JP2014039957A - フランジ付き成形部材のプレス加工方法及びそれに用いる曲げ工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】凹側に湾曲した曲げ線に沿って曲げ加工してフランジ成形するフランジ付き成形部材のプレス加工において、フランジの湾曲部分に伸びフランジ変形に伴って起こる加工割れを抑制する。
【解決手段】フランジの湾曲部を成形するための部分に、フランジの直線部を成形するための部分よりもブランクへの押当方向に沿って後退された逃げ部が設けられている曲げ工具を用いてプレス加工することにより、曲げ加工中に湾曲部が曲げ工具と接触するタイミングを直線部よりも遅くして、湾曲部へひずみを蓄積させず分散させて伸びフランジ割れを防ぐ。
【選択図】図3

Description

本発明は、プレス加工機を用いた曲げ加工によりフランジ付き部材を成形する場合において、曲げ部を形成するための曲げ工具の一部であってフランジの湾曲部を成形する部分(R部)に逃げ部を設けた曲げ工具を用いることにより、フランジ付き成形部材のフランジの特に湾曲部に発生しがちな伸びフランジ割れを防止できるプレス加工方法を提供する。
プレス成形による曲げ加工によってフランジ付き部材を成形する場合において、曲げ線が直線であれば加工によるフランジ部の板厚減少が起こらないので、フランジ部が加工割れを起こすことは少ない。しかし、曲げ線が曲線である場合、曲げ線の形状によってフランジ部の変形状態が異なる。たとえば、曲げ線の湾曲が凹型である場合はフランジが引張変形を受ける、いわゆる「伸びフランジ変形」が起こる。一方で、曲げ線の湾曲が凸型である場合はフランジが圧縮変形を受ける、いわゆる「縮みフランジ変形」が起こる。そして、前者の場合は曲げ加工中にフランジに引張応力が作用することから、凹状に湾曲した曲げ線の中央部にあたるフランジは引張応力により板厚減少が起こる。板厚減少が著しい場合には、フランジ端に「伸びフランジ割れ」と呼ばれる加工割れが起きてしまうことがある。
このような伸びフランジ割れを防止するため、これまで加工速度や加工工具の形状の最適化等をはじめとする曲げ加工条件の工夫が多々行われてきた。加工前の素板の形状を工夫することも行われてきた。加工前の素板はブランクと呼ばれることもある。特許文献1は、ブランクの形状を工夫する技術の一例である。特許文献1の技術は、従来のプレス加工機を用いるが、曲げ加工後に曲げ線の湾曲部のフランジとなる部分のブランクの形状に工夫を加え、ブランクの外周縁の形状を所定の範囲内に形成するものである。すなわち、特許文献1には、ブランクの形状を工夫することで、引張の応力集中を分散させて伸びフランジ割れを抑制する発明が開示されている。
特開2009−160655号公報
曲げ線が凹型に湾曲しているフランジを持つフランジ付き成形部材をプレス加工により製造する場合、曲げ加工中のフランジには、いわゆる「伸びフランジ変形」が起こる。板厚減少が著しい場合には、フランジ端に「伸びフランジ割れ」と呼ばれる加工割れが起きてしまうことがある。
特許文献1の発明は、曲げ線の湾曲部のRが小さいときや、大きなフランジ高さHが必要な場合に、実現可能な外周縁の幅△Hを導出できないなどの問題がある。そのため、特許文献1の発明は、曲げ線の湾曲部のRが小さいときや、大きなフランジ高さHが必要な場合に、伸びフランジ割れを解決することはできない。
本発明は、プレス加工機を用いながら、ブランクの形状についても特殊な形状のものを準備する必要がなく、曲げ加工に用いる工具の形状に工夫をすることにより伸びフランジ割れを防止できるフランジ付き成形部材の加工方法及び曲げ工具を提供する。
本発明に係るフランジ付き成形部材のプレス加工方法は、曲げ工具を用いて凹型に湾曲した曲げ線に沿ってブランクを曲げ加工して、直線部と湾曲部とを含むフランジを成形することを含むフランジ付き成形部材のプレス加工方法であって、前記曲げ工具は、前記湾曲部を成形するための部分に、前記直線部を成形するための部分よりも前記ブランクへの押当方向に沿って後退された逃げ部が設けられている。
また、本発明に係る曲げ工具は、凹型に湾曲した曲げ線に沿ってブランクを曲げ加工して、直線部と湾曲部とを含むフランジを成形するためのフランジ付き成形部材のプレス加工に用いる曲げ工具であって、前記湾曲部を成形するための部分に、前記直線部を成形するための部分よりも前記ブランクへの押当方向に沿って後退された逃げ部が設けられている。
逃げ部を設けた曲げ工具を用いることにより、フランジの湾曲部はフランジの直線部より遅れて曲げ工具と接触することになる。これにより、湾曲部に蓄積されるひずみが減少し、フランジの湾曲部が伸びフランジ割れを起こすことが抑制される。
パンチとダイの協動により曲げ加工を行う場合の一般的な工程の模式図である。 曲げ加工前のブランクと、曲げ加工により伸びフランジを成形した部材の模式図である。 本発明のフランジ付き成形部材の加工方法に用いるパンチの特徴を図示する模式図である。 本発明の特徴を有したパンチの図面であり、実施例で実際に用いたパンチ形状である。 曲げ加工前のブランクと、曲げ加工後における曲げ線と、フランジの湾曲部及び直線部とを説明する模式図である。 同一形状のブランクから、従来のパンチと逃げ部を設けたパンチの条件で加工シミュレーションを行い、湾曲部のフランジにおける板厚減少率を予測した例である。 最大板厚減少率とフランジ曲げ長さの関係を示したグラフであり、実施例の加工結果である。 曲げ長さ15mmにおける加工部の実写真である。
本発明のフランジ付き成形部材の加工方法は、プレス加工機を用い、パンチとダイの協動によってブランクの外周部を曲げ線に沿って曲げる加工を行うことによりフランジを成形する点は、一般的な伸びフランジ加工と共通である。図1を用いて、パンチとダイの協動を説明する。なお、本発明の曲げ工具は、プレス加工機のパンチにより構成される。本発明の加工方法では、ブランク1をダイ2の平坦部の上に載置する。このとき、曲げ加工後に平坦部となる部分1aをダイ2及び押え3で挟み込んで固定するとともに、曲げ加工後にフランジとなる部分1bをダイ2及び押え3からはみ出るように配置する(図1(a)参照)。続いて、パンチ4を下方に移動させて部分1bをダイ2に沿って曲げ加工することにより、フランジ5を成形する(図1(b)及び(c)参照)。
なお、ブランク1の部分1aと部分1bとの境界線を曲げ線と呼ぶ。また、図1ではパンチ4を下方に移動させることによりフランジ5を成形するように示しているが、これとは逆にパンチ4を固定し、ダイ2、ブランク1及び押え3を一体として上方に移動させることによりフランジ5を成形しても構わない。
図2は、フランジ付き成形部材の平坦部7から見て曲げ線6が凹に湾曲している場合を示す。すなわち、曲げ線6は直線でない。この場合の変形は、曲げ加工中にフランジ5に引張応力が作用する「伸びフランジ変形」となるため、フランジ5に板厚減少が起こりやすい。その結果、もっともひずみが集中しやすい曲げ線の凹湾曲部のフランジ端に伸びフランジ割れ8が起こることが多い。
そこで本発明のフランジ付き成形部材の加工方法では、図3(b)及び図4(b)に示すように、曲げ線6の凹湾曲部のフランジ5(湾曲部)を成形する部分(R部)に逃げ部9を設けたパンチ4(曲げ工具)を用いる。パンチ4の外形を図3及び図4により説明する。なお、パンチ4に設けた逃げ部9を見やすくするため、図3では、パンチ4の下面図(図3の上段)と、パンチ4の側面図(図3の下段)とを示している。また、図4では、パンチ4のR部の下面図と(図4の左側)と、線A−Aに沿うパンチ4の断面図(図4の右側)とを示している。
図3(a)及び図4(a)は、本発明の対象とならない、従来のパンチの外形を示している。従来のパンチ4は、パンチ4が下方に移動したとき、パンチ4とブランク1が最初に接触する先端部に、ある曲率Rpを持つことが一般的である。通常のRpは、2〜10mm程度である。
図3(b)及び図4(b)は、本発明のフランジ付き成形部材の加工方法に用いるパンチ4の外形を示している。本発明のフランジ付き成形部材の加工方法に用いるパンチ4は、曲げ線6の凹湾曲部に対応するフランジ5の湾曲部5W(図5(b)参照)を成形する部分(R部)に、逃げ部9が設けられていることを特徴としている。逃げ部9は、他の部分によりもブランク1への押当方向に沿って後退された窪み(凹部)である。この逃げ部9は、後に説明するようにフランジ5の直線部5L(図5(b)参照)を形成する直線部10がブランク1に押し当てられた後に、湾曲部5W(図5(b)参照)を形成する部分(R部)がブランク1に押し当てられるようにするためのものである。すなわち、本発明の加工方法に用いるパンチ4は、フランジ5の直線部5L(図5(b)参照)を成形するための直線部10の高さと、フランジ5の湾曲部5W(図5(b)参照)を成形するための部分の高さが異なる(具体的には、フランジ5の湾曲部5Wを成形するための部分の高さが、フランジ5の直線部5Lを成形するための直線部10の高さより低くされている)。この逃げ部9は、逃げ部の幅Wと、逃げ部9の斜め角度θによって特徴づけられる。逃げ部9の両側には、直線部10が続いている。また、斜め角度θを持つ逃げ部9の肩11の上下には、従来のパンチ4と同様に、ある曲率Rpの部分、及びある曲率Rpの部分を持っていても差し支えない。また、パンチ4の厚さtも、特別に配慮した厚さにする必要はなく従来のパンチ4と同様で差し支えない。
本発明のフランジ付き成形部材の加工方法は、プレス加工機と、前記した逃げ部9を設けたパンチ4を用い、パンチ4及びダイ2の協動によってブランク1の外周部を曲げ線に沿って曲げる加工を行うことによりフランジ5を成形する加工方法である。すなわち、本発明の加工方法では、図1において、逃げ部9を設けたパンチ4を用いるとともに、ブランク1をダイ2の平坦部の上に載置する。このとき、曲げ加工後に平坦部となる部分1aをダイ2と押え3で挟み込んで固定するとともに、曲げ加工後にフランジとなる部分1bをダイ2と押え3からはみ出るように配置する。続いて、前記した逃げ部9を設けたパンチ4を下方に移動させて部分1bをダイ2に沿って曲げ加工することにより、フランジ5を成形する。
前記した逃げ部9を設けたパンチ4を用いることにより、曲げ線6の凹湾曲部のフランジ端に伸びフランジ割れが発生することを抑制できる理由を、図5を用いて説明する。図5(a)は、曲げ加工前のブランク1を示しており、図5(b)は、曲げ加工後によりフランジ5が成形された部材を示している。破線は曲げ線6を示しており、この曲げ線6は、フランジ付き成形部材の平坦部から見て凹型に湾曲している湾曲部6Wと、その両側に続いている直線部6Lに分割できる。このとき、曲げ線6の湾曲部6Wのダイ湾曲部幅をWと表記する。Wは、湾曲部6Wの両端であって、湾曲部6Wと直線部6Lとの接点でもある2点の間を結ぶ線分の長さである。
そして、ブランク1の曲げ線6よりも外縁側の部分は、凹型に湾曲している湾曲部6Wとその両側に続いている直線部6Lとに対応して、フランジ5の湾曲部5W(図5(b)参照)となる部分1bWとフランジ5の直線部5L(図5(b)参照)となる部分1bLとに分割できる。
前記した逃げ部9を設けたパンチ4を図5(a)に示す曲げ加工前のブランク1に押し当ててブランク1を曲げ加工することにより、図5(b)に示すように曲げ線6が凹型に湾曲したフランジ付き成形部材が成形される。このようにして成形されたフランジ5は、図5(b)に示すように、湾曲部5Wと、その両側に続いている直線部5Lに分割できる。パンチ4をブランク5に押し当ててブランク5を曲げ加工する時には、まず、パンチ4の直線部10がブランクの部分1bLと接触して部分1bLを曲げ加工する。しかし、そのときフランジ5の湾曲部5Wとなる部分1bWは、まだ前記した逃げ部9を設けたパンチ4とは接触しない。これは、フランジ5の湾曲部5Wとなる部分1bWに接触するパンチ4のR部に逃げ部9が設けてあるためである。さらにパンチ4が下降を続けて逃げ部9を通り越すと、フランジ5の湾曲部5Wとなる部分1bWがパンチ4の縦壁部12と接触して、部分1bWも曲げ加工を受けることになる。
このように、本発明のフランジ付き成形部材の加工方法では、フランジ5の湾曲部5Wとなる部分1bWは、フランジ5の直線部5Lとなる部分1bLの曲げ加工が開始した時点ではパンチ4と接触していない。そのため、部分1bLの曲げ加工に起因する引張応力が部分1bWに及んでも、パンチ4が部分1bWに接触していないので、部分1bWにおいて自由に材料流動が起こり、ひずみが分散する。それにより、パンチ4が下降を続けて部分1bWが縦壁部12と接触するまでに蓄積されるひずみや板厚減少が小さくて済む。このため、曲げ加工が終わって湾曲部5Wが形成された時点で伸びフランジ割れ8に至ることが抑制される。
本発明のフランジ付き成形部材のプレス加工方法の有効性を検証するため、ブランク1の機械的特性や、パンチ4やダイ2の外形形状をもとにして加工シミュレーションを行った。
<ブランクの条件>
厚さ2.0mm、
引張強さ 520N/mmのフェライト系ステンレス鋼板、
ブランクの湾曲部6Wのダイ湾曲部幅W 25.0mm、
<逃げ部を持つパンチの条件>
逃げ部の幅W 35mm
逃げ部の斜め角度θ 45°
パンチの高さ(直線部)t 50mm
パンチ肩のRp1 6.0mm
パンチ肩のRp2 2.0mm
<従来パンチの条件>
パンチの高さt 50mm
パンチ肩のRp 6.0mm
<曲げ加工条件>
曲げ加工高さH 20mm
図5に、加工シミュレーションの結果の一例を示す。曲げ加工を行う工具として、従来の逃げ部9を持たないパンチ4を用いた場合(b)は、最大板厚減少率が45%を超える結果となった。一方、逃げ部9を設けたパンチ4を用いた場合(c)は、35%超えの板厚減少率にとどまった。このことから、本発明のフランジ付き成形部材のプレス加工方法は、伸びフランジ変形割れが懸念される部位の加工割れ抑制に有効であると考えられる。
また、図4に示す形状のパンチ4を用いて下記の条件にてプレス加工を実際に行った。
<ブランクの条件>
引張強さ520N/mmのフェライト系ステンレス鋼板
厚さ2.0mm、
ブランクの湾曲部6Wのダイ湾曲部幅W 25.0mm、
<逃げ部を持つパンチの条件>
逃げ部の幅W 35.0mm
逃げ部の斜め角度θ 45°
逃げ部の高さh1 20mm
逃げ部の長さh2 20mm
パンチの高さ(直線部)t 50mm
パンチ肩のRp1(逃げ部) 3.0mm
パンチ肩のRp2(逃げ部) 6.0mm
パンチ肩のRp3(直線部) 6.0mm
<従来パンチの条件>
パンチの高さt 50mm
パンチ肩のRp 6.0mm
<曲げ加工条件>
曲げ加工高さH 10〜17.5mm
図7及び図8に、プレス加工の結果を示す。曲げ加工を行う工具として、従来の逃げ部を持たないパンチを用いた場合は、フランジ曲げ長さが12.5mmよりも長くなると割れが発生した。一方、逃げ部9を設けたパンチ4を用いた場合は、フランジ曲げ長さ17.5mmで加工した場合でも33%の板厚減少率にとどまった。このことから、本発明のフランジ付き成形部材のプレス加工方法は、板厚減少率を低減させることができ、伸びフランジ変形割れが懸念される部位の加工割れ抑制に有効であることが確認された。
本発明のフランジ付き成形部材のプレス加工方法は、曲げ線が凹型に湾曲している曲げ加工を行うと伸びフランジ変形によりフランジの湾曲部が伸びフランジ割れを起こしてしまう場合に、従来の曲げ工具に代えて、逃げ部9を設けた曲げ工具を用いるだけで伸びフランジ割れを抑制できる。そのため、通常のプレス加工機を用いながら、材料が難加工材であったり、加工難易度が高い形状の伸びフランジ変形であったりしても加工可能となる。
1 ブランク
1a ブランクのうち曲げ加工後に平坦部となる部分
1b ブランクのうち曲げ加工後にフランジとなる部分
1bW 1bのうち曲げ加工後に湾曲部のフランジとなる部分
1bL 1bのうち曲げ加工後に直線部のフランジとなる部分
2 ダイ
3 押え
4 パンチ
5 フランジ
6 曲げ線
6W 曲げ線のうち凹型に湾曲している部分
6L 曲げ線のうち直線の部分
7 フランジ付き成形部材の平坦部
8 曲げ線の凹湾曲部に対応するフランジ端に発生した伸びフランジ割れ
9 パンチの逃げ部
10 パンチの直線部
11 パンチの逃げ部の肩
12 パンチの縦壁部

Claims (2)

  1. 曲げ工具を用いて凹型に湾曲した曲げ線に沿ってブランクを曲げ加工して、直線部と湾曲部とを含むフランジを成形することを含むフランジ付き成形部材のプレス加工方法であって、
    前記曲げ工具は、
    前記湾曲部を成形するための部分に、前記直線部を成形するための部分よりも前記ブランクへの押当方向に沿って後退された逃げ部が設けられている、
    フランジ付き成形部材のプレス加工方法。
  2. 凹型に湾曲した曲げ線に沿ってブランクを曲げ加工して、直線部と湾曲部とを含むフランジを成形するためのフランジ付き成形部材のプレス加工に用いる曲げ工具であって、
    前記湾曲部を成形するための部分に、前記直線部を成形するための部分よりも前記ブランクへの押当方向に沿って後退された逃げ部が設けられている、
    フランジ付き成形部材のプレス加工に用いる曲げ工具。
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