JP2010085707A - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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健也 川▲崎▼
Sadahiko Mihashi
貞彦 三橋
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Abstract

【課題】投写レンズのフォーカスが不適切であることに起因して映像が不鮮明である場合にも、投写レンズのフォーカスを調整するための操作を適切に行うことができる投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】液晶プロジェクタ1は、映像を投写して表示するための投写レンズ13と、投写レンズ13のフォーカスを調整するための制御を行う制御部20とを備え、投写レンズ13のフォーカスを調整するためのフォーカス調整モードと、ズーム調整モード及びレンズシフト調整モードとが同様の操作により切り替えられる。そして、液晶プロジェクタ1は、フォーカス調整モードであることを示す色を含む画像を、フォーカス調整モードである時に映像として表示させるように制御する映像信号処理部15を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、映像を投写して表示するための投写レンズを備え、投写レンズのフォーカスを調整するためのフォーカス調整モードと他の調整モードとが同様の操作により切り替えられる投写型映像表示装置に関する。
一般に液晶プロジェクタ等の投写型映像表示装置は、映像を投写して表示するための投写レンズを備えている。液晶プロジェクタは、DVDプレーヤー等の外部機器から入力された映像信号に基づいて液晶パネルに適切な駆動電圧を与えることにより液晶パネルに画像を形成し、この液晶パネルを透過した光を投写レンズにより投射することによってスクリーンに映像を投写して表示する構成となっている。
また、投写レンズを駆動することにより、投写レンズのフォーカスを調整することや、表示される映像の倍率を調整することや、投写レンズの位置を調整することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記の調整を行うためには、例えばボタンにより構成される操作部をユーザが操作することにより、投写レンズのフォーカスを調整するためのフォーカス調整モードや、映像の倍率を調整するためのズーム調整モードや、投写レンズの位置を調整するためのレンズシフト調整モードに移行する。そして、いずれかの調整モードに移行した後、ユーザがボタン等により構成される操作部を操作することにより、上記の調整モードに応じた調整が行われる。
また、上記の調整モードが同様の操作により切り替えられることが知られている。具体的には、例えば液晶プロジェクタに設けられた1つのボタンが押される毎に、フォーカス調整モード、ズーム調整モード、及びレンズシフト調整モードが順に切り替えられることが知られている。
特開2000−81601号公報
ところで、上述のごとく同様の操作により調整モードが切り替えられる場合には、移行した調整モードがいずれの調整モードであるかをユーザに知らせるために、調整モードであることを示す文字を映像として表示するように構成していた。具体的には、フォーカス調整モードである時には、フォーカス調整モードであることを示す文字を映像として表示し、ズーム調整モードである時には、ズーム調整モードであることを示す文字を映像として表示し、レンズシフト調整モードである時には、レンズシフト調整モードであることを示す文字を映像として表示するように構成していた。
しかしながら、投写レンズのフォーカスが不適切であることに起因して映像が不鮮明である場合には、ユーザは、映像として表示される各調整モードを示す文字を読むことが困難である。このため、調整モードを識別することができないユーザは、ズーム調整モードやレンズシフト調整モードである時に投写レンズのフォーカスを調整するための操作を行ってしまい、投写レンズのフォーカスを調整するための操作を適切に行うことができないという問題があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、投写レンズのフォーカスが不適切であることに起因して映像が不鮮明である場合にも、投写レンズのフォーカスを調整するための操作を適切に行うことができる投写型映像表示装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、映像を投写して表示するための投写レンズと、前記投写レンズのフォーカスを調整するための制御を行う制御部とを備え、前記投写レンズのフォーカスを調整するためのフォーカス調整モードと、前記投写レンズのフォーカス以外を調整するための他の調整モードとが同様の操作により切り替えられる投写型映像表示装置であって、前記フォーカス調整モードであることを示す色を含む画像を、前記フォーカス調整モードである時に前記映像として表示させるように制御する表示制御部を備えることを要旨としている。
この発明によれば、フォーカス調整モードである時には、フォーカス調整モードであることを示す色を含む画像が映像として表示される。このため、投写レンズのフォーカスが不適切であることに起因して映像が不鮮明である場合にも、ユーザは表示された映像の色を参照することによりフォーカス調整モードであることを知ることができ、投写レンズのフォーカスを調整するための操作を適切に行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の投写型映像表示装置において、前記表示制御部は、前記他の調整モードであることを示す色を含む画像を、前記他の調整モードである時に前記映像として表示させるように制御し、前記フォーカス調整モードであることを示す色は、前記他の調整モードであることを示す色と異なることを要旨としている。
この発明によれば、他の調整モードである時にも、他の調整モードであることを示す色を含む画像が映像として表示されるため、ユーザは表示された映像の色を参照することにより他の調整モードであることを知ることができる。そして、フォーカス調整モードであることを示す色は、他の調整モードであることを示す色と異なるため、ユーザはこれらの調整モードを識別することができ、投写レンズのフォーカスを調整するための操作、及び投写レンズのフォーカス以外を調整するための操作を適切に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の投写型映像表示装置において、前記フォーカス調整モード及び前記他の調整モードのうち、いずれかの調整モードに移行する順序が変更可能であることを要旨としている。
この発明によれば、フォーカス調整モード及び他の調整モードのうち、いずれかの調整モードに移行する順序が変更可能であるため、各調整モードの利用状況に応じてフォーカス調整モード及び他の調整モードのうち最初に移行すべき調整モードを設定することができる。また、これに起因して調整モードが切り替わる順序が変わった場合においても、ユーザは表示された映像の色を参照することによりフォーカス調整モードであることを知ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の投写型映像表示装置において、前記他の調整モードは、前記映像の倍率を調整するためのズーム調整モードと、前記投写レンズの位置を調整するためのレンズシフト調整モードであることを要旨としている。
この発明によれば、投写レンズのフォーカスを調整するためのフォーカス調整モードと、他の調整モードである、映像の倍率を調整するためのズーム調整モードと、投写レンズの位置を調整するためのレンズシフト調整モードとを、同様の操作により切り替えることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の投写型映像表示装置において、前記表示制御部は、前記ズーム調整モードであることを示す色を含む画像を、前記ズーム調整モードである時に前記映像として表示させるとともに、前記レンズシフト調整モードであることを示す色を含む画像を、前記レンズシフト調整モードである時に前記映像として表示させるように制御し、前記フォーカス調整モードであることを示す色と、前記ズーム調整モードであることを示す色と、前記レンズシフト調整モードであることを示す色はそれぞれ異なることを要旨としている。
この発明によれば、フォーカス調整モードであることを示す色と、ズーム調整モードであることを示す色と、レンズシフト調整モードであることを示す色は、それぞれ異なる。このため、ユーザはこれらの調整モードを識別することができ、投写レンズのフォーカスを調整するための操作、映像の倍率を調整するための操作、及び投写レンズの位置を調整するための操作を適切に行うことができる。
本発明によれば、投写レンズのフォーカスが不適切であることに起因して映像が不鮮明である場合にも、ユーザは表示された映像の色を参照することによりフォーカス調整モードであることを知ることができ、投写レンズのフォーカスを調整するための操作を適切に行うことができる。
以下、本発明の投写型映像表示装置を液晶プロジェクタとして具体化した一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態に係る液晶プロジェクタ1は、光を前方へ投射するフロントプロジェクタである。
図2に示すように、液晶プロジェクタ1は、映像を投写して表示するための光学部品として、超高圧水銀ランプ等により構成された光源11と、光を透過させて映像を生成する液晶パネル12と、生成された映像を投写して表示するための投写レンズ13とを備えている。
液晶パネル12は、画素がマトリクス状に配置されたマトリクス駆動方式のライトバルブである。液晶パネル12に駆動電圧が供給されることにより、電極間の液晶の配向が変化して、液晶パネル12に画像が形成される。そして、画像が形成された液晶パネル12を光源11から出射された光が透過することによって映像が生成される。液晶パネル12を透過した光は投写レンズ13に入射する。なお、液晶プロジェクタ1は、いわゆる3板方式のものである場合は、3枚の液晶パネル12を備えている。この場合、光源11から出射された光はダイクロイックミラーにより赤、緑、及び青の各色の光に分解されて、各色に対応する液晶パネル12を光が透過し、3枚の液晶パネル12を透過した光が合成されることによりフルカラーの映像が生成される。
投写レンズ13は、液晶パネル12を透過した光を液晶プロジェクタ1の前方に投射するレンズである。投写レンズ13は、複数枚のレンズにより構成されており、投写レンズ13に入射した光は、投写レンズ13における屈折を経て液晶プロジェクタ1の前方へ出射される。このようにして、液晶プロジェクタ1は、投写レンズ13から光を出射することにより、液晶プロジェクタ1の前方に設けられたスクリーン2に映像を投写して表示する。
また、投写レンズ13は、そのフォーカスの調整、映像の倍率の調整、及びその位置の調整が可能に構成されている。具体的には、投写レンズ13を構成するレンズは、光軸方向(即ち、光の投射方向)に移動可能に保持されており、そのレンズを光軸方向に移動させることにより、投写レンズ13のフォーカス(即ち、投写レンズ13全系のフォーカス)の調整、及び表示される映像の倍率を調整することができる。また、投写レンズ13の全体は、光軸方向に直交する方向に移動可能に保持されており、投写レンズ13全体を光軸方向に直交する方向に平行移動させることにより、投写レンズ13の位置ひいてはスクリーン2における映像の位置を調整することができる。
即ち、液晶プロジェクタ1は、投写レンズ13のフォーカスを調整する機能、映像の倍率を調整する機能、及び投写レンズ13の位置を調整する機能を有している。投写レンズ13のフォーカスを調整する機能はフォーカス調整モードである時に有効となり、映像の倍率を調整する機能はズーム調整モードである時に有効となる。同様に、投写レンズ13の位置を調整する機能はレンズシフト調整モードである時に有効となる。
フォーカス調整モードは、投写レンズ13のフォーカスを調整することができる状態であって、フォーカス調整モードである時におけるユーザの操作により、投写レンズ13を構成するフォーカスレンズが光軸方向に移動して、投写レンズ13のフォーカスが調整される。
また、ズーム調整モードは、映像の倍率を調整することができる状態であって、ズーム調整モードである時におけるユーザの操作により、投写レンズ13を構成するズームレンズが光軸方向に移動して、映像の倍率が調整される。
また、レンズシフト調整モードは、投写レンズ13の位置を調整することができる状態であって、レンズシフト調整モードである時におけるユーザの操作により、投写レンズ13全体が光軸方向に直交する方向に平行移動して、投写レンズ13の位置及びスクリーン2における映像の位置が調整される。
また、液晶プロジェクタ1は、映像信号を入力するための入力端子14と、映像信号に対して信号処理を施す映像信号処理部15と、液晶パネル12を駆動する液晶ドライバ16と、ユーザにより操作される操作部17,18と、各種の情報を記憶する記憶部19と、各部を制御する制御部20とを備えている。
映像信号処理部15は、入力端子14を使用して液晶プロジェクタ1に入力された映像信号に対して種々の信号処理を施す集積回路である。具体的には、映像信号処理部15は、制御部20からの制御信号に基づき、OSD(On Screen Display)画像を映像に重ね合わせるための信号処理等を施す。映像に重ね合わせられるOSD画像は、液晶プロジェクタ1が備えるメモリ(例えば、記憶部19)に予め記憶されている画像である。映像信号処理部15によって信号処理が施された映像信号は、液晶ドライバ16に入力される。
液晶ドライバ16は、映像信号に基づいて液晶パネル12を駆動するための回路である。液晶ドライバ16によって液晶パネル12を駆動するために映像信号に応じた駆動電圧が液晶パネル12に供給されることにより、液晶パネル12に設けられた画素に対応した電極間に駆動電圧が印加される。
従って、映像信号処理部15によりOSD画像を映像に重ね合わせるための信号処理が施された映像信号に基づいて、液晶ドライバ16によって液晶パネル12にOSD画像が形成されて、そのOSD画像が映像として表示されるため、映像信号処理部15は映像の表示を制御する表示制御部として機能する。
操作部17は、各調整モードのいずれかに移行するために操作されるボタンにより構成されている。操作部17が操作されると(即ち操作部17のボタンが押されると)、上記調整モード以外のモードから上記調整モードのいずれかに移行するための信号、または調整モードを切り替えるための信号が制御部20に入力される。従って、フォーカス調整モードとズーム調整モードとレンズシフト調整モードとが操作部17の操作により切り替えられるため、同様の操作により容易に各調整モードに移行することができる。即ち、フォーカス調整モードのみに移行するための操作部(不図示)、レンズ調整モードのみに移行するための操作部(不図示)、レンズシフト調整モードのみに移行するための操作部(不図示)を設ける必要がなく、液晶プロジェクタ1のユーザインタフェースを簡略化することができる。
操作部18は、各調整モードにおいて、その時の調整モードに応じた調整を行うために操作されるボタンにより構成されている。操作部18が操作されると(即ち操作部18のボタンが押されると)、調整を行うための信号が制御部20に入力される。
記憶部19は、EEPROM等の書き込み及び消去可能なメモリであって、制御部20が実行するプログラム、上記調整モード以外のモードから上記調整モードのいずれかに移行する際に最初に移行すべき調整モード等の情報が記載されている。
制御部20は、記憶部19に記憶されたプログラムや情報に基づいて動作するCPUやマイコンであって、液晶プロジェクタ1の各部に制御信号を出力することにより、映像信号処理部15の制御、投写レンズ13のフォーカスを調整するための制御、映像の倍率を調整するための制御、及び投写レンズ13の位置を調整するための制御を行う。
具体的には、制御部20は、フォーカス調整モードである時はフォーカス調整モードであることを示すOSD画像を表示するための制御信号を映像信号処理部15に出力する。また、フォーカス調整モードである時に操作部18から調整を行うための信号が制御部20に入力された場合は、制御部20は、投写レンズ13のフォーカスを調整するための制御信号を、投写レンズ13を構成するレンズを光軸方向に移動させる駆動部(不図示)に出力する。この駆動部が制御信号に基づき動作することによって、投写レンズ13全系のフォーカスが変わるように投写レンズ13を構成するレンズが光軸方向に移動される。
また、制御部20は、ズーム調整モードである時はズーム調整モードであることを示すOSD画像を表示するための制御信号を映像信号処理部15に出力する。また、ズーム調整モードである時に操作部18から調整を行うための信号が制御部20に入力された場合は、制御部20は、映像の倍率を調整するための制御信号を、投写レンズ13を構成するレンズを光軸方向に移動させる駆動部(不図示)に出力する。この駆動部が制御信号に基づき動作することによって、映像の倍率が変わるように投写レンズ13を構成するレンズが光軸方向に移動される。
また、制御部20は、レンズシフト調整モードである時はレンズシフト調整モードであることを示すOSD画像を表示するための制御信号を映像信号処理部15に出力する。また、レンズシフト調整モードである時に操作部18から調整を行うための信号が制御部20に入力された場合は、制御部20は、投写レンズ13の位置を調整するための制御信号を、投写レンズ13全体を光軸方向に直交する方向に平行移動させる駆動部(不図示)に出力する。この駆動部が制御信号に基づき動作することによって、投写レンズ13全体が光軸方向に直交する方向に平行移動される。
次に、フォーカス調整モード及びズーム調整モード及びレンズシフト調整モードのいずれかの調整モードに移行して、各調整モードに応じた調整を行うための液晶プロジェクタ1の動作を説明する。
図3に示すように、まず、ユーザが操作部17を操作することにより、上記調整モード以外のモードから上記調整モードのいずれかに移行するための信号が制御部20に入力される(ステップS11)。液晶プロジェクタ1は、記憶部19に記憶されている内容に基づき、最初に移行すべき調整モードとして、フォーカス調整モード及びズーム調整モード及びレンズシフト調整モードのいずれかに移行する。
次いで、制御部20が、OSD画像を表示するための制御信号を映像信号処理部15に出力して、映像信号処理部15が、その時の調整モードを示すOSD画像を映像として表示させるように制御することにより、移行した調整モードを示す映像を表示させる(ステップS12)。具体的には、ズーム調整モードであることを示すOSD画像を表示するための制御信号が映像信号処理部15に入力された場合は、例えば図4に示すOSD画像を映像に重ね合わせるための信号処理等を施す。また、フォーカス調整モードであることを示すOSD画像を表示するための制御信号が映像信号処理部15に入力された場合は、例えば図5に示すOSD画像を映像に重ね合わせるための信号処理等を施す。同様に、レンズシフト調整モードであることを示すOSD画像を表示するための制御信号が映像信号処理部15に入力された場合は、例えば図6に示すOSD画像を映像に重ね合わせるための信号処理等を施す。このようにその時の調整モードに応じてOSD画像を映像に重ね合わせるための信号処理が施されることにより、その時の調整モードを示すOSD画像を映像として表示させる。
次いで、制御部20が、操作部18から調整を行うための信号が入力されたか否かを判断する(ステップS13)。即ち、ユーザが操作部18を操作することにより、その時の調整モードに対応する調整を行うための信号が、制御部20に入力されたか否かが判断される。
ステップS13において調整を行うための信号が入力されたと判断した場合(即ち、操作部18から調整を行うための信号が入力された場合)、制御部20がその時の調整モードに応じた調整を行う(ステップS14)。具体的には、制御部20が、その時の調整モードに応じた制御信号を上記駆動部へ出力することにより、投写レンズ13のフォーカス、映像の倍率、または投写レンズ13の位置を調整する。そして、ステップS13以降の動作が繰り返される。
一方、ステップS13において調整を行うための信号が入力されていないと判断した場合(即ち、ユーザが操作部18を操作しなかった場合)、制御部20は、操作部17から調整モードを切り替えるための信号が入力されたか否かを判断する(ステップS15)。即ち、ユーザが操作部17を操作することにより、その時の調整モード以外の調整モードに切り替えるための信号が、制御部20に入力されたか否かが判断される。
ステップS15において調整モードを切り替えるための信号が入力されたと判断した場合(即ち、操作部17から調整モードを切り替えるための信号が入力された場合)、調整モードが切り替えられ、液晶プロジェクタ1は別の調整モードに移行する(ステップS16)。本実施形態においては、操作部17が操作されることにより、ズーム調整モードはフォーカス調整モードに切り替えられ、フォーカス調整モードはレンズシフト調整モードに切り替えられ、レンズシフト調整モードはズーム調整モードに切り替えられるように構成されている。調整モードが切り替えられることに伴い、制御部20がOSD画像を表示するための制御信号を映像信号処理部15に出力して、映像信号処理部15がその時の調整モードを示すOSD画像を映像として表示させるように制御することにより、移行した調整モードを示す映像を表示させて、ステップS13以降の動作が繰り返される。
一方、ステップS15において調整モードを切り替えるための信号が入力されていないと判断した場合(即ち、ユーザが操作部18及び操作部17を操作しなかった場合)、制御部20は、調整モードに移行した後、所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS17)。
ステップS17において、調整モードに移行した後、所定時間が経過したと判断した場合(即ち、ユーザが操作部17及び操作部17を所定時間操作しなかった場合)、上記調整モードを終了する(ステップS18)。具体的には、制御部20がOSD画像を非表示にするための制御信号を映像信号処理部15に出力することにより、映像信号処理部15がOSD画像を映像に重ね合わせるための信号処理を停止し、液晶パネル12にOSD画像が形成されなくなる。なお、ステップS17において、調整モードに移行した後、所定時間が経過していないと判断した場合は、ステップS13以降の動作が繰り返される。
また、本実施形態においては、調整モードを終了するステップS18において、制御部20は、ステップS18におけるその時の調整モードを、調整モード以外のモードから調整モードのいずれかに移行する際に最初に移行すべき調整モードとして、記憶部19に書き込んで記憶させる。従って、再度ユーザが操作部17を操作することにより、上記調整モード以外のモードから上記調整モードのいずれかに移行する場合には、図3に示す動作の流れにおいて最後に移行した調整モードに移行される。
ここで、本実施形態においては、フォーカス調整モードであることを示す色を含む画像を、フォーカス調整モードである時に映像として表示させるように制御する映像信号処理部15を備えることに特徴がある。
具体的には、本実施形態においては、フォーカス調整モードであることを示す画像は、図5に示すように、フォーカス調整モードであることを示す文字と、その文字の背景色として、フォーカス調整モードであることを示す色(例えば、赤色)を含んでいる。また、ズーム調整モードであることを示す画像は、図4に示すように、ズーム調整モードであることを示す文字と、その文字の背景色として、ズーム調整モードであることを示す色(例えば、青色)を含んでいる。同様に、レンズシフト調整モードであることを示す画像は、図6に示すように、レンズシフト調整モードであることを示す文字と、その文字の背景色として、レンズシフト調整モードであることを示す色(例えば、青色)を含んでいる。
このように、フォーカス調整モードであることを示す色と他の調整モード(即ち、ズーム調整モード及びレンズシフト調整モード)を示す色は、ユーザが区別可能な異なる色である。このため、フォーカス調整モードである時に映像として表示される色を予め知っているユーザは、フォーカス調整モードを示す色を認識することにより、フォーカス調整モードを示す文字を読むことが困難な場合であっても、フォーカス調整モードであることを知ることができる。なお、フォーカス調整モードであることを示す色をユーザが予め知る方法としては、例えばユーザが液晶プロジェクタ1に付属の取扱説明書(不図示)を読むこと等が挙げられる。
本実施形態の液晶プロジェクタ1によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)フォーカス調整モードであることを示す色を含むOSD画像を、フォーカス調整モードである時に映像として表示させるように制御する映像信号処理部15を備えている。従って、フォーカス調整モードである時には、フォーカス調整モードであることを示す色を含む画像が映像として表示されため、投写レンズ13のフォーカスが不適切であることに起因して映像が不鮮明である場合にも、ユーザは表示された映像の色を参照することによりフォーカス調整モードであることを知ることができる。その結果、その他の調整モード(例えばズーム調整モード、またはレンズシフト調整モード)において投写レンズ13のフォーカスを調整するための操作をユーザが誤って行うことがなく、投写レンズ13のフォーカスを調整するための操作を適切に行うことができ、フォーカス調整の作業効率を向上することができる。
(2)映像信号処理部15は、他の調整モード(即ち、ズーム調整モード及びレンズシフト調整モード)であることを示す色を含む画像を、その調整モードである時に映像として表示させるように制御し、フォーカス調整モードであることを示す色は、他の調整モードであることを示す色と異なる。従って、ズーム調整モード及びレンズシフト調整モードである時にも、他の調整モードであることを示す色を含む画像が映像として表示されるため、ユーザは表示された映像の色を参照することによりズーム調整モードまたはレンズシフト調整モードであることを知ることができる。そして、フォーカス調整モードであることを示す色は、他の調整モードであることを示す色と異なるため、ユーザはこれらの調整モードを識別することができ、投写レンズ13のフォーカスを調整するための操作、及び投写レンズ13のフォーカス以外を調整するための操作を適切に行うことができる。
(3)フォーカス調整モード及びズーム調整モード及びレンズシフト調整モードのうち、いずれかの調整モードに移行する順序が変更可能であるため、各調整モードの利用状況に応じてフォーカス調整モード及びズーム調整モード及びレンズシフト調整モードのうち最初に移行すべき調整モードを設定することができる。また、これに起因して調整モードが切り替わる順序が変わった場合においても、ユーザは表示された映像の色を参照することによりフォーカス調整モードであることを知ることができる。
(4)投写レンズ13のフォーカス以外を調整するための他の調整モードは、映像の倍率を調整するためのズーム調整モードと、投写レンズ13の位置を調整するためのレンズシフト調整モードである。従って、これら3つの投写レンズ13の駆動に関する調整モードを同様の操作により切り替えることができる。
また、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の設計変更をすることが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。例えば、以下に示すように変更して実施することもできる。
・上記実施形態においては、ズーム調整モードであることを示す色とレンズシフト調整モードであることを示す色は同じ色であったが、これらを異なる色により構成してもよい。即ち、フォーカス調整モードであることを示す色と、ズーム調整モードであることを示す色と、レンズシフト調整モードであることを示す色が、それぞれ異なっていてもよい。このように構成すれば、ユーザは、表示された映像の色を参照することにより、これらの調整モードの全てを識別することができ、投写レンズ13のフォーカスを調整するための操作、映像の倍率を調整するための操作、及び投写レンズ13の位置を調整するための操作を適切に行うことができる。
・上記実施形態においては、ズーム調整モードであることを示す画像は、ズーム調整モードであることを示す色を含み、レンズシフト調整モードであることを示す画像は、レンズシフト調整モードであることを示す色を含んでいたが、これらの調整モードを示す画像は、文字の背景色を含んでいなくてもよい。即ち、フォーカス調整モードであることを示す画像に、フォーカス調整モードであることを示す色が含まれていればよい。
・上記実施形態においては、3つの調整モードが切り替えられるように構成していたが、フォーカス調整モード及びズーム調整モードの2つの調整モードが切り替えられるように構成してもよい。即ち、フォーカス調整モードを少なくとも含む複数の調整モードが同様の操作により切り替えられるように構成されているものであれば、本発明を適用することは可能である。
・上記実施形態においては、操作部17のボタンが押されると、調整モードを切り替えるための信号が制御部20に入力されるように構成していたが、操作部17はボタンに限られるものではない。即ち、同様の操作により調整モードが切り替えられるものであれば、操作部17を例えばタッチパネルにより構成してもよい。
・上記実施形態においては、本発明を液晶プロジェクタ1に適用した場合について説明したが、その他の投写型映像表示装置についても上記各実施形態に準じた態様をもって本発明を適用することはできる。その場合にも上記実施形態に準じた作用効果を奏することができる。
本発明の実施形態に係る投写型映像表示装置を示す斜視図。 同実施形態に係る投写型映像表示装置の構成を示すブロック図。 同実施形態に係る投写型映像表示装置の動作の流れを示すフローチャート。 本実施形態に係るズーム調整モードであることを示すOSD画像の一例を示す図。 本実施形態に係るフォーカス調整モードであることを示すOSD画像の一例を示す図。 本実施形態に係るレンズシフト調整モードであることを示すOSD画像の一例を示す図。
符号の説明
1…液晶プロジェクタ(投写型映像表示装置)、2…スクリーン、11…光源、12…液晶パネル、13…投写レンズ、14…入力端子、15…映像信号処理部(表示制御部)、16…液晶ドライバ、17,18…操作部、19…記憶部、20…制御部。

Claims (5)

  1. 映像を投写して表示するための投写レンズと、前記投写レンズのフォーカスを調整するための制御を行う制御部とを備え、前記投写レンズのフォーカスを調整するためのフォーカス調整モードと、前記投写レンズのフォーカス以外を調整するための他の調整モードとが同様の操作により切り替えられる投写型映像表示装置であって、
    前記フォーカス調整モードであることを示す色を含む画像を、前記フォーカス調整モードである時に前記映像として表示させるように制御する表示制御部を備える
    ことを特徴とする投写型映像表示装置。
  2. 請求項1に記載の投写型映像表示装置において、
    前記表示制御部は、前記他の調整モードであることを示す色を含む画像を、前記他の調整モードである時に前記映像として表示させるように制御し、
    前記フォーカス調整モードであることを示す色は、前記他の調整モードであることを示す色と異なる
    ことを特徴とする投写型映像表示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の投写型映像表示装置において、
    前記フォーカス調整モード及び前記他の調整モードのうち、いずれかの調整モードに移行する順序が変更可能である
    ことを特徴とする投写型映像表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の投写型映像表示装置において、
    前記他の調整モードは、前記映像の倍率を調整するためのズーム調整モードと、前記投写レンズの位置を調整するためのレンズシフト調整モードである
    ことを特徴とする投写型映像表示装置。
  5. 請求項4に記載の投写型映像表示装置において、
    前記表示制御部は、前記ズーム調整モードであることを示す色を含む画像を、前記ズーム調整モードである時に前記映像として表示させるとともに、前記レンズシフト調整モードであることを示す色を含む画像を、前記レンズシフト調整モードである時に前記映像として表示させるように制御し、
    前記フォーカス調整モードであることを示す色と、前記ズーム調整モードであることを示す色と、前記レンズシフト調整モードであることを示す色はそれぞれ異なる
    ことを特徴とする投写型映像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013037082A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Canon Inc 画像処理装置および画像処理方法
JP2015158619A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法

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