JP2014041008A - 表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンテントとエリアとの組合せを評価することにより、トータルで見た場合に適切となるようコンテントとエリアとを組合せることが可能な表示制御装置を提供する。
【解決手段】 アクティブ状態にあるコンテントでコンテントリストを生成し、必須排他制約式を処理し、必須排他制約式を満たすコンテントリストを生成する。一方、利用可能なエリアの組合せであるエリアリストを生成し、コンテントとエリアとの組合せを組合せリストとして抽出する。そして、組合せリストに含まれる組合せについてコンテント価値及びエリア適性度に基づく評価値を算出し(S180)、組合せリスト毎の評価値を評価基準値として求め、評価基準値が最大となる組合せリストを選択することで(S240)、コンテントとエリアとの組合せを決定する。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両情報などを車室内に用意された表示装置に表示する際、ユーザが把握し易いように表示する技術に関する。
車両の室内で提供される情報は、多岐にわたっている。例えば、車両の状態を示す車速、エンジン回転数、シフトポジション、燃料、水温などが挙げられる。また例えば、ナビゲーションのための地図、エアコンの設定情報、オーディオ情報などが挙げられる。近年では、運転支援のためのナイトビューや、車両内に持ち込んだ携帯端末の情報なども提供されるようになってきた。
これらの情報を提供するための表示装置も、種々のものが搭載されるようになっており、ヘッドアップディスプレイや、ナビゲーションのための地図などが表示される液晶ディスプレイが挙げられる。また、車速などが表示されるメータパネルも液晶などの採用によって種々の情報を提供可能なものがあり、一種の表示装置と言える。
このように提供される情報(以下「コンテント」という)が多くなってきていること、また、複数の表示装置が搭載されることから、どのコンテントをどの表示装置のどの領域(以下「エリア」という)に表示させるのかが、重要となってくる。
従来、携帯端末が生成した複数の画面データを1つのディスプレイに対して割り当てる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、画面データ及び表示領域にそれぞれ優先度を割り当てて、優先度順に領域を決定するものである。
特開2009−140488号公報
しかしながら、コンテントを表示する表示エリアの選定は、全体を見渡して決定すべきであり、上記特許文献1のように優先度の高い順に組み合わせることが、常に最適な組合せになるとは限らない。
例えば、2つのコンテントX,Y、2つのエリアa,bがあった場合、優先度順に組み合わせると「X−a」、「Y―b」のペアになるものとする。このとき、「X−a」の組合せは優先度の高いもの同士の組合せであり最適だとしても、「Y−b」の組合せが不適切となる虞がある。したがって、「X−b」の組合せが最適ではないにしても、トータルで見ると「X−b」,「Y−a」の組合せがより適切となることがあり得る。
本発明の目的は、トータルで見た場合に適切となるようコンテントとエリアとを組合せることが可能な表示制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の表示制御装置は、車両に搭載される表示装置の画面に表示領域として設定される複数のエリアに対し、表示対象となっているコンテントを割り当てて表示するものである。
本発明の表示制御装置は、コンテント管理部、エリア管理部、及び、コンテント割当制御部を備えている。
コンテント管理部は、コンテントの属性であるコンテント情報を対応付けコンテントを管理する。また、エリア管理部は、エリアの属性であるエリア情報を対応付けエリアを管理する。そして、コンテント割当制御部が、コンテントとエリアとの組合せを決定する。
特に本発明では、コンテント割当制御部によって、コンテントリスト生成処理、エリアリスト生成処理、組合せリスト抽出処理、評価基準値算出処理、及び、組合せ決定処理が実行される。
コンテントリスト生成処理は、コンテント管理部にて管理されるコンテントからコンテントリストを生成するものである。コンテントリストは、所定条件を満たすコンテントを並べたものである。なお、コンテントリストは、複数個生成される場合がある。
また、エリアリスト生成処理は、エリア管理部にて管理されるエリアの利用可能な組合せであるエリアリストを生成するものである。後述するようなエリアの分割を考えると、利用可能なエリアの組合せは複数パターンとなることがある。したがって、エリアリストも複数個生成される場合がある。
さらにまた、組合せリスト抽出処理は、エリアリスト及びコンテントリストに基づき、エリアとコンテントとの組合せを組合せリストとして抽出するものである。例えば、エリアリスト及びコンテントリストを一つずつ選択し、エリアとコンテントとの組合せが得られた場合、これを一つの組合せリストとして抽出するという具合である。
組合せリストが抽出されると、評価基準値算出処理により、コンテント情報とエリア情報とに基づいて、組合せリスト毎の評価基準値が算出される。そこで、組合せ決定処理では、組合せリスト毎の評価基準値に基づき、例えば評価基準値が最大となる組合せリストを選択して、コンテントとエリアとの組合せを決定する。
本発明では、コンテントリスト及びエリアリストを最初に生成し、両リストに基づいて、エリアとコンテントとの組合せを組合せリストとして抽出する。つまり、価値の大きなコンテントを優先的にエリアに割り当てるのではなく、組合せの中からベストのものを選ぶのである。
このようにすれば、従来技術のように単に優先度を割り当てる場合とは異なり、抽出された組合せリストの中から組合せリストが選択されることでコンテントとエリアとの組合せが決定されるため、トータルで見た場合に適切となるようコンテントとエリアとを組合せることができる。
具体的には、請求項2に示すように、コンテント情報には、コンテントの有する価値である情報価値が含まれ、エリア情報には、エリアの有する価値である領域価値が含まれることが考えられる。例えば、緊急性の高いコンテントであれば、情報価値が相対的に大きくなるという具合である。また例えば、ヘッドアップディスプレイといった走行中の視線移動が少ないエリアは、領域価値が相対的に大きくなるという具合である。このとき、組合せリスト抽出処理では、情報価値と領域価値とを比較し、情報価値が領域価値を上回る組合せを組合せリストとして抽出する。このようにすれば、情報価値と領域価値とに基づく組合せリストが抽出される。その結果、コンテントとエリアとの適切な組合せを決定することができる。
この場合、請求項3に示すように、評価基準値算出処理では、組合せリスト毎のコンテントの情報価値の合計値を評価基準値として算出することが考えられる。情報価値の合計値を評価基準値とすれば、情報価値の高い組合せリストが選択される。
ところで、コンテント情報とエリア情報とから評価値を算出し、当該評価値の合計値を評価基準値として用いてもよい。
すなわち、請求項4に示すように、評価基準値算出処理では、コンテント情報とエリア情報とから算出される評価値の合計値を評価基準値として算出するようにしてもよい。このようにすれば、コンテントとエリアとの組合せの評価値によって組合せリストが選択されることになり、その結果、コンテントとエリアとの適切な組合せを決定することができる。
具体的には、請求項5に示すように、コンテント情報は、表示対象者毎の情報の価値を示すコンテント価値を含み、エリア情報は、表示対象者毎の場所的な適正度を示すエリア適性度を含んでおり、評価基準値算出処理では、コンテント価値とエリア適性度とから算出される対象者評価値を含む評価値の合計値を評価基準値として算出することが考えられる。ここで表示対象者には、運転者、助手席同乗者、及び、後席同乗者が挙げられる。例えば、運転時に必要なコンテントであれば、運転者にとってのコンテント価値が相対的に大きくなるという具合である。また例えば、ヘッドアップディスプレイといった走行中の視線移動が少ないエリアは、運転者にとってのエリア適性度が相対的に大きくなるという具合である。このようにすれば、コンテント価値とエリア適性度とから得られる対象者評価値を含む評価値によって組合せリストが選択されるため、コンテントとエリアとの適切な組合せを決定することができる。
ところで、コンテントやエリアはそれぞれの特性を有することが考えられる。そこで請求項6に示すように、コンテント情報は、コンテントの特性を示すコンテント特性を含み、エリア情報は、エリアの特性を示すエリア特性を含んでおり、評価基準値算出処理では、コンテント特性とエリア特性とに基づき算出される特性評価値を含む評価値の合計値を評価基準値として算出することが考えられる。このようにすれば、コンテント特性とエリア特性とから得られる特性評価値を含む評価値によって組合せリストが選択されるため、コンテントとエリアとを適切な組合せを決定することができる。
具体的には、請求項7に示すように、コンテント特性には、運転者の視線の動きが問われるか否かを示す視線特性が含まれ、エリア特性には、運転者の視線の動きが大きくなるか否かを示す視線特性が含まれることとしてもよい。例えば「車速」のように運転時に頻繁に確認が必要となるようなコンテントは、運転者の視線の動きが問われるコンテントとなる。また例えば、ヘッドアップディスプレイのように走行中の視線移動が少ないエリアは、運転者の視線の動きが大きくならないエリアとなる。このようにすれば、運転者の視線の動きに関する特性評価値に基づき組合せリストが選択される。
また具体的には、請求項8に示すように、コンテント特性には、表現力が必要となるか否かを示す表現力特性が含まれ、エリア特性には、表現力が大きいか否かを示す表現力特性が含まれることとしてもよい。例えばナビゲーションのための「地図」のように情報量が多いコンテントは、表現力(解像度やカラー表示など)が必要となるコンテントとなる。また例えば、車両中央に設置されるカラー液晶表示装置のエリアは、表現力が大きなエリアとなる。このようにすれば、表現力に関する特性評価値に基づき組合せリストが選択される。
さらにまた具体的には、請求項9に示すように、コンテント特性には、操作が必要となるか否かを示す操作特性が含まれ、エリア特性には、操作が可能か否かを示す操作特性が含まれることとしてもよい。例えば「オーディオ情報」のように楽曲の選択などが行われるコンテントは、操作が必要なコンテントとなる。また例えばタッチパネルが一体となった液晶表示装置のエリアは、操作が可能なエリアとなる。このようにすれば、操作性に関する特性評価値に基づき組合せリストが選択される。
なお、コンテント特性及びエリア特性から特性評価値を導出することが必要になる。そこで、請求項10に示すように、コンテント特性及びエリア特性から特性評価値を導出するための対応情報を記憶する対応情報記憶部を備えることとしてもよい。この場合、評価基準値算出処理では、対応情報記憶部に記憶された対応情報に基づき、コンテント特性及びエリア特性から特性評価値を導出する。例えばコンテント特性及びエリア特性を段階的に表した数値情報とし、両特性値から特性評価値を導出するための適性度を求める適性度テーブルを対応情報として用意するという具合である。このようにすれば、コンテント特性及びエリア特性から比較的簡単に特性評価値を導出することができる。
このとき、請求項11に示すように、対応情報記憶部の対応情報は、車両状況に基づき、変更可能であることとしてもよい。例えば、停車中と走行中とで特性評価値を導出するための対応情報を変更するという具合である。このようにすれば、より適切な特性評価値を導出することができる。
なお、エリアに対しコンテントの表示に要する領域が大きくなると、コンテントをスクロールさせて表示したり、あるいは、コンテントを縮小させて表示したりすることが必要になる。
そこで、請求項12に示すように、コンテント情報は、情報表示に要するサイズであるコンテントサイズを含み、エリア情報は、エリアのサイズであるエリアサイズを含んでおり、組合せリスト抽出処理では、エリアサイズとコンテントサイズとを比較し、コンテントがエリアに収まる組合せを組合せリストとして抽出することとしてもよい。このようにすれば、コンテントをスクロールさせて表示したり、あるいは、コンテントを縮小させて表示したりする必要がなく、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
このようにサイズによって組合せリストを抽出する場合、サイズがマッチするエリアとコンテントとの組合せを選択するようにすれば、余白などが少なくなり、ユーザとって把握し易い情報表示を行うことができる。
そこで、請求項13に示すように、評価基準値算出処理では、組合せリスト毎のエリアサイズとコンテントサイズとの差分に基づく差分相当値の合計値を評価基準値として算出することが考えられる。この場合、評価基準値が最小になる組合せリストを選択して、コンテントとエリアとの組合せを決定する。このようにすれば、コンテントの周りに余白部分が多くなったりすることがなく、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。なお、差分相当値としたのは、差分そのものであってもよいし、差分に基づき算出されるものであってもよいからである。
ところで、コンテントの中には必須表示を必要とするものや排他表示を必要とするものが考えられる。例えば「車速」の場合、アナログ表示(メータ表示)及びデジタル表示(数値表示)の少なくとも一方が必須になるという具合である。
そこで請求項14に示すように、コンテントの必須排他関係を規定するコンテント表示情報を記憶するコンテント表示情報記憶部を備える構成にすることが考えられる。この場合、コンテントリスト生成処理では、コンテント表示情報記憶部に記憶されたコンテント表示情報に基づき、コンテントリストを生成する。このようにすれば、コンテントの必須排他関係を含めてコンテントとエリアとの組合せが決定されるため、より適切な情報表示を行うことができる。
具体的には、請求項15に示すように、コンテント表示情報は、所定の演算子にて示されるコンテントの必須排他関係を示す必須排他制約式とすることが考えられる。この場合、コンテントリスト生成処理では、必須排他制約式を満たすように、コンテントリストを生成する。このようにすれば、コンテントの必須排他関係を含めてコンテントとエリアとの組合せを決定することができる。
また、コンテントと同様、エリアにおいても、あるエリアと別のエリアとを同時に使用したくないといった状況が考えられる。
そこで、請求項16に示すように、エリアの必須排他関係を規定するエリア使用情報を記憶するためのエリア使用情報記憶部を備える構成にすることが考えられる。この場合、エリアリスト生成処理では、エリア使用情報記憶部に記憶されたエリア使用情報に基づき、エリアリストを生成する。このようにすれば、エリアの必須排他関係を含めてエリアに対してコンテントが割り当てられるため、より適切な情報表示を行うことができる。
具体的には、請求項17に示すように、エリア使用情報は、所定の演算子にて示されるエリアの必須排他関係を示す必須排他制約式とすることが考えられる。この場合、エリアリスト生成処理では、エリアの必須排他制約式を満たすように、エリアリストを生成する。このようにすれば、エリアの必須排他関係を含めてコンテントとエリアとの組合せを決定することができる。
ところで、コンテントの数が増えると、エリアを分割して表示する必要が生じる。そこで、請求項18に示すように、エリア管理部は、所定のエリアを、単一のエリアとして管理可能であると共に、当該エリアを分割した複数のエリアとしても管理可能とし、単一エリアの下位層に複数のエリアが位置する階層データ構造を有する構成とすることが考えられる。つまり、エリアを予め分割しておき、分割前のエリアを親とし、分割したエリアを子として管理するのである。この場合、組合せリスト抽出処理では、階層データ構造に基づき利用可能なエリアを抽出し、組合せリストを抽出する。このようにすれば、エリア同士の親子関係を容易に判断できる。
なお、車両状況によって、コンテントのコンテント情報を変更するようにしてもよい。そこで、請求項19に示すように、コンテント管理部は、車両状況に基づき、コンテント情報を変更可能であることとしてもよい。例えば、停車中と走行中とでコンテントに対応付けられるコンテント情報を変更するという具合である。このようにすれば、より適切なエリアとの組合せが決定される。
同様に、車両状況によって、エリアのエリア情報を変更するようにしてもよい。すなわち、請求項20に示すように、エリア管理部は、車両状況に基づき、エリア情報を変更可能であることとしてもよい。例えば、停車中と走行中とでエリアに対応付けられるエリア情報を変更するという具合である。このようにすれば、より適切なエリアとの組合せが決定される。
また、請求項21に示すように、コンテント管理部が、コンテント毎に表示対象とするか否かを管理するようにしてもよい。例えば、コンテント毎に表示/非表示の状態を示すフラグなどを対応付けるという具合である。このようなフラグは、例えば車両状況によってセットされたりリセットされたりすることが考えられる。また、ユーザ操作によってセットされたりリセットされたりすることが考えられる。さらにまた、コンテントからの表示要求の有無によってセットされたりリセットされたりすることが考えられる。この場合、コンテントリスト生成処理では、表示対象のコンテントからコンテントリストを作成する。このようにすれば、コンテントを表示対象とするか否かを簡単に管理することができる。
ところで、コンテントの種類によっては適切なエリアが予め定まる場合もあり得る。そこで、請求項22に示すように、特定コンテントの特定エリアに対する割当情報を記憶する割当情報記憶部を備え、組合せリスト抽出処理では、割当情報記憶部に記憶された割当情報に基づき、組合せリストを抽出することとしてもよい。割当情報は、予め設定されるものとしてもよいし、ユーザが任意に設定できるものとしてもよい。このようにすれば、より適切なエリアにコンテントを割り当てることができ、そのデザイン性を確保することができる。また、ユーザの所望するエリアに所望するコンテントを割り当てることができる。
なお、上述したコンテントは、請求項23に示すように、コンテント管理部によって、車両内のネットワークを介して取得されることが考えられる。また、請求項24に示すように、新たに接続された外部機器から取得可能な構成としてもよい。ここでいう外部機器には、例えばスマートフォンなどの携帯電話機や、PDAと呼ばれる情報端末などが含まれる。つまり、コンテントにコンテント情報を対応付けて管理すれば、コンテントの種類によらず同一のアルゴリズムでコンテントとエリアとの組合せを決定することができる。
また、エリアについても同様に、エリアにエリア情報を対応付けて管理すれば、表示装置の種類によらず、同一のアルゴリズムでコンテントとエリアとの組合せを決定することができる。そこで、請求項25に示すように、エリア管理部は、複数台の表示装置に対しエリアを管理することが考えられる。この場合、請求項26に示すように、エリア管理部は、表示装置の一部が着脱されると、管理するエリアを更新することが考えられる。例えば、表示装置がエリア情報を有する構成ならば、着脱される表示装置からのエリア情報によって、管理するエリアのエリア情報を更新するという具合である。
表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。 コンテント及びエリアに対応付けられる属性を示す説明図である。 エリア管理部におけるエリアの階層データ構造を示す説明図である。 (a)は視線適性度テーブルを示す説明図であり、(b)は表現力適性度テーブルを示す説明図であり、(c)は操作適性度テーブルを示す説明図である。 所定の演算子を用いて規定される必須排他制約式の処理を示す説明図である。 表示制御処理の前半部分を示すフローチャートである。 表示制御処理の後半部分を示すフローチャートである。 エリアリストの生成を具体的に示す説明図である。 エリアリストの生成を具体的に示す説明図である。 (a)はエリアリストを示す説明図であり、(b)はコンテントリストを示す説明図であり、(c)は割当情報を示す説明図であり、(d)は組合せリストを示す説明図である。 価値変更処理を示すフローチャートである。 別実施形態においてコンテント及びエリアに対応付けられる属性を示す説明図である。 表示制御処理の具体例を示す説明図である。 メータパネルに設定されるエリアの区分を例示する説明図である。 ヘッドアップディスプレイに設定されるエリアの区分を例示する説明図である。 メータパネル及びヘッドアップディスプレイのエリアの階層構造を示す説明図である。 メータパネル及びヘッドアップディスプレイのエリアに割り当てられるコンテントを例示する説明図である。 メータパネルにおける画面遷移を例示する説明図である。 コンテントの優先度を示す説明図である。 メールコンテントの必須表示を例示する説明図である。 メータパネル及びヘッドアップディスプレイにおける画面遷移を例示する説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態の表示制御装置1の概略構成を示すブロック図である。
表示制御装置1は、制御部10を中心に構成されている。制御部10には、3台の表示装置21,22,23、及び、入出力IF30が接続されている。なお、以下では、3台の表示装置21〜23を区別するため、必要に応じて「A表示装置21」、「B表示装置22」、「C表示装置23」と記述する。
3台のA〜Cの表示装置21〜23はそれぞれ、例えばヘッドアップディスプレイ、メータパネル、ナビゲーションのための地図などを表示するカラー液晶表示装置などとして具現化される。ただし、これに限られるものではない。
入出力IF30は、車両内のネットワーク(例えばCAN)に接続するための構成であり、入出力IF30を介し、表示制御装置1は、マルチメディアECU41、車速ECU42、エンジン回転数センサ43、各種ECU44、及び、各種センサ45に接続されている。各種ECU44には、例えばナビゲーションECUなどが含まれる。また、各種センサ45には、車室外の気温を検知する外気温センサやエンジン冷却水の温度を検知する水温センサなどが含まれる。
このような構成により、表示制御装置1は、ネットワークを介して各種のコンテントを取得可能となっている。コンテントは、マルチメディアECU41から取得される「オーディオ情報」、車速ECU42から取得される「車速」、エンジン回転数センサ43から取得される「エンジン回転数」、各種ECU44に含まれるナビゲーションECUから取得される「地図」、各種センサ45に含まれる外気温センサから取得される「外気温」など様々である。
制御部10は、コンテント管理部11、エリア管理部12、割当管理部13、コンテント割当制御部14、及び、表示レイアウト制御部15を有している。
コンテント管理部11は、上述した種々のコンテントを管理するための機能を有し、カテゴリーの異なるコンテントも同様に管理している。コンテント管理部11は、コンテントに対し、図2に示すように、「コンテント価値」、「コンテントサイズ」、「表示状態」及び「コンテント特性」という4つの属性(パラメータ)を対応付けて記憶する記憶装置を備えている。
本実施形態におけるコンテント価値とは、表示対象者毎のコンテントの価値、すなわち、他のコンテントと比較して当該コンテントが、特定の表示対象者にとってどの程度有用であるか、を示すものである。本実施形態では、表示対象者は、運転者、助手席同乗者、後席同乗者である。つまり、コンテントの価値は、表示対象者によって異なる。例えば「車速」や「エンジン回転数」といったコンテントは、運転者にとって価値(有用性)の高い情報となる。そのため、コンテント価値[運転者]、コンテント価値[助手席同乗者]、及び、コンテント価値[後席同乗者]という3つの価値を各コンテントが有している。なお、本実施形態では、コンテント価値が「0」以上の数値として記憶されているものとする。なお、本実施形態では、表示対象者を、運転者、助手席同乗者、後席同乗者としているが、さらに、後席同乗者を左側と右側とで区別するなどしてもよいし、反対に、運転者だけを表示対象者としてコンテント価値を設定してもよい。
またコンテントサイズは、コンテントの表示に要する領域の大きさであり、例えば縦及び横のピクセル数で表される。
さらにまた表示状態は、そのコンテントが表示対象であるか否かを示すフラグ情報であり、表示対象であることを示す「アクティブ状態」又は表示対象でないことを示す「非アクティブ状態」のいずれかが設定される。
具体的には、各コンテントは、車両状況やユーザ操作に応じて「アクティブ状態」と「非アクティブ状態」とが切り替えられる。例えば、シフトレンジがRの時はリアビューカメラによって撮影された情報に基づく「バックモニタ」のコンテントが「アクティブ状態」となり、シフトレンジがR以外の時は「バックモニタ」のコンテントが「非アクティブ状態」になるという具合である。また例えば、ユーザがオーディオスイッチをオンにするとオーディオコントロールパネル等の「オーディオ情報」のコンテントが「アクティブ状態」となり、オーディオスイッチをオフにすると「オーディオ情報」のコンテントが「非アクティブ状態」になるという具合である。
またコンテント特性は、ユーザが当該コンテントを活用するために表示エリアに求める特性を示すものである。本実施形態では、視線特性、表現力特性、操作特性という3つのコンテント特性が各コンテントに紐付けられている。
ここで、視線特性は、運転者が視線を動かす必要が無い、運転者にとって見易い表示エリアに配置すべきか否かを表す指標として設定され、「1」〜「5」の5段階で示されている。視線動作を許容しないコンテントほど特性値が大きくなっている。視線動作を許容しないコンテントとは走行にあたって頻繁に確認が必要なコンテントであり、例えば、「車速」が挙げられる。なお、視線特性は、運転者に対する特性となっている。
表現力特性は、コンテントを表示する上で、表示エリアの表現力(解像度やカラーなど)が必要であるか否かを「1」〜「5」の5段階で示す指標として設定され、表現力が必要なコンテントほど値が大きくなっている。表現力が必要なコンテントとは情報量の多いコンテントであり、例えばナビゲーションのための「地図」が挙げられる。
操作特性は、コンテントに対する操作が必要であるか否かを「1」〜「5」の5段階で示す指標として設定され、操作が必要なコンテントほど値が大きくなっている。操作が必要なコンテントには、例えば再生曲を選択するなどの操作が発生するという意味で「オーディオコントロールパネル」などが挙げられる。
なお、本実施形態では、特性を「1」〜「5」の5段階で表したが、これには限定されない。少なくとも2以上に段階分けすればよい。
図1の説明に戻り、エリア管理部12は、表示領域としての複数のエリアを管理するための機能を有する。本実施形態におけるエリアは、A〜Cの3台の表示装置21〜23の画面に対して設定されている。エリア管理部12は、A〜Cの3台の表示装置21〜23のエリアを同様に管理している。すなわち、A表示装置21のエリアもB表示装置22のエリアも区別なく管理している。ただし、本実施形態のエリア管理部12は、各エリアに対し、図2に示すように、「エリア適性度」、「エリアサイズ」及び「エリア特性」という3つの属性(パラメータ)を紐付けて記憶する記憶装置を備えている。
ここでエリア適性度とは、表示対象者毎に当該エリアの見易さを示す指標である。表示対象者は、上述したように、運転者、助手席同乗者、後席同乗者である。つまり、エリア適性度は、表示対象者によって異なる。例えばメータパネルのエリアは運転者にとってエリア適性度が大きくなり、また例えばナビゲーションのための地図などを表示する液晶表示装置のエリアは、運転者及び助手席同乗者にとってエリア適性度が大きくなる。そのため、エリア適性度[運転者]、エリア適性度[助手席同乗者]、及び、エリア適性度[後席同乗者]という3つの適性度を各エリアが有している。なお、本実施形態では、エリア適性度を「1」〜「10」の10段階で示すものとする。ただし、これには限定されない。
またエリアサイズは、エリアの大きさであり、コンテントサイズと同様、例えば縦及び横のピクセル数で示される。
さらにまたエリア特性は、上記コンテント特性と対応するエリアの特性を示すものである。本実施形態では、視線特性、表現力特性、操作特性という3つの特性が各エリアに紐付けられている。
視線特性は、表示対象者がその視線を動かす必要があるか否かを「1」〜「5」の5段階で示しており、視線を動かす必要がないエリアほど値が大きくなっている。視線が動かないエリアには、例えばヘッドアップディスプレイのエリアが挙げられる。なお、視線特性は、運転者に対する特性となっている。
表現力特性は、エリアの表現力(解像度やカラーなど)が高いか否かを「1」〜「5」の5段階で示しており、表現力の大きなエリアほど値が大きくなっている。表現力の高いエリアには、例えばナビゲーションのための地図などを表示する液晶表示装置のエリアが挙げられる。
操作特性は、当該エリアの操作性が高いか否かを「1」〜「5」の5段階で示しており、複雑な操作が可能なエリアほど値が大きくなっている。複雑な操作が可能なエリアには、例えばタッチパネルが一体となった液晶表示装置のエリアが挙げられる。
なお、本実施形態では、エリア特性を「1」〜「5」の5段階で表したが、これには限定されない。少なくとも2以上に段階分けすればよい。
また、エリア管理部12は、A〜Cの表示装置21〜23に設定される複数のエリアを階層データ構造で管理する。換言すると、各表示装置21〜23の表示画面を単一のエリアとして用いたり、複数の分割された表示エリアとして用いたりするために、エリア管理部12は、各エリアの階層構造関係を示す変数を記憶する記憶装置を備えている。例えば、A表示装置21のエリアを例に挙げて説明すると、図3に示す如く、A表示装置21の表示画面は、表示エリアa乃至gを提供可能であり、上記記憶装置は、各エリアの包含関係を記憶している。各エリアの包含関係は、コンテントとエリアとの組合せを抽出する際に、参照され、既に占有されたエリアに包含されるエリアは、コンテントの割り当て対象となるエリアから除外される。
A表示装置21の表示領域は、図3(a)に示すように、画面全体を使用するaエリア、このaエリアを左右2つに分割したbエリア及びcエリア、さらに、bエリアを左右2つに分割したdエリア及びeエリア、cエリアを上下2つに分割したfエリア及びgエリアとして設定されているものとする。
このとき、図3(b)に示すように、aエリアを最上位の階層のエリアとして管理する。aエリアの直下の階層にb及びcのエリアを管理し、b及びcのエリアの直下の階層にそれぞれ、d及びeのエリアとf及びgのエリアとを管理する。
図1に戻り、割当管理部13は、コンテント特性及びエリア特性に基づく適性度を算出するための適性度テーブル、後述する必須排他制約式、及び、特定エリアに対する特定コンテントの割当情報を記憶している。
適性度テーブルには、コンテント及びエリアの視線特性に基づき視線適性度を算出するための視線適性度テーブル(図4(a)参照)、コンテント及びエリアの表現力特性に基づき表現力適性度を算出するための表現力適性度テーブル(図4(b)参照)、コンテント及びエリアの操作特性に基づき操作適性度を算出するための操作適性度テーブル(図4(c)参照)が含まれる。
なお、これらの適性度テーブルは「1」〜「10」の10段階で適性度を表現しており、適性度が大きいほど値が大きくなっている。なお、エリア適性度と同様、10段階での表現に限定されるものではない。
これらの適性度テーブルにより、各コンテントの有するコンテント特性と各エリアの有するエリア特性とから、特性別の適性度が算出される。例えば、情報量の多いナビゲーションのための「地図」は表現力が必要なコンテントとして表現力特性が「5」となっており、表現力の高い液晶表示装置のエリアは表現力特性が「5」となっているものとする。この場合、図4(b)の例では、表現力適性度が最大値「10」として算出される。これは、コンテント「地図」と液晶表示装置のエリアとを組み合わせる際の表現力適性度が最大になることを示している。
なお、例えば情報量が少なく表現力を必要としない表現力特性「1」のコンテントを表現力の高い表現力特性「5」のエリアへ配置する場合、オーバースペックとなる。このようなオーバースペックの組合せは、各適性度テーブルの左上から右下への対角ラインよりも下の部分に現れる。なお、本実施形態では、後述するように、コンテントとエリアとの組合せにおいて評価値の合計を算出し、コンテントとエリアとの最適な組合せを抽出する。したがって、オーバースペックであっても最大値「10」を割り当てている。
具体的に、Xコンテント(表現力特性「5」)とaエリア(表現力特性「5」)との組合せ及びYコンテント(表現力特性「1」)とbエリア(表現力特性「1」)との組合せが最適だと仮定する。このとき、表現力適性度は、図4(b)によれば、共に「10」となり、その合計値は「20」となる。
一方、Yコンテント(表現力特性「1」)とaエリア(表現力特性「5」)との組合せ及びXコンテント(表現力特性「5」)とbエリア(表現力特性「1」)との組合せを考えると、前者はオーバースペックとなっており表現力適性度が「10」となるものの、後者は表現力適性度が「2」となり(図4(b)参照)、その合計値は「12」となる。
つまり、本実施形態では、コンテントとエリアとの全ての組合せにおいて評価値の合計を算出するようにしたため、オーバースペックの部分に最大値「10」を割り当てても問題なく目的を達成可能となる。
また、必須排他制約式は、例えば、必要なコンテントがちゃんとどこかのエリアに割り当てられるようにしたり、重複する内容のコンテントを冗長に複数のエリアに表示したりしないようにするため予め定められた制約式である。
本実施形態における必須排他制約式は、「&」、「|」、「^」、「/」、「+」という5つの演算子によって定義されている。各演算子の持つ意味は、図5(a)に示す如くである。すなわち、XとYとが共にアクティブコンテントであった場合、
X&Yは、XとYとの両方を必ず表示することを意味する。
X|Yは、X、Yの少なくとも一方を表示することを意味する。
X^Yは、X、Yのいずれか一方を表示することを意味する。
X/Yは、X、Yのいずれか一方を表示するか、又は、XもYも表示しないことを意味する。
X+Yは、XとYと両方を表示するか、又は、XもYも表示しないことを意味する。
なお、X/YはX&Yの逆の意味、すなわち否定を示す演算子「!」を使って記述すると「!(X&Y)」であり、X+YはX^Yの逆の意味、すなわち「!(X^Y)」となっている。本実施形態では、後述する表示制御処理にて、演算子に対する処理を行う。このとき、処理を簡単にするため、あえて否定を示す演算子「!」を使用することを避けている。
さらにまた、特定エリアに対する特定コンテントの割当情報は、予め定められた特定のエリアと予め定められた特定のコンテントとの対応関係を示すものである。すなわち、本実施形態では、コンテントとエリアとの割り当てを行うものであるが、この割当情報を参照することで、一部のコンテントについては、予め指定されたエリアへの割り当てを行う。割当情報は、図10(c)に示す如くである。図10(c)の上段には、Xコンテントがa又はbのエリアに割り当てられることが示されている。また、中段には、Zコンテントがa又はcのエリアに割り当てられることが示されている。さらにまた、下段には、Wコンテントがb又はdのエリアに割り当てられることが示されている。なお、図10の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)については後述する。
本実施形態では、以上のようなコンテント管理部11、エリア管理部12及び割当管理部13に記憶される情報に基づき、コンテント割当制御部14が、コンテントとエリアとの全ての組合せについて評価値を算出し、コンテントとエリアとの組合せを記憶する。また、コンテント割当制御部14によって記憶されるコンテントとエリアとの組合せに基づき、コンテントを表示するのが、表示レイアウト制御部15である。
次に、表示制御処理について説明する。図6は、表示制御処理の前半部分を示すフローチャートであり、図7は、表示制御処理の後半部分を示すフローチャートである。なお、以下では適宜、コンテント価値及びエリア適性度をまとめて「価値」といい、コンテントサイズ及びエリアサイズをまとめて「サイズ」という。
最初のS100では、価値変更処理を実行する。この処理は、車両の状況(本実施形態では走行中であるか停車中であるかという走行状況)に基づき、コンテントのコンテント価値及びエリアのエリア適性度を変更するものである。
なお、本実施形態では価値変更処理を実行するものとしたが、この処理は必須のものではないため、別の形態として価値変更処理を省略することも考えられる。また、所定条件の成立時にだけ実行する構成としてもよい。
次のS110では、コンテントリストを生成する。この処理は、コンテントの属性である表示状態が「アクティブ状態」となっているコンテントを抽出して並べ替えるものである。例えば、X,Y,Z,Wのコンテントがあり、「アクティブ状態」となっているコンテントが「X,Z,W」であれば、コンテントリストは「X,Z,W」となる。
続くS120では、必須排他制約式を処理する。必須排他制約式をそのまま上記コンテントリストのコンテントに適用しようとしても、必須排他制約式には、表示状態が「非アクティブ状態」となっているコンテントも含まれている。そのため、本実施形態では予め「非アクティブ状態」となっているコンテントを含む必須排他制約式を等価でより簡単な必須排他制約式に読み替える処理を行っている。
具体的には、図5(b)に示すように、必須排他制約式から構文ツリーを作る。図5(b)では、「(X&Y)^Z」の必須排他制約式が構文ツリーとして示されている。このとき、X及びZのコンテントが「アクティブ状態」であり、Yコンテントが「非アクティブ状態」であるものとする。この場合、Yコンテントを構文ツリーから削除すると共に、その上位の演算子「&」を構文ツリーから削除する(記号J参照)。これにより、構文ツリーは図5(c)に示す如くとなり、必須排他制約式は、「X^Z」となる。このように、「非アクティブ状態」のコンテントとその上位の演算子を削除するという手法は、上位演算子が「&」、「|」、「^」の場合に適用される。
一方、上位演算子が「/」の場合には、図5(d)に示すように、「非アクティブ」のYのコンテント及びその上位の演算子「/」を削除すると共に(記号L参照)、削除した演算子「/」の下位のコンテントXも削除する(記号K参照)。演算子が「+」の場合も同様である。
なお、このような必須排他制約式の処理を行う場合、否定を示す演算子を用いると期待する結果が得られないため、本実施形態では、否定を示す演算子を用いていない。
次のS130では、上記のステップで簡素化された必須排他制約式に基づくコンテントリストを生成する。例えば、図5(c)で示すように必須排他制約式「X^Z」があるものとし、S110で生成されたコンテントリストが「X,Z,W」であれば、コンテントリスト中、XとZには、「X、Zのいずれか一方を表示する」という制約条件が課せられているので、新たなリストとして、「X,W」、「Z,W」という2つのコンテントリストを生成することになる(図10(b)参照)。ここでは、X及びZのいずれかが必須表示となっている。このように、必須排他制約式に基づいて必須表示が要求されるX及びZのコンテントに対しては、コンテントリストに含まれる他のコンテントと区別するために、必須表示であることを示すフラグがセットされる。
続くS140では、エリアリストを生成する。エリアリストとは、利用可能なエリアの組合せである。エリア管理部12がA〜Cの表示装置21〜23のエリアを階層構造を伴って記憶していることは、既に述べた。ここでは、このような階層データ構造に基づき、利用可能なエリアの組合せをエリアリストとして生成する。例えば図3(b)に示すような階層データ構造がある場合、図8(a)に示すように、aエリアがエリアリストの一つとして抽出される。aエリアが利用される場合、他のb〜gのエリアは利用することができない。また、図8(b)に示すように、b及びcの2つのエリアがエリアリストの一つとして抽出される。同様に、図8(c)に示すように、b、f、gの3つのエリアがエリアリストとして、図9(a)に示すように、c、d、eの3つのエリアがエリアリストとして、図9(b)に示すように、d、e、f、gの4つのエリアがエリアリストとして抽出される。つまり、図3(b)に示すような階層データ構造に基づく場合、5つのエリアリスト「a」、「b、c」、「b、f、g」、「c、d、e」及び「d、e、f、g」が抽出される(図10(a)参照)。
次のS150では、組合せリストを抽出する。この処理は、コンテントとエリアとの組合せを組合せリストとして抽出するものである。上述したように、S130の処理によって必須制約式を満たすコンテントリストが生成される(図10(b)参照)。また、S140の処理によってエリアリストが生成される(図10(a)参照)。そこで、ここでは、エリアリスト及びコンテントリストを一つずつ取り出し、割当情報、サイズ、及び、必須表示が要求されるコンテントであるか否かのフラグを基に、組合せリストを抽出する。
最初に、図10(a)のエリアリスト「aエリア」を取り出し、図10(b)のコンテントリスト「X,W」を取り出す。このとき、図10(c)に示す割当情報には、Xコンテントをa又はbのエリアへ割り当てることが示されている。したがって、組合せ「X−a」が成立する。なお、コンテントリストは「X,W」であるが、エリアリストにaエリアしかないため、組合せは「X−a」となる。このとき、必須表示が要求されるXコンテントが含まれているため、組合せリストは「X−a」となる(図10(d)参照)。
次に、図10(a)のエリアリスト「aエリア」を取り出し、図10(b)のコンテントリスト「Z,W」を取り出す。このとき、図10(c)に示す割当情報には、Zコンテントをa又はcのエリアへ割り当てることが示されている。したがって、組合せ「Z−a」が成立する。なお、コンテントリストは「Z,W」であるが、エリアリストにaエリアしかないため、組合せは「Z−a」となる。このとき、必須表示が要求されるZコンテントが含まれているため、2つ目の組合せリストは、「Z−a」となる(図10(d)参照)。
次に、図10(a)のエリアリスト「b,cエリア」を取り出し、図10(b)のコンテントリスト「X,W」を取り出す。このとき、図10(c)に示す割当情報には、Xコンテントをa又はbのエリアへ割り当てることが示されている。したがって、組合せ「X−b」が成立する。続いてコンテントリストからWコンテントを取り出し、cエリアとの組合せを考える。このとき、割当情報には、Wコンテントをb又はdのエリアへ割り当てることが示されている。したがって、組合せ「W−c」は成立せず、組合せは「X−b」となる。このとき、必須表示が要求されるXコンテントが含まれているため、3つ目の組合せリストは「X−b」となる(図10(d)参照)。
次に、図10(a)のエリアリスト「b,cエリア」を取り出し、図10(b)のコンテントリスト「Z,W」を取り出す。このとき、図10(c)に示す割当情報には、Zコンテントをa又はcのエリアへ割り当てることが示されている。したがって、組合せ「Z−c」が成立する。続いてコンテントリストからWコンテントを取り出し、bエリアとの組合せを考える。このとき、割当情報には、Wコンテントをb又はdのエリアへ割り当てることが示されている。したがって、組合せ「W−b」が成立する。すなわち、組合せは「Z−c,W−b」となる。このとき、必須表示が要求されるZコンテントが含まれているため、4つ目の組合せリストは「Z−c,W−b」となる(図10(d)参照)。
同様に、エリアリストを1つずつ取り出し、各コンテントリストとの組合せで有効なものを抽出していく。このとき、割当情報が用いられるのであるが、割当情報にないコンテントとエリアとの組合せは除外される。また、コンテントサイズとエリアサイズとの関係でサイズ的に割り当てられないエリアが存在し、このような組合せは除外される。
このようにS150の処理により、図10(d)に示すような複数の組合せリストが作成される。なお、M個の組合せリストが作成されたものとして説明を続ける。
続くS160では、組合せリストを示す変数mを「1」として初期化する。この変数mがインクリメントされる毎に、1番目の組合せリスト→2番目の組合せリスト→3番目の組合せリスト→・・・という具合に処理されることなる。
次のS170では、組合せを示す変数nを「1」として初期化する。この変数nがインクリメントされる毎に、m番目の組合せリストの1番目の組合せ→m番目の組合せリストの2番目の組合せ→m番目の組合せリストの3番目の組合せ→・・・という具合に処理されることになる。
図7中のS180では、評価値を算出する。この処理は、m番目の組合せリストのn番目の組合せの評価値を算出するものである。
具体的に、本実施形態では、評価値は、対象者評価値と特性評価値とで算出される。
対象者評価値には、運転者評価値(DE)、助手席同乗者評価値(AE)、及び、後席同乗者評価値(RE)がある。また、特性評価値には、運転者特性評価値(DCE)、助手席同乗者特性評価値(ACE)、及び、後席同乗者特性評価値(RCE)がある。なお、式を煩雑にしないために、運転者を「D」、助手席同乗者を「A」、後席同乗者を「R」で表すと、本実施形態では、それぞれ、

DE=K[D]×コンテント価値[D]×エリア適性度[D]
AE=K[A]×コンテント価値[A]×エリア適性度[A]
RE=K[R]×コンテント価値[R]×エリア適性度[R]
DCE=(K1×視線適性度+K2×表現力適性度+K3×操作適性度)÷(K1+K2+K3)
ACE=(K4×表現力適性度+K5×操作適性度)÷(K4+K5)
RCE=(K6×表現力適性度+K7×操作適性度)÷(K6+K7)

となる。
ここでK[D],K[A],K[R]は、運転者、助手席同乗者、及び、後席同乗者の存在を示すものであり、乗車時に「1」となり、非乗車時に「0」となる。また、K1〜K7は、重み付け係数である。
なお、視線適性度は、運転者についてのみの特性であるため、ACE及びRCEの算出には用いられない。
そして、求める評価値は、

評価値 = DE×DCE+AE×ACE+RE×RCE

となる。
S190では、S180において評価値を求めたコンテントとエリアとの組合せ、及び、当該組合せの評価値を記憶する。
続くS200では、変数nが組合せの個数Nに等しいか否かを判断する。この処理は、m番目の組合せリストに含まれる全ての組合せを処理したか否かを判断するものである。ここでn=Nである場合(S200:YES)、S220へ移行する。一方、n≠Nである場合(S200:NO)、すなわち処理していない組合せがあるうちは、S210にて変数nをインクリメントし、S180からの処理を繰り返す。
S220では、変数mが組合せリストの個数Mに等しいか否かを判断する。この処理は、全ての組合せリストを処理したか否かを判断するものである。ここでm=Mである場合(S220:YES)、S240へ移行する。一方、m≠Mである場合(S220:NO)、すなわち処理していない組合せリストがあるうちは、S230にて変数mをインクリメントし、図6中のS170からの処理を繰り返す。
S240では、それぞれの組合せリストにおける評価値の合計に基づき、最も評価値の合計が大きくなった組合せリストを選択する。
続くS250では、S240で選択した組合せリストにおけるコンテントとエリアとの組合せを読み出す。
なお、S110〜S250までの処理は、コンテント割当制御部14の機能として実現される。
S260では、コンテントを表示する。この処理は、S250にて読み出されたコンテントとエリアとの組合せでコンテントをエリアに表示するものであり、表示レイアウト制御部15の機能として実現される。
次に、図6中のS100の価値変更処理について説明する。図11は、価値変更処理を示すフローチャートである。
最初のS101では、車両が走行中か否かを判断する。この判断は、例えば車速ECU42から送出される「車速」に基づいて行われる。ここで走行中であると判断された場合(S101:YES)、S102にてコンテントのコンテント価値を走行中におけるコンテント価値に変更し、S103にてエリアのエリア適性度を走行中におけるエリア適性度に変更し、その後、価値変更処理を終了する。一方、走行中でないと判断された場合(S101:NO)、すなわち停車中である場合には、S104にてコンテントのコンテント価値を停車中におけるコンテント価値に変更し、S105にてエリアのエリア適性度を停車中におけるエリア適性度に変更して、その後、価値変更処理を終了する。
コンテントに対する走行中/停車中のコンテント価値及びエリアに対する走行中/停車中のエリア適性度は、予め決められているものとする。例えばマルチメディアECU41から取得されるコンテントは、停車中に比べ走行中には安全面などから価値が減ることが考えられる。このようなコンテントに対しては、走行中のコンテント価値が停車中のコンテント価値よりも小さく設定されている。また、走行中には、視線の動きが極力少なくなるエリアの適性度が増すことが考えられる。したがって、このようなエリアに対しては、走行中のエリア適性度が停車中のエリア適性度よりも大きく設定されている。
次に、より具体的な例を挙げて、上述した表示制御処理を説明する。
ここでは、図13(a)に示すように、「車速」及びナビゲーションのための「地図」のコンテントがアクティブとなっている場合を考える。「車速」コンテントは車速のデジタル表示であり、「地図」コンテントは、ナビゲーションのための地図表示である。
一方、表示対象となるエリアは、「メータパネル」のエリア、及び、車両の中央に配置される「液晶表示装置」のエリアを考える。
上述したように、コンテント価値は、コンテント価値[運転者]、コンテント価値[助手席同乗者]、コンテント価値[後席同乗者]で示される。これらの価値をそれぞれC[D]、C[A]、C[R]と示すことにする。また、コンテント特性は、視線特性、表現力特性、操作特性で示される。これらの特性をそれぞれEC、RC、OCと示すことにする。
ここで具体的に「車速」コンテントは、C[D]=50、C[A]=10、C[R]=10、EC=5、RC=3、OC=2であるとする。
また、「地図」コンテントは、C[D]=40、C[A]=40、C[R]=30、EC=4、RC=4、OC=4であるとする。
同様に、エリア適性度は、エリア適性度[運転者]、エリア適性度[助手席同乗者]、エリア適性度[後席同乗者]で示される。これらの適性度をそれぞれA[D]、A[A]、A[R]と示すことにする。また、エリア特性は、視線特性、表現力特性、操作特性で示される。これらの特性をそれぞれEA、RA、OAと示すことにする。
ここで具体的に「メータパネル」エリアは、A[D]=10、A[A]=2、A[R]=2、EA=4、RA=3、OA=3であるとする。
また、「液晶表示装置」エリアは、A[D]=7、A[A]=10、A[R]=5、EA=3、RA=4、OA=5であるとする。
このとき、一つの組合せリスト(以下「組合せリストA」という)が、「車速」−「メータパネル」、「地図」−「液晶表示装置」というものである。また、もう一つの組合せリスト(以下「組合せリストB」という)が、「車速」−「液晶表示装置」、「地図」−「メータパネル」というものである(図6中のS150)。実際にそれぞれの組合せの評価値を計算し(図7中のS180)、組合せリスト毎の評価値の合計を計算する。なお、運転者、助手席同乗者、及び、後席同乗者は存在するものとして説明を続ける。すなわち、K[D]=K[A]=K[R]=1である。
(1)組合せリストAの評価値合計
(1−1)「車速」−「メータパネル」の評価値
DE=K[D]×C[D]×A[D]=1×50×10=500
AE=K[A]×C[A]×A[A]=1×10×2=20
RE=K[R]×C[R]×A[R]=1×10×2=20
また、EC=5、EA=4であるため、図4(a)から、視線適性度「8」となる。RC=3、RA=3であるため、図4(b)から、表現力適性度「10」となる。OC=2、OA=3であるため、図4(c)から、操作適性度「10」となる。
ここで、重み付け係数K1〜K7を「1」とすると、
DCE=(8+10+10)/3=9.333…
ACE=(10+10)/2=10
RCE=(10+10)/2=10
したがって、
評価値=DE×DCE+AE×ACE+RE×RCE
=4666+200+200=5066
(1−2)「地図」−「液晶表示装置」
DE=K[D]×C[D]×A[D]=1×40×7=280
AE=K[A]×C[A]×A[A]=1×40×10=400
RE=K[R]×C[R]×A[R]=1×30×5=150
また、EC=4、EA=3であるため、図4(a)から、視線適性度「8」となる。RC=4、RA=4であるため、図4(b)から、表現力適性度「10」となる。OC=4、OA=5であるため、図4(c)から、操作適性度「10」となる。
ここで、重み付け係数K1〜K7を「1」とすると、
DCE=(8+10+10)/3=9.333…
ACE=(10+10)/2=10
RCE=(10+10)/2=10
したがって、
評価値=DE×DCE+AE×ACE+RE×RCE
=2613+4000+1500
=8113
上記(1−1)、(1−2)から、組合せリストAの評価値合計は、「13179」となる。
(2)組合せリストBの評価値合計
(2−1)「車速」−「液晶表示装置」の評価値
DE=K[D]×C[D]×A[D]=1×50×7=350
AE=K[A]×C[A]×A[A]=1×10×10=100
RE=K[R]×C[R]×A[R]=1×10×5=50
また、EC=5、EA=3であるため、図4(a)から、視線適性度「6」となる。RC=3、RA=4であるため、図4(b)から、表現力適性度「10」となる。OC=2、OA=5であるため、図4(c)から、操作適性度「10」となる。
ここで、重み付け係数K1〜K7を「1」とすると、
DCE=(6+10+10)/3=8.666…
ACE=(10+10)/2=10
RCE=(10+10)/2=10
したがって、
評価値=DE×DCE+AE×ACE+RE×RCE
=3033+1000+500
=4533
(2−2)「地図」−「メータパネル」
DE=K[D]×C[D]×A[D]=1×40×10=400
AE=K[A]×C[A]×A[A]=1×40×2=80
RE=K[R]×C[R]×A[R]=1×30×2=60
また、EC=4、EA=4であるため、図4(a)から、視線適性度「10」となる。RC=4、RA=3であるため、図4(b)から、表現力適性度「8」となる。OC=4、OA=3であるため、図4(c)から、操作適性度「8」となる。
ここで、重み付け係数K1〜K7を「1」とすると、
DCE=(10+8+8)/3=8.666…
ACE=(8+8)/2=8
RCE=(8+8)/2=8
したがって、
評価値=DE×DCE+AE×ACE+RE×RCE
=3466+640+480
=4586
上記(2−1)、(2−2)から、組合せリストBの評価値合計は、「9119」となる。
以上から、組合せリストAが選択され(図7中のS240)、組合せが読み出されて(S250)、コンテント表示が行われる(S260)。図13(a)に示す如くである。
ここで、シフトレンジがRとされたことで「バックモニタ」のコンテントが「アクティブ状態」となったものとする。
具体的に「バックモニタ」コンテントは、C[D]=45、C[A]=40、C[R]=30、EC=4、RC=4、OC=4であるとする。
このとき、3つのコンテントと2つのエリアが存在するため、6つの組合せリストが抽出される(図6中のS150)。これらを、組合せリストA〜Fとする。実際にそれぞれの組合せの評価値を計算し(S180)、組合せリスト毎の評価値の合計を計算する。なお、ここでも、運転者、助手席同乗者、及び、後席同乗者があるものとする。すなわち、K[D]=K[A]=K[R]=1とする。
(1)組合せリストAの評価値合計
組合せリストAは、「車速」−「メータパネル」及び「地図」−「液晶表示装置」の組合せとなる。これは、上述したように「13179」となる。
(2)組合せリストBの評価値合計
組合せリストBは、「車速」−「液晶表示装置」及び「地図」−「メータパネル」の組合せとなる。これは、上述したように「9119」となる。
(3)組合せリストCの評価値合計
組合せリストCは、「車速」−「メータパネル」及び「バックモニタ」−「液晶表示装置」の組合せとなる。
(3−1)「車速」−「メータパネル」の評価値は、「5066」である。
(3−2)「バックモニタ」−「液晶表示装置」の評価値
DE=K[D]×C[D]×A[D]=1×45×7=315
AE=K[A]×C[A]×A[A]=1×40×10=400
RE=K[R]×C[R]×A[R]=1×30×5=150
また、EC=4、EA=3であるため、図4(a)から、視線適性度「8」となる。RC=4、RA=4であるため、図4(b)から、表現力適性度「10」となる。OC=4、OA=5であるため、図4(c)から、操作適性度「10」となる。
ここで、重み付け係数K1〜K7を「1」とすると、
DCE=(8+10+10)/3=9.333…
ACE=(10+10)/2=10
RCE=(10+10)/2=10
したがって、
評価値=DE×DCE+AE×ACE+RE×RCE
=2940+4000+1500=8440
上記(3−1)、(3−2)から、組合せリストCの評価値合計は、「13506」となる。
(4)組合せリストDの評価値合計
組合せリストDは、「車速」−「液晶表示装置」及び「バックモニタ」−「メータパネル」の組合せとなる。
(4−1)「車速」−「液晶表示装置」の評価値は、「4533」である。
(4−2)「バックモニタ」−「メータパネル」の評価値
DE=K[D]×C[D]×A[D]=1×45×10=450
AE=K[A]×C[A]×A[A]=1×40×2=80
RE=K[R]×C[R]×A[R]=1×30×2=60
また、EC=4、EA=4であるため、図4(a)から、視線適性度「10」となる。RC=4、RA=3であるため、図4(b)から、表現力適性度「8」となる。OC=4、OA=3であるため、図4(c)から、操作適性度「8」となる。
ここで、重み付け係数K1〜K7を「1」とすると、
DCE=(10+8+8)/3=8.666…
ACE=(8+8)/2=8
RCE=(8+8)/2=8
したがって、
評価値=DE×DCE+AE×ACE+RE×RCE
=3900+640+480=5020
上記(4−1)、(4−2)から、組合せリストDの評価値合計は、「9553」となる。
(5)組合せリストEの評価値合計
組合せリストEは、「地図」−「メータパネル」及び「バックモニタ」−「液晶表示装置」の組合せとなる。
(5−1)「地図」−「メータパネル」の評価値は、「4586」となる。
(5−2)「バックモニタ」−「液晶表示装置」の評価値は、「8440」となる。
したがって、組合せリストEの評価値合計は、「13026」となる。
(6)組合せリストFの評価値合計
組合せリストFは、「地図」−「液晶表示装置」及び「バックモニタ」−「メータパネル」の組合せである。
(6−1)「地図」−「液晶表示装置」の評価値は、「8113」である。
(6−2)「バックモニタ」−「メータパネル」の評価値は、「5020」である。
したがって、組合せリストFの評価値合計は、「13133」となる。
以上から、組合せリストCが選択され(図7中のS240)、組合せが読み出されて(S250)、コンテント表示が行われる(S260)。図13(b)に示す如くである。
次に本実施形態の表示制御装置1が発揮する効果を説明する。
本実施形態では、アクティブ状態にあるコンテントでコンテントリストを生成し(図6中のS110)、必須排他制約式を処理し(S120)、必須排他制約式を満たすコンテントリストを生成する(S130)。一方、利用可能なエリアの組合せであるエリアリストを生成し(S140)、コンテントとエリアとの組合せを組合せリストとして抽出する(S150)。そして、組合せリストに含まれる組合せについてコンテント価値及びエリア適性度に基づく評価値を算出し(図7中のS180)、組合せリスト毎の評価値を評価基準値として求め、評価基準値が最大となる組合せリストを選択することで(S240)、コンテントとエリアとの組合せを決定する。
つまり、本実施形態では、コンテントリスト及びエリアリストを最初に生成し、両リストに基づいて、エリアとコンテントとの組合せを組合せリストとして抽出する。つまり、価値の大きなコンテントを優先的にエリアに割り当てるのではなく、組合せの中からベストのものを選ぶのである。
別の言い方をすれば、本実施形態では、コンテント管理部が、複数のコンテントに紐付けられるコンテントパラメータを管理している。コンテントパラメータは、少なくとも紐付けられたコンテントの表示の優先度を表すコンテント評価値または表示内容の大きさを表すコンテントサイズを含む。また、割当制御部が、複数のコンテントに対する複数の表示エリアとの複数の組合せリストを作成する。このとき、評価値取得部が、コンテントパラメータに基づいて複数の組合せリスト毎に組合せ評価値を取得する。そして、割当制御部は、組合せリスト毎の組合せ評価値を比較して、何れかの組合せリストを選択する。
すなわち、複数の表示エリアに紐付けられ、コンテントの割当て優先度を表すエリア評価値またはエリアの表示領域の大きさを表すエリアサイズを含むエリアパラメータを記憶するエリア管理部を更に備えることを前提に、評価値取得部は、コンテントパラメータと、エリアパラメータとから組合せ評価値を算出する。より詳細には、コンテントパラメータは、コンテント評価値を含み、エリアパラメータは、エリア評価値を含み、コンテント評価値及びエリア評価値は、車室内での表示対象となる表示対象者毎に設定されており、評価値取得部は、コンテント評価値及びエリア評価値に基づき、表示対象者毎の対象者評価値を含む組合せ評価を算出する。このとき、割当制御部は、組合せリスト毎の組合せ評価値を比較して、組合せ評価値の高い方の組合せリストを選択することにより、コンテントとエリアとの組合せを決定する。
このようにすれば、従来技術のように単に優先度を割り当てる場合とは異なり、抽出された組合せリストの中から組合せリストが選択されることでコンテントとエリアとの組合せが決定されるため、トータルで見た場合に適切となるようコンテントとエリアとを組合せることができる。
また、本実施形態では、コンテントの属性に表示状態が含まれており(図2参照)、表示状態が「アクティブ状態」のコンテントを用いてコンテントリストが生成される(図6中のS110)。これにより、コンテントを表示対象とするか否かを簡単に管理することができる。
さらにまた、本実施形態では、コンテントの必須排他表示を規定する表示情報としての必須排他制約式を割当管理部13に記憶しており、コンテント割当制御部14は、必須排他制約式を処理し(図6中のS120)、必須排他制約式に基づくコンテントリストを生成する(S130)。これにより、コンテントの必須排他表示を含めてコンテントとエリアとの組合せが決定され、より適切な情報表示を行うことができる。
また、本実施形態では、エリア管理部12が、エリアの階層データ構造を有しており(図3参照)、この階層構造に基づいて、利用可能なエリアの組合せであるエリアリストを生成する(図6中のS140)。これにより、階層データ構造を踏まえたエリアリストを生成することができる。
さらにまた、本実施形態では、割当管理部13が特定のコンテントの特定のエリアに対する割当情報(図10(c)参照)を予め管理しており、この割当情報を満たすようなコンテントとエリアとの組合せリストを抽出する(図6中のS150)。これにより、割当情報を加味した組合せリストが抽出されるため、表示装置の画面のデザイン性を確保することができる。またユーザの所望するエリアに所望するコンテントを割り当てることができる。
また、本実施形態では、コンテントにコンテントサイズが対応付けられ、エリアにエリアサイズが対応付けられている(図2参照)。これらコンテントサイズ及びエリアサイズを比較し、コンテントがエリアに収まるように、組合せリストを抽出する(図6中のS150)。これにより、コンテントをスクロールさせて表示したり、あるいは、コンテントを縮小させて表示したりする必要がなく、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
さらにまた、本実施形態では、必須表示が要求されるコンテントが含まれるように、組合せリストを抽出する(図6中のS150)。これにより、組合せリストの抽出段階において必須表示が要求されるコンテントが組合せに含まれるため、確実に当該コンテントを表示することができる。
また、本実施形態では、さらにコンテント管理部11がコンテントの特性を示すコンテント特性を対応付けてコンテントを管理し、エリア管理部12がエリアの特性を示すエリア特性を対応付けてエリアを管理している。そして、コンテント割当制御部14は、コンテント特性とエリア特性とに基づき算出される特性評価値を含めて評価値を算出し(図7中のS180)、コンテントとエリアとの組合せを決定する(S240)。これにより、コンテント及びエリアの特性を考慮してコンテントとエリアとの組合せが決定されるため、より一層、コンテントとエリアとを適切な組合せを決定することができる。
具体的には、コンテント及びエリアの視線特性に基づく視線適性度を求めて特性評価値を算出する。また、コンテント及びエリアの表現力特性に基づく表現力適性度を求めて特性評価値を算出する。さらにまた、コンテント及びエリアの操作特性に基づく操作適性度を求めて特性評価値を算出する。すなわち、コンテントパラメータは、視線特性、表現力特性、および操作特性の少なくとも1つからなるコンテント特性を含んでおり、エリアパラメータは、コンテント特性に対応するエリア特性を含んでおり、評価値取得部は、コンテント特性及びエリア特性に基づく特性評価値を含む組合せ評価値を算出する。これにより、視線、表現力及び操作性に関する特性評価値に基づきコンテントとエリアとの組合せを決定でき、コンテントとエリアとを適切な組合せを決定することができる。
このとき、本実施形態では、コンテント特性及びエリア特性から特性評価値を算出するための適性度を求める適性度テーブルを記憶している(図4参照)。これにより、コンテント特性及びエリア特性から比較的簡単に特性評価値を導出することができる。
また、本実施形態では、車両の走行状況に基づき、コンテント及びエリアの価値を変更する(図6中のS100)。具体的には、車両走行中である場合(図8中のS101:YES)、走行中のコンテント価値及びエリア適性度へ変更し(S102,S103)、一方、車両停車中である場合(図8中のS101:NO)、停車中のコンテント価値及びエリア適性度へ変更する(S104,S105)。これにより、より適切なエリアにコンテントを割り当てることができる。
さらにまた、本実施形態では、車両内のネットワークを介して、種々のコンテントが取得される(図1参照)。このとき、コンテント管理部11は、種々のコンテントに対し「コンテント価値」、「コンテントサイズ」、「表示状態」及び「コンテント特性」を対応付けて同様に管理する(図2参照)。これにより、コンテントの種類によらず、同一のアルゴリズムでコンテントをエリアに割り当てることができる。
同様に、本実施形態では、A〜Cの表示装置21〜23の複数のエリアに対し「エリア適性度」、「エリアサイズ」及び「エリア特性」を対応付けて当該エリアを管理する(図2参照)。これにより、表示装置21〜23が異なっていても、同一のアルゴリズムでコンテントを割り当てるべきエリアを判断することができる。
以上、本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施することができる。
[別実施形態]
(1)上記実施形態では、図2に示したように、コンテント管理部11は、コンテントに対し、「コンテント価値」、「コンテントサイズ」、「表示状態」及び「コンテント特性」の4つの属性を対応付けて管理している。また、エリア管理部12は、図2に示したように、エリアに対し、「エリア適性度」、「エリアサイズ」及び「エリア特性」の3つの属性を対応付けて管理している。これにより、コンテント価値及びエリア適性度から算出される対象者評価値、並びに、コンテント特性及びエリア特性から算出される特性評価値を含む評価値を評価基準値として算出していた。
これに対し、コンテント管理部11が、図12(a)に示すように、コンテントに対し、「情報価値」、「コンテントサイズ」及び「表示状態」の3つの属性を対応付けて管理し、また、エリア管理部12が、エリアに対し、「領域価値」及び「エリアサイズ」の2つの属性を対応付けて管理するように構成してもよい。
ここで情報価値とは、コンテントの重要度を示すものである。情報価値は、「警告情報」など緊急性の高いコンテントほど一般的に高くなり、次に、走行状態に関わるコンテントである「車速」や「エンジン回転数」などが続く。ナビゲーションのための「地図」や「オーディオ情報」などのコンテントは、相対的に低い情報価値を有するものとなる。
また、領域価値とは、エリアの重要度を示すものである。この領域価値は、視認性に優れたエリアほど一般的に高く設定される。例えば、フロントガラスを利用するヘッドアップディスプレイのエリアは、その領域価値が高くなるという具合である。
この場合、図6中のS150では、上記実施形態と同様、エリアリスト及びコンテントリストを一つずつ取り出し、割当情報、サイズ、及び、必須表示が要求されるコンテントであるか否かのフラグを基に組合せリストを抽出するのであるが、さらに、情報価値が領域価値を上回る組合せを抽出する。つまり、情報価値が領域価値を下回る組合せを除外するのである。すなわち、複数の表示エリアに紐付けられ、コンテントの割当て優先度を表すエリア評価値またはエリアの表示領域の大きさを表すエリアサイズを含むエリアパラメータを記憶するエリア管理部を更に備えていることを前提に、エリアパラメータは、エリア評価値を含み、割当制御部は、コンテント評価値とエリア評価値とを比較し、コンテント評価値がエリア評価値を上回る組合せをコンテントが表示できるエリアとしてコンテントをエリアに割り当て可能と判断する。
そして、図7中のS180では、m番目の組合せリストのn番目の組合せにおけるコンテントの情報価値そのものを取得する。これにより、S240では、それぞれの組合せリストにおける情報価値の合計に基づき、最も情報価値の合計が大きくなった組合せリストを選択する。すなわち、コンテントパラメータは、コンテント評価値(ここでいう情報価値)を含み、評価値取得部は、組合せリスト毎にコンテント評価値の合計値を組合せ評価値として算出し、組合せリスト毎の組合せ評価値を比較して、組合せ評価値の高い方の組合せリストを選択する。
上記実施形態では、エリア管理部12がA〜Cの表示装置21〜23のエリアを階層データ構造で管理することは既に述べた。一例として図3に示すごとく、A表示装置21のエリアが階層化されることを示した。
これに対し、より具体的に、A表示装置21がメータパネルである場合、エリアは、例えば図14のように区分することが考えられる。図14に示すように、メータパネルには、記号Aで示す中央エリア、記号Bで示す左側エリア、記号Cで示す右上エリアなどが設定されている。中央エリアは階層化されており、複数のコンテントを割り当てることも可能である。
また、B表示装置22がヘッドアップディスプレイである場合、エリアは、例えば図15のように区分することが考えられる。記号Dで示すエリアは、階層化されており、複数のコンテントを割り当てることも可能である。
さらにまた、このときのエリア階層構造は、図16に示すごとくとなる。なお、ヘッドアップディスプレイとしてのB表示装置22が後付けされるような場合、図16に破線で示すように、PluginLayoutAreaとして階層構造が追加される。
また、このようなエリアに割り当てられるコンテントを図17に示す。このとき、コンテントとしては、「ナイトビュー」、「ガジェット大」、「スピード(メータパネルに表示される「車速」)」、「スピード(ヘッドアップディスプレイに表示される「車速」)」、「レーン/ターンbyターン」、「タコメータ」、「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」、「エネルギーフロー」、「シフトポジション」、「燃料計」、「外気温」、「オドトリップ」、「ガジェット小」、「メール小」、「メール大」がある。また、それぞれのコンテントには、情報価値とコンテントサイズとが対応付けられている。コンテント「ガジェット大」については、走行時に、情報価値が「0」になる(図11中のS102)。
ここでエリアの領域価値をコンテントの情報価値が上回っている前提の下、図18(a)では、情報価値が最も大きな「ナイトビュー」のコンテントがメータパネルの中央エリアに表示されている。これは、図19(a)に示すように、「ナイトビュー」の情報価値が「130」となっているためである。コンテント「ACC」及び「エネルギーフロー」を合わせても「120」でしかなく、この場合、「ナイトビュー」のコンテントが単独で中央に表示される。
次に、ナビゲーションのためのコンテント「レーン/ターンbyターン」の表示要求があると、メータパネルの中央エリアに対し、「ナイトビュー」のコンテントを単独で表示する場合の情報価値と、「レーン/ターンbyターン」、「ACC」、「エネルギーフロー」の3つのコンテントを表示する場合の情報価値とを比較する。前者は130となり、後者は、95+85+35=215となる(図19(b)参照)。したがって、後者の組合せリストが選択される(図7中のS240)。メータパネルの中央エリアの表示態様は、図18(b)に示すごとくとなる。
また、コンテント「メール大」と「メール小」との間には、「メール大」^「メール小」という必須排他関係式があるものとする。これは「メール大」のみを表示する、又は、「メール小」のみを表示するというものである。したがって、図20(a)に示すようにメータパネルの中央エリアに「メール大」のコンテントが表示されている場合、例えば「レーン/ターンbyターン」の表示要求があると、「メール大」のコンテントを単独で表示する場合の情報価値と、「レーン/ターンbyターン」、「エネフロ」の2つのコンテントを表示する場合の情報価値とを比較する。前者は50となり、後者は、95+35=130となる(図17参照)。したがって、「メール大」のコンテントはメータパネルの中央エリアから追い出されることになるが、必須排他関係式「メール大」^「メール小」より、メール小が必須表示とされる。そこで、図20(b)に示すように、メータパネルの右上エリアに、コンテント「メール小」を表示する。
さらに、B表示装置22がヘッドアップディスプレイとして後付けされた場合、上述したように、PluginLayoutAreaとして階層構造が追加される(図16参照)。
図21(a)では、ヘッドアップディスプレイのエリアに、「レーン/ターンbyターン」及び「スピード」のコンテントが表示されており、メータパネルの中央エリアに、「エネルギーフロー」のコンテントが表示されている。このとき、コンテント「ナイトビュー」がアクティブ状態になると、図21(b)に示すように、情報価値の合計がより大きくなるように、「エネルギーフロー」のコンテントに代え、「ナイトビュー」のコンテントが、メータパネルの中央エリアに表示される。
このような構成によっても、上記実施形態と同様の効果が奏される。特にこの場合、情報価値と領域価値とのバランスによって組合せリストが抽出される。その結果、コンテントとエリアとの適切な組合せを決定することができる。
(2)また、コンテント管理部11が、図12(b)に示すように、コンテントに対し、「コンテントサイズ」及び「表示状態」の2つの属性を対応付けて管理し、また、エリア管理部12が、エリアに対し、「エリアサイズ」の属性を対応付けて管理するように構成してもよい。
この場合、図6中のS150では、上記実施形態と同様、エリアリスト及びコンテントリストを一つずつ取り出し、割当情報、サイズ、及び、必須表示が要求されるコンテントであるか否かのフラグを基に組合せリストを抽出する。
すなわち、複数の表示エリアに紐付けられ、コンテントの割当て優先度を表すエリア評価値またはエリアの表示領域の大きさを表すエリアサイズを含むエリアパラメータを記憶するエリア管理部を更に備えていることを前提に、割当制御部は、組合せリスト毎でのコンテントサイズとエリアサイズとを比較し、コンテントサイズがエリアサイズより小さい場合に、コンテントが表示できるエリアとしてコンテントをエリアに割り当て可能と判断する。
そして、図7中のS180では、m番目の組合せリストのn番目の組合せにおけるコンテントサイズとエリアサイズとの差分を算出する。例えば縦及び横のうち少なくとも一方のピクセル数の差分を算出するという具合である。縦及び横の両方の差分を算出する場合、2つの差分に基づく差分相当値を算出する。例えば2つの差分を加算した値を差分相当値とするという具合である。これにより、S240では、それぞれの組合せリストにおける差分(差分相当値)の合計に基づき、最も差分(差分相当値)の合計が小さくなった組合せリストを選択する。
このような構成によっても、上記実施形態と同様の効果が奏される。特にこの場合、コンテントの周りに何も表示されない部分が多くなったりすることがなく、ユーザにとって把握し易い情報表示を行うことができる。
また、上記実施形態では、コンテントとエリアとの全ての組合せについて評価値を算出するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、特定のコンテントと特定のエリアに対してのみ、有り得る組合せと評価値とを取得し、取得した評価値に基づいてコンテントとエリアとの組合せを決定するようにしても良い。
また、上記実施形態では、コンテントとエリアとの組合せをリストとして抽出するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、組合せをリスト状のデータ構造で抽出せず、組合せをポインタなどの変数で定義するようにしても良い。
[その他]
(イ)コンテント及びエリアをその属性で管理することによって、多種多様なコンテントを、表示装置21〜23の複数のエリアに臨機応変に割り当てることができる。
したがって、上記実施形態の表示制御装置1では、例えば、A〜Cの表示装置21〜23のいずれかが故障した場合など、エリア管理部12が管理情報を更新することで、アルゴリズムを変更することなく、コンテントのエリアへの割り当てが可能となる。
同様に、図1に示すように、D表示装置50を追加して接続することも容易である。この場合も、エリア管理部12がD表示装置50の追加に合わせて管理情報を更新するようにすればよい。D表示装置50は、例えばスマートフォンなどの携帯電話機や、PDAと呼ばれる情報端末などであることが例示される。このときは、D表示装置50自体からエリア情報を取得することが考えられる。また、D表示装置50からコンテント管理部11がコンテントを取得するようにすることも考えられる。
(ロ)上記実施形態では価値変更処理を実行するものとしたが、この処理は必須のものではないため、価値変更処理を省略することも考えられる。また、所定条件の成立時にだけ実行する構成としてもよい。
(ハ)上記実施形態では価値変更処理(図6中のS100)にてコンテント価値及びエリア適性度の両方を変更しているが、コンテント価値及びエリア適性度の一方を固定として、他方だけを変更するようにしてもよい。
また、上記実施形態では走行中か否かという車両の走行状況に基づきコンテント価値及びエリア適性度を変更しているが、例えば低速走行、高速走行などもっと細かな走行状況に応じて変更するようにしてもよいし、また例えば運転者の負荷などを算出可能なシステムと共に用いて、当該運転者の負荷などを考慮して変更するようにしてもよい。
さらにまた、コンテント価値及びエリア適性度と同様に、図4に示した適性度テーブルを車両の走行状況に基づき変更するようにしてもよい。このようにすれば、車両状況に応じた特性評価値を導出することができ、特性評価値がより適切なものとなる。
(ニ)上記実施形態では、コンテントサイズとエリアサイズとを比較してコンテントが収容可能なエリアをピックアップしているが、例えばコンテントの縮小表示やコンテントのスクロール表示を用い、コンテントサイズよりも小さなエリアサイズのエリアにコンテントを割り当てるようにすることも考えられる。
(ホ)上記実施形態では、コンテント特性及びエリア特性として視線特性、表現力特性、操作特性を採用したが、この他の特性を採用することも考えられる。
(へ)上記実施形態では、コンテントの必須排他関係について、必須排他制約式を処理し(図6中のS120)、必須排他制約式に基づくコンテントリストを作成していた(S130)。これと同様に、エリアの必須排他関係についても必須排他制約式を規定することができ、また、同様に処理することができる。このようにすれば、エリアの必須排他関係を含めてエリアリストを作成することができる。なお、このとき、エリアの必須排他関係を規定する必須排他制約式が「エリア使用情報」に相当する。また、必須排他制約式が割当管理部13に記憶される構成では、割当管理部13が「エリア使用情報記憶部」に相当する。
1…表示制御装置
10…制御部
11…コンテント管理部
12…エリア管理部
13…割当管理部
14…コンテント割当制御部
15…表示レイアウト制御部
21,22,23,50…表示装置
30…入出力IF
41…マルチメディアECU
42…車速ECU
43…エンジン回転数センサ
44…各種ECU
45…各種センサ

Claims (35)

  1. 車両に搭載される表示装置の画面に表示領域として設定される複数のエリアに対し、コンテントを割り当てて表示する表示制御装置であって、
    前記コンテントの属性であるコンテント情報を対応付け前記コンテントを管理するコンテント管理部と、
    前記エリアの属性であるエリア情報を対応付け前記エリアを管理するエリア管理部と、
    前記コンテント管理部にて管理される前記コンテントと前記エリア管理部にて管理される前記エリアとの組合せを決定するコンテント割当制御部と、を備え、
    前記コンテント割当制御部は、
    前記コンテント管理部にて管理されるコンテントからコンテントリストを生成するコンテントリスト生成処理、
    前記エリア管理部にて管理される前記エリアの利用可能な組合せであるエリアリストを生成するエリアリスト生成処理、
    前記エリアリスト及び前記コンテントリストに基づき、前記エリアと前記コンテントとの組合せを組合せリストとして抽出する組合せリスト抽出処理、
    前記コンテント情報と前記エリア情報に基づき、前記組合せリスト毎の評価基準値を算出する評価基準値算出処理、
    及び、前記組合せリスト毎の評価基準値に基づき、前記組合せリストを選択して前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定する組合せ決定処理、を実行可能であること
    を特徴とする表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント情報は、前記コンテントの有する価値である情報価値を含み、
    前記エリア情報は、前記エリアの有する価値である領域価値を含んでおり、
    前記組合せリスト抽出処理では、前記情報価値と前記領域価値とを比較し、前記情報価値が前記領域価値を上回る組合せを前記組合せリストとして抽出すること
    を特徴とする表示制御装置。
  3. 請求項2に記載の表示制御装置において、
    前記評価基準値算出処理では、前記組合せリスト毎の前記コンテントの情報価値の合計値を前記評価基準値として算出すること
    を特徴とする表示制御装置。
  4. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記評価基準値算出処理では、前記コンテント情報と前記エリア情報とから算出される評価値の合計値を前記評価基準値として算出すること
    を特徴とする表示制御装置。
  5. 請求項4に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント情報は、表示対象者毎の情報の価値を示すコンテント価値を含み、
    前記エリア情報は、前記表示対象者毎の場所的な適正度を示すエリア適性度を含んでおり、
    前記評価基準値算出処理では、前記コンテント価値と前記エリア適性度とから算出される対象者評価値を含む前記評価値の合計値を前記評価基準値として算出すること
    を特徴とする表示制御装置。
  6. 請求項4又は5に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント情報は、コンテントの特性を示すコンテント特性を含み、
    前記エリア情報は、前記エリアの特性を示すエリア特性を含んでおり、
    前記評価基準値算出処理では、前記コンテント特性と前記エリア特性とに基づき算出される特性評価値を含む前記評価値の合計値を前記評価基準値として算出すること
    を特徴とする表示制御装置。
  7. 請求項6に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント特性には、運転者の視線の動きが問われるか否かを示す視線特性が含まれ、
    前記エリア特性には、運転者の視線の動きが大きくなるか否かを示す視線特性が含まれること
    を特徴とする表示制御装置。
  8. 請求項6又は7に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント特性には、表現力が必要となるか否かを示す表現力特性が含まれ、
    前記エリア特性には、表現力が大きいか否かを示す表現力特性が含まれること
    を特徴とする表示制御装置。
  9. 請求項6〜8の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント特性には、操作が必要となるか否かを示す操作特性が含まれ、
    前記エリア特性には、操作が可能か否かを示す操作特性が含まれること
    を特徴とする表示制御装置。
  10. 請求項6〜9の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント特性及び前記エリア特性から前記特性評価値を導出するための対応情報を記憶する対応情報記憶部を備え、
    前記評価基準値算出処理では、前記対応情報記憶部に記憶された前記対応情報に基づき、前記コンテント特性及び前記エリア特性から前記特性評価値を導出すること
    を特徴とする表示制御装置。
  11. 請求項10に記載の表示制御装置において、
    前記対応情報記憶部の前記対応情報は、車両状況に基づき、変更可能であること
    を特徴とする表示制御装置。
  12. 請求項1〜11の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント情報は、情報表示に要するサイズであるコンテントサイズを含み、
    前記エリア情報は、前記エリアのサイズであるエリアサイズを含んでおり、
    前記組合せリスト抽出処理では、前記エリアサイズと前記コンテントサイズとを比較し、前記コンテントが前記エリアに収まる組合せを前記組合せリストとして抽出すること
    を特徴とする表示制御装置。
  13. 請求項12に記載の表示制御装置において、
    前記評価基準値算出処理では、前記組合せリスト毎の前記エリアサイズと前記コンテントサイズとの差分に基づく差分相当値の合計値を前記評価基準値として算出すること
    を特徴とする表示制御装置。
  14. 請求項1〜13の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテントの必須排他関係を規定するコンテント表示情報を記憶するコンテント表示情報記憶部を備え、
    前記コンテントリスト生成処理では、前記コンテント表示情報記憶部に記憶されたコンテント表示情報に基づき、前記コンテントリストを生成すること
    を特徴とする表示制御装置。
  15. 請求項14に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント表示情報は、所定の演算子にて示されるコンテントの必須排他関係を示す必須排他制約式であり、
    前記コンテントリスト生成処理では、前記必須排他制約式を満たすように、前記コンテントリストを生成すること
    を特徴とする表示制御装置。
  16. 請求項1〜15の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記エリアの必須排他関係を規定するエリア使用情報を記憶するためのエリア使用情報記憶部を備え、
    前記エリアリスト生成処理では、前記エリア使用情報記憶部に記憶されたエリア使用情報に基づき、前記エリアリストを生成すること
    を特徴とする表示制御装置。
  17. 請求項16に記載の表示制御装置において、
    前記エリア使用情報は、所定の演算子にて示されるエリアの必須排他関係を示す必須排他制約式であり、
    前記エリアリスト生成処理では、前記必須排他制約式を満たすように、前記エリアリストを生成すること
    を特徴とする表示制御装置。
  18. 請求項1〜17の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記エリア管理部は、所定のエリアを、単一のエリアとして管理可能であると共に、当該エリアを分割した複数のエリアとしても管理可能であって、前記単一エリアの下位層に前記複数のエリアが位置する階層データ構造を有しており、
    前記組合せリスト抽出処理では、前記階層データ構造に基づく利用可能なエリアを抽出し、前記組合せリストを抽出すること
    を特徴とする表示制御装置。
  19. 請求項1〜18の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント管理部は、車両状況に基づき、前記コンテント情報を変更可能であること
    を特徴とする表示制御装置。
  20. 請求項1〜19の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記エリア管理部は、車両状況に基づき、前記エリア情報を変更可能であること
    を特徴とする表示制御装置。
  21. 請求項1〜20の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント管理部は、前記コンテント毎に表示対象か否かを管理しており、
    前記コンテントリスト生成処理では、前記表示対象のコンテントについて前記コンテントリストを生成すること
    を特徴とする表示制御装置。
  22. 請求項1〜21の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    特定コンテントの特定エリアに対する割当情報を記憶する割当情報記憶部を備え、
    前記組合せリスト抽出処理では、前記割当情報記憶部に記憶された前記割当情報に基づき、前記組合せリストを抽出すること
    を特徴とする表示制御装置。
  23. 請求項1〜22の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント管理部は、前記コンテントを車両内のネットワークによって取得すること
    を特徴とする表示制御装置。
  24. 請求項1〜23の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテント管理部は、新たに接続された外部機器から前記コンテントを取得可能であること
    を特徴とする表示制御装置。
  25. 請求項1〜24の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記エリア管理部は、複数台の表示装置に対し前記エリアを管理していること
    を特徴とする表示制御装置。
  26. 請求項25に記載の表示制御装置において、
    前記エリア管理部は、前記表示装置の一部が着脱されると、管理するエリアを更新すること
    を特徴とする表示制御装置。
  27. 車両に搭載される表示装置の画面に表示領域として設定される複数のエリアに対し、表示対象となっているコンテントを割り当てて表示する表示制御装置であって、
    前記複数のコンテントに紐付けられ、少なくとも紐付けられた前記コンテントの表示の優先度を表すコンテント評価値または表示内容の大きさを表すコンテントサイズを含むコンテントパラメータを管理するコンテント管理部と、
    前記複数のコンテントに対する前記複数の表示エリアとの複数の組合せリストを作成する割当制御部と、
    前記コンテントパラメータに基づいて前記複数の組合せリスト毎に組合せ評価値を取得する評価値取得部と、を備え、
    前記割当制御部は、前記組合せリスト毎の前記組合せ評価値を比較して、何れかの前記組合せリストを選択すること
    を特徴とする表示制御装置。
  28. 請求項27に記載の表示制御装置において、
    前記コンテントパラメータは、前記コンテント評価値を含み、
    前記評価値取得部は、前記組合せリスト毎に前記コンテント評価値の合計値を前記組合せ評価値として算出し、
    前記組合せリスト毎の前記組合せ評価値を比較して、前記組合せ評価値の高い方の前記組合せリストを選択すること
    を特徴とする表示制御装置。
  29. 請求項27又は28に記載の表示制御装置において、
    前記複数の表示エリアに紐付けられ、前記コンテントの割当て優先度を表すエリア評価値または前記エリアの表示領域の大きさを表すエリアサイズを含むエリアパラメータを記憶するエリア管理部を更に備えること
    を特徴とする表示制御装置。
  30. 請求項29に記載の表示制御装置において、
    前記エリアパラメータは、前記エリア評価値を含み、
    前記割当制御部は、前記コンテント評価値と前記エリア評価値とを比較し、前記コンテント評価値が前記エリア評価値を上回る組合せを前記コンテントが表示できる前記エリアとして前記コンテントを前記エリアに割り当て可能と判断すること、
    を特徴とする表示制御装置。
  31. 請求項29又は30に記載の表示制御装置において、
    前記エリアパラメータは、前記エリアサイズを含み、
    前記割当制御部は、前記組合せリスト毎での前記コンテントサイズと前記エリアサイズとを比較し、前記コンテントサイズが前記エリアサイズより小さい場合に、前記コンテントが表示できる前記エリアとして前記コンテントを前記エリアに割り当て可能と判断すること
    を特徴とする表示制御装置。
  32. 請求項29に記載の表示制御装置において、
    前記評価値取得部は、前記コンテントパラメータと、前記エリアパラメータとから前記組合せ評価値を算出すること
    を特徴とする表示制御装置。
  33. 請求項32に記載の表示制御装置において、
    前記割当制御部は、前記組合せリスト毎の前記組合せ評価値を比較して、前記組合せ評価値の高い方の前記組合せリストを選択することにより、前記コンテントと前記エリアとの組合せを決定すること
    を特徴とする表示制御装置。
  34. 請求項32又は33に記載の表示制御装置において、
    前記コンテントパラメータは、前記コンテント評価値を含み、
    前記エリアパラメータは、前記エリア評価値を含み、
    前記コンテント評価値及び前記エリア評価値は、車室内での表示対象となる表示対象者毎に設定されており、
    前記評価値取得部は、前記コンテント評価値及び前記エリア評価値に基づき、前記表示対象者毎の対象者評価値を含む前記組合せ評価値を算出すること
    を特徴とする表示制御装置。
  35. 請求項32〜34の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記コンテントパラメータは、視線特性、表現力特性、および操作特性の少なくとも1つからなるコンテント特性を含んでおり、
    前記エリアパラメータは、前記コンテント特性に対応するエリア特性を含んでおり、
    前記評価値取得部は、前記コンテント特性及び前記エリア特性に基づく特性評価値を含む前記組合せ評価値を算出すること
    を特徴とする表示制御装置。
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