JP3158392U - 加湿器エレメント - Google Patents

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北風 裕道
裕道 北風
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Abstract

【課題】取扱い及び使用が簡単で、日常生活で使用される様々な容器に装着でき、十分な加湿効果が得られる加湿器エレメントを提供する。【解決手段】加湿器エレメント1は、吸水性放湿性を有する1枚の平坦な紙シートからなり、左右方向に延長する矩形帯状の吸水領域2と放湿領域2とを有する。吸水領域は、その横断方向に延びる複数の折り目線4a,4bを左右方向に沿って所定の間隔で山折りと谷折りとが交互になるように設けることにより区分される複数の吸水シート部分6からなる。放湿領域は、吸水領域の上辺に沿って該上辺から外向きに延出するように設けられた複数の放湿シート片7からなる。吸水領域の下辺には、山折りの折り目線上の一点から吸水領域の下辺に向けて広がるように形成した複数の切欠き6が設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、自然気化式の加湿器エレメントに関する。
従来より、建物や車両の室内で水分を自然に蒸発させる簡易式の加湿器が提案され、実際に販売使用されている。例えば、水を溜めた容器に綿製のロープを入れ、その一部を容器から外に出して水分を蒸発させさせるようにした自動車用加湿器が知られている(例えば、特許文献1を参照)。しかしながら、綿製のロープ等では、十分な量の水分を気化させることが困難である。
これに対し、吸水性を有するポリエステルやフェノール樹脂等の合成樹脂を用いた1枚のシート状の部材を折り曲げて形成される加湿エレメントが知られている(例えば、特許文献2を参照)。同特許文献によれば、この加湿エレメントは、折り曲げた複数の加湿片を容器に挿入し、それらの一部を容器の外部に露出させて水を蒸発させるので、加湿を効率良く行うことができる。
特開2000−272336号公報 特開2007−107768号公報
しかしながら、特許文献2記載の加湿エレメントは、複雑に設けられた折曲げ部及びスリットに沿って折り曲げられ、折り曲げた複数の加湿片を接触しない状態で容器内に配置するために、専用の保持部材や容器が使用される。そのため、実際の使用は面倒で扱い難く、不便である、という問題がある。
そこで本考案は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、専用の器具や容器を必要とせず、取扱い及び使用が簡単で、日常生活で使用される様々な容器に装着することができ、しかも十分な加湿効果が得られる加湿器エレメントを提供することにある。
本考案の加湿器エレメントは、上記目的を達成するために、吸水性及び放湿性を有する1枚の平坦な紙シートからなり、該紙シートが、左右方向に延長する矩形帯状の吸水領域と、該吸水領域の上側に設けられた放湿領域とを有し、吸水領域が、その横断方向に延びる複数の折り目線を左右方向に沿って所定の間隔で、山折りと谷折りとが交互になるように設けたことによって区分される複数の吸水シート部分からなり、放湿領域が、吸水領域の上辺に沿って該上辺から外向きに延出するように設けられた複数の放湿シート片からなり、吸水領域がその下辺に沿って、山折りの折り目線上の一点から吸水領域の下辺に向けて広がるように形成した複数の切欠きを更に有することを特徴とする。
このように吸水領域の下辺に設けた切欠きによって、吸水領域を折り目線で折り進めて加湿器エレメントを組み立てたとき、隣接する吸水シート部分間に山折りの折れ目線で形成される稜線は、その下側部分が内側へテーパー状に傾斜する。このテーパー部分によって、加湿器エレメントの組立体を様々な水の容器に、その形状及び/又は寸法が異なる場合でも、所望の形態を維持したまま簡単に装着しかつ使用することができる。
或る実施例では、吸水領域が、その左右方向の一方の端部に、組立時にその反対側の端部の吸水シート部分と重なるように設けられた連結シート部分を更に有する。これによって、吸水領域を各折り目線で折り進めていったとき、最後に連結シート部分を反対側の端部の吸水シート部分に重ねることによって、加湿器エレメントを簡単に所望の形態に組み立て、かつ使用時に異なる形状・寸法の容器に装着しても、所望の形態を維持することができる。
別の実施例では、放湿シート片が水分可逆発色インキで彩色されていることにより、放湿シート片に水分が含まれているときに発色し、放湿シート片から水分が失われると消色するように、又はその逆に、放湿シート片の彩色を変化させることができる。それによって、使用時に、組み立てた加湿器エレメントを装着した容器内の水の有無を、該容器の中を見なくても、外側から視覚によって簡単に判断することができる。
本考案による加湿器エレメントの実施例を示す平面図。 図1の加湿器エレメントの組立体を示す概略斜視図。 図1の加湿器エレメントを容器に装着した状態を示す概略斜視図。 図1の加湿器エレメントを別の容器に装着した状態を示す概略斜視図。
以下に、添付図面を参照しつつ、本考案の好適な実施例について詳細に説明する。
図1は、本考案による加湿器エレメントの好適な実施例を示している。本実施例の加湿器エレメント1は、吸水性及び放湿性を有する1枚の平坦な紙シートで形成されている。このような紙シート材料として、例えば安曇濾紙株式会社から市販されている吸水蒸発紙(品番A33725BE)を用いることができる。加湿器エレメント1は、左右方向に延長する矩形帯状の吸水領域2と、該吸水領域の上側に設けられた放湿領域3とを有する。
吸水領域2には、その横断方向に延びる複数の、山折りの折り目線4aと谷折りの折り目線4bとが左右方向に沿って一定の間隔で設けられている。更に吸水領域2には、その下辺に沿って複数の切欠き5が等間隔で設けられている。各切欠き5は、それぞれ山折りの折り目線4a上の一点から吸水領域2の下辺に向けて、緩やかな曲線をもって広がるように形成されている。吸水領域2は、折り目線4a,4bによって、前記左右方向に沿って連続する複数の吸水シート部分6に区分される。
放湿領域3は、吸水領域2の上辺に沿って該上辺から外向きに延出するように設けられた複数の放湿シート片7からなる。各放湿シート片7は、吸水領域2の左端から1つ置きに位置する各吸水シート部分6の上辺に設けられる。本実施例の放湿シート片7は、図示するように、蝶の羽を模した形状に形成されているが、これに限定されるものでなく、花びらや草の葉などの様々な形状に形成することができる。いずれの場合にも、十分な放湿効果が得られるように、より大きい面積にすることが好ましい。
本実施例の加湿器エレメント1は、山折りの折り目線4aを挟んでその両側に隣接する2つの吸水シート部分6とその一方の吸水シート部分6から延出する1つの放湿シート片7とを1つの単位領域8として、10個の単位領域8が左右方向に連設されている。単位領域8の数は、必要に応じて適当に選択することができる。吸水領域2の右端には、左端の吸水シート部分6に対応する形状の連結シート部分9が追加して設けられている。連結シート部分9は、吸水領域2の左端に設けることもできる。
放湿シート片7は、例えば水分の有無により可逆的に発色するインキで彩色することができる。このような水分可逆発色インキには、例えばパイロットインキ株式会社が開発したハイドロクロミック(商品名)がある。このインキによって、加湿器エレメント1は、放湿シート片7に水分が含まれているときに発色し、水分が失われると消色するように、又はその逆となるように、放湿シート片7の彩色を変化させることができる。それによって、使用時に、組み立てた加湿器エレメント1を装着した容器内の水が無くなったかどうかを、該容器の中を見なくても、外側から視覚によって簡単に判断することができる。
また、各放湿シート片7は、蛍光インキ又は塗料を塗布することができる。これによって、暗い室内でも加湿器エレメント1及び容器の位置が分かる。従って、不用意に前記容器を倒したりして、水をこぼすなどの虞が無くなる。
図2は、加湿器エレメント1の組立体11を示している。加湿器エレメント1は、吸水領域2を各折り目線4a,4bで折り進めて蛇腹状の環体にし、最後に連結シート部分9を、最初に折り曲げた反対側の吸水シート部分6に重ねてその裏側に挟み込む。これにより、加湿器エレメント1は、簡単に所望の形態の組立体11に組み立てることができ、かつ組立体11は、使用時に異なる形状及び/又は寸法の容器に装着しても、所望の形態を維持することができる。このとき各放湿シート片7は、それぞれ組立体11の放射方向に延出する。
本考案の加湿器エレメント1は、これを組み立てて装着するために、専用の又は特別な構造若しくは形状の容器を必要としない。加湿器エレメントの組立体11は、例えばコップやコーヒーカップ、深皿など、日常生活に使用されている様々な形状、寸法の容器に装着することができる。
図3は、ガラスコップである容器12に水13を入れて加湿器エレメントの組立体11を装着した1例を示している。組立体11は、蛇腹状の環体に折り曲げた吸水シート部分6を縮めて、その下端から容器12の上部開口に挿入する。放湿シート片7が放射方向に延出しているので、その下端を容器12の上部開口に係合させることによって、組立体11は、容器12内に落下することなくその開口上端に保持される。
隣接する吸水シート部分6間に形成される稜線14は、山折りの折れ目線4aの下側に切欠き5によって内側へ緩やかに傾斜するテーパー部分14aを有する。従って、容器12の開口が様々に異なる寸法の場合でも、組立体11を容易に装着することができる。また、装着後も、組立体11は容器12内で所望の形態を維持することができる。
図4は、図3とは異なる容器15に水16を入れて加湿器エレメントの組立体11を装着した別の1例を示している。本実施例の容器15は、概ね矩形の箱型で、その上部開口が比較的広く、かつ吸水シート部分6の長さよりも浅い。そのため、組立体11は、蛇腹状の環体に折り曲げた吸水シート部分6を拡げて容器15内に挿入し、該吸水シート部分の下端を容器15の底に載置する。
このとき、組立体11は、上述したように連結シート部分9が反対側の吸水シート部分6の裏側に挟み込まれているので、蛇腹状の環体が簡単にばらけて所望の形態が崩れることはない。また上述したように、隣接する吸水シート部分6間の稜線14が、山折りの折れ目線4aの下側に内側へ緩やかに傾斜するテーパー部分14aを有するので、容器15の下側が内側へ湾曲していても、組立体11は容器12内で所望の形態を維持することができる。
本考案は、上記実施例に限定されるものでなく、実用新案登録請求の範囲に記載される技術的範囲内で上記実施例に様々な変形又は変更を加えて実施し得ることは、当業者に明らかである。
1…加湿器エレメント、2…吸水領域、3…放湿領域、4a,4b…折り目線、5…切欠き、6…吸水シート部分、7…放湿シート片、8…単位領域、9…連結シート部分、11…組立体、12,15…容器、13,16…水、14…稜線、14a…テーパー部分。

Claims (3)

  1. 吸水性及び放湿性を有する1枚の平坦な紙シートからなり、
    前記紙シートが、左右方向に延長する矩形帯状の吸水領域と、前記吸水領域の上側に設けられた放湿領域とを有し、
    前記吸水領域が、その横断方向に延びる複数の折り目線を前記左右方向に沿って所定の間隔で、山折りと谷折りとが交互になるように設けたことによって区分される複数の吸水シート部分からなり、
    前記放湿領域が、前記吸水領域の上辺に沿って該上辺から外向きに延出するように設けられた複数の放湿シート片からなり、
    前記吸水領域がその下辺に沿って、山折りの前記折り目線上の一点から前記吸水領域の下辺に向けて広がるように形成した複数の切欠きを更に有することを特徴とする加湿器エレメント。
  2. 前記吸水領域が、その左右方向の一方の端部に、組立時にその反対側の端部の前記吸水シート部分と重なるように設けられた連結シート部分を更に有することを特徴とする請求項1に記載の加湿器エレメント。
  3. 前記放湿シート片が、水分可逆発色インキで彩色されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の加湿器エレメント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014115073A (ja) * 2012-11-15 2014-06-26 Taisei Shiki Insatsu Kk ペーパー加湿器
JP2015028414A (ja) * 2013-06-25 2015-02-12 株式会社ミクニ シート状部材及び自然蒸発式加湿器

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