タイアップリスト、広告再生リスト、及び調整コンテンツリストを作成する。管理サーバ4は、広告表示端末3からの要求に応じてタイアップリスト、広告再生リスト、及び調整コンテンツリストを広告表示端末3へ送信する。
[2.カラオケ装置2、広告表示端末3、及び管理サーバ4の構成]
次に、図1を参照して、カラオケ装置2、広告表示端末3、及び管理サーバ4の構成について説明する。
カラオケ装置2は、制御部21、記憶部22、ビデオRAM23、映像再生部24、表示処理部25、マイク制御部26、シンセサイザ27、ミキシングアンプ28、操作部29a、操作処理部29b、赤外線受信部29c、及び通信部29d等を備えて構成される。制御部21は、CPU、ROM、及びRAM等により構成される。記憶部22は、例えば、ハードディスク等により構成される。記憶部22には、OS(オペレーティングシステム)及び楽曲再生処理プログラムが記憶されている。制御部21は、OS及び楽曲再生処理プログラムを実行することにより、カラオケ装置2全体を統括制御する。また、記憶部22には、楽曲が再生されるときに実行されるアプリケーションプログラムが記憶される場合もある。記憶部22には、予約された楽曲の予約リストが記憶される。予約リストには、例えば、楽曲の楽曲IDが予約順に登録される。記憶部22には、再生中の楽曲の楽曲IDを含む曲情報が記憶される。記憶部22には、再生される楽曲の楽曲IDが記憶される。記憶部22には、楽曲が再生されるとき、楽曲の再生経過時間が記憶される。そして、再生される楽曲が予約リストの予約順が次の楽曲に更新されるたびに、記憶される楽曲の楽曲IDが更新される。記憶部22には、楽曲に対応する音声データ及び映像データ等が記憶される。シンセサイザ27は、制御部21の制御の下、音声データを用いて楽曲の再生を行い、楽曲の音声信号をミキシングアンプ28へ出力する。マイク制御部26は、マイクにより集音されたユーザの歌唱音声信号をミキシングアンプ28へ出力する。ミキシングアンプ28は、楽曲の音声信号と歌唱音声信号とをミキシングしてスピーカへ出力する。映像再生部24は、制御部21の制御の下、映像データを用いて楽曲の再生を行い、楽曲の映像信号を表示処理部25へ出力する。表示処理部25は、楽曲の映像信号をディスプレイへ出力して映像を表示させる。制御部21は、ユーザによる操作部29aからの指示を、操作処理部29bを介して受け付ける。赤外線受信部29cは、選曲装置1との間で赤外線通信を行う。
広告表示端末3は、制御部31、記憶部32、表示処理部33、及び通信部34等を備えて構成される。制御部31は、CPU、ROM、及びRAM等により構成され、時計機能及びタイマー機能を備える。記憶部32は、例えば、ハードディスク等により構成される。記憶部32には、OS及び広告表示処理プログラム等が記憶されている。制御部31は、OS及び広告表示処理プログラムを実行することにより、広告表示端末3全体を統括制御する。制御部31は、本発明の第1再生手段、第2再生手段、第1決定手段、第2決定手段、楽曲情報取得手段、判定手段、判断手段、比較手段等の一例である。記憶部32は、記憶手段の一例である。記憶部32には、予約リスト、タイアップリスト、広告再生リスト、及び調整コンテンツリストが記憶される。記憶部32には、タイアップリスト、広告再生リスト、又は調整コンテンツリストに基づいて取得されたタイアップ広告コンテンツ、一般広告コンテンツ、及び調整コンテンツがそれぞれ所定のファイル形式で記憶される。記憶部32には、カラオケ装置2から取得された予約リストまたは再生中の楽曲の曲情報が記憶される。また、記憶部32には、カラオケ装置2から取得された楽曲の再生所要時間が記憶される。制御部31は、一般広告コンテンツまたは調整コンテンツを再生する。また、制御部31は、カラオケ装置2により再生される楽曲に応じてタイアップ広告コンテンツを再生する。再生されたコンテンツは、例えば画像信号として表示処理部33へ出力される。表示処理部33は、画像信号をディスプレイへ出力して静止画又は動画等を表示させる。なお、広告表示端末3にディスプレイが備えられているとき、広告表示端末3は、カラオケ装置2による楽曲の再生に従って、映像を表示するディスプレイとして使用可能である。
管理サーバ4は、制御部41、記憶部42、及び通信部43等を備えて構成される。制御部41は、CPU、ROM、及びRAM等により構成される。記憶部42は、例えば、ハードディスク等により構成される。記憶部42には、OS及びサーバ処理プログラム等が記憶されている。制御部41は、OS及びサーバ処理プログラムを実行することにより、管理サーバ4全体を統括制御する。記憶部42には、カラオケ装置2により再生可能な楽曲の情報を管理する楽曲管理リストが記憶される。楽曲管理リストには、楽曲の楽曲ID及び楽曲の再生所要時間等の情報が楽曲ごとに登録される。また、記憶部42には、タイアップ広告管理リスト、一般広告管理リスト、及び調整コンテンツ管理リストが記憶される。タイアップ広告管理リストは、例えば広告主の端末5または管理者の端末6からネットワークNWを介して管理サーバ4にアップロードされたタイアップ広告コンテンツの情報を管理するリストである。一般広告管理リストは、例えば広告主の端末5または管理者の端末6からネットワークNWを介して管理サーバ4にアップロードされた一般広告コンテンツの情報を管理するリストである。調整コンテンツ管理リストは、例えば管理者の端末6からネットワークNWを介して管理サーバ4にアップロードされた調整コンテンツの情報を管理するリストである。また、記憶部42には、管理サーバ4にアップロードされた複数のタイアップ広告コンテンツ、複数の一般広告コンテンツ、及び複数の調整コンテンツがそれぞれ所定のファイル形式で記憶される。
[3.カラオケシステムSの広告再生動作]
次に、図2及び図3等を参照して、カラオケシステムSの広告再生動作を説明する。図2(A)は、管理サーバ4の制御部41における処理を示すフローチャートである。図2(B)は、カラオケ装置2の制御部21における処理を示すフローチャートである。図3は、広告表示端末3の制御部31における処理を示すフローチャートである。
(3.1 管理サーバ4の処理)
先ず、図2(A)を参照して、管理サーバ4の処理を説明する。図2(A)に示す処理は、例えば、管理サーバ4の電源オンにより開始される。図2(A)に示す処理が開始されると、管理サーバ4の制御部41は、一般広告コンテンツの登録要求があったか否かを判定する(ステップS11)。例えば、制御部41は、広告主の端末5から一般広告コンテンツの登録要求を受信した場合に、一般広告コンテンツの登録要求があったと判定する。一般広告コンテンツの登録要求があったと判定された場合(ステップS11:YES)、ステップS12へ進む。一般広告コンテンツの登録要求がないと判定された場合(ステップS11:NO)、ステップS14へ進む。
ステップS12では、制御部41は、例えば広告主の端末5または管理者の端末6からアップロードされた一般広告コンテンツに対して広告コンテンツIDを付与して記憶部42に記憶する。次いで、制御部41は、例えば、一般広告コンテンツの広告コンテンツID、一般広告コンテンツの再生所要時間、及び登録日時を対応付けて一般広告管理リストに登録する(ステップS13)。
ステップS14では、制御部41は、タイアップ広告コンテンツの登録要求があったか否かを判定する。例えば、制御部41は、広告主の端末5または管理者の端末6からタイアップ広告コンテンツの登録要求を受信した場合に、タイアップ広告コンテンツの登録要求があったと判定する。タイアップ広告コンテンツの登録要求があったと判定された場合(ステップS14:YES)、ステップS15へ進む。タイアップ広告コンテンツの登録要求がないと判定された場合(ステップS14:NO)、ステップS17へ進む。
ステップS15では、制御部41は、例えば広告主の端末5または管理者の端末6からアップロードされたタイアップ広告コンテンツに対して広告コンテンツIDを付与して記憶部42に記憶する。また、タイアップ広告コンテンツには、このタイアップ広告コンテンツに関連付けられる楽曲の楽曲IDが付与される。楽曲IDは、例えばタイアップ広告コンテンツの登録要求を行った広告主の端末5または管理者の端末6において付与される。更に、タイアップ広告コンテンツの登録要求を行った広告主の端末5または管理者の端末6において、楽曲の再生と関連付けてタイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングが設定される。例えば、再生開始タイミングとして、楽曲の間奏部分または歌唱部分を示す所定の楽曲構成部分の楽曲再生時刻が定められる。或いは、楽曲に歌詞が対応付けられている場合、再生開始タイミングとして、例えば、予め指定された歌詞の表示が行われる部分の楽曲再生時刻が定められる。次いで、制御部41は、タイアップ広告コンテンツの広告コンテンツID、楽曲の楽曲ID、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングを示す情報、タイアップ広告コンテンツの再生所要時間、及び登録日時を対応付けてタイアップ広告管理リストに登録する(ステップS16)。
ステップS17では、制御部41は、調整コンテンツの登録要求があったか否かを判定する。例えば、制御部41は、管理者の端末6から調整コンテンツの登録要求を受信した場合に、調整コンテンツの登録要求があったと判定する。調整コンテンツの登録要求があったと判定された場合(ステップS17:YES)、ステップS18へ進む。調整コンテンツの登録要求がないと判定された場合(ステップS17:NO)、ステップS20へ進む。
ステップS18では、制御部41は、例えば管理者の端末6からアップロードされた調整コンテンツに対して調整コンテンツIDを付与して記憶部42に記憶する。次いで、制御部41は、例えば、調整コンテンツの調整コンテンツID、調整コンテンツの再生所要時間、及び登録日時を対応付けて調整コンテンツ管理リストに登録する(ステップS19)。
ステップS20では、制御部41は、タイアップリスト及び広告再生リストの取得要求があったか否かを判定する。広告表示端末3からタイアップリスト及び広告再生リストの取得要求が受信された場合、タイアップリスト及び広告再生リストの取得要求があったと判定される(ステップS20:YES)。この場合、制御部41は、タイアップ広告管理リスト及び一般広告管理リストに基づいて、タイアップリスト及び広告再生リストを作成して広告表示端末3へ送信する(ステップS21)。図4(A)は、タイアップリストに登録された内容の一例を示す図である。図4(B)は、広告再生リストに登録された内容の一例を示す図である。図4(A)に示すタイアップリストにおいて、例えば楽曲ID“11111”に対応付けられたタイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングを示す情報“1:30”(90秒)は、楽曲の再生開始時点からの再生位置(再生時刻)を示している。ステップS20において、タイアップリスト及び広告再生リストの取得要求がないと判定された場合(ステップS20:NO)、ステップS22へ進む。
ステップS22では、制御部41は、広告コンテンツの取得要求があったか否かを判定する。この広告コンテンツは、タイアップ広告コンテンツまたは一般広告コンテンツである。広告表示端末3から広告コンテンツの取得要求が受信された場合、広告コンテンツの取得要求があったと判定される(ステップS22:YES)。この場合、制御部41は、広告コンテンツの取得要求に含まれる広告コンテンツIDに対応する広告コンテンツを記憶部42から取得し広告表示端末3へ送信する(ステップS23)。広告コンテンツの取得要求がないと判定された場合(ステップS22:NO)、ステップS24へ進む。
ステップS24では、制御部41は、調整コンテンツリストの取得要求があったか否かを判定する。広告表示端末3から調整コンテンツリストの取得要求が受信された場合、調整コンテンツリストの取得要求があったと判定される(ステップS24:YES)。この場合、制御部41は、調整コンテンツ管理リストに基づいて、調整コンテンツリストを作成して広告表示端末3へ送信する(ステップS25)。更に、制御部41は、作成された調整コンテンツリストに登録される調整コンテンツIDに対応する調整コンテンツを記憶部42から取得し広告表示端末3へ送信する。図4(C)は、調整コンテンツリストに登録された内容の一例を示す図である。図4(C)に示す調整コンテンツリストでは、様々な再生所要時間の調整コンテンツがあることが示されている。なお、調整コンテンツが、再生途中で再生終了されることが許容されるコンテンツである場合、図4(C)に示す調整コンテンツの数よりも少ない調整コンテンツでよい。
ステップS26では、制御部41は、電源オフ指令があったか否かを判定する。電源オフ指令があったと判定された場合(ステップS26:YES)、図2に示す処理を終了する。電源オフ指令がないと判定された場合(ステップS26:NO)、ステップS11に戻る。
(3.2 カラオケ装置2の処理)
次に、図2(B)を参照して、カラオケ装置2の処理を説明する。図2(B)に示す処理は、例えば、カラオケ装置2の電源オンにより開始される。図2(B)に示す処理が開始されると、カラオケ装置2の制御部21は、楽曲の予約要求があったか否かを判定する(ステップS31)。ユーザにより選曲された例えばカラオケ楽曲の予約要求が選曲装置1から受信された場合、楽曲の予約要求があったと判定される(ステップS31:YES)。この場合、制御部21は、楽曲の予約要求に含まれる楽曲IDを予約リストに登録する(ステップS32)。楽曲の予約要求がないと判定された場合(ステップS31:NO)、ステップS33へ進む。
ステップS33では、制御部21は、予約リストに登録された楽曲が再生されたか否かを判定する。予約リストに登録された楽曲が再生されたと判定された場合(ステップS33:YES)、ステップS34へ進む。予約リストに登録された楽曲が再生されていないと判定された場合(ステップS33:NO)、ステップS35へ進む。
ステップS34では、制御部21は、再生された楽曲の楽曲IDに対応付けて再生フラグを予約リストに登録する。再生フラグは、楽曲が再生中であることを示す情報である。図4(D)は、予約リストに登録された内容の一例を示す図である。図4(D)に示す予約リストでは、例えば楽曲ID“11111”に対応付けられて再生フラグが登録されている。
ステップS35では、制御部21は、予約された楽曲の情報の取得要求があったか否かを判定する。広告表示端末3から予約された楽曲の情報の取得要求が受信された場合、予約された楽曲の情報の取得要求があったと判定される(ステップS35:YES)。この場合、制御部21は、予約リスト、及び楽曲の再生所要時間等を含む楽曲の情報を記憶部22から取得し広告表示端末3へ送信する(ステップS36)。予約された楽曲の情報の取得要求がないと判定された場合(ステップS35:NO)、ステップS37へ進む。
ステップS37では、制御部21は、電源オフ指令があったか否かを判定する。電源オフ指令があったと判定された場合(ステップS37:YES)、図2(B)に示す処理を終了する。電源オフ指令がないと判定された場合(ステップS37:NO)、ステップS31に戻る。
(3.3 広告表示端末3の処理)
次に、図3を参照して、広告表示端末3の処理を説明する。図3に示す処理は、例えば、広告表示端末3の電源オンにより開始される。図3に示す処理が開始されると、広告表示端末3の制御部31は、調整コンテンツリストの取得要求を管理サーバ4へ送信することで調整コンテンツリストを管理サーバ4から取得する(ステップS41)。更に、調整コンテンツリストに登録された調整コンテンツIDに対応する調整コンテンツが管理サーバ4から取得される。
次いで、制御部31は、タイアップリスト及び広告再生リストの取得要求を管理サーバ4へ送信することでタイアップリスト及び広告再生リストを管理サーバ4から取得する(ステップS42)。ステップS41の処理は、例えばタイマーにより設定された時間(例えば、1時間)がカウントアップした場合に行われるように構成してもよい。
次いで、制御部31は、取得したタイアップリスト及び広告再生リストを参照して、広告コンテンツの更新があるか否かを判定する(ステップS43)。取得したタイアップリスト又は広告再生リストの中に、記憶部32に記憶されていない広告コンテンツの広告コンテンツIDが含まれる場合、広告コンテンツの更新があると判定される。広告コンテンツの更新があると判定された場合(ステップS43:YES)、ステップS44へ進む。広告コンテンツの更新がないと判定された場合(ステップS43:NO)、ステップS45へ進む。
ステップS44では、制御部31は、広告コンテンツの取得要求を管理サーバ4へ送信することで最新の広告コンテンツを管理サーバ4から取得する。広告コンテンツの取得要求には、記憶部32に記憶されていない広告コンテンツの広告コンテンツIDが含まれる。ステップS45では、制御部31は、予約された楽曲の情報の取得要求をカラオケ装置2へ送信することで予約された楽曲の情報をカラオケ装置2から取得する。予約された楽曲の情報には、例えば、予約された楽曲の楽曲IDを登録する予約リスト、予約された楽曲の再生所要時間、及び再生中の楽曲の楽曲再生時刻が含まれる。
次いで、制御部31は、楽曲が再生中であるか否かを判定する(ステップS46)。例えば、カラオケ装置2から取得された予約リストに再生フラグが登録されている場合、楽曲が再生中であると判定される。楽曲が再生中であると判定された場合(ステップS46:YES)、ステップS48へ進む。楽曲が再生中でないと判定された場合(ステップS46:NO)、ステップS47へ進む。ステップS47では、制御部31は、管理サーバ4から取得された広告再生リストに基づいて一般広告コンテンツを再生し、ディスプレイに表示させる。
ステップS48では、制御部31は、予約リストから、再生中の楽曲の楽曲IDを取得する。つまり、再生フラグが対応付けられた楽曲IDが予約リストから取得される。次いで、制御部31は、取得された予約リストに登録された楽曲IDに基づいて、再生中の楽曲と関連付けた再生開始タイミングが定められたタイアップ広告コンテンツがあるか否かを判定する(ステップS49)。例えば、再生中の楽曲の楽曲IDに関連付けられて広告コンテンツIDがタイアップリストに登録されている場合、タイアップ広告コンテンツがあると判定される。タイアップ広告コンテンツがあると判定された場合(ステップS49:YES)、ステップS50へ進む。タイアップ広告コンテンツがないと判定された場合(ステップS49:NO)、ステップS47の処理が行われる。
なお、広告表示端末3が、再生中の楽曲の楽曲IDをカラオケ装置2へ定期的に問い合わせて取得するか、或いは、カラオケ装置2が、再生中の楽曲の楽曲IDを広告表示端末3へ定期的に通知するように構成してもよい。また、広告表示端末3は、カラオケ装置2から再生中の楽曲の楽曲IDとともに、楽曲の再生経過時間を取得してもよい。この場合、ステップS48では、制御部31は、カラオケ装置2から取得または通知された楽曲IDに基づいて、予約リストに楽曲IDが登録された楽曲が再生中であるか否かを判定することができる。この構成により、予約リストには、再生フラグを登録しないように構成することができる。さらに、この場合、制御部31は、カラオケ装置2から取得または通知された楽曲IDに基づいて、再生中の楽曲と関連付けた再生開始タイミングが定められたタイアップ広告コンテンツがあるか否かを判定することができる。
ステップS50では、カラオケ装置2から取得された楽曲再生時刻にしたがって、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでのカウントダウン時間を決定(計算)する。このカウントダウン時間は、上述したタイミング時間の一例である。例えば、制御部21は、再生中の楽曲の楽曲IDに関連付けられたタイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングを示す情報をタイアップリストから取得する。例えば、楽曲IDが“11111”であるとすると、図4(A)に示すタイアップリストから、楽曲ID“11111”に対応付けられた再生開始タイミングを示す情報として、90秒が取得される。そして、制御部21は、取得した再生開始タイミングを示す情報である90秒から、再生中の楽曲の楽曲再生時刻(例えば、20秒)を減算した時間をカウントダウン時間として決定する。この楽曲再生時刻は、楽曲の再生開始時点からステップS50の処理時点までの経過時間である。
次いで、制御部21は、カウントダウント時間のカウントダウンを開始し(ステップS51)、ステップS52へ進む。このカウントダウンにより、カウントダウン時間である70秒が0までカウントダウンされていくことになる。
ステップS52では、制御部21は、現在再生中の一般広告コンテンツの再生が終了するか否かを判定する。例えば、現在再生中の一般広告コンテンツの再生所要時間が60秒であるとすると、一般広告コンテンツの再生開始時点から60秒に到達した時、または60秒に到達する数秒前(例えば、1〜3秒前)に到達した時に、現在再生中の一般広告コンテンツの再生が終了すると判定される。現在再生中の一般広告コンテンツの再生が終了すると判定された場合(ステップS52:YES)、ステップS53へ進む。
ステップS53では、制御部21は、次の一般広告コンテンツの再生終了タイミングまでの再生終了時間を決定する。次の一般広告コンテンツとは、ステップS52で再生が終了すると判定された一般広告コンテンツの次に再生される一般広告コンテンツである。例えば、制御部21は、次の一般広告コンテンツの広告コンテンツIDに関連付けられた再生所要時間を広告再生リストから取得する。そして、ステップS53の処理時点から次の一般広告コンテンツの再生開始時点までの時間(例えば、1秒)を、取得した再生所要時間(例えば、60秒)に加算し、加算した和の時間を再生終了時間として決定する。
次いで、制御部21は、ステップS53で決定された再生終了時間と、ステップS50で決定されカウントダウン中の現在のカウントダウン時間とを比較し、再生終了時間より、現在のカウントダウン時間が早いか否かを判定する(ステップS54)。再生終了時間より現在のカウントダウン時間が早い(再生終了時間>カウントダウン時間)と判定された場合(ステップS54:YES)、つまり、比較結果が、再生終了時間より現在のカウントダウン時間が早いことを示すとき、ステップS57へ進む。なお、ステップS54では、現在のカウントダウン時間より再生終了時間が長いか否かが判定されるように構成してもよい。現在のカウントダウン時間より再生終了時間が長くないと判定された場合、つまり、比較結果が、再生終了時間より現在のカウントダウン時間が早いことを示すとき、ステップS57へ進む。一方、再生終了時間より現在のカウントダウン時間が早くない(再生終了時間≦カウントダウン時間)と判定された場合(ステップS54:NO)、ステップS55へ進む。
ステップS55では、制御部21は、現在再生中の一般広告コンテンツが再生終了したとき、次の一般広告コンテンツを再生し、ディスプレイに表示させる。図5(A)は、再生終了時間より現在のカウントダウン時間が早くない場合の概念図である。図5(A)に示す「タイムライン」とは時間軸を意味する(図5(B)も同様)。図5(A)に示すタイムラインの矢印方向は、時間経過を示している。図5(A)に示す判定タイミング(a)の場合、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでには時間的に余裕があるので、一般広告コンテンツZ2が再生されることになる。
次いで、制御部21は、カウントダウン中のカウントダウン時間が“0”になったか否かを判定する(ステップS56)。カウントダウン中のカウントダウン時間が“0”になっていないと判定された場合(ステップS56:NO)、ステップS52に戻る。ステップS52に戻ると、制御部21は、ステップS55で再生された一般広告コンテンツの再生が終了するか否かを判定し、上記と同様の処理を行う。一方、カウントダウン中のカウントダウン時間が“0”になったと判定された場合(ステップS56:YES)、ステップS60に進む。
ステップS57では、制御部21は、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでに、現在のカウントダウン時間以下の再生所要時間が定められた調整コンテンツを調整コンテンツリストから選定する。例えば、現在のカウントダウン時間が20秒であったとすると、再生所要時間が例えば19秒である調整コンテンツが選定される。なお、調整コンテンツが、再生途中で再生終了されることが許容されるコンテンツである場合、調整コンテンツの再生所要時間がカウントダウン時間を超えていてもよい。この場合、調整コンテンツの再生は、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングになったときに終了する。そのため、上記ステップS57において、結果的に、カウントダウン時間以下の再生所要時間が定められた調整コンテンツが選定されることになる。
次いで、制御部21は、ステップS57で選定した調整コンテンツを再生し、ディスプレイに表示させる(ステップS58)。図5(B)は、再生終了時間より現在のカウントダウン時間が早い場合の概念図である。図5(B)に示す判定タイミング(b)の場合、再生終了時間より現在のカウントダウン時間が早いため、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでに調整コンテンツが再生されることになる。つまり、広告再生リストに基づけば、一般広告コンテンツZ2の直ぐ後に一般広告コンテンツZ3が再生されることになっているが、再生終了時間より現在のカウントダウン時間が早い場合、一般広告コンテンツZ3に代えて調整コンテンツが再生されることになる。なお、図5(B)に示す一般広告コンテンツZ3は、調整コンテンツ及びタイアップ広告コンテンツの再生後に再生されることになる。つまり、図5(B)に示す場合、一般広告コンテンツZ2と一般広告コンテンツZ3との間に、調整コンテンツ及びタイアップ広告コンテンツが割り込まれて再生される。
次いで、制御部21は、調整コンテンツの再生中、カウントダウン中のカウントダウン時間が“0”になったか否かを判定する(ステップS59)。カウントダウン中のカウントダウン時間が“0”になったと判定された場合(ステップS59:YES)、ステップS60に進む。
ステップS60では、制御部31は、再生中の楽曲の楽曲IDに関連付けられたタイアップ広告コンテンツを再生し、ディスプレイに表示させる。タイアップ広告コンテンツの再生終了後、広告再生リストに基づく一般広告コンテンツの再生に戻る。
ステップS61では、制御部31は、電源オフ指令があったか否かを判定する。電源オフ指令があったと判定された場合(ステップS61:YES)、図3に示す処理を終了する。電源オフ指令がないと判定された場合(ステップS61:NO)、ステップS42に戻る。
以上説明したように、上記実施形態によれば、一般広告コンテンツの再生終了時間と、タイアップ広告コンテンツのタイミング時間との比較結果が再生終了時間よりタイミング時間が早いことを示すとき、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでに、タイアップ広告コンテンツのタイミング時間以下の再生所要時間で再生される調整コンテンツを再生するように構成した。そのため、楽曲の再生中において、タイアップ広告コンテンツの再生開始と、タイアップ広告コンテンツの前に再生されている一般広告コンテンツの再生終了とのタイミングが合わないということを回避し、タイアップ広告コンテンツを楽曲の再生に合わせて適切なタイミングで効率良く表示させることができる。
(3.4 広告表示端末3の処理の変形例)
次に、図3を参照して、カウントダウン時間を決定する処理の変形例を説明する。
(3.4.1 アプリケーションプログラムの実行時間を考慮する場合)
カラオケ装置2により楽曲が再生されるときに実行されるアプリケーションプログラムが指定されているときがある。この場合、上述したタイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングは、アプリケーションプログラムが指定されていないときと比べて、アプリケーションプログラムの実行時間分遅れることになる。そこで、この場合、広告表示端末3の制御部31は、遅れた時間を考慮してカウントダウン時間を決定する。例えば、制御部31は、カラオケ装置2により楽曲が再生されるときに実行されるアプリケーションプログラムが指定されているとき、図3に示すステップS45において、アプリケーションプログラムの実行時間を含むアプリケーションプログラムを示す情報を含む楽曲の情報をカラオケ装置2から取得する。制御部31は、ステップS50において、楽曲の情報の取得結果に従って、楽曲が再生されるときに実行されるアプリケーションプログラムが指定されているかを判断する。制御部31は、アプリケーションプログラムが指定されていると判断した場合、ステップS50において、アプリケーションプログラムの実行時間を含むタイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでのカウントダウン時間を決定する。例えば、制御部31は、タイアップリストから取得した再生開始タイミングを示す情報である90秒にアプリケーションプログラムの実行時間を加算する。そして、制御部31は、アプリケーションプログラムの実行時間が加算された時間から、再生中の楽曲の楽曲再生時刻(例えば、20秒)を減算した時間をカウントダウン時間として決定する。この場合、制御部31は、ステップS54において、ステップS53で決定された再生終了時間と、アプリケーションプログラムの実行時間を含む現在のカウントダウン時間とを比較することになる。そして、制御部31は、比較結果が、上記再生終了時間より上記カウントダウン時間が早いことを示すとき、アプリケーションプログラムの実行時間を含む、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでに、上記カウントダウン時間以下の再生所要時間が定められた調整コンテンツを選定し再生する(ステップS57,S58)。このような構成によれば、楽曲が再生されるときにアプリケーションプログラムが実行される場合であっても、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでのカウントダウン時間を精度よく計算することができる。そのため、タイアップ広告コンテンツによる広告対象の広告効果を高めることができる。
(3.4.2 楽曲再生の一時停止の継続時間を考慮する場合)
カラオケ装置2による楽曲の再生中に、例えば選曲装置1においてユーザにより一時停止操作がされるときがある。この場合、上述したタイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングは、一時停止操作がされていないときと比べて、一時停止の継続時間分遅れることになる。そこで、この場合、制御部31は、遅れた時間を考慮してカウントダウン時間を決定する。例えば、広告表示端末3の制御部31は、図3に示すステップS50からステップS60までの間のいずれかのタイミングで、楽曲の再生中に一時停止操作があったかを判断する。一方、カラオケ装置2の制御部21は、楽曲の再生中にユーザにより一時停止操作があった場合、一時停止の継続時間を計測し、一時停止が解除された場合に、計測された継続時間を示す情報を広告表示端末3へ送信する。広告表示端末3の制御部31は、図3に示すステップS50からステップS60までに、カラオケ装置2から一時停止の継続時間を示す情報を受信した場合、楽曲の再生中に一時停止操作があったと判断する。そして、制御部31は、一時停止操作があったと判断された場合、カラオケ装置2から受信された、一時停止の継続時間を含むタイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでのカウントダウン時間を決定する。例えば、制御部31は、タイアップリストから取得した再生開始タイミングを示す情報である90秒に一時停止の継続時間を加算する。そして、制御部31は、一時停止の継続時間が加算された時間から、再生中の楽曲の楽曲再生時刻(例えば、20秒)を減算した時間をカウントダウン時間として決定する。この場合、制御部31は、ステップS54において、ステップS53で決定された再生終了時間と、一時停止の継続時間を含む現在のカウントダウン時間とを比較することになる。そして、制御部31は、比較結果が、上記再生終了時間より上記カウントダウン時間が早いことを示すとき、一時停止の継続時間を含む、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでに、上記カウントダウン時間以下の再生所要時間が定められた調整コンテンツを選定し再生する(ステップS57,S58)。このような構成によれば、楽曲の再生中に一時停止される場合であっても、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでのカウントダウン時間を精度よく計算することができる。そのため、タイアップ広告コンテンツによる広告対象の広告効果を高めることができる。なお、一時停止操作は、図3に示すステップS50のカウントダウン時間決定後に行われる場合もある。この場合、制御部31は、カウントダウン時間決定後にカラオケ装置2から受信された、一時停止の継続時間を示す情報を用いて、カウントダウン時間を再計算する。こうして再計算されたカウントダウン時間がカウントダウンに用いられる。
(3.4.3 楽曲の再生途中の終了により短縮された短縮時間を考慮する場合)
タイアップ広告コンテンツが関連付けられた楽曲の再生前に再生される楽曲が再生途中に終了するときがある。例えば選曲装置1においてユーザにより楽曲の終了操作がされた場合が該当する。この場合、上述したタイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングは、タイアップ広告コンテンツが関連付けられた楽曲の再生前に再生される楽曲が再生途中に終了しないときと比べて、楽曲の再生途中の終了により短縮された短縮時間分早まることになる。そこで、この場合、制御部31は、早まった時間を考慮してカウントダウン時間を決定する。例えば、広告表示端末3の制御部31は、タイアップ広告コンテンツが関連付けられた楽曲の再生前に再生される楽曲の再生所要時間とこの楽曲の楽曲再生時刻とに従って、タイアップ広告コンテンツが関連付けられた楽曲の再生前に再生される楽曲が再生途中に終了したかを判断する。タイアップ広告コンテンツが関連付けられた楽曲の再生前に再生される楽曲の再生所要時間及び楽曲再生時刻は、図3に示すステップS45で取得される。例えば、楽曲の再生所要時間(例えば、5分)より短い楽曲再生時刻(例えば、2分)で楽曲の再生が終了した場合、タイアップ広告コンテンツが関連付けられた楽曲の再生前に再生される楽曲が再生途中に終了したと判断される。この場合、制御部31は、タイアップ広告コンテンツが関連付けられた楽曲の再生前に再生される楽曲の再生所要時間と楽曲再生時刻とに従って、この楽曲の再生途中の終了により短縮された短縮時間を除いたタイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでのカウントダウン時間を決定する。例えば、制御部31は、タイアップリストから取得した再生開始タイミングを示す情報である90秒から上記短縮時間を減算する。そして、制御部31は、再生途中の終了により短縮された短縮時間が減算された時間から、再生中の楽曲の楽曲再生時刻(例えば、20秒)を減算した時間をカウントダウン時間として決定する。この場合、制御部31は、ステップS54において、ステップS53で決定された再生終了時間と、再生途中の終了により短縮された短縮時間を除いた現在のカウントダウン時間とを比較することになる。そして、制御部31は、比較結果が、上記再生終了時間より上記カウントダウン時間が早いことを示すとき、再生途中の終了により短縮された短縮時間を除いたタイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでに、上記カウントダウン時間以下の再生所要時間が定められた調整コンテンツを選定し再生する(ステップS57,S58)。このような構成によれば、タイアップ広告コンテンツが関連付けられた楽曲の再生前に再生される楽曲が再生途中に終了した場合であっても、タイアップ広告コンテンツの再生開始タイミングまでのカウントダウン時間を精度よく計算することができる。そのため、タイアップ広告コンテンツによる広告対象の広告効果を高めることができる。
なお、上記実施形態においては、広告表示端末3は、カラオケ装置2から予約リストを取得するように構成した。しかし、予約リストの代わりに再生中の楽曲の楽曲IDを含む曲情報をカラオケ装置2から取得するように構成してもよい。この場合、上記ステップS46の判定は、カラオケ装置2から取得された曲情報が含む楽曲IDと、管理サーバ4から取得されたタイアップリストとに基づいて行われることになる。
また、上記実施形態において、広告表示端末3に代えて、カラオケ装置2が図3に示す処理を行うように構成してもよい。この場合、カラオケ装置2の制御部21が、本発明の第1再生手段、第2再生手段、第1決定手段、第2決定手段、楽曲情報取得手段、判定手段と、判断手段、及び比較手段等として機能する。
また、上記実施形態においては、本発明のシステムをカラオケシステムに適用した場合の例について説明したが、カラオケシステム以外の例えば広告配信システムに対して適用することも可能である。

1 選曲装置
2 カラオケ装置
3 広告表示端末
4 管理サーバ
41 制御部
42 記憶部
43 通信部

Claims (9)

  1. 再生所要時間が定められた広告コンテンツの再生リストに基づいて広告コンテンツを再生する第1再生手段と、
    前記再生リストに基づいて再生される前記広告コンテンツの再生終了までの再生終了時間を決定する第1決定手段と、
    楽曲再生装置により再生される楽曲の識別情報と楽曲再生時間とを取得する楽曲情報取得手段と、
    前記楽曲情報取得手段により取得される前記識別情報に基づいて、前記識別情報の楽曲の再生と関連付けた再生開始タイミングが定められた特定広告コンテンツがあるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記特定広告コンテンツがあると判定された場合、前記楽曲情報取得手段により取得された前記楽曲再生時間にしたがって、前記特定広告コンテンツの楽曲の再生と関連付けられた前記再生開始タイミングまでのタイミング時間を決定する第2決定手段と、
    前記第1決定手段により決定された前記再生終了時間と、前記第2決定手段により決定された前記タイミング時間とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果が、前記再生終了時間より、前記タイミング時間が早いことを示すとき、前記特定広告コンテンツの前記再生開始タイミングまでに、前記タイミング時間以下の再生所要時間で再生される調整コンテンツを再生する第2再生手段と、
    を備えることを特徴とする広告再生装置。
  2. 前記特定広告コンテンツには、前記再生開始タイミングとして、前記楽曲情報取得手段により取得される前記識別情報の楽曲の間奏部分または歌唱部分を示す所定の楽曲構成部分が定められており、
    前記特定広告コンテンツの前記再生開始タイミングは、前記特定広告コンテンツが関連付けられた楽曲の前記楽曲構成部分が再生されるタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の広告再生装置。
  3. 前記楽曲再生装置により再生される楽曲には、前記楽曲の歌詞が、前記楽曲再生時間と対応付けられており、
    前記特定広告コンテンツの前記再生開始タイミングは、予め指定された歌詞の表示が行われるタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の広告再生装置。
  4. 前記調整コンテンツは、静止画のコンテンツ、または前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでに再生が終了する動画コンテンツ、または再生途中で再生終了されることが許容されるコンテンツであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の広告再生装置。
  5. 前記楽曲情報取得手段は、前記楽曲が再生されるときに実行されるアプリケーションプログラムが指定されているとき、前記アプリケーションプログラムの実行時間を含むアプリケーションプログラムを示す情報を、再生される楽曲の識別情報と楽曲再生時間とに加えて取得し、
    前記広告再生装置は、前記楽曲情報取得手段による取得結果に従って、前記楽曲が再生されるときに実行されるアプリケーションプログラムが指定されているかを判断する判断手段を更に備え、
    前記第2決定手段は、前記判断手段によりアプリケーションプログラムが指定されていると判断された場合、前記アプリケーションプログラムの実行時間を含む前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでの前記タイミング時間を決定し、
    前記比較手段は、前記第1決定手段により決定された前記再生終了時間と、前記第2決定手段により決定された前記アプリケーションプログラムの実行時間を含む前記タイミング時間とを比較し、
    前記第2再生手段は、前記比較手段による比較結果が、前記再生終了時間より、前記タイミング時間が早いことを示すとき、前記アプリケーションプログラムの実行時間を含む前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでに、前記タイミング時間以下の再生所要時間で再生される調整コンテンツを再生することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の広告再生装置。
  6. 前記広告再生装置は、前記楽曲の再生中に一時停止操作があったかを判断する判断手段を更に備え、
    前記第2決定手段は、前記判断手段により一時停止操作があったと判断された場合、前記一時停止の継続時間を含む前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでの前記タイミング時間を決定し、
    前記比較手段は、前記第1決定手段により決定された前記再生終了時間と、前記第2決定手段により決定された前記一時停止の継続時間を含む前記タイミング時間とを比較し、
    前記第2再生手段は、前記比較手段による比較結果が、前記再生終了時間より、前記タイミング時間が早いことを示すとき、前記一時停止の継続時間を含む前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでに、前記タイミング時間以下の再生所要時間で再生される調整コンテンツを再生することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の広告再生装置。
  7. 前記楽曲情報取得手段は、所定のタイミングで、前記楽曲再生装置から、再生される楽曲の識別情報と再生所要時間と、前記再生される楽曲の楽曲再生時間とを、取得し、
    前記広告再生装置は、
    前記楽曲再生装置により再生される楽曲の再生所要時間を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段による再生所要時間と、前記取得手段による前記楽曲再生時間とに従って、前記特定広告コンテンツが関連付けられた楽曲の再生前に再生される楽曲が再生途中に終了したかを判断する判断手段と、を更に備え、
    前記第2決定手段は、前記楽曲が再生途中に終了したと判断された場合、前記楽曲再生所要時間と、前記楽曲再生時間とに従って、前記楽曲の再生途中の終了により短縮された時間を除いた前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでの前記タイミング時間を決定し、
    前記比較手段は、前記第1決定手段により決定された前記再生終了時間と、前記楽曲の再生途中の終了により短縮された時間を除いた前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでの前記タイミング時間とを比較し、
    前記第2再生手段は、前記比較手段による比較結果が、前記再生終了時間より、前記楽曲の再生途中の終了により短縮された時間を除いた前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでの前記タイミング時間が早いことを示すとき、前記楽曲の再生途中の終了により短縮された時間を除いた前記特定広告コンテンツの再生開始タイミングまでに、前記タイミング時間以下の再生所要時間で再生される調整コンテンツを再生することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の広告再生装置。
  8. 前記楽曲情報取得手段は、前記楽曲再生装置から、所定のタイミングで、再生中の楽曲の識別情報と楽曲再生時間とを、取得することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の広告再生装置。
  9. カラオケ楽曲を再生するカラオケ装置であって、
    再生所要時間が定められた広告コンテンツの再生リストに基づいて広告コンテンツを再生する第1再生手段と、
    前記再生リストに基づいて再生される前記広告コンテンツの再生終了タイミングまでの再生終了時間を決定する第1決定手段と、
    前記楽曲再生装置により再生される楽曲の識別情報と楽曲再生時間とを取得する楽曲情報取得手段と、
    前記楽曲情報取得手段により取得される前記識別情報に基づいて、前記識別情報の楽曲の再生と関連付けた再生開始タイミングが定められた特定広告コンテンツがあるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記特定広告コンテンツがあると判定された場合、前記楽曲情報取得手段により取得された前記楽曲再生時間にしたがって、前記特定広告コンテンツの楽曲の再生と関連付けられた前記再生開始タイミングまでのタイミング時間を決定する第2決定手段と、
    前記第1決定手段により決定された前記再生終了時間と、前記第2決定手段により決定された前記タイミング時間とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果が、前記再生終了時間より、前記タイミング時間が早いことを示すとき、前記特定広告コンテンツの前記再生開始タイミングまでに、前記タイミング時間以下の再生所要時間で再生される調整コンテンツを再生する第2再生手段と、
    を備えることを特徴とするカラオケ装置。
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