JP2002262165A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002262165A
JP2002262165A JP2001061403A JP2001061403A JP2002262165A JP 2002262165 A JP2002262165 A JP 2002262165A JP 2001061403 A JP2001061403 A JP 2001061403A JP 2001061403 A JP2001061403 A JP 2001061403A JP 2002262165 A JP2002262165 A JP 2002262165A
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unit
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JP2001061403A
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Nobuyuki Mori
信之 森
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示素子等を電子式ビューファインダと
するディジタルカメラやビデオカメラ等において、光学
的ズーム動作の片寄せ動作に伴う画像の像倍率の不自然
な変化を解消する。 【解決手段】 例えばズームレンズの焦点距離を長焦点
側から短焦点側に変化させる際、ユーザがズームスイッ
チWをオフした時点における画像データ又は像倍率を記
憶しておく。また、ズームスイッチオフ後も焦点距離を
さらに短焦点側になるように所定量だけ移動させ、ズー
ムスイッチWがオフされた時点の焦点距離となるように
長焦点側にUターンさせ、ズームカムや歯車等ズーム駆
動機構におけるバックラッシを除去する(片寄せ動
作)。片寄せ動作中、記憶した画像データを更新せずに
そのまま出力し続けるか、あるいは新たに撮像した画像
データに拡大又は縮小補正を施して、表示素子に出力し
たり記録媒体に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式ズームレン
ズによる画像を撮像素子を用いて撮像し、液晶表示素子
等の電子式ビューファインダに表示するディジタルカメ
ラやビデオカメラ等の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタルカメラやビデオカ
メラ等の撮像装置では、ユーザによるズームスイッチの
操作に応じて撮像レンズであるズームレンズの光学系の
一部をモータで駆動し、その焦点距離を変化させること
が行われている(以下、「ズーム動作」と呼ぶ)。
【0003】ところで、ズームレンズでは、その光学系
の一部のレンズ群(変倍レンズ群)を、他のレンズ群と
は別個に、鏡胴に設けられたカム溝等に沿って移動さ
せ、光学系を構成する各レンズ群の相対的位置を変化さ
せることにより、焦点距離を変化させている。そのた
め、カム溝とカム溝を摺動するピンとの嵌合公差や、レ
ンズ群を移動させるための駆動機構の部品公差、ねじ送
り機構や歯車等のバックラッシ等により、変倍レンズ群
がその停止位置に対して所定の誤差範囲で動く可能性が
ある。
【0004】仮に、変倍レンズ群の位置をフリーにして
おくと、撮像中(1コマの露光中)に変倍レンズ群が動
き、それに伴ってズームレンズの焦点距離が変化する。
その結果、撮像部上に結像される像の大きさが撮像中に
変化し、画像の解像度の低下等画質低下の原因となる。
また、ピンとカム溝との当接位置や当接状態が一定しな
いため、上記駆動機構によるズーム動作開始時における
負荷が一定せず、ズーム動作感触が低下する原因とな
る。
【0005】このような問題を解決するため、変倍レン
ズ群の停止状態において、ピンとカム溝及び駆動機構の
歯車等をそれぞれ常時一方の側に当接させ、変倍レンズ
群を動きにくくすることが行われている(一般に、「片
寄せ」と呼ばれている)。一例として、ズームレンズの
焦点距離を短焦点側から長焦点側に移動させる場合には
そのままの位置に変倍レンズ群を停止させ、逆に焦点距
離を長焦点側から短焦点側に移動させる場合には、変倍
レンズ群の位置を所定の停止位置よりもさらに短焦点側
に所定量だけ移動させ、さらに長焦点側に前記所定量だ
け戻す。このような動作により、上記カム溝とピン及び
ねじ送り機構の雄ねじと雌ねじ等が常に同じ側に当接
し、撮像中におけるズームレンズの焦点距離の変化を防
止することが可能となる。
【0006】一方、ディジタルカメラやビデオカメラ等
の撮像装置では、一般的に液晶表示素子等をビューファ
インダとして使用し、一定間隔(ディジタルカメラで
は、例えば1/30秒)で撮像素子により撮像された画
像を表示素子上にモニタ画像として表示する。ズームレ
ンズを撮像レンズとして用いた場合も同様であり、ユー
ザは、モニタ画像を観察しつつズームスイッチを操作し
て、被写体の画像を所望する大きさ(又は倍率)に設定
することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ズームレンズを撮像レ
ンズとして用いた撮像装置において、ズーム動作の際片
寄せ動作を行うと、ユーザがズームスイッチの操作をや
めても表示素子上のモニタ画像の大きさが一定時間変化
し続け、ユーザが好ましいと認識した大きさよりもさら
に少し小さくなった後、再度所定の大きさに戻る。
【0008】このように、従来の撮像装置では、片寄せ
動作中も撮像素子により得られた画像がそのまま表示素
子上にモニタ表示されるため、ユーザによるズームスイ
ッチ操作と表示されるモニタ画像の動きが一致せず違和
感を生じる。また、ズームスイッチの操作を停止しても
表示素子上のモニタ画像の大きさ(像倍率)が変化し続
けるため、ユーザ自身、自分が選択した画像の大きさに
迷いを生じ、ズーム動作をやり直さなければならない場
合も生じる。
【0009】さらに、ビデオカメラや短時間の動画撮像
が可能なディジタルカメラにおいて、ズーム動作中に撮
像部により得られた動画像をそのままメモリーカードや
ビデオテープ等の記録媒体に記録する場合も同様に、上
記片寄せ動作に伴う不自然な像倍率の変化がそのまま記
録されてしまうという問題点を有していた。
【0010】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、ズームレンズのズーム動作
の際片寄せ動作を行いつつ、表示素子上に表示させるモ
ニタ画像及び/又は記録媒体に記録される画像データ上
では片寄せ動作に伴う像倍率の不自然な変化が現れない
撮像装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の撮像装置は、ズームレンズを含む光
学系と、前記ズームレンズの焦点距離を変化させるため
にその構成レンズの少なくとも一部の位置を変化させる
ズーム駆動機構と、ユーザにより操作され、前記ズーム
駆動機構に対し前記ズームレンズの焦点距離を短焦点側
から長焦点側に及び長焦点側から短焦点側に変化させる
ように制御信号を出力するズームスイッチと、前記ズー
ムスイッチからの制御信号に応じて前記ズーム駆動機構
を制御するとともに、前記ズームレンズの焦点距離を短
焦点側から長焦点側に又は長焦点側から短焦点側に変化
させる際に、前記制御信号がオフになった後も所定時間
又は所定量だけ前記ズーム駆動機構を同方向に駆動し、
前記ズーム駆動機構の一旦停止後、前記ズームレンズの
焦点距離が前記制御信号がオフになった時点における焦
点距離となるように前記ズーム駆動機構を所定時間又は
所定量だけ逆方向に駆動制御するズーム制御部と、前記
光学系の光軸上に設けられ、所定のタイミングで画像デ
ータを出力する撮像部と、前記制御信号がオフになった
時点における前記撮像部からの画像データを一時的に記
憶する画像データ記憶部と、前記制御信号がオフになっ
た時点から前記ズーム駆動機構による逆方向の駆動が完
了するまでの間、前記画像データ記憶部に記憶されてい
る画像データを用いてモニタ画像を表示する表示部及び
前記画像データを記録媒体に記録する記録部のうち少な
くとも一方とを具備することを特徴とする。
【0012】また、本発明の第2の撮像装置は、ズーム
レンズを含む光学系と、前記ズームレンズの焦点距離を
変化させるためにその構成レンズの少なくとも一部の位
置を変化させるズーム駆動機構と、ユーザにより操作さ
れ、前記ズーム駆動機構に対し前記ズームレンズの焦点
距離を短焦点側から長焦点側に及び長焦点側から短焦点
側に変化させるように制御信号を出力するズームスイッ
チと、前記ズームスイッチからの制御信号に応じて前記
ズーム駆動機構を制御するとともに、前記ズームレンズ
の焦点距離を短焦点側から長焦点側に又は長焦点側から
短焦点側に変化させる際に、前記制御信号がオフになっ
た後も所定時間又は所定量だけ前記ズーム駆動機構を同
方向に駆動し、前記ズーム駆動機構の一旦停止後、前記
ズームレンズの焦点距離が前記制御信号がオフになった
時点における焦点距離となるように前記ズーム駆動機構
を所定時間又は所定量だけ逆方向に駆動制御するズーム
制御部と、前記光学系の光軸上に設けられ、所定のタイ
ミングで画像データを出力する撮像部と、前記制御信号
がオフになった時点における前記ズームレンズの像倍率
を検出し、検出した像倍率を一時的に記憶する像倍率記
憶部と、前記制御信号がオフになった時点から前記ズー
ム駆動機構による逆方向の駆動が完了するまでの間、前
記撮像部から前記所定のタイミングで出力される画像デ
ータの一部又は全部を抽出する画像データ抽出部と、前
記画像データ抽出部により抽出された画像データを用い
て再生した画像の像倍率が前記像倍率記憶部に記憶され
ている像倍率と一致するように、抽出した画像データに
対して拡大又は縮小補正を施す画像データ補正部と、前
記画像データ補正部により補正された画像データを用い
てモニタ画像を表示する表示部及び前記画像データを記
録媒体に記録する記録部のうち少なくとも一方とを具備
することを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の第3の撮像装置は、ズー
ムレンズを含む光学系と、前記ズームレンズの焦点距離
を変化させるためにその構成レンズの少なくとも一部の
位置を変化させるズーム駆動機構と、ユーザにより操作
され、前記ズーム駆動機構に対し前記ズームレンズの焦
点距離を短焦点側から長焦点側に及び長焦点側から短焦
点側に変化させるように制御信号を出力するズームスイ
ッチと、前記ズームスイッチからの制御信号に応じて前
記ズーム駆動機構を制御するとともに、前記ズームレン
ズの焦点距離を短焦点側から長焦点側に又は長焦点側か
ら短焦点側に変化させる際に、前記制御信号がオフにな
った後も所定時間又は所定量だけ前記ズーム駆動機構を
同方向に駆動し、前記ズーム駆動機構の一旦停止後、前
記ズームレンズの焦点距離が前記制御信号がオフになっ
た時点における焦点距離となるように前記ズーム駆動機
構を所定時間又は所定量だけ逆方向に駆動制御するズー
ム制御部と、前記光学系の光軸上に設けられ、所定のタ
イミングで画像データを出力する撮像部と、前記ズーム
駆動機構の一旦停止時点における前記ズームレンズの像
倍率を検出し、検出した像倍率を一時的に記憶する像倍
率記憶部と、前記ズーム駆動機構の一旦停止時点から前
記ズーム駆動機構による逆方向の駆動が完了するまでの
間、前記撮像部から前記所定のタイミングで出力される
画像データの一部又は全部を抽出する画像データ抽出部
と、前記画像データ抽出部により抽出された画像データ
を用いて再生した画像の像倍率が前記像倍率記憶部に記
憶されている像倍率と一致するように、抽出した画像デ
ータに対して拡大又は縮小補正を施す画像データ補正部
と、前記画像データ補正部により補正された画像データ
を用いてモニタ画像を表示する表示部及び前記画像デー
タを記録媒体に記録する記録部のうち少なくとも一方と
を具備することを特徴とする。
【0014】上記第2又は第3の撮像装置において、前
記撮像部は、前記表示部に表示されるモニタ画像及び前
記記録媒体に記録される画像データの範囲よりも広い範
囲の画像データを出力可能であり、前記像倍率記憶部
は、前記ズーム駆動機構の逆方向の駆動が完了した時点
における前記抽出した画像データに施した拡大又は縮小
補正の拡大率又は縮小率を記憶し、前記画像データ抽出
部は、前記ズーム駆動機構が再度駆動された場合に前記
拡大率又は縮小率を維持するように前記撮像部から前記
所定のタイミングで出力される画像データの一部又は全
部を抽出し、前記画像データ補正部は、前記ズーム駆動
機構の逆方向の駆動が完了した時点における拡大率又は
縮小率を維持するように、前記画像データ抽出部により
抽出した画像データに対して拡大又は縮小補正を施すこ
とが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の撮像装置の一実施形態に
ついて説明する。本実施形態における撮像装置のブロッ
ク構成を図1に示す。本実施形態では、撮像素子を1つ
用いた単板式の撮像装置を例示するが、撮像素子を2つ
以上用いた多板式の撮像装置の場合も同様である。
【0016】撮像部10は、例えばCCDやC−MOS
センサ等の2次元固体撮像素子と、撮像素子を駆動する
ための駆動回路、撮像素子からのアナログ信号をディジ
タル信号に変換するためのA/Dコンバータ、A/D変
換された画像データのホワイトバランス調節等の所定の
処理を施す信号処理回路等を含む。以下の説明を簡単に
するため、撮像部10からは、所定の信号処理を経たデ
ィジタル画像データが出力されるものとする。固体撮像
素子は、その中心がズームレンズ11の光軸Lと一致す
るように、かつ一般的には無限遠の被写体の合焦位置に
配置されている。
【0017】全体制御部20はこの撮像装置全体の制御
を行うものであり、例えばLCD等の表示素子を含む表
示部24、メモリカードやビデオテープ等の記録媒体に
画像データを記録するための記録部25、この撮像装置
の筐体外部に設けられズームスイッチ17及びシャッタ
レリーズスイッチ19等が接続されている。
【0018】光学系としては専らズームレンズ11、光
量調節のための絞り又はNDフィルタ12等で構成され
ている。なお、多板式の撮像装置の場合は、さらに光路
を分割するためのプリズムやカラーフィルタ等が含まれ
る。
【0019】一般的に、ズームレンズ11は、それぞれ
独立して駆動される複数のレンズ群で構成され、そのう
ち一部のレンズ群を焦点距離を変化させるためのズーム
用変倍レンズ群11Aとし、他の一部又は全部のレンズ
群を焦点調節のためのフォーカス用合焦レンズ群11B
とする。変倍レンズ群11A及び合焦レンズ群11B
は、さらに1又は2以上の部品としてのレンズで構成さ
れており、各レンズはそれぞれ所定の位置関係となるよ
うに内筒により保持されている。各内筒の外周部にはピ
ンやヘリコイドが形成されており、それぞれ外筒に形成
されたカム溝やヘリコイドに嵌合されている。そして、
外筒を回転させるとそれに伴ってカム溝やヘリコイドが
回転し、カム溝やヘリコイドに嵌合されている内筒が光
軸L上を移動する。その結果、変倍レンズ群11Aと合
焦レンズ群11B(及びその他のレンズ群)の光軸L上
の位置が相対的に変化し、ズームレンズ11の焦点距離
が変化したり、ズームレンズ11により結像される像の
位置が変化する。
【0020】変倍レンズ群11A及び合焦レンズ群11
Bの各外筒には、それぞれ独立したズーム駆動機構(Z
M)13及びフォーカス駆動機構(FM)14が係合さ
れており、ズーム駆動機構13及びフォーカス駆動機構
14により各外筒が独立して回転される。ズーム駆動機
構13及びフォーカス駆動機構14は、それぞれモー
タ、歯車、エンコーダ等で構成され、それぞれズーム制
御部15及びフォーカス制御部16により制御される。
【0021】フォーカス制御部16は、自動合焦モード
(AFモード)が選択されている場合は、常時撮像部1
0の撮像素子上に被写体像を合焦させるようにフォーカ
ス駆動機構14の駆動を制御する。一般的に撮像素子は
AFセンサとして使用可能であり、撮像部10から出力
される画像データを用いて再生した画像のコントラスト
が最大となるように、徐々に合焦レンズ群11Bの位置
を変化させることにより焦点調節を行うことができる。
あるいは、専用のAFセンサを用いて被写体までの距離
を測定し、合焦レンズ群11Bの移動量を演算するよう
に構成してもよい。
【0022】一方、ズーム制御部15は、ユーザがズー
ムスイッチ17を操作した時だけズーム駆動機構13を
駆動制御する。ズームスイッチ17は、例えばスナップ
スイッチであり、操作ボタンを前方に傾けるとズームレ
ンズ11の焦点距離を短焦点側から長焦点側に変化させ
る制御信号を出力し、操作ボタンを後方に傾けるとズー
ムレンズ11の焦点距離を長焦点側から短焦点側に変化
させる制御信号を出力し、操作ボタンから指を離した状
態で制御信号の出力をオフする。以下、ズームスイッチ
17の操作方向を区別する必要がある場合には、前者を
ズームスイッチT、後者をズームスイッチWとする。ま
た、ズーム制御部15によるズーム駆動機構13の駆動
制御については後で詳述する。
【0023】像倍率記憶部18は、ズーム駆動機構1
3、ズーム制御部15及び全体制御部20に接続されて
おり、ズーム駆動機構13に含まれるエンコーダからの
出力をモニタしつつ、ユーザがズームスイッチ17をオ
ン/オフ操作した各時点、ズーム駆動機構13の駆動開
始及び駆動停止時点におけるズームレンズ11の焦点距
離及び像倍率を演算し、記憶する。
【0024】撮像部10には、RAM等で構成された画
像データ記憶部21が接続されており、撮像部10から
出力された画像データは、一旦画像データ記憶部21に
記憶される。画像データ記憶部21には、画像データ抽
出部22が接続されており、必要に応じて画像データ記
憶部21に記憶されている画像データの一部又は全部を
抽出する。画像データ抽出部22により抽出された画像
データは、画像データ補正部23に入力され、必要に応
じて所定の補正処理が施され、表示部24や記録部25
に出力される。なお、場合によっては、画像データ抽出
部22により抽出された画像データをそのまま補正せず
に表示部24や記録部25に出力する。
【0025】表示部24は、上記表示素子及びその駆動
回路等を含み、この撮像装置の電子式ビューファインダ
ーとして使用されると共に、記録媒体に記録されている
画像データを再生するためのモニタとして使用される。
表示部24をビューファインダとして使用する場合、撮
像部10は、所定間隔、例えば1/30秒ごとに画像デ
ータを取り込み、表示部24に表示される画像を更新す
る。
【0026】記録部25として、目的に応じて様々な記
録媒体及びその記録装置を使用することができる。例え
ば、ビデオカメラのように動画を長時間記録する場合に
は、ビデオテープを記録媒体とするビデオテープレコー
ダを用いる。また、ディジタルカメラのように静止画又
は短時間の動画を記録する場合には、メモリカード等を
記録媒体とするカードレコーダを用いる。さらに、ハー
ドディスク装置のような固定式記録装置を用いることも
可能である。
【0027】次に、ズーム制御部15及びズーム駆動機
構13によるズーム動作について説明する。前述のよう
に、ズームレンズ11では、その光学系の一部の変倍レ
ンズ群11Aを、他のレンズ群11B等とは別個に、鏡
胴に設けられたカム溝等に沿って移動させ、光学系を構
成する各レンズ群の相対的位置を変化させることによ
り、焦点距離を変化させている。一方、カム溝とカム溝
を摺動するピンとの嵌合公差や、レンズ群を移動させる
ための駆動機構の部品公差、ねじ送り機構や歯車等のバ
ックラッシ等により、変倍レンズ群11Aが本来の停止
位置に対して所定の誤差範囲で動くのを防止するため、
変倍レンズ群11Aの停止状態において、ピンとカム溝
及び駆動機構の歯車等をそれぞれ常時一方の側に当接さ
せるべく、本実施形態においても片寄せ動作を行う。
【0028】本実施形態における片寄せ動作の第1例と
して、ズームレンズ11の焦点距離を短焦点側から長焦
点側に移動させる場合にはそのままの位置に変倍レンズ
群11Aを停止させ、逆に焦点距離を長焦点側から短焦
点側に移動させる場合には、変倍レンズ群11Aの位置
を所定の停止位置よりもさらに短焦点側に所定量だけ移
動させ、さらに長焦点側に前記所定量だけ戻す。このズ
ーム動作における焦点距離の変化と時間経過の関係を図
2に示す。図2中、(a)はズームスイッチTを操作し
て焦点距離を短焦点側から長焦点側に移動させる場合を
示し、(b)はズームスイッチWを操作して焦点距離を
長焦点側から短焦点側に移動させる場合を示す。
【0029】また、本実施形態における片寄せ動作の第
2例として、ズームレンズ11の焦点距離を長焦点側か
ら短焦点側に移動させる場合にはそのままの位置に変倍
レンズ群11Aを停止させ、逆に焦点距離を短焦点側か
ら長焦点側に移動させる場合には、変倍レンズ群11A
の位置を所定の停止位置よりもさらに長焦点側に所定量
だけ移動させ、さらに短焦点側に前記所定量だけ戻す。
このズーム動作における焦点距離の変化と時間経過の関
係を図3に示す。図3中、(a)はズームスイッチWを
操作して焦点距離を長焦点側から短焦点側に移動させる
場合を示し、(b)はズームスイッチTを操作して焦点
距離を短焦点側から長焦点側に移動させる場合を示す。
【0030】次に、本実施形態における上記片寄せ動作
中の表示部24により表示されるモニタ画像及び/又は
記録部25により記録媒体に記録される画像データにつ
いて説明する。本実施形態では、ズームレンズ11のズ
ーム動作の際片寄せ動作を行いつつ、片寄せ動作に伴う
像倍率の不自然な変化を見かけ上現れないようにするこ
とを目的としている。以下、本実施形態に適する画像補
正方法について説明する。
【0031】(第1の方法)第1の方法は、ユーザがズ
ームスイッチ17をオフした時点における撮像部10か
ら出力された画像データを画像データ記憶部21に記憶
し、片寄せ動作中、画像データ記憶部21の画像データ
を更新せず、この画像データ記憶部21に記憶されてい
る画像データを用いて表示部24によるモニタ表示を行
う。また、必要に応じて記録部25により記録媒体にこ
の画像データを記録する。なお、ズームスイッチ17の
オフのタイミングと撮像部10による画像データの取り
込みのタイミングが一致しない場合は、撮像部10によ
り直前に取り込まれ、ズームスイッチ17のオフの時点
で画像データ記憶部21に記憶されている画像データを
用いる。
【0032】この第1の方法は、片寄せ動作中画像デー
タが更新されないので、画像データ処理が簡単になると
いう特徴を有し、片寄せ動作に要する時間が短い場合や
静止画撮影等に適するが、片寄せ動作に時間がかかる場
合や動画撮影にはあまり適さない。また、上記片寄せ動
作の第1例及び第2例のいずれの場合にも適用でき、ズ
ームレンズの焦点距離の変化の方向は特に限定されな
い。
【0033】(第2の方法)第2の方法は、像倍率記憶
部18により、ユーザがズームスイッチ17をオフした
時点におけるズームレンズ11の焦点距離及び像倍率を
記憶しておき、片寄せ動作中表示部24により表示され
るモニタ画像及び/又は記録部25により記録媒体に記
録される画像データの像倍率が一定となるように、撮像
部10から所定間隔で出力される画像データに所定の拡
大補正を施す。
【0034】像倍率記憶部18は、ズーム駆動機構13
に含まれるエンコーダからの出力をモニタしつつ、ユー
ザがズームスイッチ17をオン/オフ操作した各時点、
ズーム駆動機構13の駆動開始及び駆動停止時点、さら
には現時点におけるズームレンズ11の焦点距離及び像
倍率を演算することができる。従って、ユーザがズーム
スイッチ17をオフした時点におけるズームレンズ11
の焦点距離及び像倍率と、撮像部10により画像データ
が取り込まれた各時点におけるズームレンズ11の焦点
距離及び像倍率とがわかれば、撮像部10により取り込
まれた画像データの所定の拡大又は縮小補正を施すこと
により、表示部24によりモニタ表示される画像及び/
又は記録部25により記録媒体に記録される画像データ
の像倍率を一定にすることが可能である。
【0035】上記画像データ抽出部22は、像倍率記憶
部18に記憶されている像倍率データに基づいて、画像
データ記憶部21に記憶されている画像データの中から
補正に必要な範囲の画像データを抽出する。画像データ
補正部23は、像倍率記憶部18に記憶されているズー
ムスイッチ17をオフした時点における像倍率と、撮像
部10により画像データが取り込まれた時点における像
倍率とを用いて、抽出した画像データに所定の拡大又は
縮小補正(画素データの間引き及び補完)を施す。そし
て、全体制御部20は、画像データ補正部23により補
正処理が施された画像データを表示部24及び/又は記
録部25に出力する。なお、画像データを拡大(又は縮
小)する補正は、いわゆる電子式ズーム機能を備えたデ
ィジタルカメラ等で一般的に行われている方法を流用で
きるので、ここではその詳細な説明を省略する。
【0036】上記片寄せ動作の第1例に第2の方法を適
用した場合における撮像部10により取り込まれる画像
データと表示部24により表示されるモニタ画像又は記
録部25により記録媒体に記録される画像データの関係
を図4に示す。図4中、(a)は撮像部10により取り
込まれる画像の変化を示し、(b)は表示部24により
表示されるモニタ画像又は記録部25により記録媒体に
記録される画像データの変化を示す。図4からわかるよ
うに、撮像部10により取り込まれる画像の像倍率はズ
ームレンズ11の焦点距離の変化に応じて変化し、短焦
点側の駆動停止時(Uターン時)において最も像倍率が
小さくなる。これに対して、第2の方法によれば、ズー
ムスイッチがオフされた時点の像倍率を記憶しておき、
撮像部10により取り込まれた画像データから破線で示
す範囲に相当する画像データを抽出し、これに所定の拡
大補正を施すので、表示部24により表示されるモニタ
画像又は記録部25により記録媒体に記録される画像デ
ータはズームレンズ11の焦点距離の変化にかかわらず
像倍率は一定となる。
【0037】なお、第2の方法は、上記片寄せ動作の第
1例及び第2例のいずれにも適用可能ではあるが、第1
例に適用する場合、上記図4で説明したように画像デー
タの拡大補正を行う、すなわち撮像部10により取り込
まれた画像データの一部を抽出して拡大するので、撮像
部10による撮像可能範囲と表示部24による表示範囲
をほぼ同じであればよく、通常の撮像素子を用いること
ができる。これに対し、第2例に適用する場合、上記図
4の説明とは逆に、画像データを縮小補正しなければな
らず、仮に撮像部10による撮像可能範囲と表示部24
による表示範囲をほぼ同じであるとすると、補正後の画
像又は画像データの周辺部分のデータが不足する。従っ
て、撮像部10による撮像可能範囲を表示部24による
表示範囲よりも広くする必要があり、手ぶれ補正可能な
撮像装置等用のサイズの大きな撮像素子を用いる必要が
ある。
【0038】(第3の方法)第3の方法は、像倍率記憶
部18により、ユーザがズームスイッチ17をオフした
時点ではなく、ズーム駆動機構による短焦点側から長焦
点側又は長焦点側から短焦点側へのズーム動作が停止し
た時点におけるズームレンズ11の焦点距離及び像倍率
を記憶しておき、片寄せ動作中表示部24により表示さ
れるモニタ画像及び/又は記録部25により記録媒体に
記録される画像データの像倍率が一定となるように、撮
像部10から所定間隔で出力される画像データに所定の
拡大補正を施す。
【0039】第2の方法と同様に、像倍率記憶部18
は、ズーム駆動機構13に含まれるエンコーダからの出
力をモニタしつつ、ユーザがズームスイッチ17をオン
/オフ操作した各時点、ズーム駆動機構13の駆動開始
及び駆動停止時点、さらには現時点におけるズームレン
ズ11の焦点距離及び像倍率を演算することができる。
従って、ズーム駆動機構13による短焦点側から長焦点
側又は長焦点側から短焦点側へのズーム動作が停止し、
逆方向へのいわゆるUターン動作が開始される時点にお
けるズームレンズ11の焦点距離及び像倍率と、撮像部
10により画像データが取り込まれた各時点におけるズ
ームレンズ11の焦点距離及び像倍率とがわかれば、撮
像部10により取り込まれた画像データの所定の拡大又
は縮小補正を施すことにより、表示部24によりモニタ
表示される画像及び/又は記録部25により記録媒体に
記録される画像データの像倍率を一定にすることが可能
である。
【0040】上記画像データ抽出部22は、像倍率記憶
部18に記憶されている像倍率データに基づいて、画像
データ記憶部21に記憶されている画像データの中から
補正に必要な範囲の画像データを抽出する。画像データ
補正部23は、像倍率記憶部18に記憶されているズー
ム駆動機構13によるズーム動作がUターンする時点に
おける像倍率と、撮像部10により画像データが取り込
まれた時点における像倍率とを用いて、抽出した画像デ
ータに所定の拡大又は縮小補正(画素データの間引き及
び補完)を施す。そして、全体制御部20は、画像デー
タ補正部23により補正処理が施された画像データを表
示部24及び/又は記録部25に出力する。
【0041】上記片寄せ動作の第2例に第3の方法を適
用した場合における撮像部10により取り込まれる画像
データと表示部24により表示されるモニタ画像又は記
録部25により記録媒体に記録される画像データの関係
を図5に示す。図5中、(a)は撮像部10により取り
込まれる画像の変化を示し、(b)は表示部24により
表示されるモニタ画像又は記録部25により記録媒体に
記録される画像データの変化を示す。図5からわかるよ
うに、撮像部10により取り込まれる画像の像倍率はズ
ームレンズ11の焦点距離の変化に応じて変化し、長焦
点側の駆動停止時(Uターン時)において最も像倍率が
大きくなる。これに対して、第3の方法によれば、ズー
ム駆動機構13がUターンする時点の像倍率を記憶して
おき、撮像部10により取り込まれた画像データから破
線で示す範囲に相当する画像データを抽出し、これに所
定の拡大補正を施すので、表示部24により表示される
モニタ画像又は記録部25により記録媒体に記録される
画像データはズームレンズ11の焦点距離の変化にかか
わらず像倍率は一定となる。
【0042】なお、第3の方法は、上記片寄せ動作の第
1例及び第2例のいずれにも適用可能ではあるが、第2
例に適用する場合、上記図5で説明したように画像デー
タの拡大補正を行う、すなわち撮像部10により取り込
まれた画像データの一部を抽出して拡大するので、撮像
部10による撮像可能範囲と表示部24による表示範囲
をほぼ同じであればよく、通常の撮像素子を用いること
ができる。これに対し、第1例に適用する場合、上記図
5の説明とは逆に、画像データを縮小補正しなければな
らず、仮に撮像部10による撮像可能範囲と表示部24
による表示範囲をほぼ同じであるとすると、補正後の画
像又は画像データの周辺部分のデータが不足する。従っ
て、撮像部10による撮像可能範囲を表示部24による
表示範囲よりも広くする必要があり、手ぶれ補正可能な
撮像装置等用のサイズの大きな撮像素子を用いる必要が
ある。
【0043】ところで、図5における最終停止状態で
は、撮像部10により取り込まれた画像データから破線
で示す範囲に相当する画像データを抽出し、これに所定
の拡大補正を施して表示部24にモニタ画像を表示して
いる。ユーザがズームスイッチTを短焦点端と長焦点端
の途中でオフし、再度その状態からズームスイッチTを
オンすることが考えられる。その場合、表示部24上に
表示されるモニタ画像及び/又は記録部25により記録
媒体に記録される画像データ上で、片寄せ動作に伴う像
倍率の不自然な変化が現れないようにする必要がある。
【0044】そこで、図6に示す例では、最終停止状態
における拡大率を維持しつつ、ズームスイッチTがオン
されている間、撮像部10により取り込まれた画像デー
タから破線で示す範囲に相当する画像データを抽出し、
これに所定の拡大補正を施して表示部24にモニタ画像
を表示する。そして、再度ズームスイッチTがオフされ
た時点の像倍率を記憶しておき、撮像部10により取り
込まれた画像データから所定範囲の画像データを抽出
し、これに所定の拡大補正を施して、表示部24にモニ
タ画像を表示する。
【0045】一方、図7に示す例では、図6に示す例と
同様に、最終停止状態における拡大率を維持しつつ、ズ
ームスイッチTがオンされている間、撮像部10により
取り込まれた画像データから破線で示す範囲に相当する
画像データを抽出し、これに所定の拡大補正を施して表
示部24にモニタ画像を表示する。そして、再度ズーム
スイッチTがオフされた後再度Uターンする時点の像倍
率を記憶しておき、撮像部10により取り込まれた画像
データから所定範囲の画像データを抽出し、これに所定
の拡大補正を施して、表示部24にモニタ画像を表示す
る。
【0046】なお、図6及び図7に示す例では、撮像部
10による撮像可能範囲を表示部24による表示範囲よ
りも広くする必要があり、手ぶれ補正可能な撮像装置等
用のサイズの大きな撮像素子を用いる。また、この図6
及び図7に示す応用例は、ズームレンズの焦点距離を長
焦点側から短焦点側に変化させ、最終停止状態において
画像データを縮小補正する場合にも適用することができ
る。
【0047】(フローチャート)次に、上記片寄せ動作
の第1例に上記第2の方法を適用した場合における動作
について図8及び図9に示すフローチャートを参照しつ
つ説明する。なお、フローチャート中、ズームレンズ1
1の焦点距離を短焦点側から長焦点側に変化させる場合
を「W→T」と表示し、また長焦点側から短焦点側に変
化させる場合を「T→W」と表示する。
【0048】まず、ユーザがメインスイッチオン及び撮
像モードを選択すると、ズーム制御部15はズーム駆動
機構13を駆動して、ズームレンズ11の焦点距離を初
期値、例えばズームレンズ11のとり得る最短焦点距離
(短焦点端)と最長焦点距離(長焦点端)との中間の最
も使用頻度が高いと思われる値に設定し(ステップ#
1)、撮像部10は、所定間隔(例えば1/30秒)ご
とに画像データの取り込みを開始する(ステップ#
3)。
【0049】さらに、全体制御部20は、ユーザがズー
ムスイッチ17のうちズームスイッチWをオンしたか否
か(ステップ#5)あるいはズームスイッチTをオンし
たか否か(ステップ#7)を判断する。なお、ズームス
イッチTとWとはその構造上同時にオンされることはな
く、この判断順序は逆であってもよい。
【0050】ステップ#7でズームスイッチTがオンさ
れたと判断すると、ズーム制御部15は、ズームレンズ
11の焦点距離が現在の焦点距離よりも長くなる方向
(W→T)にズーム駆動機構13の駆動を開始する(ス
テップ#9)。さらに、全体制御部20は、ユーザがズ
ームスイッチTをオフしたか否かを判断する(ステップ
#11)。ズームスイッチTがオフされていない場合
は、ズームレンズ11の焦点距離が長焦点端に到達した
か否かを判断する(ステップ#13)。ユーザがズーム
スイッチTをオフした場合(ステップ#11でYES)
及びズームレンズ11の焦点距離が長焦点端に到達した
場合(ステップ#13でYES)、ズーム制御部15
は、ズーム駆動機構13のW→T方向への駆動を終了す
る(ステップ#15)。
【0051】ステップ#5において、ユーザがズームス
イッチWをオンしたと判断すると、ズーム制御部15
は、ズームレンズ11の焦点距離が現在の焦点距離より
も短くなる方向(T→W)にズーム駆動機構13の駆動
を開始する(ステップ#17)。さらに、全体制御部2
0は、ユーザがズームスイッチWをオフしたか否かを判
断する(ステップ#19)。ズームスイッチWがオフさ
れていない場合は、ズームレンズ11の焦点距離が短焦
点端に到達したか否かを判断する(ステップ#21)。
ズームレンズ11の焦点距離が短焦点端に到達すると
(ステップ#21でYES)、物理的に片寄せ動作を行
い得ないので、ズーム制御部15は、ズーム駆動機構1
3のT→W方向への駆動を終了する(ステップ#2
3)。
【0052】ステップ#19において、ユーザによりズ
ームスイッチWがオフされたと判断すると、像倍率記憶
部18は、ズームスイッチWがオフされた時点における
ズームレンズ11の焦点距離、像倍率等を演算し、記憶
する(ステップ#25)。さらに、ズーム制御部15
は、ズーム駆動機構13に含まれるエンコーダからの出
力をモニタし、ズームレンズ11の焦点距離又は変倍レ
ンズ群11Aの位置がさらに短焦点側に所定量移動した
か否かを判断する(ステップ#27)。所定量移動する
と、ズーム制御部15は、ズーム駆動機構13のT→W
方向への駆動を終了し(ステップ#29)、直ちにズー
ム駆動機構13のW→T方向への駆動(Uターン)を開
始する(ステップ#31)。
【0053】Uターンを開始すると、ズーム制御部15
は、ズーム駆動機構13に含まれるエンコーダからの出
力をモニタし、ズームレンズ11の焦点距離又は変倍レ
ンズ群11Aの位置が停止位置から長焦点側に所定量移
動(復帰)したか否かを判断する(ステップ#33)。
所定量移動すると、ズームレンズ11の焦点距離が、ユ
ーザがズームスイッチWをオフした時点における焦点距
離に復帰しており、かつ片寄せ動作が完了しているの
で、ズーム制御部15は、ズーム駆動機構13のW→T
方向への駆動を終了する(ステップ#35)。
【0054】上記ズーム動作の間、ステップ#3で開始
された画像データの取り込みは、上記所定間隔で継続的
に実行されている。撮像部10は、前回の画像データの
取り込みから所定時間が経過したかを判断し(ステップ
#37)、所定時間経過すると新たな画像データを取り
込む(ステップ#39)。同時に、撮像部10は、画像
データの取り込みを示す信号を出力するので、全体制御
部20はその信号を像倍率記憶部18に転送する。
【0055】像倍率記憶部18は、撮像部10からの画
像データ取り込み信号とステップ#19におけるズーム
スイッチWがオフされた信号を両方受信しているか否か
を判断し(ステップ#41)、両方を受信すると、画像
データ取り込み時点におけるズームレンズ11の焦点距
離、像倍率等を演算し、記憶する(ステップ#43)。
画像データ抽出部22及び画像データ補正部23は、例
えば像倍率記憶部18に記憶されているズームスイッチ
Wがオフされた時点における像倍率と画像データ取り込
み時点における像倍率とを比較し、画像データ記憶部2
1に記憶されている画像データから所定範囲の画像デー
タを抽出し、抽出した画像データに対し手所定の拡大補
正を施し(ステップ#45)する。さらに、全体制御部
20は、補正した画像データを表示部24や記録部25
に出力し、表示部24によりモニタ表示され、ユーザが
シャッタレリーズスイッチ19をオンした場合は記録部
25により記録媒体に記録される(ステップ#47)。
【0056】なお、上記第1の方法の場合、ステップ#
25において、ユーザがズームスイッチWをオフした時
点における像倍率を記憶する代わりに、その時点におい
て撮像部10により取り込まれている画像データが記憶
され、ステップ#35における片寄せ動作が完了するま
での間その画像データが出力され続ける。
【0057】一方、上記第3の方法の場合、ステップ#
25におけるユーザがズームスイッチWをオフした時点
における像倍率を記憶する代わりにステップ#31にお
けるUターン時の像倍率が記憶され、その像倍率を用い
て画像データの抽出及び補正が行われる。
【0058】また、上記実施形態では、表示部24と記
録部25の両方を備えた場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、表示部24と記録
部25のいずれか一方が備えられていればよい。表示部
24を含まない撮像装置としては、例えば光学式ビュー
ファインダを備えたディジタルカメラやビデオカメラ等
が考えられる。また、記録部25を含まない撮像装置と
しては、例えば、観光用にタワー頂上に設置されたリモ
コン操作可能なカメラ(映像は大型スクリーンに映し出
され、望遠鏡の代わりとなる)等が考えられる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の撮
像装置によれば、ズームレンズを含む光学系と、前記ズ
ームレンズの焦点距離を変化させるためにその構成レン
ズの少なくとも一部の位置を変化させるズーム駆動機構
と、ユーザにより操作され、前記ズーム駆動機構に対し
前記ズームレンズの焦点距離を短焦点側から長焦点側に
及び長焦点側から短焦点側に変化させるように制御信号
を出力するズームスイッチと、前記ズームスイッチから
の制御信号に応じて前記ズーム駆動機構を制御するとと
もに、前記ズームレンズの焦点距離を短焦点側から長焦
点側に又は長焦点側から短焦点側に変化させる際に、前
記制御信号がオフになった後も所定時間又は所定量だけ
前記ズーム駆動機構を同方向に駆動し、前記ズーム駆動
機構の一旦停止後、前記ズームレンズの焦点距離が前記
制御信号がオフになった時点における焦点距離となるよ
うに前記ズーム駆動機構を所定時間又は所定量だけ逆方
向に駆動制御するズーム制御部と、前記光学系の光軸上
に設けられ、所定のタイミングで画像データを出力する
撮像部と、前記制御信号がオフになった時点における前
記撮像部からの画像データを一時的に記憶する画像デー
タ記憶部と、前記制御信号がオフになった時点から前記
ズーム駆動機構による逆方向の駆動が完了するまでの
間、前記画像データ記憶部に記憶されている画像データ
を用いてモニタ画像を表示する表示部及び前記画像デー
タを記録媒体に記録する記録部のうち少なくとも一方と
を具備する。
【0060】すなわち、ユーザがズームスイッチから指
を離すと、ズームスイッチからの信号がオフになるが、
ズーミングの方向、すなわちズームレンズの焦点距離を
短焦点側から長焦点側に変化させるか又は長焦点側から
短焦点側に変化させるかにより、ズーム制御部はズーム
駆動機構を直ちには停止させず、所定時間又は所定量だ
けズーム駆動機構の駆動を継続し、ズーム駆動機構を一
旦停止させた後、ズーム駆動機構を所定時間又は所定量
だけ逆方向に駆動させ、いわゆる片寄せ動作を行い、ズ
ームレンズの焦点距離をズームスイッチからの信号がオ
フになった時点における焦点距離に戻す。その間、表示
部のモニタ画面上には画像データ記憶部に記憶されてい
る画像データを用いたモニタ画像が表示され又は記録媒
体に記録されるため、表示部のモニタ画面上又は記録媒
体を再生した画面上では、あたかもズームスイッチをオ
フしたのと同時にズームレンズのズーミングが停止した
ように観察され、見かけ上片寄せ動作に伴う不自然な像
倍率の変化が解消される。この第1の撮像装置は、片寄
せ動作中、表示素子上に表示されるモニタ画面や記録媒
体に記録される画像データが更新されないため、特に、
片寄せ動作に要する時間が短い場合や静止画撮影等に適
する。
【0061】また、本発明の第2の撮像装置によれば、
ズームレンズを含む光学系と、前記ズームレンズの焦点
距離を変化させるためにその構成レンズの少なくとも一
部の位置を変化させるズーム駆動機構と、ユーザにより
操作され、前記ズーム駆動機構に対し前記ズームレンズ
の焦点距離を短焦点側から長焦点側に及び長焦点側から
短焦点側に変化させるように制御信号を出力するズーム
スイッチと、前記ズームスイッチからの制御信号に応じ
て前記ズーム駆動機構を制御するとともに、前記ズーム
レンズの焦点距離を短焦点側から長焦点側に又は長焦点
側から短焦点側に変化させる際に、前記制御信号がオフ
になった後も所定時間又は所定量だけ前記ズーム駆動機
構を同方向に駆動し、前記ズーム駆動機構の一旦停止
後、前記ズームレンズの焦点距離が前記制御信号がオフ
になった時点における焦点距離となるように前記ズーム
駆動機構を所定時間又は所定量だけ逆方向に駆動制御す
るズーム制御部と、前記光学系の光軸上に設けられ、所
定のタイミングで画像データを出力する撮像部と、前記
制御信号がオフになった時点における前記ズームレンズ
の像倍率を検出し、検出した像倍率を一時的に記憶する
像倍率記憶部と、前記制御信号がオフになった時点から
前記ズーム駆動機構による逆方向の駆動が完了するまで
の間、前記撮像部から前記所定のタイミングで出力され
る画像データの一部又は全部を抽出する画像データ抽出
部と、前記画像データ抽出部により抽出された画像デー
タを用いて再生した画像の像倍率が前記像倍率記憶部に
記憶されている像倍率と一致するように、抽出した画像
データに対して拡大又は縮小補正を施す画像データ補正
部と、前記画像データ補正部により補正された画像デー
タを用いてモニタ画像を表示する表示部及び前記画像デ
ータを記録媒体に記録する記録部のうち少なくとも一方
とを具備する。
【0062】すなわち、片寄せ動作中も、撮像部からは
所定のタイミングで像倍率が順次変化した画像データが
出力されるが、これらの画像データをそのまま表示部の
モニタ画面に表示したり記録媒体に記録するのではな
く、ユーザがズームスイッチから指を離した時点におけ
る像倍率と同じになるように拡大又は縮小補正を施され
た上でモニタ表示され又は記録媒体に記録される。その
結果、表示部のモニタ画面上又は記録媒体を再生した画
面上では、あたかもズームスイッチをオフしたのと同時
にズームレンズのズーミングが停止したように観察さ
れ、見かけ上片寄せ動作に伴う不自然な像倍率の変化が
解消される。この第2の撮像装置は、片寄せ動作中、表
示部のモニタ画面や記録媒体に記録される画像データが
随時更新されるため、特に、片寄せ動作に要する時間が
長い場合や動画撮影等に適する。
【0063】さらに、本発明の第3の撮像装置によれ
ば、ズームレンズを含む光学系と、前記ズームレンズの
焦点距離を変化させるためにその構成レンズの少なくと
も一部の位置を変化させるズーム駆動機構と、ユーザに
より操作され、前記ズーム駆動機構に対し前記ズームレ
ンズの焦点距離を短焦点側から長焦点側に及び長焦点側
から短焦点側に変化させるように制御信号を出力するズ
ームスイッチと、前記ズームスイッチからの制御信号に
応じて前記ズーム駆動機構を制御するとともに、前記ズ
ームレンズの焦点距離を短焦点側から長焦点側に又は長
焦点側から短焦点側に変化させる際に、前記制御信号が
オフになった後も所定時間又は所定量だけ前記ズーム駆
動機構を同方向に駆動し、前記ズーム駆動機構の一旦停
止後、前記ズームレンズの焦点距離が前記制御信号がオ
フになった時点における焦点距離となるように前記ズー
ム駆動機構を所定時間又は所定量だけ逆方向に駆動制御
するズーム制御部と、前記光学系の光軸上に設けられ、
所定のタイミングで画像データを出力する撮像部と、前
記ズーム駆動機構の一旦停止時点における前記ズームレ
ンズの像倍率を検出し、検出した像倍率を一時的に記憶
する像倍率記憶部と、前記ズーム駆動機構の一旦停止時
点から前記ズーム駆動機構による逆方向の駆動が完了す
るまでの間、前記撮像部から前記所定のタイミングで出
力される画像データの一部又は全部を抽出する画像デー
タ抽出部と、前記画像データ抽出部により抽出された画
像データを用いて再生した画像の像倍率が前記像倍率記
憶部に記憶されている像倍率と一致するように、抽出し
た画像データに対して拡大又は縮小補正を施す画像デー
タ補正部と、前記画像データ補正部により補正された画
像データを用いてモニタ画像を表示する表示部及び前記
画像データを記録媒体に記録する記録部のうち少なくと
も一方とを具備する。
【0064】すなわち、上記第2の撮像装置の場合と同
様に、片寄せ動作中も、撮像部からは所定のタイミング
で像倍率が順次変化した画像データが出力されるが、こ
れらの画像データをそのまま表示部のモニタ画面に表示
したり記録媒体に記録するのではなく、ズーム駆動機構
による一旦停止時点における像倍率と同じになるように
拡大又は縮小補正を施された上でモニタ表示され又は記
録媒体に記録される。その結果、表示部のモニタ画面上
又は記録媒体を再生した画面上では、あたかもズームス
イッチをオフしたのとほぼ同時にズームレンズのズーミ
ングが停止したように観察され、見かけ上片寄せ動作に
伴う不自然な像倍率の変化が解消される。この第3の撮
像装置も、片寄せ動作中、表示素子上に表示されるモニ
タ画面や記録媒体に記録される画像データが随時更新さ
れるため、特に、片寄せ動作に要する時間が長い場合や
動画撮影等に適する。
【0065】上記第2又は第3の撮像装置において、前
記撮像部は、前記表示部に表示されるモニタ画像及び前
記記録媒体に記録される画像データの範囲よりも広い範
囲の画像データを出力可能であり、前記像倍率記憶部
は、前記ズーム駆動機構の逆方向の駆動が完了した時点
における前記抽出した画像データに施した拡大又は縮小
補正の拡大率又は縮小率を記憶し、前記画像データ抽出
部は、前記ズーム駆動機構が再度駆動された場合に前記
拡大率又は縮小率を維持するように前記撮像部から前記
所定のタイミングで出力される画像データの一部又は全
部を抽出し、前記画像データ補正部は、前記ズーム駆動
機構の逆方向の駆動が完了した時点における拡大率又は
縮小率を維持するように、前記画像データ抽出部により
抽出した画像データに対して拡大又は縮小補正を施すこ
とにより、ユーザがズームスイッチを短焦点端と長焦点
端の途中でオフし、再度その状態からズームスイッチを
オンしても、表示部上に表示されるモニタ画像及び/又
は記録部により記録媒体に記録される画像データ上で、
片寄せ動作に伴う像倍率の不自然な変化が現れることは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の撮像装置の一実施形態のブロック構
成を示す図である。
【図2】 上記実施形態における片寄せ動作の第1例に
おけるズームレンズの焦点距離の変化と時間経過の関係
を示す図である。
【図3】 上記実施形態における片寄せ動作の第2例に
おけるズームレンズの焦点距離の変化と時間経過の関係
を示す図である。
【図4】 上記片寄せ動作の第1例において、撮像部に
より取り込まれる画像データと表示部により表示される
モニタ画像又は記録部により記録媒体に記録される画像
データの関係を示す図である。
【図5】 上記片寄せ動作の第2例において、撮像部に
より取り込まれる画像データと表示部により表示される
モニタ画像又は記録部により記録媒体に記録される画像
データの関係を示す図である。
【図6】 上記図5に示す最終停止状態から再度ズーム
レンズの焦点距離を短焦点側から長焦点側に変化させる
場合において、撮像部により取り込まれる画像データと
表示部により表示されるモニタ画像又は記録部により記
録媒体に記録される画像データの関係の一例を示す図で
ある。
【図7】 上記図5に示す最終停止状態から再度ズーム
レンズの焦点距離を短焦点側から長焦点側に変化させる
場合において、撮像部により取り込まれる画像データと
表示部により表示されるモニタ画像又は記録部により記
録媒体に記録される画像データの関係の他の例を示す図
である。
【図8】 上記実施形態における動作例を示すフローチ
ャートである。
【図9】 図8に示すフローチャートの続きである。
【符号の説明】
10 :撮像部 11 :ズームレンズ 11B:合焦レンズ群 11A:変倍レンズ群 12 :絞り又はフィルタ 13 :ズーム駆動機構 14 :フォーカス駆動機構 15 :ズーム制御部 16 :フォーカス制御部 17 :ズームスイッチ 18 :像倍率記憶部 19 :シャッタレリーズスイッチ 20 :全体制御部 21 :画像データ記憶部 22 :画像データ抽出部 23 :画像データ補正部 24 :表示部 25 :記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/02 G03B 19/06 19/06 H04N 5/225 B H04N 5/225 F G02B 7/04 D Fターム(参考) 2H018 AA32 2H044 BD15 DA02 DC01 DC11 DE01 DE06 DE08 2H054 AA01 CB19 CD03 5C022 AB22 AB66 AC03 AC31 AC42 AC54 AC55 AC69 AC74

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズームレンズを含む光学系と、 前記ズームレンズの焦点距離を変化させるためにその構
    成レンズの少なくとも一部の位置を変化させるズーム駆
    動機構と、 ユーザにより操作され、前記ズーム駆動機構に対し前記
    ズームレンズの焦点距離を短焦点側から長焦点側に及び
    長焦点側から短焦点側に変化させるように制御信号を出
    力するズームスイッチと、 前記ズームスイッチからの制御信号に応じて前記ズーム
    駆動機構を制御するとともに、前記ズームレンズの焦点
    距離を短焦点側から長焦点側に又は長焦点側から短焦点
    側に変化させる際に、前記制御信号がオフになった後も
    所定時間又は所定量だけ前記ズーム駆動機構を同方向に
    駆動し、前記ズーム駆動機構の一旦停止後、前記ズーム
    レンズの焦点距離が前記制御信号がオフになった時点に
    おける焦点距離となるように前記ズーム駆動機構を所定
    時間又は所定量だけ逆方向に駆動制御するズーム制御部
    と、 前記光学系の光軸上に設けられ、所定のタイミングで画
    像データを出力する撮像部と、 前記制御信号がオフになった時点における前記撮像部か
    らの画像データを一時的に記憶する画像データ記憶部
    と、 前記制御信号がオフになった時点から前記ズーム駆動機
    構による逆方向の駆動が完了するまでの間、前記画像デ
    ータ記憶部に記憶されている画像データを用いてモニタ
    画像を表示する表示部及び前記画像データを記録媒体に
    記録する記録部のうち少なくとも一方とを具備すること
    を特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 ズームレンズを含む光学系と、 前記ズームレンズの焦点距離を変化させるためにその構
    成レンズの少なくとも一部の位置を変化させるズーム駆
    動機構と、 ユーザにより操作され、前記ズーム駆動機構に対し前記
    ズームレンズの焦点距離を短焦点側から長焦点側に及び
    長焦点側から短焦点側に変化させるように制御信号を出
    力するズームスイッチと、 前記ズームスイッチからの制御信号に応じて前記ズーム
    駆動機構を制御するとともに、前記ズームレンズの焦点
    距離を短焦点側から長焦点側に又は長焦点側から短焦点
    側に変化させる際に、前記制御信号がオフになった後も
    所定時間又は所定量だけ前記ズーム駆動機構を同方向に
    駆動し、前記ズーム駆動機構の一旦停止後、前記ズーム
    レンズの焦点距離が前記制御信号がオフになった時点に
    おける焦点距離となるように前記ズーム駆動機構を所定
    時間又は所定量だけ逆方向に駆動制御するズーム制御部
    と、 前記光学系の光軸上に設けられ、所定のタイミングで画
    像データを出力する撮像部と、 前記制御信号がオフになった時点における前記ズームレ
    ンズの像倍率を検出し、検出した像倍率を一時的に記憶
    する像倍率記憶部と、 前記制御信号がオフになった時点から前記ズーム駆動機
    構による逆方向の駆動が完了するまでの間、前記撮像部
    から前記所定のタイミングで出力される画像データの一
    部又は全部を抽出する画像データ抽出部と、 前記画像データ抽出部により抽出された画像データを用
    いて再生した画像の像倍率が前記像倍率記憶部に記憶さ
    れている像倍率と一致するように、抽出した画像データ
    に対して拡大又は縮小補正を施す画像データ補正部と、 前記画像データ補正部により補正された画像データを用
    いてモニタ画像を表示する表示部及び前記画像データを
    記録媒体に記録する記録部のうち少なくとも一方とを具
    備することを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 ズームレンズを含む光学系と、 前記ズームレンズの焦点距離を変化させるためにその構
    成レンズの少なくとも一部の位置を変化させるズーム駆
    動機構と、 ユーザにより操作され、前記ズーム駆動機構に対し前記
    ズームレンズの焦点距離を短焦点側から長焦点側に及び
    長焦点側から短焦点側に変化させるように制御信号を出
    力するズームスイッチと、 前記ズームスイッチからの制御信号に応じて前記ズーム
    駆動機構を制御するとともに、前記ズームレンズの焦点
    距離を短焦点側から長焦点側に又は長焦点側から短焦点
    側に変化させる際に、前記制御信号がオフになった後も
    所定時間又は所定量だけ前記ズーム駆動機構を同方向に
    駆動し、前記ズーム駆動機構の一旦停止後、前記ズーム
    レンズの焦点距離が前記制御信号がオフになった時点に
    おける焦点距離となるように前記ズーム駆動機構を所定
    時間又は所定量だけ逆方向に駆動制御するズーム制御部
    と、 前記光学系の光軸上に設けられ、所定のタイミングで画
    像データを出力する撮像部と、 前記ズーム駆動機構の一旦停止時点における前記ズーム
    レンズの像倍率を検出し、検出した像倍率を一時的に記
    憶する像倍率記憶部と、 前記ズーム駆動機構の一旦停止時点から前記ズーム駆動
    機構による逆方向の駆動が完了するまでの間、前記撮像
    部から前記所定のタイミングで出力される画像データの
    一部又は全部を抽出する画像データ抽出部と、 前記画像データ抽出部により抽出された画像データを用
    いて再生した画像の像倍率が前記像倍率記憶部に記憶さ
    れている像倍率と一致するように、抽出した画像データ
    に対して拡大又は縮小補正を施す画像データ補正部と、 前記画像データ補正部により補正された画像データを用
    いてモニタ画像を表示する表示部及び前記画像データを
    記録媒体に記録する記録部のうち少なくとも一方とを具
    備することを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像部は、前記表示部に表示される
    モニタ画像及び前記記録媒体に記録される画像データの
    範囲よりも広い範囲の画像データを出力可能であり、 前記像倍率記憶部は、前記ズーム駆動機構の逆方向の駆
    動が完了した時点における前記抽出した画像データに施
    した拡大又は縮小補正の拡大率又は縮小率を記憶し、 前記画像データ抽出部は、前記ズーム駆動機構が再度駆
    動された場合に前記拡大率又は縮小率を維持するように
    前記撮像部から前記所定のタイミングで出力される画像
    データの一部又は全部を抽出し、 前記画像データ補正部は、前記ズーム駆動機構の逆方向
    の駆動が完了した時点における拡大率又は縮小率を維持
    するように、前記画像データ抽出部により抽出した画像
    データに対して拡大又は縮小補正を施すことを特徴とす
    る請求項2又は3記載の撮像装置。
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