JP2014044027A - 自然気化式加湿具 - Google Patents

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Abstract

【課題】加湿エレメントの浸漬部を複雑な形状とすることなく、簡単な構成で加湿エレメントの良好な自立状態を維持でき、かつ効率よく室内の空気に対して加湿することのできる自然気化式加湿装置を提供すること。
【解決手段】吸水性を有する加湿エレメントよりなる自然気化式加湿具であって、下部が水に浸される浸漬部材と、該浸漬部材の上部に配されて、浸漬部材から吸い上げられた水を蒸散させる蒸散部材とを備え、前記浸漬部材及び蒸散部材はいずれもシート状の部材を組み合わせてなるものであって、前記浸漬部材は、複数の浸漬片がそれぞれ互いにその厚み方向に所定の間隔を空けた状態で、その上端部近傍が蒸散部材に接続され、前記蒸散部材よりも下方で、前記複数の浸漬片を一つに束ねる束ね手段を備えるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源を必要とせず、水の自然蒸発を利用した自然気化式の加湿装置に関するものである。
従来から、室内の空気が過度に乾燥するのを防止し、適当な湿度を保つために様々な加湿装置が利用されている。近年は、特に省エネルギーや環境への配慮から、電力を使用せず水の自然な蒸発作用を利用した自然気化式の加湿装置が多く用いられている(例えば下記特許文献1及び2参照)。
これら従来の自然気化式の加湿装置は、いずれも吸水性を有する加湿エレメントを用い、当該加湿エレメントの一部(浸漬部)を水に浸漬させると共に一部(露出部)を水の外へ露出させたものであって、毛細管現象を利用して水を前記露出部から蒸発させるものである。すなわち、上記のような構成とすることにより、毛細管作用によって浸漬部から露出部へと水が浸潤し、その水が露出部から室内の空気中へと蒸発することによって、室内の加湿をするものである。
このような従来の自然気化式加湿装置によれば、確かに電力を使用することなく、水の自然な蒸発作用を利用して室内の空気の乾燥を防止し、適度な湿度を維持するこが可能となる。
特開2005−321184号公報 特開2007−107768号公報
しかしながら、上記のような従来の自然気化式加湿装置においては、以下のような不都合があった。すなわち、上記のような従来の自然気化式加湿装置においては、その加湿エレメントには、吸水性のある合成樹脂シートや不織布、紙などが用いられ、その下側が水に浸漬されるとともに上側が水から外へ露出するようにして、自立させたものとしている。この水から外へ露出した露出部は、効率よく水を蒸発させるためには、その表面積を大きくするのが好ましい。しかしながら一方、露出部を大きくすると、露出部まで水が浸潤するとその重みで加湿エレメントの自立状態が維持しずらくなってしまう。それゆえ、加湿エレメントの自立状態を維持するために、浸漬部の形状を複雑なものとする必要があった。
本発明は、上記のような問題点を克服するためになされたものであり、加湿エレメントの浸漬部を複雑な形状とすることなく、簡単な構成で加湿エレメントの良好な自立状態を維持でき、かつ効率よく室内の空気に対して加湿することのできる自然気化式加湿装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る自然気化式加湿具は、吸水性を有する加湿エレメントよりなる自然気化式加湿具であって、下部が水に浸される浸漬部材と、該浸漬部材の上部に配されて、浸漬部材から吸い上げられた水を蒸散させる蒸散部材とを備え、前記浸漬部材及び蒸散部材はいずれもシート状の部材を組み合わせてなるものであって、前記浸漬部材は、複数の浸漬片がそれぞれ互いにその厚み方向に所定の間隔を空けた状態で、その上端部近傍が蒸散部材に接続され、前記蒸散部材よりも下方で、前記複数の浸漬片を一つに束ねる束ね手段を備えるようにしたことを特徴とする。
本発明に係る自然気化式加湿具によれば、加湿エレメントの浸漬部材は、複数の浸漬片が互いにその厚み方向に所定の間隔を空けた状態で、その上端部近傍が蒸散部材に接続されているようになされ、かつ、前記蒸散部材よりも下方で、前記浸漬部材を一つに束ねる束ね手段を備えるようにしたことで、簡単な構成により、浸漬部材及び蒸散部材が吸水して重くなった場合においても浸漬部材が容易に折れ曲がることなく、その自立状態を維持することが可能となっている。
本発明に係る自然気化式加湿具において、蒸散部材の中央部近傍には上下に貫通するスリットが所定間隔を空けて複数箇所成され、当該複数のスリットに各浸漬片を挿し通すことによって蒸散部材と浸漬部材とを接続するようになされ、束ね手段には、上下に貫通し、複数の浸漬片を一つに束ねて挿し通すためのスリット孔が設けられており、当該スリット孔に複数の浸漬片を挿し通すことによって、当該複数の浸漬片を一つに束ねるようにしてもよい。このようにすれば、蒸散部材のスリット及び束ね手段のスリット孔に浸漬片を挿し通すだけで、容易に組み立てが完了する。
さらに、本発明に係る自然気化式加湿具において、浸漬部材には、蒸散部材を所定高さ位置に保持するための蒸散部材保持手段が設けられ、また束ね手段を所定の高さ位置に保持するための束ね手段保持手段が設けられているようにしてもよい。このようにすれば、蒸散部材及び束ね手段が浸漬部材の所定高さ位置に保持されるので、加湿具の自立状態をより良好に保つことができる。
以上のとおり、本発明に係る自然気化式加湿具によれば、加湿エレメントの浸漬部材は、複数の浸漬片が互いにその厚み方向に所定の間隔を空けた状態で、その上端部近傍が蒸散部材に接続されているようになされ、かつ、前記蒸散部材よりも下方で、前記浸漬部材を一つに束ねる束ね手段を備えるようにしたことで、簡単な構成により、浸漬部材及び蒸散部材が吸水して重くなった場合においても浸漬部材が容易に折れ曲がることなく、その自立状態を維持することが可能となっている。
本発明に係る自然気化式加湿具の実施形態を示す図であり、その使用状態を示す斜視図である。 図1に示した自然気化式加湿具の一実施形態の斜視図である。 図2に示した自然気化式加湿具の(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、そして(e)は底面図である。 図1に示した自然気化式加湿具の別の一実施形態の斜視図である。 図4に示した自然気化式加湿具の(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、そして(e)は底面図である。 図2に示した自然気化式加湿具の組立前の状態を示した説明図である。 図2に示した自然気化式加湿具の組立途中の状態を示した説明図である。 同じく図2に示した自然気化式加湿具の組立途中の状態を示した説明図である。 図4に示した自然気化式加湿具の組立前の状態を示した説明図である。 図4に示した自然気化式加湿具の組立途中の状態を示した説明図である。 同じく図4に示した自然気化式加湿具の組立途中の状態を示した説明図である。 (a)は、本発明に係る自然気化式加湿具の加湿エレメントを差し入れて保持させるための保持具を示した平面図であり、(b)は、当該保持具に加湿エレメントを差し入れる様子を示した説明図である。 本発明に係る自然気化式加湿具を水に浸して使用するための容器の例を示す図であり、(a)は当該容器に水を注ぐ様子を示した説明図(正面図)であって、(b)は同容器の右側面図である。 (a)は、本発明に係る自然気化式加湿具の加湿エレメントを構成する各部材が切り離し容易な状態で型抜きされている不織布シートを示した説明図であり、(b)は、(a)の不織布シートから加湿エレメントを構成する各部材を切り離した状態を示した説明図である。 本発明に係る自然気化式加湿具における加湿エレメントの浸漬部材の別の一実施形態を示す図であり、(a)は、当該浸漬部材を広げた状態を示す平面図、(b)は、当該浸漬部材を折り曲げて茎状とした状態を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る自然気化式加湿具の実施形態を示すものであって、その使用状態を示したものである。図1においては、図2に示した本発明に係る自然気化式加湿具の一実施形態(第一実施形態)2及び図4に示した別の一実施形態(第二実施形態)3のものをそれぞれ複数個、同一の容器9内に入れて一つの加湿装置1を形成するようにしたものである。図2及び図4から分かるように、これら加湿具2、3は、いずれも草花を模した形態となされており、花びんに見立てた容器9中の水を当該水に浸された加湿具2、3の茎部(浸漬部材)4から吸い上げ、吸い上げた水を上に露出した花部(蒸散部材)5から蒸散(蒸発)させるようにしたものである。
図2及び図3は、前記自然気化式加湿具2の一実施形態(第一実施形態)を示したものであり、花の茎部及び雌しべ部を形成する浸漬部材4と、花部を形成する蒸散部材5と、葉部を形成する束ね手段6とを備えている。浸漬部材4、蒸散部材5、及び束ね手段6を形成する加湿エレメントには、この実施形態においては不織布で形成されたシート材を用いているが、これに限られない。吸水性能を備え、吸収した水を空気中に蒸発させる作用を有するものであれば、合成樹脂製のシートや紙など、任意の材料を適宜選択して用いることができる。また、この加湿エレメントには、抗菌・防カビなどの性能を付与する加工を施してもよく、或いは、加湿エレメントが吸水していることを目視できるように、吸水すると変色するインキを含浸させるなどの加工を施してもよい。
図2及び3に示すように、この実施形態における浸漬部材4は、不織布のシート材で形成された3枚の細長い浸漬片41からなり、蒸散部材(花部)5は同じく不織布のシート材で形成された3枚の花びら片51から、束ね手段(葉部)6は同じく不織布のシート材で形成された1枚の葉状片を折り曲げたものからなる。浸漬部材4は、この3枚の浸漬片41によって茎部を形成し、そのうちの中央に配された浸漬片41の上端部には花の雌しべ43の形状が模られている。また、花部5は、3枚の花びら片51を上下方向に重ねるようにして形成される。各花びら片51には、それぞれ複数の花びらの形状が模られていて、これら花びら片51を重ねることにより、また、各花びら片51には複数の折り曲げ片511が設けられていて当該折り曲げ片511を折り曲げることによって、花びら片51を立体的なものとしている。
各花びら片51の中央部近傍には、上下方向に貫通する3つのスリット53が形成されている。当該3つのスリット53は、それぞれに茎部4を形成する浸漬片41を差し入れるためのスリットであり、各浸漬片41がその厚み方向に所定の間隔を空けて配されるように、所定の間隔を空けて形成されている。
束ね手段6は、2枚の葉を型取った1枚の葉状片からなり、これを半分に折って草木の葉を模した形態のものとしている。また、この葉状片6には、スリット孔63が形成されており、当該スリット孔63に複数の浸漬片41を挿し通すことができるようになされている。
浸漬片41には、蒸散部材5(花びら片51)を所定高さ位置に保持するための蒸散部材保持手段45が設けられている。蒸散部材保持手段45は、蒸散部材5、すなわちこの実施形態における3枚の花びら片51が取り付けられる高さ位置において、両側部に凹部45aが形成されてくびれ部45となされている。この実施形態においては花びら片51に形成されたスリット53の長さ寸法は、前記くびれ部45の幅寸法mと略同一であって、くびれ部45より上下位置における幅寸法Mよりも小さいものとなされている。これにより、図6から図7に示した手順で花びら片51のスリット53に浸漬片41を圧入して挿し通し、図8の状態とすれば、くびれ部45の位置で花びら片51がしっかりと保持される。
さらに、浸漬片41には、束ね手段6を所定高さ位置に保持するための束ね手段保持手段46が設けられている。束ね手段保持手段46は、束ね手段6、すなわちこの実施形態における葉状片6が取り付けられる高さ位置において、両側部に凹部46aが形成されて第二のくびれ部46となされている。この実施形態においては葉状片6に形成されたスリット孔63の長さ寸法は、前記第二のくびれ部46の幅寸法nと略同一であって、第二のくびれ部46より上下位置における幅寸法Nよりも小さいものとなされている。これにより、図8に示したように葉状片6のスリット孔63に浸漬片41を圧入して挿し通し、図2の状態とすれば、第二のくびれ部46の位置で葉状片6がしっかりと保持される。
以上のような構成により、複数の浸漬片41がその厚み方向に所定の間隔を空けた状態で、その所定高さ位置において蒸散部材5にしっかりと保持されて接続され、かつ、束ね手段6が複数の浸漬片41を一つに束ねた状態でその所定高さ位置にしっかりと保持される。それゆえ、浸漬部材4及び蒸散部材5が吸水して重くなった場合においても浸漬部材4が容易に折れ曲がることなく、その自立状態を維持することが可能となっている。
図4〜5、及び図9〜11は、本発明に係る自然気化式加湿具の別の一実施形態(第二実施形態)3を示したものであり、花の茎部を形成する浸漬部材4と、花部を形成する蒸散部材5と、葉部を形成する束ね手段6とを備えている。浸漬部材4、蒸散部材5、及び束ね手段6を形成する加湿エレメントには、この実施形態においては不織布で形成されたシート材を用いている。
図4及び5に示すように、この実施形態における浸漬部材4は、不織布のシート材で形成された2枚の細長い浸漬片41からなり、蒸散部材(花部)5は同じく不織布のシート材で形成された2枚の花びら片51から、束ね手段(葉部)6は同じく不織布のシート材で形成された1枚の葉状片からなる。浸漬部材4は、この2枚の浸漬片41によって茎部4を形成し、また花部5は、2枚の花びら片51を上下方向に重ねるようにして形成される。各花びら片51には、それぞれ複数の花びらの形状が模られていて、これら花びら片51を重ねることにより、また、花びら片51には複数の折り曲げ片511が設けられていて当該折り曲げ片511を折り曲げることによって、花びら片51を立体的なものとしている。
各花びら片51の中央部近傍には、上下方向に貫通する2つのスリット53が形成されている。当該2つのスリット53は、それぞれに茎部4を形成する浸漬片41を差し入れるためのスリットであり、各浸漬片41がその厚み方向に所定の間隔を空けて配されるように、所定の間隔を空けて形成されている。
束ね手段6は、葉っぱの形をした1枚の葉状片からなる。また、この葉状片6には、スリット孔63が形成されており、当該スリット孔63に複数の浸漬片41を一つに束ねて挿し通すことができるようになされている。
浸漬片41には、蒸散部材5(花びら片51)を所定高さ位置に保持するための蒸散部材保持手段45が設けられている。蒸散部材保持手段45は、蒸散部材5、すなわちこの実施形態における2枚の花びら片51が取り付けられる高さ位置において、両側部に凹部45aが形成されてくびれ部45となされている。この実施形態においては花びら片51に形成されたスリット53の長さ寸法は、前記くびれ部45の幅寸法mと略同一であって、くびれ部45より上下位置における幅寸法Mよりも小さいものとなされている。これにより、図9から図10に示した手順で花びら片51のスリット53に浸漬片41を圧入して挿し通し、図11の状態とすれば、くびれ部45の位置で花びら片51がしっかりと保持される。
さらに、浸漬片41には、束ね手段6を所定高さ位置に保持するための束ね手段保持手段46が設けられている。束ね手段保持手段46は、束ね手段6、すなわちこの実施形態における葉状片6が取り付けられる高さ位置において、両側部に凹部46aが形成されて第二のくびれ部46となされている。この実施形態においては葉状片6に形成されたスリット孔63の長さ寸法は、前記第二のくびれ部46の幅寸法nと略同一であって、第二のくびれ部46より上下位置における幅寸法Nよりも小さいものとなされている。これにより、図11に示したように葉状片6のスリット孔63に浸漬片41を圧入して挿し通し、図4の状態とすれば、第二のくびれ部46の位置で葉状片6がしっかりと保持される。
以上のような構成により、当該第二実施形態においても、複数の浸漬片41がその厚み方向に所定の間隔を空けた状態で、その所定高さ位置において蒸散部材5にしっかりと保持されて接続され、また束ね手段6が複数の浸漬片41を一つに束ねた状態でその所定高さ位置にしっかりと保持される。それゆえ、浸漬部材4及び蒸散部材5が吸水して重くなった場合においても浸漬部材4が容易に折れ曲がることなく、その自立状態を維持することが可能となっている。
尚、上述した自然気化式加湿具2、3を構成する各部材は、図13(a)に示したような四角形状のシート材内に、それぞれの部材を型抜きしたものとし、図13(b)に示すように利用者が容易に切り離し可能なものとすることができる。このようにしておけば、各部材を1枚のシート材として製品パッケージに封入することが可能であり、また各部材が一目で区別できるので、利用者が必要な部材を切り離して自然気化式加湿具2、3を組み立てることができる。
図1に示した実施形態においては、上述した2つの実施形態における自然気化式加湿具2、3を各々複数個ずつ用意して、図14に示したような水Wを満たした容器9に入れ、その浸漬部材4の下部を水に浸すようにして加湿装置1を形成している。この実施形態においては、各自然気化式加湿具2、3を図12(a)に示した加湿具保持片7に保持させている。加湿具保持片7には、複数の保持スリット73が形成されており、当該保持スリット73に本発明に係る自然気化式加湿具2、3の浸漬部材4を挿し通すようになされている。各浸漬部材4には、第3のくびれ部47が形成されており、上述した蒸散部材5及び束ね手段6と同様に、加湿保持片7は浸漬部材4の所定高さ位置(第3のくびれ部47の位置)に保持される。
また、図1に示した加湿装置1においては、上述した2つの実施形態に係る自然気化式加湿具2、3のほか、葉の形をした葉状シート8も付加したものとしている。当該葉状シート8も、加湿具保持片7に保持されて、容器9に入れられる。
この加湿具保持片7に複数形成された各保持スリット73の傍には、そこに第一実施形態の自然気化式加湿具2、第二実施形態の自然気化式加湿具3、又は葉状シート8のいずれを挿すべきかが一目で分かるように印が付されている。例えば、この実施形態においては、印75には第一実施形態の自然気化式加湿具2が、印76には第二実施形態の自然気化式加湿具3が、そして印77には葉状シート8がそれぞれ差し入れられる。
尚、図1で使用している容器9は、透光性および可撓性を備えた合成樹脂材料で形成された容器であって、平坦に折り畳むことも可能なものである。この容器を図14に示すように前後方向に広げて水Wで満たし、ここへ加湿具保持片7に保持された自然気化式加湿具2、3を入れる。これにより、各自然気化式加湿具2、3の浸漬部材4の下部が水に浸されて吸水し、その水が蒸散部材5及び束ね手段6から蒸発して加湿を行う。
図15は、上述した実施形態における浸漬部材4の別の一実施形態を示したものである。上述した2つの実施形態においては、浸漬部材4は互いに切り離された浸漬片41を複数枚用いたものとしているが、図15に示すように1枚のシート材で形成するようにしてもよい。この実施形態においては、1枚のシート材の略中間部に設けられた折り曲げ線4aで折り曲げて、その両端部に浸漬片41、41を形成し、これにより浸漬部材4を形成している。このような形態によっても、両浸漬片41、41をその厚み方向に所定の間隔を空けて配することが出来る。
以上のとおり、いくつかの具体的な実施形態を示して本発明に係る自然気化式加湿具を説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々に形態等を変更することができるものである。すなわち、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明に技術的範囲は、上述した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定され、また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれるものである。
1 自然気化式加湿装置
2、3 自然気化式加湿具
4 浸漬部材
41 浸漬片
5 蒸散部材
51 花びら片
53 スリット
6 束ね手段
63 スリット孔
7 加湿具保持片
8 葉状シート
9 容器


Claims (4)

  1. 吸水性を有する加湿エレメントよりなる自然気化式加湿具であって、
    下部が水に浸される浸漬部材と、
    該浸漬部材の上部に配されて、浸漬部材から吸い上げられた水を蒸散させる蒸散部材とを備え、
    前記浸漬部材及び蒸散部材はいずれもシート状の部材を組み合わせてなるものであって、
    前記浸漬部材は、複数の浸漬片がそれぞれ互いにその厚み方向に所定の間隔を空けた状態で、その上端部近傍が蒸散部材に接続され、
    前記蒸散部材よりも下方で、前記複数の浸漬片を一つに束ねる束ね手段を備えるようにしたことを特徴とする自然気化式加湿具。
  2. 蒸散部材の中央部近傍には上下に貫通するスリットが所定間隔を空けて複数箇所成され、
    当該複数のスリットに各浸漬片を挿し通すことによって蒸散部材と浸漬部材とを接続するようになされ、
    束ね手段には、上下に貫通し、複数の浸漬片を一つに束ねて挿し通すためのスリット孔が設けられており、当該スリット孔に複数の浸漬片を挿し通すことによって、当該複数の浸漬片を一つに束ねるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自然気化式加湿具。
  3. 浸漬部材には、蒸散部材を所定高さ位置に保持するための蒸散部材保持手段が設けられ、また束ね手段を所定の高さ位置に保持するための束ね手段保持手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自然気化式加湿具。
  4. 浸漬部材は草木の茎又は枝を模したものとなされ、蒸散部材は草木の花を模したものとなされ、束ね部材は草木の葉を模したものとしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自然気化式加湿具。


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