JP2014043517A - 樹脂組成物及び成形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械強度と耐候性に優れる、カーボンナノ繊維含有樹脂組成物を提供する。
【解決手段】芳香族ビニル化合物由来の構造単位と、飽和炭化水素骨格の構造単位と、を含み、1H−NMRスペクトルにおける0〜2.7ppmのピーク積分値を100としたとき、4.8〜5.7ppmのピーク積分値が0以上1.5以下である共重合樹脂(a)と、下記(1)及び(2)の条件を共に満たすカーボンナノ繊維(b)と、を含む樹脂組成物。(1){(前記樹脂組成物中の前記カーボンナノ繊維(b)のアスペクト比)×(前記樹脂組成物中の前記カーボンナノ繊維(b)の含有率[質量%])/100}の値が、8より大きく20,000以下である。(2)前記樹脂組成物中の前記カーボンナノ繊維(b)の532nmにおけるラマン分光スペクトルにおいて、Gバンドピーク面積(G)に対するDバンドピーク面積(D)の比(D/G)が、0.3以上3.5以下である。
【選択図】なし

Description

本発明は、カーボンナノ繊維を含有する樹脂組成物及び成形体に関する。
カーボンナノ繊維は、平均繊維径1nm以上1μm未満の炭素素材であり、樹脂と複合化することで高性能の複合材料とすることが検討されている。特に、カーボンナノ繊維の高強度特性を生かすべく、樹脂との複合材料(カーボンナノ繊維を含有する樹脂組成物;以下、「カーボンナノ繊維含有樹脂組成物」と総称する場合がある。)とすることで機械強度を向上させる検討が行われている。例えば、カーボンナノ繊維に対して親和性のある官能基で変性された樹脂や、カーボンナノ繊維に対して親和性がある不飽和二重結合単位を主体とする共重合樹脂等と、カーボンナノ繊維とからなる組成物が、機械強度に優れることが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2006−028410号公報
しかし、カーボンナノ繊維に対して親和性のある官能基で変性されておらず、かつ不飽和二重結合単位が非常に少ない共重合樹脂は、良好な耐候性を有することが期待されるが、カーボンナノ繊維を配合した複合材料とすると、その機械強度は不十分なものとなってしまう。このようなこと等から機械強度と耐候性の両方に優れる、カーボンナノ繊維含有樹脂組成物とすることは困難である。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、機械強度と耐候性に優れる、カーボンナノ繊維含有樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意検討を行った結果、特定の共重合樹脂と、アスペクト比と樹脂組成物中の含有率が特定の関係を満たし、かつD/Gがある特定の数値範囲にあるカーボンナノ繊維と、を用いることにより、機械強度と耐候性に優れるカーボンナノ繊維含有樹脂組成物が得られることを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]
芳香族ビニル化合物由来の構造単位と、飽和炭化水素骨格の構造単位と、を含む共重合樹脂であり、1H−NMRスペクトルにおける0〜2.7ppmのピーク積分値を100としたとき、4.8〜5.7ppmのピーク積分値が0以上1.5以下である共重合樹脂(a)と、
下記(1)及び(2)の条件を共に満たすカーボンナノ繊維(b)と、
を含む樹脂組成物。
(1){(前記樹脂組成物中の前記カーボンナノ繊維(b)のアスペクト比)×(前記樹脂組成物中の前記カーボンナノ繊維(b)の含有率[質量%])/100}の値が、8より大きく20,000以下である。
(2)前記樹脂組成物中の前記カーボンナノ繊維(b)の532nmにおけるラマン分光スペクトルにおいて、Gバンドピーク面積(G)に対するDバンドピーク面積(D)の比(D/G)が、0.3以上3.5以下である。
[2]
前記共重合樹脂(a)と、前記カーボンナノ繊維(b)とを、前記共重合樹脂(a)が流動状態となる温度以上で溶融混練して得られ、
前記カーボンナノ繊維(b)の溶融混練前のアスペクト比が、100以上50,000以下である、[1]に記載の樹脂組成物。
[3]
[1]又は[2]に記載の樹脂組成物よりなる成形体。
本発明によれば、機械強度と耐候性に優れる、カーボンナノ繊維含有樹脂組成物を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「本実施形態」という。)について詳細に説明する。以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜に変形して実施できる。
本実施形態の樹脂組成物は、芳香族ビニル化合物由来の構造単位と、飽和炭化水素骨格の構造単位と、を含む共重合樹脂であり、1H−NMRスペクトルにおける0〜2.7ppmのピーク積分値を100としたとき、4.8〜5.7ppmのピーク積分値が0以上1.5以下である共重合樹脂(a)と、
下記(1)及び(2)の条件を共に満たすカーボンナノ繊維(b)と、
を含む樹脂組成物;
(1){(樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b)のアスペクト比)×(樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b)の含有率[質量%])/100}の値が、8より大きく20,000以下である、
(2)樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b)の532nmにおけるラマン分光スペクトルにおいて、Gバンドピーク面積(G)に対するDバンドピーク面積(D)の比(D/G)が、0.3以上3.5以下である。
本実施形態における共重合樹脂(a)とは、芳香族ビニル化合物由来の構造単位と、飽和炭化水素骨格の構造単位と、を含む共重合樹脂であり、構造単位の配列はランダム、ブロック、交互、グラフトいずれの配列であっても構わない。本実施形態の効果が一層優れたものとなる観点から、共重合樹脂(a)は、芳香族ビニル化合物由来の構造単位と、飽和炭化水素骨格の構造単位と、からなる共重合樹脂であることが好ましい。共重合樹脂(a)は、例えば、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とを共重合させた後、水素添加する方法等によって得ることができる。
芳香族ビニル化合物としては、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、エチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン等の核アルキル置換スチレン;α−メチルスチレン、α−メチル−p−メチルスチレン等のα−アルキル置換スチレン等が挙げられる。これらの中でも、経済性の観点から、好ましくはスチレンである。これらの化合物は、1種を単独で又は2種以上を併用して用いることができる。
上記した飽和炭化水素骨格の構造は、例えば、共役ジエン化合物に基づく二重結合を水素添加することにより得ることができる。この場合、共役ジエン化合物由来の構造単位とすることができる。共役ジエン化合物としては、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン等が挙げられる。これらの中でも、機械強度の観点から、好ましくは1,3−ブタジエンである。これらの化合物は、1種を単独で又は2種以上を併用して用いることができる。
共重合樹脂(a)の1H−NMRスペクトルにおける0〜2.7ppmのピーク積分値を100としたとき、4.8〜5.7ppmのピーク積分値は、耐候性の観点から、0以上1.5以下であり、好ましくは0以上1.0以下である。この4.8〜5.7ppmのピーク積分値は不飽和二重結合の含有率に対応し、不飽和二重結合に対する水素添加の程度を促進する(高水添率)ことで小さくなる傾向にある。
共重合樹脂(a)における芳香族ビニル化合物由来の構造単位の含有率は、剛性と耐衝撃性の観点から、好ましくは10〜90質量%であり、より好ましくは20〜80質量%である。共重合樹脂(a)中の芳香族ビニル化合物由来の構造単位の含有率は、重水素化クロロホルム溶媒に溶解させた共重合樹脂(a)を、核磁気共鳴装置(NMR)を用いプロトン核(1H)測定後、該当シグナルの積分値より計算して求めることができる。
本実施形態における共重合樹脂(a)が、ブロック共重合樹脂(a´)である場合、芳香族ビニル化合物由来の構造単位を主体とする重合体ブロックAと、飽和炭化水素骨格の構造単位を主体とする重合体ブロックBと、を含むブロック共重合樹脂が挙げられる。
芳香族ビニル化合物由来の構造単位を主体とする重合体ブロックAとしては、芳香族ビニル化合物由来の構造単位を、好ましくは50質量%以上、より好ましくは70質量%以上含有する。重合体ブロックAは、芳香族ビニル化合物と飽和炭化水素化合物との共重合体ブロックでもよいし、芳香族ビニル化合物単独重合体ブロックでもよい。
飽和炭化水素化合物を主体とする重合体ブロックBとしては、飽和炭化水素骨格の構造単位を、好ましくは50質量%以上を超える量で、より好ましくは60質量%以上含有する。重合体ブロックBは、飽和炭化水素化合物と芳香族ビニル化合物との共重合ブロックでもよいし、飽和炭化水素化合物単独重合体ブロックでもよい。
重合体ブロックAと重合体ブロックBとの境界は必ずしも明瞭に区別される必要はない。
ブロック共重合樹脂(a´)の製造方法は、例えば、特公昭40−023798号公報、特公昭49−036957号公報、特公昭56−028925号公報等に記載された方法等を採用することもできる。ブロック共重合樹脂(a´)の製造方法としては、例えば、リチウム触媒等を用いて不活性溶媒中でブロック共重合させて芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物からなるブロック共重合樹脂を得る。次に、該ブロック共重合樹脂の共役ジエン化合物に基づく不飽和二重結合を水素添加することにより目的とするブロック共重合樹脂(a´)を得ることができる。
水素添加触媒としては、特に限定されず、従来から公知である(1)Ni、Pt、Pd、Ru等の金属をカーボン、シリカ、アルミナ、ケイソウ土等に担持させた担持型不均一系水添触媒、(2)Ni、Co、Fe、Cr等の有機酸塩又はアセチルアセトン塩等の遷移金属塩と有機アルミニウム等の還元剤とを用いる、いわゆるチーグラー型水添触媒、(3)Ti、Ru、Rh、Zr等の有機金属化合物等のいわゆる有機金属錯体等の均一系水添触媒が用いられる。具体的な水添触媒としては、例えば、特公昭42−008704号公報、特公昭43−006636号公報、特公昭63−004841号公報、特公平01−037970号公報、特公平01−053851号公報、特公平02−009041号公報等に記載された水添触媒を使用することができる。
好ましい水添触媒としては、チタノセン化合物、還元性有機金属化合物、あるいはこれらの混合物が挙げられる。チタノセン化合物としては、例えば、特開平08−109219号公報に記載された化合物が使用できるが、具体例としては、ビスシクロペンタジエニルチタンジクロライド、モノペンタメチルシクロペンタジエニルチタントリクロライド等の(置換)シクロペンタジエニル骨格、インデニル骨格或いはフルオレニル骨格を有する配位子を少なくとも1つ以上有する化合物が挙げられる。還元性有機金属化合物としては、例えば、有機リチウム等の有機アルカリ金属化合物、有機マグネシウム化合物、有機アルミニウム化合物、有機ホウ素化合物或いは有機亜鉛化合物等が挙げられる。具体的には、メチルリチウム、エチルリチウム、n−プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、イソブチルリチウム、n−ペンチルリチウム、n−ヘキシルリチウム、ジメチルマグネシウム、ジエチルマグネシウム、メチルマグネシウムブロマイド、メチルマグネシウムクロライド、エチルマグネシウムブロマイド、エチルマグネシウムクロライド、フェニルマグネシウムブロマイド、フェニルマグネシウムクロライド、ジブチルマグネシウム、tert−ブチルマグネシウムクロライド、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリフェニルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロライド、エチルアルミニウムジクロライド、メチルアルミニウムセスキクロリド、ジエチルアルミニウムヒドリド、ジイソブチルアルミニウムヒドリド、トリフェニルアルミニウム、トリ(2−エチルヘキシル)アルミニウム、トリエチルボラン、トリプロピルボラン、n−ブチルボラン、sec−ブチルボラン、ジエチル亜鉛、ビス(シクロペンタジエニル)亜鉛、ジフェニル亜鉛等が挙げられる。
水添反応の反応温度は、好ましくは0〜200℃であり、より好ましくは30〜150℃である。水添反応に使用される水素の圧力は、好ましくは0.1〜15MPaであり、より好ましくは0.2〜10MPaであり、更に好ましくは0.3〜5MPaである。水添反応時間は、好ましくは3分〜10時間であり、より好ましくは10分〜5時間である。水添反応は、バッチプロセス、連続プロセス、或いはそれらの組み合わせのいずれでもよい。
なお、ここでは、ブロック共重合樹脂(a′)の水添反応を行う場合を一例として説明したが、ブロック構造でない共重合樹脂(a)の場合であっても、同様に水添反応を行うことができる。
ブロック共重合樹脂(a´)における芳香族ビニル化合物の含有量は、生産性及び加工性の観点から10質量%以上であることが好ましく、柔軟性及びゴム的特性の観点から90質量%以下であることが好ましい。より好ましくは20質量%以上80質量%以下である。
ブロック共重合樹脂(a´)の数平均分子量は、耐熱性の観点から好ましくは3×104以上、成形性の観点から好ましくは40×104以下、より好ましくは4×104以上30×104以下である。数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による測定を行い、標準ポリスチレンの測定より求めた検量線より換算して求めることができる。
本実施形態におけるカーボンナノ繊維(b)とは、数平均繊維径が数nm以上1μm未満、数平均繊維長が数十nm〜数mmのカーボン繊維をいう。カーボンナノ繊維(b)のアスペクト比とは数平均繊維長(nm)を数平均繊維径(nm)で除した値をいう。カーボンナノ繊維(b)は、単層であってもよいし、多層であってもよい。
本実施形態において、共重合樹脂(a)に対するカーボンナノ繊維(b)の濃度は、好ましくは1質量%以上70質量%以下であり、より好ましくは5質量%以上60質量%以下であり、更に好ましくは10質量%以上50質量%以下である。上記濃度とすることにより、機械強度と加工性のバランスが一層向上する。
カーボンナノ繊維(b)の平均繊維径は、好ましくは5nm〜500nmであり、より好ましくは8nm〜300nmである。
{(樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b)のアスペクト比)×(樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b)の含有率[%])/100}の値は、カーボンナノ繊維(b)の絡み合いの観点から8より大きく成形体の形状を維持する観点から20,000以下であり、好ましくは8より大きく7,000以下であり、より好ましくは8以上2,500以下である。機械強度をより向上させるためには、樹脂組成物中でのカーボンナノ繊維(b)の状態について、カーボンナノ繊維(b)が、独立に存在するのではなく、樹脂組成物中全体に渡り絡みあった構造をとる方が好ましいと推測される。そして、{(樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b)のアスペクト比)×(樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b)の含有率[質量%])/100}の値は、樹脂組成物中全体における個々のカーボンナノ繊維(b)同士の絡み合いの指標となり、当該値が大きい程より絡み合った状態であると推測される。一方、当該値がある一定の値を超えると樹脂との相互作用が弱くなり成形体の形状を維持することが困難になると推測される(但し、本実施形態の作用効果はこれに限定されない。)。
カーボンナノ繊維(b)の平均繊維長としては、好ましくは3μm〜1,000μmである。アスペクト比としては、好ましくは100〜50,000である。
カーボンナノ繊維(b)の532nmのラマン分光スペクトルにおいて、Gバンドピーク面積(G)に対するDバンドピーク面積(D)の比(D/G)は、0.5以上3.5以下である。通常、Dバンドは、1350〜1365cm-1に観測されるラマンシグナルであり、Gバンドは、1575〜1590cm-1に観測されるラマンシグナルである。カーボンナノ繊維(b)のD/Gの値が小さいほど、カーボンナノ繊維(b)の結晶化度が高いといえる。カーボンナノ繊維(b)のD/Gの値は、共重合樹脂(a)との親和性とカーボンナノ繊維(b)の機械強度の観点から、0.3以上3.5以下であり、好ましくは0.5以上2.5以下であり、更に好ましくは1.0以上2.0以下である。
本実施形態で使用されるカーボンナノ繊維(b)の製造方法は、例えば、アーク法、レーザー法、気相成長法等で製造されたものを使用することができる。また、製造後、オゾン処理、有機酸処理、無機酸処理、焼成処理、加熱処理、過酸化物処理、各種カップリング剤等の反応性モノマーによる処理、コーティング剤処理、電子線照射、プラズマ照射、マイクロ波照射、イオン注入処理、スパッタエッチング処理、紫外線照射等による表面改質;紡糸、紡績等の加工処理;各種ポリマー、各種低分子化合物、各種エマルジョン等を用いた造粒処理;等を施しても構わない。
さらに、本実施形態の効果を損なわない範囲内で、各種目的に応じて任意の添加剤を配合することができる。添加剤の種類は、樹脂やゴム状重合体の配合に一般的に用いられるものであれば特に制限はない。二酸化珪素等の無機充填剤、酸化鉄等の顔料、ステアリン酸、ベヘニン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、エチレンビスステアロアミド等の滑剤、離型剤、パラフィン系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プロセスオイル、パラフィン、有機ポリシロキサン、ミネラルオイル等の軟化剤・可塑剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、りん系熱安定剤等の酸化防止剤、ヒンダードアミン系光安定剤、難燃剤、帯電防止剤、有機繊維、ガラス繊維、カーボンブラック、炭素繊維、金属ウィスカ、その他添加剤或いはこれらの混合物等が挙げられる。
本実施形態における樹脂組成物の製造方法としては例えば、単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ブラベンダー、ロール、プラストミル、各種ニーダー等の溶融混練機を用いる方法、共重合樹脂(a)とカーボンナノ繊維(b)を溶媒中に分散させて樹脂ワニスを作製後、溶媒を除去する方法(溶液キャスト法)等が挙げられる。
本実施形態では、共重合樹脂(a)とカーボンナノ繊維(b)とを、共重合樹脂(a)が流動状態となる温度以上で溶融混練することが好ましい。これにより、混練の際にカーボンナノ繊維(b)が折れてしまうことを効果的に防ぐことができ、アスペクト比が大幅に低下すること等を防止できるため、好ましい。ここでいう共重合樹脂(a)の流動状態とは、弾性率が1MPa以下である状態をいう。弾性率は、溶融粘弾性測定によって測定することができる。本実施形態において共重合樹脂(a)が流動状態となる温度とは、100℃以上320℃以下であり、加工性と熱劣化の観点から好ましくは130℃以上300℃以下である。
上記した溶融混練によって樹脂組成物を製造する場合、溶融混練前のカーボンナノ繊維(b)のアスペクト比は、好ましくは100以上50,000以下であり、より好ましくは130以上40,000以下であり、更に好ましくは150以上30,000以下である。共重合樹脂(a)が流動状態となる温度以上で、共重合樹脂(a)と、上記アスペクト比を有するカーボンナノ繊維(b)とを溶融混練することにより、アスペクト比が大幅に低下することなく、樹脂組成物中のカーボンナノ繊維のアスペクト比を好適な範囲に制御することができる。アスペクト比は、後述する実施例に記載の方法によって測定できる。
樹脂組成物を製造する際、カーボンナノ繊維(b)は、事前に必要量の一部又は全量の共重合樹脂(a)とミキサー等で混合しておいてもよいし、事前に必要量の一部又は全量の共重合樹脂(a)とカーボンナノ繊維(b)とを含む樹脂ワニスやエマルジョンを作製後、樹脂ワニスやエマルジョン中の溶媒の除去を行う方法によって複合化しておいても、構わない。
本実施形態における樹脂組成物はその用途に応じて成形することができる。よって、本実施形態の樹脂組成物よりなる成形体とすることができる。その成形方法は、例えば射出成形、カレンダー成形、トランスファー成形、圧縮成形等が挙げられる。これにより、本実施形態における樹脂組成物を含む成形体とすることができる。
本実施形態の成形体は、例えば、インストルメントパネル、センターパネル、センターコンソールボックス、ドアトリム、ピラー、アシストグリップ、ハンドル、エアバッグカバー等の自動車内装部品;モール等の自動車外装部品;ラックアンドピニオンブーツ、サスペンションブーツ、等速ジョイントブーツ等の自動車機能部品;パッキン、ガスケット等の各種シール材やダイヤフラム等の工業用部品等に利用できる。
本発明を実施例に基づいて説明する。まず、評価方法と用いた原料について述べる。
<評価方法>
1)樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b)のアスペクト比
樹脂組成物1mgをトルエン50mLに十分に溶解させ、フィルター(MILLIPORE社製、メンブランフィルター、孔径0.025μm)に滴下して、フィルター上にカーボンナノ繊維(b)を取出した。走査型電子顕微鏡(日立社製、「S−4700」)を用いてフィルター上のカーボンナノ繊維(b)を観察撮影し、撮影画像を画像解析ソフト(Media Cybernetics,Inc.製、「Image−Pro Plus 5.0J」に取り込んだ。取り込んだ画像中、1本1本が完全に確認できるカーボンナノ繊維200本の繊維長とカーボンナノチューブの中央部の繊維径を測定し、それらの算術平均をとって、数平均繊維長と数平均繊維径を求めた。得られた数平均繊維長と数平均繊維径から、アスペクト比(数平均繊維長/数平均繊維径)を求めた。
2)D/G
樹脂組成物0.5gをテトラヒドロフラン又はシクロヘキサン50mLに十分に溶解させ溶液を得た。得られた溶液を遠心分離機(日立社製、「himac CP80WX」、25,000回転、40分間)にかけることで、カーボンナノ繊維(b)を溶液から分離した。そして、カーボンナノ繊維(b)から樹脂成分を十分に取り除くため、分離したカーボンナノ繊維(b)に上記溶媒50mLを再度加え、超音波洗浄機「BRANSON2510」で十分に分散させ、再度同様の条件にて遠心分離機でカーボンナノ繊維(b)を分離する操作を行った。この操作を5回繰り返した。その後、得られたカーボンナノ繊維(b)をスライドガラス上にサンプリングした後、ThermoScientific社製、顕微レーザラマン「NicoletAlmegaXR」を用い、レーザー波長532nmにおけるスペクトルを測定した。Dバンドピーク(1350〜1365cm-1)とGバンドピーク(1575〜1590cm-1)の波形分離を行い、Gバンドピークに対するDバンドピークのピーク面積比(D/G)を求めた。
3)共重合樹脂(a)の1H−NMR測定
上記「2)D/G」で、1回目の遠心分離操作で分離した溶液にメタノールを加え、樹脂成分を析出させ、析出物として得た。析出物を真空乾燥機で十分に乾燥(80℃、4時間)させ、測定試料とした。得られた測定試料25mgを重クロロホルム0.75mLに溶解させ、下記条件にて1H−NMR測定を行った。
装置:JEOL製「JNM ECA−500」
周波数:500MHz
積算回数:128回
繰り返し時間:6.7秒
測定温度:室温
化学シフト基準:重クロロホルム中のクロロホルム 7.26ppm
4)数平均分子量測定
試料10mgをテトラヒドロフラン20mLに溶解させ、測定試料とした。標準ポリスチレンのクロマトグラフより検量線を作成し、試料の数平均分子量を求めた。
装置:東ソー社製、「HLC−8220」
カラム:東ソー社製、「TSKgel G6000HHR」、「TSKgel G5000HHR」、「TSKgel G4000HHR」
検出器:RI
溶離液:THF
温度:35℃
5)動的粘弾性測定
動的粘弾性装置として、GABO社製、「EPLEXOR」を用いた。引張モードで周波数10Hz、各測定温度(30℃、120℃、180℃)における貯蔵弾性率(E’)を測定した。高温における弾性率保持の指標としてE’(120℃)/E’(30℃)を、高温下での弾性率維持の指標としてE’(180℃)/E’(120℃)を用いた。
6)耐候性評価
サンシャインウェザーメーターを用い、ブラックパネル温度63℃、スプレーサイクル18分/120分の条件で曝露を行った。曝露前後で引張試験を行って引張強さを評価した。曝露前の引張強さを100とし、曝露後の引張強さが95以上の場合を「○」と評価し、95未満の場合を「×」と評価した。
引張試験(引張強さ)
試験片の調製はJIS K6251の方法に準拠して行った。ダンベル状3号型に打ち抜いた試験片を、Instron社製、「5582型引張試験機」にセットして、23℃、下引張速度50mm/minの条件で測定し、引張強さを求めた。
<原料等>
1)共重合樹脂(a)
共重合樹脂(a−1):
まず、水添触媒の調製を行った。窒素置換した反応容器に乾燥、精製したシクロヘキサン1Lを仕込み、ビス(η5−シクロペンタジエニル)チタニウムジクロリド100mmolを添加し、十分に攪拌しながらトリメチルアルミニウム200mmolを含むn−ヘキサン溶液を添加して、室温にて約3日間反応させた。
攪拌機及びジャケット付きのオートクレーブを洗浄、乾燥、窒素置換し、そこに予め精製したスチレン15質量部を含むシクロヘキサン溶液(濃度20質量%)を投入した。次いで、n−ブチルリチウムとN,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンを添加し、70℃で1時間重合した後、予め精製したブタジエン80質量部を含むシクロヘキサン溶液(濃度20質量%)を加えて70℃で1時間重合し、さらにスチレン15質量部を含むシクロヘキサン溶液を加えて70℃で1時間重合した。得られたブロック共重合体は、スチレン含有量が30質量%、数平均分子量は6×104であった。そして、得られたブロック共重合体に対して、上記にて調製した水添触媒をTiとして100ppmの割合となるように添加し、水素圧0.7MPa、温度75℃で水添反応を1時間行った。その後、メタノールを添加し、次に安定剤としてオクタデシル 3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートをブロック共重合体100質量部に対して0.3質量部添加して、ブロック共重合体(「ブロック共重合体−1」)を得た。
ブロック共重合体−1の1H−NMRスペクトルを測定したところ、0〜2.7ppmのピーク積分値を100としたときの4.8〜5.7ppmのピーク積分値は0.5であった。
共重合樹脂(a−2):
スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)「タフプレンT−125」(商品名、旭化成ケミカルズ社製、1H−NMRスペクトルにおける0〜2.7ppmのピーク積分値を100としたときの4.8〜5.7ppmのピーク積分値:43、スチレン含有量40%)
2)カーボンナノ繊維(b)
カーボンナノ繊維(b−1):多層、平均繊維長3μm、平均繊維径15nm、アスペクト比200、D/G=1.2
カーボンナノ繊維(b−2):多層、JST大阪府地域結集型共同研究事業製、高配向カーボンナノ繊維、平均繊維長100μm、平均繊維径10nm、アスペクト比1,000、D/G=1.0
カーボンナノ繊維(b−3):多層、平均繊維長1000μm、平均繊維径40nm、アスペクト比2,500、D/G=0.5
カーボンナノ繊維(b−4):多層、平均繊維長8μm、平均繊維径150nm、アスペクト比53、D/G=0.1
[実施例1]
ローラーブレードを備えたブランベンダー社製、プラスチコーダー(内容量55mL)を用い、温度140℃、回転数30rpmの条件で、まず共重合樹脂(a−1)を約2分間混練した。その後、共重合樹脂(a−1)に対してカーボンナノ繊維(b−1)を表1に示す割合で加えて10分間混練し、樹脂組成物を得た。なお、共重合樹脂(a−1)とカーボンナノ繊維(b−1)の混練時の温度は140℃〜180℃であり、共重合樹脂(a−1)が流動状態となる温度であった。また、樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b−1)のアスペクト比は、60であった。得られた樹脂組成物を、東邦プレス社製、25トン油圧式成形機を用い、200℃、10MPa、2分間の条件で、厚さ2mmの平板に加工し、動的粘弾性測定と耐候性評価に供した。その結果を表1に示す。
[実施例2]
ローラーブレードを備えたブランベンダー社製、プラスチコーダー(内容量55mL)を用い、温度160℃、回転数30rpmの条件で、まず共重合樹脂(a−1)を約2分間混練した。その後、共重合樹脂(a−1)に対してカーボンナノ繊維(b−1)を表1に示す割合で加えて10分間混練し、樹脂組成物を得た。なお、共重合樹脂(a−1)とカーボンナノ繊維(b−1)の混練時の温度は160℃〜200℃であり、共重合樹脂(a−1)が流動状態となる温度であった。また、樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b−1)のアスペクト比は、47であった。得られた樹脂組成物を、東邦プレス社製、25トン油圧式成形機を用い、200℃、10MPa、2分間の条件で、厚さ2mmの平板に加工し、動的粘弾性測定と耐候性評価に供した。その結果を表1に示す。
[実施例3]
まず、共重合樹脂(a−1)の1%トルエン溶液を用意し、カーボンナノ繊維(b−2)を共重合樹脂(a−1)に対し表1に記載の割合となるように加えた後、室温下、超音波洗浄機「BRANSON2510」で1時間超音波照射した。照射後、溶液をシャーレに注ぎ、トルエンを揮発させ、樹脂組成物を得た。また、樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b−2)のアスペクト比は、10,000であった。さらに真空乾燥機(80℃×2時間)で乾燥後、松田製作所社製、圧縮成型機「C−37型加熱プレス機」を用い、温度220℃、加圧10MPa、加圧時間2分の条件で厚さ1.5mmの平板を作製し、動的粘弾性測定と耐候性評価に供した。その結果を表1に示した。
[実施例4]
カーボンナノ繊維(b−3)を用いた以外は実施例3と同様の方法で平板を作製し、動的粘弾性測定と耐候性評価に供した。なお、樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b)のアスペクト比は、25,000であった。その結果を表1に示した。
[比較例1]
カーボンナノ繊維(b−4)を用いた以外は実施例2と同様の方法で平板を作製し、動的粘弾性測定と耐候性評価に供した。なお、樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b)のアスペクト比は、27であった。その結果を表1に示した。
[比較例2]
カーボンナノ繊維(b−1)を用いた以外は実施例3と同様の方法で平板を作製し、動的粘弾性測定と耐候性評価に供した。なお、樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b)のアスペクト比は、200であった。その結果を表1に示した。
[比較例3]
共重合樹脂(a−2)を用いた以外は実施例1と同様の方法で平板を作製し、動的粘弾性測定と耐候性評価に供した。なお、樹脂組成物中のカーボンナノ繊維(b)のアスペクト比は、60であった。その結果を表1に示した。
表1に示すように、実施例1〜4は、機械強度と耐候性のいずれも優れていることが確認された。
本発明の樹脂組成物は、インストルメントパネル、センターパネル、センターコンソールボックス、ドアトリム、ピラー、アシストグリップ、ハンドル、エアバッグカバー等の自動車内装部品;モール等の自動車外装部品;ラックアンドピニオンブーツ、サスペンションブーツ、等速ジョイントブーツ等の自動車機能部品;パッキン、ガスケット等の各種シール材やダイヤフラム等の工業用部品等で好適に利用できる。

Claims (3)

  1. 芳香族ビニル化合物由来の構造単位と、飽和炭化水素骨格の構造単位と、を含む共重合樹脂であり、1H−NMRスペクトルにおける0〜2.7ppmのピーク積分値を100としたとき、4.8〜5.7ppmのピーク積分値が0以上1.5以下である共重合樹脂(a)と、
    下記(1)及び(2)の条件を共に満たすカーボンナノ繊維(b)と、
    を含む樹脂組成物。
    (1){(前記樹脂組成物中の前記カーボンナノ繊維(b)のアスペクト比)×(前記樹脂組成物中の前記カーボンナノ繊維(b)の含有率[質量%])/100}の値が、8より大きく20,000以下である。
    (2)前記樹脂組成物中の前記カーボンナノ繊維(b)の532nmにおけるラマン分光スペクトルにおいて、Gバンドピーク面積(G)に対するDバンドピーク面積(D)の比(D/G)が、0.3以上3.5以下である。
  2. 前記共重合樹脂(a)と、前記カーボンナノ繊維(b)とを、前記共重合樹脂(a)が流動状態となる温度以上で溶融混練して得られ、
    前記カーボンナノ繊維(b)の溶融混練前のアスペクト比が、100以上50,000以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の樹脂組成物よりなる成形体。
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