JP2014041270A - レンズ位置調整装置、プロジェクター及びレンズ位置調整方法 - Google Patents

レンズ位置調整装置、プロジェクター及びレンズ位置調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズを正確に移動させつつ、ユーザーに違和感を与えない技術を提供する。
【解決手段】レンズ位置調整装置は、変位可能範囲内における一方の端点から他方の端点に向かう第1の方向又はその反対の第2の方向に変位して駆動源から出力される動力を伝達する伝達部と、レンズを移動させる変換部と、駆動源を制御する駆動制御部と、伝達部の現在位置を検出する位置検出部と、変位可能範囲における登録位置及び登録方向を記憶する記憶部と、を備え、駆動制御部は、復帰制御の際に、登録位置が変位可能範囲の一方の端点から所定の変位量以内である場合には、最終的な変位方向が登録方向に関わらず第2の方向となるように前記駆動源を制御し、登録位置が一方の端点から所定の変位量よりも遠い位置である場合には、最終的な変位方向が登録方向となるように駆動源を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクター等に用いられるレンズの位置調整に関する。
プロジェクターでは、ズームレンズやフォーカスレンズ等のレンズの位置を調整するために、ラックやピニオン等からなる変換機構にモーターの動力を伝える伝達機構が用いられている。伝達機構はギヤ等により構成され、レンズ位置は、ギヤの回転量を検出するエンコーダーにより検出することができる。一般に、伝達機構には、ギヤとギヤとの噛み合い部分の隙間やギヤとネジ山との噛み合い部分の隙間等から成るいわゆるバックラッシュが存在するため、エンコーダーにより検出されるレンズ位置と実際のレンズ位置とでずれが生じ得る。そこで、バックラッシュをキャンセルしてレンズ位置を正確に調整する方法が提案されている。引用文献1では、レンズを予め登録しておいた位置(以下、「登録位置」と呼ぶ)に移動させる際に、レンズを所定の方向に移動させて登録位置から行き過ぎた位置で停止させ、モーターを逆転させて登録位置に戻す方法が開示されている。この方法では、モーターを逆転させることでバックラッシュを除去している。
特開2009−42621号公報
バックラッシュには、環境(気温や湿度等)による変化や経時変化が発生する。そこで、位置を登録する際のレンズの最終的な移動方向(以下、「登録方向」とも呼ぶ)を、登録位置情報と共に登録しておき、レンズを登録位置に移動させる動作(以下、「復帰動作」と呼ぶ)をする際に、登録方向と同じ方向にレンズを動かして登録位置に配置することで、バックラッシュが変化しても正確に登録位置に復帰させる方法が提案されている。この方法を採用した場合、登録位置がレンズの可動範囲の端点に近い位置であると、登録位置に復帰後、ユーザーがレンズ位置を微調整する際にユーザーに違和感を与えるおそれがあった。
具体的には、位置を登録する際に、可動範囲の一方の端点に向かう方向(以下、「方向A」と呼ぶ)にレンズを移動させて端点に至ったところで反対方向(以下、「方向B」と呼ぶ)に移動させて登録した場合、復帰時には、同様な動作が実行され、最終的に方向Bにレンズが移動して登録位置に達する。登録位置が可動範囲の端点に近い位置である場合、ユーザーは、レンズの現在位置を登録位置に至ってから端点に向かってレンズの位置を微調整する可能性が高い。このようにレンズ位置が微調整される際、レンズの移動方向は、復帰時の最終的な移動方向である方向Bとは反対の方向(方向A)となる。したがって、この場合、先ずは伝達機構に含まれるバックラッシュの除去が行われ、バックラッシュの除去が完了するとレンズが端点に向かって移動を開始する。このため、レンズ位置の微調整を開始してから実際にレンズ位置が移動するまでに遅延が生じ、ユーザーは違和感を覚えるという問題が生じ得る。
なお、上述した各課題は、プロジェクターに限らず、レンズ及びレンズを駆動させる機構を有する任意の装置において共通する課題であった。このため、伝達機構におけるバックラッシュをキャンセルしてレンズを正確に移動させつつ、ユーザーに違和感を与えない技術が望まれていた。そのほか、従来のレンズ駆動装置においては、その小型化や、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、レンズ位置調整装置が提供される。このレンズ位置調整装置は、変位可能範囲内における一方の端点から他方の端点に向かう第1の方向又は前記前記他方の端点から一方の端点に向かう第2の方向に変位することより、駆動源から出力される動力を伝達する伝達部と;前記伝達部に接続され、前記伝達部から供給される動力に応じてレンズを移動させる変換部と;前記駆動源を制御する駆動制御部と;前記伝達部の現在位置を検出する位置検出部と;変位可能範囲における予め登録された登録位置と、予め登録された前記伝達部の変位方向である登録方向とを対応付けて記憶する記憶部と;を備え、前記駆動制御部は、現在位置が登録位置となるように前記駆動源を駆動させる復帰制御を実行する際に、前記登録位置が前記一方の端点から所定の変位量以内の位置である場合には、前記現在位置が前記登録位置に達する際の最終的な変位方向が、前記登録方向に関わらず前記第2の方向となるように、前記駆動源を制御し、前記登録位置が前記一方の端点から前記所定の変位量だけ離れた位置よりも遠い場合には、前記現在位置が前記登録位置に達する際の最終的な変位方向が、前記登録方向となるように、前記駆動源を制御する。この形態のレンズ位置調整装置によれば、登録位置が変位可能範囲の一方の端点から所定の変位量以内である場合には、現在位置が登録位置に達する際の最終的な変位方向が、一方の端点に向かう第2の方向となるように駆動源が制御されるので、現在位置が登録位置に至った後、さらに登録位置から一方の端点に向かうように微調整が行われると、変位方向が最終変位方向と同じとなるので、伝達部のバックラッシュを除去する必要がない。このため、微調整の開始と共にレンズの位置が変位するので、ユーザーに違和感を与えないようにすることができる。登録位置が一方の端点から所定の変位量以内であり、現在位置を登録位置に移動させた場合、ユーザーは、さらに一方の端点に向かって伝達部が変位するようにレンズの位置を調整させる可能性が高い。このような調整の際に、ユーザーに違和感を与えないようにすることができる。加えて、登録位置が一方の端点から所定の変位量だけ離れた位置よりも遠い場合には、登録位置に達する際の最終的な変位方向が登録方向となるように駆動源が制御されるので、バックラッシュの影響を排除して正確に登録位置に現在位置を移動させることができる。
(2)上記形態のレンズ位置調整装置において、前記所定の変位量は、前記伝達部に含まれる最大バックラッシュ量に相当する量以上であってもよい。この形態のレンズ位置調整装置によれば、登録位置が一方の端点から最大バックラッシュ量に相当する量以上の所定の距離以内である場合において、現在位置を登録位置に移動させた後にユーザーが現在位置を微調整する際に、ユーザーに違和感を与えないようにすることができる。
(3)上記形態のレンズ位置調整装置において、さらに、前記登録位置及び前記変位方向を特定し、前記記憶部に記憶させる登録制御部を有し、前記駆動制御部は、前記登録制御部により前記登録位置及び前記変位方向が特定される際の前記駆動部の制御である登録制御を実行すると共に、前記登録制御を実行する際に、前記登録位置が前記一方の端点から前記所定の変位量以内の位置であり、かつ、前記登録制御部により前記登録位置が特定される際に前記現在位置が前記第1の方向に変位して前記登録位置に達した場合には、所定のトルクであり前記現在位置を前記第2の方向に変位させる低トルク動力を、前記伝達部に所定期間以上供給し、前記登録制御部は、前記駆動制御部が前記低トルク動力を前記伝達部に前記所定期間以上供給した結果得られた前記現在位置を、前記登録位置として前記記憶部に記憶させると共に、前記駆動制御部が前記低トルク動力を前記伝達部に前記所定期間以上供給した結果得られた前記変位方向を、前記登録方向として前記記憶部に記憶させるようにしてもよい。この形態のレンズ位置調整装置によれば、登録位置が一方の端点から所定の変位量以内であり、かつ、登録位置が特定される際に現在位置が第1の方向に変位して登録位置に達した場合には、低トルク動力を伝達部に所定期間以上供給するので、バックラッシュを除去しつつ、最終的な変位方向(登録方向)を第2の方向とすることができる。したがって、復帰制御が実行される際に、現在位置が登録位置に向かう際の方向を、登録方向と一致させることができる。
(4)上記形態のレンズ位置調整装置において、前記所定のトルクは、前記伝達部を変位させることが可能であり、かつ、前記レンズを移動させ得ないトルクであってもよい。この形態のレンズ位置調整装置によれば、登録位置が一方の端点から所定の変位量以内であり、かつ、登録位置が特定される際に現在位置が第1の方向に変位して登録位置に達した場合には、レンズの位置を移動させずにバックラッシュを除去することができる。
(5)上記形態のレンズ位置調整装置において、前記所定期間は、前記所定のトルク以下の動力により、前記伝達部に含まれる最大バックラッシュ量に相当する量だけ前記伝達部が変位する期間以上の期間であってもよい。この形態のレンズ位置調整装置によれば、伝達部に含まれる最大のバックラッシュを除去することができるので、現在位置が目標位置に到達した後にレンズ位置を微調整させようとする際に、バックラッシュの除去に伴ってレンズ位置が移動しないことを抑制することができる。
(6)本発明の他の形態によれば、上記レンズ位置調整装置を備えるプロジェクターが提供される。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
例えば、本発明の一形態は、伝達部と、変換部と、駆動制御部と、位置検出部と、記憶部と、の5つの要素の内の一つ以上の要素を備えた装置として実現可能である。すなわち、この装置は、伝達部を有していても、有していなくても良い。また、装置は、変換部を有していても、有していなくても良い。また、装置は、駆動制御部を有していても、有していなくても良い。また、装置は、位置検出部を有していても、有していなくても良い。また、装置は、記憶部を有していても、有していなくても良い。伝達部は、例えば、変位可能範囲内における一方の端点から他方の端点に向かう第1の方向又は他方の端点から一方の端点に向かう第2の方向に変位することより、駆動源から出力される動力を伝達する伝達部として構成されてもよい。変換部は、伝達部に接続され、伝達部から供給される動力に応じてレンズを移動させる変換部として構成されてもよい。駆動制御部は、駆動源を制御する駆動制御部として構成されてもよい。位置検出部は、伝達部の現在位置を検出する位置検出部として構成されてもよい。記憶部は、変位可能範囲における予め登録された登録位置と、予め登録された伝達部の変位方向である登録方向とを対応付けて記憶する記憶部として構成されてもよい。こうした装置は、例えば、レンズ位置調整装置として実現できるが、レンズ位置調整装置以外の他の装置としても実現可能である。例えば、レンズ位置調整装置を備えたプロジェクターとしても実現可能である。このような形態によれば、装置の小型化や、低コスト化、省資源化、省電力化、製造の容易化、使い勝手の向上等の種々の課題の少なくとも1つを解決することができる。前述したレンズ位置調整装置の各形態の技術的特徴の一部又は全部は、いずれもこの装置に適用することが可能である。
本発明は、装置以外の種々の形態で実現することが可能である。例えば、レンズ位置調整方法、その方法を実現するコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施形態としてのレンズ位置調整装置を適用したプロジェクターの概略構成を示すブロック図である。 エンコーダー値と実際のレンズ位置との関係を示す説明図である。 本実施形態におけるレンズ移動処理の手順を示すフローチャートである。 レンズ移動処理が実行された際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す説明図である。 本実施形態におけるレンズ位置登録処理の手順を示すフローチャートである。 レンズ位置登録処理が実行された際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す説明図である。 レンズ位置登録処理が実行された際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す説明図である。 登録位置情報格納部128bに格納されるエンコーダー値及び最終変位方向の一例を示す説明図である。 本実施形態におけるレンズ位置復帰メニュー画面を示す説明図である。 本実施形態におけるレンズ位置復帰処理の手順を示すフローチャートである。 レンズ位置復帰処理が実行された際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す説明図である。 レンズ位置復帰処理が実行された際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す説明図である。 図12に示すレンズ位置復帰処理が実行された後にユーザーがレンズ位置を微調整した際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す説明図である。 比較例のレンズ位置の登録及び復帰が実行された後にユーザーがレンズ位置を微調整した際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す説明図である。
A.実施形態:
A1.装置構成:
図1は、本発明の一実施形態としてのレンズ位置調整装置を適用したプロジェクターの概略構成を示すブロック図である。プロジェクター100は、A/D変換部120と、CPU(Central Processing Unit)110と、モータードライバー130と、モーター132と、伝達部134と、変換機構138と、照明光学系152と、液晶パネル154と、投写光学系156と、エンコーダー136と、液晶パネルドライバー140と、操作部122と、表示部124と、フラッシュメモリー128と、RAM(Random Access Memory)126とを備えている。
A/D変換部120は、図示しないDVDプレーヤーやパーソナルコンピューターなどから出力されたアナログ画像信号(映像信号)を受信して、デジタル画像信号を出力する。CPU110は、フラッシュメモリー128から制御用プログラムを読み出して、RAM126に展開して実行することにより、画像処理部111,UI(User Interface)制御部112,位置特定部113,位置制御部114,及び登録制御部115として機能する。
画像処理部111は、A/D変換部120から出力されるデジタル画像信号に基づき、1フレーム毎に画像データ(フレーム画像データ)をRAM126に書き込む。また、画像処理部111は、各フレーム画像について、解像度や、明るさや、シャープネスや、コントラストなどを調整する。UI制御部112は、各種メニュー画像の作成や、操作部122から入力される値に基づく各種パラメーターの設定を行う。各種パラメーターとしては、例えば、画像処理(解像度変換やシャープネス等)に用いられるパラメーターや、カラーモードなどが相当する。位置特定部113は、エンコーダー136から値(以下、「エンコーダー値」と呼ぶ)を取得すると共に、エンコーダー値に基づき、後述するレンズの位置を特定する。位置制御部114は、モータードライバー130を制御することにより投写光学系156に含まれる各種レンズ群157の位置を制御する。登録制御部115は、後述するレンズ位置登録処理を実行する。
モータードライバー130は、CPU110及びモーター132に接続されており、CPU110(位置制御部114)からの指示にしたがって、モーター132を制御する。モーター132は、後述するレンズ群157を移動させる駆動源となる。モーター132は、正転駆動又は逆転駆動が可能である。伝達部134は、モーター132及び変換機構138にそれぞれ機械的に接続されており、モーター132の動力を適切な速度に変換して変換機構138に伝える。伝達部134は、例えば、複数のギヤが組み合わせられたいわゆる減速機構として構成され、バックラッシュを含んでいる。変換機構138は、伝達部134及びレンズ群157に含まれる一部のレンズにそれぞれ機械的に接続されており、伝達部134から伝えられた動力をレンズの移動方向の動力に変換する。変換機構138に接続されるレンズとしては、例えば、ズームレンズや、フォーカスレンズや、シフトレンズ(投写レンズ)などが該当する。
照明光学系152は、発光体を備え、液晶パネル154に対して照明光を照射する。発光体としては、例えば、高圧水銀ランプや、半導体レーザーアレイや、可視光LEDなどを採用することができる。液晶パネル154は、液晶パネルドライバー140と接続されており、液晶パネルドライバー140から入力される駆動信号に応じて、照明光学系152から射出された照射光を変調する。本実施形態では、液晶パネル154として、透過型の液晶パネルを採用する。投写光学系156は、レンズ群157を有しており、液晶パネル154によって変調された投写光をスクリーンScに投写する。
エンコーダー136は、伝達部134に機械的に接続され、また、CPU110に電気的に接続されている。エンコーダー136は、伝達部134を構成するギヤの変位量を検出して、かかる変位量に基づきレンズ位置と対応する値(以下、「エンコーダー値」と呼ぶ)をCPU110に出力する。ここで、伝達部134を構成するギヤは、モーター132の駆動方向に応じて互いに反対の2つの方向に変位(正転及び逆転)可能である。レンズ群157を構成するレンズは、この2つの変位方向に応じて2つの方向に移動することができる。エンコーダー136は、エンコーダー値に加えて、ギヤの変位の方向(後述する第1方向及び第2方向)をCPU110に出力する。エンコーダー136としては、例えば、モーター132の出力軸に接続され所定の間隔でスリットが刻まれた円盤と、かかる円盤を挟んで配置された発光ダイオード及びフォトダイオードとにより構成することができる。液晶パネルドライバー140は、CPU110及び液晶パネル154と接続されており、CPU110(画像処理部111)によって画像処理された後の画像データに基づき、液晶パネル154に対して駆動信号を出力する。操作部122は、ズームボタン123等の各種操作ボタンを有している。ズームボタン123は、テレ側にズームレンズを移動させるためのテレ側ボタン123tと、ワイド側にズームレンズを移動させるためのワイド側ボタン123wとを備えている。表示部124は、各種メニュー画面を表示する。
フラッシュメモリー128は、前述の制御用プログラムを記憶すると共に、現在位置情報格納部128a及び登録位置情報格納部128bを有している。現在位置情報格納部128aは、エンコーダー136から通知されるエンコーダー値及びギヤの変位方向を格納する。エンコーダー136は、エンコーダー値及び変位方向をCPU110に定期的に通知し、現在位置情報格納部128aには通知されたエンコーダー値及び変位の方向が上書きして記録される。登録位置情報格納部128bは、エンコーダー値及び最終変位方向とを格納する。最終変位方向とは、後述するレンズ位置登録処理において、登録されるべきエンコーダー値に至った際の最終的なギヤの変位方向を意味する。登録位置情報格納部128bに登録されたエンコーダー値は、後述するレンズ位置復帰処理において読み出され、現在のエンコーダー値(以下、「現在位置」とも呼ぶ)が登録されたエンコーダー値となるようにモーター132が駆動されることにより、レンズの位置を所望のレンズ位置に復帰させることができる。
図2は、エンコーダー値と実際のレンズ位置との関係を示す説明図である。以降では、位置を調整する対象のレンズとして、ズームレンズを代表して説明する。図2において上段はエンコーダー値の可動範囲を示し、下段は実際のレンズ位置を示す。
図2上段に示すように、エンコーダー値は、「0」から「1010」までの値を取り得る。エンコーダー値が「0」では、ズームレンズは最もテレ側に配置され、レンズ位置「X2」となっている。この状態から、ユーザーがワイド側ボタン123wを押下すると、エンコーダー値は増加する。ここで、伝達部134には、最大でエンコーダー値で「10」に相当するバックラッシュが含まれているので、エンコーダー値が0から10まで増加する間においてズームレンズは移動せず、レンズ位置は「X2」のままである。さらにユーザーがワイド側ボタン123wを押下すると、エンコーダー値は「10」よりも大きくなり、ズームレンズはワイド側に移動を始める。図2の例では、エンコーダー値が「510」の場合に、実際のレンズ位置は「X3」となっている。エンコーダー値がさらに増加して、「1010」に至るとレンズ可動範囲の端点(X1)に到達し、ズームレンズは停止する。この状態から、ユーザーがテレ側ボタン123tを押下すると、モーター132は逆転駆動してエンコーダー値は減少する。しかしながら、バックラッシュがすべて解消されるまで、すなわち、エンコーダー値が1010から1000までの間においてズームレンズは移動せず、レンズ位置は「X1」のままである。さらにユーザーがテレ側ボタン123tを押下すると、エンコーダー値は「1000」よりも小さくなり、ズームレンズはテレ側に移動を始める。図2の例では、エンコーダー値が「500」の場合に、上述したエンコーダー値が「510」の場合と同様に、レンズ位置が「X3」となる。エンコーダー値がさらに減少して、「0」に至ると、レンズ位置は、レンズ可動範囲の端点である前述の「X2」となる。このように、伝達部134にはバックラッシュが含まれているので、伝達部134の変位方向がズームレンズのワイド側に対応する方向(以下、「第1方向」と呼ぶ)である場合のエンコーダー値と、伝達部134の変位方向がズームレンズのテレ側に対応する方向(以下、「第2方向」と呼ぶ)である場合のエンコーダー値とでは、同じ値であっても実際のレンズ位置は異なる。
なお、前述のCPU110とモータードライバー130と伝達部134とエンコーダー136と変換機構138とは、請求項におけるレンズ位置調整装置に相当する。また、位置制御部114及びモータードライバー130は請求項における駆動制御部に、エンコーダー136は請求項における位置検出部に、フラッシュメモリー128は請求項における記憶部に、それぞれ相当する。また、エンコーダー値「1010」を請求項における一方の端点とし、かつ、エンコーダー値「0」を請求項における他方の端点とした場合、図2に示す第1方向は請求項における第2の方向に、図2に示す第2方向は請求項における第1の方向に、それぞれ相当する。なお、これとは反対に、エンコーダー値「0」を請求項における一方の端点とし、かつ、エンコーダー値「1010」を請求項における他方の端点とした場合、図2に示す第1方向は請求項における第1の方向に、図2に示す第2方向は請求項における第2の方向に、それぞれ相当することとなる。
A2.レンズ移動処理:
図3は、本実施形態におけるレンズ移動処理の手順を示すフローチャートである。上述したように、ユーザーがワイド側ボタン123w又はテレ側ボタン123tを押下するとズームレンズは、可動範囲内においてワイド側又はテレ側に移動する。かかる動作は、プロジェクター100ではレンズ移動処理として実行される。プロジェクター100の電源がオンされるとレンズ移動処理が開始される。
位置制御部114は、ズームボタン123(ワイド側ボタン123w又はテレ側ボタン123t)が押下されるまで待機しており(ステップS105)、ズームボタン123が押下されると(ステップS105:YES)、ボタンの押下により指定された伝達部134の変位方向は、最終変位方向と同じであるか否かを判定する(ステップS110)。具体的には、例えば、ワイド側ボタン123wが押下された場合、伝達部134(ギヤ)は第1方向への変位を指定され、位置制御部114は、現在位置情報格納部128aに記録されている最終変位方向と、第1方向とを比較する。
指定された変位方向が最終変位方向と同じであると判定された場合(ステップS110:YES)、位置制御部114は、エンコーダー値が指定された方向に「2」だけ変位するように、モータードライバー130を制御してモーター132を駆動させる(ステップS115)。これに対して、前述のステップS110において、指定された変位方向が最終変位方向と同じでないと判定された場合(ステップS110:NO)、位置制御部114は、エンコーダー値が指定された方向に「12」だけ変位するように、モータードライバー130を制御してモーター132を駆動させる(ステップS115)。
図4は、レンズ移動処理が実行された際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す説明図である。図4(a)は前述のステップS115が実行された場合のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示し、図4(b)は前述のステップS120が実行された場合のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す。
図4(a)に示すように、最終変位方向Ldが第1方向であり、現在位置が510の状態(実際のレンズ位置が「X4」の状態)において、ワイド側ボタン123wがユーザーによって押下されると、前述のステップS115が実行され、エンコーダー値は2だけ増加して512となる。このとき、レンズ位置は「X5」となる。
他方、図4(b)に示すように、最終変位方向Ldが第1方向であり、現在位置が「510」の状態において、テレ側ボタン123tがユーザーによって押下されると、前述のステップS120が実行され、エンコーダー値は12だけ減少して498となる。ここで、最終変位方向Ldと、第2方向(テレ側)とは逆の方向となっている。したがって、エンコーダー値が510から10だけ減少するまでは、バックラッシュ(10)の除去が完了しないために、レンズ位置はX4のままとなっている。エンコーダー値が500よりも小さくなるとレンズは移動を開始し、エンコーダー値が498に達するとレンズは停止する。
このように、変位方向と最終変位方向Ldとが一致する場合には変位量が小さく、変位方向と最終変位方向Ldとが一致しない場合(逆の場合)には変位量が大きいのは、以下の理由による。変位方向と最終変位方向Ldとが一致する場合には、伝達部134の変位開始時にはすでにバックラッシュは解消されており、レンズは直ぐに移動し得る。これに対して、変位方向と最終変位方向Ldとは一致しない(逆の場合)には、伝達部134の変位開始時には、まずバックラッシュを除去しなければならない。このため、変位量を大きくして1回のズームボタン123の押下によりバックラッシュを除去してユーザーの所望する方向にレンズを移動させることにより、ズームボタン123を押下してもレンズが動かないことによる違和感をユーザーに与えないようにしている。
A3.レンズ位置登録処理:
図5は、本実施形態におけるレンズ位置登録処理の手順を示すフローチャートである。プロジェクター100では、予めズームレンズの位置を登録しておき、かかる位置を指定することで、ズームレンズの位置を予め登録しておいた位置に配置(復帰)させることができる。ユーザーがズームボタン123を操作してズームレンズを所望位置に配置し、その後、操作部122を操作して、レンズ位置を登録するためのメニュー画面を表示部124に表示させてかかるメニューを実行させると、プロジェクター100においてレンズ位置登録処理が開始される。
登録制御部115は、登録しようとする位置(エンコーダー値)が、エンコーダー値の取りうる範囲の端点(0又は1010)から所定の距離(数値)以内であるか否かを判定する(ステップS205)。所定の距離は、本実施形態では、伝達部134における最大バックラッシュ量(10)の2倍の値である「20」に設定されている。
登録しようとする位置が端点から所定の距離よりも遠い場合(ステップS205:NO)、登録制御部115は、現在のエンコーダー値と最終変位方向とを登録位置情報格納部128bに格納(登録)する(ステップS210)。
前述のステップS205において、登録しようとする位置が端点から所定の距離以内である場合(ステップS205:YES)、登録制御部115は、最終変位方向が端点(現在位置からより近い側の端点)から離れる方向か否かを判定する(ステップS215)。最終変位方向(ユーザーがズームレンズを所望位置に配置した際の伝達部134の最終変位方向)が端点から離れる方向でない(すなち、端点に近づく方向である)と判定された場合、前述のステップS210が実行される。
前述のステップS215において、最終変位方向が端点から離れる方向であると判定された場合(ステップS215:YES)、登録制御部115は、位置制御部114を制御して、モーター132を所定期間だけ端点に近づく方向に、低いトルクで駆動させる(ステップS220)。本実施形態では、低いトルクとは、伝達部134を変位させ得るがレンズ群157を移動させ得ない程度のトルクを意味する。このような低いトルクでモーター132を駆動させることにより、レンズ位置を変えずに伝達部134のバックラッシュを除去することができる。モーター132のトルクの調整は、例えば、モーター132がPWM(Pulse Width Modulation)制御され得るモーター132であれば、デューティー比(周期に対するパルス幅すなわちHighの期間の比率)を調整することにより実現できる。すなわち、デューティー比を低減させることによりトルクを低くすることができる。なお、デューティー比に代えて、モーター132に供給する電圧を低くする或いはモーター132に供給する電流を小さくすることによりトルクを低くすることもできる。
図6及び図7は、レンズ位置登録処理が実行された際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す説明図である。図6(a)は最終変位方向が第1方向である場合のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示し、図6(b)は最終変位方向が第2方向である場合のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す。なお、図6(a)及び図6(b)のいずれも、登録位置が端点から所定距離(10)よりも離れている場合(ステップS1205:NO)の例を示している。図7は、登録位置が端点から所定距離(10)以内であり(ステップS205:YES)、かつ、最終変位方向が端点から離れる方向である場合(ステップS215:YES)の例を示している。
図6(a)に示すように、エンコーダー値が510の状態からユーザーがワイド側ボタン123wを1回押下して、エンコーダー値が512となった状態で、レンズ位置登録処理が実行されると、上述したステップS205及びS210が実行され、エンコーダー値「512」及び第1方向が登録されることとなる。
図6(b)に示すように、エンコーダー値が510の状態からユーザーがテレ側ボタン123tを1回押下して、エンコーダー値が498となった状態で、レンズ位置登録処理が実行されると、上述したステップS205及びS210が実行され、エンコーダー値「498」及び第2方向が登録されることとなる。
図7(a)に示すように、エンコーダー値が910の状態からユーザーがワイド側ボタン123wを複数回押下してエンコーダー値が1010となり、その後、ユーザーがテレ側ボタン123tを1回押下すると、エンコーダー値は第1方向(テレ側)に12だけ減少して998となる。この状態でレンズ位置登録処理が実行されると、登録位置(エンコーダー値)は、998であり、エンコーダー値の可動範囲の端点(1010)から所定の距離(20)以内であるため、上述したステップS205,S215,S220がこの順序で実行される。図7(b)に示すように、ステップS220が実行されると、レンズ位置はX8のままでエンコーダー値は最大バックラッシュに相当する「10」だけ増加して1008となる。換言すると、ステップS220において、伝達部134が第1方向に変位するようにモーター132を低トルク駆動させると、伝達部134は、最大バックラッシュ量に相当する変位量(10)だけ第1方向に変位してバックラッシュが除去されると、トルク不足のためにレンズを移動させることができず、伝達部134の変位は停止する。以上の結果、登録位置情報格納部128bには、エンコーダー値「1008」と第1方向とが格納(登録)されることとなる。
図8は、登録位置情報格納部128bに格納されるエンコーダー値及び最終変位方向の一例を示す説明図である。図8では、上述した図6及び図7に示すようにレンズ位置登録処理が実行された場合に登録位置情報格納部128bに登録されるエンコーダー値及び最終変位方向を示している。
図8に示すように、登録位置情報格納部128bには、エンコーダー値と最終変位方向とが互いに対応付けられて登録されている。具体的には、No.1のレコードとして、エンコーダー値「512」と「第1方向」とが格納されている。また、No.2のレコードとしてエンコーダー値「498」及び「第2方向」が、No.3のレコードとしてエンコーダー値「1008」及び「第1方向」が、それぞれ格納されている。No.1のレコードは、図6(a)に示すようにレンズ位置登録処理が実行された際に登録されたレコードである。また、No.2のレコードは図6(b)に示すように、No3のレコードは図7に示すように、それぞれレンズ位置登録処理が実行された際に登録されたレコードである。
A4.レンズ位置復帰処理:
図9は、本実施形態におけるレンズ位置復帰メニュー画面を示す説明図である。ユーザーは、ズームレンズの位置を登録されている位置に配置しようとする際、操作部122を操作して、表示部124に図9に示すレンズ位置復帰メニュー画面W1を表示させる。レンズ位置復帰メニュー画面W1は、登録位置選択領域Arと、復帰実行ボタンB1と、キャンセルボタンB2とを備えている。登録位置選択領域Arには、登録位置情報格納部128bに登録されている各レコードに対応する番号が表示される。これら番号のうち、ユーザーがいずれかを選択して復帰実行ボタンB1を押下すると、プロジェクター100においてレンズ位置復帰処理が実行される。なお、図9の例では、登録位置として「3」(すなわち、図8に示すNo.3のレコード)が選択されている。
図10は、本実施形態におけるレンズ位置復帰処理の手順を示すフローチャートである。位置制御部114は、レンズ位置復帰処理が開始された時点において現在位置情報格納部128aに格納されている現在位置(開始位置)と、登録位置情報格納部128bに格納されている選択された登録位置(目標位置)とに基づき、開始位置から目標位置に向かう方向(変換機構138の変位方向)を特定する(ステップS305)。位置制御部114は、ステップS305で特定された方向と、レンズ位置復帰処理が開始された時点において登録位置情報格納部128bに登録されている最終変位方向(以下、「登録方向」とも呼ぶ)とが一致するか否かを判定する(ステップS310)。
前述のステップS310において一致すると判定された場合(ステップS310:YES)、位置制御部114は、モータードライバー130を制御して、開始位置から目標位置に向かうようにモーター132を駆動させ(ステップS315)、エンコーダー136から通知されるエンコーダー値に基づき、目標位置に到達したか否かを判定する(ステップS320)。目標位置に到達していない場合(ステップS320:NO)、前述のステップS315に戻る。これに対して、目標位置に到達した場合(ステップS320:YES)、レンズ位置復帰処理は終了する。
前述のステップS310において一致しないと判定された場合(ステップS310:NO)、位置制御部114は、モータードライバー130を制御して開始位置から目標位置に向かうようにモーター132を駆動させ(ステップS325)、目標位置から所定距離だけ過ぎた位置に到達したか否かを判定する(ステップS330)、目標位置から所定距離だけ過ぎた位置に到達していない場合(ステップS330:NO)、前述のステップS325に戻る。これに対して、目標位置から所定距離だけ過ぎた位置に到達した場合(ステップS330:YES)、位置制御部114は、登録方向に沿って現在位置が移動するように、モータードライバー130を制御してモーター132を駆動させる(ステップS335)。なお、ステップS330の所定の距離は、本実施例では「100」に設定されている。位置制御部114は、目標位置に到達したか否かを判定し(ステップS340)、目標位置に到達していない場合(ステップS340:NO)、前述のステップS335に戻る。これに対して、目標位置に到達した場合(ステップS340:YES)、レンズ位置復帰処理は終了する。
図11及び図12は、レンズ位置復帰処理が実行された際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す説明図である。図11(a)は図8に示すNo.1の登録位置に復帰する場合のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示し、図11(b)は図8に示すNo.2の登録位置に復帰する場合のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す。図12は、図8に示すNo.3の登録位置に復帰する場合のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す。
図11(a)に示すように、開始位置(エンコーダー値)が「500」である場合、目標位置(エンコーダー値)が「512」であるので、開始位置から目標位置への方向は第1方向となる。この方向(第1方向)は、図8のNo.1のレコードの最終変位方向(第1方向)と一致するので、ステップS315が実行されて伝達部134は第1方向に変位し、現在位置は目標位置に到達する。このレンズ位置復帰処理により、レンズ位置はX8からX3に移動することとなる。
図11(b)に示すように、開始位置が「400」である場合、目標位置が「498」であるので、開始位置から目標位置への方向は第1方向となる。この方向(第1方向)は、図8のNo.2のレコードの最終変位方向(第2方向)と一致しない。したがって、伝達部134は、先ず第1方向に変位し、エンコーダー値「498」を超えて、エンコーダー値「598」すなわち、目標位置に所定の距離(100)を加えた値に到達すると、最終変位方向である第2方向に変位を開始する。この場合、先ずは最大バックラッシュ(10)が除去され、その後、レンズ位置は第2方向(テレ側)に移動する。このようにして、登録されている最終変位方向と同じ方向で変位して、目標位置(498)に到達することとなる。
図12に示すように、開始位置が「910」である場合、目標位置が「1008」であるので、開始位置から目標位置への方向は第1方向となる。この方向(第1方向)は、図8のNo.3のレコードの最終変位方向(第1方向)と一致するので、ステップS315が実行されて伝達部134は第1方向に変位し、現在位置は目標位置に到達する。このレンズ位置復帰処理により、レンズ位置はX7からX8に移動することとなる。
図13は、図12に示すレンズ位置復帰処理が実行された後にユーザーがレンズ位置を微調整した際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す説明図である。図12に示すレンズ位置復帰処理が実行されて現在位置が目標位置である「1008」に到達した後、ユーザーがズームレンズをよりワイド側に微調整するために、ワイド側ボタン123wを1回押下する。エンコーダー値「1008」の位置は、端点「1010」に近い位置であるため、ユーザーは、登録位置に復帰した後に、より端点に向かう方向に現在位置を微調整する可能性が高い。この場合、レンズ位置復帰処理の最終変位方向は第1方向であるので、図4(a)と同様に、現在位置は第1方向に+2だけ変位し、エンコーダー値は「1010」となる。このとき、バックラッシュを除去する必要がないために、ワイド側ボタン123wの押下の直後に、実際のレンズ位置はX8から移動してX1に至る。このように、本実施形態では、目標位置に到達した後、さらに現在位置を端点に近づけるようにユーザーがワイド側ボタン123wを押下した場合に、操作の直後にレンズの移動が開始されるので、ユーザーに対して違和感を与えない。
図14は、比較例のレンズ位置の登録及び復帰が実行された後にユーザーがレンズ位置を微調整した際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す説明図である。図14(a)は比較例におけるレンズ位置を登録する際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示し、図14(b)は比較例におけるレンズ位置の復帰が実行され、さらに、レンズ位置の微調整が行われた際のエンコーダー値及びレンズ位置の変位の例を示す。
比較例では、ユーザーがレンズ位置を移動させて停止させた位置及び停止直前の伝達部134の変位方向が登録される。具体的には、図14(a)に示すように、エンコーダー値が910の状態からユーザーがワイド側ボタン123wを複数回押下してエンコーダー値が1010となり、その後、ユーザーがテレ側ボタン123tを1回押下すると、エンコーダー値は第1方向(テレ側)に12だけ減少して998となる。この場合、登録位置として「998」が、登録方向として「第2方向」が、それぞれ登録される。
比較例のレンズ位置の復帰では、開始位置がエンコーダー値「910」であると、登録時と同じ変位が行われ、エンコーダー値「998」に到達する。この状態で、ユーザーが図13と同様に、ズームレンズをよりワイド側に微調整するために、ワイド側ボタン123wを1回押下する。この場合、復帰時の最終変位方向が第2方向であるため、ズームレンズをワイド側に調整する際の変位方向(第1方向)と異なるため、図4(b)と同様に、まず、バックラッシュ(最大バックラッシュ量:10)が除去され、その後、第1方向に+2だけ変位することとなる。したがって、ワイド側ボタン123wの押下の後バックラッシュの除去が終わるまで実際のレンズ位置はX8のまま移動せず、バックラッシュの除去が完了したら実際のレンズ位置はX8からX1に移動することとなる。このため、ユーザーに対して違和感を与えることとなる。
これに対して、実施形態のプロジェクター100では、上述したように、端点に近い登録位置に到達した後、現在位置を端点に近づけるように微調整を行う際に、ユーザーによるズームボタン123の操作の直後に実際のレンズ位置が移動するので、ユーザーに違和感を与えない。
以上説明した実施形態のプロジェクター100は、登録位置が伝達部134の変位可能範囲の端点から所定の距離以内である場合には、レンズ位置復帰処理において、現在位置を登録位置に復帰させる際に、伝達部134の変位方向が開始位置から端点に向かう方向となるようにモーター132を駆動させる。したがって、現在位置が登録位置に到達した後に、ユーザーがより端点に近づけるように微調整を行う際にバックラッシュを除去する必要がないようにすることができる。このため、ユーザーがズームボタン123を操作した直後にズームレンズを移動させることができ、ユーザーに違和感を与えないようにすることができる。
また、レンズ位置登録処理において、登録位置(レンズ位置登録処理を実行する前における伝達部134の位置)が端点から所定の距離以内であり、かつ、最終変位方向が端点から離れる方向の場合には、モーター132を低トルク駆動させるので、バックラッシュを除去しつつ、最終的な変位方向を端点に向かう方向(変位可能範囲の中央から端点に向かう方向)とすることができる。したがって、レンズ位置復帰処理を実行する際に、開始位置から登録位置(目標位置)への方向を、登録された方向と一致させる可能性を高めることができる。
また、低トルク駆動(ステップS220)におけるトルクを、伝達部134を変位し得るトルクであって、かつ、レンズ群157を移動させ得ないトルクとしているので、レンズの実際の位置を変えずにバックラッシュを除去することができる。また、ステップS220において、低トルク駆動させる期間を、伝達部134に含まれる最大バックラッシュ量のバックラッシュを除去し得る期間以上としているので、低トルク駆動により、最大バックラッシュ量のバックラッシュを除去することができる。
B.変形例:
B1.変形例1:
上記実施形態では、レンズ位置登録処理において、登録位置が端点から所定距離よりも遠い場合にステップS210において登録される方向は、最終変位方向であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、登録位置が変位可能範囲の中央位置よりも右側(最大値寄り)の場合には第1方向を登録し、登録位置が変位可能範囲の中央位置よりも左側(最小値寄り)の場合には第2方向を登録する構成を採用することもできる。このような構成を採用した場合であっても、仮に、レンズ位置復帰処理のステップS305において特定される方向が登録されている方向と異なったとしても、ステップS325〜S340が実行されて現在位置を目標位置に到達させることができる。また、例えば、変位可能範囲のうち任意の位置を基準位置として、かかる基準位置よりも右側(最大値寄り)の場合には第1方向を登録し、基準位置よりも左側(最小値寄り)の場合には第2方向を登録する構成を採用することもできる。また、例えば、登録位置に関わらず、第1方向及び第2方向のうちのいずれか一方を登録する構成を採用することもできる。
B2.変形例2:
上記実施形態では、移動させる対象のレンズは、ズームレンズであったが、ズームレンズに代えて、フォーカスレンズや投写レンズ(シフトレンズ)など、位置の移動を要する任意のレンズを採用することができる。
B3.変形例3:
上記実施形態では、レンズ位置調整装置をプロジェクターに適用した例を説明したが、プロジェクターに代えて、位置を変化させる必要があるレンズを有する任意の装置に、本発明のレンズ位置調整装置を適用することができる。このような装置としては、例えば、スキャナーや、スキャナーを含む複合機や、デジタルスチルカメラや、デジタルビデオカメラなどが相当する。
B4.変形例4:
上記実施形態では、レンズ位置登録処理のステップS205における所定の距離は、最大バックラッシュ量の2倍の値(20)であったが、かかる値に代えて、最大バックラッシュ量(10)以上の任意の値(例えば、「10」)を採用することができる。
B5.変形例5:
上記実施形態におけるプロジェクター100の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、透過型の液晶154パネルに代えて、反射型の液晶パネル(LCOS(登録商標):Liquid Crystal on Silicon)や、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD(登録商標):Digital Micro-Mirror Device)等を採用することもできる。また、例えば、コンピューターと接続するためのインターフェイス(例えば、USB(Universal Serial Bus)インターフェイス)を備え、図9に示すレンズ位置復帰メニュー画面W1をコンピューターに接続されたディスプレイに表示させる構成を採用することができる。また、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。また、これとは逆に、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよい。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
100…プロジェクター
110…CPU
111…画像処理部
112…制御部
113…位置特定部
114…位置制御部
115…登録制御部
120…A/D変換部
122…操作部
123…ズームボタン
123t…テレ側ボタン
123w…ワイド側ボタン
124…表示部
126…RAM
128…フラッシュメモリー
128a…現在位置情報格納部
128b…登録位置情報格納部
130…モータードライバー
132…モーター
134…伝達部
136…エンコーダー
138…変換機構
140…液晶パネルドライバー
152…照明光学系
154…液晶パネル
156…投写光学系
157…レンズ群
W1…レンズ位置復帰メニュー画面
B1…復帰実行ボタン
B2…キャンセルボタン
Sc…スクリーン
Ld…最終変位方向
Ar…登録位置選択領域

Claims (7)

  1. レンズの位置を調整するレンズ位置調整装置であって、
    変位可能範囲内における一方の端点から他方の端点に向かう第1の方向又は前記他方の端点から前記一方の端点に向かう第2の方向に変位することより、駆動源から出力される動力を伝達する伝達部と、
    前記伝達部に接続され、前記伝達部から供給される動力に応じて前記レンズを移動させる変換部と、
    前記駆動源を制御する駆動制御部と、
    前記伝達部の現在位置を検出する位置検出部と、
    前記変位可能範囲における予め登録された登録位置と、予め登録された前記伝達部の変位方向である登録方向とを対応付けて記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記駆動制御部は、前記現在位置が前記登録位置となるように前記駆動源を駆動させる復帰制御を実行する際に、
    前記登録位置が前記一方の端点から所定の変位量以内の位置である場合には、前記現在位置が前記登録位置に達する際の最終的な変位方向が、前記登録方向に関わらず前記第2の方向となるように、前記駆動源を制御し、
    前記登録位置が前記一方の端点から前記所定の変位量だけ離れた位置よりも遠い場合には、前記現在位置が前記登録位置に達する際の最終的な変位方向が、前記登録方向となるように、前記駆動源を制御する、レンズ位置調整装置。
  2. 請求項1に記載のレンズ位置調整装置において、
    前記所定の変位量は、前記伝達部に含まれる最大バックラッシュ量に相当する量以上である、レンズ位置調整装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレンズ位置調整装置において、さらに、
    前記登録位置及び前記変位方向を特定し、前記記憶部に記憶させる登録制御部を有し、
    前記駆動制御部は、前記登録制御部により前記登録位置及び前記変位方向が特定される際の前記駆動部の制御である登録制御を実行すると共に、前記登録制御を実行する際に、前記登録位置が前記一方の端点から前記所定の変位量以内の位置であり、かつ、前記登録制御部により前記登録位置が特定される際に前記現在位置が前記第1の方向に変位して前記登録位置に達した場合には、所定のトルクであり前記現在位置を前記第2の方向に変位させる低トルク動力を、前記伝達部に所定期間以上供給し、
    前記登録制御部は、前記駆動制御部が前記低トルク動力を前記伝達部に前記所定期間以上供給した結果得られた前記現在位置を、前記登録位置として前記記憶部に記憶させると共に、前記駆動制御部が前記低トルク動力を前記伝達部に前記所定期間以上供給した結果得られた前記変位方向を、前記登録方向として前記記憶部に記憶させる、レンズ位置調整装置。
  4. 請求項3に記載のレンズ位置調整装置において、
    前記所定のトルクは、前記伝達部を変位させることが可能であり、かつ、前記レンズを移動させ得ないトルクである、レンズ位置調整装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載のレンズ位置調整装置において、
    前記所定期間は、前記所定のトルク以下の動力により、前記伝達部に含まれる最大バックラッシュ量に相当する量だけ前記伝達部が変位する期間以上の期間である、レンズ位置調整装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のレンズ位置調整装置を備えるプロジェクター。
  7. レンズの位置を調整するためのレンズ位置調整方法であって、
    (a)変位可能範囲内における一方の端点から他方の端点に向かう第1の方向又は前記他方の端点から前記一方の端点に向かう第2の方向に変位することより、駆動源から出力される動力を伝達する伝達部と、前記伝達部に接続され、前記伝達部から供給される動力に応じて前記レンズを移動させる変換部と、前記伝達部の現在位置を検出する位置検出部と、前記変位可能範囲における予め登録された登録位置と、予め登録された前記伝達部の変位方向である登録方向とを対応付けて記憶する記憶部と、を有するレンズ位置調整装置を用意する工程と、
    (b)前記現在位置が前記変位可能範囲における所定の登録位置となるように前記駆動源を駆動させる復帰制御を実行する際に、
    前記登録位置が前記一方の端点から所定の変位量以内の位置である場合には、前記現在位置が前記登録位置に達する際の最終的な変位方向が、前記登録方向に関わらず前記第2の方向となるように、前記駆動源を制御し、
    前記登録位置が前記一方の端点から前記所定の変位量だけ離れた位置よりも遠い場合には、前記現在位置が前記登録位置に達する際の最終的な変位方向が、前記登録方向となるように、前記駆動源を制御する工程と、
    を備える、レンズ位置調整方法。
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