JP2014041469A - 回転操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作における違和感がない回転操作装置を提供する。
【解決手段】ステアリングホイールが操作されることにより回転するステアリング軸21と、そのステアリング軸21回りを当該ステアリング軸21とともに一体回転するホルダ片36と、ステアリング軸21及びホルダ片36に対し独立し、変位不能とされたスプリングストッパ15と、ステアリング軸21に外挿されたトーションスプリング42とを備える。トーションスプリング42を構成する巻き線の両端部は、当該トーションスプリング42のコイル部43の外側に突出するとともにホルダ片36及びスプリングストッパ15と当接可能とされた根元部44a,45aとされている。根元部44a,45aの先端部には、コイル部43の軸方向に延びる延出部44b,45bが設けられている。延出部44b,45bは、その先端部が基端部よりもスプリングストッパ15の近くに位置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転操作装置に関する。
従来、特許文献1に示されるステアリング装置がある。このステアリング装置は、ディスプレイに映し出される映像を通じて車両の運転を模擬的に体験するドライビングゲーム機に採用されている。このステアリング装置では、トーションスプリングを構成する巻き線の一端がステアリングから延びるステアリング軸に、他端がモータが駆動することによって揺動する揺動部材に、それぞれ接続されている。ステアリング装置は、例えば、ディスプレイに映し出される車両が縁石等に乗り上げたときに、モータを駆動させる。すると、揺動部材が揺動し、当該揺動がトーションスプリングを介してステアリングに伝わる。ユーザは、ステアリングから伝わる揺動を通じて、ディスプレイに表示される車両が縁石に乗り上げたことを認識することができるとともに、実際の運転に近い感覚を体験することができる。
特許文献1に記載のステアリング装置では、トーションスプリングを構成する巻き線の両端部は、それぞれステアリング軸と揺動部とに接続されていたが、次のようなステアリング装置もある。すなわち、図6(a)に示すように、ステアリング装置100では、ステアリングから延びるステアリング軸101にトーションスプリング102が外挿されている。ステアリング軸101には、当該ステアリング軸101を軸方向から見たとき、トーションスプリング102の上方において、トーションスプリング102の軸方向に延びるホルダ106が固定されている。ホルダ106は、トーションスプリング102の全長に亘って形成されている。また、ホルダ106の上方には、当該ホルダ106と同様に、トーションスプリング102の軸方向に延びるとともに、トーションスプリング102の全長に亘って形成されたスプリングストッパ107が設けられている。スプリングストッパ107は、ステアリング軸101及びホルダ106とは独立した別体(例えば車体等)に固定されている。トーションスプリング102を構成する巻き線の両端部、すなわち第1及び第2の端部104,105は、上側に向かって延びるように折り曲げられている。なお、ステアリング軸101を軸方向から見たとき、第1の端部104はホルダ106及びスプリングストッパ107の左側に、第2の端部105はホルダ106及びスプリングストッパ107の右側に位置する。
図6(b)に示すように、このステアリング装置100において、例えばステアリングが反時計方向に回転操作されると、ホルダ106も反時計方向に回転する。ホルダ106が回転すると、当該ホルダ106が第1の端部104を反時計方向に押圧する。これにより、トーションスプリング102も反時計方向に回転する。やがて、第2の端部105がスプリングストッパ107の右面と当接する。スプリングストッパ107は、車体等に固定されているので、さらにステアリングが反時計方向に回転操作されると、トーションスプリング102はねじりコイル部103がねじられる。このねじりコイル部103のねじりに伴いトーションスプリング102には、時計方向に弾性復帰しようとする弾性力が生じる。当該弾性力は、ホルダ106、及びステアリング軸101を通じてステアリングに伝わる。すなわち、ユーザが、ステアリングの操作を解消すると、ステアリングは時計方向に回転する。そして、図6(a)に示すように、ステアリング軸101を軸方向から見たときの上下方向において、ホルダ106とスプリングストッパ107とが重なる位置までステアリング軸101は、弾性復帰する。このように、当該ステアリング装置100では、ステアリングを元の位置へ復帰させるための操作が不要であるので、ユーザの使い勝手がよい。
実開平7−33396号公報
しかしながら、図6(a)に示すように、ステアリング軸101を軸方向から見たときの左右方向におけるホルダ106とスプリングストッパ107との大きさが異なると、ホルダ106及びスプリングストッパ107の両方が第1及び第2の端部104,105と当接しないトーションスプリング102の角度、ひいてはステアリングの角度が存在する。この場合、図7に示すように、ステアリングを操作したとき、当該ステアリングにかかる弾性力Fは、ステアリング軸101のある角度θ、正確にはホルダ106及びスプリングストッパ107の両方が第1及び第2の端部104,105と当接したときの角度を境にして付与されることになる。このようなステアリング装置のステアリングを操作する場合、ユーザは、先の当接するときの角度を境にしてステアリングの操作に必要な力が急激に変化するので、当該ステアリングの操作に違和感を覚えるおそれがある。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作における違和感を覚えにくい回転操作装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、操作を通じて回転する回転軸と、その回転軸回りを当該回転軸とともに一体回転する回転部材と、前記回転軸及び前記回転部材に対し独立して設けられるとともに変位不能とされた固定部材と、前記回転軸回りに外挿され、前記回転軸に対して相対回転可能とされたねじりコイルばねと、を備え、前記ねじりコイルばねを構成する巻き線の両端部は、ねじりコイルばねのコイル部の外側又は内側に向かって突出するとともに前記回転部材の移動軌跡上に位置し、さらに、自身の移動軌跡上に前記固定部材が位置する根元部とされた回転操作装置において、前記2つの根元部のうち少なくとも一方には、その先端部から前記コイル部の軸方向に延びる延出部が設けられ、前記延出部は、その先端部が基端部よりも前記回転部材又は前記固定部材の近くに位置することを要旨とする。
同構成によれば、例えば、回転軸が回転するとき巻き線の両端部のうち一方の根元部が回転部材と当接する。従って、更に回転軸が回転すれば、ねじりコイルばねは、回転部材とともに一体回転する。すると、巻き線の両端部のうち回転部材と当接していない側の根元部に連続する延出部の先端部が固定部材と当接する。これにより、ねじりコイルばねの回転が規制される。従って、更に回転軸が回転すれば、延出部は、その全体、すなわち先端部から基端部までが固定部材と当接するように弾性変形する。その後、更に回転軸が回転すれば、コイル部がねじられる。このように、当該回転操作装置では、ねじりコイルばねを構成する巻き線の両端部のうち少なくとも一方に形成される延出部が弾性変形した後に、コイル部がねじられる。このため、回転軸を操作するユーザに係る負荷は、回転軸におけるある回転角度を境にして急激に増大するのではなく、徐々に大きくなる。このため、ユーザは、操作における違和感を覚えにくい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回転操作装置において、前記延出部は、前記2つの根元部の両方に形成されており、その先端部は、前記回転軸における回転の有無にかかわらず前記回転部材又は前記固定部材と当接すること要旨とする。
同構成によれば、回転操作装置への回転操作を解消すれば、ねじりコイルばねの弾性力により、回転軸を常に特定の位置に戻すことができる。
本発明では、操作における違和感がない回転操作装置を提供することができる。
ステアリング装置の分解斜視図。 (a)はステアリング軸が基準位置とされたときのホルダ片における断面図、(b)はステアリング軸が基準位置から反時計方向へ回転したときのホルダ片における断面図、(c)はステアリング軸21が基準位置とされたときの半円筒段部における断面図。 トーションスプリングの斜視図。 (a)はステアリング軸が基準位置とされたときの上面図、(b)はステアリング軸が基準位置から反時計方向へ回転したときの上面図。 ステアリング軸の回転角度とステアリング軸にかかるトーションスプリングの弾性力との関係を示すグラフ。 (a)は従来のステアリング装置におけるステアリング軸が基準位置とされたときの断面図、(b)は従来のステアリング装置におけるステアリング軸が基準位置から反時計方向へ回転したときの断面図。 従来のステアリング装置におけるステアリング軸の回転角度とステアリング軸にかかるトーションスプリングの弾性力との関係を示すグラフ。
以下、本発明の回転操作装置を車両のステアリング装置に具体化した一実施の形態について図1〜図5を参照して説明する。
<ステアリング装置の構成>
図1に示すように、ステアリング装置1は、図示しない車体に固定されるプレート11を備えている。プレート11には、プレート孔12が貫通して形成されている。プレート11の前面には、円筒ケース13が固定されている。円筒ケース13の軸方向は、前後方向に延びており、プレート孔12の軸方向と一致する。円筒ケース13の前側の端部には前へ向かうにつれて徐々に拡径するフランジ14が形成されている。円筒ケース13の内面には、スプリングストッパ15が突設されている。スプリングストッパ15は、円筒ケース13の軸方向と平行に延びている。また、円筒ケース13の内面には、第1及び第2の回転規制突部18,19が設けられている。なお、円筒ケース13を軸方向前方からみたとき、スプリングストッパ15は12時の位置に、第1の回転規制突部18は10時の位置に、第2の回転規制突部19は2時の位置に、それぞれ設けられている。正確には、第1の回転規制突部18は6時の位置から時計方向に100°回転した位置に、第2の回転規制突部19は6時の位置から反時計方向に100°回転した位置に、それぞれ設けられている。
フランジ14には、カバー16が固定されている。カバー16には、円筒ケース13の軸方向と一致するカバー孔17が貫通して形成されている。これら、プレート11のプレート孔12、円筒ケース13、及びカバー16のカバー孔17には、円柱状のステアリング軸21が貫通されている。ステアリング軸21は、プレート側ベアリング22を介してプレート孔12に、カバー側ベアリング27を介してカバー孔17に、それぞれ回転可能に支持されている。なお、ステアリング軸21の前側の端部には、ユーザにより回転操作されるステアリングホイール20が取り付けられている。
ステアリング軸21において、カバー側ベアリング27とプレート側ベアリング22との間の部分には、カバー側から順に、ギア31、ホルダ32、回転ストッパ33、及び止め輪34が外挿されている。ギア31には、円筒ケース13のフランジ14に回転可能に支持されるロータリーダンパ35が噛合されている。ロータリーダンパ35は、ギア31、ひいてはステアリング軸21の回転速度を減衰させる。ホルダ32は、円筒状のホルダ本体32aと、そのホルダ本体32aのプレート11側の面に連続する半円筒段部32bとを備えている。ホルダ本体32aは、ステアリング軸21に外嵌している。すなわち、ホルダ32は、ステアリング軸21とともに一体回転する。半円筒段部32bのプレート11側の面には、円筒ケース13の軸方向と平行に延びるホルダ片36が形成されている。図2(a)に示すように、ホルダ片36は、スプリングストッパ15とステアリング軸21との間に位置する。ホルダ片36の左右方向における長さは、スプリングストッパ15の左右方向における長さよりも長く設定されている。なお、ホルダ片36の左右方向における中央部とスプリングストッパ15の左右方向における中央部とが上下方向に重なる位置をステアリング軸21の基準位置とする。
図1に示すように、回転ストッパ33は、円筒状をなすとともに、ステアリング軸21に対して相対回転可能とされている。図2(c)に示すように、回転ストッパ33の外周面には、規制突部37が形成されている。回転ストッパ33は、回転した際、規制突部37の回転軌跡上に第1及び第2の回転規制突部18,19が位置するように配設されている。また、規制突部37は、半円筒段部32bの回転軌跡上に位置する。なお、規制突部37は、第1の回転規制突部18の反時計方向側、且つ第2の回転規制突部19の時計方向側に位置する。ステアリング軸21の回転に伴いホルダ32が回転すると、半円筒段部32bは、規制突部37と当接する。そして、さらにステアリング軸21の回転に伴いホルダ32が回転すると、半円筒段部32bは、規制突部37を押圧して回転ストッパ33を回転させる。このため、ステアリング軸21は、ホルダ32を介して押圧する規制突部37が第1及び第2の回転規制突部18,19と当接する位置まで回転することができる。なお、ギア31、ホルダ32、及び回転ストッパ33は、軸方向において接した状態とされている。止め輪34は、ステアリング軸21に対するギア31、ホルダ32、及び回転ストッパ33の軸方向における位置ずれを規制する。
ステアリング軸21において、止め輪34とプレート側ベアリング22との間の部分には、円筒状のスペーサ41が外挿されている。さらに、スペーサ41には、トーションスプリング42が外挿されている。トーションスプリング42は、金属線材(以下、巻き線)が螺旋状に巻回されることにより形成されている。ステアリング軸21とトーションスプリング42は、これらの間にスペーサ41が介在されているので、接触しない。
図3に示すように、トーションスプリング42のコイル部43から延びる巻き線の両端部うちステアリングホイール20側の端部を第1の端部44、プレート側の端部を第2の端部45とする。第1の端部44は、上側に向かって折り曲げられた第1の根元部44aと、当該第1の根元部44aの先端部からプレート側に向かって延びる第1の延出部44bとを有する。図2(a)に示すように、第1の根元部44aは、ホルダ片36及びスプリングストッパ15の反時計方向側に位置し、これらホルダ片36及びスプリングストッパ15の左面と当接可能とされている。図4(a)に示すように、第1の延出部44bは、スプリングストッパ15の反時計方向側に位置し、先端部に向かうに従って、徐々に時計方向側に傾斜している。すなわち、第1の延出部44bは、トーションスプリング42の軸方向に対してねじれの位置とされている。
図3に示すように、第2の端部45は、上側に向かって折り曲げられた第2の根元部45aと、当該第2の根元部45aの先端部からステアリングホイール20側に向かって延びる第2の延出部45bとを有する。図2(a)に示すように、第2の根元部45aは、ホルダ片36及びスプリングストッパ15の時計方向側に位置し、これらホルダ片36及びスプリングストッパ15の右面と当接可能とされている。図4(a)に示すように、第2の延出部45bは、スプリングストッパ15の時計方向側に位置し、先端部に向かうに従って、徐々に反時計方向側に傾斜している。すなわち、第2の延出部45bは、第1の延出部44bと同様に、トーションスプリング42の軸方向に対してねじれの位置とされている。
なお、図4(a)に示すように、トーションスプリング42は、第1の延出部44bの先端部がスプリングストッパ15の左面に、第2の延出部45bの先端部がスプリングストッパ15の右面に、それぞれ当接した状態で配設されている。すなわち、第1の延出部44bの先端部は時計方向への変移が規制されている。また、第2の延出部45bの先端部は、反時計方向への変移が規制されている。また、トーションスプリング42は、第1の根元部44aがホルダ片36の左面に、第2の根元部45aがホルダ片36の右面に、それぞれ当接した状態で配設されている。
なお、プレート11、円筒ケース13、カバー16、ステアリングホイール20、ステアリング軸21、ギア31、ホルダ32、回転ストッパ33、止め輪34、ロータリーダンパ35、スペーサ41、及びトーションスプリング42がステアリング装置1を構成する。
<ステアリング装置の動作>
次に、ステアリング装置1の動作について説明する。ここでは、基準位置に保持されたステアリング軸21がステアリングホイール20の操作を通じて反時計方向に回転するときについて説明する。
図2(b)に示すように、ステアリング軸21が反時計方向に回転するとき、当該ステアリング軸21と一体でホルダ32も反時計方向へ回転する。すなわち、ホルダ片36も反時計方向へ回転する。このとき、ホルダ片36の左面は、第1の根元部44aと当接している。従って、第1の根元部44aは、ホルダ片36に押されて反時計方向へ移動する。トーションスプリング42は、ホルダ片36の反時計方向への回転に連れ弾性力を蓄積する。すなわち、トーションスプリング42も反時計方向へ回転する。
図4(b)に示すように、第2の延出部45bは、スプリングストッパ15によって反時計方向への変移が規制されている。従って、トーションスプリング42の反時計方向への回転に伴い第2の延出部45bは、その基端部を支点に弾性変形する。すなわち、第2の延出部45bに生じる弾性力により、トーションスプリング42は時計方向へ回転しようとする。従って、このとき、ステアリングホイール20への操作を解消すると、第2の延出部45bを含むトーションスプリング42に蓄積された弾性力により、ステアリング軸21は、基準位置へ弾性復帰する。なお、図5に示すように、第2の延出部45bの弾性変形に伴うトーションスプリング42の弾性力Fは、ステアリング軸21の回転角度θに比例して大きくなる。
図4(b)に示すように、第2の延出部45bの弾性力に抗してステアリング軸21が反時計方向へ回転すると、第2の根元部45aが、スプリングストッパ15の右面と当接する。これにより、第2の根元部45aの反時計方向への変位が規制される。従って、さらにステアリング軸21が反時計方向へ回転するとき、トーションスプリング42のコイル部43がねじられる。コイル部43は、ねじられることにより蓄勢される。すなわち、コイル部43に生じる弾性力により、トーションスプリング42は時計方向へ回転しようとする。従って、このとき、ステアリングホイール20への操作を解消すると、ステアリング軸21は、基準位置へ弾性復帰する。なお、コイル部43がねじられる量は、ステアリング軸21の回転角度に比例する。従って、図5に示すように、コイル部43がねじられることに伴うトーションスプリング42の弾性力は、ステアリング軸21の回転角度に比例して大きくなる。なお、ステアリング軸21には、ロータリーダンパ35が噛合されたギア31が外嵌されている。このため、ステアリング軸21が基準位置へ復帰する際の当該ステアリング軸21の回転速度は、ロータリーダンパ35によって減衰する。このため、ユーザは、ステアリングホイール20の角度を調節しやすい。
なお、本例では、ステアリング軸21が反時計方向へ回転するときを代表して説明したが、時計方向へ回転するときには、第2の延出部45bに代えて第1の延出部44bが弾性変形する。従って、ステアリングホイール20が操作されてステアリング軸21が時計方向へ回転したときも、ステアリングホイール20への操作が解消されれば、ステアリング軸21は、基準位置へ弾性復帰する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)トーションスプリング42を構成する巻き線の両端部である第1及び第2の端部44,45に、コイル部43の径方向に突出する第1及び第2の根元部44a,45aと、当該第1及び第2の根元部44a,45aの先端部に連続しコイル部43の軸方向に延びる第1及び第2の延出部44b,45bを設けた。第1及び第2の根元部44a,45aは、スプリングストッパ15及びホルダ片36と当接可能とした。第1及び第2の延出部44b,45bは、その先端部が基端部よりもスプリングストッパ15側に近づくようにした。この構成により、ステアリングホイール20が操作されてステアリング軸21が回転すると、第1及び第2の端部44,45は、一方がスプリングストッパ15と、他方がホルダ片36と当接する。例えば、このとき、スプリングストッパ15と当接する端部は、その延出部の先端部がスプリングストッパ15と当接している。従って、更にステアリング軸21が回転すると、スプリングストッパ15と当接している延出部が、その全体、すなわち先端部から基端部までスプリングストッパ15と当接するように弾性変形する。その後、更にステアリング軸21回転すると、コイル部43がねじられる。このように、本例のステアリング装置1では、第1又は第2の延出部44b,45bが弾性変形した後に、コイル部43がねじられる。このため、ステアリングホイール20を操作するユーザに係る負荷は、そのステアリングホイール20の操作量に対して徐々に大きくなる。このため、ユーザは、ステアリングホイール20の操作における違和感を覚えにくい。
(2)第1及び第2の延出部44b,45bの先端部がともにホルダ片36と当接するようにした。これにより、ユーザがステアリングホイール20への操作を解消すると、ステアリング軸21は、トーションスプリング42の弾性力により、常に一の位置、ここでは、基準位置に復帰する。このように、ステアリングホイール20が、常に一の位置に復帰するので、使い勝手がよい。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、ギア31、及びロータリーダンパ35を省略してもよい。このように構成しても上記実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、回転ストッパ33を省略してもよい。また、第1及び第2の回転規制突部18,19が突部を省略してもよい。このように構成しても上記実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、止め輪34を省略してもよい。
・上記実施形態において、スペーサ41を省略してもよい。この場合、トーションスプリング42は、ステアリング軸21に直接外挿される。
・上記実施形態において、カバー16を省略してもよい。
・上記実施形態において、円筒ケース13は、フランジ14を有してなくてもよい。
・上記実施形態において、スプリングストッパ15がプレート11に形成される等すれば、円筒ケース13を省略してもよい。このように構成しても上記実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、第1及び第2の延出部44b,45bのうちどちらか一方を省略してもよい。
・上記実施形態において、スプリングストッパ15とホルダ片36との上下方向位置が逆転していてもよい。この場合、第1及び第2の延出部44b,45bの先端部は、ホルダ片36に当接し、第1及び第2の根元部44a,45aは、ホルダ片36及びスプリングストッパ15に当接する。また、この場合、第1及び第2の延出部44b,45bの先端部は、その基端部よりもホルダ片36側に近く形成される。このように構成しても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、第1及び第2の延出部44b,45bは、スプリングストッパ15にのみ当接可能とされたが、例えば、これら第1及び第2の延出部44b,45bの先端部をコイル部43側に折り曲げて、ホルダ片36とも当接するようにしてもよい。
・上記実施形態では、トーションスプリング42は、第1及び第2の延出部44b,45bの先端部が、スプリングストッパ15の左右両面と当接するように設けたが、当該先端部を当接させなくてもよい。このように構成した場合でも、ステアリングホイール20にかかる弾性力は、当該ステアリングホイール20のある回転角度を境にして急激ではなく、徐々に変化するので、当該ステアリングホイール20の操作において、ユーザに違和感を覚えさせにくい。
・上記実施形態において、トーションスプリング42の第1及び第2の端部44,45は、コイル部43の外側に向かって突出していたが、内側に向かって突出していてもよい。この場合、スプリングストッパ15及びホルダ片36もコイル部43の内側に位置するように設ける。このように構成しても上記実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態では、トーションスプリング42は、第1及び第2の端部44,45がスプリングストッパ15及びホルダ片36を挟むように設けたが、第1及び第2の端部44,45がスプリングストッパ15とホルダ片36とによって挟まれるように設けてもよい。
・上記実施形態において、ステアリング装置1は、実際の車両だけでなく、ディスプレイに表示される車両を運転するドライビングゲーム機等に使用してもよい。
・上記実施形態では、回転操作装置としてステアリング装置1について代表して説明したが、これ以外のものに適用してもよい。例えば、照明の明るさや音量を回転軸と接続されたつまみ部分を回転させることにより調節するいわゆるロータリースイッチに適用してもよい。
1…ステアリング装置、11…プレート、12…プレート孔、13…円筒ケース、14…フランジ、15…スプリングストッパ(固定部材)、16…カバー、17…カバー孔、18…第1の回転規制突部、19…第2の回転規制突部、20…ステアリングホイール、21…ステアリング軸、22…プレート側ベアリング、27…カバー側ベアリング、31…ギア、32…ホルダ、33…回転ストッパ、34…止め輪、35…ロータリーダンパ、36…ホルダ片(回転部材)、37…規制突部、41…スペーサ、42…トーションスプリング(ねじりコイルばね)、43…コイル部、44…第1の端部、44a…第1の根元部、44b…第1の延出部、45…第2の端部、45a…第2の根元部、45b…第2の延出部。

Claims (2)

  1. 操作を通じて回転する回転軸と、その回転軸回りを当該回転軸とともに一体回転する回転部材と、前記回転軸及び前記回転部材に対し独立して設けられるとともに変位不能とされた固定部材と、前記回転軸回りに外挿され、前記回転軸に対して相対回転可能とされたねじりコイルばねと、を備え、前記ねじりコイルばねを構成する巻き線の両端部は、ねじりコイルばねのコイル部の外側又は内側に向かって突出するとともに前記回転部材の移動軌跡上に位置し、さらに、自身の移動軌跡上に前記固定部材が位置する根元部とされた回転操作装置において、
    前記2つの根元部のうち少なくとも一方には、その先端部から前記コイル部の軸方向に延びる延出部が設けられ、
    前記延出部は、その先端部が基端部よりも前記回転部材又は前記固定部材の近くに位置する回転操作装置。
  2. 請求項1に記載の回転操作装置において、
    前記延出部は、前記2つの根元部の両方に形成されており、その先端部は、前記回転軸における回転の有無にかかわらず前記回転部材又は前記固定部材と当接する回転操作装置。
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