JP2006201477A - サーバ、クライアントおよび通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ストリーミング方式で提供されるコンテンツのトリック再生を、コンテンツが再生されるまでの待ち時間や、サーバからクライアントへ送信されるデータ量を増やすことなくスムーズに行えるようにすること。
【解決手段】 再生順序が定められた複数の曲データ20a,20b…のうち、曲データ20bをストリーミング配信する場合、曲データ20bについての全ての部分データ25b1〜25bnと、この曲データ20bの前後に位置する曲データ20a,20c,20d,20eについての先頭部分の部分データ25a1,25c1,25d1,25e1とを、曲データ20bのストリーミング配信に先立ってストリーミングサーバ10からPC40へと送信し、PC40のRAM403に蓄積する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ストリーミング方式でコンテンツを提供する技術に関する。
DVD(Digital Versatile Disk)プレイヤ等で音楽データや動画データの再生中に早送りが指示された場合、早送り再生が行われたり、5秒後等、予め定められた時間分だけ後ろの再生ポイントから通常の再生が再開される。ところで、音楽データや動画データ等のコンテンツをサーバからストリーミング方式で受信して再生するクライアントでは、コンテンツの受信と再生が並行して行われるため、早送りの指示に応じてサーバからコンテンツを取得し直さなければならない。したがって、このようなクライアントでは、ユーザが早送りを指示してから、実際に早送り再生が行われたり、早送り後の再生ポイントから再生が再開されるまでのタイムラグが大きくなってしまう。
以上のような問題を解決するため、特許文献1には、ストリーミング配信されるコンテンツに加え、例えば、このコンテンツが映像データであった場合は、1コマ目,4コマ目,8コマ目,12コマ目等、早送りや巻戻し用の要約映像データをクライアントへ送信し、クライアントでは、この要約映像データを用いて早送りや巻戻し等といったトリック再生を行うことが記載されている。
特開2003−199073号公報
特許文献1に記載された技術では、コンテンツに加え、早送りや巻戻しのためだけに使用される要約映像データが必要となる。また、コンテンツの再生を開始する前に、要約映像データをクライアントが使用できる状態としておく必要がある。したがって、サーバに対してコンテンツを要求してから実際にコンテンツが再生されるまでの待ち時間が、要約映像データの分だけ長くなってしまうとともに、サーバからクライアントへ送信されるデータ量が増えてしまう。特に、映画用の動画データ等、データ量が比較的大きいコンテンツの場合は、要約映像データのデータ量も大幅に増えるので、コンテンツが再生されるまでの待ち時間や、サーバからクライアントへ送信されるデータ量の増加が顕著なものとなってしまう。
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ストリーミング方式で提供されるコンテンツのトリック再生を、コンテンツが再生されるまでの待ち時間や、サーバからクライアントへ送信されるデータ量を増やすことなくスムーズに行えるようにすることである。
上記課題を解決するため、本発明は、再生順序が定められた複数のコンテンツをストリーミング方式でクライアントへ送信するサーバであって、前記複数のコンテンツのうちストリーミング方式で前記クライアントへ送信を開始するコンテンツを特定する特定手段と、前記特定手段により特定されたコンテンツをストリーミング方式で前記クライアントへ送信する前に、前記コンテンツのうち予め定められた複数の区間内の部分データと、前記コンテンツよりも再生順序が前または後ろの1以上のコンテンツにおける先頭部分の部分データとを、前記クライアントへ送信する送信手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、再生順序が定められた複数のコンテンツのうちのいずれかをストリーミング方式でクライアントへ送信する前に、送信するコンテンツのうち予め定められた複数の区間内の部分データと、このコンテンツよりも再生順序が前または後ろの1以上のコンテンツにおける先頭部分の部分データとがクライアントへ送信される。
また、本発明は、再生順序が定められた複数のコンテンツをサーバからストリーミング方式で受信して再生するクライアントであって、記憶手段と、前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツをストリーミング方式で前記サーバから受信して前記記憶手段に記憶するとともに、前記コンテンツをストリーミング方式で受信する前に、前記コンテンツのうち予め定められた複数の区間内の部分データおよび前記コンテンツよりも再生順序が前または後ろの1以上のコンテンツにおける先頭部分の部分データを前記サーバから受信し、前記記憶手段に記憶する受信制御手段と、前記記憶手段に記憶されたデータを用いて曲を再生する再生手段と、操作手段と、前記再生手段により再生されている曲に対し、前記操作手段によってトリック再生が指示された場合に、前記記憶手段に記憶された部分データを用いて、指示されたトリック再生を行う一方、前記再生手段による再生を再開するデータ位置を指定する情報を前記サーバへ通知するトリック再生制御手段とを具備することを特徴とする。
なお、前記記憶手段に記憶されているデータのうち再生を終えたデータについては、前記部分データ以外を削除する削除手段をさらに具備するようにしてもよい。
本発明によれば、再生順序が定められた複数のコンテンツのうちのいずれかをストリーミング方式でサーバから受信して再生する場合に、再生するコンテンツのうち予め定められた複数の区間内の部分データと、このコンテンツよりも再生順序が前または後ろの1以上のコンテンツにおける先頭部分の部分データのみが事前に受信され、記憶手段に記憶される。
また、本発明は、サーバとクライアントとを具備する通信システムであって、前記サーバは、再生順序が定められた複数のコンテンツのうちストリーミング方式で前記クライアントへ送信を開始するコンテンツを特定する特定手段と、前記特定手段により特定されたコンテンツをストリーミング方式で前記クライアントへ送信する第1の送信手段と、前記第1の送信手段により前記コンテンツが送信される前に、前記コンテンツのうち予め定められた複数の区間内の部分データと、前記コンテンツよりも再生順序が前または後ろの1以上のコンテンツにおける先頭部分の部分データとを前記クライアントへ送信する第2の送信手段と、前記クライアントからコンテンツのデータ位置が指定されると、当該データ位置以降のコンテンツを前記第1の送信手段により送信させる送信制御手段とを具備し、前記クライアントは、記憶手段と、前記第1の送信手段および前記第2の送信手段により送信されたデータを受信し、前記記憶手段に記憶する受信制御手段と、前記記憶手段に記憶されたデータを用いて曲を再生する再生手段と、操作手段と、前記再生手段により再生されている曲に対し、前記操作手段によってトリック再生が指示された場合に、前記記憶手段に記憶された部分データを用いて、指示されたトリック再生を行う一方、前記再生手段による再生を再開するデータ位置を指定する情報を前記サーバへ通知するトリック再生制御手段とを具備することを特徴とする。
なお、前記クライアントは、前記記憶手段に記憶されているデータのうち再生を終えたデータについては、前記部分データ以外を削除する削除手段をさらに具備するようにしてもよい。また、前記部分データの各々は、少なくとも、前記クライアントが前記再生手段による再生を再開するデータ位置を前記サーバへ通知してから、当該通知によって指定されたデータ位置以降のコンテンツがストリーミング方式で前記クライアントにより受信されて前記記憶手段に記憶されるまでの時間を、トリック再生時間として確保し得るデータ量を有することが望ましい。
本発明によれば、ストリーミング方式で提供されるコンテンツのトリック再生を、コンテンツが再生されるまでの待ち時間や、サーバからクライアントへ送信されるデータ量を増やすことなくスムーズに行える。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る通信システムの構成を例示する図である。
同図において、ストリーミングサーバ10には、1つのアルバムに収められた複数の曲のデータ等、予め再生順序が定められた複数の曲データ20a,20b,20c,20d…が記憶されている。ストリーミングサーバ10は、これらの曲データ20a,20b…をPC(Personal Computer)40へストリーミング配信する。PC40は、ストリーミングサーバ10から配信された曲データ20a,20b…の受信と再生を並行して行う。なお、本明細書では、曲データ20a,20b,20c,20d…の順に再生順序が定められているものとする。
ストリーミングサーバ10には、図2に示すように、再生順序が定められた複数の曲データ20a,20b…についての部分データ群25が記憶されている。この部分データ群25は、同図に示すように、例えば、各々の曲データ20a,20b…の先頭から20秒間隔毎に6秒間ずつ等、各曲データ20a,20b…に対して予め定められた複数の区間内の部分データ25a1〜an,25b1〜bn,25c1〜cn,25d1〜dn…によって構成されている。なお、以降、本明細書では、特に区別を必要としない限り、曲データ20a,20b…の各々を「曲データ20」、部分データ25a1〜an,25b1〜bn,25c1〜cn,25d1〜dn…の各々を「部分データ25n」と記載する。
また、図2では、等間隔毎に一定量の部分データ25nを抽出した場合について示したが、部分データ25nを抽出する間隔は等間隔でなくてもよく、また、個々の部分データ25nのデータ量も同一である必要はない。例えば、曲の先頭部分とサビの先頭部分についてはそれぞれ10秒間ずつ、その他の部分については20秒間隔毎に6秒間ずつ、部分データ25nを抽出してもよい。また、部分データ25nを抽出する各区間を定めた情報が曲データ20毎に付与されており、この情報に基づいて部分データ群25をストリーミングサーバ10が生成する構成であってもよい。
図3は、PC40の構成を例示するブロック図である。
同図において、CPU(Central Processing Unit)401は、ROM(Read Only Memory)402やHD(Hard Disk)406に記憶されているプログラムを実行することでPC40の各部を制御する。RAM(Random Access Memory)403は、CPU401のワークエリアとして用いられ、例えば、ストリーミングサーバ10から受信した曲データ20等を一時的に蓄積するバッファとして用いられる。なお、このようなバッファとして、HD406内の一部の記憶領域を用いることもできる。通信インタフェース404は、CPU401の制御の下、ストリーミングサーバ10との通信を制御する。操作部405は、キーボードやマウス等によって構成されている。HD406には、ストリーミング配信された曲データ20の受信と再生を制御するアプリケーションソフトウェア(以下、ストリーミング用ソフト)が記憶されている。サウンド処理部407は、PCM(Pulse Code Modulation)音源や、D/A(Digital/Analog)変換器、アンプ等を備え、曲データ20を再生して図示を省略したスピーカから楽音や音声を出力する。
表示部408は、LCD(Liquid Crystal Display)等によって構成されている。この表示部408には、ストリーミング用ソフトが起動され、ストリーミングサーバ10から受信した曲データ20の再生が開始されると、図4に示すような操作画面(ユーザインタフェース)が表示される。同図に示すように操作画面には、曲データ20の再生を一時停止する一時停止ボタン50Aと、再生中の曲データ20を早送りする早送ボタン50Bと、次の曲データ20の再生に移行するスキップボタン50Cと、再生中の曲データ20を巻戻す巻戻ボタン50Dと、再生中の曲データ20の先頭に戻る頭出ボタン50Eとが設けられている。
なお、曲データ20が一時停止されている期間においては、一時停止ボタン50Aの代りに、曲データ20の再生を再開させる再生ボタンが表示される。また、曲データ20の再生中に、マウス等を操作して頭出ボタン50Eを2回連続して押下することで、再生する曲データ20を前曲の先頭部分に戻すことができる。
次に、ストリーミングサーバ10とPC40の動作を説明する。
PC40は、インターネット30を介してストリーミングサーバ10にアクセスし、図5に示すように、アルバム再生を要求するメッセージをストリーミングサーバ10へ送信すると(ステップS101)、ストリーミング用ソフトを起動する(ステップS102)。ストリーミングサーバ10は、アルバム再生を要求するメッセージを受信すると、まず、指定されたアルバムに収められている複数の曲データ20a,20b…について、図2に示した部分データ群25を読み出す(ステップS103)。次いで、ストリーミングサーバ10は、曲データ20a,20b…を最初にPC40へストリーミング配信する場合は、ステップS103において読み出した部分データ群25の中から、図6にハッチングで示すヵ所の部分データ25a1〜25an,25b1,25c1,25d1を抽出し(ステップS104)、これらをPC40へ送信する(ステップS105)。PC40は、ストリーミングサーバ10から部分データ25a1〜25an,25b1,25c1,25d1を受信し、RAM403に蓄積する(ステップS106)。
ここで、アルバム再生が開始される場合、PC40では、まず、再生順序が1番である曲データ20aが再生されることになる。そこで、ストリーミングサーバ10では、PC40において曲データ20aの再生中に早送ボタン50Bや巻戻ボタン50D、頭出ボタン50Eが押下された場合に備え、この曲データ20aについての全ての部分データ25a1〜25anをストリーミング配信に先立ってPC40へ送信する。加えて、ストリーミングサーバ10は、曲データ20aの再生中にスキップボタン50Cが押下された場合に備え、曲データ20aに後続する曲データ20b,20c,20dについての先頭部分の部分データ25b1,25c1,25d1をストリーミング配信に先立ってPC40へ送信する。なお、次曲以降の先頭部分の部分データ25b1,25c1,25d1…は、8曲程度確保しておくことが望ましい。
この後、ストリーミングサーバ10は、指定されたアルバムに収められている複数の曲データ20a,20b…のストリーミング配信を開始し(ステップS107)、まず、再生順序が1番の曲データ20aを読み出してPC40へ送信する(ステップS108)。アルバム再生が開始されるとPC40の表示部408には、図4に示した操作画面が表示される。そして、PC40において、早送ボタン50B、スキップボタン50C、巻戻ボタン50D、頭出ボタン50Eが何ら操作されなければ、予め定められた再生順序に従って曲データ20a,20b…が順次再生されていく。すなわち、PC40では、ストリーミングサーバ10からの曲データ20a,20b…を順次受信してRAM403に蓄積しつつ(ステップS109)、サウンド処理部407を用いて曲データ20a,20b…を再生し、楽音や音声を出力する(ステップS110)。
ところで、このようにして曲データ20a,20b…の再生が開始された後、PC40において、早送ボタン50B、スキップボタン50C、巻戻ボタン50D、頭出ボタン50Eのいずれかが押下され、トリック再生が指示された場合(ステップS111:YES)、まず、PC40は、トリック再生を終えた後に通常の再生動作を再開するデータ位置を特定し、これを再生開始ポイント指定情報としてストリーミングサーバ10へ送信する(ステップS112)。この再生開始ポイント指定情報は、例えば、曲データ20aの先頭から2分14秒後、あるいは曲データ20bの先頭等、曲データ20を識別する曲IDと、曲の先頭からの経過時間とによって構成されている。
次いで、PC40は、RAM403に蓄積されている複数の部分データ25nを用いて、指示されたトリック再生を行なう(ステップS113)。例えば、再生順序が1番である曲データ20aの再生中に、早送ボタン50B、スキップボタン50C、巻戻ボタン50D、頭出ボタン50Eのいずれかが押下された場合、PC40は、ステップS106においてRAM403に蓄積した部分データ25a1〜25an,25b1,25c1,25d1を用いて、早送りや巻戻し、スキップ、頭出し等のトリック再生を行なう。
一方、ストリーミングサーバ10では、PC40から再生開始ポイント指定情報を受信すると、まず、PC40において再生されている曲データ20が変更されたか否かを、再生開始ポイント指定情報に含まれている曲IDに基づいて判別する(ステップS114)。例えば、曲データ20aの再生中に早送ボタン50Bや巻戻ボタン50Dが押下されたものの、トリック再生を行った後の再生開始ポイントが同じ曲データ20a内であった場合(ステップS114:NO)、ストリーミングサーバ10は、曲データ20aについてストリーミング配信していたデータ位置を、再生開始ポイント指定情報によって指定されるデータ位置に変更した後(ステップS118)、ステップS108に戻り、この曲データ20aについてのストリーミング配信を再開する。
なお、個々の部分データ25nは、少なくとも、トリック再生を終えた後に通常の再生動作を再開するデータ位置をPC40がストリーミングサーバ10へ通知してから、このデータ位置以降の曲データ20をPC40がストリーミングサーバ10から受信してRAM403に蓄積するまでの時間を(例えば4秒)、トリック再生時間として確保し得るだけのデータ量を有している。そして、PC40においてトリック再生を行っている間に、通常の再生動作を再開するデータ位置以降の曲データ20がストリーミングサーバ10から受信されてRAM403に蓄積される。したがって、PC40においてトリック再生が終わり通常の再生動作に復帰する前には、再生開始ポイント指定情報によって指定されたデータ位置以降の曲データ20を再生する準備が整っているから、トリック再生から通常の再生動作への復帰もスムーズに行える。
一方、ストリーミングサーバ10は、PC40において再生される曲データ20が変更されたと判別した場合は(ステップS114:YES)、ステップS103において読み出した部分データ群25の中から、再生開始ポイント指定情報に含まれている曲IDによって特定される曲データ20用の複数の部分データ25nを抽出し(ステップS115)、PC40へ送信する(ステップS116)。なお、ステップS114においてYESと判別されるのは、例えば、曲データ20aの再生中にスキップボタン50Cが押下されたり、曲データ20aの再生中に早送りボタン50Bが押下され続けたりして、再生する曲が曲データ20bに移行した場合や、曲データ20bの再生中に頭出ボタン50Eが2回連続して押下されたり、曲データ20bの再生中に巻戻ボタン50Dが押下され続けたりして、再生する曲が曲データ20aに戻った場合等である。
また、ステップS115,S116の処理について具体的に説明すると、例えば、PC40において再生されている曲データ20aが曲データ20bに変更される場合、ストリーミングサーバ10は、図2に示した部分データ群25の中から、図7にハッチングで示すヵ所の部分データ25a1,25b1〜25bn,25c1,25d1,25e1を抽出し、PC40へ送信する。これは、PC40において再生される曲が曲データ20bに変更されるため、この曲データ20bの再生中に、早送ボタン50B、スキップボタン50C、巻戻ボタン50D、頭出ボタン50Eが押下された場合に備えるためであり、曲データ20bについての全ての部分データ25b1〜25bnと、この曲データ20bの前後に位置する曲データ20a,20c,20d,20eについての先頭部分の部分データ25a1,25c1,25d1,25e1とが、曲データ20bのストリーミング配信に先立ってPC40へ送信され、RAM403に蓄積される(ステップS117)。
なお、図7にハッチングで示した部分データ25a1,25b1〜25bn,25c1,25d1,25e1のうち、部分データ25a1,25b1,25c1,25d1については、既にステップS105においてPC40へ送信済みである。したがって、これらの部分データ25a1,25b1,25c1,25d1がPC40に残っているのであれば、部分データ25a1,25b1,25c1,25d1については送信対象から除外することができる。
また、ステップS116の後、ストリーミングサーバ10は、ストリーミング配信していたデータ位置を、ステップS112において受信した再生開始ポイント指定情報によって指定されるデータ位置に変更した後(ステップS118)、ステップS108に戻ってストリーミング配信を再開する。例えば、PC40において曲データ20aの再生中にスキップボタン50Cが押下され、再生する曲が曲データ20bに移行した場合、ストリーミングサーバ10は、曲データ20bについてのストリーミング配信を、曲データ20bの先頭、または部分データ25b1の直後から再開する。
なお、曲データ20のストリーミング配信に先立ってPC40へ送信される複数の部分データ25nは、PC40において曲データ20を再生する際に利用できる。したがって、ストリーミングサーバ10では、PC40に対して曲データ20をストリーミング配信する際に、曲データ20のうち事前に送信された複数の部分データ25nの部分については送信対象から除外することができる。
また、PC40において、早送ボタン50B、スキップボタン50C、巻戻ボタン50D、頭出ボタン50Eが何ら操作されず、予め定められた再生順序に従って曲データ20a,20b…が順次、ストリーミングサーバ10からPC40へストリーミング配信される場合についても、ストリーミングサーバ10は、PC40へストリーミング配信する曲データ20が次の曲に変更される都度、ステップS115以降の処理を行う。
また、PC40は、再生を終えた部分のデータについては、巻戻ボタン50Dや頭出ボタン50Eが押下された場合に備え、図8に示すように、例えば、再生中の曲データ20cうち再生ポイントまでの各部分データ25c1,25c2…と、この曲データ20cよりも再生順序が前の曲データ20a,20bについての先頭部分の部分データ25a1,25b1のみを残し、他のデータをRAM403から削除する。なお、再生ポイントの直前の部分のデータについては、巻戻ボタン50Dが押下された場合に備えて、部分データ25nでない場合であっても、常時、一定時間分だけ保持しておく構成としてもよい。
ストリーミングサーバ10とPC40は、再生順位が最後の曲データ20をPC40が再生し終えた場合や、PC40において操作部405からアルバム再生の終了が指示された場合に、図5に示す処理を終える。
以上説明したように本実施形態によれば、再生順序が定められた複数の曲データ20a,20b…のうち、例えば、曲データ20bをストリーミング配信する場合、曲データ20bについての全ての部分データ25b1〜25bnと、この曲データ20bの前後に位置する曲データ20a,20c,20d,20eについての先頭部分の部分データ25a1,25c1,25d1,25e1とを、曲データ20bのストリーミング配信に先立ってストリーミングサーバ10からPC40へと送信し、PC40のRAM403に蓄積する。したがって、早送りや巻戻し、スキップ、頭出し等のトリック再生をスムーズに行えることは勿論、1つのアルバムに収められている複数の曲データ20について、事前に一括して全ての部分データ25nをPC40が受信するようなことがないので、ストリーミングサーバ10に対してアルバム再生を要求してから、1曲目の曲データ20がPC40において再生されるまでの待ち時間を低減できる。また、バッファのメモリ資源を有効に活用できる。
これに加え、事前に送信される複数の部分データ25nは、PC40において曲データ20を再生する際に利用することができ、早送りや巻戻しのためだけに使用される専用のデータではないので、特許文献1に記載された技術と比較した場合に、ストリーミングサーバ10からPC40へ送信されるデータ量を減らすこともできる。また、トリック再生から通常の再生動作への復帰もスムーズに行える。
なお、上述した実施形態において、PC40は携帯電話機であってもよく、この場合、曲データ20や部分データ25nは、移動パケット通信網を介して携帯電話機へ送信される。また、PC40の代りに、曲データ20の受信と再生を並行して行う音楽データ再生装置に本発明を適用することができる。また、ストリーミング配信されるコンテンツは、曲データに限定されず、音声データや動画データであってもよい。
通信システムの構成を例示する図である。 部分データ群25のデータ構成を説明するための図である。 PC40の構成を例示するブロック図である。 ストリーミング用ソフトの操作画面について例示する図である。 ストリーミングサーバ10とPC40の動作について例示するシーケンスチャートである。 PC40へ送信される部分データ25nについて説明するための図(その1)である。 PC40に送信される部分データ25nについて説明するための図(その2)である。 再生後の曲データ20の削除について説明するための図である。
符号の説明
10…ストリーミングサーバ、20a〜20e…曲データ、25…部分データ群、25a1〜an,25b1〜bn,25c1〜cn,25d1〜dn,25e1…部分データ、30…インターネット、40…PC、401…CPU、402…ROM、403…RAM、404…通信インタフェース、405…操作部、406…HD、407…サウンド処理部、408…表示部、50A…一時停止ボタン、50B…早送ボタン、50C…スキップボタン、50D…巻戻ボタン、50E…頭出ボタン。

Claims (6)

  1. 再生順序が定められた複数のコンテンツをストリーミング方式でクライアントへ送信するサーバであって、
    前記複数のコンテンツのうちストリーミング方式で前記クライアントへ送信を開始するコンテンツを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定されたコンテンツをストリーミング方式で前記クライアントへ送信する前に、前記コンテンツのうち予め定められた複数の区間内の部分データと、前記コンテンツよりも再生順序が前または後ろの1以上のコンテンツにおける先頭部分の部分データとを、前記クライアントへ送信する送信手段と
    を具備することを特徴とするサーバ。
  2. 再生順序が定められた複数のコンテンツをサーバからストリーミング方式で受信して再生するクライアントであって、
    記憶手段と、
    前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツをストリーミング方式で前記サーバから受信して前記記憶手段に記憶するとともに、前記コンテンツをストリーミング方式で受信する前に、前記コンテンツのうち予め定められた複数の区間内の部分データおよび前記コンテンツよりも再生順序が前または後ろの1以上のコンテンツにおける先頭部分の部分データを前記サーバから受信し、前記記憶手段に記憶する受信制御手段と、
    前記記憶手段に記憶されたデータを用いて曲を再生する再生手段と、
    操作手段と、
    前記再生手段により再生されている曲に対し、前記操作手段によってトリック再生が指示された場合に、前記記憶手段に記憶された部分データを用いて、指示されたトリック再生を行う一方、前記再生手段による再生を再開するデータ位置を指定する情報を前記サーバへ通知するトリック再生制御手段と
    を具備することを特徴とするクライアント。
  3. 前記記憶手段に記憶されているデータのうち再生を終えたデータについては、前記部分データ以外を削除する削除手段をさらに具備する
    ことを特徴とする請求項2に記載のクライアント。
  4. サーバとクライアントとを具備する通信システムであって、
    前記サーバは、
    再生順序が定められた複数のコンテンツのうちストリーミング方式で前記クライアントへ送信を開始するコンテンツを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定されたコンテンツをストリーミング方式で前記クライアントへ送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段により前記コンテンツが送信される前に、前記コンテンツのうち予め定められた複数の区間内の部分データと、前記コンテンツよりも再生順序が前または後ろの1以上のコンテンツにおける先頭部分の部分データとを前記クライアントへ送信する第2の送信手段と、
    前記クライアントからコンテンツのデータ位置が指定されると、当該データ位置以降のコンテンツを前記第1の送信手段により送信させる送信制御手段とを具備し、
    前記クライアントは、
    記憶手段と、
    前記第1の送信手段および前記第2の送信手段により送信されたデータを受信し、前記記憶手段に記憶する受信制御手段と、
    前記記憶手段に記憶されたデータを用いて曲を再生する再生手段と、
    操作手段と、
    前記再生手段により再生されている曲に対し、前記操作手段によってトリック再生が指示された場合に、前記記憶手段に記憶された部分データを用いて、指示されたトリック再生を行う一方、前記再生手段による再生を再開するデータ位置を指定する情報を前記サーバへ通知するトリック再生制御手段とを具備する
    ことを特徴とする通信システム。
  5. 前記クライアントは、
    前記記憶手段に記憶されているデータのうち再生を終えたデータについては、前記部分データ以外を削除する削除手段をさらに具備する
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記部分データの各々は、少なくとも、前記クライアントが前記再生手段による再生を再開するデータ位置を前記サーバへ通知してから、当該通知によって指定されたデータ位置以降のコンテンツがストリーミング方式で前記クライアントにより受信されて前記記憶手段に記憶されるまでの時間を、トリック再生時間として確保し得るデータ量を有する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の通信システム。
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