JP2014041049A - 電流センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】多くの製品に適用できるような要望に対応することができない従来例に対して、各種製品の仕様に対応した電流センサを提供することを目的とする。
【解決手段】被測定電流が流れる金属製の電流路(12)と、電流路(12)と対向して配設された絶縁基板(19)と、絶縁基板(19)上に配設され電流路(12)に被測定電流が流れたときに発生する磁気を検出する磁電変換素子(13)と、を備えた電流センサ(101)において、絶縁基板(19)が、平坦であり、電流路(12)が、絶縁基板(19)から離れる方向に曲がっていることを特徴としている。
【選択図】図4

Description

本発明は、電流路に流れる被測定電流を検出する電流センサに関する。
各種機器の制御や監視のために、既設の電流路に後から取り付けられる電流センサが良く知られている。この種の電流センサとして、電流路に流れる電流から生じる磁界を感知する磁気抵抗効果素子やホール素子等の磁電変換素子を用いた磁気センサが用いられることが良く知られている。
上述した電流センサの内で、金属製の電流路と絶縁基板上に配設された磁電変換素子と用いた、特許文献1(従来例)に提案されているような電流センサが一般的に知られている。図12は、特許文献1に開示されている電流センサ910を説明する図であって、その構成を示す斜視図である。図12に示すように、電流センサ910は、基体903上に形成されたU字形部分を含む導体(電流路)904に供給される検出対象電流(被測定電流)を測定する電流計であり、導体(電流路)904と平行に対向した回路基板905と、回路基板905上に搭載された第1の磁気抵抗効果素子901A及び第2の磁気抵抗効果素子901B(以下磁気抵抗効果素子901A、磁気抵抗効果素子901Bと言う)と、2つの永久磁石(HM1、HM2)と、を備えて構成されている。そして、2つの永久磁石(HM1、HM2)により磁気抵抗効果素子(901A、901B)にバイアス磁界を印加し、更に磁気抵抗効果素子(901A、901B)のそれぞれに生ずる電圧降下の差分に基づいて検出対象電流を検出するようにしたので、コンパクトでありながら、検出対象電流による電流磁界を高精度に、かつ安定して検出することができるとしている。
ところで、一般的には、電流センサを適用する製品によって各種使用する電流範囲が異なっている場合が多く、従来例のような電流センサ910を各種の製品に適用する場合、それら製品の電流範囲に対応した電流センサをその都度個別に準備する必要があった。そのため、1種類の電流センサでありながら多くの製品に適用できるような電流センサの要望があった。
特開2007−3498号公報
しかしながら、上述した従来例のような構成では、導体(電流路)904と平行に対向した回路基板905との間の距離により、導体(電流路)904と磁気抵抗効果素子(901A、901B)との間の距離が決められ、その位置で磁気抵抗効果素子(901A、901B)が受ける磁気の大きさが決まることとなる。そのため、被測定電流(検出対象電流)が変わった場合、ある電流検出範囲を有した他の磁気抵抗効果素子を準備しても、電流検出範囲と被測定電流(検出対象電流)の電流範囲とが上手く合わせられないという課題があった。
そこで、回路基板の厚みを少し変えることにより、磁電変換素子(磁気抵抗効果素子)と電流路との距離を変えて、電流検出範囲と被測定電流(検出対象電流)の電流範囲とを上手く合わせることが考えられる。しかし、磁電変換素子(磁気抵抗効果素子)と電流路との距離の種類の組み合わせを幾つか揃えるために、回路基板を数種類準備することは、回路基板の厚みの種類や厚みの限界等もあり、実質的に難しく、費用もかかるものであった。他に、厚みの違うスペーサを何個か用意して、スペーサ上に回路基板を載置することで、スペーサの厚みに応じて、磁電変換素子(磁気抵抗効果素子)と電流路との距離を変えることが考えられる。しかし、一般に合成樹脂を射出成形してスペーサを作製することになるが、スペーサを数種類準備するには、高価な金型代がかかる等の問題があり、これも実質的に難しいものであった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、各種製品の仕様に対応した電流センサを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の電流センサは、被測定電流が流れる金属製の電流路と、前記電流路と対向して配設された絶縁基板と、前記絶縁基板上に配設され前記電流路に前記被測定電流が流れたときに発生する磁気を検出する磁電変換素子と、を備えた電流センサにおいて、前記絶縁基板が、平坦であり、前記電流路が、前記絶縁基板から離れる方向に曲がっていることを特徴としている。
これによれば、本発明の電流センサは、電流路が、電流路と対向して配設された絶縁基板から離れる方向に曲がっているので、磁電変換素子が絶縁基板上に配設される位置によって、電流路から磁電変換素子迄の距離が変わることとなる。このため、磁電変換素子が検出する磁気の大きさが、磁電変換素子の配設位置により変わることとなり、配設位置の磁気の大きさに対応して、感度範囲の違う磁電変換素子を用いることができる。このことにより、各種の電流仕様を有した製品に対応して、感度範囲を変えることができる。したがって、各種製品の仕様に対応した電流センサを提供することができる。
また、本発明の電流センサは、前記電流路が、少なくとも2箇所で前記絶縁基板に接触しており、前記接触した前記絶縁基板の箇所以外に前記磁電変換素子が設けられることを特徴としている。
これによれば、電流路が少なくとも2箇所で絶縁基板に接触しているので、電流路と絶縁基板とが接触した箇所以外、つまり電流路が絶縁基板から離れた箇所に対応した絶縁基板の位置に設けられた磁電変換素子であっても、電流路から磁電変換素子までの距離を一定にすることができる。このことにより、絶縁基板(回路基板)の厚みを変えることなく、或いはスペーサを数種類準備することなく、容易に電流センサを提供することができる。
また、本発明の電流センサは、前記電流路が、一方が開放された2つの腕部を有するU字形状であり、前記磁電変換素子が、前記腕部のそれぞれに対応したそれぞれの位置である前記絶縁基板に、それぞれ1箇所以上設けられ、前記絶縁基板と前記電流路との距離が等しい前記絶縁基板の位置に、該磁電変換素子が設けられることを特徴としている。
これによれば、U字形状の電流路の2つの腕部に対応した位置に設けられたそれぞれの磁電変換素子が、絶縁基板と電流路との距離が等しい位置になっているので、それぞれの磁電変換素子からの出力値を差動処理することによって、電流センサの感度を高められるとともに、外部磁界の影響を低減することができ、検出精度の良い電流センサを得ることができる。
また、本発明の電流センサは、前記電流路が、鈍角を有して折り曲げられており、前記電流路には、傾斜部と平坦部とを有し、前記磁電変換素子が、前記平坦部に対応する前記絶縁基板の位置に設けられることを特徴としている。
これによれば、電流路が鈍角を有して折り曲げられて平坦部を有し、この平坦部に対応した絶縁基板の位置に磁電変換素子を設けたので、電流路と磁電変換素子との間の距離を一定に決めることができる。このことにより、磁電変換素子の受ける磁気の量を容易に算出することができて設計が容易になるとともに、磁電変換素子の検出精度を向上することができる。
また、本発明の電流センサは、前記磁電変換素子が、前記傾斜部の法線方向以外に設けられることを特徴としている。
これによれば、磁電変換素子が傾斜部の法線方向以外に設けられているので、傾斜部を流れる被測定電流により発生する磁気の影響を低減することができ、平坦部を流れる被測定電流により発生する磁気の影響を主に受けることとなる。このことにより、所望に設計された磁電変換素子の受ける磁気の量を正確にすることができ、磁電変換素子の検出精度の低下を防止することができる。
また、本発明の電流センサは、前記磁電変換素子が、前記傾斜部の法線方向に設けられることを特徴としている。
これによれば、磁電変換素子が傾斜部の法線方向に設けられているので、傾斜部を流れる被測定電流により発生する磁気と、平坦部を流れる被測定電流により発生する磁気と、を合算した磁気を、磁電変換素子で検出することができる。このことにより、電流路に流れる被測定電流が微弱の場合であっても、磁電変換素子で検出することができ、各種の電流仕様を有した製品に対応して、感度範囲をより多く変えることができる。
本発明の電流センサは、電流路が、電流路と対向して配設された絶縁基板から離れる方向に曲がっているので、磁電変換素子が絶縁基板上に配設される位置によって、電流路から磁電変換素子迄の距離が変わることとなる。このため、磁電変換素子が検出する磁気の大きさが、磁電変換素子の配設位置により変わることとなり、配設位置の磁気の大きさに対応して、感度範囲の違う磁電変換素子を用いることができる。このことにより、各種の電流仕様を有した製品に対応して、感度範囲を変えることができる。
本発明の第1実施形態の電流センサを説明する斜視図である。 本発明の第1実施形態の電流センサを説明する分解斜視図である。 本発明の第1実施形態の電流センサを説明する図であって、図1に示すZ1方向から見た平面図である。 本発明の第1実施形態の電流センサを説明する図であって、図4Aは、図1に示すX1方向から見た側面図であり、図4Bは、図3に示すIV−IV線における断面図である。 本発明の第1実施形態の電流センサを説明する側面模式図である。 本発明の第2実施形態の電流センサを説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態の電流センサを説明する分解斜視図である。 本発明の第2実施形態の電流センサを説明する図であって、図6に示すZ1方向から見た平面図である。 本発明の第2実施形態の電流センサを説明する図であって、図9Aは、図6に示すX1方向から見た側面図であり、図9Bは、図8に示すIX−IX線における断面図である。 本発明の第2実施形態の電流センサを説明する模式図であって、図9Aに示すQ部分の拡大側面図である。 本発明の第1実施形態の電流センサの変形例を説明する模式図であって、図5と比較した変形例1の電流センサの側面図である。 従来例における電流センサを説明する図であって、その構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態の電流センサ101を説明する斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態の電流センサ101を説明する分解斜視図である。図3は、本発明の第1実施形態の電流センサ101を説明する図であって、図1に示すZ1方向から見た平面図である。図4は、本発明の第1実施形態の電流センサ101を説明する図であって、図4Aは、図1に示すX1方向から見た側面図であり、図4Bは、図3に示すIV−IV線における断面図である。図5は、本発明の第1実施形態の電流センサを説明する側面模式図である。
本発明の第1実施形態の電流センサ101は、図1、図2及び図4に示すように、被測定電流が流れる電流路12と、電流路12と対向して配設された絶縁基板19と、電流路12に被測定電流が流れたときに発生する磁気を検出する磁電変換素子13と、を備えて構成される。他に、電流センサ101への電力の供給や電流センサ101からの信号取り出しのために外部機器と接続するためのコネクタCNが備えられている。
電流路12は、銅(Cu)等の導電性の良い金属製の材質を用い、図1ないし図3に示すように、一方が開放された2つの腕部(12a、12b)を有するU字形状であり、U字形状の先端側には、図示していない被測定電流路(測定したい電流路)と接続し固定するための孔12hが設けられている。この電流路12の被測定電流路への接続及び固定は、同様に図示はしていないが、被測定電流路側に設けられた穴と電流路12の孔12hとを重ね合わせ、ボルト及びナット等を用いて、容易に達成することができる。なお、電流路12の材質に銅(Cu)を用いたが、これに限定されるものではなく、導電性の良い材質であれば良く、例えばアルミニウム(Al)等でも良い。
また、電流路12は、図2及び図4に示すように、鈍角を幾つか組み合わせて折り曲げられており、絶縁基板19と対向して配設された際に、絶縁基板19から離れる方向に曲がっている。そして、本発明の第1実施形態では、曲げられた部分が平坦部12f(12f、12f、12f、12f、12f、12f)と直線状の傾斜部12sとの組み合わせで形成され、元の曲げられていない部分の平坦部12f(この部分を以後、基部12kと呼ぶ)と曲げられた部分とで、電流路12の外形状を形成している。つまり、電流路12は、傾斜部12sと平坦部12f(12k、12f、12f、12f、12f、12f、12f)とで構成されている。また、電流路12は、図4に示すように、電流路12の平坦な基部12k(平坦部12f)の2箇所で、板状で平坦な絶縁基板19に接触して配設されている。これにより、電流路12と絶縁基板19との位置関係が正確に決められる。
絶縁基板19は、一般に広く知られている片面のプリント配線板を用いており、ガラス入りのエポキシ樹脂のベース基板に、ベース基板上に設けられた銅(Cu)等の金属箔をパターニングして、配線パターンを形成している。絶縁基板19には、図1、図3及び図4に示すように、磁電変換素子13がパッケージングされた磁気センサパッケージ14が複数個搭載されるようになっている。なお、絶縁基板19にガラス入りのエポキシ樹脂からなるプリント配線板を用いたが、これに限定されるものではなく、例えばセラミック配線板、フレキシブル配線板でも良い。また、本発明の第1実施形態では、絶縁基板19として回路基板を好適に用いたが、回路基板に限るものではなく、絶縁基板上に回路基板を重ね合わせて、磁気センサパッケージ14を搭載する構成にしても良い。
磁電変換素子13は、電流路12に電流が流れたときに発生する磁気を検出する素子であって、例えば、巨大磁気抵抗効果を用いた磁気検出素子(GMR(Giant Magneto Resistive)素子という)を用い、図1及び図4に示すように、磁気センサパッケージ14内にパッケージングされ、2個(図中の13a及び13b)配設されている。なお、図1ないし図4には、絶縁基板19の別な位置に磁電変換素子13(13c、13d、13e、13f)が配設された場合も示しており、破線で表している。この磁気センサパッケージ14は、GMR素子をシリコン基板上に作製した後、切り出されたGMR素子のチップと信号の取り出しのためのリード端子とを電気的に接続して、熱硬化性の合成樹脂でパッケージングして作製されている。また、磁電変換素子13のGMR素子は、図4Bに示すように、磁気センサパッケージ14内で上方(図4Bに示すZ1方向)側に寄ってパッケージングされている。そして、磁気センサパッケージ14は、リード端子により、回路基板の絶縁基板19にはんだ付けされて、図示していない配線パターンとコネクタCNを介して、外部機器と接続されている。なお、磁電変換素子13をパッケージングして、磁気センサパッケージ14として絶縁基板19に配設したが、例えば磁電変換素子13をそのまま配設、所謂ベアチップ実装して配設しても良い。
また、2個の磁電変換素子13(13a、13b)及び4個の磁電変換素子13(13c、13d、13e、13f)は、図2及び図3に示すように、絶縁基板19の一方面側に分散して配設されており、電流路12が絶縁基板19から離れる方向に曲がって、電流路12と対向して配設されているので、6個の磁電変換素子13(13a、13b、13c、13d、13e、13f)が絶縁基板19上に配設される位置によって、電流路12から6個の磁電変換素子13迄の距離が変わることとなる。このため、6個の磁電変換素子13が検出する磁気の大きさが、6個の磁電変換素子13の配設位置により変わることとなり、配設位置の磁気の大きさに対応して、感度範囲の違う磁電変換素子13をそれぞれ用いることができる。つまり、本発明の第1実施形態では、2個の磁電変換素子13(13a、13b)の組み合わせと、他の2個の磁電変換素子13(13c、13d)の組み合わせと、他の2個の磁電変換素子13(13e、13f)の組み合わせを用いて、各種の電流仕様を有した製品に対して、上述の各種組み合わせを対応させて感度範囲を変えることができる。
更に、本発明の第1実施形態では、6個の磁電変換素子13の内、2個の磁電変換素子13(13a、13b)は、図1ないし図4に示すように、電流路12の平坦な基部12k(12f)と絶縁基板19が接触した箇所の位置に配設されており、他の4個の磁電変換素子13(13c、13d、13e、13f)は、電流路12の平坦な基部12k(12f)と絶縁基板19が接触した絶縁基板19の箇所以外の位置に配設されるように想定している。更に、図2及び図4に示すように、磁電変換素子13cと13dは、平坦部12fと平坦部12fとに対応する絶縁基板19の位置に設けられるように想定しており、磁電変換素子13eと13fは、平坦部12fと平坦部12fとに対応する絶縁基板19の位置に設けられるように想定している。
これにより、電流路12が絶縁基板19から離れた箇所に対応した絶縁基板19の位置に設けられた磁電変換素子13であっても、電流路12から磁電変換素子13までの距離を一定にすることができる。このことにより、絶縁基板(回路基板)19の厚みを変えることなく、或いはスペーサを数種類準備することなく、容易に電流センサ101を構成することができる。更に、電流路12の平坦部12f(12k、12f、12f、12f、12f)に対応した絶縁基板19の位置に磁電変換素子13(13a、13b、13c、13d、13e、13f)を設ける或いは設けるように想定したので、電流路12と各磁電変換素子13との間の距離を一定に決めることができる。このことにより、各磁電変換素子13の受ける磁気の量を容易に算出することができて設計が容易になるとともに、各磁電変換素子13の検出精度を向上することができる。
また、図2に示すように、磁電変換素子13aと磁電変換素子13b、磁電変換素子13cと磁電変換素子13d及び磁電変換素子13eと磁電変換素子13fは、腕部12aと腕部12bのそれぞれに対応した位置である絶縁基板19上に設けられている或いは設けるように想定している。つまり、図2及び図4に示すように、磁電変換素子13aと磁電変換素子13bは、絶縁基板19の板厚に相当する距離で電流路12と離れて配設され、磁電変換素子13cと磁電変換素子13dは、絶縁基板19の板厚と隙間N1を足した距離で電流路12と離れて配設され、磁電変換素子13eと磁電変換素子13fは、絶縁基板19の板厚と隙間N2を足した距離で電流路12と離れて配設されている。なお、電流路12と絶縁基板19とが2箇所で当接されて電流路12と絶縁基板19との位置関係が正確に決められているので、磁電変換素子13aと電流路12との距離と、磁電変換素子13bと電流路12との距離が等しい。同様にして、磁電変換素子13cと磁電変換素子13dについても、或いは磁電変換素子13eと磁電変換素子13fについても、距離が等しい。
これにより、U字形状の電流路12の2つの腕部(12a、12b)に対応した位置に設けられたそれぞれの磁電変換素子13が、絶縁基板19と電流路12との距離が等しい位置になっているので、それぞれの磁電変換素子13からの出力値を差動処理することによって、電流センサ101の感度を高められるとともに、外部磁界の影響を低減することができ、検出精度の良い電流センサ101を得ることができる。
更に、本発明の第1実施形態では、6個の磁電変換素子13(13a、13b、13c、13d、13e、13f)は、図5に示すように、傾斜部12sの法線方向と重ならないように配設され或いは配設されるように想定している。これにより、傾斜部12sを流れる被測定電流により発生する磁気の影響を低減することができ、平坦部12f(12k、12f、12f、12f、12f)を流れる被測定電流により発生する磁気の影響を主に受けることとなる。このことにより、所望に設計された6個の磁電変換素子13(13a、13b、13c、13d、13e、13f)の受ける磁気の量を正確にすることができ、6個の磁電変換素子13の検出精度の低下を防止することができる。
なお、本発明の第1実施形態は、2個の磁電変換素子13(13a、13b)が絶縁基板19に配設された構成にしたが、2個に限る訳では無く、2個以上或いは2個以下であっても良い。例えば、上述した6個の磁電変換素子(13a、13b、13c、13d、13e、13f)を全て予め配設させておき、各種の電流仕様に対応して、切り替えるように用いても良い。例えば、1個若しくは2個の磁電変換素子13を用いた場合、ある電流仕様を有した製品に対応して、所望の感度範囲を有する1個若しくは2個の磁電変換素子13を、絶縁基板19の適切な位置に配設するようにして用いる。そして、他の電流仕様を有した製品には、他の感度範囲を有する1個若しくは2個の磁電変換素子13を、絶縁基板19の他の適切な位置に配設するようにして用いる。このようにして、絶縁基板19を交換することなく、各種の電流仕様を有した製品にそれぞれ対応することもできる。
以上により、本発明の第1実施形態の電流センサ101は、電流路12が、電流路12と対向して配設された絶縁基板19から離れる方向に曲がっているので、複数の磁電変換素子13が絶縁基板19上に配設される位置によって、電流路12から複数の磁電変換素子13迄の距離が変わることとなる。このため、磁電変換素子13が検出する磁気の大きさが、磁電変換素子13の配設位置により変わることとなり、配設位置の磁気の大きさに対応して、感度範囲の違う磁電変換素子13を用いることができる。このことにより、各種の電流仕様を有した製品に対応して、感度範囲を変えることができる。したがって、各種製品の仕様に対応した電流センサ101を提供することができる。
また、電流路12が少なくとも2箇所で絶縁基板19に接触しているので、電流路12と絶縁基板19とが接触した箇所以外、つまり電流路12が絶縁基板19から離れた箇所に対応した絶縁基板19の位置に設けられた磁電変換素子13であっても、電流路12から磁電変換素子13までの距離を一定にすることができる。このことにより、絶縁基板(回路基板)19の厚みを変えることなく、或いはスペーサを数種類準備することなく、容易に電流センサ101を提供することができる。
また、U字形状の電流路12の2つの腕部(12a、12b)に対応した位置に設けられたそれぞれの磁電変換素子13が、絶縁基板19と電流路12との距離が等しい位置になっているので、それぞれの磁電変換素子13からの出力値を差動処理することによって、電流センサ101の感度を高められるとともに、外部磁界の影響を低減することができ、検出精度の良い電流センサ101を得ることができる。
また、電流路12が鈍角を有して折り曲げられて平坦部12f(12k、12f、12f、12f、12f)を有し、この平坦部12f(12k、12f、12f、12f、12f)に対応した絶縁基板19の位置に、磁電変換素子13(13a、13b、13c、13d、13e、13f)を設ける或いは設けるように想定したので、電流路12と各磁電変換素子13との間の距離を一定に決めることができる。このことにより、各磁電変換素子13の受ける磁気の量を容易に算出することができて設計が容易になるとともに、各磁電変換素子13の検出精度を向上することができる。
また、磁電変換素子13(13a、13b、13c、13d、13e、13f)が傾斜部12sの法線方向以外に設けられ或いは設けるように想定しているので、傾斜部12sを流れる被測定電流により発生する磁気の影響を低減することができ、平坦部12f(12k、12f、12f、12f、12f)を流れる被測定電流により発生する磁気の影響を主に受けることとなる。このことにより、所望に設計された6個の磁電変換素子13の受ける磁気の量を正確にすることができ、6個の磁電変換素子13の検出精度の低下を防止することができる。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態の電流センサ102を説明する斜視図である。図7は、本発明の第2実施形態の電流センサ102を説明する分解斜視図である。図8は、本発明の第2実施形態の電流センサ102を説明する図であって、図6に示すZ1方向から見た平面図である。図9は、本発明の第2実施形態の電流センサ102を説明する図であって、図9Aは、図6に示すX1方向から見た側面図であり、図9Bは、図8に示すIX−IX線における断面図である。図10は、本発明の第2実施形態の電流センサ102を説明する模式図であって、図9Aに示すQ部分の拡大側面図である。また、第2実施形態の電流センサ102は、第1実施形態に対し、電流路22の構成が主に異なる。なお、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本発明の第2実施形態の電流センサ102は、図6、図7及び図9に示すように、被測定電流が流れる電流路22と、電流路22と対向して配設された絶縁基板29と、電流路22に被測定電流が流れたときに発生する磁気を検出する磁電変換素子13と、を備えて構成される。他に、電流センサ102への電力の供給や電流センサ102からの信号取り出しのために外部機器と接続するためのコネクタCNが備えられている。
電流路22は、銅(Cu)等の導電性の良い金属製の材質を用い、図6ないし図9に示すように、一本の板状形状であり、板状形状の両端側には、図示していない被測定電流路(測定したい電流路)と接続し固定するための孔22hが設けられている。この電流路22の被測定電流路への接続及び固定は、同様に図示はしていないが、被測定電流路側に設けられた穴と電流路22の孔22hとを重ね合わせ、ボルト及びナット等を用いて、容易に行うことができる。なお、電流路22の材質に銅(Cu)を用いたが、これに限定されるものではなく、導電性の良い材質であれば良く、例えばアルミニウム(Al)等でも良い。
また、電流路22は、図7及び図9に示すように、鈍角を幾つか組み合わせて折り曲げられており、絶縁基板29と対向して配設された際に、絶縁基板29から離れる方向に曲がっている。そして、本発明の第2実施形態では、曲げられた部分が平坦部22f(22f)と直線状の傾斜部22sとの組み合わせで形成され、元の曲げられていない部分の平坦部22f(この部分を以後、基部22kと呼ぶ)と曲げられた部分とで、電流路22の外形状を形成している。つまり、電流路22は、傾斜部22sと平坦部22f(22k、22f)とで構成されている。また、電流路22は、図9に示すように、電流路22の平坦な基部22k(平坦部22f)の2箇所で、板状で平坦な絶縁基板29に接触して配設されている。これにより、電流路22と絶縁基板29との位置関係が正確に決められる。
絶縁基板29は、一般に広く知られている片面のプリント配線板を用いており、ガラス入りのエポキシ樹脂のベース基板に、ベース基板上に設けられた銅(Cu)等の金属箔をパターニングして、配線パターンを形成している。絶縁基板29には、図6、図8及び図9に示すように、磁電変換素子13がパッケージングされた磁気センサパッケージ14が複数個搭載されるようになっている。なお、絶縁基板29にガラス入りのエポキシ樹脂からなるプリント配線板を用いたが、これに限定されるものではなく、例えばセラミック配線板、フレキシブル配線板でも良い。また、本発明の第2実施形態では、絶縁基板29として回路基板を好適に用いたが、回路基板に限るものではなく、絶縁基板上に回路基板を重ね合わせて、磁気センサパッケージ14を搭載する構成にしても良い。
磁電変換素子13は、電流路22に電流が流れたときに発生する磁気を検出する素子であって、例えば、巨大磁気抵抗効果を用いた磁気検出素子(GMR(Giant Magneto Resistive)素子という)を用い、図6及び図9に示すように、磁気センサパッケージ14内にパッケージングされ、1個(図中の13h)配設されている。なお、図6ないし図9には、絶縁基板29の別な位置に磁電変換素子13gが配設された場合も示しており、破線で表している。また、磁電変換素子13のGMR素子は、図9Bに示すように、磁気センサパッケージ14内で上方(Z1方向)側に寄ってパッケージングされている。そして、磁気センサパッケージ14は、リード端子により、回路基板の絶縁基板29にはんだ付けされて、図示していない配線パターンとコネクタCNを介して、外部機器と接続されている。
また、磁電変換素子13h及び磁電変換素子13gは、図7及び図8に示すように、絶縁基板29の違う位置に配設され或いは配設されるように想定されており、電流路22が絶縁基板29から離れる方向に曲がって、電流路22と対向して配設されているので、2個の磁電変換素子13(13h、13g)が絶縁基板29上に配設される位置によって、電流路22から2個の磁電変換素子13迄の距離が変わることとなる。このため、2個の磁電変換素子13が検出する磁気の大きさが、2個の磁電変換素子13の配設位置により変わることとなり、配設位置の磁気の大きさに対応して、感度範囲の違う磁電変換素子13をそれぞれ用いることができる。つまり、本発明の第2実施形態では、磁電変換素子13hと他の磁電変換素子13gとを用いて、各種の電流仕様を有した製品に対して、それぞれを対応させて感度範囲を変えることができる。
また、本発明の第2実施形態では、磁電変換素子13hは、図6ないし図9に示すように、電流路22の平坦な基部22k(22f)と絶縁基板29が接触した絶縁基板29の箇所以外の位置に配設され、更に、図7及び図9に示すように、平坦部22fに対応する絶縁基板29の位置に設けられている。また、想定される磁電変換素子13gは、電流路22の平坦な基部22k(22f)と絶縁基板29が接触した箇所の位置に配設されている。
これにより、電流路22が絶縁基板29から離れた箇所に対応した絶縁基板29の位置に設けられた磁電変換素子13であっても、電流路22と絶縁基板29とが2箇所で当接されて電流路22と絶縁基板29との位置関係が正確に決められているので、電流路22から磁電変換素子13までの距離を一定にすることができる。このことにより、絶縁基板(回路基板)29の厚みを変えることなく、或いはスペーサを数種類準備することなく、容易に電流センサ102を構成することができる。更に、電流路22の平坦部22fに対応した絶縁基板29の位置に磁電変換素子13hを設けたので、電流路22と磁電変換素子13との間の距離を一定に決めることができる。このことにより、磁電変換素子13の受ける磁気の量を容易に算出することができて設計が容易になるとともに、磁電変換素子13の検出精度を向上することができる。
更に、本発明の第2実施形態では、磁電変換素子13hは、図10に示すように、傾斜部22sの法線方向に重なって配設されている。これにより、傾斜部22sを流れる被測定電流により発生する磁気と、平坦部22fを流れる被測定電流により発生する磁気と、を合算した磁気を、磁電変換素子13hで検出することができる。このことにより、電流路22に流れる被測定電流が微弱の場合であっても、磁電変換素子13hで検出することができ、各種の電流仕様を有した製品に対応して、感度範囲をより多く変えることができる。
なお、本発明の第2実施形態は、磁電変換素子13hが絶縁基板29に配設された構成にしたが、1個に限る訳では無く、1個以上であっても良い。例えば、上述した2個の磁電変換素子(13g、13h)を全て予め配設させておき、各種の電流仕様に対応して、切り替えるように用いても良い。また、磁電変換素子13の配設位置を変えられるように絶縁基板29を準備すると良い。例えば、1個の磁電変換素子13を用いた場合、ある電流仕様を有した製品に対応して、所望の感度範囲を有する1個の磁電変換素子13を、絶縁基板29の適切な位置に配設するようにして用いる。そして、他の電流仕様を有した製品には、他の感度範囲を有する1個の磁電変換素子13を、絶縁基板29の他の適切な位置に配設するようにして用いる。このようにして、絶縁基板29を交換することなく、各種の電流仕様を有した製品に対応することができる。
以上により、本発明の第2実施形態の電流センサ102は、電流路22が、電流路22と対向して配設された絶縁基板29から離れる方向に曲がっているので、複数の磁電変換素子13が絶縁基板29上に配設される位置によって、電流路22から複数の磁電変換素子13迄の距離が変わることとなる。このため、磁電変換素子13が検出する磁気の大きさが、磁電変換素子13の配設位置により変わることとなり、配設位置の磁気の大きさに対応して、感度範囲の違う磁電変換素子13を用いることができる。このことにより、各種の電流仕様を有した製品に対応して、感度範囲を変えることができる。したがって、各種製品の仕様に対応した電流センサ102を提供することができる。
また、電流路22が少なくとも2箇所で絶縁基板29に接触しているので、電流路22と絶縁基板29とが接触した箇所以外、つまり電流路22が絶縁基板29から離れた箇所に対応した絶縁基板29の位置に設けられた磁電変換素子13(13h)であっても、電流路22から磁電変換素子13(13h)までの距離を一定にすることができる。このことにより、絶縁基板(回路基板)29の厚みを変えることなく、或いはスペーサを数種類準備することなく、容易に電流センサ102を提供することができる。
また、電流路22が鈍角を有して折り曲げられて平坦部22f(22k、22f)を有し、この平坦部22f(22k、22f)に対応した絶縁基板29の位置に、磁電変換素子13(13g、13h)を設ける或いは設けるように想定したので、電流路22と各磁電変換素子13との間の距離を一定に決めることができる。このことにより、各磁電変換素子13の受ける磁気の量を容易に算出することができて設計が容易になるとともに、各磁電変換素子13の検出精度を向上することができる。
また、磁電変換素子13hが傾斜部22sの法線方向に設けられているので、傾斜部22sを流れる被測定電流により発生する磁気と、平坦部22fを流れる被測定電流により発生する磁気と、を合算した磁気を、磁電変換素子13hで検出することができる。このことにより、電流路22に流れる被測定電流が微弱の場合であっても、磁電変換素子13hで検出することができ、各種の電流仕様を有した製品に対応して、感度範囲をより多く変えることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
<変形例1>
図11は、本発明の第1実施形態の電流センサ101の変形例を説明する模式図であって、図5と比較した変形例1の電流センサC101の側面図である。上記第1実施形態では、磁気センサパッケージ14を片面のプリント配線板(絶縁基板19)の一方面側に配設した構成にしたが、図11に示すように、両面のプリント配線板(絶縁基板C19)を用い、磁気センサパッケージC14(磁電変換素子C13)を磁電変換素子13a、13bが実装されている面と反対側の面にも配設し、しかも絶縁基板C19と電流路12が曲げられた部分との間に設けるように構成しても良い。これにより、磁気センサパッケージC14内で下方(図11に示すZ2方向)側に寄ってパッケージングされている磁電変換素子C13を、より一層、電流路12に近づけることができる。例えば図11に示す磁電変換素子13(13a、13b)より、少なくても絶縁基板C19の厚み分を近づけることができる。このことにより、電流路12に流れる被測定電流が更に微弱の場合であっても、磁電変換素子C13で検出することができ、各種の電流仕様を有した製品に対応して、感度範囲をより一層多く変えることができる。
<変形例2>
上記第実施形態では、磁電変換素子13hが直線状の傾斜部22sの法線方向に設けるように構成にしたが、傾斜部C22sを曲面状に形成し、曲面の接線に垂直な方向に磁電変換素子C23を設けるように構成しても良い。
<変形例3>
上記実施形態では、磁電変換素子13としてGMR素子を好適に用いたが、磁気を検知できる磁気検出素子であれば良く、MR(Magneto Resistive)素子、AMR(Anisotropic Magneto Resistive)素子、TMR(Tunnel Magneto Resistive)素子、ホール素子等であっても良い。但し、ホール素子等の場合は、GMR素子やMR素子の感度軸と異なるので、使用するホール素子の感度軸に合わせて、パッケージングに工夫が必要である。
本発明は上記実施の形態に限定されず、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することが可能である。
12、22 電流路
12a、12b 腕部
12f、12f、12f、12f、12f、12f、12f 平坦部
22f、22f 平坦部
12s、22s、C22s 傾斜部
13、13a、13b、13c、13d、13e、13f 磁電変換素子
13g、13h、C13、C23 磁電変換素子
19、29、C19 絶縁基板
101、102、C101 電流センサ

Claims (6)

  1. 被測定電流が流れる金属製の電流路と、前記電流路と対向して配設された絶縁基板と、前記絶縁基板上に配設され前記電流路に前記被測定電流が流れたときに発生する磁気を検出する磁電変換素子と、を備えた電流センサにおいて、
    前記絶縁基板は、平坦であり、
    前記電流路は、前記絶縁基板から離れる方向に曲がっていることを特徴とする電流センサ。
  2. 前記電流路は、少なくとも2箇所で前記絶縁基板に接触しており、
    前記接触した前記絶縁基板の箇所以外に前記磁電変換素子が設けられることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記電流路は、一方が開放された2つの腕部を有するU字形状であり、
    前記磁電変換素子は、前記腕部のそれぞれに対応したそれぞれの位置である前記絶縁基板に、それぞれ1箇所以上設けられ、
    前記絶縁基板と前記電流路との距離が等しい前記絶縁基板の位置に、該磁電変換素子が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電流センサ。
  4. 前記電流路は、鈍角を有して折り曲げられており、
    前記電流路には、傾斜部と平坦部とを有し、
    前記磁電変換素子は、前記平坦部に対応する前記絶縁基板の位置に設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電流センサ。
  5. 前記磁電変換素子は、前記傾斜部の法線方向以外に設けられることを特徴とする請求項4に記載の電流センサ。
  6. 前記磁電変換素子は、前記傾斜部の法線方向に設けられることを特徴とする請求項4に記載の電流センサ。
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